JP2021099585A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の利便性を向上させることができる情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置である管理装置において、情報処理部は、予約リクエストを取得したか否かを判定する。予約リクエストを取得した場合、予約のキャンセルを受け付けたかを判定する。予約のキャンセルを受け付けた場合、状態情報と、課金情報とに基づいて、利用者にキャンセル料を利用者に課金する。予約のキャンセルを受け付けていない場合、状態情報を参照して、利用者が乗車を開始したかを判定する。利用者が乗車を開始した場合、状態情報を参照して、利用者が降車したかを判定する。利用者が降車した場合、乗車時間に応じた料金を課金する。【選択図】図9

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
従来、乗合車両の運行サービスにおいて、客が利用要求の変更要請を行った場合、客に請求する変更手数料を、元の利用要求の内容と、利用要求の変更内容と、変更要請がなされた日時と、当該乗合車両運行スケジュールの運行日時と、当該客の行った変更要請の回数などの関数として算出するスケジューリング方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−141219号公報
しかしながら、上記のスケジューリング方法では、変更手数料の具体的な算出手法については開示されていない。このため、利用者は、変更要請の検討を十分にできず、従来のスケジューリング方法は利用者にとって利便性が十分でなかった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、利用者の利便性を向上させることができる情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る情報処理装置は、利用者の端末装置から車両の利用を申し込む第1通知情報を取得する第1取得部と、前記利用者の端末装置から前記利用の内容を変更することを示す第2通知情報を取得する第2取得部と、前記第1通知情報が第1取得部により取得されるのに応じて、前記利用者に提供する車両を確保するための確保処理を行う第1処理部と、前記第1取得部が前記第1通知情報を取得したときから、前記第1処理部が前記利用者の端末装置に前記確保処理に関する確保通知情報を送信するまでの第1期間に、前記第2取得部が第2通知情報を取得した場合、前記利用者の端末装置に対して第1手数料を課金する第2処理部とを備える。
(2):上記(1)の態様において、前記第2処理部は、前記第2取得部が、前記第1期間に前記第2通知情報を取得せず、前記第1期間よりも後に開始し、前記第1処理部によって確保された車両が移動を開始すると終了する第2期間に前記第2通知情報を取得した場合、前記第1手数料よりも高い第2手数料を前記利用者の端末装置に対して課金する。
(3):上記(2)の態様において、前記第2処理部は、前記第2取得部が、前記第1期間および前記第2期間に前記第2通知情報を取得せず、前記第2期間よりも後に開始し、前記利用者が前記車両に乗車すると終了する第3期間に前記第2通知情報を取得した場合、前記第2手数料よりも高い第3手数料を前記利用者の端末装置に対して課金する。
(4):上記(3)の態様において、前記第3手数料は、前記利用者が前記車両を実際に利用した場合に課金される額よりも小さい。
(5):上記(1)から(4)のいずれかの態様において、前記第1処理部は、前記確保通知情報が前記端末装置に送信された後、前記車両を確保するための処理を行う。
(6):上記(1)から(5)のいずれかの態様において、前記第2処理部は、前記第1処理部が少なくとも前記確保を行う前に前記情報処理装置に提供されたデポジットから前記第1手数料を差し引く。
(7):上記(1)から(6)のいずれかの態様において、前記第1処理部は、前記第2処理部が所定回数以上または所定金額以上課金した利用者の端末装置により送信された前記第1通知情報に基づいて、車両を確保する確保処理を行わない。
(8):上記(1)から(7)のいずれかの態様において、前記第1処理部は、第1利用者の第1端末装置から取得した前記第1通知情報に基づいて前記車両の第1走行経路を決定し、決定された第1走行経路を前記車両が走行している場合に、第2利用者の第2端末装置から取得した前記第1通知情報に基づいて前記第1走行経路を修正し、前記第1期間は、前記第1処理部が前記第2端末装置の第1通知情報を取得したときから、前記第1処理部が前記第1走行経路を修正するまでの期間であり、前記第2処理部は、前記第1期間に、前記第2取得部が前記第2端末装置から前記第2通知情報を取得した場合、前記第2利用者の第2端末装置に対して第4手数料を課金する。
(9):上記(8)の態様において、前記第2処理部は、前記第2取得部が、前記第1期間に前記第2通知情報を取得せず、前記第1処理部が前記第1走行経路を修正したときから、前記車両が前記修正された第1走行経路に進入するまでの第2期間に前記第2通知情報を取得した場合、前記第4手数料よりも高い第5手数料を前記利用者の端末装置に対して課金する。
(10):上記(1)から(9)のいずれかの態様において、前記第1処理部は、前記情報処理装置がサービスに供するために管理する車両の運行状況に基づいて、前記確保通知情報を送信するまでの前記第1期間を変更し、前記第2処理部は、前記第1期間の長さに基づいて、前記第1手数料の額を決定する。
(11):上記(10)の態様において、前記第1処理部は、前記第1期間を示す情報を前記端末装置に提供し、前記端末装置から前記第1期間を許諾する旨の情報を取得した場合、前記確保通知情報を前記端末装置に送信する。
(12):コンピュータが、利用者の端末装置から車両の利用を申し込む第1通知情報を取得し、前記利用者の端末装置から前記利用の内容を変更することを示す第2通知情報を取得し、前記第1通知情報が第1取得部により取得されるのに応じて、前記利用者に提供する車両を確保するための確保処理を行い、前記第1通知情報を取得したときから、前記利用者の端末装置に前記確保処理に関する確保通知情報を送信するまでの第1期間に、第2通知情報を取得した場合、前記利用者の端末装置に対して第1手数料を課金する情報処理方法である。
