JP2021097425A - 蓄電機器の接続装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電機器の増設または交換を行うときに発生する突入電流を低減するための回路を蓄電システム内または蓄電機器内に組み込む必要があった。【解決手段】第一の蓄電機器に第二の蓄電機器を並列に接続するための接続装置であって、前記第一の蓄電機器の電源端子に接続する第一の接続端子と、前記第二の蓄電機器の電源端子に接続する第二の接続端子と、前記第一の接続端子と前記第二の接続端子の間に接続される第一の抵抗器と、前記第一の接続端子と前記第二の接続端子の間の電位差を検出する電位差検出回路と、前記電位差検出回路が検出する前記電位差を表示する表示器と、を備えた。【選択図】 図2B

Description

本願は、蓄電機器の接続装置に関するものである。
工業用電気設備などで使用される従来の蓄電システムは、内蔵する複数の蓄電池またはコンデンサ(以下「蓄電機器」という)及び制御回路から構成されている。蓄電システムの容量増加または内蔵する蓄電機器が劣化した際、蓄電機器を増設または交換する必要がある。例えば蓄電されていない新たな蓄電機器を増設する場合、既設の蓄電機器との電位差によって突入電流が流れる恐れがあった。このような問題を回避するため、蓄電システム自身の制御回路に可変抵抗器及び抵抗制御部を用い、突入電流を低減するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−12725号公報(図4)
しかしながら、従来の蓄電システムは、自身の制御回路もしくは蓄電機器内部の制御回路に上述の可変抵抗器及び抵抗制御部を組み込んだ構造とする必要があり、これがコストアップの要因になるという課題があった。
本願は、上述のような課題を解決するためになされたもので、蓄電システムまたは蓄電機器の制御回路に、可変抵抗器及び抵抗制御部を設けることなく、蓄電機器の増設または交換時、蓄電機器間の突入電流を低減するために利用でき、かつ、増設または交換の作業完了後は取り外して他の蓄電システムにも転用可能な蓄電機器の接続装置を提供することを目的とする。
本願に開示される蓄電機器の接続装置は、第一の蓄電機器に第二の蓄電機器を並列に接続するための接続装置であって、前記第一の蓄電機器の電源端子に接続する第一の接続端子と、前記第二の蓄電機器の電源端子に接続する第二の接続端子と、前記第一の接続端子と前記第二の接続端子の間に接続される第一の抵抗器と、前記第一の接続端子と前記第二の接続端子の間の電位差を検出する電位差検出回路と、前記電位差検出回路が検出する前記電位差を表示する表示器と、を備えたものである。
第一の蓄電機器に第二の蓄電機器を増設または交換の作業を行う場合において、前記第一の蓄電機器の電源端子に接続する第一の接続端子と、前記第二の蓄電機器の電源端子に接続する第二の接続端子と、前記第一の接続端子と前記第二の接続端子の間に接続される第一の抵抗器と、前記第一の接続端子と前記第二の接続端子の間の電位差を検出する電位差検出回路と、前記電位差検出回路が検出する前記電位差を表示する表示器と、を備えた本願装置を用いることにより、蓄電機器の増設または交換時の蓄電機器間の突入電流を低減して接続作業ができる。また、蓄電機器間の電位差が0に近くなった時点で前記蓄電機器の電源端子間を直接接続して、本願装置を切り離すことができるので、増設または交換の作業完了後は、取り外して他の蓄電システムで使用することができる。
