JP2021105465A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP2021105465A
JP2021105465A JP2019236049A JP2019236049A JP2021105465A JP 2021105465 A JP2021105465 A JP 2021105465A JP 2019236049 A JP2019236049 A JP 2019236049A JP 2019236049 A JP2019236049 A JP 2019236049A JP 2021105465 A JP2021105465 A JP 2021105465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
electric heater
heated
gas burner
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019236049A
Other languages
English (en)
Inventor
昌之 徳永
Masayuki Tokunaga
昌之 徳永
和幸 森本
Kazuyuki Morimoto
和幸 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Harman Co Ltd filed Critical Harman Co Ltd
Priority to JP2019236049A priority Critical patent/JP2021105465A/ja
Publication of JP2021105465A publication Critical patent/JP2021105465A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

【課題】加熱庫の上側に配置された加熱部における不完全燃焼の発生を防止することができる加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱調理器1は、加熱庫20と、支持部(伝熱皿5)、加熱部24と、を備える。支持部は、加熱庫20に収容され、加熱対象物が載置されて加熱対象物を支持する。加熱部24は、加熱対象物及び支持部を加熱する。加熱部24は、電気ヒータ26と、ガスバーナ25と、を有する。電気ヒータ26は、上下方向において支持部より上側に配置されて加熱対象物及び支持部を加熱する。ガスバーナ25は、上下方向において支持部より下側に配置されて加熱対象物及び支持部を加熱する。【選択図】図2

Description

本開示は、加熱調理器に関する。
加熱庫と、前記加熱庫内を加熱する加熱手段とを備え、被調理物を載置したグリルプレートを加熱庫内に収容して加熱調理する加熱調理器が知られている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に開示された加熱調理器においては、前記加熱手段は、前記加熱庫の左右の側壁に設けられた下バーナと、前記加熱庫の上壁に設けられた上バーナとを有する点が記載されている。
特開2015−223454号公報
しかしながら、上述した加熱調理器にあっては、被調理物に含まれる水分により水蒸気が多く発生する場合、上バーナで燃焼を行うと不完全燃焼が発生しやすい、という問題があった。
本開示は上記事由に鑑みてなされており、加熱庫の上側に配置された加熱部における不完全燃焼の発生を防止することができる加熱調理器を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る加熱調理器は、加熱庫と、支持部と、加熱部と、を備える。前記支持部は、前記加熱庫に収容され、加熱対象物が載置されて前記加熱対象物を支持する。前記加熱部は、前記加熱対象物及び前記支持部を加熱する。前記加熱部は、電気ヒータと、ガスバーナと、を有する。前記電気ヒータは、上下方向において前記支持部より上側に配置されて前記加熱対象物及び前記支持部を加熱する。前記ガスバーナは、上下方向において前記支持部より下側に配置されて前記加熱対象物及び前記支持部を加熱する。
本開示の一態様に係る加熱調理器にあっては、加熱庫の上側に配置された加熱部における不完全燃焼の発生を防止することができる。