(13):コンピュータに、利用者の端末装置から車両の利用を申し込む第1通知情報を取得させ、前記利用者の端末装置から前記利用の内容を変更することを示す第2通知情報を取得させ、前記第1通知情報が第1取得部により取得されるのに応じて、前記利用者に提供する車両を確保するための確保処理を行わせ、前記第1通知情報を取得したときから、前記利用者の端末装置に前記確保処理に関する確保通知情報を送信するまでの第1期間に、第2通知情報を取得した場合、前記利用者の端末装置に対して第1手数料を課金させるプログラムである。
(1)、(8)−(13)によれば、情報処理装置が、第1期間に第2通知情報を取得した場合、利用者の端末装置に対して第1手数料を課金することにより、利用者は第1手数料が課金されるタイミングを理解した上で利用の内容を変更するか否かを検討することができる。また、利用者が、利用の内容を安易に変更することが抑制されると想定されるため、サービスの提供者の処理負荷が低減される。更に、利用の内容が抑制されれば、サービス提供者は、サービスをより効果的に提供することができる。
(2)−(4)によれば、情報処理装置は、サービスを提供するための計画をある程度進めた場合における利用の内容の変更を抑制させることができる。
(5)によれば、情報処理装置は、手数料が発生した後に、サービスの提供者は、車両を実際に確保するため、生成した計画に対する対価を得ることができる。
(6)によれば、情報処理装置は、より確実に手数料を得ることができる。また、利用者は、デポジットを提供した上で利用の内容の変更を行っているため、手数料がデポジットから差し引かれても、納得感が高い。
(7)によれば、情報処理装置は、予約の内容を変更する可能性が高い利用者よりも、予約の内容を変更する可能性が低い利用者に優先的にサービスを提供することができる。
情報処理装置を利用した車両システム1の構成の一例を示す図である。 車両システム1により実行される処理の概要について説明するための図である。 管理装置200の機能構成の一例を示す図である。 車両システム1により実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 予約スケジュールが生成される処理について説明するための図である。 車両情報256の内容の一例を示す図である。 車両が移動を開始してから利用者が車両に乗車するまでの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 上記の図4および図7の処理によって管理部208が生成した状態情報258の内容の一例を示す図である。 情報処理部210が行う課金処理の流れの一例を示すフローチャートである。 課金額を決定について説明するために用いたられる課金情報260の一例を示す図である。 集計情報262の内容の一例を示す図である。 第2実施形態の情報処理部210により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の集計情報262Aの内容の一例を示す図である。 予約スケジュールに取得された予約リクエストが組み込まれる処理について説明するための図である。 第4実施形態の車両システム1により実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 予約がキャンセルされる場合の処理について説明するための図である。 第5実施形態の管理装置200が実行する処理について説明するための図(その1)である。 第5実施形態の管理装置200が実行する処理について説明するための図(その2)である。 実施形態の管理装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、情報処理装置を利用した車両システム1の構成の一例を示す図である。車両システム1は、利用者の要求に応じて、車両を利用者に提供する車両サービスを利用者に提供するシステムである。車両は、自動運転で利用者を目的地に連れて行ったり、手動運転されたりする。手動運転の場合、運転者が運転して利用者を乗車させる位置まで車両を走行させて移動させる。更に、車両システム1は、車両の利用に関する決済サービスを利用者に提供する。
車両システム1は、例えば、一以上の車両M(図中、車両M−1からM−3・・・)と、一以上の端末装置100と、管理装置200と、決済装置300とを含む。車両Mと、端末装置100と、管理装置200とは、例えば、ネットワークNWを介して互いに通信する。ネットワークNWは、例えば、セルラー網や、Wi−Fi網、Bluetooth(登録商標)、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN、公衆回線、プロバイダ装置、専用回線、無線基地局等を含む。管理装置200は、「情報提供装置」の一例である。
[車両サービスの概要]
図2は、車両システム1により実行される処理の概要について説明するための図である。まず、利用者が、端末装置100を操作して、車両サービスの利用に関する予約リクエストを、管理装置200に対して送信すると(1)、管理装置200は、車両サービスに利用する車両Mを確保する(2)。次に、車両Mは、車両サービスの利用開始時刻に応じて車両Mは移動を開始する(3)。次に、車両Mは利用者の乗車位置に到着し、利用者は、その車両Mに乗車することができる(4)。そして、利用者は、乗車した車両Mで目的地に向かうことができる。
上記の処理の過程において、利用者が、上記の(1)の予約を行った後、管理装置200は、予約に関する変更に関する要求を取得すると(A)、この要求を取得したタイミングに応じて手数料を利用者の端末装置100に対して課金する(B)。
[車両]
車両Mは、例えば、一以上のユーザが乗車可能な四輪以上の車輪を有する車両であるが、自動二輪車その他の車両であってもよい。車両Mは、車両を制御するための駆動力出力装置や、ブレーキ装置、ステアリング装置、制御装置の他、車両サービスを提供するための機器を備える。
車両Mは、例えば、自動運転車両である。自動運転車両とは、車両Mの乗員の操作に依らずに、操舵および加減速を制御して、目的地まで自動で走行する車両である。自動運転車両は、例えば、カメラにより撮像された画像や、レーダ装置の検出結果、LIDAR(Light Detection and Ranging)の検出結果等に基づいて、車両Mの周辺の物体を認識する。自動運転車両は、物体の認識結果、車両Mの位置、および記憶装置に記憶された地図情報に基づいて、目的地に向けて走行する。
