JP2021100085A - 研磨用組成物 - Google Patents

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【課題】研磨後の半導体の微小欠陥及びヘイズをより低減することができる研磨用組成物を提供する。【解決手段】研磨用組成物は、半導体研磨用の研磨用組成物であって、シリカと、ヒドロキシエチルセルロースと、塩基性化合物と、水とを含み、前記シリカの一次粒子径D1が35nm未満であり、前記ヒドロキシエチルセルロースの重量平均分子量が1.0×106以下であり、前記シリカの含有量が0.2質量%となる濃度において動的光散乱法によって測定される前記研磨用組成物中に含まれる粒子の平均粒子径Dが、60nmを超え100nm未満である。【選択図】なし

Description

本発明は、研磨用組成物に関する。
CMPによる半導体ウェーハの研磨は、多段階の研磨を行うことで、高精度の平滑化・平坦化を実現している。最終段階で行われる仕上げ研磨工程は、微小欠陥やヘイズ(表面曇り)の低減を主な目的としている。
半導体ウェーハの仕上げ研磨工程で使用される研磨用組成物は、一般に、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)等の水溶性高分子を含有する。水溶性高分子は、半導体ウェーハ表面を親水化させる役割があり、表面への砥粒の付着、過度なケミカルエッチング、砥粒の凝集等による半導体ウェーハへのダメージを抑制する。これによって、微小欠陥やヘイズを低減できることが知られている。
微小欠陥やヘイズを低減するためには、砥粒及び研磨用組成物中の粒子(砥粒と水溶性高分子との複合体)の研磨作用の強さを適切に調節することが必要である。特許第6387032号公報には、セルロース誘導体とノニオン性界面活性剤とを含む研磨用組成物であって、砥粒の平均一次粒子径DP1が20〜30nmであり、平均二次粒子径DP2が20〜55nmであり、研磨用組成物中に含まれる粒子の体積平均粒子径Dが20〜60nmである研磨用組成物を使用するシリコンウェーハの研磨方法が開示されている。
特許第6387032号公報
近年、半導体デバイスのデザインルールの微細化が進んでいることにともなって、半導体ウェーハの表面の微小欠陥やヘイズについても、より厳しい管理が求められている。
本発明の課題は、研磨後の半導体の微小欠陥及びヘイズをより低減することができる研磨用組成物を提供することである。
本発明の一実施形態による研磨用組成物は、半導体研磨用の研磨用組成物であって、シリカと、ヒドロキシエチルセルロースと、塩基性化合物と、水とを含み、前記シリカの一次粒子径D1が35nm未満であり、前記ヒドロキシエチルセルロースの重量平均分子量が1.0×10以下であり、前記シリカの含有量が0.2質量%となる濃度において動的光散乱法によって測定される前記研磨用組成物中に含まれる粒子の平均粒子径Dが、60nmを超え100nm未満である。
本発明によれば、研磨後の半導体の微小欠陥及びヘイズをより低減することができる。
本発明者は、上記の課題を解決するために鋭意検討を行った。その結果、特許第6387032号公報に記載された範囲に該当しない配合において、より優れた研磨性能を発揮する研磨用組成物が得られることを見出した。具体的には、シリカの一次粒子径D1が35nm未満であり、ヒドロキシエチルセルロースの重量平均分子量が1.0×10以下であり、シリカの含有量が0.2質量%となる濃度において動的光散乱法によって測定される研磨用組成物中に含まれる粒子の平均粒子径Dが60nmを超え100nm未満であれば、より優れた研磨性能を発揮する研磨用組成物が得られることを見出した。
本発明は、上記の知見に基づいて完成された。以下、本発明の一実施形態による研磨用組成物を詳述する。
本発明の一実施形態による研磨用組成物は、シリカと、ヒドロキシエチルセルロース(以下「HEC」という。)と、塩基性化合物と、水とを含む。
本実施形態による研磨用組成物に含まれるシリカは、例えばコロイダルシリカやヒュームドシリカであり、コロイダルシリカがより好適である。シリカには、一次粒子が凝集して二次粒子を形成しているものがある。一般に、BET比表面積から算出される粒子径を一次粒子径と呼び、動的光散乱法によって測定される粒子径を二次粒子径と呼ぶ。以下、本実施形態による研磨用組成物に含まれるシリカの一次粒子径を「一次粒子径D1」と表記し、二次粒子径を「二次粒子径D2」と表記する。
本実施形態による研磨用組成物では、一次粒子径D1を35nm未満にする。一次粒子径D1が35nm以上になると、研磨後のウェーハの微小欠陥が増加する。一次粒子径D1は、好ましくは33nm以下であり、より好ましくは30nm以下である。一次粒子径D1の下限は、特に限定されないが、好ましくは15nmであり、より好ましくは20nmである。