実施の形態1に係わる電源設備システムの全体を示すブロック図である。 実施の形態1に係わる接続装置による蓄電機器の接続手順を説明する図である。 実施の形態1に係わる接続装置による蓄電機器の接続手順を説明する図である。 実施の形態1に係わる接続装置による蓄電機器の接続手順を説明する図である。 実施の形態1に係わる接続装置による蓄電機器の接続手順を説明する図である。 実施の形態2に係わる蓄電機器の接続装置の接続時を示す回路図である。 実施の形態3に係わる蓄電機器の接続装置の接続時を示す回路図である。 実施の形態3に係わるスイッチング電源回路の回路図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係わる電源設備システムの全体を示すブロック図である。図1において、交流の商用電源1は交流/直流変換器2によって直流に変換され、直流電源回線3を介して直流負荷4と、蓄電システム5と、直流/交流変換器6とに電源を供給する。また、直流/交流変換器6を介して交流負荷7にも電源が供給される。蓄電システム5は常時は、直流電源回線3を通じて充電が行われており、商用電源1が停電になったとき直流電源回線3を通じて放電して、直流負荷4及び交流負荷7の電源をバックアップする。図1において、蓄電システム5は第一の蓄電機器51から構成されており、接続装置8によって第二の蓄電機器52を増設作業中である。
以下、蓄電システム5の第一の蓄電機器51に第二の蓄電機器52を増設する場合を例にとり説明する。ただし、蓄電システム5の蓄電機器の数が最初から2台以上ある場合、または蓄電システムの蓄電機器を交換する場合も、同様な方法で接続装置8を使用することができる。
図2Aから2Dは、実施の形態1に係わる接続装置8を用いて、蓄電機器51へ蓄電機器52を増設する接続手順を説明する図である。図2Aは蓄電機器の接続装置8を接続する前の状態を示す。本実施の形態において、第一の蓄電機器51の電源端子511と増設する第二の蓄電機器52の電源端子521との電源端子間を直接に接続しない。そのため、図2Aにおいて電源端子511と521との間にまず接続装置8を配置する。
次に、図2Bに示すように、電源端子511に接続装置8の第一の接続端子81を、電源端子521に第二の接続端子82を接続する。図2Bにおいて接続装置8の構成と動作を説明する。接続装置8は、第一の蓄電機器51側の第一の接続端子81と、第二の蓄電機器52側の第二の接続端子82との間に固定の抵抗値R1を持つ第一の抵抗器83を有する。仮に増設前の第一の蓄電機器51とこれから増設する第二の蓄電機器52との電位差がV1であったとしたら、この第一の抵抗器83に第一の蓄電機器51と第二の蓄電機器52との電位差V1によって第一の蓄電機器51から第二の蓄電機器52へ電流I1が流れる。この電位差V1は第一の抵抗器83の両端にある第一の接続端子81と第二の接続端子82との電位差と等しくなり、電位差検出回路84によって検出され、表示器85に表示される。
第一の抵抗器83の抵抗値をR1と、第一の抵抗器83の両端の電位差V1と、第一の抵抗器83を流れる電流I1の関係は、I1=V1/R1となる。この電流は、第一の蓄電機器51及び第二の蓄電機器52のいずれか電圧が高い方から低い方に流れ、低い方の蓄電機器に充電され、ある一定の接続時間T1後に、第一の蓄電機器51と第二の蓄電機器52が同電位になるまで流れる。
もし、この接続装置8を用いずに初期の電位差があるまま直接に第一の蓄電機器51の電源端子511と第二の蓄電機器52の電源端子521を接続すれば、初期の電流I1が突入電流として流れることになる。仮に蓄電機器の初期の電位差V1が20Vあり、蓄電機器の内部抵抗が0.1Ωであったとしたら、200Aの電流I1が流れることになり、通常の電線レベルでは加熱溶断することも有り得る。第一の抵抗器83の抵抗値R1が10Ωであれば、接続装置8を通して流れる突入電流I1は1Aに抑えることができる。したがって、まず、第一の蓄電機器51の電源端子511に接続装置8の第一の接続端子81を、第二の蓄電機器52の電源端子521に第二の接続端子82を接続することによって、突入電流I1を低く抑えたまま接続装置8への接続作業を実施することができる。
