JP2021105882A - 情報提供システム - Google Patents

Abstract

【課題】圃場での農作業を希望する者が農作業機を提供する者を探しやすくする手段を提供すること。【解決手段】情報提供システムは、圃場情報３１の登録を作業希望者Ａから受け付けると共に、受け付けた圃場情報３１を圃場情報記憶部２１に記憶させる圃場情報受付部と、農作業機情報４１の登録を農作業機提供者Ｂから受け付けると共に、受け付けた農作業機情報４１を農作業機情報記憶部２２に記憶させる農作業機情報受付部と、圃場情報３１のうちの１つである特定圃場情報３２と、農作業機情報４１のうちの１つであって特定圃場情報３２に係る圃場Ｘにおいて希望農作業の実行が可能な農作業機Ｙを示す農作業機情報４１である特定農作業機情報４２と、を特定する情報特定部と、特定圃場情報３２に係る作業希望者Ａへ特定農作業機情報４２の少なくとも一部を提供する情報提供部と、を備える。【選択図】図１

Description

本発明は、情報提供システムに関する。

特許文献１には、農産物の収穫に関する情報と作業時間とを記憶して、委託農家ごとに出力可能に構成したコンバインが記載されている。特許文献１に記載のコンバインを収穫請負業者が使用することで、収穫作業時間から請負手数料を算出したり、次年度の生産計画を提案したりすることが可能となる。

特開２００５−２５３３８３号公報

特許文献１に記載されているように、収穫等の農作業を請負業者に委託することが普及しつつある。農家にとっては、農作業機を保有する負担が低減でき好ましい。ところで、圃場での収穫作業は予め決められた作業日に行われるが、天候の急変（台風の接近、ゲリラ豪雨等）などにより、作業日を変更せざるを得ない場合がある。新たな作業予定日に、請負業者のコンバインについて既に他の圃場での作業が予定されていた場合には、その圃場での作業を実行できない。この場合、農家は他の請負業者等、農作業機を提供できる提供元を急ぎ探す必要がある。

また、農作業機を保有する農家であっても、保有する農作業機の故障や天候の急変等により、短期間で広大な圃場の作業を完了させる必要に迫られる場合がある。この場合も、農作業機を提供できる請負業者等を急ぎ探す必要がある。

本発明の目的は、圃場での農作業を希望する者が農作業機を提供する者を探しやすくする手段を提供することにある。

本発明に係る情報提供システムの特徴は、圃場の位置を示す情報、希望農作業の内容を示す情報、及び希望作業時期を示す情報を含む圃場情報の登録を作業希望者から受け付けると共に、受け付けた前記圃場情報を圃場情報記憶部に記憶させる圃場情報受付部と、提供可能な農作業機を示す情報、前記農作業機の位置を示す情報、及び前記農作業機の稼働状況を示す情報を含む農作業機情報の登録を農作業機提供者から受け付けると共に、受け付けた前記農作業機情報を農作業機情報記憶部に記憶させる農作業機情報受付部と、前記圃場情報記憶部に記憶された前記圃場情報のうちの１つである特定圃場情報と、前記農作業機情報記憶部に記憶された前記農作業機情報のうちの１つであって前記特定圃場情報に係る前記圃場において前記希望農作業の実行が可能な前記農作業機を示す前記農作業機情報である特定農作業機情報と、を特定する情報特定部と、前記特定圃場情報に係る前記作業希望者へ前記特定農作業機情報の少なくとも一部を提供する情報提供部と、を備える点にある。

本発明によれば、希望農作業の実行が可能な農作業機を提供できる農作業機提供者の情報が特定されて、作業希望者へ提供されるので、圃場での農作業を希望する者が農作業機を提供する者を探しやすくなる。そして、農作業機提供者に係る情報の特定は、作業希望者が登録した圃場情報と、農作業機提供者が登録した農作業機情報に基づいて行わる。圃場情報は圃場の位置を示す情報、希望農作業の内容を示す情報、及び希望作業時期を示す情報を含み、農作業機情報は提供可能な農作業機を示す情報、前記農作業機の位置を示す情報、及び前記農作業機の稼働状況を示す情報を含むので、作業希望者へ提供される情報は、作業希望者の希望に沿った適切なものとなる。

本発明においては、前記農作業機情報は、前記農作業機の移動手段を示す情報を含み、前記情報特定部は、前記農作業機情報に基づいて前記農作業機の移動可能範囲を設定し、前記圃場情報に係る前記圃場が前記農作業機情報に係る前記移動可能範囲内に位置することに応じて、前記特定圃場情報及び前記特定農作業機情報を特定すると好適である。

本発明によれば、圃場が移動可能範囲内に位置することを条件として、農作業機情報が特定され、作業提供者に情報が提供される。すなわち、圃場に移動が可能な農作業機が適切に選ばれる（特定される）ので、作業希望者が適切な農作業機提供者を探しやすくなり好ましい。

本発明においては、前記農作業機情報は、前記農作業機の経験農作業種別を示す情報を含み、前記情報特定部は、前記圃場情報に係る希望農作業が前記農作業機情報に係る前記経験農作業種別に含まれることに応じて、前記特定圃場情報及び前記特定農作業機情報を特定すると好適である。

本発明によれば、希望農作業が経験農作業種別に含まれることを条件として、農作業機情報が特定され、作業希望者に情報が提供される。すなわち、希望農作業が確実に実行可能である農作業機が適切に選ばれる（特定される）ので、作業希望者が適切な農作業機提供者を探しやすくなり好ましい。

本発明においては、前記農作業機情報に含まれる前記農作業機の位置を示す情報は、前記農作業機に設けられた衛星測位モジュールが出力する測位データに基づいて生成されると好適である。