一次粒子径D1が上述した範囲であれば、二次粒子径D2は特に限定されない。ただし、本実施形態では後述するように、シリカとHECとによって形成される粒子の平均粒子径Dを60nmを超え100nm未満にする必要がある。二次粒子径D2の大きさがこの範囲から大きく離れていると、シリカとHECとによって形成される粒子の平均粒子径Dを60nmを超え100nm未満にすることが困難になる場合がある。二次粒子径D2は、好ましくは40〜95nmである。二次粒子径D2の下限は、より好ましくは50nmであり、さらに好ましくは60nmである。二次粒子径D2の上限は、より好ましくは90nmであり、さらに好ましくは85nmである。
本実施形態による研磨用組成物に含まれるシリカは、表面のシラノール基の密度が3.0 OH/nm以下であることが好ましい。表面のシラノール基の密度が3.0 OH/nm以下のシリカを用いることで、ヘイズをより低減することができる。表面のシラノール基の密度の上限は、より好ましくは2.5 OH/nmであり、さらに好ましくは2.0 OH/nmである。表面のシラノール基の密度の下限は、特に限定されないが、例えば1.0 OH/nmである。
シリカの含有量は、特に限定されないが、例えば研磨用組成物(原液)全体の0.20〜20質量%である。研磨用組成物は、研磨時に10〜100倍に希釈されて使用される。本実施形態による研磨用組成物は、シリカの含有量が100〜5000ppm(質量ppm。以下同じ。)になるように希釈して用いることが好ましい。
本実施形態による研磨用組成物に含まれるHECは、重量平均分子量が1.0×10以下である。HECの重量平均分子量が1.0×10を越えると、研磨後のウェーハの微小欠陥が増加する。この原因は必ずしも明らかではないが、HECの重量平均分子量が大きくなると砥粒の凝集が発生しやすくなる傾向があり、凝集物が欠陥を生じさせていることが考えられる。HECの重量平均分子量の上限は、好ましくは8.0×10であり、さらに好ましくは6.0×10である。一方、HECの重量平均分子量が小さすぎると、研磨後のウェーハのヘイズが悪化する。HECの重量平均分子量の下限は、好ましくは3.0×10であり、より好ましくは3.5×10であり、さらに好ましくは4.0×10である。
HECの含有量は、これに限定されないが、例えば研磨用組成物(原液)全体の0.01〜1.2質量%である。
塩基性化合物は、ウェーハ表面と効率よく反応し、化学機械研磨(CMP)の研磨性能に貢献する。塩基性化合物は、例えば、アミン化合物、無機アルカリ化合物等である。
アミン化合物は、例えば、第一級アミン、第二級アミン、第三級アミン、第四級アンモニウム及びその水酸化物、複素環式アミン等である。具体的には、アンモニア、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)、水酸化テトラエチルアンモニウム(TEAH)、水酸化テトラブチルアンモニウム(TBAH)、メチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、エチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ヘキシルアミン、シクロヘキシルアミン、エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ジエチレントリアミン(DETA)、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−(β−アミノエチル)エタノールアミン、無水ピペラジン、ピペラジン六水和物、1−(2−アミノエチル)ピペラジン、N−メチルピペラジン、ピペラジン塩酸塩、炭酸グアニジン等が挙げられる。
無機アルカリ化合物は、例えば、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ金属の塩、アルカリ土類金属の水酸化物、アルカリ土類金属の塩等が挙げられる。無機アルカリ化合物は、具体的には、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム等である。
上述した塩基性化合物は、一種を単独で使用してもよいし、二種以上を混合して使用してもよい。上述した塩基性化合物の中でも、アルカリ金属の水酸化物、アルカリ金属の塩、アンモニア、アミン、アンモニウム塩、及び第四級アンモニウム水酸化物類が特に好ましい。
塩基性化合物の含有量(二種以上含有する場合は、その総量)は、特に限定されないが、例えば研磨用組成物(原液)全体の0.01〜1.5質量%である。