[端末装置]
端末装置100は、車両サービスを利用するユーザが保持する端末装置である。端末装置100は、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどのユーザが携帯可能な端末装置である。端末装置100では、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが記憶装置に格納されたアプリケーションプログラム(ソフトウェア)が実行されることで、各種機能が実現される。
アプリケーションプログラムとは、ブラウザであってもよいし、いわゆるスマホアプリのようなブラウザよりも拡張された機能を有するものであってもよい。以下の説明では端末装置100がスマートフォンであり、車両サービスに関する処理において、予め端末装置100にインストールされたサービスアプリ110が利用されることを前提とする。サービスアプリ110は、ユーザの操作に応じて管理装置200と通信し、ユーザのリクエストを管理装置200に送信したり、管理装置200から受信した情報に基づくプッシュ通知を行ったりする。
[管理装置]
図3は、管理装置200の機能構成の一例を示す図である。管理装置200は、例えば、通信部202と、第1取得部204と、第2取得部206と、管理部208と、情報処理部210と、記憶部250とを備える。第1取得部204、第2取得部206、管理部208、および情報処理部210は、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶装置に格納されたプログラム(ソフトウェア)を実行することで実現される。これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
記憶部250には、例えば、予約情報252と、予約スケジュール254と、車両情報256と、状態情報258と、課金情報260と、集計情報262とが記憶される。
通信部202は、ネットワークNWを介して他の装置と通信するための通信インタフェースである。通信部202は、例えば、端末装置100から予約リクエストを受信する。
予約リクエストは、車両サービスの利用を要求するリクエストである。
第1取得部204は、利用者の端末装置100から通信部202を介して車両Mの利用を申し込む利用リクエスト(第1通知情報)を取得する。第2取得部206は、利用者の端末装置100から通信部202を介して利用の内容(利用リクエストの内容)を変更することを示す第2通知情報を取得する。「変更する」とは、予約がキャンセルされることや、予約の内容を変更することである。
管理部208は、第1通知情報が第1取得部204に取得されるのに応じて、車両サービスに対する予約の管理に関する処理を行う。予約の管理とは、予約を受け付けたり、受け付けた予約の内容が他の予約の内容と重複しないかを確認したり、予約に対応する車両を確保したりすることである。管理部208は、「第1処理部」の一例である。
情報処理部210は、第2取得部206が第2通知情報を取得したタイミングに応じて、利用者の端末装置100に対して第1手数料を課金する。課金するとは、例えば、決済装置300に依頼して利用者から料金を徴収することである。情報処理部210は、「第2処理部」の一例である。
[決済装置]
決済装置300は、管理装置200の依頼に応じて、車両サービスの予約のキャンセル料や手数料、利用料金に関する決済を行う装置である。決済装置300は、所定の決済手法で決済を行う。決済手法とは、例えば、クレジットカードによる決済である。また、決済手法は、電子マネーによる決済や、銀行振込による決済、指定された場所で利用料金を支払うための請求書を利用した決済等の任意の決済手法であってもよい。
図4は、車両システム1により実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。まず、端末装置100のサービスアプリ110は、予約リクエストを管理装置200に送信する(ステップS10)。管理装置200の第1取得部204が予約リクエストを取得すると、管理部208が予約リクエストを予約情報252に登録する(ステップS12)。予約情報252は、一以上の予約リクエストを含む情報である。更に、他の端末装置100にインストールされたサービスアプリ110が、予約リクエストを管理装置200に送信すると、管理部208は、この予約リクエストを取得し(ステップS14)、取得した予約リクエストを予約情報252に登録する(ステップS16)。
管理部208は、繰り返し予約スケジュール254を生成する(ステップS18)。管理部208は、例えば、所定時間おきに予約スケジュール254を生成する。これに代えて、管理部208は、所定の条件が満たされた場合に予約スケジュール254を生成してもよい。所定の条件とは、所定数のサービスアプリ110により送信された予約リクエストの数が、予約情報252に登録されたことである。
図5は、予約スケジュールが生成される処理について説明するための図である。管理部208は、例えば、複数の利用者を一つの車両に乗車させる、或いは同地域で連続的に車両を使用させることを前提に、端末装置100から取得した一以上の予約リクエストRQをグループ化する。予約リクエストRQは、予約リクエストの識別情報(ID)に対して、予約リクエストRQを取得した取得時刻、利用者の識別情報(利用者ID)、利用者の目的地、および目的地への到着希望時刻が関連付けられた情報である。
管理部208は、一人に一台ずつ提供する場合の車両ごとの運行コストの合計に比して、複数人を乗車させた場合の車両の運行コストが低下するように予約リクエストをグループ化する。管理部208は、例えば所定時間ごとに、予約リクエストを網羅的に組み合わせてグループ化し、グループに含まれる利用者が車両に乗車した場合のコストを、グループごとに求める。そして、管理装置200は、グループごとに求めたコストの合計が最小になるような利用者の組み合わせをグループに決定する。
