JP2021106054A - 帳票処理システム及び帳票処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】帳票の内容から帳票に識別情報を付与することができる帳票処理システムを提供する。【解決手段】帳票処理システム1は、複数の項目を含む対象の帳票を取得する対象帳票取得部22と、対象の帳票に含まれる複数の項目のうち、対象の帳票と同種の申請を行うための他の帳票と共通する項目である共通項目を抽出する共通項目抽出部24と、共通項目の各々の識別子を含む第1識別子群情報81を、所定の符号化処理により可逆的に変換した共通項目コード36を生成する共通項目コード生成部36と、共通項目コード36を含むように、対象の帳票を識別する帳票識別情報(帳票ID)を生成する帳票識別情報生成部42と、を有する。【選択図】図11

Description

本発明は、帳票処理システム及び帳票処理プログラムに関する。
帳票のデータを管理する際には、帳票を一意に識別する帳票識別情報(帳票ID)を帳票に付与して管理することが一般的である。
例えば、下記の特許文献1には、システムに関する情報(設置場所、MACアドレスなど)に、システムにおいて一定期間内に生成された帳票の通し番号や帳票生成の日時などを組み合わせた文字列を帳票IDとすることについて開示されている。
特開2012−43244号公報
上記の従来技術においては、帳票IDはシステム内で帳票を一意に識別するための識別情報として生成されており、帳票自体の内容から帳票に識別情報を付与するものではない。すなわち、異なるシステム間では帳票IDの一意性が担保されない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、帳票の内容から帳票に識別情報を付与することができる帳票処理システム及び帳票処理プログラムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、帳票識別情報から帳票に含まれる少なくとも一部の項目の情報を特定することができる帳票処理システム及び帳票処理プログラムを提供することにある。
上記課題は、本発明に係る帳票処理システムによれば、複数の項目を含む対象の帳票を取得する対象帳票取得部と、前記対象の帳票に含まれる前記複数の項目のうち、前記対象の帳票と同種の申請を行うための他の帳票と共通する項目である共通項目を抽出する共通項目抽出部と、前記共通項目の各々の識別子を含む第1識別子群情報を、所定の符号化処理により可逆的に変換した共通項目コードを生成する共通項目コード生成部と、前記共通項目コードを含むように、前記対象の帳票を識別する帳票識別情報を生成する帳票識別情報生成部と、を有することにより解決される。
上記の帳票処理システムによれば、帳票を識別するための帳票識別情報を、同種の帳票の申請において一般に用いられる共通項目の情報を特定可能な共通項目コードを含むように生成することができる。これにより、帳票の内容から帳票に識別情報を付与することができる。
また、帳票識別情報に含まれる共通項目コードから帳票に含まれる共通項目を特定することができる。
すなわち、上記の帳票処理システムによれば、帳票識別情報から帳票に含まれる少なくとも一部の項目の情報を特定することができる。
上記の帳票処理システムにおいて、前記対象の帳票に含まれる前記共通項目について定められる申請の適用条件を設定する適用条件設定部と、前記適用条件設定部により設定される適用条件を前記所定の符号化処理により可逆的に変換した適用条件コードを生成する適用条件コード生成部と、を有し、前記帳票識別情報生成部は、前記適用条件コードをさらに含むように、前記対象の帳票の帳票識別情報を生成するとよい。
こうすることで、帳票識別情報を、帳票の申請のために一般に用いられる項目とその項目に設定された適用条件の情報に基づいて生成できる。
また、帳票識別情報に含まれる適用条件コードから、帳票の申請のための適用条件を特定することができる。
上記の帳票処理システムにおいて、帳票ごとの項目と適用条件を記憶する帳票情報記憶部と、前記帳票情報記憶部から、前記対象の帳票と類似する帳票を検索する検索部と、前記検索部により検索された帳票の適用条件を選択可能に提示する提示部と、前記提示部により提示された適用条件の中から前記対象の帳票に使用する適用条件の選択を受け付ける選択受付部と、を有し、前記適用条件設定部は、前記選択受付部により受け付けた選択結果に基づいて、前記対象の帳票の適用条件を設定するとよい。
こうすることで、対象の帳票に使用する適用条件の候補を、対象の帳票に類似する帳票に基づいて提示することができる。これにより、対象の帳票に使用する適用条件の設定に要する労力を低減できる。
上記の帳票処理システムにおいて、前記対象の帳票に含まれる項目に基づいて、当該対象の帳票の特徴ベクトルを生成する特徴ベクトル生成部を有し、前記検索部は、前記対象の帳票の特徴ベクトルと、前記帳票情報記憶部に記憶される帳票ごとの特徴ベクトルとの類似度に基づいて、前記帳票情報記憶部に記憶される帳票の中から前記対象の帳票と類似する帳票を検索するとよい。
こうすることで、対象の帳票と類似する帳票を精度良く検索することができる。
上記の帳票処理システムにおいて、前記特徴ベクトル生成部は、前記対象の帳票に含まれる項目のうち、前記共通項目以外の個別項目に基づいて前記特徴ベクトルを生成するとよい。
こうすることで、対象の帳票に特徴的な項目の情報に基づいて、対象の帳票と類似する帳票を検索できる。これにより、対象の帳票と類似する帳票の検索精度を更に向上できる。
上記の帳票処理システムにおいて、前記帳票情報記憶部は、帳票ごとの申請の分類を示す分類情報をさらに記憶し、前記検索部は、前記帳票情報記憶部の中から、前記対象の帳票と特徴ベクトルが類似し、且つ、前記対象の帳票と分類情報が類似する帳票を検索するとよい。
こうすることで、対象の帳票と申請の分類が類似する帳票の中から、対象の帳票と項目が類似する帳票を検索することができる。これにより、対象の帳票と類似する帳票の検索精度をより一層向上できる。
上記の帳票処理システムにおいて、前記対象の帳票に含まれる前記複数の項目のうち、前記共通項目以外の個別項目の各々の識別子を含む第2識別子群情報を、前記所定の符号化処理により可逆的に変換した個別項目コードを生成する個別項目コード生成部を有し、前記帳票識別情報生成部は、前記個別項目コードをさらに含むように、前記対象の帳票の帳票識別情報を生成するとよい。
こうすることで、帳票を識別するための帳票識別情報を、その帳票に特有の項目の情報を含むように生成することができる。
また、帳票に付与された帳票識別情報に含まれる個別項目コードから、帳票の個別項目を特定することができる。
上記の帳票処理システムにおいて、前記帳票識別情報生成部は、前記対象の帳票の申請先を識別する申請先識別情報をさらに含むように、前記対象の帳票の帳票識別情報を生成するとよい。
こうすることで、帳票を識別するための帳票識別情報を、その帳票の申請先の情報を含むように生成することができる。
また、帳票に付与された帳票識別情報に含まれる申請先識別情報から、帳票の申請先の情報を特定することができる。
上記の帳票処理システムにおいて、前記帳票識別情報生成部は、前記対象の帳票の帳票識別情報のバージョン情報をさらに含むように、前記対象の帳票の帳票識別情報を生成するとよい。
こうすることで、帳票を識別するための帳票識別情報に、その帳票のバージョン情報を含めることができる。これにより、帳票に付与された最新の帳票識別情報を判別できる。