電位差検出回路84によって計測された電位差は表示器85に表示される。接続装置8を接続後、表示器85に表示される値は、最初は第一の蓄電機器51と第二の蓄電機器52の初期の電位差V1が表示され、その後、時間の経過とともにその値は減っていく。そして、接続時間T1経過後は、表示器85に表示される電位差V1はほぼ0となる。
図2Cにおいて、表示器85に表示される電位差V1がほぼ0であることを確認した後、第一の蓄電機器51の電源端子511と第二の蓄電機器52の電源端子521とを接続線53により直接接続する。第一の蓄電機器51と第二の蓄電機器52の電位差はほぼ0となっているため、接続する際に接続線53に流れる電流は小さくなり、接続線53を取り付けることに支障は生じない。
接続線53を接続するときの電位差V1がほぼ0となる目安としては、電位差V1は±0.1V程度とし、接続線53を流れる電流は1A程度とする。接続線53を接続した後、電源端子511から接続装置8の第一の接続端子81を、電源端子521から第二の接続端子82を外し、接続装置8を蓄電システム5から取り外すことが可能となる。このようにして、蓄電機器間の突入電流を低減したまま、既存の第一の蓄電機器51への第二の蓄電機器52の増設作業が完了する。
図2Dにおいて、第一の蓄電機器51の電源端子511と第二の蓄電機器52の電源端子は接続線53によって接続が完了しているので、接続装置8の第一の接続端子81を第一の蓄電機器51の電源端子511から、第二の接続端子82を第二の蓄電機器52の電源端子521から切り離す。このようにして接続装置8は増設作業を完了した後、取り外すことが可能となるので、他の蓄電システムの増設作業または交換作業に使用することが可能となる。
接続装置8に用いられる第一の抵抗器83の抵抗値R1は、蓄電機器の最大電圧をVmaxとすると、R1>(Vmax)/W1となる。ここでW1は第一の抵抗器83の定格電力値を示す。ただし、定格電力での使用では第一の抵抗器83の表面温度が高くなるので、3倍程度の余裕度をみて、R1=3×(Vmax)/W1として算出される。
なお、実施の形態1では、既存の第一の蓄電機器51に第二の蓄電機器52を増設する場合で説明したが、第一の蓄電機器51を第二の蓄電機器52に交換する場合も同様な手順で、電位差V1がほぼ0になったところで回路を切り替えることにより、蓄電機器間の突入電流を低減したまま、既存の第一の蓄電機器51から新たな第二の蓄電機器52に交換作業をすることができる。
実施の形態2.
実施の形態2は実施の形態1の変形例であり、図3は実施の形態2に係わる蓄電機器の接続装置8を示す回路図である。実施の形態2では、実施の形態1と同様に、蓄電システム5の第一の蓄電機器51に第二の蓄電機器52を増設する場合を想定して説明する。図3において、接続装置8には第一の抵抗器83と並列に、スイッチ86と第二の抵抗器87とを直列につないだバイパス回路88が追加されている。他の構成は実施の形態1と同じである。
蓄電システム5に、第一の蓄電機器51に加えて第二の蓄電機器52を増設する際、まずは、接続装置8を接続する。このとき、スイッチ86は開いているものとする。接続装置8の第一の接続端子81を第一の蓄電機器51に接続し、続いて、第二の接続端子82を新たに接続する第二の蓄電機器52に接続する。このとき、第一の蓄電機器51と第二の蓄電機器52の間に電位差V1がある場合、電位差V1は、第一の接続端子81と第二の接続端子82の間、即ち第一の抵抗器83の両端に生じる。