図1は、一実施形態に係る加熱調理器の斜視図である。 図2は、同上の加熱調理器が有する加熱庫を、前後方向と直交する断面で示した断面図である。 図3は、同上の加熱庫であって、支持部を引き出した状態の斜視図である。 図4Aは、同上の加熱庫の要部の斜視図である。図4Bは、図4Aにおける要部の斜視図である。 図5は、同上の加熱調理器のガス供給路を示した図である。 図6は、同上の加熱調理器のブロック図である。 図7は、同上の加熱調理器の炊飯モードにおける検知温度のタイムチャートである。
以下、本開示に係る加熱調理器について、実施形態に基づいて説明する。なお、本開示に係る加熱調理器の実施形態は、下記実施形態に限定されるものではなく、本開示に係る技術的思想を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。
(実施形態)
(1)概要
以下、加熱調理器1について、加熱調理器1の設置状態における方向を用いて説明する。具体的には、図1に示すように、加熱調理器1から見て、設計上、利用者が位置する方向を前方とすると共にその反対を後方と規定する。また、加熱調理器1を前方から見たときを基準にして、左右方向を規定する。
図1、図2に示すように、加熱調理器1は、加熱庫20と、支持部(伝熱皿5)、加熱部24と、を備える。支持部は、加熱庫20に収容され、加熱対象物が載置されて加熱対象物を支持する。加熱部24は、加熱対象物及び支持部を加熱する。加熱部24は、電気ヒータ26と、ガスバーナ25と、を有する。電気ヒータ26は、上下方向において支持部より上側に配置されて加熱対象物及び支持部を加熱する。ガスバーナ25は、上下方向において支持部より下側に配置されて加熱対象物及び支持部を加熱する。
この加熱調理器1にあっては、加熱対象物から発生した水蒸気の影響を最も受ける上側の加熱部24は、電気ヒータ26であってガスバーナではないため、上側の加熱部24が水蒸気によって不完全燃焼を起こすことが抑制される。
(2)詳細な説明
図1に示す加熱調理器1は、グリル付きのガスコンロであって、詳しくはキッチンカウンター(図示せず)に形成された孔に、上方より挿入されて設置されるドロップインコンロである。
以下、一実施形態に係る加熱調理器1について詳述する。本実施形態の加熱調理器1は、図2に示すように、加熱庫20と、伝熱皿5(後述する支持部)と、加熱部24と、を備えている。
図1に示すように、加熱調理器1は、ケーシング10を備えている。ケーシング10は、上方に開口した箱状に形成されている。ケーシング10には、複数のコンロバーナ11が設置されている。天板12はケーシング10上に設置されている。天板12はケーシング10の上面を覆っている。複数のコンロバーナ11の各々は、天板12を貫通して上方に突出している。
加熱調理器1は、複数のコンロバーナ11にそれぞれ対応する複数のコンロ用操作部15を備えている。利用者は、各コンロ用操作部15を操作することで、対応するコンロバーナ11の点火と消火の切換え及び火力の変更を行うことができる。
図2及び図3に示すように、本実施形態の加熱庫20は、前方に開口した箱状に形成されている。加熱庫20は、ケーシング10と天板12とで囲まれた空間に配置されている。加熱庫20は、底部200、左右の側壁部201、後壁部202及び天井部203を有している。加熱庫20の内側には、底部200、左右の側壁部201、後壁部202及び天井部203で囲まれた加熱空間(内部空間)が形成されている。加熱空間には、肉又は魚等の加熱対象物及び伝熱皿5が配置される。天井部203は、下側に位置する加熱庫20の内部空間(加熱空間)と、上側に位置する加熱庫20の外部空間とを隔絶する。底部200、左右の側壁部201、後壁部202も同様に、加熱庫20の内部空間(加熱空間)と外部空間とを隔絶する。
天井部203は、ホーロー材により形成されている。天井部203がホーロー材により形成されることにより、天井部203の掃除をしやすくお手入れ性が向上する。更に、天井部203の劣化が抑制される。
天井部203は、上方に凸となるアーチ形に形成される。天井部203の上側には、後述する電気ヒータ26等が載置されるため、天井部203が上方に凸となるアーチ形に形成されることにより、天井部203の変形が抑えられる。
図3に示すように、加熱庫20の前端部には、開口部23が形成されている。加熱庫20の内部空間は、開口部23を介してケーシング10(図1参照)の前方に開放される。加熱対象物は、開口部23を通して加熱庫20に出し入れされる。
