JP2021104704A - シート装置 - Google Patents

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Akihiro Kimura
明弘 木村
新 田中
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Abstract

【課題】回転体を回転させ易いシート装置を提供する。【解決手段】シート装置10は、ベース31と、回転中心軸心を中心に回転可能にベース31に取り付けられる回転体32と、移動することによって回転体32を回転させる移動部材37と、移動部材37を案内する案内部材34と、を備える。移動部材37が移動することに基づいて回転体32が回転するように、移動部材37の第1端部37aが回転体32に回転可能に取り付けられ、移動部材37の第2端部37bが案内部材34に移動可能に取り付けられる。【選択図】図6

Description

本発明は、シート装置に関する。
特許文献1には、シートを回転させることが出来るシート装置が開示されている。シート装置は、シートに取り付けられる回転体(同文献では、ベースフレーム)と、回転体を回転させるリンクとを備える。
特開2009−149259号公報
ところで、従来技術では、複雑なリンク構造を有するため回転体を回転させ難い場合がある。そこで、回転体を回転させ易いシート装置を提供する。
(1)上記課題を解決するシート装置は、ベースと、回転中心軸心を中心に回転可能に前記ベースに取り付けられる回転体と、移動することによって前記回転体を回転させる移動部材と、前記移動部材を案内する案内部材と、を備え、前記移動部材が移動することに基づいて前記回転体が回転するように、前記移動部材の第1端部が前記回転体に回転可能に取り付けられ、前記移動部材の第2端部が前記案内部材に移動可能に取り付けられる。この構成によれば、移動部材を移動させることによって回転体を回転できるため、回転体を回転させ易い。
(2)上記シート装置において、前記移動部材の前記第2端部が前記案内部材に沿って移動することに基づいて、前記第1端部は、前記回転中心軸心を中心とする規定の円軌道に沿って移動する。この構成によれば、第1端部を直線的に移動させる場合に比べて、回転体32を円滑に回転できる。
(3)上記シート装置において、前記移動部材の前記第2端部を移動させる駆動部を備え、前記案内部材に対して垂直に交差するように前記移動部材が配置されるときの前記第2端部の位置は、第1位置と定義され、前記第2端部と前記回転体の回転中心軸心とを結ぶ線の方向と前記移動部材の長手方向とが一致するときの前記第2端部の位置は、第2位置と定義され、前記駆動部は、前記移動部材の第2端部を前記第1位置と前記第2位置との間の区間で移動させる。
シート装置は、第2端部が第2位置を超えて移動できない構造を有するが、第2端部が第2位置を超えて移動すると、第2端部および第1端部に負荷が加わる。この構成によれば、このような負荷を抑制できる。第2端部が第1位置を超えて移動する場合、第2端部が第1位置を超えるときに回転体が逆回転する。この構成によれば、このような回転体の逆回転を抑制できる。
(4)上記シート装置において、前記駆動部は、前記移動部材の第2端部を、前記第1位置と、前記第2位置よりも前記第1位置寄りの第3位置との間で移動させる。この構成によれば、第3位置から第1位置に向けて移動部材の第2端部を移動させるときの移動を円滑にできる。
(5)上記シート装置において、前記移動部材は、前記回転中心軸心に沿う方向に延びる軸体として構成され、前記回転体は、前記回転中心軸心に関する径方向に延びて前記移動部材の前記第1端部を案内するガイドを有し、前記案内部材は、前記回転体の回転中心軸心に沿う方向からみて前記回転体に重なるように配置されるこの構成によれば、移動部材が回転動作しない。このため、移動部材に捻じれの負荷が加わることを抑制できる。
上記シート装置によれば、回転体を回転させ易い。
シートの平面図。 シート装置の斜視図。 シート装置の分解斜視図。 図3のIV−IV線に沿う断面図。 図3のV−V線に沿う部分断面図。 シート装置の平面図。 スライド機構、回転機構、および切替装置を含むユニットの部分平面図。 図7のVIII−VIII線に沿う断面図。 回転体が第1角度に配置されているときの、シート装置の部分平面図。 回転体が第2角度に配置されているときの、シート装置の部分平面図。 回転体が第2角度に配置されているときの、シート装置の模式図。 移動部材の移動における移動部材のいくつかの位置を示す模式図。 図7のXIII−XIII線に沿う断面図。 連動部材がスライド位置に配置されているときの、切替装置の断面図。 連動部材が回転位置に配置されているときの、切替装置の断面図。 切替装置およびロックレバーを含むユニットの部分平面図。 操作部の模式図。 第1動力伝達部材および第2動力伝達部材の配置の変形例の断面図。 回転機構の変形例の平面図。
図1〜図17を参照して、シート装置について説明する。図1は、シート1の平面図である。図2は、シート装置10の斜視図である。図2では、ベース31の記載が省略されている。図3は、シート装置10の分解斜視図である。