第一の抵抗器83の抵抗値をR1とすると、第一の抵抗器83の両端に電位差V1が生じた場合、I1=V1/R1の電流が流れる。この電流は、第一の蓄電機器51及び第二の蓄電機器52のいずれか電圧が高い方から低い方に流れ、低い方の蓄電機器に充電されるため、ある一定の接続時間T1後に、第一の蓄電機器51と第二の蓄電機器52が同電位になるまで流れる。
このとき、実施の形態1と同様、第一の抵抗器83の抵抗値R1は十分に大きいため、突入電流I1を低く抑えたまま接続装置8への接続作業を実施することができる。
電位差V1が大きい場合は、接続時間T1の時間が長くなるので、この時間を短くするため、実施の形態2では、スイッチ86及び第二の抵抗器87を備えたバイパス回路88が設けられている。
電位差検出回路84によって計測された電位差は表示器85に表示される。接続装置8を接続後、表示器85に表示される値は、最初は第一の蓄電機器51と第二の蓄電機器52の初期の電位差V1が表示され、その後、時間の経過とともにその値は減っていく。表示器85に表示される電位差V1が所定の電位差V2まで低下した時にスイッチ86を閉じる。
スイッチ86を閉じることによって、第二の抵抗器87に流れる電流I2を発生させる。すなわち、接続装置8を接続後、表示器85に表示される電位差V1を計測し、所定の電位差V2まで落ちた段階でスイッチ86を閉じることによって接続装置8を流れる電流をI1+I2に増加させ、電位差V1が0になる接続時間T1を早めることができる。スイッチ86が閉じた場合、第一の抵抗器83と第二の抵抗器87は並列接続となり、第二の抵抗器87が固定の抵抗値R2を持つとすると、その合成抵抗値は、R1×R2/(R1+R2)となる。
その後、表示器85の電位差V1がほぼ0になった後は、実施の形態1と同様になるため、説明を省略する。
なお、第二の抵抗器87の抵抗値R2は、実施の形態1にて導出した抵抗値R1と同じ方法で決定する。スイッチ86を閉じるタイミングでの第一の蓄電機器51と第二の蓄電機器52の電位差V2と、第二の抵抗器87の定格電力値W2の関係から、R2>(V2)/W2となる。また、温度上昇を考慮して3倍程度の抵抗値となり、R2=3×(V2)/W2となる。
また、スイッチ86を閉じる電位差V2は、大きければ大きいほど接続時間T1を短くでき、第二の抵抗器87の抵抗値R2によってV2=√(R2×W2/3)で求められる。
したがって、本願の実施の形態2によれば、実施の形態1で述べた効果に加えて、電位差がほぼ0になる接続時間T1を短くすることが可能となる。これにより作業完了までの時間を短縮する効果をもたらす。
また、実施の形態2では、バイパス回路88が1つの場合を示したが、バイパス回路88を複数並列に設けても良い。コスト増にはなるが、バイパス回路88により抵抗器の数を増やすと、より広い範囲の電位差に対応可能となる。
さらに、実施の形態2では、第二の抵抗器の抵抗値が固定の場合を示したが、可変抵抗器を利用してもよい、その場合、スイッチ86の代わりに、電位差V1に応じて可変抵抗器の抵抗値を制御する制御装置を取り付けてもよい。これにより、より抵抗値の切替えをスムーズに行える。また、可変抵抗器を実施の形態1の第一の抵抗器に使用しても同じ効果が得られる。
実施の形態2では、スイッチ86の操作は作業者が行うことを前提としていたが、電位差検出回路84に電位差V1を判定する機能を持たせ、V1がV2以下になった時点で自動的にスイッチ86を閉塞するような自動回路を持たせてもよい。また、抵抗器の数を増やしたとき、可変抵抗器に置き換えたときも同様に電位差検出回路84による自動回路で制御してもよい。自動化することで、電位差V1の変化を表示器85で監視する手間を省くことができる。
実施の形態3.