本発明によれば、農作業機情報が農作業機の位置を確実に示すこととなる。すなわち、圃場へ確実に移動可能な農作業機が適切に選ばれる（特定される）ので、作業希望者が適切な農作業機提供者を探しやすくなり好ましい。

本発明においては、前記農作業機情報は、前記農作業機の前記稼働状況を示す情報として前記農作業機の使用時期を示す情報を含み、前記情報特定部は、前記農作業機情報が含む前記農作業機の使用時期を示す情報に基づいて前記農作業機の不使用時期を算出し、前記圃場情報に係る前記希望作業時期が前記農作業機の前記不使用時期に含まれることに応じて、前記特定圃場情報及び前記特定農作業機情報を特定すると好適である。

本発明によれば、農作業機提供者が使用時期を登録することにより不使用時期が算出され、農作業機情報の特定が行われるので、農作業機情報の登録が簡便になり好ましい。

本発明においては、運転可能な農作業機を示す情報、実行可能な農作業種別を示す情報、及び作業可能時期を示す情報を含む作業受託者情報の登録を作業受託者から受け付けると共に、受け付けた前記作業受託者情報を作業受託者情報記憶部に記憶させる作業受託者情報受付部を備え、前記圃場情報は、前記作業受託者を募集するか否かを示す情報を含み、前記情報特定部は、前記作業受託者を募集する旨を前記特定圃場情報が示していることに応じて、前記作業受託者情報記憶部に記憶された前記作業受託者情報のうちの１つであって前記特定圃場情報に係る圃場での希望農作業が実行可能且つ前記特定農作業機情報が示す前記農作業機を運転可能な前記作業受託者を示す前記作業受託者情報である特定作業受託者情報を特定し、前記情報提供部は、前記特定圃場情報に係る前記作業希望者へ前記特定作業受託者情報の少なくとも一部を提供すると好適である。

本発明によれば、農作業機を運転して希望農作業が実行可能であることを条件として、作業受託者が選ばれて、作業受託者情報が作業希望者へ提供されるの。これにより、農作業機の運転者を作業希望者及び農作業機提供者が手配できない場合であっても、作業受託者へ農作業機の運転を委託し、農作業機提供者から農作業機の提供を受け、圃場にて希望農作業を実行することが可能となる。すなわち本発明によれば、圃場での農作業を希望する者が農作業機を提供する者、及び農作業機の運転を受託する者を探しやすくなる。

本発明においては、前記情報提供部は、前記特定農作業機情報に係る前記農作業機の運転者としての認証に用いる認証情報を前記特定作業受託者情報に係る前記作業受託者へ提供すると好適である。

本発明によれば、認証情報を持たない者が農作業機を運転することを防止でき、農作業機の盗難等の損害発生を抑制することができる。

本発明においては、前記特定農作業機情報に係る前記農作業機は、前記認証情報を入力した人物により遠隔操作が可能なように構成されていると好適である。

本発明によれば、作業受託者が圃場へ行かなくても農作業機を遠隔操作して希望農作業を実行することができる。従って、圃場の近傍に限らず作業受託者を広い範囲から募ることができ、圃場での農作業を希望する者が農作業機の運転を受託する者を探しやすくなる。

情報提供システムの概要を示す説明図である。 情報提供システムの制御ブロック図である。 圃場情報の具体例を示す図である。 農作業機情報の具体例を示す図である。 作業受託者情報の具体例を示す図である。

以下、本発明に係る情報提供システムの実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図１を参照しながら、情報提供システムの概要について説明する。

情報提供システムは、管理サーバ１０、記憶部２０、及び管理サーバ１０と通信可能な通信端末３０、４０、５０を備えている。記憶部２０は、管理サーバ１０に設けられている。記憶部２０は、圃場情報記憶部２１農作業機情報記憶部２２、及び作業受託者情報記憶部２３を備えている。

情報提供システムは、圃場Ｘに対する農作業を希望する作業希望者Ａと、農作業機Ｙの提供（貸し出し）を希望する農作業機提供者Ｂとをマッチングさせるシステムである。マッチングが成立すると、農作業機提供者Ｂの農作業機Ｙが作業希望者Ａの圃場Ｘへ移動して、作業希望者Ａが希望する農作業が行われる。 情報提供システムは、更に、作業の受託を希望する作業受託者Ｃを、作業希望者Ａ及び農作業機提供者Ｂにマッチングさせる。マッチングした作業受託者Ｃへ、管理サーバ１０から認証情報Ｚが送信される。作業希望者Ａ、農作業機提供者Ｂ、作業受託者Ｃは、自然人でもよいし法人でもよい。

農作業機Ｙの運転は、作業希望者Ａ又は農作業機提供者Ｂにより行われてもよいし、作業を受託する作業受託者Ｃにより行われてもよい。作業受託者Ｃは、手元の通信端末５０に認証情報Ｚを入力して農作業機Ｙの運転について認証を受け、通信端末５０を操作して農作業機Ｙを遠隔操作にて運転し、圃場Ｘにおいて農作業を行う。

作業希望者Ａ、農作業機提供者Ｂ、及び作業受託者Ｃのマッチングは次のようにして行われる。

作業希望者Ａは、手元の通信端末３０を用いて圃場情報３１を管理サーバ１０へ送信し登録する。圃場情報３１は、圃場Ｘの位置を示す情報、希望農作業の内容を示す情報、及び希望作業時期を示す情報を含む。好ましくは、圃場情報３１は、作業受託者Ｃを募集するか否かを示す情報を含む。管理サーバ１０は、作業希望者Ａから圃場情報３１の登録を受け付け、受信した圃場情報３１を記憶部２０の圃場情報記憶部２１へ記憶させる。