シート装置10は、車両に取り付けられるシート1と車両フロアとの間に設けられる。シート装置10は、スライド機構11および回転機構12を備える。スライド機構11は、シート1を前後方向DYにスライドさせる。回転機構12は、フロアに交差する回転中心軸心CXを中心にシート1を回転させる。シート装置10は、駆動部13を備える。さらに、シート装置10は、シート1の回転を操作する操作部15を備える。
図2および図3に示されるように、スライド機構11は、一対のレール20を備える。一対のレール20は、車両幅方向に間隔をあけて配置される。レール20は、レール20の長手方向が車両前後方向に沿うように、車両フロアに取り付けられる。レール20は、ロアレール21と、ロアレール21に対して移動可能に設けられるアッパレール22とを備える。スライド機構11は、ロアレール21に対してアッパレール22を移動させる。
図4に示されるように、スライド機構11は、さらに、アッパレール22に設けられるナット23と、ロアレール21に設けられるスクリュー24と、ナット23およびスクリュー24の一方にモータ40の動力を伝達する第1動力伝達部材25とを備える。本実施形態では、第1動力伝達部材25は、ナット23にモータ40の動力を伝達する。
スクリュー24は、ロアレール21の長手方向に沿うようにロアレール21に取り付けられる。第1動力伝達部材25は、第1回転中心軸心C1を有し、第1回転中心軸心C1に沿うように延びる。例えば、第1動力伝達部材25は、ポール部材として構成される。第1動力伝達部材25は、シート1の幅方向DX(レール20の幅方向と同じ)に沿うように配置される。第1動力伝達部材25は、モータ40の動力によって第1回転中心軸心C1を中心として回転する。第1動力伝達部材25に両端部それぞれに、ヘリカルギア26が取り付けられる。ヘリカルギア26は、ナット23に噛み合う。第1動力伝達部材25の動力は、ヘリカルギア26を介してナット23に伝達される。
ナット23は、筒状に構成される。ナット23の外周には、ヘリカルギア26に噛み合う第1歯23aが設けられる。ナット23の内周には、スクリュー24に噛み合う第2歯23bが設けられる。ナット23は、ヘリカルギア26の回転によって回転する。ナット23の回転によって、ナット23は、スクリュー24に沿って移動する。
図5に示されるように、ナット23およびヘリカルギア26は、ケース27に回転可能に収容される。ケース27は、アッパレール22に取り付けられる。ナット23の前端は、ケース27の収容部27aの前部に接触する。ナット23の後端は、ケース27の収容部27aの後部に接触する。スクリュー24に対してナット23が移動することによって、ロアレール21に対してケース27とともにアッパレール22が移動する。
図3に示されるように、回転機構12は、ベース31と、回転体32と、移動部材37と、案内部材34とを備える。回転機構12は、ベース31に対して回転体32を回転させる。
ベース31は、回転体32の回転中心部を支持する支持部31aと、幅方向DXにおいて両側に設けられる締結部31bとを備える。締結部31bは、アッパレール22に締結される。一方の締結部31bと、支持部31aとの間には、凹部31cが設けられる。凹部31c内には、段部31dが設けられる。段部31dには、回転体32の回転を規制するためのロックレバー38が回転可能に取り付けられる。
回転体32は、回転中心軸心CXを中心に回転可能にベース31に取り付けられる。回転体32は、シート1を支持する。回転体32は、ベース31の支持部31aに支持される。
回転体32は、ベース31の支持部31aが挿通する貫通孔32aと、貫通孔32aを囲むように設けられる周壁32bとを有する。周壁32bは、回転中心軸心CXを中心とする円周面を有する。回転体32は、環状のベアリング33を介してベース31の支持部31aに取り付けられる。ベアリング33の外輪は、回転体32の周壁32bに結合する。ベアリング33の内輪は、ベース31の支持部31aに結合する。
図6は、シート装置10の平面図である。図6に示されるように、回転体32において、回転中心軸心CXから径方向に所定距離だけ離れた部分には、動力受部32cが設けられる。動力受部32cには、移動部材37の第1端部37aが第1ピン37cを介して回転可能に接続される。
回転体32は、ロックレバー38が係合する係合壁32dを有する。係合壁32dは、回転体32において回転中心軸心CXから径方向に動力受部32cよりも遠い部分に設けられる。係合壁32dは、回転中心軸心CXを中心とする円弧形状に構成される。例えば、係合壁32dは、回転体32の溝32fの側壁として構成される。溝32fが回転中心軸心CXを中心とする円弧形状に構成される。
係合壁32dには、ロックレバー38の爪部38aが入る係合孔32eが設けられる。例えば、係合壁32dには、2つの係合孔32eが設けられる。1つの係合孔32eは、係合壁32dにおいて、ベース31に対して回転体32が第1角度に配置されるときにロックレバー38の爪部38aが係合孔32eに入るような部分に設けられる。他の1つの係合孔32eは、係合壁32dにおいて、係合孔32eは、ベース31に対して回転体32が第2角度に配置されるときにロックレバー38の爪部38aが係合孔32eに入るような部分に設けられる。第1角度は、シート1が正面を向くときの回転体32の角度と定義される。第2角度は、第1角度に対して90度回転した角度と定義される。
