JP4287464B2 - システム基盤構成策定支援システム及び支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、システム基盤構成策定支援システム及び支援方法に係り、特に、エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)の技術(インフラ TA:Technology Architecture)層におけるシステム基盤構成の策定を支援するシステム基盤構成策定支援システム及び支援方法に関する。
システム基盤構成とは、業務システムや情報システム等を構成する情報処理システムが持つ機能、性能等の具現する具体的な構成であり、EAとは、政府組織や企業等の業務システムや情報システムにおいて、異なる業務間の関連性と情報システムの関連性とに着目しながら、組織全体の最適化の視点で業務システムや情報システムを改善するための仕組みである。EAは、業務システムや企業情報システムの現状(AsIs)の可視化整理と目指すべき姿(ToBe)との定義を行う。また、EAのフレームワークは、業務(BA:Business Architecture)、データ(DA:Data Architecture)、アプリケーション(AA:Application Architecture)、技術(TA)のそれぞれ関連性を持った4層のモデルを用いて表現される。
EAにおけるシステム基盤構成の策定は、TA層で行われ、従来、以下のような作業を人の手で行っていた。
(1)BA、DA、AAの各層から得られたシステム基盤構成への要求を、AA層で定義するシステム、アプリケーション、論理DB単位で整理する。
(2)要求の内容をシステムの品質要件に展開し、各システム基盤構成を策定するための根拠となるシステム品質要件として整理する。
(3)整理したシステム品質要件を満たすシステム基盤構成を策定する。
なお、この種のユーザからの要求を受付けてシステム基盤構成策定を支援する方法に関する従来技術として、例えば、特許文献1等に記載された技術が知られている。この従来技術は、設計者からのデータ入力に基づき、旧システムから新システムへの移行の際に環境負荷の削減率が最適となる事例の提示を行うというものである。
特開2005−71122号公報
従来、EAの策定におけるシステム基盤構成の策定は、人の手により行われていたため、多数の文書を参照する煩雑な作業が必要であった。また、システム基盤構成を策定する担当者の経験の違いにより、同様の要求に対するシステム基盤構成の策定結果が異なるものとなっていた。これにより、類似しているが違うシステムを複数策定してしまい、EAの求めている全体としての最適化が充分に達成することができなかった。
また、前述の従来技術は、ユーザの要求に基づいた特定の機能を考慮して評価を行い、個別のシステム基盤設計を支援することができるものであるが、個別のシステムのみに着目し、組織全体のシステム基盤構成を考慮していないため、EAの求める全体の最適化という視点でのシステム基盤構成の策定には不向きであるという問題点を有している。
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、EAにおけるシステム基盤構成の策定時に、EAの各層から与えられたユーザのシステム基盤構成への要求に基づき、過去に行われた策定事例の中からユーザの要望に一致する策定案をシステム基盤構成案として提供することにより、全体の最適化を確保しながら効率的にシステム基盤構成の策定を支援することができるシステム基盤構成策定支援システム及び支援方法を提供することにある。
本発明によれば前記目的は、記憶装置と、エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)の各層から与えられるシステム基盤構成への要求を入力する入出力装置と、情報処理装置がその主記憶装置に格納されるプログラムを実行することによって実現される処理部とを有し、EAに基づくシステム基盤構成の策定を支援するシステム基盤構成策定支援システムであって、前記記憶装置は、ユーザの要求内容を管理する要求内容管理テーブルと、システム基盤構成の品質要件の品質要件分類、項番、品質要件内容、値を管理する品質要件管理テーブルと、ユーザの要求と品質要件を対応付ける要求_品質要件対応テーブルと、品質要件とグループとを対応付ける階層的なグルーピングテーブルと、前記品質要件により前記グルーピングテーブルのグループに分けられたシステム基盤構成の策定事例とを格納し、システム基盤に対するユーザの要求を前記入出力装置が入力データとして取り込み、前記処理部により前記入力データから前記要求_品質要件対応テーブルを参照して要求に対応する品質要件を入力品質要件として取得し、前記入力品質要件から前記グルーピングテーブルを参照して、入力品質要件に対応する既存のグループを選択するグループ選択手段と、前記入力品質要件と前記グループ選択手段により選択されたグループの策定事例の品質要件との類似度を前記処理部により計算する類似度計算手段と、前記類似度計算に基づきグループ内の事例を前記類似度計算結果の高い事例からシステム基盤構成案として提示する策定案提示手段と、提示された事例のさらなる絞り込み要求をユーザから受付けた場合、当該絞り込みの質問を出力する質問手段と、策定されたシステム基盤構成を前記グループ選択手段により選択されたグループの策定事例としてグルーピングテーブルに反映するグループ生成・更新・削除手段と、前記策定案をユーザの入力により変更するカスタマイズ手段とを備え、前記グループ生成・更新・削除手段は、前記グルーピングテーブルへの策定事例の追加と、グループ内の策定事例数が所定の値以上になった場合に、当該グループを分割して前記グルーピングテーブルに新しいグループを生成する新規グループ作成手段とを有し、前記新規グループ作成手段により分割された情報を、前記記憶装置に作成されるグループ分割履歴管理テーブルに格納し、前記入出力装置から統合元の品質要件と統合先の品質要件を入力データとして取り込み、前記グルーピングテーブルの品質要件フィールドの値が、前記統合元の品質要件と部分一致するか否かを判定し、該当フィールドの一致部分の値を前記統合先の品質要件に書き換え、前記グループ分割履歴管理テーブルを参照し、グループ分割要件フィールドの値が前記統合元の品質要件と一致するレコードのグループ探索用コードを取得し、かつ、前記レコードのグループ探索用コードの値と前記グループ探索用コードの桁数分の値がグループ探索用コードと一致するレコードを前記分割履歴管理テーブルの他のレコードから検索し、該当するレコードのグループ探索用コードの取得と該当レコードの削除とを行い、前記グルーピングテーブルを参照し、グループ名フィールドが前記グループ探索用コードに一致するグループを検索し、当該グループの要素の保持と該当レコードの削除とを行い、前記保持したグループの要素について、前記グループ生成・更新手段が、グループの策定事例の中で最も選択されている品質要件に基づいてグループ分けして格納することにより達成される。
本発明によれば、予め決められた品質要件の確定ロジックと品質要件とに基づくグループ選択ロジックにより、全体最適を確保しつつ、類似度計算ロジックによりユーザの求める最適な構成案を提示することができ、設計者の経験に左右されることなく一定の設計品質を保ったシステム基盤構成を策定することができ、また、要求入力後の処理を前記ロジックにより自動的に行うことにより、システム基盤構成策定の手間と時間とを大幅に短縮することができる。