農作業機提供者Ｂは、手元の通信端末４０を用いて農作業機情報４１を管理サーバ１０へ送信し登録する。農作業機情報４１は、提供可能な農作業機Ｙを示す情報、農作業機Ｙの位置を示す情報、及び農作業機Ｙの稼働状況を示す情報を含む。管理サーバ１０は、農作業機提供者Ｂから農作業機情報４１の登録を受け付け、受信した農作業機情報４１を記憶部２０の農作業機情報記憶部２２へ記憶させる。

作業受託者Ｃは、手元の通信端末５０を用いて作業受託者情報５１を管理サーバ１０へ送信し登録する。作業受託者情報５１は、運転可能な農作業機Ｙを示す情報、実行可能な農作業種別を示す情報、及び作業可能時期を示す情報を含む。管理サーバ１０は、作業受託者Ｃから作業受託者情報５１の登録を受け付け、受信した作業受託者情報５１を記憶部２０の作業受託者情報記憶部２３へ記憶させる。

管理サーバ１０の制御部１１（後述）は、記憶部２０に記憶された複数の圃場情報３１及び農作業機情報４１を照らし合わせて、互いにマッチングする圃場情報３１と農作業機情報４１とを特定する。マッチングされた圃場情報３１及び農作業機情報４１を、特定圃場情報３２及び特定農作業機情報４２と呼ぶ。マッチングは例えば、圃場Ｘの位置と農作業機Ｙの位置とが近接しているか否か、農作業機Ｙが希望農作業に対応可能な種別（機種）であるか否か、農作業機Ｙの稼働状況に鑑みて希望農作業時期に作業可能か否か、等を判定することにより行われる。

マッチングが成立すると、管理サーバ１０の制御部１１は、作業希望者Ａの通信端末３０へマッチング情報３３を送信する。マッチング情報３３は、マッチングした農作業機提供者Ｂ及び農作業機Ｙに関する情報を含む。すなわちマッチング情報３３は、特定農作業機情報４２の少なくとも一部を含む。

また、管理サーバ１０の制御部１１は、農作業機提供者Ｂの通信端末４０へマッチング情報４３を送信する。マッチング情報４３は、マッチングした作業希望者Ａ及び圃場Ｘに関する情報を含む。すなわちマッチング情報４３は、特定圃場情報３２の少なくとも一部を含む。

特定圃場情報３２が、作業受託者Ｃを募集する旨を示している場合には、管理サーバ１０の制御部１１は、特定圃場情報３２及び特定農作業機情報４２と、記憶部２０に記憶された複数の作業受託者情報５１を照らし合わせて、特定圃場情報３２及び特定農作業機情報４２とマッチングする作業受託者情報５１を特定する。マッチングされた作業受託者情報５１を、特定作業受託者情報５２と呼ぶ。マッチングは例えば、作業受託者Ｃが農作業機Ｙを運転可能であるか否か、作業受託者Ｃが希望農作業を実行可能であるか否か、作業受託者Ｃの作業可能時期に鑑みて希望農作業時期に作業可能か否か、等を判定することにより行われる。

マッチングが成立すると、管理サーバ１０の制御部１１は、作業受託者Ｃの通信端末５０へマッチング情報５３を送信する。マッチング情報５３は、マッチングした作業希望者Ａ、圃場Ｘ、農作業機提供者Ｂ、及び農作業機Ｙに関する情報を含む。すなわちマッチング情報５３は、特定圃場情報３２の少なくとも一部、及び、特定農作業機情報４２の少なくとも一部を含む。

特定作業受託者情報５２がマッチングされた場合、作業希望者Ａの通信端末３０へ送信されるマッチング情報３３は、マッチングした農作業機提供者Ｂ、農作業機Ｙ、及び作業受託者Ｃに関する情報を含む。すなわちマッチング情報３３は、特定農作業機情報４２の少なくとも一部、及び特定作業受託者情報５２の少なくとも一部を含む。また、農作業機提供者Ｂの通信端末４０へ送信されるマッチング情報４３は、マッチングした作業希望者Ａ、圃場Ｘ、及び作業受託者Ｃに関する情報を含む。すなわちマッチング情報４３は、特定圃場情報３２の少なくとも一部、及び特定作業受託者情報５２の少なくとも一部を含む。

以下、図２を参照しながら情報提供システムの構成について詳しく説明する。

〔管理サーバ〕
管理サーバ１０の制御部１１は、圃場情報受付部１２、農作業機情報受付部１３、作業受託者情報受付部１４、情報特定部１５、及び情報提供部１６を備えている。

詳しくは制御部１１は、機能部に対応するプログラムを記憶するメモリ（ＨＤＤや不揮発性ＲＡＭなど。図示省略）と、当該プログラムを実行するＣＰＵ（図示省略）と、を備えている。プログラムがＣＰＵにより実行されることにより、各機能部の機能が実現される。通信端末３０が備える制御部３４、通信端末４０が備える制御部４４、通信端末５０が備える制御部５４、農作業機Ｙが備える制御部６１についても同様である。

圃場情報受付部１２は、圃場情報３１の登録を作業希望者Ａから受け付けると共に、受け付けた圃場情報３１を圃場情報記憶部２１に記憶させる。具体的には、圃場情報受付部１２は、作業希望者Ａの手元の通信端末３０の表示装置３５に圃場情報３１の登録受付画面を表示させ、通信端末３０の入力装置３６を通じて圃場情報３１の入力を受け付ける。圃場情報受付部１２は、入力された圃場情報３１を通信端末３０から管理サーバ１０へ送信させ、受信した圃場情報３１を圃場情報記憶部２１に記憶させる。