図7を参照して、案内部材34を説明する。
案内部材34は、移動部材37を案内する。案内部材34は、移動部材37を所定の軌道に案内する。移動部材37は、駆動部13の動力に基づいて案内部材34によって案内されつつ所定の軌道に沿うように移動する。移動部材37は、回転体32を回転させるように移動する。本実施形態では、案内部材34は、駆動部13のモータ40の動力を移動部材37に伝達する第2動力伝達部材35として構成される。
図7に示されるように、第2動力伝達部材35は、第2回転中心軸心C2を有し、第2回転中心軸心C2に沿うように延びる。第2動力伝達部材35は、第1動力伝達部材25に対して沿うように配置される。好ましくは、本実施形態のように、第2動力伝達部材35は、長手方向に延びる挿通孔35aを有してもよい(図8参照)。挿通孔35aは、第2回転中心軸心C2に沿うように延びる。第2動力伝達部材35は、第1動力伝達部材25が第2動力伝達部材35の挿通孔35aに挿通するようにベース31に配置される。第2動力伝達部材35は、ベース31に対して第2回転中心軸心C2を中心に回転可能に取り付けられる。第2動力伝達部材35は、モータ40の動力によって第2回転中心軸心C2を中心として回転する。
第2動力伝達部材35はスクリューとして構成される。第2動力伝達部材35には、第2動力伝達部材35に対して移動可能に摺動部36が設けられる。摺動部36は、第2動力伝達部材35の回転によって、第2回転中心軸心C2に沿って第2動力伝達部材35に対して移動するように構成される。
図8に示されるように、摺動部36は、第2動力伝達部材35に回転可能に取り付けられるナット36aと、ナット36aを回転可能に保持するナット保持部36bと、ナット保持部36bに設けられる取付部36cとを備える。取付部36cは、平面視で(図7参照)、第2回転中心軸心C2に垂直な方向に突出する。取付部36cには、移動部材37の第2端部37bが回転可能に取り付けられる(図7参照)。
図3および図7を参照して、移動部材37について説明する。移動部材37は、ベース31の下に配置される。移動部材37は、移動することによって回転体32を回転させる。移動部材37は、第2動力伝達部材35から動力を受けることによって移動し、回転体32を回転させる。移動部材37は、第1端部37aと、第2端部37bとを有する。移動部材37が移動することに基づいて回転体32が回転するように、移動部材37の第1端部37aは、回転体32に回転可能に取り付けられ、かつ、移動部材37の第2端部37bは、第2動力伝達部材35に移動可能に取り付けられる。具体的には、移動部材37の第1端部37aは、第1ピン37cを介して回転体32に回転可能に接続される。第1ピン37cは、ベース31に設けられる貫通孔31eを通って回転体32に接続される。移動部材37の第2端部37bは、第2ピン37dを介して摺動部36の取付部36cに回転可能に接続される。
図9〜図11を参照して、移動部材37の動作を説明する。図9は、ベース31に対して回転体32が第1角度に位置に配置されるときの、移動部材37の位置を示す。図10は、ベース31に対して回転体32が第2角度(本実施形態では、90度)に配置されるときの、移動部材37の位置を示す。図11は、ベース31に対して回転体32が第2角度に配置されるときの、回転体32の配置を示す。図9および図10に示されるように、摺動部36は、第2動力伝達部材35の回転によって第2動力伝達部材35に沿うように移動する。摺動部36の移動とともに移動部材37の第2端部37bは、第2動力伝達部材35に沿うように移動する。移動部材37の第2端部37bが第2動力伝達部材35に沿って移動することに基づいて、第1端部37aは、回転中心軸心CXを中心とする規定の円軌道ORに沿って移動する。第1端部37aの移動によって、回転体32が回転中心軸心CXを中心として回転する。
図12は、移動部材37の移動における移動部材37のいくつかの位置を示す図である。第2動力伝達部材35に対して垂直に交差するように移動部材37が配置されるときの第2端部37bの位置は、「第1位置P1」と定義される。第2端部37bと回転体32の回転中心軸心CXとを結ぶ線の方向と移動部材37の長手方向とが一致するときの第2端部37bの位置は、「第2位置P2」と定義される。
駆動部13は、移動部材37の第2端部37bを第1位置P1と第2位置P2との間の区間で移動させる。好ましくは、駆動部13は、移動部材37の第2端部37bを、第1位置P1と、第2位置P2よりも第1位置P1寄りの第3位置P3との間で移動させる。さらに好ましくは、移動部材37の第2端部37bを、第3位置P3と、第1位置P1よりも第3位置P3寄りの第4位置P4との間で移動させる。
図13を参照して、駆動部13について説明する。
駆動部13は、モータ40を備える。モータ40は、スライド機構11および回転機構12を動作させる。モータ40の動力は、切替機構14を介して第1動力伝達部材25および第2動力伝達部材35の一方に伝達される。モータ40の出力軸41にはウォームギア42が取り付けられている。ウォームギア42は、切替機構14のウォームホイール部54に噛み合う。モータ40は、第1動力伝達部材25を回転させることによって、ナット23を回転させて、アッパレール22を移動させる。モータ40は、第2動力伝達部材35を回転させて第2動力伝達部材35に対して摺動部36を移動させることによって、移動部材37を移動させて、回転体32を回転させる。