本実施形態の加熱庫20には、開口部23を開閉するグリル扉22(図1参照)と、グリル扉22を支持した支持機構(不図示)とが設けられる。支持機構は、加熱庫20に設置されており、グリル扉22を前後方向に移動可能に支持している。支持機構は、例えば、一対のスライドレールで構成される。グリル扉22を前後方向に移動することで、加熱庫20の開口部23はグリル扉22によって開閉される。
図2及び図3に示すように、加熱調理器1は、加熱庫20に収容され、加熱対象物が載置されて加熱対象物を支持する支持部を備える。支持部は、少なくとも底板部50を有することが好ましい。
本実施形態では、支持部として伝熱皿5が設けられている。伝熱皿5は、加熱庫20に収容される。加熱庫20で加熱される加熱対象物は、伝熱皿5に載せられた状態で加熱庫20内に配置される。すなわち、伝熱皿5は、加熱対象物受けとして機能する。なお、加熱庫20では伝熱皿5も加熱されるため、伝熱皿5が加熱対象物に含まれてもよいが、本説明では便宜上、伝熱皿5は加熱対象物に含まれないものとして説明する。
伝熱皿5は、金属製である。伝熱皿5は、上方に開口した浅底の容器状に形成されている。伝熱皿5は、上方から見て矩形状で水平方向に広がった板状の底板部50と、底板部50の周縁から上方に向けて突出した周壁部51とを有している。底板部50は、加熱対象物が載せられる部分である。すなわち、本実施形態では、底板部50によって、加熱対象物が載せられる板状の載置部が構成されている。
なお、伝熱皿5は、上方に開口した容器状の本体と、この本体の上開口部を塞ぐ蓋とで構成されてもよい。この場合、本体の底部によって載置部が構成される。また、伝熱皿5は、平板状の皿等であってもよく、この場合、伝熱皿5の全体が載置部となる。伝熱皿5には、加熱対象物が載置される。伝熱皿5は、載置された加熱対象物に熱を伝導させる。
本実施形態の加熱庫20には、伝熱皿5を取り外し可能に支持する支持体6が更に設けられる。支持体6は、伝熱皿5を下方から支持している。支持体6は、上方から見て枠状に形成されている。支持体6は、例えば、金属製の線材を変形させ、この線材の両端を溶接等でつなぐことによって形成される。
支持体6の前端部は、グリル扉22に着脱可能に連結されている。支持体6及び伝熱皿5は、グリル扉22と連動する。グリル扉22が図1に示すように開口部23を閉じる閉じ位置に配置されたとき、支持体6及び伝熱皿5は、加熱庫20内に配置される。利用者は、グリル扉22を閉位置より前方に動かすことで、支持体6及び伝熱皿5を、加熱庫20の開口部23よりも前方に配置することができる。
図2及び図3に示すように、加熱調理器1は、加熱部24を備えている。加熱部24は、加熱対象物及び伝熱皿5を加熱する。本実施形態における加熱部24は、ガスバーナ25と、電気ヒータ26と、を有する。
ガスバーナ25は、上下方向において伝熱皿5より下側に配置されて加熱対象物及び支持部を加熱する。平面視において、ガスバーナ25と支持部(伝熱皿5)とが重なってもよいし、重ならなくてもよい。本実施形態では、ガスバーナ25は、伝熱皿5の底板部50の下方に位置する。すなわち、平面視において、ガスバーナ25と支持部(伝熱皿5)とが重なっている。特に、ガスバーナ25は、平面視において、支持部(伝熱皿5)の中央部に位置している。このように、ガスバーナ25と支持部(伝熱皿5)とが重なることにより、ガスバーナ25により底板部50を効率よく、ひいては加熱対象物を効率よく加熱することができる。更に、ガスバーナ25が支持部(伝熱皿5)の中央部に位置することにより、より一層効率よく加熱対象物を加熱することができる。
ガスバーナ25は、直接的には伝熱皿5を輻射熱により加熱するが、伝熱皿5を介した熱伝導により間接的に加熱対象物を加熱する。ガスバーナ25は、300kcal/hの弱火と、1400kcal/hの強火と、切(すなわち0kcal/h)の三種類のいずれかの火力が選択可能である。
図4A及び図4Bに示すように、電気ヒータ26は、上下方向において伝熱皿5より上側に配置されて加熱対象物及び支持部を加熱する。電気ヒータ26は、主に加熱対象物を輻射熱により加熱するが、伝熱皿5も輻射熱により加熱する。支持部が蓋付きの調理容器の場合、電気ヒータ26は、蓋付きの調理容器を介して内部に収容されている加熱対象物も間接的に加熱する。電気ヒータ26の加熱量は、電気ヒータ26への通電のONとOFFとを切り替えることにより行う。
本実施形態では、電気ヒータ26は、天井部203の上側に配置される。電気ヒータ26は、直接的には、熱伝導及び輻射熱(主に熱伝導)により天井部203を加熱する。加熱された天井部203は、主に輻射熱により加熱対象物及び伝熱皿5を加熱する。すなわち、電気ヒータ26は、加熱対象物及び伝熱皿5を、天井部203を介して間接的に加熱する。