ただし、管理部208は、グループ内でのコストが閾値以上のグループが発生しないように、採用するグループを決定する。図5の例では、上記の基準によって、予約リクエストID01および予約リクエストID03を含むグループAと、予約リクエストID02および予約リクエストID04を含むグループBとが、グループとして決定された。
図4の説明に戻る。次に、管理部208は、予約スケジュールに基づいて、車両の経路を生成する(ステップS20)。例えば、管理部208は、効率的にグループに含まれる利用者を迎車して、効率的に各利用者を目的地に連れていける経路を生成する。例えば、ダイクストラ法に基づいて経路が生成される。
次に、管理装置200の管理部208は、生成した経路および車両情報256を参照して、グループごとに割り当てる車両を抽出する(ステップS22)。
図6は、車両情報256の内容の一例を示す図である。車両情報256は、車両の識別情報に対して、位置情報と、その車両が利用可能な時間帯(利用可能時間)とが対応付けられた情報である。管理部208は、例えば、生成した経路の出発地点の近くに位置し、更に、利用者を目的地まで連れて行くのに要する時間および車両の返却に要する時間を含む時間帯において利用者可能な車両を、車両情報256から抽出する。
次に、管理部208は、車両を抽出すると、車両の第1確保通知情報を車両Mに送信する(ステップS24)。次に、管理装置200は、ステップS24の処理から所定時間待機した後、第2確保通知情報を車両Mに送信する(ステップS26)。管理部208が、第2確保通知情報を車両Mに送信する処理は、「確保処理」の一例である。
所定時間は、数分であってもよいし、数十分であってもよい。例えば、利用者の操作ミスによる予約のリクエストの送信や、利用者の希望が変わった場合でも、このように、管理装置200は、実際に車両を確保する前に所定時間待機することで、実際に車両Mを確保する前に予約リクエストに関する処理を中断することができる。
車両Mは、第2確保通知情報を取得すると、第2確保通知情報に含まれる情報を車両Mの記憶装置に記憶させる(ステップS28)。記憶装置には、車両Mに乗車する利用者の識別情報や、利用者が車両Mに乗車する位置、利用者の目的地、車両Mの経路等(予約情報)が記憶される。次に、車両Mは、第2確保通知情報を取得したことを示す取得情報を管理装置200に送信する(ステップS30)。管理装置200は、取得情報を取得すると、取得情報を記憶部250に記憶させる(ステップS32)。次に、管理装置200は、車両の確保が完了したことを示す確保完了通知情報をサービスアプリ110に送信する(ステップS34)。
上記のように、管理装置200は、利用者の予約リクエストに応じて車両を確保する。第1取得部204が第1通知情報を取得したときから、管理部208が利用者の端末装置100に確保処理に関する第1確保通知情報を送信するまでの期間(図4のT1)は、「第1期間」の一例である。図4のフローチャートにおいて、ステップS10からS24の処理が行わるまでの期間が「第1期間」に相当する。第1確保通知情報は「確保通知情報」の一例である。
これに代えて、上記のステップS10からS26の処理が行わる期間、または上記のステップS10−S34の処理が行わる期間を、「第1期間」としてもよい。第1期間は、上記のステップS10の処理が行われたときから、上記のステップS24からS34の処理のうち所定の処理が行われるまでの期間であってもよい。2確保通知情報を「確保通知情報」の一例としてもよい。
図7は、車両が移動を開始してから利用者が車両に乗車するまでの処理の流れの一例を示すシーケンス図である。管理装置200の管理部208は、確保した車両Mが移動を開始する時刻が到来すると(ステップS50)、移動開始の指示を車両Mに送信する(ステップS52)。車両Mの記憶装置に移動開始時刻が記憶されている場合、車両Mは、管理部208の指示に依らずに、移動を開始してもよい。
車両Mは、移動開始の指示を取得すると、発進して車両Mの記憶装置に記憶された経路を走行する(ステップS54)。次に、車両Mは、発進したことを示す発進情報を管理装置200に送信する(ステップS56)。管理装置200は、車両Mにより送信された発進情報を記憶部250に記憶させる(ステップS58)。
次に、車両Mは、利用者の乗車位置に到達したか否かを判定する(ステップS60)。車両Mが乗車位置に到達した場合、乗車位置に存在する利用者は、端末装置100を操作して、車両Mに設けられた通信部と通信する(ステップS62)。車両Mは、端末装置100から利用者の識別情報を取得し、取得した識別情報が車両Mの記憶装置に記憶された利用者の識別情報と一致する場合、車両Mのドロロックを開錠して利用者の乗車を許可する。
車両Mは、利用者が車両Mに乗車したか否を判定する(ステップS64)。例えば、車両Mは、車室内のカメラにより撮像された画像に基づいて利用者の乗車を認識したり、端末装置100により送信された乗車が完了したことを示す情報を取得した場合に利用者が乗車したことを認識したりする。
次に、利用者が乗車したと判定したと車両Mが判定した場合、車両Mは、利用者が車両Mに乗車したことを示す乗車情報を管理装置200に送信する(ステップS66)。車両Mが、乗車情報を取得すると、取得した乗車情報を記憶部250に記憶させる(ステップS68)。
上記のように、管理装置200は、車両Mの状態および利用者の状態を認識することができる。管理装置200が第1確保情報(または第2確保通知情報)を端末装置100に送信したときから、または端末装置100が第1確保通知情報(または第2確保通知情報)を受信したときから、確保した車両Mが移動を開始するまでの期間(図4および図7のT2)は、「第2期間」の一例である。
図4のステップS26(S24の後)から図7のS58の処理が行わる期間は、「第2期間」の一例である。図4のステップS26から、ステップS54、S56、またはS58の処理のうち所定の処理が行われるまでの期間が「第2期間」であってもよい。第2期間の始期は、図4のステップS34の処理後のタイミングであってもよい。
車両Mが移動を開始したときから、利用者が車両Mに乗車するまでの期間(図7のT3)は、「第3期間」の一例である。上記のステップS60(S58の後)からS68の処理が行わるまでの期間は、「第3期間」の一例である。上記のステップS60からステップS64、S66、またはS68の処理のうち所定の処理が行われるまでの期間が、「第3期間」であってもよい。