圃場情報受付部１２が登録を受け付ける圃場情報３１は、圃場Ｘの位置を示す情報、希望農作業の内容を示す情報、及び希望作業時期を示す情報を含む。図３に、圃場情報３１の例が示されている。圃場Ｘの位置を示す情報は、例えば、圃場Ｘの住所、圃場Ｘの緯度及び経度である。希望農作業の内容を示す情報は、圃場Ｘに対して作業希望者Ａが実施を希望する農作業の内容を示す情報であって、例えば、耕耘、田植、除草、薬剤散布、肥料散布、収穫等の作業種別である。当該情報は、圃場Ｘの面積、作物の種別、使用する薬剤又は肥料の種別及び量等を含んでもよい。希望作業時期を示す情報は、圃場Ｘに対して農作業を実施を希望する時期を示す情報であって、例えば、日付、複数の日付、日付及び時間帯等である。圃場情報３１が、作業受託者Ｃを募集するか否かを示す情報を含んでいると好ましい。圃場情報３１が、作業希望者Ａの氏名、名称、連絡先を含んでもよい。

農作業機情報受付部１３は、農作業機情報４１の登録を農作業機提供者Ｂから受け付けると共に、受け付けた農作業機情報４１を農作業機情報記憶部２２に記憶させる。具体的には、農作業機情報受付部１３は、農作業機提供者Ｂの手元の通信端末４０の表示装置４５に農作業機情報４１の登録受付画面を表示させ、通信端末４０の入力装置４６を通じて農作業機情報４１の入力を受け付ける。農作業機情報受付部１３は、入力された農作業機情報４１を通信端末４０から管理サーバ１０へ送信させ、受信した農作業機情報４１を農作業機情報記憶部２２に記憶させる。

農作業機情報受付部１３が登録を受け付ける農作業機情報４１は、提供可能な農作業機Ｙを示す情報、農作業機Ｙの位置を示す情報、及び農作業機Ｙの稼働状況を示す情報を含む。図４に、農作業機情報４１の例が示されている。提供可能な農作業機Ｙを示す情報は、農作業機提供者Ｂが提供（貸し出し）可能な農作業機Ｙの種別等を示す情報であって、例えば、田植機、コンバイン等の農作業機Ｙの種別、農作業機Ｙの機種名、型番、製造番号等である。農作業機Ｙの位置を示す情報は、農作業機提供者Ｂが提供する農作業機Ｙの位置（保管場所の位置）を示す情報であって、例えば、農作業機Ｙの保管場所の住所、緯度及び経度である。当該情報は、農作業機Ｙに設けられた衛星測位モジュール６２が出力する測位データに基づいて生成されてもよいし、農作業機提供者Ｂから入力装置４６を通じて入力されてもよい。農作業機Ｙの稼働状況を示す情報は、農作業機提供者Ｂが提供する農作業機Ｙの稼働の状況を示す情報であって、例えば、日付、複数の日付、日付及び時間帯等である。当該情報は、例えば、農作業機Ｙが使用されない時期（不使用時期）を示す情報である。農作業機情報４１が、農作業機提供者Ｂの氏名、名称、連絡先を含んでもよい。

作業受託者情報受付部１４は、作業受託者情報５１の登録を作業受託者Ｃから受け付けると共に、受け付けた作業受託者情報５１を作業受託者情報記憶部２３に記憶させる。具体的には、作業受託者情報受付部１４は、作業受託者Ｃの手元の通信端末５０の表示装置５５に作業受託者情報５１の登録受付画面を表示させ、通信端末５０の入力装置５６を通じて作業受託者情報５１の入力を受け付ける。圃場情報受付部１２は、入力された作業受託者情報５１を通信端末５０から管理サーバ１０へ送信させ、受信した作業受託者情報５１を作業受託者情報記憶部２３に記憶させる。

作業受託者情報受付部１４が登録を受け付ける作業受託者情報５１は、運転可能な農作業機Ｙを示す情報、実行可能な農作業種別を示す情報、及び作業可能時期を示す情報を含む。図５に、作業受託者情報５１の例が示されている。運転可能な農作業機Ｙを示す情報は、作業受託者Ｃが運転可能な農作業機Ｙの種別等を示す情報であって、例えば、田植機、コンバイン等の農作業機Ｙの種別、農作業機Ｙの機種名、型番、製造番号等である。実行可能な農作業種別を示す情報は、作業受託者Ｃが農作業機Ｙを用いて圃場で行うことができる農作業の内容を示す情報であって、例えば、耕耘、田植、除草、薬剤散布、肥料散布、収穫等の作業種別である。作業可能時期を示す情報は、受託した農作業を作業受託者Ｃが実行できる時期を示す情報であって、例えば、日付、複数の日付、日付及び時間帯等である。作業受託者情報５１が、作業受託者Ｃの氏名、名称、連絡先を含んでもよい。

情報特定部１５は、圃場情報記憶部２１に記憶された圃場情報３１のうちの１つである特定圃場情報３２と、農作業機情報記憶部２２に記憶された農作業機情報４１のうちの１つであって特定圃場情報３２に係る圃場Ｘにおいて希望農作業の実行が可能な農作業機Ｙを示す農作業機情報４１である特定農作業機情報４２と、を特定する。また情報特定部１５は、作業受託者Ｃを募集する旨を特定圃場情報３２が示していることに応じて、作業受託者情報記憶部２３に記憶された作業受託者情報５１のうちの１つであって特定圃場情報３２に係る圃場Ｘでの希望農作業が実行可能且つ特定農作業機情報４２が示す農作業機Ｙを運転可能な作業受託者Ｃを示す作業受託者情報５１である特定作業受託者情報５２を特定する。情報特定部１５の具体的な動作については後述する。