以下、本発明によるシステム基盤構成策定支援方法及びシステムの実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態によるシステム基盤構成策定支援システムの構成を示すブロック図である。図1において、100はシステムバス、101は入出力端末、102は情報処理装置(CPU)、103は主記憶装置、104はデータベース、105はシステム基盤構成策定プログラム、110は要求入力制御プログラム、111は策定案提示プログラム、112は要求・システム基盤構成表示プログラム、113は構成カスタマイズプログラム、114はグルーピングテーブル更新プログラム、115はデータベース104におけるリファレンス情報格納領域、116はグループ管理領域である。
本発明の実施形態によるシステム基盤構成策定支援システムは、入出力端末101、情報処理装置102、主記憶装置103、データベース104を備えて構成される。そして、これらの装置相互間は、図1に示すように、システムバス100によって接続されている。主記憶装置103上には、要求入力制御プログラム110、策定案提示プログラム111、要求・システム基盤構成表示プログラム112、構成カスタマイズプログラム113、グルーピングテーブル更新プログラム114の各プログラムが格納されている。これらのプログラムは、CPU102により実行されて、それぞれが果たすべき機能をもった処理機能部が構築される。
策定案提示プログラム111は、入力品質要件定義プログラム117、グループ判定プログラム118、類似度計算プログラム119、事例選定用質問プログラム120により構成され、構成カスタマイズプログラム113は、カスタマイズ要求管理プログラム121、構成パターン追加プログラム122、構成パターン変更プログラム123により構成され、グルーピングテーブル更新プログラム114は、グループ分割プログラム124、グループ統合プログラム125により構成され、情報処理装置102により実行される。
また、データベース104は、磁気ディスク等による二次記憶装置により実現され、データの参照・読み出しを行うリファレンス情報格納領域115とグループに関するデータの参照・書き込み・読み出しを行うグループ管理領域116とを持つ。リファレンス情報格納領域115は、要求内容管理テーブル126、品質要件管理テーブル127、要求_品質要件対応テーブル128、品質要件_システム構成パターン対応テーブル129を格納しており、グループ管理領域116は、トップレベルグループ管理テーブル130、下位レベルグループ管理テーブル131、グルーピングテーブル132、グループ分割履歴管理テーブル133を格納している。前述の各テーブルは、前述の各プログラムによってアクセスされる。
図1に示すシステムは、システムバス100により接続されているが、情報処理装置102や主記憶装置103がインターネット、公衆通信網等のネットワークにより接続された形態であってもよく、入出力端末101は、無線LAN等を介して前述のネットワークに接続されていてもよい。
本発明の実施形態における処理動作を説明する前に、図25〜図28を参照して、前述で説明した本発明の実施形態のプログラムとテーブルとの間の情報の流れを説明する。
図25はシステム基盤構成策定支援システムの基本的動作の際にプログラムとテーブルとの間でやり取りされる情報について説明する図である。
まず、要求入力制御プログラム110は、要求内容管理テーブル126から要求内容を受け取って入力端末101に表示する。ユーザは、表示された内容からEAの各層から与えられた成果物に基づき要求を入力して回答する。要求入力制御プログラム110は、ユーザから受け取った要求内容を入力品質要件定義プログラム117に渡す。入力品質要件定義プログラム117は、入力要求の要求Codeに基づき要求_品質要件対応テーブル128を参照し、品質要件Codeを取得し、グループ判定プログラム118に渡す。グループ判定プログラム118は、受け取った品質要件Codeに基づいて、トップレベルグループ管理テーブル130、下位レベルグループ管理テーブル131を検索し、該当するグループがある場合、そのグループ名を受け取る。グループ判定プログラム118は、該当するグループがあった場合、グループ名を類似度計算プログラム119に渡し、グループが存在しなかった場合、入力品質要件と矛盾する品質要件Codeを持たないグループを選択し、全要素を1つにまとめ事例集合を作成する。
類似度計算プログラム119は、与えられたグループと、入力された全ての品質要件Codeと、品質要件管理テーブル127が保持している値とを基に、グループに登録されている各事例の類似度を計算し、その結果を要求・システム基盤構成表示プログラム112に渡し、入出力端末101に表示させる。ユーザが表示結果をさらに絞り込みたい場合、事例選定用質問プログラム120がグルーピングテーブル132から該当するグループの各事例の持つ品質要件Codeを取得し、選択された回数が最も多い品質要件Codeに基づいて、要求_品質要件対応テーブル128から質問項目である要求内容を取得し、入出力端末101に表示して回答を得る。事例選定用質問プログラム120は、ユーザからの回答に基づき事例を絞り込んだ結果を要求・システム基盤構成表示プログラム112に渡し、要求・システム基盤構成表示プログラム112が入出力端末101に表示させる。
図26はユーザからカスタマイズ要求があった場合のプログラムとテーブルとの間でやり取りされる情報について説明する図である。
入出力端末101からカスタマイズ要求をカスタマイズ要求管理プログラム121が受け取ると、その要求内容に基づいて、構成パターン追加プログラム122及び構成パターン変更プログラム123が品質要件_システム構成パターン対応テーブル129を参照し、システム基盤構成パターンを取得する。
図27は新たに策定された事例をグルーピングテーブルに反映する際のプログラムとテーブルとの間でやり取りされる情報について説明する図である。
策定事例は、グループ判定プログラム118により品質要件Codeに基づいて既存のグループのどこに属するかが判定される。このため、グループ判定プログラム118は、品質要件Codeに基づいてトップレベルグループ管理テーブル130及び下位レベルグループ管理テーブル131から該当するグループ名を取得する。グループ判定プログラム118は、得られたグループ名に基づいてグルーピングテーブル132を参照し、グループの策定事例の個数をカウントし、その値が閾値を超えている場合、グループの事例で最も多く選択されている品質要件分類と項番とを取得し、グループ名と共にグループ分割プログラム124に渡す。グループ分割プログラム124は、グループ名と分割品質要件分類とによりグルーピングテーブル132及びグループ分割履歴管理テーブル133を更新する。
図28はグループ統合プログラム125とテーブルとの間でやり取りされる情報について説明する図である。
グループ統合プログラム125は、ユーザから入力された統合する品質要件に基づいて、各レベルのグループ管理テーブル130、131とグループ分割履歴管理テーブル133を更新する。
次に、図1に示して説明したシステム基盤構成策定支援システムの処理動作の詳細を説明する。
図2はシステム基盤構成策定支援システムで支援方法を実施する処理手順の概要を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)まず、入出力端末101は、EAの各層から与えられたシステム基盤への要求をユーザから受付け、その要求を要求入力制御プログラム110に渡し、要求入力制御プログラム110は、入力品質要件定義プログラム117にユーザの要求からシステム基盤へ求められる品質要件を確定させる。なお、この処理の詳細については、図3を参照して後述する(ステップ201)。
(2)次に、グループ判定プログラム118は、確定した品質要件に基づいて、グループを選択し、類似度計算プログラム119にグループ内の各要素との類似度計算を行わせ、これを入出力端末101を介してユーザに表示し、事例選定用質問プログラム120にユーザへの策定事例の絞り込み質問を行わせ、ユーザからの要求に応じて類似度計算と表示とを繰り返す。なお、この処理の詳細については、図4を参照して後述する(ステップ202)。