図8は、上記の図4および図7の処理によって管理部208が生成した状態情報258の内容の一例を示す図である。状態情報258は、利用者の予約リクエストに対するサービスの提供に関する処理の進み度合を示している。状態情報258は、利用者の識別情報に対して、確保通知の有無、発進通知の有無、および利用者が車両Mに乗車している状態か否か、利用者が車両Mから降車をしたか否かを示している。
図8の例では、利用者の予約リクエストに対して、管理部208は確保通知情報を取得し、更に、発進情報を取得し、車両Mから利用者が車両Mに乗車したことを示す乗車情報は取得していない状態を示している。車両Mは、利用者が車両Mに乗車した後、利用者が車両Mから降車したか否かを判定する。例えば、車両Mは、車室内のカメラにより撮像された画像に基づいて利用者の降車を認識したり、端末装置100により送信された降車が完了したことを示す情報を取得した場合に利用者が降車したことを認識したりする。管理装置200は、状態情報258を参照して、利用者が予約をキャンセルした場合の課金を行う。
図9は、情報処理部210が行う課金処理の流れの一例を示すフローチャートである。本処理は、例えば、図4および図7の処理と並行して行われる。まず、情報処理部210が、予約リクエストを取得したか否かを判定する(ステップS100)。予約リクエストを取得した場合、情報処理部210は、予約のキャンセルを受け付けたか否かを判定する(ステップS102)。受け付けるとは、第2取得部206が端末装置100から予約のキャンセルに関する情報を取得し、情報処理部210が、第2取得部206が予約のキャンセルが行われたことを認識したことである。
予約のキャンセルを受け付けた場合、情報処理部210は、状態情報258と、後述する課金情報260とに基づいて、キャンセル料(手数料)を利用者に課金する(ステップS104)。課金するとは、情報処理部210が、キャンセル料を利用者に関連付けることである。具体的には、情報処理部210が、キャンセル料を利用者に関連付けて課金情報260を生成することである。これにより、本フローチャートの処理が終了する。
予約のキャンセルを受け付けていない場合、管理装置200は、状態情報258を参照して、利用者が乗車を開始したか否かを判定する(ステップS106)。利用者が乗車を開始していない場合、ステップS102の処理に戻る。
利用者が乗車を開始した場合、管理装置200は、状態情報258を参照して、利用者が降車したか否かを判定する(ステップS108)。利用者が車両Mから降車した場合、管理装置200は、乗車時間に応じた料金を課金する(ステップS110)。これにより、本フローチャートの処理が終了する。
[課金額の決定]
図10は、課金額を決定について説明するために用いたられる課金情報260の一例を示す図である。課金情報260は、課金額と予約のキャンセルが行われるタイミングまたは乗車時間(または乗車距離)とが対応付けられた情報である。利用者が予約リクエストを管理装置200に送信してから、予約リクエストによって手配された車両Mに利用者が乗車するタイミングに近づくほど、課金額は大きくなる。
第1期間T1において、予約がキャンセルされた場合、管理装置200は、第1料金Ch1を課金する。具体的には、第1期間T1において、X分(予約リクエストから所定分)までの間に予約のキャンセルがされた場合、第1料金Ch1Aが課金され、X分から車両確保通知がされるまでの間に予約のキャンセルが行われた場合、第1料金Ch1Aよりも大きい第1料金Ch2が課金される。第1期間T1において課金される金額は、複数段階で変更されずに、所定の金額であってもよい。
第2期間T2において、予約がキャンセルされた場合、管理装置200は、第2料金Ch2を課金する。第3期間T3において、予約がキャンセルされた場合、管理装置200は、第3料金Ch3を課金する。第1料金Ch1、第2料金Ch2、第3料金Ch3の順で課金される額が大きい。
第4期間T4において、管理装置200は、利用者が車両Mに乗車している時間または利用者が乗車している車両Mの走行距離に応じて、利用者に課金を行う。第4期間T4は、利用者が車両Mに乗車している時間である。課金は、例えば、第4料金以上または第4料金を超える金額である。
図10の例では、キャンセル料と、利用者が車両Mに乗車後の利用料金とが同じグラフで表されているが、異なるグラフによって規定されてもよい。この場合、キャンセル料は、利用者が車両Mに乗車した後の利用料金よりも低い金額であってもよいし、高い金額であってもよい。
情報処理部210は、課金情報260を用いて、利用者のキャンセル料および利用料金を導出して、導出結果に基づいて集計情報262を生成する。
図11は、集計情報262の内容の一例を示す図である。集計情報262は、利用者の識別情報に対して、課金の種別(利用料金または予約のキャンセル料)を示す情報と、金額とが対応付けられた情報である。集計情報262は、所定期間における金額の合計が含まれる。
情報処理部210は、上記のように車両サービスの利用料を所定期間ごとに集計し、集計結果の金額に対する決済を、決済装置300に依頼する。これにより、決済装置300において、決済が行われる。
更に、管理部208は、情報処理部210が所定回数以上または所定金額以上課金した利用者の端末装置100により送信された第1通知情報に基づいて、車両を確保する確保処理を行わなくてもよい。例えば、情報処理部210は、所定期間において、所定回数以上または所定金額以上課金された利用者の端末装置100から第1通知情報が通知された場合、この利用者の端末装置100に、所定の期間の間、サービスを利用することができないことを示す情報を送信してもよい。これにより、管理装置200は、効率的にサービスの提供することができ、予約の内容を変更する可能性が高い利用者よりも、予約の内容を変更する可能性が低い利用者に優先的にサービスを提供することができる。
以上説明した第1実施形態によれば、情報処理部210は、予約のキャンセルが行われたタイミングに応じて、課金額を決定することにより、利用者の利便性を向上させることができる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について説明する。第1実施形態では、管理装置200は、所定期間ごとに利用料を集計して決済を決済装置300に依頼するものとした。第2実施形態では、管理装置200は、決済装置300からデポジットを取得して、予約のキャンセルが行われた場合、デポジットからキャンセル料を差し引く。以下、第2実施形態について説明する。