また、上記課題は、本発明に係る帳票処理プログラムによれば、複数の項目を含む対象の帳票を取得する対象帳票取得部と、前記対象の帳票に含まれる前記複数の項目のうち、前記対象の帳票と同種の申請を行うための他の帳票と共通する項目である共通項目を抽出する共通項目抽出部と、前記共通項目の各々の識別子を含む第1識別子群情報を、所定の符号化処理により可逆的に変換した共通項目コードを生成する共通項目コード生成部と、前記共通項目コードを含むように、前記対象の帳票を識別する帳票識別情報を生成する帳票識別情報生成部としてコンピュータを機能させることにより解決される。
本発明によれば、帳票の内容から帳票に識別情報を付与することができる。
また、本発明によれば、帳票識別情報から帳票に含まれる少なくとも一部の項目の情報を特定することができる。
帳票処理システムのシステム構成図である。 帳票から標準項目を設定する処理の説明図である。 帳票の共通項目と個別項目を説明する図である。 帳票の共通項目コードを生成する処理の説明図である。 帳票に含まれる項目のデータ構造の一例を示す図である。 帳票について設定される適用条件の一例を示す図である。 帳票の適用条件コードを生成する処理の説明図である。 サービスIDを生成する処理の説明図である。 帳票の個別項目コードを生成する処理の説明図である。 帳票IDを生成する処理の説明図である。 帳票処理サーバの機能ブロック図である。 帳票分類テーブルを示す図である。 帳票処理サーバによる帳票ID生成処理の流れを示す図である。 適用条件設定処理の流れを示す図である。
以下、図1乃至図14を参照しながら、本発明の実施の形態(以下、本実施形態)に係る帳票処理システム1について説明する。本実施形態に係る帳票処理システム1は、帳票に対し識別情報(帳票ID)を付与するシステムである。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明するシステムの構成、データ、処理等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれる。
<帳票処理システム1のシステム概要>
図1に示されるように、帳票処理システム1は、帳票処理サーバ10及びクライアント装置50を備え、帳票処理サーバ10とクライアント装置50とは例えばインターネット等のネットワーク2を介して相互に通信可能に接続される。
帳票処理サーバ10は、帳票の情報を管理するコンピュータであり、クライアント装置50は、利用者により操作され、帳票処理サーバ10に帳票の情報を登録するとともに、帳票処理サーバ10において生成された帳票の識別情報(帳票ID)を得る。
図1に示されるように、帳票処理サーバ10は、ハードウェアとしてプロセッサ11、記憶装置12及び通信装置13を備えるコンピュータである。
プロセッサ11は、例えば中央処理装置(Central Processing Unit)を含み構成され、記憶装置12に記憶されるプログラムやデータに基づいて各種の演算処理を実行するとともに、帳票処理サーバ10の各部を制御する。
記憶装置12は、例えばメモリ、磁気ディスク装置を含み構成され、各種のプログラムやデータを記憶するほか、プロセッサ11のワークメモリとしても機能する。
通信装置13は、ネットワークインターフェースカード(NIC)等の通信インターフェースを有し、通信インターフェースを介してネットワーク2に接続する。そして、通信装置13は、ネットワーク2を介してクライアント装置50等のデバイスと通信する。
次に、クライアント装置50のハードウェア構成について説明する。図1に示されるように、クライアント装置50は、プロセッサ51、記憶装置52、通信装置53、入力装置54、及び表示装置55を備えるコンピュータである。
なお、本実施形態では、クライアント装置50が入力装置54及び表示装置55を備えることとして説明するが、入力装置54及び表示装置55はクライアント装置50の外部装置として設けられてもよい。
プロセッサ51は、例えば中央処理装置(Central Processing Unit)を含み構成され、記憶装置52に記憶されるプログラムやデータに基づいて各種の演算処理を実行するとともに、クライアント装置50の各部を制御する。
記憶装置52は、例えばメモリ、磁気ディスク装置を含み構成され、各種のプログラムやデータを記憶するほか、プロセッサ51のワークメモリとしても機能する。
通信装置53は、ネットワークインターフェースカード(NIC)等の通信インターフェースを有し、通信インターフェースを介してネットワーク2に接続する。そして、通信装置53は、ネットワーク2を介して帳票処理サーバ10等のデバイスと通信する。
入力装置54は、例えばタッチパネル、キーボード、マウス等の入力デバイスを含み構成され、ユーザの操作情報の入力を受け付ける。
表示装置55は、例えば液晶ディスプレイ装置等の表示デバイスを含み構成され、プロセッサ51により生成されるグラフィックデータに基づく画面を表示させる。
<帳票処理システム1における処理の概要>
次に、図2乃至図10を参照しながら、帳票処理システム1において実行される帳票3の識別情報の生成処理の概要について説明する。
<<標準項目の設定>>
図2には、帳票処理システム1による識別情報の生成対象となる複数の帳票3を示した。図2に示される複数の帳票3は、帳票3A、帳票3B、帳票3C、及び帳票3D等を含み、これらはいずれも自治体等に届出を行うために用いられるものとする。なお、以下において、帳票3A、帳票3B、帳票3C、及び帳票3D等に共通する事項については帳票3と表記して説明する。
また帳票3のデータは、例えばクライアント装置50から帳票処理サーバ10に送信されることとしてもよいし、記憶媒体等から帳票処理サーバ10に読み込まれてもよい。
一例として、帳票3Aは、妊娠届に関するものであり、妊娠届のスキャン画像(例えばPDFデータ)と、妊娠届のウェブフォームのデータとを含む情報である。同様に、それぞれの帳票3は、帳票のスキャン画像と、ウェブフォームとの情報を含む。
そして、帳票処理サーバ10は、クライアント装置50から受信した複数の帳票3に基づき、帳票3に含まれる項目の標準項目を設定する。
ここで、上記の「標準項目」とは、帳票3において意味が対応する複数の項目のうち、最も一般的に用いられる項目である。
具体的には、図2に示されるように「氏名」、「名前」、「お名前」という項目60については、例えば「氏名」が標準項目60Sとして選択される。
同様に、「住所」、「お所」、「所在地」という項目61については、例えば「住所」が標準項目61Sとして選択され、「月齢」、「年齢(月)」という項目62については、例えば「月齢」が標準項目62Sとして選択される。
なお、標準項目の選択は、帳票3における出現頻度、辞書情報に基づいて機械的に行ってもよいし、ユーザの入力に基づいて行ってもよく特に限定されない。
そして、帳票処理サーバ10は、それぞれの帳票3の項目を標準項目に置き換えて、次の処理に進む。
<<共通項目、個別項目の設定>>
帳票処理サーバ10は、それぞれの帳票3の項目(標準項目)のうち、他の帳票3でも用いられている項目(標準項目)を共通項目に設定し、それ以外の項目を個別項目に設定する。
具体的には、図3に示されるように、帳票3Aの標準項目60S及び標準項目61Sは、帳票3Bの標準項目60S及び標準項目61Sと共通するため、これらは帳票3Aにおける共通項目70A、そして帳票3Bにおける共通項目70Bに設定される。
一方で、帳票3Aの項目63は、帳票3Aにしか存在しないため帳票3Aの個別項目71Aとなる。同様に、帳票3Bの項目64は、帳票3Bにしか存在しないため帳票3Bの個別項目71Bとなる。