(3)次に、要求・システム基盤構成表示プログラム112は、ユーザが選択した策定案が満たしている要求項目を入出力端末101に表示して表示してユーザに確認を求め、変更が必要な場合、構成カスタマイズプログラム113にカスタマイズを行わせる。なお、この処理の詳細については、図5を参照して後述する(ステップ203)。
(4)その後、システム基盤構成を決定し、最後に、決定した策定結果をデータベース104に格納する処理を行ってここでの処理を終了する(ステップ204、205)。
図3は図2のフローにおけるステップ201での要件入力・要件選択処理の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)要求入力制御プログラム110は、入出力端末101からユーザが入力したEAの各層から与えられたシステム基盤への要求を受付けると、その要求に重要度の設定があるか否かを判定する(ステップ301、302)。
(2)ステップ302の判定で、要求に重要度の設定があった場合、重要度の最も高い要求を選択する(ステップ303)。
(3)入力品質要件定義プログラム117は、入出力端末101にユーザが選択した要求内容と重要度とを表示してユーザに確認させ、変更が必要であればステップ301からの処理に戻って処理を繰り返す(ステップ304)。
(4)ステップ304のユーザによる確認が行われた場合、その要求内容を確定し、また、ステップ302の判定で、要求に重要度の設定がなかった場合、入力内容を要求内容として確定し、確定した要求内容により要求_品質要件対応テーブル128を検索して、次の処理に移行する(ステップ305)。
図21は前述のステップ301の処理で要求を受け付けるために入出力端末101に表示される画面の例を示す図である。
ステップ301の処理でシステム基盤への要求を受付ける方法は、図21の表示画面例に示すように、チェックボックスとプルダウンとを用いる方法で、必須項目と追加項目とを受付けるようにしたものである。そして、必須項目が入力されていない場合、処理が実行されない。この処理では、階層的に要求項目を選択する方法やキー入力による要求の検索方法等を利用することもできる。また、各要求項目には、重要度がユーザにより設定される。必須項目とは、システム基盤構成の策定において最も基本となる構成でであり、クライアントサーバ、メインフレーム等のうち、ユーザの環境で利用する環境である。EA策定において、基本構成は、予め決定されていることが多く、また、基本構成の違いによりシステム基盤構成の策定結果が大きく異なるため、本発明の実施形態では、予め基本構成を設定して選択させることとしている。
図11は図21に示す表示画面例に表示するデータを有する要求内容管理テーブル126の構成例を示す図である。
要求内容管理テーブル126は、要求Code1101、層1102、品質要件分類1103、システム基盤要求1104の各項目を記述した複数レコードにより構成される。そして、要求Code1101の項目には、レコードを一意に識別するコードが格納され、層1102の項目には、システム基盤への要求の与えられたEAにおける層が格納される。また、品質要件分類1103の項目には、要求の品質要件における分類が格納され、システム基盤要求1104の項目には、システム基盤への要求の内容が格納されている。図11に示したテーブルの例において、ユーザが基本構成の内容として選ぶ必要のある項目は、要求Code1001の値がA〜Dまでの何れかとなる。ユーザは、これらの基本構成のうち1つを選択することが必要になり、他の要求は、EAの各層での成果物に基づいて選択していき、選択した各要求に重要度を設定することとなる。
システム基盤構成の策定を行う場合、システムへの品質要件に基づいて策定が行われていく。しかし、品質要件は、信頼性、性能、セキュリティ、ユーザビリティ等のシステム側の言葉で表されており、高信頼性と高性能とが実現されることによって、24時間365日の稼動を実現することができる等、どの品質要件を重視することによりどのような効果が現れるのかをユーザが判断することは難しい。そこで、本発明の実施形態は、ユーザは、要求内容だけを意識すれば、システム基盤構成の策定を行うことを可能とする方法を実現するようにしている。
図21に示して説明した表示画面例では、ユーザが基本的な構成として「3階層Web +クライアント・サーバ」を選択し、重要度の高い要求項目として「24時間365日稼動させたい」と「業務処理量が今後増加する見込みがある」とを選択し、重要度は低いが関心のある項目として「GUIを利用し使い勝手の良い画面にしたい」を選択している。このように、ユーザは、日常的に使う言語の形式で要求項目を選択することが可能になる。
図3により説明したフローの処理において、前述のようにして入力された入力結果は、入出力端末101に表示されて、ユーザの確認を取り(ステップ304)、必要に応じステップ301〜303の処理を繰り返すことにより、入力要求内容が確定される。
図12は要求_品質要件対応テーブル128の構成例を示す図である。要求_品質要件対応テーブル128は、要求Code1201と、該要求Code1201に対応する品質要件Code1202とにより構成されている。
そして、図3に示すフローによるステップ303、304の処理の後、これらの処理により選択されたユーザ要求と品質要件との対応付けを行うこととなるが、このユーザの要求と品質要件との対応付けは、変換テーブルを用意して行われる。この処理の方法は、前述の重要度設定で最も高い重要度が設定された要求の要求Code1001に対応する品質要件を、要求Code1101を参照キーとして図12に示す要求_品質要件対応テーブル128の要求Code1201を参照し、品質要件Code1202を検索する処理を行い、検索結果の品質要件Code1202の和(集合)を取る(ステップ305)ことにより行われる。同一の品質要件で設定レベルの違う品質要件が選択された場合、設定レベルの高い方が選択される。この処理により、ユーザの要求をシステムの品質要件に変換し、品質要件を確定することができる。前述の要求_品質要件対応テーブル128の参照処理により得られた品質要件の集合を入力品質要件と呼ぶこととする。
前述で説明した図21に示す表示画面からの入力結果を品質要件に変換する場合、要求内容管理テーブル126、要求_品質要件対応テーブル128、及び、後述する品質要件管理テーブル127の品質要件Code1401を用いる。
図23は図12に示した要求_品質要件対応テーブル128の記号を翻訳して内容を示したテーブルを示す図であり、ここで、このテーブルの構成について説明する。
図23に示すテーブルにおいて、要求内容2301は、図11に示す要求内容管理テーブル126におけるシステム基盤要求1104からユーザが要求した内容を示しており、品質要件2302は、品質要件管理テーブル127から要求_品質要件テーブル128のCodeを用いて参照した結果を示している。図21に示して説明したような入力が行われた場合、図23から信頼性「高」と性能「高」との品質要件が選択されることとなる。これらの品質要件は、内部処理上は、gやzなどの品質要件Codeとして処理される。
以上によりステップ201での要求入力・要件選択の処理が終了し、ステップ202のグループ選択・類似度計算の処理に移行する。
図4は図2のフローにおけるステップ202での処理の詳細を説明するフローチャート、図14は品質要件管理テーブル127のデータ構成例を示す図、図15はトップレベルグループ管理テーブル130のデータ構成例を示す図、図16は下位レベルグループ管理テーブル131のデータ構成例を示す図、図17はグルーピングテーブル132のデータ構成例を示す図、図19はグルーピングテーブルのCode内容を変換しグループの持つ意味を明示した例を示す図であり、図4に示すグループ選択・類似度計算の処理フローを説明する前に、まず、図14〜図17、図19を参照して、図4により説明する処理で必要なデータについて説明する。