駆動部13は、モータ40の回転回数を制御する制御部を備えてもよい。制御部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro-processing unit)によって構成される。制御部は、モータ40の出力軸41の回転回数をカウントし、モータ40の回転回数を制御する。例えば、制御部は、移動部材37の第2端部37bが第3位置P3と第4位置P4との間の範囲で移動するように、モータ40の出力軸41の回転回数を制御する。制御部は、回転体32の回転角度を検出する回転角度センサを備えてもよい。制御部は、回転角度に基づいてモータ40の回転回数を制御してもよい。
図8、図14および図15を参照して、切替機構14について説明する。
切替機構14は、動力伝達状態をモータ40からスライド機構11への動力伝達状態とモータ40から回転機構12への動力伝達状態との間で切り替える。
図8に示されるように、切替機構14は、回転部材53と、第1連結体61と、第2連結体71とを備える。好ましくは、切替機構14は、連動部材81を備える。切替機構14は、第1連結体61を介して第1動力伝達部材25に回転部材53の動力を伝達する。切替機構14は、第2連結体71を介して第2動力伝達部材35に回転部材53の動力を伝達する。
第1動力伝達部材25には、第1連結体61を介してモータ40の動力を受けるための第1受部51が第1動力伝達部材25と一体に設けられる。第1受部51は、第1回転中心軸心C1を中心とする外周面を有する。外周面には、第1回転中心軸心C1に沿う方向に延びるスプラインが設けられている。第1受部51のスプラインは、切替機構14の第1連結体61のスプラインと噛み合う。
第2動力伝達部材35には、第2連結体71を介してモータ40の動力を受けるための第2受部52が第2動力伝達部材35と一体に設けられる。第2受部52は、第2回転中心軸心C2を中心とする外周面を有する。外周面には、第2回転中心軸心C2に沿う方向に延びるスプラインが設けられている。第2受部52のスプラインは、切替機構14の第2連結体71のスプラインと噛み合う。
回転部材53は、モータ40の動力によって第3回転中心軸心C3を中心として回転する。回転部材53は、第1動力伝達部材25が挿通する挿通孔53aを有する。回転部材53は、第1回転中心軸心C1と第3回転中心軸心C3とが一致するようにベース31に回転可能に配置される。回転部材53は、モータ40の出力軸41に設けられるウォームギア42に噛み合うウォームホイール部54を有する。回転部材53は、ウォームホイール部54と、第3回転中心軸心C3に沿う方向においてウォームホイール部54の一方側に設けられる第1結合部55と、ウォームホイール部54の他方側に設けられる第2結合部56とを有する。第1結合部55および第2結合部56それぞれには、凸部55a,56aが設けられる。凸部55a,56aは、第3回転中心軸心C3に対して垂直に突出し、かつ第3回転中心軸心C3に沿うように延びる。
第1連結体61は、第1動力伝達部材25に設けられる。第1連結体61は、第1動力伝達部材25と一体に回転する。第1連結体61は、第1回転中心軸心C1に沿う方向に移動可能で、かつ、第1動力伝達部材25と一体に回転するように、第1動力伝達部材25の第1受部51に取り付けられる。第1連結体61は、第1連結位置PC1と、第1非連結位置PN1とに配置可能に構成される(図14参照)。第1連結位置PC1は、回転部材53と第1動力伝達部材25とが一体回転するように第1連結体61が両部材に連結する第1連結体61の位置である(図14参照)。第1連結体61が第1連結位置PC1に位置するとき、切替機構14は、モータ40の動力がスライド機構11に伝達される「モータ10からスライド機構11への動力伝達状態」となる。第1非連結位置PN1は、回転部材53と第1動力伝達部材25とが一体回転しないように両部材の少なくとも一方に第1連結体61が連結しない第1連結体61の位置である(図15参照)。
例えば、図8に示されるように、第1連結体61は、第1動力伝達部材25が挿通する第1挿通孔62を有する。第1挿通孔62は、第3回転中心軸心C3に沿う方向において一方端側の第1孔部63と、他方端側の第2孔部64とを備える。第1孔部63は、第1動力伝達部材25の第1受部51のスプラインに噛み合うスプラインが設けられている。第1孔部63のスプラインは、第1連結体61の移動にわたって常に第1動力伝達部材25の第1受部51のスプラインに噛み合う。第2孔部64は、回転部材53の第1結合部55に嵌合するように構成される。第2孔部64は、第1連結体61が第1連結位置PC1に配置されるときに、回転部材53の第1結合部55に嵌合し、第1連結体61が第1非連結位置PN1に配置されるときに、回転部材53の第1結合部55に嵌合しないように構成される。第1連結体61の外周面には、連動部材81の第1接触部83が接触する第1フランジ65が設けられる。