帳票処理サーバ10は、上記の共通項目、個別項目の設定をそれぞれの帳票3に対して実行する。
<<共通項目コード80の生成>>
次に、帳票処理サーバ10は、帳票3の共通項目に基づいて共通項目コード80を生成する。以下においては、帳票3Bを例として説明するが、他の帳票3についても同様に処理可能である。
図4に示されるように、帳票処理サーバ10は、帳票3Bの共通項目70Bに含まれる各項目(例えば標準項目60S、標準項目61S等)のそれぞれの識別子を連結して、第1識別子群情報81を生成する。
ここで、各項目の識別子は、図5に示されるように、帳票3のデータ構造Dに基づき、各項目のパス(例えば申請者(A)の名前(na)であればA:na)をUUID(Universally Unique Identifier)に変換して表したものである。なお、本実施形態では、UUIDを識別子として用いるが、項目のパス(例えばA:na)を識別子として用いても構わない。
なお、本実施形態では、第1識別子群情報81は、帳票3の共通項目のそれぞれの識別子を、パイプ(|)を区切り文字として連結しているが、区切り文字はパイプ(|)に限られず、他の文字を用いてもよい。
そして、帳票処理サーバ10は、上記の第1識別子群情報81を、所定の可逆変換の符号化処理(例えば、Base64 Encoded Query String)により符号化することで、共通項目コード80を生成する。
<<適用条件コード82の生成>>
次に、帳票処理サーバ10は、帳票3Bの共通項目70Bについて適用条件を設定し、設定した適用条件に基づき適用条件コード82を生成する。
適用条件とは、帳票3を用いた申請が認可されるための条件であり、図6に示す例では、帳票3の項目(ここでは「住所」)に対して適用条件72が設定されている。
具体的には、図7に示されるように、帳票処理サーバ10は、共通項目70Bの標準項目61Sについて帳票3Bに設定する適用条件の候補を提示する適用条件提示画面90を生成して、クライアント装置50の表示装置55に表示させる。
適用条件提示画面90には、適用条件の候補と、適用条件の候補を選択するためのチェックボックス91が含まれる。
なお、適用条件提示画面90に表示される適用条件の候補は、帳票3Bと類似する帳票3の共通項目について設定される適用条件72を抽出したものである。
なお、帳票3Bと類似する帳票の検索処理の詳細については後述する。
そして、クライアント装置50の入力装置54による入力に基づいて、適用条件提示画面90のチェックボックス91が選択されると、帳票処理サーバ10はその選択結果をクライアント装置50から受け付ける。
図7に示す例では、帳票3Bに設定する適用条件72Bとして「子供の住所が日本国内にある」が選択されたこととする。なお、適用条件72Bは、標準項目61Sに対応する条件である。そして、適用条件データ83は、帳票3Bの共通項目70Bの各識別子に対応する適用条件をパイプ区切りにより連結した文字列として表現される。
帳票処理サーバ10は、適用条件データ83を所定の可逆変換の符号化処理(例えば、Base64 Encoded Query String)により符号化することで、適用条件コード82を生成する。
<<サービスID84の生成>>
次に、図8に示されるように、帳票処理サーバ10は、帳票3Bの共通項目70Bに基づいて生成した共通項目コード80と、共通項目70Bに設定される適用条件72Bに基づいて生成した適用条件コード82とを連結して、サービスID84を生成する。
具体的には、帳票処理サーバ10は、共通項目コード80の文字列と、適用条件コード82の文字列を、所定の区切り文字を介して繋げることにより、サービスID84を生成することとしてよい。
サービスID84は、帳票3Bにおいて他の帳票3と共通する項目と適用条件に基づいて一意に生成されるものである。そのため、サービスID84が共通する帳票3については、帳票3が用いられるサービスの内容も共通することとなる。
<<個別項目コード86の生成>>
次に、帳票処理サーバ10は、帳票3Bの個別項目71Bに基づいて個別項目コード86を生成する。
図9に示されるように、帳票処理サーバ10は、帳票3Bの個別項目71Bに含まれる各項目(例えば項目64等)のそれぞれの識別子を連結して、第2識別子群情報87を生成する。
ここで、各項目の識別子は、図5に示されるように、帳票3のデータ構造Dに基づき、各項目のパスをUUIDに変換して表したものである。
なお、本実施形態では、第2識別子群情報87は、第1識別子群情報81と同様の規則により、帳票3の個別項目のそれぞれの識別子を、パイプ(|)を区切り文字として連結している。もちろん、区切り文字はパイプ(|)に限られず、他の文字を用いてもよい。
そして、帳票処理サーバ10は、上記の第2識別子群情報87を、所定の可逆変換の符号化処理(例えば、Base64 Encoded Query String)により符号化することで、個別項目コード86を生成する。
<<帳票ID100の生成>>
次に、図10に示されるように、帳票処理サーバ10は、帳票3Bの帳票ID100を、サービスID84、個別項目コード86、申請先コード88、及びID生成回数89に基づいて生成する。
申請先コード88は、利用者が帳票3Bを用いて申請するあて先(例えば自治体A)を識別する情報である。
そして、ID生成回数89は、帳票3Bについて帳票ID100を生成した生成回数である。上記の例では、ID生成回数89を用いているが、帳票ID100のバージョン情報を示す情報であれば日付等でもよく、ID生成回数89に限定されない。
そして、図10に示される例では、帳票処理サーバ10は、サービスID84、個別項目コード86、申請先コード88及びID生成回数89をそれぞれハイフン(−)により連結することで、帳票ID100を生成する。
以上の処理により、帳票処理サーバ10は、帳票3Bの帳票ID100を生成する。
帳票ID100は、帳票3Bの項目の内容に基づいた帳票3Bに一意の識別情報となる。そのため、帳票に対し、一つのシステムの枠を超えて、普遍性のある識別情報を付与することができる。
また、帳票ID100を復号化することで、帳票3Bの共通項目70B、個別項目71B及び適用条件72Bの情報を特定できる。また、帳票3Bの共通項目70Bを流用して新規の帳票を作成する場合には、帳票3BのサービスID84を用いることにより容易に新規の帳票の項目、適用条件を設定できる。
帳票処理サーバ10は、以上の処理を、帳票3B以外の他の帳票3に対しても同様に実行することにより、各帳票3について帳票ID100を生成する。
<帳票処理サーバ10に備えられる機能の説明>
以下においては、以上説明した処理を実現するために帳票処理サーバ10に備えられる機能について説明する。
図11に示されるように、帳票処理サーバ10は、帳票情報記憶部20、対象帳票取得部22、共通項目抽出部24、特徴ベクトル生成部26、検索部28、提示部30、選択受付部32、適用条件設定部34、共通項目コード生成部36、適用条件コード生成部38、個別項目コード生成部40及び帳票識別情報生成部42を備える。
帳票処理サーバ10に備えられる上記の各部の機能は、記憶装置12に記憶されるプログラム(帳票処理プログラム)に従ってプロセッサ11が帳票処理サーバ10の各部を動作させることにより実行される。なお、上記のプログラムは、通信装置13によりネットワーク2等の通信網を介して帳票処理サーバ10が取得してもよいし、プログラムを記憶した記憶媒体から帳票処理サーバ10が読み込んで取得することとしてもよい。
以下、上記の各部の機能の詳細について説明する。
<<帳票情報記憶部20>>