図14に示す品質要件管理テーブル127は、品質要件Code1401、品質要件分類1402、項番1403、品質要件1404、値1405を記述した複数のレコードにより構成される。そして、品質要件Code1401には、レコードを一意に識別するコードが格納される。品質要件分類1402には、品質要件の分類項目が格納され、項番1403には、品質要件分類毎の連番が格納され、品質要件1404には、品質要件の内容が格納されている。値1405には、同一要件分類でかつ同一項番の品質要件間の違いを示す値が格納されており、この値は、予めユーザにより与えられているものとする。
図15に示すトップレベルグループ管理テーブル130には、システムの基盤となる技術分類のデータが格納され、このテーブル130は、グループ名1501、トップレベル要件1502、グループの意味を記述した内容1503を記述した複数のレコードにより構成される。グループ名1501は、レコードを一意に識別するコードが格納される。トップレベル要件1502には、後述する品質要件管理テーブル127に格納される何れか1つのレコードの品質要件Code1401に対応したコードが格納される。このトップレベル要件1502は、図3により説明したフローのステップ301での必須項目入力時に何れか1つが必ず選択される。内容1503には、レコードに格納されているグループの説明が格納されている。
図16に示す下位レベルグループ管理テーブル131は、システムの基本構成となるグループを格納しており、グループ名1601、トップレベルグループ1602、グループ選択要件1603を記述した複数のレコードにより構成される。グループ名1601は、レコードを一意に識別するコードが格納される。トップレベルグループ1602には、トップレベルグループ管理テーブル130のグループ名1501の何れか1つに対応した値が格納され、グループ選択要件1603には、後述する品質要件管理テーブル127の品質要件Code1401に対応した値の集合が格納される。
図17に示すグルーピングテーブル132は、グループ名1701、品質要件1702、システム基盤構成1703、選択回数1704を記述した複数のレコードにより構成される。そして、グループ名1701には、前述の下位レベルグループ管理テーブル131のグループ名1601に対応した値が格納され、グループを識別する。1つのグループには複数の要素が格納され、グループ名1701と品質要件1702とにより一意に識別される。品質要件1702には、前述の品質要件管理テーブル127の品質要件Code1401に対応した値の集合が格納され、システム基盤構成1703には、過去に策定されたシステム基盤構成の策定事例が格納される。値1704には、これまでのシステム基盤構成策定処理において、当該事例が選択された回数が格納される。
図17に示すように、グルーピングテーブル132には、予め品質要件分類に基づき策定事例がグループ化して格納されているため、図4により後述する処理の中で、一致するグループの策定事例を高速に検索することが可能である。しかし、分割された品質要件の順序とユーザの入力した要求に基づいて確定した品質要件の重要度とが一致しない場合がある。例えば、図19に示す例では下位グループは、クライアント・サーバ高性能高信頼、クライアント・サーバ高性能低信頼、クライアント・サーバ高性能信頼性要件入力なし、クライアント・サーバ低性能に分割されている。ここで、ユーザ入力の品質要件が、クライアント・サーバの高セキュリティ、高性能を求めている場合、オンライン高性能信頼性要件入力なしのグループが選択されることになる。この結果、オンライン高性能信頼性要件入力なしグループの中でセキュリティ要件が類似した事例が選定されることになるが、クライアント・サーバ高性能高信頼、クライアント・サーバ高性能低信頼グループに含まれるセキュリティ要件の高い事例が検索されないことになる。
また、図19に示すように、下位グループは、後述するグループ更新・分割方法により、クライアント・サーバ高性能、クライアント・サーバ低性能のようにある品質要件分類により分割された形で蓄積されている。
次に、図4に示すフローを参照して、グループ選択・類似度計算の処理動作の詳細を説明する。
(1)この処理が開始されると、グループ判定プログラム118は、まず、トップレベルグループ管理テーブル130を参照し、トップレベルグループを選択する。すなわち、ステップ201の処理で確定された品質要件には、前述で説明したようにトップレベルグループ管理テーブル130のトップレベル要件項目1502の何れか1つが必ず含まれているため、グループ判定プログラム118は、入力品質要件に基づいて、図15に示すトップレベルグループ管理テーブル130のグループ名1501の1つを選択する(ステップ401)。
(2)次に、グループ判定プログラム118は、ステップ401の処理で得られたグループ名1501と品質要件とに基づいて、図16に示す下位レベルグループ管理テーブル131を参照し、下位レベルグループを選択する(ステップ402)。
前述の処理におけるグループ選択の際には、入力要求に対応付けられた複数の品質要件を満たすグループがグルーピングテーブル132に存在するかを検索する。各下位グループは、実際の処理では、図16に示すグループ名1601により処理される。
(3)次に、一致するグループがあるかの検索を行い、一致するグループがあったか否かを判定する(ステップ403)。
(4)ステップ403の判定で、一致するグループがなかった場合、ユーザが入力した品質要件に矛盾しないグループの全てを選択しておき、その中からユーザ要求を満たす策定事例を選定する。前述の例では、クライアント・サーバ低性能グループ以外のクライアント・サーバのグループは、ユーザの入力から得られた品質要件に矛盾していないため、クライアント・サーバ高性能高信頼、クライアント・サーバ高性能低信頼、クライアント・サーバ高性能信頼性要件入力なしの全てのグループが選択されることになり、各グループの策定事例の中でユーザの要求である高セキュリティ、高性能を満たしている事例を選定する(ステップ404)。
(5)次に、選択されたグループの策定事例を検索し、全ての策定事例をまとめて1つのグループとみなして、そのグループを検索用グループとして作成する(ステップ405)。
(6)ステップ403の判定で、一致するグループがあった場合そのグループを選択して、あるいは、ステップ405の処理で検索用グループを作成した場合そのグループについて、グループの要素と入力品質要件との類似度計算を行う。なお、ここでの類似度計算の処理の詳細については、図7を参照して後述する(ステップ406)。
(7)次に、ステップ406の処理での類似度計算の結果、類似度が上位であった策定事例とグループ内の策定事例の件数とを画面上に表示して、ユーザに選択させる(ステップ407)。
(8)ステップ407でのこの表示の際に、策定事例の更なる絞り込みをユーザが希望したか否かを判定し、ユーザが策定事例の更なる絞り込みを希望しなかった場合、選択された要素を最適案として選択し、ここでの処理を終了する(ステップ408、410)。
(9)ステップ408の判定で、ユーザが策定事例の更なる絞り込みを希望した場合、事例検索結果の絞り込みを行う。なお、ここでの事例検索結果の絞り込みの処理の詳細については、図9を参照して後述する(ステップ409)。
(10)次に、ステップ409の事例検索結果の絞り込みの処理で得られたグループで、ステップ406からの処理を再び行う。絞り込み処理は、ユーザの要求により1件まで絞り込むことが可能である。しかし、ユーザが入力した要求を満たす策定事例が1件もない場合が考えられる。そこで、絞り込み後の事例検索結果の件数Nが、N=0であるかN>0であるかを判定し、N>0であった場合、ステップ406からの処理に戻って処理を繰り返す(ステップ411)。