第2連結体71は、第2動力伝達部材35に設けられる。第2連結体71は、第2動力伝達部材35と一体に回転する。第2連結体71は、第2回転中心軸心C2に沿う方向に移動可能で、かつ、第2動力伝達部材35と一体に回転するように、第2動力伝達部材35の第2受部52に設けられる。第2連結体71は、第2非連結位置PN2と、第2連結位置PC2とに配置可能に構成される(図14参照)。第2連結位置PC2は、回転部材53と第2動力伝達部材35とが一体回転するように第2連結体71が両部材に連結する、第2連結体71の位置である(図15参照)。第2連結体71が第2連結位置PC2に位置するとき、切替機構14は、モータ40の動力が回転機構12に伝達される「モータ10から回転機構12への動力伝達状態」となる。第2非連結位置PN2は、回転部材53と第2動力伝達部材35とが一体回転しないように両部材の少なくとも一方に第2連結体71が連結しない、第2連結体71の位置である(図14参照)。
例えば、図8に示されるように、第2連結体71は、第2動力伝達部材35が挿通する第2挿通孔72を有する。第2挿通孔72は、第3回転中心軸心C3に沿う方向において一方端側の第3孔部73と、他方端側の第4孔部74とを備える。第3孔部73は、第2動力伝達部材35の第2受部52のスプラインに噛み合うスプラインが設けられている。第3孔部73のスプラインは、第2連結体71の移動にわたって常に第2動力伝達部材35の第2受部52のスプラインに噛み合う。第4孔部74は、回転部材53の第2結合部56に嵌合するように構成される。第4孔部74は、第2連結体71が第2連結位置PC2に配置されるときに、回転部材53の第2結合部56に嵌合し、第2連結体71が第2非連結位置PN2に配置されるときに、回転部材53の第2結合部56に嵌合しないように構成される。第2連結体71の外周面には、連動部材81の第2接触部84が接触する第2フランジ75が設けられる。
第1連結体61、第2連結体71、および回転部材53は、切替ケース78(図6参照)に収容される。切替ケース78は、ベース31に取り付けられる。第1連結体61と第2連結体71とは、連結されてもよいし、連結されていなくてもよい。本実施形態では、第1連結体61と第2連結体71とは連結されていない。第1連結体61は、第1付勢部材66によって第1連結位置PC1に配置されるように付勢される。第2連結体71は、第2付勢部材76によって第2連結位置PC2に配置されるように付勢される。
図7、図14、および図15を参照して、連動部材81を説明する。
図15に示されるように、連動部材81は、第1連結体61の第1連結位置PC1から第1非連結位置PN1への移動と、第2連結体71の第2非連結位置PN2から第2連結位置PC2への移動とを連動させる。図14に示されるように、連動部材81は、第1連結体61の第1非連結位置PN1から第1連結位置PC1への移動と、第2連結体71の第2連結位置PC2から第2非連結位置PN2への移動とを連動させる。
連動部材81は、アッパレール22を移動させることを可能とするスライド位置PSと、回転体32の回転を可能とする回転位置PRとの間で移動する。図14に示されるように、連動部材81は、連動部材81がスライド位置PSに位置することによって、第1連結体61を第1連結位置PC1に配置し、第2連結体71を第2非連結位置PN2に配置する。連動部材81がスライド位置PSに位置するとき、切替機構14は、回転部材53の動力が第1動力伝達部材25に伝達され、かつ回転部材53の動力が第2動力伝達部材35に伝達されない第1動力伝達状態となる。図15に示されるように、連動部材81は、連動部材81が回転位置PRに位置することによって、第1連結体61を第1非連結位置PN1に配置し、第2連結体71を第2連結位置PC2に配置する。連動部材81が回転位置PRに位置するとき、切替機構14は、回転部材53の動力が第1動力伝達部材25に伝達されず、かつ回転部材53の動力が第2動力伝達部材35に伝達される第2動力伝達状態になる。
図7に示されるように、連動部材81は、本体部82と、第1連結体61の第1フランジ65に接触する第1接触部83と、第2連結体71の第2フランジ75に接触する第2接触部84と、操作部15の力を受ける操作受部85と、ロックレバー38を動作させる作用部86とを備える。
連動部材81は、切替ケース78に収容される(図6参照)。連動部材81は、操作部15の操作によって第3回転中心軸心C3に沿うように移動する。
第1接触部83は、本体部82から突出するように設けられる。連動部材81が回転位置PRに移動することによって(図15参照)、第1接触部83が第1連結体61の第1フランジ65を押して第1連結体61が第1非連結位置PN1に配置されるように、第1接触部83が本体部82に配置される。連動部材81がスライド位置PSに移動するとき、第1連結体61が第1連結位置PC1まで移動できるように、第1接触部83が第1連結体61の第1フランジ65から離れるように第1接触部83が本体部82に配置される。
第2接触部84は、本体部82から突出するように設けられる。連動部材81がスライド位置PSに移動することによって(図14参照)、第2接触部84が第2連結体71の第2フランジ75を押して第2連結体71が第2非連結位置PN2に配置されるように、第2接触部84が本体部82に配置される。連動部材81が回転位置PRに移動するとき、第2連結体71が第2連結位置PC2まで移動できるように、第2接触部84が第2連結体71の第2フランジ75から離れるように第2接触部84が本体部82に配置される。