電気ヒータ26は、天井部203の上側に配置されることにより、電気ヒータ26及び電気ヒータ26の制御基板や配線等は加熱庫20の内部空間に配置されずにすむ。このため、電気ヒータ26、制御基板及び配線は、ガスバーナ25からの排気ガス等に晒されずにすみ、劣化が抑制される。
また、電気ヒータ26は、平面視において支持部(伝熱皿5)と重なっている。特に、電気ヒータ26は、平面視において、支持部(伝熱皿5)の中央部に位置している。このように、電気ヒータ26と支持部(伝熱皿5)とが重なることにより、電気ヒータ26により加熱対象物を効率よく加熱することができる。更に、電気ヒータ26が支持部(伝熱皿5)の中央部に位置することにより、より一層効率よく加熱対象物を加熱することができる。
電気ヒータ26は、天井部203に沿うように、天井部203と同様の上方に凸となるアーチ形に形成されている。電気ヒータ26がアーチ形でない場合には、電気ヒータ26の熱膨張の方向が一定とならず、電気ヒータ26と天井部203の密着性が悪くなる箇所が生じてしまい、熱伝導性が悪くなってしまうおそれがあった。これに対し、電気ヒータ26がアーチ形に形成されることにより、電気ヒータ26の熱膨張が生じた時に、熱膨張の方向が一定となるようにすることができ、電気ヒータ26から天井部203への熱伝導が効率よく行われる。
電気ヒータ26の上側には、断熱材3が配置される。電気ヒータ26が天井部203の上側に配置されることにより、加熱庫20の上側の外部空間及び外部空間に配置されている機器が加熱されやすくなる。電気ヒータ26の上側に断熱材3が配置されることにより、外部空間及び機器が加熱されにくくなる。
断熱材3は、電気ヒータ26に沿うように、電気ヒータ26と同様の上方に凸となるアーチ形に形成されている。これにより、電気ヒータ26と断熱材3との間にデッドスペースが形成されない。
断熱材3は、断熱材押さえ板204により上側が押さえられる。断熱材押さえ板204は、天井部203に取り付けられる。
断熱材押さえ板204により(断熱材3を介して)電気ヒータ26の上側が押さえられることによって、電気ヒータ26は、アーチ形を保ったまま効率的に発熱を行うことができる。
本実施形態では、平面視において、電気ヒータ26の中心部とガスバーナ25の中心部とが重なる。これにより、加熱対象物が均一に焼けやすくなる。
加熱調理器1には、図5に示すガス供給路28が設けられる。ガス供給路28は、ガスバーナ25に都市ガス等の燃料ガスを供給する。
加熱調理器1は、ガスバーナ25の単位時間当たりの加熱量(火力)を変更する加熱量変更部27を有している。本実施形態の加熱量変更部27は、開閉弁270、ガスバーナ用点火プラグ273及びガスバーナ用火力調節部274を有している。
ガス供給路28には、開閉弁270が設けられている。開閉弁270は、例えば、電磁弁である。開閉弁270が開いた状態で、ガス供給路28に供給された燃料ガスは、ガスバーナ25に供給される。
ガスバーナ25には、ガスバーナ25を点火するためのガスバーナ用点火プラグ273が設置されている。開閉弁270が開いた状態で、ガスバーナ用点火プラグ273が作動することにより、ガスバーナ25は点火される。開閉弁270が閉じることで、ガスバーナ25は、消火される。
本実施形態のガスバーナ用火力調節部274は、ガス供給路28に設けられた電磁弁である。ガス供給路28は、ガス供給路28におけるガスバーナ用火力調節部274の上流側と下流側とを接続するバイパス路44を有している。バイパス路44の一部は、ガス供給路28よりも流路断面積が小さい流路45である。
ガスバーナ25の火力は、ガスバーナ用火力調節部274が開閉されることにより、調節される。ガスバーナ用火力調節部274が開いた状態では、ガス供給路28に供給された燃料ガスは、ガスバーナ用火力調節部274と流路45との両者を通過してガスバーナ25に供給される。この場合、ガスバーナ25の火力は、「強火」になる。一方、ガスバーナ用火力調節部274が閉じた状態では、ガス供給路28に供給された燃料ガスは、ガスバーナ用火力調節部274及び流路45のうちの流路45のみを通過してガスバーナ25に供給される。この場合、ガスバーナ25に供給される燃料ガスの流量は、ガスバーナ用火力調節部274が開いた状態にあるときよりも少なくなり、ガスバーナ25の火力は、「弱火」になる。