帳票情報記憶部20は、帳票の情報を記憶する。具体的には、帳票情報記憶部20は、帳票ごとの項目、適用条件及び申請の分類を示す分類情報を記憶する。
なお、帳票情報記憶部20は、主に帳票処理サーバ10の記憶装置12により実現される。
「帳票」とは、情報の入力が可能であり、所定の処理に供される紙媒体又は電子媒体をいう。例えば、市町村等の自治体、国、民間企業等をあて先として申請を行うために用いるものが「帳票」に相当する。具体的には、出生届、妊娠届等が「帳票」の一例に相当する。
「項目」とは、帳票の構成要素であり、帳票への入力情報の内容や形式を規定するための情報である。例えば、「氏名」、「生年月日」等が上記の「項目」の一例に相当する。
「適用条件」とは、帳票による申請が認可されるために定められる条件である。例えば、帳票による申請が特定地域の住人にのみ認められるものである場合には、特定地域の住人であることが上記の「適用条件」の一例に相当する。
「分類情報」とは、帳票の分類を定めた情報である。例えば、帳票による申請のタイプ、申請の内容に応じて帳票を複数に分類した情報が上記の「分類情報」に相当する。
図12には、帳票の分類情報を定めた帳票分類テーブル92の一例を示した。図12に示されるように、帳票分類テーブル92には、帳票の申請タイプを「Claim(請求)」と「Report(報告)」に分け、さらに帳票の申請内容を「Add(追加)」、「Delete(削除)」、「Commit(変更)」、「Move(移動)」に分け、それぞれの組み合わせにより定義したC1〜C8のそれぞれの分類情報を示した。
各帳票に対しては上記の「C1」〜「C8」の分類情報のうち少なくともいずれかを付与することとする。なお、帳票によっては、上記の分類情報のうち複数が付与されることもあり得る。
<<対象帳票取得部22>>
対象帳票取得部22は、複数の項目を含む対象の帳票を取得する。
「対象の帳票(対象帳票)」とは、識別情報の付与対象とする帳票である。例えば、識別情報が未付与の帳票が複数ある場合には、それらの複数の帳票の任意の1つが上記の「対象の帳票」となり得る。
対象帳票取得部22は、主に帳票処理サーバ10のプロセッサ11及び記憶装置12により実現される。具体的には、プロセッサ11は、記憶装置12(帳票情報記憶部20)に記憶される帳票のうちから、処理の対象とする対象帳票を読み出す。
<<共通項目抽出部24>>
共通項目抽出部24は、対象の帳票に含まれる複数の項目のうち、対象の帳票と同種の申請を行うための他の帳票と共通する項目である共通項目を抽出する。
「対象の帳票と同種の申請を行うための他の帳票」とは、対象の帳票と属性の一部が共通する帳票である。例えば、対象の帳票と分類情報が共通する帳票が上記の「他の帳票」となり得る。また例えば、対象の帳票と帳票名が共通する帳票が上記の「他の帳票」となり得る。
「共通項目」とは、「対象の帳票」と「他の帳票」とにおいて標準項目名(又はデータ構造Dにおけるパス)において共通する項目である。なお、上記の標準項目名は、それぞれ意味が対応する複数の項目の名称のうち、代表として選択した項目の名称である。
共通項目抽出部24は、主に帳票処理サーバ10のプロセッサ11及び記憶装置12により実現される。
具体的には、プロセッサ11は、記憶装置12に記憶される対象の複数の帳票3のそれぞれの項目を標準項目に変換する。そして、プロセッサ11は、処理対象とする複数の帳票3の全てに共通して含まれるものを共通項目として抽出する。
<<特徴ベクトル生成部26>>
特徴ベクトル生成部26は、対象の帳票に含まれる項目に基づいて、当該対象の帳票の特徴ベクトルを生成する。
例えば、特徴ベクトル生成部26は、対象の帳票に含まれる項目のうち、共通項目以外の個別項目に基づいて特徴ベクトルを生成する。
「特徴ベクトル」とは、帳票から得られる1以上の特徴量を要素とするベクトルである。一例としては、「特徴ベクトル」は、帳票において出現する項目のデータ型(名前・住所・番号など)による次元と、項目の意味上の属性(母親の・父親の・子どもの・病院のなど)次元の2つの次元から成るベクトルとする。この場合、単語ごとに帳票における出現数を、単語に対応する要素の値とすることとしてよい。
また、「特徴ベクトル」は、帳票の項目のうち共通項目以外の個別項目において出現する単語の数を要素として生成してよい。この場合、個別項目は、共通項目に比べて帳票の特徴を表している可能性が高いため、「特徴ベクトル」がより帳票に固有の特徴を表すようにすることができる。
特徴ベクトル生成部26は、主に帳票処理サーバ10のプロセッサ11及び記憶装置12により実現される。
具体的には、プロセッサ11は、記憶装置12に記憶される全ての帳票に出現する単語に基づき、各帳票のベクトルの値を決定する。ここで、プロセッサ11は、各帳票の特徴ベクトルを、共通項目以外の個別項目において生成される2次元ベクトルの集合として定義する。
そして、プロセッサ11は、各帳票について生成した特徴ベクトルを、各帳票に対応付けて記憶装置12に記憶する。
<<検索部28>>
検索部28は、帳票情報記憶部20から、対象の帳票と類似する帳票を検索する。
具体的には、検索部28は、対象の帳票の特徴ベクトルと、帳票情報記憶部20に記憶される帳票ごとの特徴ベクトルとの類似度に基づいて、帳票情報記憶部20に記憶される帳票の中から対象の帳票と類似する帳票を検索する。
「類似度」とは、例えば第1の特徴ベクトルと、第2の特徴ベクトルとの内積である。特徴ベクトルの長さを一定に正規化しているときには、内積の値が大きい程、比較する二つの帳票が類似していることを表す。
また、第1の特徴ベクトルと、第2の特徴ベクトルとのコサイン類似度も上記の「類似度」の一例に相当する。この場合には、第1の特徴ベクトルと第2の特徴ベクトルのなす角度が小さいほど(すなわちコサインが1に近いほど)、第1の特徴ベクトルと第2の特徴ベクトルが類似することを表す。
そして、検索部28は、例えば、上記の対象の帳票との「類似度」が閾値以上の帳票を検索結果として得ることとしてよい。例えば上記の閾値は、予め設定されていることとしてよい。
また、検索部28は、帳票情報記憶部20の中から、対象の帳票と特徴ベクトルが類似し、且つ、対象の帳票と分類情報が類似する帳票を検索することとしてもよい。
「対象の帳票と特徴ベクトルが類似」とは、対象の帳票との特徴ベクトルの類似度が閾値以上であることである。
そして、「対象の帳票と分類情報が類似する」とは、対象の帳票と、少なくとも1つの共通する分類情報を有することである。
検索部28は、主に帳票処理サーバ10のプロセッサ11及び記憶装置12により実現される。
具体的には、プロセッサ11は、記憶装置12に記憶される帳票の中から、対象の帳票と共通する分類情報を有する帳票を抽出する。そして、プロセッサ11は、上記抽出した帳票と、対象の帳票とのそれぞれの特徴ベクトルに基づいて、対象の帳票と類似度が閾値以上の帳票を検索する。なお、プロセッサ11は、類似度の大きい順に検索された帳票の順位付けを行うこととしてよい。
<<提示部30>>
提示部30は、検索部28により検索された帳票の適用条件を選択可能に提示する。
具体的には、提示部30は、検索部28により検索された帳票に設定された適用条件のうち、対象の帳票との共通項目に関する適用条件を選択可能に提示する。
提示部30は、主に帳票処理サーバ10のプロセッサ11、記憶装置12及び通信装置13により実現される。
具体的には、プロセッサ11は、検索部28により検索された帳票と、対象の帳票との共通項目について設定された適用条件を、上記検索された帳票の適用条件から抽出する。そして、プロセッサ11は、上記抽出した適用条件を、クライアント装置50において選択可能に提示するための適用条件提示画面90を、通信装置13を介してクライアント装置50に送信する。