本実施形態による研磨用組成物は、シリカの含有量が0.2質量%となる濃度において動的光散乱法によって測定される研磨用組成物中に含まれる粒子の平均粒子径Dが、60nmを超え100nm未満である。
HECとシリカとを含有する研磨用組成物では、HECの一部がシリカの表面に吸着し、HECとシリカとの複合体からなる粒子(以下、単に「粒子」という。)が形成される場合がある。研磨用組成物中のこの粒子の大きさを動的光散乱法で測定すると、シリカの二次粒子径よりも大きな値として測定される場合がある。
本実施形態では、この粒子の大きさの指標として、シリカの含有量が0.2質量%となる濃度において動的光散乱法によって測定される平均粒子径Dを用いる。
詳細なメカニズムは必ずしも明らかではないが、一次粒子径D1が35nm未満であり、ヒドロキシエチルセルロースの重量平均分子量が1.0×10以下である場合において、上述した粒子の平均粒子径Dを60nmを超え100nm未満にすることで、研磨後の微小欠陥及びヘイズをさらに低減することができる。平均粒子径Dは、下限の観点では、好ましくは65nm以上であり、さらに好ましくは70nm以上である。平均粒子径Dは、上限の観点では、好ましくは90nm以下であり、さらに好ましくは85nm以下である。
平均粒子径Dは、配合するシリカのサイズ(一次粒子径D1及び二次粒子径D2)、シリカの表面のシラノール基の密度、HECの種類(重量平均分子量や変性基の有無等)、シリカとHECとの配合比によって調整することができる。例えば、シリカの二次粒子径D2が大きいほど、粒子の平均粒子径Dは大きくなる。HECの重量平均分子量が大きくなるほど、粒子の平均粒子径Dは大きくなる。シリカの配合量に対するHECの配合量が多いほど、粒子の平均粒子径Dは大きくなる。また、シリカの表面のシラノール基の密度が高いほど、粒子の平均粒子径Dは大きくなる。また、他の成分(塩基性化合物や後述する非イオン性界面活性剤等)も、粒子の平均粒子径Dに影響する可能性がある。
本実施形態による研磨用組成物は、非イオン性界面活性剤をさらに含んでいてもよい。
本実施形態による研磨用組成物に好適な非イオン性界面活性剤は例えば、エチレンジアミンテトラポリオキシエチレンポリオキシプロピレン(ポロキサミン)、ポロキサマー、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、ポリオキシアルキレンメチルグルコシド等である。
エチレンジアミンテトラポリオキシエチレンポリオキシプロピレンとしては、例えば、N,N,N’,N’−テトラキスポリオキシエチレンポリオキシプロピレンエチレンジアミン等が挙げられる。ポリオキシアルキレンアルキルエーテルとしては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル等が挙げられる。ポリオキシアルキレン脂肪酸エステルとしては、例えば、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンモノステアレート等が挙げられる。ポリオキシアルキレンアルキルアミンとしては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルアミン、ポリオキシエチレンオレイルアミン等が挙げられる。ポリオキシアルキレンメチルグルコシドとしては、例えば、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド等が挙げられる。
非イオン性界面活性剤の含有量(二種以上含有する場合は、その総量)は、特に限定されないが、例えば研磨用組成物(原液)全体の0.1〜1000ppmである。
本実施形態による研磨用組成物は、pH調整剤をさらに含んでいてもよい。本実施形態による研磨用組成物のpHは、好ましくは8.0〜12.0である。
本実施形態による研磨用組成物は、上記の他、研磨用組成物の分野で一般に知られた配合剤を任意に配合することができる。
本実施形態による研磨用組成物は、シリカ、HEC、塩基性化合物その他の配合材料を適宜混合して水を加えることによって作製される。本実施形態による研磨用組成物は、あるいは、シリカ、HEC、塩基性化合物その他の配合材料を、順次、水に混合することによって作製される。これらの成分を混合する手段としては、ホモジナイザー、超音波等、研磨用組成物の技術分野において常用される手段が用いられる。研磨用組成物に含有される各成分は、製造の直前にフィルターによりろ過処理されて用いられることが好ましい。
以上で説明した研磨用組成物は、適当な濃度となるように水で希釈した後、半導体の研磨に用いられる。本実施形態による研磨用組成物は、シリコンウェーハ(ベアウェーハ)の研磨、特に仕上げ研磨に好適に用いることができる。
以下、実施例によって本発明をより具体的に説明する。本発明はこれらの実施例に限定されない。