ガスバーナ用火力調節部274は、電磁弁に限定されない。例えば、ガスバーナ用火力調節部274は、ガス供給路28に設けられた流量制御弁であってもよい。また、ガスバーナ用火力調節部274は、ガスバーナ25の火力を3段階以上調節可能であってもよい。
図2及び図3に示すように、加熱調理器1は、温度検知部46を備えている。温度検知部46は、サーミスタを有する。なお、温度検知部46は、サーミスタを有するものでなくてもよく、例えば熱電対や赤外線センサを有するものであってもよく、特に限定されない。
温度検知部46は、加熱庫20に設けられる。温度検知部46は、加熱庫20に配置された伝熱皿5の底板部50の温度を検知する。温度検知部46は、ガスバーナ25の平面視における中央部に設置されている。温度検知部46は、加熱庫20内に配置された伝熱皿5の下方に位置する。なお、温度検知部46は、加熱庫20内に配置された伝熱皿5の側面に位置してもよく、温度検知部46の位置は限定されない。
温度検知部46は、温度検知部46の上端部に位置する検出部461を有している。検出部461は、上下方向に移動可能である。検出部461には、例えば、ばね等の付勢部材により、上方に向かう力が加えられている。
加熱庫20内に伝熱皿5が配置されたとき、検出部461は、伝熱皿5の底板部50の下面に接触する。これにより、加熱対象物(詳しくは、伝熱皿5の底板部50)の温度が、温度検知部46によって検出可能になる。
上述した各種構成を有する加熱庫20は、グリル装置として機能する。
本実施形態の加熱調理器1は、グリル装置を操作するための操作部として、図1に示すグリル用操作部14を備えている。グリル用操作部14は、ケーシング10の前面に設けられたカンガルーポケット方式の操作部である。グリル用操作部14は、不使用時にはケーシング10内に配置され、使用時にはケーシング10から前方に突出した位置に配置される。
図示しないが、グリル用操作部14は、オートメニュー操作部と、点火消火操作部と、を有している。オートメニュー操作部は、利用者が調理モードの選択を行うために用いられる。すなわち、本実施形態では、オートメニュー操作部が、複数の調理モードの中から任意の調理モードを選択するための調理モード選択部を構成している。点火消火操作部は、利用者が、選択した調理モードによるグリル装置の自動調理の開始の指令を行うために用いられる。なお、グリル用操作部14は、例えば、ケーシング10の前面に固定的に設けられた操作パネル等であってもよい。
本実施形態のオートメニュー操作部は、調理メニューを選択するための調理メニュー選択操作部と、選択された調理メニューにおける火加減を選択するための火加減選択操作部と、を有している。すなわち、本実施形態の調理モードは、複数の調理メニューの中から選択された調理メニューと、調理メニュー毎に選択された火加減とを組み合わせたモードである。
調理メニューとしては、「炊飯」(以下、炊飯モードという)、「シチュー」、「焼き魚」等が選択可能である。なお、調理メニューとしては、炊飯モードは必須であるが、その他の「シチュー」等の調理メニューについては任意であり、また、「シチュー」等の調理メニューに限定されず、他の調理メニューが選択可能であってもよい。
図6に示すように、加熱調理器1は、制御部16を備えている。制御部16は、例えば、マイクロコンピューターにより構成される。制御部16は、加熱量変更部27に電気的に接続されている。すなわち、制御部16は、開閉弁270、電気ヒータ26の制御基板、ガスバーナ用点火プラグ273及びガスバーナ用火力調節部274に、電気的に接続されている。また、制御部16は、温度検知部46、グリル用操作部14及びコンロ用操作部15にも、電気的に接続されている。
制御部16は、ガスバーナ25における加熱条件を制御する。ここで、加熱部24における加熱条件とは、加熱部24における点火(燃焼の開始)、消火(燃焼の停止)及び火力の調節である。
利用者は、グリル装置によって自動調理を行うとき、まず、加熱庫20内に加熱対象物を配置する。次に利用者は、オートメニュー操作部の調理メニュー選択操作部を操作して、調理メニューを選択する。利用者は、この後、オートメニュー操作部の火加減選択操作部を操作して、選択された調理メニューにおける火加減を選択する。これにより、複数の調理モードの中から任意の調理モードが決定される。次に、利用者は、点火消火操作部を操作して自動調理の開始の指令を行う。