(11)ステップ411の判定で、ユーザが入力した要求に適する事例が1件もなかった場合、すなわち、N=0であった場合、カスタマイズ処理を行う(ステップ412)。
前述したような図4に示す処理により、ユーザが最適と考える1つの策定事例を選択することができる。
前述のステップ412の処理でのカスタマイズ処理は、ユーザが入力した要求に対応する品質要件を積み上げてシステム基盤構成を策定する処理であり、図13に示す品質要件_システム構成パターン対応テーブル129を用いて行われる。
図13は品質要件_システム構成パターン対応テーブル129のデータ構成例を示す図である。品質要件_システム構成パターン対応テーブル129は、システム構成パターンCode1301、品質要件Code1302、システム構成パターン1303の各項目により構成される。システム構成パターンCode1301は、レコードを一意に識別する連番であり、品質要件Code1302には、図14に示す品質要件管理テーブル127の品質要件Code1401に対応した値の集合が格納される。システム構成パターン1303には、品質要件Code1302により構成されるシステム基盤構成の構成パターンを示した図が格納される。この品質要件_システム構成パターン対応テーブル129を用いて、ユーザが入力した品質要件に対応するシステム構成パターンを、構成パターン追加プログラム122や構成パターン変更プログラム123を用いて構築することによりシステム基盤構成を策定する。
図7は図4に示すフローのステップ406での類似度計算の処理の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。ここでの処理は、入力された要求のうち重要度が低いものも含め、入力された全ての要求について、要求_品質要件テーブル128を参照して品質要件との対応を図り、類似度計算を行う処理である。なお、同一品質要件分類で異なるレベルの要求があった場合、まず、重要度が高い要求から取得されたレベルを優先し、同一の重要度で異なるレベルの同一品質要件分類項目があった場合、レベルの高い品質要件を選択する。
(1)類似度計算プログラム119は、まず、策定事例との類似度計算結果を格納する集合Cを用意して初期化する(ステップ701)。
(2)次に、前述の入力品質要件(Aとする)とグループ内の要素のうちの1つ(Bとする)とを前述の品質要件管理テーブル127の品質要件分類1402と項番1403の組合せ毎に分類(A={...,Ai,Aj,Ak,...}、B={...,Ba,Bb,Bc,...}、i,j,k,a,b,cは品質要件分類と項番の組合せにつけた連番)する(ステップ702、703)。
(3)次に、AとBとの類似度b=Σi|Ai−Bi|を計算し、Bと類似度計算結果bの値を集合Cに格納し、次の要素の類似度計算に移る(ステップ704〜706)。
(4)グループ内の全ての要素に対しステップ704〜706の処理を行った後、集合Cの要素を類似度計算結果を基に昇順に整列して、ここでの処理を終了する。なお、この処理中に、類似度計算結果が同値の策定事例が複数となった場合、予め設定した品質要件の重要度が他の要素に比べ大きい要素や、選択回数が他の要素より多い要素を優先して並び替えを行う(ステップ707)。
前述した類似度計算の処理では、値1405の差の絶対値の総和を用いたが、ユークリッド距離やベクトルの内積の計算結果を類似度としてもよい。
類似度計算の具体例を、入力品質要件の重要度項目がメインフレーム・オンライン、高性能が選択され、重要度の低い要求としてユーザ認証低が選択されたとして説明する。
まず、前述のグループ選択手順により、図15に示すトップレベルグループ管理テーブル130からMF・オンラインが選択され、グループ名1501としてAが選択される。次に、図16に示す下位レベルグループ管理テーブル131のトップレベルグループ項目1602を前述のグループ名で検索し、入力品質要件を用いてグループ名1601を決定する。この場合は、トップレベルグループ1602の値がA及び高性能を示す品質要件eによりグループ11が選択される。このグループ名1601で図17に示すグルーピングテーブル132を参照する。
ここで、グループの最初の要素と入力品質要件との類似度計算を例に取ると、基本構成項目、高性能は統一であるが、ユーザ認証は要求されているレベルが異なり、策定事例にはウィルス対策要との品質要件が求められている。類似度計算は、各品質要件分類の項番毎に計算を行っていくが、値に違いが現れるのは、品質要件の選択されているレベルの異なる品質要件の場合のみであるから、ここでは、違いのある品質要件の値計算を示す。違いのあった品質要件は、ユーザ認証項目とウィルス対策であったから、入力要件と策定事例の違いのあった品質要件項目の値を図14に示す品質要件管理テーブル127の値フィールド1405を参照し取得する。なお、一方にのみ品質要件項目が現れている場合、他方の値を0として計算を行う。結果は以下のようになる。
ユーザ認証 入力品質要件:2 策定事例:3
ウィルス対策 入力品質要件:0 策定事例:4
この結果から前述の計算式を用いて計算を行うと、
策定事例1の類似度=|2−3|+|0−4|=5
となる。このようにして、グループ内のすべての策定事例の類似度を計算する。
図9は図4に示すフローのステップ409での事例検索結果の絞り込みの処理の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)まず、ステップ406の処理で扱ったグループの策定事例の品質要件を検索し、最も選択されている品質要件を抽出する(ステップ901)。
この品質要件の抽出の処理を、あるグループの要素を図14に示す品質要件管理テーブル127の品質要件Code1401から品質要件1404に変換して表したときに、図20に示す形式で構成されているものとして説明すると、次のようになる。すなわち、図14に示す品質要件管理テーブル127に示すそれぞれの品質要件を順に見ていくと、図20ではユーザビリティ「高」は2つの事例で選択され、ユーザ認証「高」は2つの事例で選択されている。このように、各品質要件について対象グループ内の事例で選択されている件数をカウントしていく。図20に示す例では、セキュリティ「高」が最も選択されていることがわかる。この品質要件が現在多くのユーザが着目している傾向の高い品質要件と判断し、事例絞り込み用の品質要件として選択する。
(2)次に、図12に示す要求_品質要件対応テーブル128の品質要件項目を検索し、抽出された品質要件を品質要件項目に含んでいるフィールドの要求項目を取得すると共に、取得した要求項目が必要であるか否かをユーザに質問して、ユーザからの回答を得る。例えば、前述のセキュリティ「高」が選択された場合、要求_品質要件対応テーブル128を参照した結果が図23に示すように作成されているとすると、「情報漏洩/データ改竄が気になる」、「社外からいつでもシステムへ接続させたい」と言った内容が必要であるか否かをユーザに質問をする(ステップ902、903)。
図22はステップ903の処理でユーザに質問する場合の問合せ表示画面の例を示す図である。この画面には、前述した「情報漏洩/データ改竄が気になる」、「社外からいつでもシステムへ接続させたい」という内容がチェックボックスにより選択可能に表示され、ユーザに選択させる。質問に対する回答は、どれか1つの質問項目がチェックされた場合、選択された品質要件が新たな検索用の品質要件として得られたと考え、1つもチェックされなかった場合、その品質要件項目はユーザが必要としていないと判断し、該当する品質要件を含んでいない事例を検索する。絞り込み質問では、質問した項目の1つでも選択されれば新たな品質要件として追加するため、図22に示すような方法以外にも、1つが選択された場合にボタンの押下を待たずに絞り込み処理を行う方法や、代表的な質問を提示し、それ以外の質問項目を補足として表示する方法を用いてもよい。