表1に示す配合で、シリカ及びHECの種類を変えながら複数の研磨用組成物を作成した。HECはすべて目開き0.65μmのフィルターで水溶液をろ過処理して使用した。表1の含有量は、希釈前(原液)のものであり、残部は水である。
Figure 2021100085
各研磨用組成物をシリカの含有量が0.2質量%になるように希釈した後、大塚電子株式会社製ELS−Zを用いて、研磨用組成物中の粒子の平均粒子径Dを測定した。
これらの研磨用組成物を使用して、12インチのシリコンウェーハの研磨を行った。研磨装置は、定盤の外径が31.5インチの片面研磨装置を使用した。研磨パッドは、Fujibo社製Polypas27NX(E)を使用した。研磨用組成物を21倍に希釈して、600mL/分の供給速度で供給した。定盤回転速度:52rpm、キャリア回転速度:50rpm、ガイド荷重:16kPa、ウェーハ荷重:12kPaの条件で研磨を行った。
研磨後のシリコンウェーハの微少欠陥及びヘイズを測定した。微少欠陥は、ウェーハ表面検査装置MAGICS M5640(Lasertec社製)を用いて測定した。ヘイズは、ウェーハ表面検査装置Surfscan SP2(KLA Tencor社製)を用いて測定した。
結果を表2に示す。表2の「Defect」及び「Haze」の欄の値はそれぞれ、比較例1の微小欠陥の個数及びヘイズ値を100としたときの相対値である。総合評価として、微小欠陥及びヘイズのいずれもが比較例1よりも改善していたものを「可」と評価し、特に微小欠陥及びヘイズのいずれもが比較例1よりも10%以上改善していたものを「優」と評価した。微小欠陥及びヘイズのいずれかが比較例1よりも悪化していたものを「不可」と評価した。
Figure 2021100085
比較例1は、特許第6387032号公報を基に、20nm≦D1≦30nm、20nm≦D2≦55nm、20nm≦D≦60nmとなるように調整した研磨用組成物である。
表2に示すように、実施例1〜5の研磨用組成物は、いずれも比較例1よりも優れた研磨性能を示した。特に、HECの重量平均分子量が3.0×10以上1.0×10以下であり、シリカの表面のシラノール基の密度が3.0 OH/nm以下であった実施例1〜3の研磨用組成物は、比較例1の研磨用組成物と比較して、微小欠陥及びヘイズのいずれもが10%以上改善していた。
比較例2及び3の研磨用組成物の研磨性能は、微小欠陥及びヘイズのいずれに関しても比較例1よりも劣っていた。これは、一次粒子径D1が大きすぎたためと考えられる。微小欠陥が増加した原因としては、一次粒子径D1が大きすぎたことにより、HECを介することなく硬質なシリカが直接ウェーハに接触する確率が大きくなったことが考えられる。ヘイズが悪化した原因としては、一次粒子径D1が大きすぎたことにより、微小な段差を解消できなくなったことが考えられる。
比較例4の研磨用組成物の研磨性能は、ヘイズに関しては比較例1よりも優れていたものの、微小欠陥に関しては劣っていた。これは、平均粒子径Dが大きすぎたためと考えられる。平均粒子径Dが大きくなって研磨作用が強くなったことが、ヘイズの低減には有利に働いたものの、微小欠陥の低減には不利に働いたと考えられる。
比較例5の研磨用組成物の研磨性能は、ヘイズに関しては比較例1と同程度であったが、微小欠陥に関しては劣っていた。これは、HECの重量平均分子量が大きすぎたためと考えられる。
以上、本発明の実施の形態を説明した。上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。

Claims (4)

  1. 半導体研磨用の研磨用組成物であって、
    シリカと、
    ヒドロキシエチルセルロースと、
    塩基性化合物と、
    水とを含み、
    前記シリカの一次粒子径D1が35nm未満であり、
    前記ヒドロキシエチルセルロースの重量平均分子量が1.0×10以下であり、
    前記シリカの含有量が0.2質量%となる濃度において動的光散乱法によって測定される前記研磨用組成物中に含まれる粒子の平均粒子径Dが、60nmを超え100nm未満である、研磨用組成物。
  2. 請求項1に記載の研磨用組成物であって、
    前記シリカの表面のシラノール基の密度が、3.0 OH/nm以下である、研磨用組成物。
  3. 請求項1又は2に記載の研磨用組成物であって、
    前記ヒドロキシエチルセルロースの重量平均分子量が3.0×10以上1.0×10以下である、研磨用組成物。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の研磨用組成物であって、
    非イオン性界面活性剤をさらに含む、研磨用組成物。
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