制御部16は、温度検知部46により検知される検知温度を基に加熱部24を制御する。具体的には、制御部16は、グリル用操作部14から自動調理の開始の指令を受けたとき、調理モード毎に設定された複数の制御条件の中から、選択された調理モードに対応する制御条件を決定し、この制御条件と、温度検知部46で検知した検知温度とに基づいて、加熱量変更部27を自動で制御する。このようにして、調理モードに応じた自動調理が実行される。
自動調理では、加熱量変更部27が制御部16によって制御され、これにより、調理モード毎に設定された自動調理工程が実行される。
以下、図7に基づいて、調理モードのうち、炊飯モードを実行する場合の一例について説明する。炊飯モードは、支持部(伝熱皿5)として蓋付きの調理容器を用いて実行される。炊飯モードでは、加熱対象物である米と水とから大量の水蒸気が発生する。
利用者は、加熱調理器1によって炊飯モードによる自動調理を行うとき、まず、加熱庫20内に加熱対象物として米と水を収容した蓋付きの調理容器を配置する。
次に利用者は、オートメニュー操作部の調理メニュー選択操作部を操作して、調理メニューとして「炊飯」を選択する。次に、利用者は、点火消火操作部を操作して、炊飯モードの開始の指令を行う。
炊飯モードにおいては、制御部16は、吸水工程(図7中の「吸水」で示される工程)と、加熱工程(図7中の「炊きあげ」で示される工程)と、沸騰維持工程(図7中の「沸騰維持」で示される工程)と、蒸らし工程(図7中の「蒸らし」で示される工程)と、を実行する。
吸水工程では、制御部16は、ガスバーナ25による火力を切り替えたり加熱と加熱停止を繰り返す制御を行うか、あるいは、電気ヒータ26への通電のONとOFFとを切り替えることにより、温度を一定に維持する。本実施形態では、吸水工程では、ガスバーナ25及び電気ヒータ26の両方により加熱することにより、検知温度を40℃に20分間維持する。
次に、加熱工程は、ガスバーナ25による加熱を行う工程である。本実施形態では、加熱工程では、ガスバーナ25を「強火」として加熱し、電気ヒータ26による加熱は行わない。加熱工程は、検知温度が所定の温度(本実施形態では100℃)に到達すると、終了し、沸騰維持工程に移行する。
沸騰維持工程では、ガスバーナ25を「強火」として加熱し、電気ヒータ26による加熱は行わない。沸騰維持工程では、温度を一定(本実施形態では100℃)に維持する。本実施形態では、沸騰維持工程は、検知温度が所定の温度(本実施形態では105℃)に到達すると、終了し、蒸らし工程に移行する。
蒸らし工程は、加熱工程の後、ガスバーナ25による加熱を停止し、かつ、電気ヒータ26への通電のONとOFFとを切り替えて電気ヒータ26による加熱を行う工程である。
蒸らし工程において、電気ヒータ26への通電をONとする時間によって、ご飯の状況をコントロールすることができる。例えば、電気ヒータ26への通電をONとする時間を長くすることによって、ご飯の表面に焦げ目を多くつけたり、電気ヒータ26への通電をONとする時間をちょうど良い時間にすることによって、ご飯をふっくらとさせることができる。
炊飯モードでは、加熱対象物である米と水とから大量の水蒸気が発生するが、水蒸気の影響を最も受ける上側の加熱部24は、電気ヒータ26であってガスバーナではない。このため、上側の加熱部24が水蒸気によって不完全燃焼を起こすことが抑制される。
(3)変形例
天井部203は、ホーロー材ではなく、SUS材又は鉄板により形成されてもよいし、更に他の部材により形成されてもよい。
支持部は、例えば焼き網等のように、底板部を有しないものであってもよい。また、支持部が底板部を有する場合、支持部は側壁を有する容器ではなく、平坦なプレート状のものであってもよい。
支持部は、必ずしも金属製の伝熱皿5のように、熱伝導性が高い部材により形成されなくてもよい。
ガスバーナ25は、上下方向において支持部(上記実施形態では伝熱皿5)より下側の左右方向に配置してもよい。ガスバーナ25の形状、個数及び位置(平面視における位置)は限定されない。また、ガスバーナ25の上下方向における位置は、支持部(上記実施形態では伝熱皿5)より下側であれば、特に限定されない。
電気ヒータ26の加熱量は、通電する電流により0〜所定の加熱量の間で任意に調整可能としてもよい。
電気ヒータ26としては、石英管ヒータが好適に用いられるが、石英管ヒータでなくてもよく、特に限定されない。
炊飯モードのみならず、「シチュー」又は「焼き魚」等の調理モードにおいても、大量の水蒸気が発生するため、上述した炊飯モードと同様に効果的である。
加熱工程において、電気ヒータ26による加熱を併用してもよい。