図12は、第2実施形態の情報処理部210により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、情報処理部210が、予約リクエストを取得したか否かを判定する(ステップS200)。予約リクエストを取得した場合、情報処理部210は、クレジットカード番号およびデポジット処理の操作を利用者に依頼する情報を端末装置100に送信する(ステップS202)。
次に、情報処理部210は、上記の依頼に対して承諾する操作が行われたか否かを判定する(ステップS204)。上記の承認する操作が行われたことを示す情報を端末装置100から取得した場合、情報処理部210は、デポジット処理を決済装置300に依頼する(ステップS206)。次に、情報処理部210は、決済装置300からデポジット処理におけるデポジットを取得したか否かを判定する(ステップS208)。
デポジットを取得した場合、情報処理部210は、管理部208に予約リクエストに関する処理を実行させる(ステップS210)。具体的には、情報処理部210は、管理部208に、上述した図7のステップS12以降の処理を開始させる。管理部208が、予約スケジュール254を生成したり、車両Mを確保したりする。これにより、本フローチャートの1ルーチンの処理が終了する。
情報処理部210は、予約のキャンセルが行われた、または利用者が車両Mを利用した場合、デポジットからキャンセル料または利用料を差し引く。図13は、第2実施形態の集計情報262Aの内容の一例を示す図である。キャンセル料または利用料の一方は、デポジットから差し引かれることに代えて、クレジットカード決済など他の決済手法が用いられてもよい。
以上説明した第2実施形態によれば、第1実施形態の効果と同様の効果を奏することができる。更に、第2実施形態によれば、デポジットが車両サービスの提供者に提供されるため、提供者はより確実にキャンセル料を収受できたり、利用者のキャンセルを抑制する動機を利用者に与えたりすることができる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、管理装置200は、予約リクエストを取得した場合、既に生成され予約スケジュールに基づいて走行している車両の予約スケジュールに、取得した予約リクエストの内容を組み込む。以下、第3実施形態について説明する。
図14は、予約スケジュールに取得された予約リクエストが組み込まれる処理について説明するための図である。例えば、車両Mが、所定の予約スケジュール1に基づいて、利用者U1を迎車するために走行を開始した(1)。そして、車両Mが、利用者U1を乗せて目的地に向かう途中で、利用者U2が目的地Aに向かう予約リクエスを管理装置200に送信し、管理装置200は、この予約リクエストに基づいて、利用者U2を迎車するために予約スケジュール1を修正した予約スケジュール1#を生成した(2)。予約スケジュール1#は、利用者U2を迎車するために予約スケジュール1の経路が変更された経路を含む予約スケジュールである。利用者U2が、予約リクエストを送信したときから、利用者U2の予約リクエストに対応する経路が予約スケジュール1の経路に組み込まれるまでの期間が「第1期間」の他の一例である。組み込まれたとは、管理装置200が、予約スケジュール1#を生成したことであってもよいし、車両Mが予約スケジュール1#を取得したことであってもよい。
車両Mが、予約スケジュール1#に基づいて、予約スケジュール1の経路とは異なる経路(利用者U2を迎車するための経路)に進入する(3)。そして、車両Mは、利用者U2を乗車させて、目的地Aに向かう。利用者U2の予約リクエストに対応する経路が予約スケジュール1の経路に組み込まれたときから、車両Mが予約スケジュール1の経路とは異なる経路に進入するまでの期間は、「第2期間」の他の一例である。
情報処理部210は、課金情報260および予約のキャンセルがされたタイミングに基づいて、キャンセル料を決定する。
以上説明した第3実施形態によれば、管理装置200は、予約スケジュール254に基づいて車両Mが走行している場合に、新たな利用者を予約スケジュール254に組み込む場合であっても、適切な料金を利用者に請求することができる。
<第4実施形態>
以下、第4実施形態について説明する。第4実施形態では、管理装置200は、車両の運行状況に基づいて、確保通知を端末装置100に送信するまでの期間を決定する。管理装置200は、予約のキャンセルが行われた場合、決定した期間に基づいて、キャンセル料を決定する。以下、第4実施形態について説明する。
図15は、第4実施形態の車両システム1により実行される処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図4との相違点を中心に説明する。管理部208が、車両を抽出する処理を実行する(ステップS22)。このとき、直ぐに確保をすることができる車両Mが存在せず、所定時間後に確保することができる車両Mが存在するものとする。所定時間後に確保することができる車両Mとは、所定時間後に利用可能となる車両であり、例えば、所定時間後に車両Mが利用者の目的地に到着して車両Mに課せられた任務が完了することである。
この場合、管理部208は、所定時間後に車両Mが利用可能であり、所定時間、待機することができるか否かの問い合わせを利用者に行う(ステップS23A)。問い合わせに対して、端末装置100が、利用者の操作に応じて待機する旨の通知を管理装置200に送信する(ステップS23B)。次に、第1取得部204が、待機する旨の通知を取得すると、管理部208は、所定時間が経過したか否かを判定して(ステップS25A)、所定時間経過後に、通信部202を介して第1確保通知を端末装置100に送信する(ステップS25B)。次に、管理部208は、通信部202を介して第2確保通知を車両Mに送信する(ステップS26)。そして、以降の処理を実行する。
図16は、予約がキャンセルされる場合の処理について説明するための図である。図16に示すように、10分後に車両Mが目的地に到着して、車両Mが利用可能になる場合において(11)、管理装置200は、端末装置100に車両Mを確保するまでに期間が掛かることを通知し、利用者に所定時間待機することを受け入れるか否かを問い合わせる(12)。