連動部材81の操作受部85は、ボーデンケーブル88を介して操作部15に接続されている。具体的には、ボーデンケーブル88のインナーケーブル88aの第1端部88bは操作部15に接続される(図17参照)。ボーデンケーブル88のインナーケーブル88aの第2端部88cは連動部材81の操作受部85に接続される(図7参照)。操作部15に操作に基づくインナーケーブル88aの移動によって、連動部材81は、回転位置PRとスライド位置PSとの間で移動する。
図16を参照して、ロックレバー38について説明する。
ロックレバー38は、ベース31に回転可能に取り付けられる。ロックレバー38は、支点部38bと、支点部38bから延びるアーム部38cを備える。アーム部38cの先端部には、爪部38aが設けられる。爪部38aの先端部は、回転体32の係合壁32dの係合孔32eに入ることが出来るように構成される。アーム部38cには、凸部38dが設けられる。凸部38dには、連動部材81の作用部86によって押される押圧部38eが設けられる。ロックレバー38は、ロックレバー付勢部材39によって、爪部38aが回転体32の係合壁32dの係合孔32eに入るように付勢されている。
連動部材81がスライド位置PS(図16参照)に配置されると、ロックレバー付勢部材39によってロックレバー38が回転して、爪部38aが回転体32の係合壁32dの係合孔32eに入る。このとき、ロックレバー38によって回転体32が回転しないようにロックされる。
連動部材81が回転位置PRに配置されると(図16参照)、連動部材81の作用部86によってロックレバー38の押圧部38eが押されて、ロックレバー38がロックレバー付勢部材39の付勢方向と反対方向に回転して、ロックレバー38の爪部38aが回転体32の係合孔32eから抜ける。これによって、回転体32のロックが解除される。これによって、回転体32が回転可能になる。
図17を参照して、操作部15について説明する。
操作部15は、回転体32を操作する。操作部15は、レバー保持部90と、レバー保持部90に回転可能に取り付けられる操作レバー91と、レバー保持部90に取り付けられる第1スイッチ92および第2スイッチ93と、第1スイッチ92および第2スイッチ93を押すスイッチ押圧部94とを備える。第1スイッチ92および第2スイッチ93は、レバー回転中心を中心とする円周上において所定間隔を隔てた位置に配置される。スイッチ押圧部94は、レバー回転中心を中心とした操作レバー91の回転とともに回転する。操作レバー91の基部のケーブル接続部91aには、インナーケーブル88aの第1端部88bが接続される。本実施形態では、ボーデンケーブル88において、アウターチューブから出ているインナーケーブル88aの長さをケーブル露出長さという。
図17に示されるように、操作レバー91は、操作レバー91の回転操作方向において、ケーブル露出長さが最も短くなる初期レバー位置PLZから、第1方向D1、および、第1方向D1の反対の第2方向D2に回転できる。
操作レバー91は、初期レバー位置PLZから第1方向D1側の第1回転位置PL1まで回転できる。操作レバー91は、初期レバー位置PLZから第2方向D2側の第2回転位置PL2まで回転できる。操作レバー91が第1回転位置PL1まで回転すると、スイッチ押圧部94が第1スイッチ92を押す。操作レバー91が第2回転位置PL2まで回転すると、スイッチ押圧部94が第2スイッチ93を押す。
第1スイッチ92は、モータ40を正方向に回転させる。モータ40が正方向に回転すると、回転体32は第1回転方向DR1に回転する。第2スイッチ93は、モータ40を逆方向に回転させる。モータ40が逆方向に回転すると、回転体32は、第1回転方向DR1と反対の第2回転方向DR2に回転する。
操作レバー91が初期レバー位置PLZに位置するとき、連動部材81は、スライド位置PSに配置される。
操作レバー91が操作されて、操作レバー91が初期レバー位置PLZから第1方向D1に回転すると、ボーデンケーブル88のインナーケーブル88aの移動によって、連動部材81がスライド位置PSから回転位置PRに向かって移動する。連動部材81の移動によって、ロックレバー38の押圧部38eが連動部材81の作用部86によって押され、ロックレバー38の爪部38aが回転体32の係合壁32dの係合孔32eから抜けて、回転体32のロックが解除される(図16参照)。操作レバー91が第1回転位置PL1まで回転すると、第1スイッチ92がスイッチ押圧部94によって押されて第1スイッチ92がオンになり、モータ40が正方向に回転し、回転体32が第1回転方向DR1に回転する。
操作レバー91が第1回転位置PL1に位置する状態において操作レバー91が第2方向D2に回転すると、第1スイッチ92がオフになってモータ40の回転が止まる。操作レバー91が初期レバー位置PLZに戻ると、連動部材81がスライド位置PSに戻ることによってロックレバー38の爪部38aが回転体32の係合壁32dの係合孔32eに入り、回転体32がロックされる。このように、操作レバー91を初期レバー位置PLZから第1方向D1に回転させてその後に初期レバー位置PLZに戻す操作によって、回転体32を第1回転方向DR1に回転させた状態でロックできる。