(4)まとめ
以上、述べた実施形態から明らかなように、第1の態様の加熱調理器1は、加熱庫20と、支持部(伝熱皿5)、加熱部24と、を備える。支持部は、加熱庫20に収容され、加熱対象物が載置されて加熱対象物を支持する。加熱部24は、加熱対象物及び支持部を加熱する。加熱部24は、電気ヒータ26と、ガスバーナ25と、を有する。電気ヒータ26は、上下方向において支持部より上側に配置されて加熱対象物及び支持部を加熱する。ガスバーナ25は、上下方向において支持部より下側に配置されて加熱対象物及び支持部を加熱する。
第1の態様によれば、加熱対象物から発生した水蒸気の影響を最も受ける上側の加熱部24は、電気ヒータ26であってガスバーナではないため、上側の加熱部24が水蒸気によって不完全燃焼を起こすことが抑制される。
第2の態様では、第1の態様との組み合わせにより実現され得る。第2の態様では、加熱庫20は、下側に位置する加熱庫20の内部空間と上側に位置する加熱庫20の外部空間とを隔絶する天井部203を有する。天井部203の上側に電気ヒータ26が配置される。電気ヒータ26の上側に断熱材3が配置される。
第2の態様によれば、電気ヒータ26及び電気ヒータ26の制御基板や配線は、ガスバーナ25からの排気ガス等に晒されずにすみ、劣化が抑制される。また、電気ヒータ26の上側に断熱材3が配置されることにより、外部空間及び機器が加熱されにくくなる。
第3の態様では、第2の態様との組み合わせにより実現され得る。第3の態様では、天井部203は、上方に凸となるアーチ形に形成される。
第3の態様によれば、天井部203の上側に電気ヒータ26が配置されても、天井部203の変形が抑えられる。
第4の態様では、第1〜第3のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第4の態様では、支持部は、少なくとも底板部50を有する。ガスバーナ25は、底板部50の下方に位置する。
第4の態様によれば、ガスバーナ25が底板部50の下方に位置することにより、ガスバーナ25により底板部50を効率よく、ひいては加熱対象物を効率よく加熱することができる。
第5の態様では、第1〜第4のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第5の態様では、平面視において、電気ヒータ26の中心部とガスバーナ25の中心部とが重なる。
第5の態様によれば、加熱対象物が均一に焼けやすくなる。
第6の態様では、第2〜第5のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第6の態様では、天井部203は、ホーロー材又はSUS材又は鉄板により形成されている。
第6の態様によれば、天井部203の掃除をしやすくお手入れ性が向上するうえに、天井部203の劣化が抑制される。
第7の態様では、第1〜第6のいずれかの態様との組み合わせにより実現され得る。第7の態様では、加熱調理器1は、温度検知部46と、制御部16と、を備える。温度検知部46は、支持部の温度を検知する。制御部16は、温度検知部46により検知される検知温度を基に加熱部24を制御する。制御部16は、加熱工程と、蒸らし工程と、を実行可能である。加熱工程は、ガスバーナ25による加熱を行う工程である。蒸らし工程は、加熱工程の後、ガスバーナ25による加熱を停止し、かつ、電気ヒータ26への通電のONとOFFとを切り替えて電気ヒータ26による加熱を行う工程である。
第7の態様によれば、デューティ制御により電気ヒータ26を制御しやすい。
1 加熱調理器
16 制御部
20 加熱庫
203 天井部
24 加熱部
25 ガスバーナ
26 電気ヒータ
3 断熱材
46 温度検知部
5 伝熱皿(支持部)
50 底板部

Claims (7)

  1. 加熱庫と、
    前記加熱庫に収容され、加熱対象物が載置されて前記加熱対象物を支持する支持部と、
    前記加熱対象物及び前記支持部を加熱する加熱部と、を備え、
    前記加熱部は、
    上下方向において前記支持部より上側に配置されて前記加熱対象物及び前記支持部を加熱する電気ヒータと、
    上下方向において前記支持部より下側に配置されて前記加熱対象物及び前記支持部を加熱するガスバーナと、を有する
    加熱調理器。
  2. 前記加熱庫は、下側に位置する前記加熱庫の内部空間と上側に位置する前記加熱庫の外部空間とを隔絶する天井部を有し、
    前記天井部の上側に前記電気ヒータが配置され、