<<選択受付部32>>
選択受付部32は、提示部30により提示された適用条件の中から対象の帳票に使用する適用条件の選択を受け付ける。
具体的には、選択受付部32は、クライアント装置50の表示装置55に表示された適用条件提示画面90を介して適用条件の選択を受け付ける。
選択受付部32は、主に帳票処理サーバ10のプロセッサ11、記憶装置12及び通信装置13により実現される。
具体的には、プロセッサ11は、通信装置13を介して、クライアント装置50に対して提示した適用条件の中から選択された適用条件の情報を受け付ける。具体的には、プロセッサ11は、適用条件提示画面90のチェックボックス91にチェックが入れられた適用条件を、選択された適用条件として受け付けることとする。
<<適用条件設定部34>>
適用条件設定部34は、対象の帳票に含まれる共通項目について定められる申請の適用条件を設定する。
例えば、適用条件設定部34は、選択受付部32により受け付けた選択結果に基づいて、対象の帳票の適用条件を設定する。
また例えば、適用条件設定部34は、クライアント装置50から受け付けた情報に基づいて、対象の帳票の適用条件を設定することとしてよい。この際、クライアント装置50から受け付ける情報は、クライアント装置50の入力装置54を介して利用者から入力される任意の情報としてよい。
適用条件設定部34は、主に帳票処理サーバ10のプロセッサ11、記憶装置12及び通信装置13により実現される。
具体的には、プロセッサ11は、通信装置13を介して、クライアント装置50から適用条件提示画面90のチェックボックス91により選択された適用条件の情報を受け付ける。
また、プロセッサ11は、通信装置13を介して、クライアント装置50から対象の帳票に設定する任意の適用条件の情報を受け付けることも可能である。
そして、プロセッサ11は、対象の帳票に設定する適用条件の情報を、記憶装置12に記憶する。
<<共通項目コード生成部36>>
共通項目コード生成部36は、対象の帳票の共通項目の各々の識別子を含む第1識別子群情報81を、所定の符号化処理により可逆的に変換した共通項目コードを生成する。
「共通項目の識別子」とは、共通項目を一意に識別する情報である。上記の識別子は、帳票のデータ構造Dにおけるパスにより表されてもよいし、パスを所定の規則により変換したUUIDであってもよい。
「第1識別子群情報」とは、対象の帳票に含まれる共通項目の各々の識別子を連結した情報である。例えば、対象の帳票に含まれる共通項目の各々の識別子をパイプ区切りにより連結した情報が、上記の「第1識別子群情報」に相当する。
「所定の符号化処理」とは、情報を可逆的に変換するための任意の符号化処理である。
「共通項目コード」とは、第1識別子群情報81を上記の所定の符号化処理により符号化したコードである。すなわち、共通項目コード80から、上記の所定の符号化処理の逆変換により、第1識別子群情報81を得ることが可能である。
共通項目コード生成部36は、主に帳票処理サーバ10のプロセッサ11及び記憶装置12により実現される。
具体的には、プロセッサ11は、対象の帳票の共通項目の各々の識別子をパイプ区切りにより連結して第1識別子群情報81を生成する。次に、プロセッサ11は、第1識別子群情報81を所定の符号化処理により共通項目コード80に変換する。
<<適用条件コード生成部38>>
適用条件コード生成部38は、適用条件設定部34により設定される適用条件を所定の符号化処理により可逆的に変換した適用条件コードを生成する。
「適用条件」は、対象の帳票の共通項目に対して設定される条件である。例えば、図7に示されるように、適用条件を示す適用条件データ83は、対象の帳票の共通項目に設定される適用条件をそれぞれパイプ区切りにより連結することにより生成される。
適用条件コード生成部38は、主に帳票処理サーバ10のプロセッサ11及び記憶装置12により実現される。
具体的には、プロセッサ11は、適用条件設定部34により設定される適用条件を示す適用条件データ83を生成し、適用条件データ83を所定の符号化処理により適用条件コード82に変換する。
なお、上記の「所定の符号化処理」は、共通項目コード80の符号化に用いたものと同じとしてよい。
<<個別項目コード生成部40>>
個別項目コード生成部40は、対象の帳票に含まれる複数の項目のうち、共通項目以外の個別項目の各々の識別子を含む第2識別子群情報87を、所定の符号化処理により可逆的に変換した個別項目コードを生成する。
「個別項目の識別子」とは、個別項目を一意に識別する情報である。上記の識別子は、帳票のデータ構造Dにおけるパスにより表されてもよいし、パスを所定の規則により変換したUUIDであってもよい。
「第2識別子群情報」とは、対象の帳票に含まれる個別項目の各々の識別子を連結した情報である。例えば、対象の帳票に含まれる個別項目の各々の識別子をパイプ区切りにより連結した情報が、上記の「第2識別子群情報」に相当する。
「個別項目コード」とは、第2識別子群情報87を所定の符号化処理により符号化したコードである。すなわち、個別項目コード86から、上記の所定の符号化処理の逆変換により、第2識別子群情報87を得ることが可能である。
個別項目コード生成部40は、主に帳票処理サーバ10のプロセッサ11及び記憶装置12により実現される。
具体的には、プロセッサ11は、対象の帳票の個別項目の各々の識別子をパイプ区切りにより連結して第2識別子群情報87を生成する。次に、プロセッサ11は、第2識別子群情報87を所定の符号化処理により個別項目コード86に変換する。
<<帳票識別情報生成部42>>
帳票識別情報生成部42は、共通項目コード80を含むように、対象の帳票を識別する帳票識別情報(帳票ID)を生成する。
また、帳票識別情報生成部42は、適用条件コード82をさらに含むように、対象の帳票の帳票識別情報を生成してもよい。
また、帳票識別情報生成部42は、個別項目コード86をさらに含むように、対象の帳票の帳票識別情報を生成してもよい。
また、帳票識別情報生成部42は、対象の帳票の申請先を識別する申請先識別情報をさらに含むように、対象の帳票の帳票識別情報を生成してもよい。
また、帳票識別情報生成部42は、対象の帳票の帳票識別情報のバージョン情報をさらに含むように、対象の帳票の帳票識別情報を生成する。
「帳票識別情報」とは、帳票を一意に識別する情報である。
「申請先識別情報」とは、帳票を用いた申請を行うあて先(申請先)を識別する情報である。自治体、省庁、企業等が上記の「申請先」に該当し得る。具体的には、図10における申請先コード88が上記の「申請先識別情報」に相当する。
「バージョン情報」とは、帳票識別情報の改訂情報を示す。例えば、帳票について帳票識別情報を生成した回数、すなわちID生成回数89が上記の「バージョン情報」の一例に相当する。また、帳票について生成した帳票識別情報の生成日時も上記の「バージョン情報」の一例に相当する。
帳票識別情報生成部42は、主に帳票処理サーバ10のプロセッサ11及び記憶装置12により実現される。
具体的には、プロセッサ11は、帳票の共通項目コード80、適用条件コード82、個別項目コード86、申請先コード88、ID生成回数89を含むように帳票ID100を生成する。
また、プロセッサ11は帳票について生成した帳票ID100を記憶装置12に記憶するとともに、要求に応じてクライアント装置50に送信することとしてよい。
<帳票処理サーバ10により実行される処理のフロー>