(3)前述したようなユーザからの回答の結果から、絞り込みを行う品質要件を選択し、前述したグループの策定事例を絞り込み、新たな検索用グループとする(ステップ906)。
図5は図2のフローにおけるステップ203での品質要件・システム基盤確認処理の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)まず、ステップ201、202の処理で行ったシステム基盤構成の策定事例の選択またはカスタマイズ結果を画面に表示し、要求が網羅できているか否かをユーザに確認してもらう(ステップ501、502)。
(2)ステップ502でのユーザの確認で、要求が網羅できていた場合、ステップ204の処理に移行し、要求が網羅できていなかった場合、その理由が重要度設定判断の違いによるものか否かをユーザに確認してもらい、重要度設定判断に違いがない場合、ステップ204の処理に移行し、重要度設定判断の違いでユーザが承認しない場合、ステップ201からの処理に戻って処理を繰り返す(ステップ503)。
前述までに説明したステップ201〜203の処理によりシステム基盤構成が策定され、ステップ204の処理でシステム基盤の構成が決定される。そして、システム基盤構成の策定が終了後にはグループ管理領域116の更新作業を行う。
図18はグループ分割履歴管理テーブル133のデータ構成例を示す図であり、ここでグループ分割履歴管理テーブル133のデータ構成について説明する。
グループ分割履歴管理テーブル133はレコードを一意に識別する番号(#)1801、親要件1802、グループ分割要件1803、グループ探索用コード1804を記述した複数のレコードにより構成される。そして、親要件1802とグループ分割要件1803には、品質要件管理テーブル127の品質要件Code1401に対応する値が、1つまたは集合として格納される。グループ探索用コード1804は、グループの分割履歴を保持している。グループ分割履歴管理テーブル133は、親要件1802を親として辿るコード、グループ分割要件1803を各ノードとして管理することにより、木構造として格納されている。
図6は図2のフローにおけるステップ205での策定データの反映処理の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)まず、ステップ204の処理で決定されたシステム基盤構成がステップ203の処理においてカスタマイズされたものか否かを判定する(ステップ601)。
(2)ステップ601の判定で、カスタマイズがされていなかった場合、グルーピングテーブル132の選択された策定事例の選択回数1704に1加算する(ステップ604)。
(3)また、ステップ601の判定で、カスタマイズされていた場合、策定されたシステム基盤構成の持つ品質要件に基づいて、既存グループに新規パターンとして追加し、選択回数1704に1を入力する(ステップ603、604)。
(4)次に、ステップ604の処理で、システム基盤構成の策定結果をグルーピングテーブル132に追加したことにより、各グループの要素数が閾値(この閾値はユーザが任意に設定してよい)を超えたか否かを判定し、グループ要素数が閾値を超えていなかった場合、ここでの処理を終了し、閾値を超えていた場合、プロトタイプの選定処理を行って、ここでの処理を終了する(ステップ605、606)。
図8は図6のフローにおけるステップ606でのプロトタイプの選定処理の詳細を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)まず、変数c=0とし、集合Dを初期化し、次に、図14に示す品質要件管理テーブル127の品質要件分類1402と項番1403とを選択する(ステップ801、802)。
(2)次に、ステップ802で選択した品質要件分類1402と項番1403との当該グループにおける選択件数をカウントし、その値をdとして、cとdとの値を比較する(ステップ803、804)。
(3)ステップ804でのcとdとの値を比較で、cとdとの値が同一の場合、選択件数が同じ品質要件分類と項番の組があったことを表すため、一時的な集合Eとして保持されている品質要件分類とステップ803で選択した品質要件分類の重要度とを比較し、重要度の高い方を選択して集合Eに保持する(ステップ805、806)。
(4)次に、ステップ804でのcとdとの値を比較で、cの値がdの値より小さかった場合、これまでの判定の中で最も多い件数選択されている品質要件であるため、ステップ803で選択した品質要件分類1402と項目1403とを集合Eに保持する(ステップ806)。
(5)ステップ806の処理の後、あるいは、ステップ804でのcとdとの値を比較で、dの値がcの値より小さかった場合、これまでの中で、より多くの件数選択されている品質要件があったことを表すため、そのまま次の処理に移り、全ての品質要件分類1402と項番1403とについてステップ802〜804の処理と804の判定から遷移するステップ805、806の処理の全てが終了したか否か、すなわち、最後の要件分類と項番との処理が終わったか否かを判定し、終了していなかった場合、ステップ402からの処理に戻って処理を続ける(ステップ807)。
(6)ステップ807の判定で、全ての品質要件分類1402と項番1403とについての処理が終了していた場合、グループの策定事例の中で最も選択されている品質要件分類1402が集合Eに格納されているため、集合Eに格納されている品質要件分類1302と項番1403とに属している品質要件Code1401でグループを分割し、分割した内容により図17に示すグルーピングテーブル132を更新する。グルーピングテーブル132の更新は、既存のグループ名1701の後ろに分割数に応じた連番をつけることにより実現する(ステップ808)。
(7)グルーピングテーブル132の更新内容を基に、図16に示す下位レベルグループ管理テーブル131を更新する。下位レベルグループ管理テーブル131の更新は、ステップ808で更新された内容と同様のグループ名1601で更新し、グループ選択要件1603に、ステップ808の処理で選択された品質要件分類1402と項番1403とに含まれる品質要件Code1401を追加して格納することにより行われる(ステップ809)。
(8)次に、グループ分割履歴管理テーブル133を更新する。グループ分割履歴管理テーブル133の更新は、まず、当該グループのグループ名1701を基にして、図18に示すグループ分割履歴管理テーブル133のグループ探索用コード1804を探索し、当該レコードのグループ分割要件1803を取得し、親要件に前述の方法で取得したグループ分割要件1803を格納し、ステップ808で選択された品質要件分類1402と項番1403とに含まれるそれぞれの品質要件Code1401をグループ分割要件に格納し、ステップ809と同様の処理をしたグループ名をグループ探索用コード1803に格納した新規レコードを作成することにより行われる(ステップ810)。
前述したように、これまでに策定された事例に含まれている品質要件の傾向から分割する品質要件を選ぶことにより、前述したグループ選択手段においてユーザが入力した要求に一致するグループが存在する確率を高めている。
以上で、本発明の実施形態で標準に行われるシステム基盤構成の策定事例の提示と策定事例のデータベースの更新方法とについて説明した。ところで、システム基盤の置かれている状況は日々変化しているため、環境変化(法規制など)や技術革新等によりシステム基盤構成に求められる品質要件も変化していくことが考えられる。このため、既存の策定事例を用いることができなくなることが考えられる。しかし、システム基盤構成を策定した事例の情報は有用な情報となり得るため、環境変化に応じて策定事例を管理しているデータベースや品質要件管理テーブルを変更し、これまでの策定事例を新しい環境に適した分類に更新し、継続して利用できるようにすることが必要であり、本発明の実施形態では、このような処理も可能としている。この処理は、システムのユーザではなく、システム管理者が実行するため、品質要件が用いられる。