操作レバー91が操作されて、操作レバー91が初期レバー位置PLZから第2方向D2に回転すると、ボーデンケーブル88のインナーケーブル88aの移動によって、連動部材81がスライド位置PSから回転位置PRに向かって移動する。連動部材81の移動によって、ロックレバー38の押圧部38eが連動部材81の作用部86によって押され、ロックレバー38の爪部38aが回転体32の係合壁32dの係合孔32eから抜けて、回転体32のロックが解除される。操作レバー91が第2回転位置PL2まで回転すると、第2スイッチ93がスイッチ押圧部94によって押されて第2スイッチ93がオンになり、モータ40が逆方向に回転し、回転体32が第2回転方向DR2に回転する。
操作レバー91が第2回転位置PL2に位置する状態において操作レバー91が第1方向D1に回転すると、第2スイッチ93がオフになってモータ40の回転が止まる。操作レバー91が初期レバー位置PLZに戻ると、連動部材81がスライド位置PSに戻ることによってロックレバー38の爪部38aが回転体32の係合壁32dの係合孔32eに入り、回転体32がロックされる。このように、操作レバー91を初期レバー位置PLZから第2方向D2に回転させてその後に初期レバー位置PLZに戻す操作によって、回転体32を第2回転方向DR2に回転させた状態でロックできる。
本実施形態の作用を説明する。
シート装置10は、移動部材37を案内する案内部材34を備える。移動部材37が移動することに基づいて回転体32が回転するように、移動部材37の第1端部37aは、回転体32に回転可能に取り付けられ、かつ、移動部材37の第2端部37bが案内部材34に移動可能に取り付けられる。移動部材37の第2端部37bは、案内部材34によって所定の軌道に案内される。移動部材37の第2端部37bが案内部材34に沿って移動すると、第1端部37aが回転中心軸心CXを中心とする円軌道ORに沿って移動し、これによって、回転体32が回転する。このように移動部材37を介して動力が回転体32に伝達されるため、移動部材37の第2端部37bの移動に基づいて円滑に回転体32が回転する。
さらに、本実施形態では、案内部材34は、移動部材37に駆動部のモータ40の動力を伝達するように構成される。本実施形態では、案内部材34は、動力を伝達できる第2動力伝達部材35として構成される。このように、案内部材34は、移動部材37を案内するだけでなく、移動部材37にモータ40の動力を伝達する。このため、シート装置10は、全体としてコンパクトに構成される。
本実施形態の効果を説明する。
(1)シート装置10は、移動部材37を案内する案内部材34を備える。移動部材37が移動することに基づいて回転体32が回転するように、移動部材37の第1端部37aが回転体32に回転可能に取り付けられ、移動部材37の第2端部37bが案内部材34に移動可能に取り付けられる。この構成によれば、移動部材37を移動させることによって回転体32を回転できるため、回転体32を回転させ易い。
(2)シート装置10において、移動部材37の第2端部37bが案内部材34に沿って移動することに基づいて、第1端部37aは、回転中心軸心CXを中心とする規定の円軌道ORに沿って移動する。この構成によれば、第1端部37aを直線的に移動させる場合に比べて(図19参照)、回転体32を円滑に回転できる。
(3)駆動部13は、移動部材37の第2端部37bを第1位置P1と第2位置P2との間の区間で移動させる。
シート装置10は、第2端部37bが第2位置P2を超えて移動できない構造を有するが、第2端部37bが第2位置P2を超えて移動すると、第2端部37bおよび第1端部37aに負荷が加わる。この構成によれば、このような負荷を抑制できる。第2端部37bが第1位置P1を超えて移動する場合、第2端部37bが第1位置P1を超えるときに回転体32が逆回転する。上記によれば、このような回転体32の逆回転を抑制できる。
(4)駆動部13は、移動部材37の第2端部37bを、第1位置P1と,第2位置P2よりも第1位置P1寄りの第3位置P3との間で移動させる。
第2端部37bが第2位置P2に配置されている場合、第2端部37bを移動させるときに第2端部37bに加わる力が回転体32の中心に直線的に向かうため、第2端部37bが動き難くなる場合がある。この点、上記の構成によれば、第3位置P3から第1位置P1に向けて移動部材37の第2端部37bを移動させるときの移動を円滑にできる。
<その他の実施形態>
上記実施形態は、上記構成の例に限定されない。上記実施形態は、以下のように変更され得る。なお、以下の変形例では、上記実施形態の構成と実質的に変更のない構成については、上記実施形態の構成と同一の符号をつけて説明する。
図18を参照して、第1動力伝達部材25および第2動力伝達部材35の配置の変形例を説明する。第2動力伝達部材97(35)は、上下方向または前後方向DYに第1動力伝達部材25に沿うように配置されてもよい。切替機構14の回転部材53には、第1歯車98が設けられる。第2動力伝達部材97(35)には、切替機構14の回転部材53の第1歯車98に噛み合う第2歯車99が第2動力伝達部材97(35)に対して回転可能に設けられる。第2歯車99には、第2動力伝達部材97(35)に設けられる第2連結体71と結合する第2結合部56が設けられる。これによって、駆動部13の動力を第1動力伝達部材25および第2動力伝達部材97(35)のいずれか一方に伝達できる。