情報提供部１６は、特定圃場情報３２に係る作業希望者Ａへマッチング情報３３を送信する。マッチング情報３３は、特定農作業機情報４２の少なくとも一部を含む。情報提供部１６は、特定農作業機情報４２に係る農作業機提供者Ｂへマッチング情報４３を送信する。マッチング情報４３は、特定圃場情報３２の少なくとも一部を含む。

情報特定部１５により特定作業受託者情報５２が特定されている場合には、マッチング情報３３及びマッチング情報４３は、特定作業受託者情報５２の少なくとも一部を含む。情報提供部１６は、特定作業受託者情報５２に係る作業受託者Ｃへ、マッチング情報５３を送信する。マッチング情報５３は、特定圃場情報３２の少なくとも一部、及び特定農作業機情報４２の少なくとも一部を含む。

加えて、情報提供部１６は、特定農作業機情報４２に係る農作業機Ｙの運転者としての認証に用いる認証情報Ｚを、特定作業受託者情報５２に係る作業受託者Ｃへ提供する。認証情報Ｚは、例えば、文字列であるパスワードや、秘密鍵ファイルである。

情報提供部１６による作業希望者Ａ、農作業機提供者Ｂ、及び作業受託者Ｃへの各情報の提供は、電子メールの送信により行ってもよいし、通信端末３０の表示装置３５、通信端末４０の表示装置４５、及び通信端末５０の表示装置５５への情報の表示により行ってもよい。

記憶部２０は、データを記憶するデバイスであり、ＨＤＤや不揮発性ＲＡＭといった記憶デバイスで構成される。記憶部２０は、管理サーバ１０に設けられており、圃場情報記憶部２１農作業機情報記憶部２２、及び作業受託者情報記憶部２３を備えている。記憶部２０は、管理サーバ１０と通信可能なクラウド上のサーバに設けられてもよい。

〔通信端末〕
通信端末３０は、制御部３４と、各種情報を表示可能な表示装置３５と、操作入力を受付可能な入力装置３６と、を備えている。表示装置３５及び入力装置３６は、制御部３４と接続され、制御部３４により動作が制御される。通信端末３０は、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット端末、スマートフォン等である。

制御部３４は、通信制御部３４ａと、登録制御部３４ｂと、を備えている。通信制御部３４ａは、管理サーバ１０の制御部１１の圃場情報受付部１２から圃場情報３１の登録受付に関するデータを受信し、登録制御部３４ｂが受け付けた圃場情報３１を圃場情報受付部１２へ送信する。また通信制御部３４ａは、情報提供部１６から送信されるマッチング情報３３を受信し、表示装置３５に表示させる。登録制御部３４ｂは、表示装置３５に圃場情報３１の登録受付画面を表示させ、入力装置３６を通じて圃場情報３１の入力を受け付ける。

通信端末４０は、制御部４４と、各種情報を表示可能な表示装置４５と、操作入力を受付可能な入力装置４６と、を備えている。表示装置４５及び入力装置４６は、制御部４４と接続され、制御部４４により動作が制御される。通信端末４０は、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット端末、スマートフォン等である。

制御部４４は、通信制御部４４ａと、登録制御部４４ｂと、を備えている。通信制御部４４ａは、管理サーバ１０の制御部１１の農作業機情報受付部１３から農作業機情報４１の登録受付に関するデータを受信し、登録制御部４４ｂが受け付けた農作業機情報４１を農作業機情報受付部１３へ送信する。通信制御部４４ａは、情報提供部１６から送信されるマッチング情報４３を受信し、表示装置３５に表示させる。また通信制御部４４ａは、農作業機Ｙの制御部６１と通信して、衛星測位モジュール６２が出力した測位データを受信する。登録制御部４４ｂは、表示装置３５に農作業機情報４１の登録受付画面を表示させ、入力装置４６を通じて農作業機情報４１の入力を受け付ける。

通信端末５０は、制御部５４と、各種情報を表示可能な表示装置５５と、操作入力を受付可能な入力装置５６と、を備えている。表示装置５５及び入力装置５６は、制御部５４と接続され、制御部５４により動作が制御される。通信端末５０は、例えば、パーソナルコンピュータやタブレット端末、スマートフォン等である。

制御部５４は、通信制御部５４ａと、登録制御部５４ｂと、遠隔操作部５４ｃと、を備えている。通信制御部５４ａは、管理サーバ１０の制御部１１の作業受託者情報受付部１４から作業受託者情報５１の登録受付に関するデータを受信し、登録制御部５４ｂが受け付けた作業受託者情報５１を作業受託者情報受付部１４へ送信する。通信制御部５４ａは、情報提供部１６から送信されるマッチング情報５３、及び認証情報Ｚを受信し、表示装置３５に表示させる。登録制御部５４ｂは、表示装置３５に作業受託者情報５１の登録受付画面を表示させ、入力装置５６を通じて作業受託者情報５１の入力を受け付ける。

農作業機Ｙの遠隔操作に関して、制御部５４の各機能部は以下の動作を行う。遠隔操作部５４ｃは、入力装置５６を通じて作業受託者Ｃから認証情報Ｚの入力を受け付けて、農作業機Ｙへ送信する。また遠隔操作部５４ｃは、入力装置５６を通じて作業受託者Ｃから遠隔操作の入力を受け付けて、受け付けた遠隔操作の内容を示す遠隔操作データを農作業機Ｙへ送信する。通信制御部５４ａは、農作業機Ｙから受信した農作業機Ｙの状態情報を表示装置５５へ表示させる。