図10は品質要件の統合処理の詳細な処理動作を説明するフローチャート、図24は管理者が統合元と統合先との品質要件分類と項番とに対応している内容入力する画面の例を示す図であり、これらの図を参照して、これまでの策定事例を新しい環境に適した分類に更新し、継続して利用できるようにする品質要件の統合処理について説明する。
(1)システムの管理者は、まず、図24に示すような表示画面から統合元と統合先との品質要件分類と項番とが対応している内容を入力し、実行ボタンを押下してこの処理を開始させる(ステップ1001)。
(2)グループ統合プログラム125は、グルーピングテーブル132の品質要件1702の各要素を参照し、前述の統合元の品質要件Codeを統合先の品質要件Codeに変更する(ステップ1002)。
(3)次に、図18に示すグループ分割履歴管理テーブル133のグループ分割要件1803の各要素を参照し、統合元の品質要件分類Codeが含まれているか否かを順に検索し、要件があるか否かを判定する(ステップ1003、1004)。
(4)ステップ1004の判定で、統合元の情報があった場合、当該要素のグループ探索用コード1804の値を一時的にXとして格納すると共に、そのレコードを削除し、次に、グループ分割履歴管理テーブル133のグループ探索用コード1804を参照しXの桁数分、Xと比較して、一致したか否かを判定する(ステップ1005〜1007)。
(5)ステップ1007の判定で、一致した場合、該当グループのグループ探索用コード1804の値を一時的にYとして保持し、その要素を削除する(ステップ1008)。
(6)ステップ1007の判定で、一致しなかった場合、あるいは、ステップ1008の処理の後、分割履歴レコードの全てについて、ステップ1005〜1007の処理とステップ1007の判定から遷移するステップ1008の処理とを全ての要素に対し実行したか否か、すなわち、分割履歴管理テーブルの最後のレコードまで処理を行ったか否かを判定し、最後のレコードまでの処理が済んでいなかった場合、ステップ1005からの処理に戻って処理を繰り返す(ステップ1009)。
(7)次に、グルーピングテーブル132のグループ名1701を参照し、Yに保持されているグループ名と一致するレコードの品質要件1702、システム基盤構成1703、選択回数1704を検索し、検索したグループの要素を一時的にZとして保持し、該当グループのレコードを削除する(ステップ1010)。
(8)次に、Yに含まれる全ての要素に対しステップ1010の処理が終了したか否かを判定し、終了していなかった場合、ステップ1010の処理に戻って、Yに含まれる全ての要素に対してステップ1010の処理を行う(ステップ1011)。
(9)ステップ1011の判定で、Yに含まれる全ての要素に対しステップ1010の処理が終了していた場合、Zに含まれる要素について、図4により説明したステップ401〜402の処理を行って再グループ分けする(ステップ1012)。
(10)グループ分割履歴管理テーブル133の最後のレコードまでステップ1003〜ステップ1012の処理を終了したか否かを判定し、終了していなかった場合、ステップ1003からの処理に戻って処理を繰り返し、終了していた場合、ここでの処理を終了する(ステップ1013)。
本発明の一実施形態によるシステム基盤構成策定支援システムの構成を示すブロック図である。 システム基盤構成策定支援システムで支援方法を実施する処理手順の概要を説明するフローチャートである。 図2のフローにおけるステップ201での要求入力・要求選択処理の詳細を説明するフローチャートである。 図2のフローにおけるステップ202でのグループ選択・類似度計算処理の詳細を説明するフローチャートである。 図2のフローにおけるステップ203での品質要件・システム基盤確認処理の詳細を説明するフローチャートである。 図2のフローにおけるステップ205での策定データの反映処理の詳細を説明するフローチャートである。 図4に示すフローのステップ406での類似度計算の処理の詳細を説明するフローチャートである。 図6のフローにおけるステップ606でのプロトタイプの選定処理の詳細を説明するフローチャートである。 図4に示すフローのステップ409での事例検索結果の絞り込みの処理の詳細を説明するフローチャートである。 品質要件の統合処理の詳細な処理動作を説明するフローチャートである。 図21に示す表示画面例に表示するデータを有する要求内容管理テーブル126の構成例を示す図である。 要求_品質要件対応テーブルの構成例を示す図である。 品質要件_システム構成パターン対応テーブルのデータ構成例を示す図である。 品質要件管理テーブルのデータ構成例を示す図である。 トップレベルグループ管理テーブルのデータ構成例を示す図である。 下位レベルグループ管理テーブルのデータ構成例を示す図である。 グルーピングテーブルのデータ構成例を示す図である。 グループ分割履歴管理テーブルのデータ構成例を示す図である。 グルーピングテーブルのCode内容を変換しグループの持つ意味を明示した例を示す図である。 グループの要素を品質要件として表したときの形式を示す図である。 図3に示すフローのステップ301の処理で要求を受け付けるために入出力端末に表示される画面の例を示す図である。 図9に示すフローのステップ903の処理でユーザに質問する場合の問合せ表示画面の例を示す図である。 図12に示した要求_品質要件対応テーブルの記号を翻訳して内容を示したテーブルを示す図である。 管理者が統合元と統合先との品質要件分類と項番とに対応している内容入力する画面の例を示す図である。 システム基盤構成策定支援システムの基本的動作の際にプログラムとテーブルとの間でやり取りされる情報について説明する図である。 ユーザからカスタマイズ要求があった場合のプログラムとテーブルとの間でやり取りされる情報について説明する図である。 新たに策定された事例をグルーピングテーブルに反映する際のプログラムとテーブルとの間でやり取りされる情報について説明する図である。 グループ統合プログラムとテーブルとの間でやり取りされる情報について説明する図である。
符号の説明
100 システムバス
101 入出力端末
102 情報処理装置(CPU)
103 主記憶装置
104 データベース
105 システム基盤構成策定プログラム
110 要求入力制御プログラム
111 策定案提示プログラム
112 要求・システム基盤構成表示プログラム
113 構成カスタマイズプログラム
114 グルーピングテーブル更新プログラム
115 リファレンス情報格納領域
116 グループ管理領域

Claims (6)

  1. 記憶装置と、エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)の各層から与えられるシステム基盤構成への要求を入力する入出力装置と、情報処理装置がその主記憶装置に格納されるプログラムを実行することによって実現される処理部とを有し、EAに基づくシステム基盤構成の策定を支援するシステム基盤構成策定支援システムであって、
    前記記憶装置は、ユーザの要求内容を管理する要求内容管理テーブルと、システム基盤構成の品質要件の品質要件分類、項番、品質要件内容、値を管理する品質要件管理テーブルと、ユーザの要求と品質要件を対応付ける要求_品質要件対応テーブルと、品質要件とグループとを対応付ける階層的なグルーピングテーブルと、前記品質要件により前記グルーピングテーブルのグループに分けられたシステム基盤構成の策定事例とを格納し、
    システム基盤に対するユーザの要求を前記入出力装置が入力データとして取り込み、前記処理部により前記入力データから前記要求_品質要件対応テーブルを参照して要求に対応する品質要件を入力品質要件として取得し、前記入力品質要件から前記グルーピングテーブルを参照して、入力品質要件に対応する既存のグループを選択するグループ選択手段と、