    前記電気ヒータの上側に断熱材が配置される
    請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記天井部は、上方に凸となるアーチ形に形成される
    請求項2記載の加熱調理器。
  4. 前記支持部は、少なくとも底板部を有し、
    前記ガスバーナは、前記底板部の下方に位置する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  5. 平面視において、前記電気ヒータの中心部と前記ガスバーナの中心部とが重なる
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  6. 前記天井部は、ホーロー材又はSUS材又は鉄板により形成されている
    請求項2〜5のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  7. 前記支持部の温度を検知する温度検知部と、
    前記温度検知部により検知される検知温度を基に前記加熱部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記ガスバーナによる加熱を行う加熱工程と、
    前記加熱工程の後、前記ガスバーナによる加熱を停止し、かつ、前記電気ヒータへの通電のONとOFFとを切り替えて前記電気ヒータによる加熱を行う蒸らし工程と、を実行可能である
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の加熱調理器。
JP2019236049A 2019-12-26 2019-12-26 加熱調理器 Pending JP2021105465A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019236049A JP2021105465A (ja) 2019-12-26 2019-12-26 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019236049A JP2021105465A (ja) 2019-12-26 2019-12-26 加熱調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021105465A true JP2021105465A (ja) 2021-07-26

Family

ID=76918710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019236049A Pending JP2021105465A (ja) 2019-12-26 2019-12-26 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021105465A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6353292B2 (ja) 両面焼きグリル及びコンロ
JP6392011B2 (ja) 両面焼きグリル及びコンロ
JP5940575B2 (ja) 加熱調理器
JP6400989B2 (ja) グリル装置
JP2021105465A (ja) 加熱調理器
JPH11294810A (ja) 換気扇の制御装置
JP6383586B2 (ja) 両面焼きグリル及びコンロ
JP2019174058A (ja) 加熱調理器
JP7280743B2 (ja) グリル装置及びガスこんろ
JP4229794B2 (ja) グリル用着火検出装置
JP2020180747A (ja) 解凍調理装置
JP7129883B2 (ja) グリル
JP7320381B2 (ja) 加熱調理器
JP7108428B2 (ja) 加熱調理器
JP7126427B2 (ja) ガスコンロ
JP7173743B2 (ja) 加熱調理器
JP7129884B2 (ja) グリル
JP7406978B2 (ja) 加熱調理器
JP7329297B2 (ja) 加熱調理器
JP7281804B2 (ja) ガス炊飯器
JP6590978B2 (ja) 両面焼きグリル及びコンロ
JP7206007B2 (ja) 焼成器
JP6342750B2 (ja) ガスグリル
GB2319833A (en) Gas cooking appliance
JP2004113697A (ja) グリル