〔農作業機〕
農作業機Ｙは、認証情報Ｚを入力した人物（作業受託者Ｃ）により遠隔操作が可能なように構成されている。農作業機Ｙは、制御部６１と、衛星測位モジュール６２と、走行装置６３と、農作業を行う作業装置６４と、周囲を撮影するカメラ６５と、を備えている。衛星測位モジュール６２、走行装置６３、作業装置６４、及びカメラ６５は、制御部６１と接続され、制御部６１により動作が制御される。農作業機Ｙは、例えば、田植機、コンバイン、果樹等の収穫機、トラクター、管理機等である。

制御部６１は、位置情報送信部６１ａと、認証制御部６１ｂと、遠隔操作受信部６１ｃと状態送信部６１ｄと、作業走行制御部６１ｅと、を備えている。

位置情報送信部６１ａは、衛星測位モジュール６２が出力する測位データ（自車位置）を、管理サーバ１０の制御部１１の農作業機情報受付部１３へ送信する。位置情報送信部６１ａが、測位データを、通信端末４０の制御部４４の登録制御部４４ｂへ送信してもよい。

認証制御部６１ｂは、通信端末５０から送信された認証情報Ｚに基づいて、通信端末５０からの遠隔操作を許容するか否かを決定する。遠隔操作受信部６１ｃは、認証制御部６１ｂが遠隔操作を許容する旨を決定したことに応じて、通信端末５０から送信された遠隔操作データに基づいて、農作業機Ｙの作業走行を制御するコマンドを作業走行制御部６１ｅへ出力する。

状態送信部６１ｄは、農作業機Ｙの状態を示すデータを、通信端末５０へ送信する。例えば状態送信部６１ｄは、カメラ６５が撮影した農作業機Ｙの周囲の画像と、走行装置６３の状態と、作業装置６４の状態と、衛星測位モジュール６２が出力する測位データ（自車位置）と、を通信端末５０へ送信する。

作業走行制御部６１ｅは、遠隔操作受信部６１ｃが出力するコマンドに基づいて、走行装置６３及び作業装置６４を制御して農作業機Ｙを作業走行させる。

〔情報特定部の動作〕
図３、図４、図５に示される圃場情報３１、農作業機情報４１、及び作業受託者情報５１の具体例を参照しながら、情報特定部１５の動作について詳しく説明する。情報特定部１５は、圃場情報記憶部２１に記憶された圃場情報３１と、農作業機情報記憶部２２に記憶された農作業機情報４１とを照合して、互いにマッチングする圃場情報３１及び農作業機情報４１の組を探索する。圃場情報３１と農作業機情報４１とのマッチングは、例えば以下の条件をすべて満たす場合に行われる。これらの条件は、記憶部２０に記憶されている。
〔位置条件〕圃場Ｘと農作業機Ｙとの間の距離が所定の閾値以下である。
〔種別条件〕農作業機Ｙの種別が、圃場Ｘの希望農作業を実行可能な種別である。例えば、希望農作業が小麦の収穫であり、農作業機Ｙが普通型コンバインである。
〔時期条件〕圃場Ｘの希望作業時期に、農作業機Ｙが稼働可能（不使用時期）である。

情報特定部１５は、情報番号３１ａに係る圃場情報３１（図３）を、情報番号４１ａ、４１ｂ、４１ｃに係る農作業機情報４１（図４）と順に照合する。情報特定部１５は、情報番号４１ａについて、農作業機Ｙが「田植機」であることから、希望農作業が「小麦の収穫」である情報番号３１ａとマッチングしないと判定する。情報特定部１５は、情報番号４１ｂについて、農作業機Ｙが「普通型コンバイン」であって情報番号３１ａの希望農作業「小麦の収穫」が実行可能であり、且つ、位置が「北海道紋別市」であって情報番号３１ａの位置「北海道北見市」と近接しており、且つ、不使用時期が「８／２０〜８／２３」であって情報番号３１ａの希望農作業時期「８月下旬」に作業可能であることから、情報番号３１ａとマッチングすると判定する。情報特定部１５は、情報番号４１ｃについて、農作業機Ｙが「自脱型コンバイン」であることから、希望農作業が「小麦の収穫」である情報番号３１ａとマッチングしないと判定する。そして情報特定部１５は、情報番号３１ａに係る圃場情報３１を特定圃場情報３２として特定し、情報番号４１ｂに係る農作業機情報４１を特定農作業機情報４２として特定する。

情報番号３１ａに係る圃場情報３１が、作業受託者Ｃを募集する旨を示す情報を含んでいる（受託者募集がＹＥＳ）ことに応じて、情報特定部１５は、特定圃場情報３２及び特定農作業機情報４２と、作業受託者情報記憶部２３に記憶された作業受託者情報５１とを照合して、マッチングする作業受託者情報５１を探索する。作業受託者情報のマッチングは、例えば以下の条件をすべて満たす場合に行われる。これらの条件は、記憶部２０に記憶されている。
〔種別条件〕作業受託者Ｃの運転可能農機に、農作業機Ｙの種別が含まれる。
〔作業条件〕作業受託者Ｃの農作業種別に、圃場Ｘの希望農作業が含まれる。
〔時期条件〕圃場Ｘの希望作業時期、農作業機Ｙの稼働可能な時期（不使用時期）、及び作業受託者Ｃの作業可能時期に重複する期間がある。