次に、図13及び図14を参照しながら、帳票処理サーバ10において実行される帳票IDの付与処理の流れについて説明する。
図13には、帳票の帳票IDの生成処理の全体の流れを示した。図13に示されるように、帳票処理サーバ10は、帳票IDを生成する対象とする複数の帳票を記憶装置12に登録する(S1)。なお、S1で記憶装置12に登録する帳票には、過去に帳票IDを生成した帳票が含まれていてもよい。
次に、帳票処理サーバ10は、記憶装置12に登録した帳票に基づいて、標準項目を設定する(S2)。標準項目の設定は、帳票における出現頻度、辞書情報に基づいて機械的に行ってもよいし、クライアント装置50から受け付ける利用者の入力に基づいて行ってもよい。
そして、帳票処理サーバ10は、各帳票の項目を標準項目に置換する。
次に、帳票処理サーバ10は、記憶装置12に登録した各帳票に基づいて、各帳票間で共通する共通項目と、共通しない個別項目とを設定する(S3)。
そして、帳票処理サーバ10は、記憶装置12に登録した帳票のうち帳票IDの生成が未処理の帳票を対象帳票として選択し(S4)、以下の処理を実行する。
まず、帳票処理サーバ10は、対象帳票の共通項目のそれぞれの識別子に基づいて、共通項目コードを生成する(S5)。なお、S5の処理は、共通項目コード生成部36により実行されるものである。
次に、帳票処理サーバ10は、対象帳票について適用条件を設定する(S6)。この適用条件の設定処理の詳細については、図14に示すフロー図に基づいて説明する。
図14に示されるように、帳票処理サーバ10は、記憶装置12に登録される各帳票の特徴ベクトルを生成する(S61)。なお、S61の処理は、特徴ベクトル生成部26により実行されるものである。
次いで、帳票処理サーバ10は、記憶装置12に登録される帳票の中から、対象帳票と類似する帳票を検索する(S62)。なお、S62の処理は、検索部28により実行されるものである。
帳票処理サーバ10は、S62で検索された帳票において、対象帳票と共通する項目について設定された適用条件を抽出する(S63)。
そして、帳票処理サーバ10は、S63で抽出された適用条件を、例えばクライアント装置50に対して選択可能に提示する(S64)。なお、S64の処理は、提示部30により実行されるものである。
次に、帳票処理サーバ10は、クライアント装置50に提示した適用条件の中から利用者に選択された適用条件の選択を受け付ける(S65)。なお、S65の処理は、適用条件設定部34により実行されるものである。
また、帳票処理サーバ10は、必要に応じて、クライアント装置50から対象帳票に設定する適用条件の追加入力を受け付ける(S66)。
その後、帳票処理サーバ10は、クライアント装置50から対象帳票に設定する適用条件の確定を受け付けると(S67)、受け付けた適用条件を示す適用条件データを生成し(S68)、適用条件の設定処理を終了する。
ここで、図13に戻り説明を続ける。帳票処理サーバ10は、適用条件の設定処理を終えると、設定された適用条件データに基づいて適用条件コードを生成する(S7)。なお、S7の処理は、適用条件コード生成部38により実行されるものである。
次に、帳票処理サーバ10は、対象帳票の個別項目のそれぞれの識別子に基づいて、個別項目コードを生成する(S8)。なお、S8の処理は、個別項目コード生成部40により実行されるものである。
次に、帳票処理サーバ10は、対象帳票のバージョン情報を設定する(S9)。例えば、帳票処理サーバ10は、対象帳票についてのID生成回数を上記のバージョン情報として用いることとする。
次に、帳票処理サーバ10は、共通項目コード、適用条件コード、個別項目コード、対象帳票の申請先の識別情報、バージョン情報に基づいて、対象帳票の帳票IDを生成する(S10)。なお、S10の処理は、帳票識別情報生成部42により実行されるものである。
そして、帳票処理サーバ10は、記憶装置12に、対象帳票に関連付けて帳票IDを登録する(S11)。
また、帳票処理サーバ10は、記憶装置12に帳票IDの生成が未処理の帳票がある場合には(S12:Y)、S4に戻り、未処理の帳票がない場合には(S12:N)、処理を終了する。
以上の処理によれば、帳票処理システム1は、各帳票に対して、帳票に含まれる項目及び帳票の適用条件に基づいて、帳票に一意の識別情報(帳票ID)を付与することができる。この帳票IDは、帳票の内容に基づいたものであるため、異なるシステムにおいても帳票IDが被ることがない。そのため、帳票処理システム1によれば、帳票に対して普遍性のある識別情報を付与することができる。
また、帳票IDからは、帳票の共通項目、適用条件、個別項目、申請先がそれぞれ特定可能である。
そのため、既存の帳票の帳票IDに基づいて、既存の帳票と共通項目、適用条件が同じであり、個別項目が異なる新規の帳票を作成することが容易となる。
<まとめ>
以上説明した本実施形態に係る帳票処理システム1の主な特徴は以下の通りである。
[1]帳票処理システム1は、複数の項目を含む対象の帳票を取得する対象帳票取得部22と、対象の帳票に含まれる複数の項目のうち、対象の帳票と同種の申請を行うための他の帳票と共通する項目である共通項目を抽出する共通項目抽出部24と、共通項目の各々の識別子を含む第1識別子群情報81を、所定の符号化処理により可逆的に変換した共通項目コード36を生成する共通項目コード生成部36と、共通項目コード36を含むように、対象の帳票を識別する帳票識別情報(帳票ID)を生成する帳票識別情報生成部42と、を有する。
上記の帳票処理システム1によれば、帳票を識別するための帳票識別情報を、同種の帳票の申請において一般に用いられる共通項目の情報を特定可能な共通項目コード36を含むように生成することができる。これにより、帳票の内容から帳票に識別情報を付与することができる
また、帳票識別情報に含まれる共通項目コード36から帳票に含まれる共通項目を特定することができる。
すなわち、上記の帳票処理システム1によれば、帳票識別情報から帳票に含まれる少なくとも一部の項目の情報を特定することができる。
[2]上記の帳票処理システム1において、対象の帳票に含まれる共通項目について定められる申請の適用条件を設定する適用条件設定部34と、適用条件設定部34により設定される適用条件を所定の符号化処理により可逆的に変換した適用条件コード38を生成する適用条件コード生成部38と、を有する。帳票識別情報生成部42は、適用条件コード38をさらに含むように、対象の帳票の帳票識別情報を生成する。
こうすることで、帳票識別情報を、帳票の申請のために一般に用いられる項目とその項目に設定された適用条件の情報に基づいて生成できる。
また、帳票識別情報に含まれる適用条件コード38から、帳票の申請のための適用条件を特定することができる。
[3]上記の帳票処理システム1において、帳票ごとの項目と適用条件を記憶する帳票情報記憶部20と、帳票情報記憶部20から、対象の帳票と類似する帳票を検索する検索部28と、検索部28により検索された帳票の適用条件を選択可能に提示する提示部30と、提示部30により提示された適用条件の中から対象の帳票に使用する適用条件の選択を受け付ける選択受付部32と、を有する。適用条件設定部34は、選択受付部32により受け付けた選択結果に基づいて、対象の帳票の適用条件を設定する。
こうすることで、対象の帳票に使用する適用条件の候補を、対象の帳票に類似する帳票に基づいて提示することができる。これにより、対象の帳票に使用する適用条件の設定に要する労力を低減できる。