管理装置200は、利用者の許諾を得た場合、所定時間後に第1確保通知を端末装置100に送信する(13)。その後、利用者が端末装置100を操作して予約をキャンセルした場合(14)、管理装置200は、利用者が予約リクエストを送信したときから第1確保通知までの期間に基づいて(15)、キャンセル料を導出し、導出したキャンセル料を端末装置100の表示部に表示させる(16)。
ここで、キャンセル料は、利用者が予約リクエストを送信したときから確保通知までの期間に応じて変化する。例えば、確保通知までの期間が長くなるほど、キャンセル料は小さくなる。
以上説明した第4実施形態によれば、管理装置200は、車両の運行状況に基づいて、確保通知を端末装置100に送信するまでの期間を決定することで、利用者の負担(利用者の待機時間)を加味したキャンセル料を決定することができる。
<第5実施形態>
以下、第5実施形態について説明する。第5実施形態では、管理装置200は、予約のキャンセルが行われた場合、生成された予約スケジュールの内容に基づいて、キャンセル料を決定する。以下、第5実施形態について説明する。
図17は、第5実施形態の管理装置200が実行する処理について説明するための図(その1)である。管理部208が、第1予約スケジュール1および第2予約スケジュール2を生成したものとする。第1予約スケジュール1は、第1利用者U1および第2利用者U2を乗せて目的地Aに向かう経路R1である。第2予約スケジュール2は、第3利用者U3を乗せて目的地Aとは異なる目的地に向かう経路R2である。
このとき、第2利用者U2(または第1利用者U1)が、車両Mが利用者を迎車するために移動する前に予約をキャンセルした場合、第3利用者が予約をキャンセルした場合よりも、キャンセル料を小さくする。第2利用者U2が予約をキャンセルした場合であっても、車両Mは、第2利用者U2の予約が存在する場合に走行する経路R1と同様の経路R1を走行して目的地Aに向かうためである。第3利用者U2が予約をキャンセルした場合は、車両Mは、第3利用者U3のために生成した経路R2を走行しないこととなり、経路R2の生成などこれまでに要したコストがあるため、第3利用者が予約をキャンセルした場合のキャンセル料は、第2利用者U2が予約をキャンセルした場合のキャンセル料よりも大きくなる。
このように、管理装置200は、生成した経路の内容に基づいて予約をキャンセルするため、利用者の利便性が向上する。
図18は、第5実施形態の管理装置200が実行する処理について説明するための図(その2)である。管理部208が、第1予約スケジュール1および第2予約スケジュール2を生成したものとする。第1予約スケジュール1は、第1利用者U1および第2利用者U2を乗せて目的地Aに向かう経路R1である。また、この経路R1は、目的地に向かう最短経路ではなく迂回して第2利用者U2を迎車した後に目的地に向かう経路である。
このとき、第1利用者U1が、車両Mが利用者を迎車するために移動する前に予約をキャンセルした場合、第2利用者が予約をキャンセルした場合よりも、キャンセル料を小さくする。第1利用者U1が予約をキャンセルした場合であっても、車両Mは、迂回路を走行して目的地Aに向かう経路R1に変更が生じないためである。
以上説明した第4実施形態によれば、管理装置200は、予約スケジュールの内容に基づいて、キャンセル料を決定することにより、キャンセルした場合であっても、サービス提供者の負担が加味されたキャンセル料が決定される。この結果、利用者の利便性が向上する。
なお、上述した例では、利用の内容を変更することを示す第2通知情報は、予約のキャンセルであるものとして説明したが、これに代えて(加えて)、利用の内容を変更することを示す通知は、目的地の変更や、利用開始時刻の変更であってもよい。この場合、情報処理部210が、上述したように、第2通知情報を取得したタイミングに応じて、課金する手数料を決定する。
[ハードウェア構成]
図19は、実施形態の管理装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。図示するように、情報処理装置は、通信コントローラ200−1、CPU200−2、ワーキングメモリとして使用されるRAM200−3、ブートプログラムなどを格納するROM200−4、フラッシュメモリやHDDなどの記憶装置200−5、ドライブ装置200−6などが、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。通信コントローラ200−1は、管理装置200以外の構成要素との通信を行う。記憶装置200−5には、CPU200−2が実行するプログラム200−5aが格納されている。このプログラムは、DMA(Direct Memory Access)コントローラ(不図示)などによってRAM200−3に展開されて、CPU200−2によって実行される。これによって、管理装置200の一部または全部が実現される。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
プログラムを記憶した記憶装置と、
ハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサは、前記記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、
利用者の端末装置から車両の利用を申し込む第1通知情報を取得し、
前記利用者の端末装置から前記利用の内容を変更することを示す第2通知情報を取得し、
前記第1通知情報が第1取得部により取得されるのに応じて、前記利用者に提供する車両を確保するための確保処理を行い、
前記第1通知情報を取得したときから、前記利用者の端末装置に前記確保処理に関する確保通知情報を送信するまでの第1期間に、第2通知情報を取得した場合、前記利用者の端末装置に対して第1手数料を課金する、
ように構成されている、情報処理装置。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