情報特定部１５は、情報番号３１ａに係る圃場情報３１（特定圃場情報３２）及び情報番号４１ｂに係る農作業機情報４１（特定農作業機情報４２）を、情報番号５１ａ、５１ｂ、５１ｃに係る作業受託者情報５１と順に照合する。情報特定部１５は、情報番号５１ａについて、作業可能時期が「５／２３〜５／２７」であることから、希望作業時期が「８月下旬」である情報番号３１ａとマッチングしないと判定する。情報特定部１５は、情報番号５１ｂについて、農作業種別が「米の収穫、小麦等の収穫」であって情報番号３１ａの希望農作業「小麦の収穫」が実行可能であり、運転可能農機が「自脱型コンバイン、普通型コンバイン」であって情報番号４１ｂの農作業機「普通型コンバイン」を運転可能であり、作業可能時期が「８／１５〜８／２０」であって情報番号３１ａの希望農作業時期「８月下旬」及び情報番号４１ｂの不使用時期「８／２０〜８／２３」と重複し作業可能であることから、情報番号５１ｂがマッチングすると判定する。情報特定部１５は、情報番号５１ｃについて、運転可能農機が「田植機」であることから、希望農作業が「小麦の収穫」である情報番号３１ａとマッチングしないと判定する。そして情報特定部１５は、情報番号５１ｂに係る作業受託者情報５１を特定作業受託者情報５２として特定する。

情報提供部１６は、特定圃場情報３２、特定農作業機情報４２、及び特定作業受託者情報５２が情報特定部１５により特定されたことに応じて、特定圃場情報３２（情報番号３１ａ）に係る作業希望者Ａ（北野大地氏）へマッチング情報３３を送信し、特定農作業機情報４２（情報番号４１ｂ）に係る農作業機提供者Ｂ（北海豹男氏）へマッチング情報４３を送信し、特定作業受託者情報５２（情報番号５１ｂ）に係る作業受託者Ｃ（田畑刈雄氏）へマッチング情報５３及び認証情報Ｚを送信する。

そして情報特定部１５は、情報番号３１ｂ以降の圃場情報３１についても、情報番号３１ａと同様に農作業機情報４１との照合を実行する。

〔他の実施形態〕
以下、本発明の他の実施形態について説明する。以下の説明では、上記の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、説明を省略する。

〔１〕本実施形態では、農作業機情報４１が、農作業機Ｙの移動手段を示す情報を含む。農作業機Ｙの移動手段とは、例えば、自走であるか輸送であるかの区別であり、移動可能距離を含んでもよい。情報特定部１５は、圃場情報３１と農作業機情報４１とのマッチングに際して、まず、農作業機情報４１に基づいて農作業機Ｙの移動可能範囲を設定する。

詳しくは、情報特定部１５は、農作業機情報４１が示す農作業機Ｙの移動手段に基づいて、農作業機Ｙの移動可能範囲を設定する。農作業機Ｙの移動可能範囲は、農作業機Ｙの位置を中心とし、農作業機Ｙの移動手段により移動可能な距離を半径とする円形範囲に設定される。そして情報特定部１５は、圃場情報３１に係る圃場Ｘが、設定された農作業機Ｙの移動可能範囲の内側に位置することに応じて、圃場情報３１と農作業機情報４１とのマッチングを行い、特定圃場情報３２及び特定農作業機情報４２を特定する。

例えば、図４に示される情報番号４１ａの農作業機情報４１について、農作業機Ｙの移動手段が１００ｋｍ以内の陸送と設定されているとする。情報特定部１５は、情報番号４１ａに係る農作業機Ｙの移動可能範囲を、農作業機Ｙの位置である「新潟県南魚沼市」を中心とする半径１００ｋｍの円形範囲に設定する。

情報特定部１５は、情報番号３１ｂに係る圃場情報３１（図３）を、情報番号４１ａ、４１ｂ、４１ｃに係る農作業機情報４１（図４）と順に照合する。情報特定部１５は、情報番号４１ａについて、農作業機が「田植機」であって情報番号３１ｂの希望農作業「田植え」が実行可能であり、且つ、情報番号３１ｂの圃場Ｘの位置が「新潟県魚沼市」であり情報番号４１ａの移動可能範囲の内部に位置しており、且つ、不使用時期が「５／２５〜５／２６」であって情報番号３１ｂの希望農作業時期「５／２０〜５／２５」に作業可能であることから、情報番号３１ｂとマッチングすると判定する。

〔２〕本実施形態では、農作業機情報４１は、農作業機Ｙの経験農作業種別を示す情報を含む。農作業機Ｙの経験農作業種別とは、農作業機Ｙにて過去に実行した経験のある農作業の種別である。情報特定部１５は、圃場情報３１に係る希望農作業が農作業機情報４１に係る経験農作業種別に含まれることに応じて、圃場情報３１と農作業機情報４１とのマッチングを行い、特定圃場情報３２及び特定農作業機情報４２を特定する。

〔３〕本実施形態では、農作業機情報４１は、農作業機Ｙの稼働状況を示す情報として農作業機Ｙの使用時期を示す情報を含む。農作業機Ｙの使用時期とは、農作業機提供者Ｂにおいて農作業機Ｙを使用する予定が既に決まっている時期であって、例えば、日付、複数の日付、日付及び時間帯等である。情報特定部１５は、農作業機情報４１が含む農作業機Ｙの使用時期を示す情報に基づいて農作業機Ｙの不使用時期を算出する。具体的には、情報特定部１５は、使用時期として設定されていない日付を、不使用時期として算出する。情報特定部１５は、圃場情報３１に係る希望作業時期が農作業機Ｙの不使用時期に含まれることに応じて、圃場情報３１と農作業機情報４１とのマッチングを行い、特定圃場情報３２及び特定農作業機情報４２を特定する。

〔４〕作業受託者Ｃにより遠隔操作される農作業機Ｙの圃場Ｘにおける作業走行（農作業）は、走行装置６３及び作業装置６４を順次操作して行う走行（手動走行）であってもよいし、作業受託者Ｃに入力された作業条件等に基づいて自動的に行う走行（自動走行）であってもよい。