図19を参照して、回転機構12の変形例を説明する。
移動部材100は、回転中心軸心CXに沿う方向に延びる軸体として構成される。移動部材100は、案内部材34によって案内される。回転体32は、ガイド110を有する。ガイド110は、回転中心軸心CXに関する径方向に延びて移動部材100の第1端部101を案内するように構成される。ガイド110は、回転体32を貫通する長孔として構成される。長孔の幅は、軸体の径よりも若干大きい。案内部材34は、回転体32の回転中心軸心CXに沿う方向からみて回転体32に重なるように配置される。このような変形例によれば、移動部材100は回転しない。このため、移動部材100に捻じれの負荷が加わることを抑制できる。
・切替機構14の構造は、実施形態の例に限定されない。例えば、切替機構14は、歯車によって構成されるクラッチによって構成されてもよい。
・連動部材81の構造は、実施形態の例に限定されない。連動部材81は、連動する一対のカムによって構成されてもよい。一方のカムは、第1連結体61を動作させるように構成される。他方のカムは、第2連結体71を動作させるように構成される。
・案内部材34の構造は、実施形態の構成に限定されない。本実施形態では、案内部材34は、第2動力伝達部材35として構成されている。具体的には、案内部材34は、移動部材37を案内し、かつ、駆動部13のモータ40の動力を移動部材37に伝達されるものとして構成される。これに対して、案内部材34は、移動部材37を案内し、駆動部13のモータ40の動力を移動部材37に伝達されないものとして構成されてもよい。例えば、案内部材34は、摺動部36を案内するポール部材として構成される。この場合、案内部材34とは別の部材が、駆動部13のモータ40の動力を移動部材37に伝達する。別の部材は、ラックアンドピニオンのラックであってもよい。別の部材は、環状のベルトまたは環状のケーブルであってもよい。環状のベルトまたは環状のケーブルは、モータ40の動力によって動く。
・本実施形態では、モータ40の動力は、第1動力伝達部材25を介してナット23に伝達されるが、モータ40の動力は、第1動力伝達部材25およびチェーンを介してスクリュー24に伝達されてもよい。第1動力伝達部材25の両端部にはチェーンに噛み合うスプロケットが設けられる。チェーンは、第1動力伝達部材25の回転動力をスクリュー24の端部にある1組のベベルギアに伝達してスクリュー24を回転させる。この場合、スクリュー24の回転によってナット23がスクリュー24に沿うように移動する。
CX…回転中心軸心
OR…円軌道
P1…第1位置
P2…第2位置
P3…第3位置
10…シート装置
13…駆動部
31…ベース
32…回転体
34…案内部材
37,100…移動部材
110…ガイド

Claims (5)

  1. ベースと、
    回転中心軸心を中心に回転可能に前記ベースに取り付けられる回転体と、
    移動することによって前記回転体を回転させる移動部材と、
    前記移動部材を案内する案内部材と、を備え、
    前記移動部材が移動することに基づいて前記回転体が回転するように、前記移動部材の第1端部が前記回転体に回転可能に取り付けられ、前記移動部材の第2端部が前記案内部材に移動可能に取り付けられる
    シート装置。
  2. 前記移動部材の前記第2端部が前記案内部材に沿って移動することに基づいて、前記第1端部は、前記回転中心軸心を中心とする規定の円軌道に沿って移動する
    請求項1に記載のシート装置。
  3. 前記移動部材の前記第2端部を移動させる駆動部を備え、
    前記案内部材に対して垂直に交差するように前記移動部材が配置されるときの前記第2端部の位置は、第1位置と定義され、
    前記第2端部と前記回転体の回転中心軸心とを結ぶ線の方向と前記移動部材の長手方向とが一致するときの前記第2端部の位置は、第2位置と定義され、
    前記駆動部は、前記移動部材の第2端部を前記第1位置と前記第2位置との間の区間で移動させる
    請求項2に記載のシート装置。
  4. 前記駆動部は、前記移動部材の第2端部を、前記第1位置と、前記第2位置よりも前記第1位置寄りの第3位置との間で移動させる
    請求項3に記載のシート装置。
  5. 前記移動部材は、前記回転中心軸心に沿う方向に延びる軸体として構成され、
    前記回転体は、前記回転中心軸心に関する径方向に延びて前記移動部材の前記第1端部を案内するガイドを有し、
    前記案内部材は、前記回転体の回転中心軸心に沿う方向からみて前記回転体に重なるように配置される
    請求項1に記載のシート装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102625167B1 (ko) * 2023-09-26 2024-01-16 (주)금창 자동 회전 시트 및 그 제어 방법

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