[4]上記の帳票処理システム1において、対象の帳票に含まれる項目に基づいて、当該対象の帳票の特徴ベクトルを生成する特徴ベクトル生成部26を有する。検索部28は、対象の帳票の特徴ベクトルと、帳票情報記憶部20に記憶される帳票ごとの特徴ベクトルとの類似度に基づいて、帳票情報記憶部20に記憶される帳票の中から対象の帳票と類似する帳票を検索する。
こうすることで、対象の帳票と類似する帳票を精度良く検索することができる。
[5]上記の帳票処理システム1において、特徴ベクトル生成部26は、対象の帳票に含まれる項目のうち、共通項目以外の個別項目に基づいて特徴ベクトルを生成する。
こうすることで、対象の帳票に特徴的な項目の情報に基づいて、対象の帳票と類似する帳票を検索できる。これにより、対象の帳票と類似する帳票の検索精度を更に向上できる。
[6]上記の帳票処理システム1において、帳票情報記憶部20は、帳票ごとの申請の分類を示す分類情報をさらに記憶する。検索部28は、帳票情報記憶部20の中から、対象の帳票と特徴ベクトルが類似し、且つ、対象の帳票と分類情報が類似する帳票を検索する。
こうすることで、対象の帳票と申請の分類が類似する帳票の中から、対象の帳票と項目が類似する帳票を検索することができる。これにより、対象の帳票と類似する帳票の検索精度をより一層向上できる。
[7]上記の帳票処理システム1において、対象の帳票に含まれる複数の項目のうち、共通項目以外の個別項目の各々の識別子を含む第2識別子群情報87を、所定の符号化処理により可逆的に変換した個別項目コード40を生成する個別項目コード生成部40を有する。帳票識別情報生成部42は、個別項目コードをさらに含むように、対象の帳票の帳票識別情報を生成する。
こうすることで、帳票を識別するための帳票識別情報を、その帳票に特有の項目の情報を含むように生成することができる。
また、帳票に付与された帳票識別情報に含まれる個別項目コード40から、帳票の個別項目を特定することができる。
[8]上記の帳票処理システム1において、帳票識別情報生成部42は、対象の帳票の申請先を識別する申請先識別情報をさらに含むように、対象の帳票の帳票識別情報を生成する。
こうすることで、帳票を識別するための帳票識別情報を、その帳票の申請先の情報を含むように生成することができる。
また、帳票に付与された帳票識別情報に含まれる申請先識別情報から、帳票の申請先の情報を特定することができる。
[9]上記の帳票処理システム1において、帳票識別情報生成部42は、対象の帳票の帳票識別情報のバージョン情報をさらに含むように、対象の帳票の帳票識別情報を生成する。
こうすることで、帳票を識別するための帳票識別情報に、その帳票のバージョン情報を含めることができる。これにより、帳票に付与された最新の帳票識別情報を判別できる。
[10]帳票処理プログラムは、複数の項目を含む対象の帳票を取得する対象帳票取得部22と、対象の帳票に含まれる複数の項目のうち、対象の帳票と同種の申請を行うための他の帳票と共通する項目である共通項目を抽出する共通項目抽出部24と、共通項目の各々の識別子を含む第1識別子群情報81を、所定の符号化処理により可逆的に変換した共通項目コード36を生成する共通項目コード生成部36と、共通項目コード36を含むように、対象の帳票を識別する帳票識別情報を生成する帳票識別情報生成部42としてコンピュータを機能させる。
<その他の実施形態>
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記の実施形態では、サービスID84には、適用条件コード82が含まれることとしたが、適用条件コード82を含まないようにしてもよい。
また例えば、上記の実施形態では、帳票IDにバージョン情報を含むこととしたが、バージョン情報は含まないようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、帳票に設定する適用条件を提示する例について説明したが、適用条件の提示を省略しても構わない。この場合には、適用条件を利用者の入力に基づいて設定することとしてよい。
例えば、上記の実施形態では、帳票処理システム1を帳票処理サーバ10とクライアント装置50とを含むサーバクライアントシステムとしたが、スタンドアロンのシステムとして構成してもよい。この場合には、例えばクライアント装置50に帳票処理サーバ10の機能を持たせることとしてよい。
1 帳票処理システム
2 ネットワーク
3 帳票
3A 帳票
3B 帳票
3C 帳票
3D 帳票
10 帳票処理サーバ
11 プロセッサ
12 記憶装置
13 通信装置
20 帳票情報記憶部
22 対象帳票取得部
24 共通項目抽出部
26 特徴ベクトル生成部
28 検索部
30 提示部
32 選択受付部
34 適用条件設定部
36 共通項目コード生成部
38 適用条件コード生成部
40 個別項目コード生成部
42 帳票識別情報生成部
50 クライアント装置
51 プロセッサ
52 記憶装置
53 通信装置
54 入力装置
55 表示装置
60 項目
60S 標準項目
61 項目
61S 標準項目
62 項目
62S 標準項目
63 項目
64 項目
70A 共通項目
70B 共通項目
71A 個別項目
71B 個別項目
72 適用条件
72B 適用条件
80 共通項目コード
81 第1識別子群情報
82 適用条件コード
83 適用条件データ
84 サービスID
86 個別項目コード
87 第2識別子群情報
88 申請先コード
89 ID生成回数
90 適用条件提示画面
91 チェックボックス
92 帳票分類テーブル
100 帳票ID
D データ構造
前記課題は、本発明に係る帳票処理システムによれば、複数の項目を含む対象の帳票を取得する対象帳票取得部と、前記対象の帳票に含まれる前記複数の項目のそれぞれを、一般的に用いられる項目である標準項目に置換する標準項目置換部と、前記標準項目の各々の識別子を含む識別子群情報を所定の符号化処理により可逆的に変換した項目コードを生成する項目コード生成部と、前記項目コードを含むように、ように、前記対象の帳票を識別する帳票識別情報を生成する帳票識別情報生成部と、を有することにより解決される。
上記の帳票処理システムによれば、帳票を識別するための帳票識別情報を、同種の帳票の申請において一般に用いられる共通項目の情報を特定可能な共通項目コードを含むように生成することができる。これにより、帳票の内容から帳票に識別情報を付与することができる。
すなわち、上記の帳票処理システムによれば、帳票識別情報から帳票に含まれる少なくとも一部の項目の情報を特定することができる。
上記の帳票処理システムにおいて、前記対象の帳票に含まれる前記項目について定められる申請の適用条件を設定する適用条件設定部と、前記適用条件設定部により設定される適用条件を前記所定の符号化処理により可逆的に変換した適用条件コードを生成する適用条件コード生成部と、を有し、前記帳票識別情報生成部は、前記適用条件コードをさらに含むように、前記対象の帳票の帳票識別情報を生成するとよい。
こうすることで、帳票識別情報を、帳票の申請のために一般に用いられる項目とその項目に設定された適用条件の情報に基づいて生成できる。
また、帳票識別情報に含まれる適用条件コードから、帳票の申請のための適用条件を特定することができる。
上記の帳票処理システムにおいて、前記帳票情報記憶部は、帳票ごとの申請の分類を示す分類情報をさらに記憶し、前記検索部は、前記帳票情報記憶部の中から、前記対象の帳票と特徴ベクトルが類似し、且つ、前記対象の帳票と分類情報が類似する帳票を検索するとよい。
こうすることで、対象の帳票と申請の分類が類似する帳票の中から、対象の帳票と項目が類似する帳票を検索することができる。これにより、対象の帳票と類似する帳票の検索精度をより一層向上できる。