〔５〕上記の実施形態では、通信端末５０の遠隔操作部５４ｃは、入力装置５６を通じて作業受託者Ｃから遠隔操作の入力を受け付ける。入力装置５６としては様々な形態が可能であるが、例えばタッチパネル、キーボード、マウス等であってもよいし、農作業機Ｙの操縦部を模した装置であってもよい。

〔６〕上記の実施形態では、作業受託者Ｃが農作業機Ｙを遠隔操作する例が説明されたが、作業受託者Ｃが農作業機Ｙに実際に搭乗して農作業機Ｙを操作して圃場Ｘにおいて希望農作業を行ってもよい。この場合、認証情報Ｚが、農作業機Ｙの解錠・始動に用いられてもよい。

〔７〕管理サーバ１０が、圃場情報３１、特定圃場情報３２、及びマッチング情報３３のマッチングに加えて、農作業機Ｙの提供や作業受託者Ｃの作業受託に係る作業報告、報酬、違約金等の仲介を行ってもよい。

本発明は、圃場情報と農作業機情報とをマッチングして作業希望者へ情報を提供する情報提供システムに適用可能である。

１２ ：圃場情報受付部
１３ ：農作業機情報受付部
１４ ：作業受託者情報受付部
１５ ：情報特定部
１６ ：情報提供部
２１ ：圃場情報記憶部
２２ ：農作業機情報記憶部
２３ ：作業受託者情報記憶部
３１ ：圃場情報
３２ ：特定圃場情報
４１ ：農作業機情報
４２ ：特定農作業機情報
５１ ：作業受託者情報
５２ ：特定作業受託者情報
６２ ：衛星測位モジュール
Ａ ：作業希望者
Ｂ ：農作業機提供者
Ｃ ：作業受託者
Ｘ ：圃場
Ｙ ：農作業機
Ｚ ：認証情報

Claims (8)

1. 圃場の位置を示す情報、希望農作業の内容を示す情報、及び希望作業時期を示す情報を含む圃場情報の登録を作業希望者から受け付けると共に、受け付けた前記圃場情報を圃場情報記憶部に記憶させる圃場情報受付部と、
   提供可能な農作業機を示す情報、前記農作業機の位置を示す情報、及び前記農作業機の稼働状況を示す情報を含む農作業機情報の登録を農作業機提供者から受け付けると共に、受け付けた前記農作業機情報を農作業機情報記憶部に記憶させる農作業機情報受付部と、
   前記圃場情報記憶部に記憶された前記圃場情報のうちの１つである特定圃場情報と、前記農作業機情報記憶部に記憶された前記農作業機情報のうちの１つであって前記特定圃場情報に係る前記圃場において前記希望農作業の実行が可能な前記農作業機を示す前記農作業機情報である特定農作業機情報と、を特定する情報特定部と、
   前記特定圃場情報に係る前記作業希望者へ前記特定農作業機情報の少なくとも一部を提供する情報提供部と、を備える情報提供システム。
2. 前記農作業機情報は、前記農作業機の移動手段を示す情報を含み、
   前記情報特定部は、前記農作業機情報に基づいて前記農作業機の移動可能範囲を設定し、前記圃場情報に係る前記圃場が前記農作業機情報に係る前記移動可能範囲内に位置することに応じて、前記特定圃場情報及び前記特定農作業機情報を特定する請求項１に記載の情報提供システム。
3. 前記農作業機情報は、前記農作業機の経験農作業種別を示す情報を含み、
   前記情報特定部は、前記圃場情報に係る希望農作業が前記農作業機情報に係る前記経験農作業種別に含まれることに応じて、前記特定圃場情報及び前記特定農作業機情報を特定する請求項１又は２に記載の情報提供システム。
4. 前記農作業機情報に含まれる前記農作業機の位置を示す情報は、前記農作業機に設けられた衛星測位モジュールが出力する測位データに基づいて生成される請求項１から３のいずれか１項に記載の情報提供システム。
5. 前記農作業機情報は、前記農作業機の前記稼働状況を示す情報として前記農作業機の使用時期を示す情報を含み、
   前記情報特定部は、前記農作業機情報が含む前記農作業機の使用時期を示す情報に基づいて前記農作業機の不使用時期を算出し、前記圃場情報に係る前記希望作業時期が前記農作業機の前記不使用時期に含まれることに応じて、前記特定圃場情報及び前記特定農作業機情報を特定する請求項１から４のいずれか１項に記載の情報提供システム。
6. 運転可能な農作業機を示す情報、実行可能な農作業種別を示す情報、及び作業可能時期を示す情報を含む作業受託者情報の登録を作業受託者から受け付けると共に、受け付けた前記作業受託者情報を作業受託者情報記憶部に記憶させる作業受託者情報受付部を備え、
   前記圃場情報は、前記作業受託者を募集するか否かを示す情報を含み、
   前記情報特定部は、前記作業受託者を募集する旨を前記特定圃場情報が示していることに応じて、前記作業受託者情報記憶部に記憶された前記作業受託者情報のうちの１つであって前記特定圃場情報に係る圃場での希望農作業が実行可能且つ前記特定農作業機情報が示す前記農作業機を運転可能な前記作業受託者を示す前記作業受託者情報である特定作業受託者情報を特定し、
   前記情報提供部は、前記特定圃場情報に係る前記作業希望者へ前記特定作業受託者情報の少なくとも一部を提供する請求項１から５のいずれか１項に記載の情報提供システム。
7. 前記情報提供部は、前記特定農作業機情報に係る前記農作業機の運転者としての認証に用いる認証情報を前記特定作業受託者情報に係る前記作業受託者へ提供する請求項６に記載の情報提供システム。
8. 前記特定農作業機情報に係る前記農作業機は、前記認証情報を入力した人物により遠隔操作が可能なように構成されている請求項７に記載の情報提供システム。

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