100‥端末装置、110‥サービスアプリ、200‥管理装置、202‥通信部、204‥第1取得部、206‥第2取得部、208‥管理部、210‥情報処理部、250‥記憶部、252‥予約情報、254‥予約スケジュール、256‥車両情報、258‥状態情報、260‥課金情報、262‥集計情報、300‥決済装置

Claims (13)

  1. 利用者の端末装置から車両の利用を申し込む第1通知情報を取得する第1取得部と、
    前記利用者の端末装置から前記利用の内容を変更することを示す第2通知情報を取得する第2取得部と、
    前記第1通知情報が第1取得部により取得されるのに応じて、前記利用者に提供する車両を確保するための確保処理を行う第1処理部と、
    前記第1取得部が前記第1通知情報を取得したときから、前記第1処理部が前記利用者の端末装置に前記確保処理に関する確保通知情報を送信するまでの第1期間に、前記第2取得部が第2通知情報を取得した場合、前記利用者の端末装置に対して第1手数料を課金する第2処理部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記第2処理部は、
    前記第2取得部が、前記第1期間に前記第2通知情報を取得せず、前記第1期間よりも後に開始し、前記第1処理部によって確保された車両が移動を開始すると終了する第2期間に前記第2通知情報を取得した場合、
    前記第1手数料よりも高い第2手数料を前記利用者の端末装置に対して課金する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2処理部は、
    前記第2取得部が、前記第1期間および前記第2期間に前記第2通知情報を取得せず、前記第2期間よりも後に開始し、前記利用者が前記車両に乗車すると終了する第3期間に前記第2通知情報を取得した場合、
    前記第2手数料よりも高い第3手数料を前記利用者の端末装置に対して課金する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第3手数料は、前記利用者が前記車両を実際に利用した場合に課金される額よりも小さい、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1処理部は、前記確保通知情報が前記端末装置に送信された後、前記車両を確保するための処理を行う、
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第2処理部は、前記第1処理部が少なくとも前記確保を行う前に前記情報処理装置に提供されたデポジットから前記第1手数料を差し引く、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1処理部は、前記第2処理部が所定回数以上または所定金額以上課金した利用者の端末装置により送信された前記第1通知情報に基づいて、車両を確保する確保処理を行わない、
    請求項1から6のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記第1処理部は、第1利用者の第1端末装置から取得した前記第1通知情報に基づいて前記車両の第1走行経路を決定し、決定された第1走行経路を前記車両が走行している場合に、第2利用者の第2端末装置から取得した前記第1通知情報に基づいて前記第1走行経路を修正し、
    前記第1期間は、前記第1処理部が前記第2端末装置の第1通知情報を取得したときから、前記第1処理部が前記第1走行経路を修正するまでの期間であり、
    前記第2処理部は、前記第1期間に、前記第2取得部が前記第2端末装置から前記第2通知情報を取得した場合、前記第2利用者の第2端末装置に対して第4手数料を課金する、
    請求項1から7のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記第2処理部は、
    前記第2取得部が、前記第1期間に前記第2通知情報を取得せず、前記第1処理部が前記第1走行経路を修正したときから、前記車両が前記修正された第1走行経路に進入するまでの第2期間に前記第2通知情報を取得した場合、
    前記第4手数料よりも高い第5手数料を前記利用者の端末装置に対して課金する、
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記第1処理部は、前記情報処理装置がサービスに供するために管理する車両の運行状況に基づいて、前記確保通知情報を送信するまでの前記第1期間を変更し、
    前記第2処理部は、前記第1期間の長さに基づいて、前記第1手数料の額を決定する、
    請求項1から9のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記第1処理部は、前記第1期間を示す情報を前記端末装置に提供し、前記端末装置から前記第1期間を許諾する旨の情報を取得した場合、前記確保通知情報を前記端末装置に送信する、
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. コンピュータが、
    利用者の端末装置から車両の利用を申し込む第1通知情報を取得し、
    前記利用者の端末装置から前記利用の内容を変更することを示す第2通知情報を取得し、
    前記第1通知情報が第1取得部により取得されるのに応じて、前記利用者に提供する車両を確保するための確保処理を行い、
    前記第1通知情報を取得したときから、前記利用者の端末装置に前記確保処理に関する確保通知情報を送信するまでの第1期間に、第2通知情報を取得した場合、前記利用者の端末装置に対して第1手数料を課金する、
    情報処理方法。
  13. コンピュータに、
    利用者の端末装置から車両の利用を申し込む第1通知情報を取得させ、
    前記利用者の端末装置から前記利用の内容を変更することを示す第2通知情報を取得させ、
    前記第1通知情報が第1取得部により取得されるのに応じて、前記利用者に提供する車両を確保するための確保処理を行わせ、
    前記第1通知情報を取得したときから、前記利用者の端末装置に前記確保処理に関する確保通知情報を送信するまでの第1期間に、第2通知情報を取得した場合、前記利用者の端末装置に対して第1手数料を課金させる、
    プログラム。
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