上記の帳票処理システムにおいて、前記帳票識別情報生成部は、前記対象の帳票の申請先を識別する申請先識別情報をさらに含むように、前記対象の帳票の帳票識別情報を生成するとよい。
こうすることで、帳票を識別するための帳票識別情報を、その帳票の申請先の情報を含むように生成することができる。
また、帳票に付与された帳票識別情報に含まれる申請先識別情報から、帳票の申請先の情報を特定することができる。
上記の帳票処理システムにおいて、前記帳票識別情報生成部は、前記対象の帳票の帳票識別情報のバージョン情報をさらに含むように、前記対象の帳票の帳票識別情報を生成するとよい。
こうすることで、帳票を識別するための帳票識別情報に、その帳票のバージョン情報を含めることができる。これにより、帳票に付与された最新の帳票識別情報を判別できる。
前記課題は、本発明に係る帳票処理システムによれば、複数の項目を含む対象の帳票を取得する対象帳票取得部と、前記対象の帳票に含まれる前記複数の項目のそれぞれを、一般的に用いられる項目である標準項目に置換する標準項目置換部と、前記標準項目について定められる申請の適用条件を設定する適用条件設定部と、前記適用条件設定部により設定される適用条件を所定の符号化処理により可逆的に変換した適用条件コードを生成する適用条件コード生成部と、前記適用条件コードを含むように、前記対象の帳票を識別する帳票識別情報を生成する帳票識別情報生成部と、を有することにより解決される。
上記の帳票処理システムによれば、帳票識別情報を、帳票の申請のために一般に用いられる項目とその項目に設定された適用条件の情報に基づいて生成できる。
また、帳票識別情報に含まれる適用条件コードから、帳票の申請のための適用条件を特定することができる。
また、上記課題は、本発明に係る帳票処理プログラムによれば、複数の項目を含む対象の帳票を取得する対象帳票取得部と、前記対象の帳票に含まれる前記複数の項目のうち、前記対象の帳票に含まれる前記複数の項目のそれぞれを、一般的に用いられる項目である標準項目に置換する標準項目置換部と、前記標準項目の各々の識別子を含む識別子群情報を所定の符号化処理により可逆的に変換した項目コードを生成する項目コード生成部と、前記項目コードを含むように、前記対象の帳票を識別する帳票識別情報を生成する帳票識別情報生成部としてコンピュータを機能させることにより解決される。
また、上記課題は、本発明に係る帳票処理プログラムによれば、複数の項目を含む対象の帳票を取得する対象帳票取得部と、前記対象の帳票に含まれる前記複数の項目のそれぞれを、一般的に用いられる項目である標準項目に置換する標準項目置換部と、前記標準項目について定められる申請の適用条件を設定する適用条件設定部と、前記適用条件設定部により設定される適用条件を所定の符号化処理により可逆的に変換した適用条件コードを生成する適用条件コード生成部と、前記適用条件コードを含むように、前記対象の帳票を識別する帳票識別情報を生成する帳票識別情報生成部としてコンピュータを機能させることにより解決される。

Claims (10)

  1. 複数の項目を含む対象の帳票を取得する対象帳票取得部と、
    前記対象の帳票に含まれる前記複数の項目のうち、前記対象の帳票と同種の申請を行うための他の帳票と共通する項目である共通項目を抽出する共通項目抽出部と、
    前記共通項目の各々の識別子を含む第1識別子群情報を、所定の符号化処理により可逆的に変換した共通項目コードを生成する共通項目コード生成部と、
    前記共通項目コードを含むように、前記対象の帳票を識別する帳票識別情報を生成する帳票識別情報生成部と、を有することを特徴とする帳票処理システム。
  2. 前記対象の帳票に含まれる前記共通項目について定められる申請の適用条件を設定する適用条件設定部と、
    前記適用条件設定部により設定される適用条件を前記所定の符号化処理により可逆的に変換した適用条件コードを生成する適用条件コード生成部と、を有し、
    前記帳票識別情報生成部は、前記適用条件コードをさらに含むように、前記対象の帳票の帳票識別情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の帳票処理システム。
  3. 帳票ごとの項目と適用条件を記憶する帳票情報記憶部と、
    前記帳票情報記憶部から、前記対象の帳票と類似する帳票を検索する検索部と、
    前記検索部により検索された帳票の適用条件を選択可能に提示する提示部と、
    前記提示部により提示された適用条件の中から前記対象の帳票に使用する適用条件の選択を受け付ける選択受付部と、を有し、
    前記適用条件設定部は、前記選択受付部により受け付けた選択結果に基づいて、前記対象の帳票の適用条件を設定することを特徴とする請求項2に記載の帳票処理システム。
  4. 前記対象の帳票に含まれる項目に基づいて、当該対象の帳票の特徴ベクトルを生成する特徴ベクトル生成部を有し、
    前記検索部は、前記対象の帳票の特徴ベクトルと、前記帳票情報記憶部に記憶される帳票ごとの特徴ベクトルとの類似度に基づいて、前記帳票情報記憶部に記憶される帳票の中から前記対象の帳票と類似する帳票を検索することを特徴とする請求項3に記載の帳票処理システム。
  5. 前記特徴ベクトル生成部は、前記対象の帳票に含まれる項目のうち、前記共通項目以外の個別項目に基づいて前記特徴ベクトルを生成することを特徴とする請求項4に記載の帳票処理システム。
  6. 前記帳票情報記憶部は、帳票ごとの申請の分類を示す分類情報をさらに記憶し、
    前記検索部は、前記帳票情報記憶部の中から、前記対象の帳票と特徴ベクトルが類似し、且つ、前記対象の帳票と分類情報が類似する帳票を検索することを特徴とする請求項4又は5に記載の帳票処理システム。
  7. 前記対象の帳票に含まれる前記複数の項目のうち、前記共通項目以外の個別項目の各々の識別子を含む第2識別子群情報を、前記所定の符号化処理により可逆的に変換した個別項目コードを生成する個別項目コード生成部を有し、
    前記帳票識別情報生成部は、前記個別項目コードをさらに含むように、前記対象の帳票の帳票識別情報を生成することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の帳票処理システム。
  8. 前記帳票識別情報生成部は、前記対象の帳票の申請先を識別する申請先識別情報をさらに含むように、前記対象の帳票の帳票識別情報を生成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の帳票処理システム。
  9. 前記帳票識別情報生成部は、前記対象の帳票の帳票識別情報のバージョン情報をさらに含むように、前記対象の帳票の帳票識別情報を生成することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の帳票処理システム。
  10. 複数の項目を含む対象の帳票を取得する対象帳票取得部と、
    前記対象の帳票に含まれる前記複数の項目のうち、前記対象の帳票と同種の申請を行うための他の帳票と共通する項目である共通項目を抽出する共通項目抽出部と、
    前記共通項目の各々の識別子を含む第1識別子群情報を、所定の符号化処理により可逆的に変換した共通項目コードを生成する共通項目コード生成部と、
    前記共通項目コードを含むように、前記対象の帳票を識別する帳票識別情報を生成する帳票識別情報生成部としてコンピュータを機能させるための帳票処理プログラム。
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