    前記入力品質要件と前記グループ選択手段により選択されたグループの策定事例の品質要件との類似度を前記処理部により計算する類似度計算手段と、
    前記類似度計算に基づきグループ内の事例を前記類似度計算結果の高い事例からシステム基盤構成案として提示する策定案提示手段と、
    提示された事例のさらなる絞り込み要求をユーザから受付けた場合、当該絞り込みの質問を出力する質問手段と、
    策定されたシステム基盤構成を前記グループ選択手段により選択されたグループの策定事例としてグルーピングテーブルに反映するグループ生成・更新・削除手段と、
    前記策定案をユーザの入力により変更するカスタマイズ手段とを備え
    前記グループ生成・更新・削除手段は、
    前記グルーピングテーブルへの策定事例の追加と、グループ内の策定事例数が所定の値以上になった場合に、当該グループを分割して前記グルーピングテーブルに新しいグループを生成する新規グループ作成手段とを有し、前記新規グループ作成手段により分割された情報を、前記記憶装置に作成されるグループ分割履歴管理テーブルに格納し、
    前記入出力装置から統合元の品質要件と統合先の品質要件を入力データとして取り込み、前記グルーピングテーブルの品質要件フィールドの値が、前記統合元の品質要件と部分一致するか否かを判定し、該当フィールドの一致部分の値を前記統合先の品質要件に書き換え、
    前記グループ分割履歴管理テーブルを参照し、グループ分割要件フィールドの値が前記統合元の品質要件と一致するレコードのグループ探索用コードを取得し、かつ、前記レコードのグループ探索用コードの値と前記グループ探索用コードの桁数分の値がグループ探索用コードと一致するレコードを前記分割履歴管理テーブルの他のレコードから検索し、該当するレコードのグループ探索用コードの取得と該当レコードの削除とを行い、
    前記グルーピングテーブルを参照し、グループ名フィールドが前記グループ探索用コードに一致するグループを検索し、当該グループの要素の保持と該当レコードの削除とを行い、
    前記保持したグループの要素について、前記グループ生成・更新手段が、グループの策定事例の中で最も選択されている品質要件に基づいてグループ分けして格納することを特徴とするシステム基盤構成策定支援システム。
  2. 前記記憶装置は、システム基盤構成の基礎技術により分類されたトップレベルグループ管理テーブルと、前記トップレベルグループとシステム基盤構成の基本技術により分類された下位レベル(基本構成)グループ管理テーブルと、前記下位レベルグループ管理テーブルの分類に基づき個別システム基盤構成事例を蓄積したグルーピングテーブルを格納し、
    前記グループ選択手段は、前記入力品質要件に基づき前記記憶装置に格納されたトップレベルグループ管理テーブル、下位レベルグループ管理テーブル、グルーピングテーブルを順に前記入力品質要件の重要度の順に参照するか、該当するグループがない場合に前記入力品質要件に矛盾しないグループを選抜し、検索対象グループとすることを特徴とする請求項1記載のシステム基盤構成策定支援システム。
  3. 前記類似度計算手段は、前記入力品質要件を基に前記グループ選択手段により選択されたグループの一要素の品質要件と前記入力品質要件とについて、前記品質要件管理テーブルを参照し、前記品質要件管理テーブルの値フィールドから、前記グループの一要素と前記入力品質要件の品質要件分類項目毎の値を取得し、それぞれの値を用いて類似度を計算し、グループ内の各要素について同様に類似度を計算した結果を比較し、類似度の高い事例から提示することを特徴とする請求項1記載のシステム基盤構成策定支援システム。
  4. 前記事例選定質問手段は、前記類似度計算手段により提示された類似度の高い策定事例と前記グループ検索手段により選定された該当事例件数とを提示し、ユーザに絞り込みの有無を判断させ、絞り込みが必要な場合に、前記グルーピングテーブルに含まれるこれまでの策定事例が選択していた品質要件から絞り込みの質問項目を生成し、ユーザに質問を行い、ユーザの回答に基づき前記該当事例を絞り込むことを特徴とする請求項1記載のシステム基盤構成策定支援システム。
  5. 前記カスタマイズ手段は、前記策定案提示手段により提示されたシステム基盤構成案に基づき、ユーザ環境に適するように新たな構成を追加し、前記グループ選択手段により策定されたシステム基盤構成の内容を前記グルーピングテーブルに格納することを特徴とする請求項1記載のシステム基盤構成策定支援システム。
  6. 記憶装置と、エンタープライズ・アーキテクチャ(EA)の各層から与えられるシステム基盤構成への要求を入力する入出力装置と、情報処理装置がその主記憶装置に格納されるプログラムを実行することによって実現される処理部とを有し、EAに基づくシステム基盤構成の策定を支援するシステム基盤構成策定支援方法であって、
    前記記憶装置は、ユーザの要求内容を管理する要求内容管理テーブルと、システム基盤構成の品質要件の品質要件分類、項番、品質要件内容、値を管理する品質要件管理テーブルと、ユーザの要求と品質要件を対応付ける要求_品質要件対応テーブルと、品質要件とグループとを対応付ける階層的なグルーピングテーブルと、前記品質要件により前記グルーピングテーブルのグループに分けられたシステム基盤構成の策定事例とを格納し、
    システム基盤に対するユーザの要求を前記入出力装置が入力データとして取り込み、前記処理部により前記入力データから前記要求_品質要件対応テーブルを参照して要求に対応する品質要件を入力品質要件として取得し、前記入力品質要件から前記グルーピングテーブルを参照して、入力品質要件に対応する既存のグループを選択し、
    前記入力品質要件と前記グループ選択手段により選択されたグループの策定事例の品質要件との類似度を前記処理部により類似度計算を行い、
    前記類似度計算に基づきグループ内の事例を前記類似度計算結果の高い事例からシステム基盤構成案として提示し、
    提示された事例のさらなる絞り込み要求をユーザから受付けた場合、当該絞り込みの質問を出力し、
    策定されたシステム基盤構成を前記グループ選択手段により選択されたグループの策定事例としてグルーピングテーブルに反映し、
    前記策定案をユーザの入力により変更してカスタマイズし、
    前記グルーピングテーブルへの策定事例の追加と、グループ内の策定事例数が所定の値以上になった場合に、当該グループを分割して前記グルーピングテーブルに新しいグループを生成し、前記分割された情報を、前記記憶装置に作成されるグループ分割履歴管理テーブルに格納し、
    前記入出力装置から統合元の品質要件と統合先の品質要件を入力データとして取り込み、前記グルーピングテーブルの品質要件フィールドの値が、前記統合元の品質要件と部分一致するか否かを判定し、該当フィールドの一致部分の値を前記統合先の品質要件に書き換え、
    前記グループ分割履歴管理テーブルを参照し、グループ分割要件フィールドの値が前記統合元の品質要件と一致するレコードのグループ探索用コードを取得し、かつ、前記レコードのグループ探索用コードの値と前記グループ探索用コードの桁数分の値がグループ探索用コードと一致するレコードを前記分割履歴管理テーブルの他のレコードから検索し、該当するレコードのグループ探索用コードの取得と該当レコードの削除とを行い、
    前記グルーピングテーブルを参照し、グループ名フィールドが前記グループ探索用コードに一致するグループを検索し、当該グループの要素の保持と該当レコードの削除とを行い、
    前記保持したグループの要素について、グループの策定事例の中で最も選択されている品質要件に基づいてグループ分けして格納することを特徴とするシステム基盤構成策定支援方法。
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