実施の形態3は実施の形態1の変形例であり、図4は実施の形態3に係わる蓄電システムと蓄電機器の接続装置8を示す回路図である。実施の形態3では、実施の形態1と同様、蓄電システム5の第一の蓄電機器51に第二の蓄電機器52を増設する場合を想定して説明する。図4において、接続装置8には第一の抵抗器83の代わりに、スイッチング電源回路90が設けられている。他の構成は実施の形態1と同じである。
スイッチング電源回路90は、実施の形態1における第一の抵抗器83と同様の働きをする。即ち、第一の蓄電機器51と第二の蓄電機器52の電位差をなくす働きをする。図5にスイッチング電源回路90の回路図を示す。図5において、スイッチング電源回路90は、スイッチ素子91、92、93、94と、ダイオード95、96、97、98と、インダクタ99と、あらかじめ決められたプログラムでスイッチ素子91〜94を制御する電源制御部100とで構成される。
図5において、第一の接続端子81から第二の接続端子82へ電流を供給する場合の電源制御部100による動作は次のようになる。まず、スイッチ素子91と93をオンにし、第一の接続端子81からインダクタ99に電流を供給し磁気エネルギーを蓄える。次に、スイッチ素子91と93をオフすると、インダクタ99に蓄えた磁気エネルギーはダイオード96と98を通して第二の接続端子82側に電流として供給される。また、第二の接続端子82から第一の接続端子81へ電流を供給する場合は、スイッチ素子92と94、ダイオード95と97で電流を供給する。このようにして、エネルギーの損失なしに電流によるエネルギー移動が行われる。
以上に示したスイッチング電源回路90を接続装置8に用いれば、スイッチ素子91〜94のオン、オフの時間を変化させることによってインダクタ99を通して流れる電流の大きさを制御することができるので、突入電流I1を低く抑えたまま接続装置8への接続作業を実施することができる。その後、第一の蓄電機器51及び第二の蓄電機器52のいずれか電圧が高い方から低い方に電流を流すように電源制御部100によって電流を制御することにより、低い方の蓄電機器に充電され、ある一定の接続時間T1後に、第一の蓄電機器51と第二の蓄電機器52の電位差がほぼ0になるまで電流を流すことができる。また、第一の接続端子81と第二の接続端子82の電位差を検出する電位差検出回路84を電源制御部100に連携させ、電位差が大きい初期の突入電流を少なくし、その後の電流を増加させるように電源制御部100が制御することにより、実施の形態2と同じように、接続時間T1を短縮することが可能となる。
表示器85の電位差V1がほぼ0になった後は、実施の形態1と同様になるため、説明を省略する。
以上のように実施の形態3ではスイッチング電源回路90を用いたので、第一の抵抗器83を用いた場合に比べて効率よくエネルギーを移動する特性を持つため、実施の形態1と比較してエネルギー損失が少なくなる。また、電位差がほぼ0となる接続時間T1を短縮することが可能となり、これにより作業完了までの時間を短縮する効果をもたらす。
したがって、本願の実施の形態3によれば、実施の形態1および実施の形態2において示された効果に加えて、エネルギー損失の少ない蓄電機器の接続装置が得られる。
なお本願の各実施の形態では、蓄電機器として蓄電池を利用した形態を説明したが、電気を蓄えるもの、例えばコンデンサまたはキャパシタでも同様の回路を構成でき、同様の効果が得られることはいうまでもない。さらに、各回路に過電流が流れた場合、構成機器を保護するためのヒューズ又は遮断器を適宜追加してもよい。
また、実施の形態1から3では、電位差V1は表示器85によって作業者が確認するように説明したが、表示器85の代わりに、電位差がほぼ0になったことを示すブザー等の通知音、音声案内、表示灯点滅など、またはそれらの組合せで通知信号を発する通知装置を設けることも可能である。その場合、作業者による接続作業をより効率的に実施することができる。
本願は、様々な例示的な実施の形態および実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 商用電源、2 交流/直流変換器、3 直流電源回線、4 直流負荷、5 蓄電システム、51 第一の蓄電機器、511 電源端子、52 第二の蓄電機器、521 電源端子、6 直流/交流変換器、7 交流負荷、8 接続装置、81 第一の接続端子、82 第二の接続端子、83 第一の抵抗器、84 電位差検出回路、85 表示器、86 スイッチ、87 第二の抵抗器、88 バイパス回路、90 スイッチング電源回路、91,92,93,94 スイッチ素子、95,96,97,98 ダイオード、99 インダクタ、100 電源制御部

Claims (10)

  1. 第一の蓄電機器に第二の蓄電機器を並列に接続するための接続装置であって、
    前記第一の蓄電機器の電源端子に接続する第一の接続端子と、
    前記第二の蓄電機器の電源端子に接続する第二の接続端子と、
    前記第一の接続端子と前記第二の接続端子の間に接続される第一の抵抗器と、
    前記第一の接続端子と前記第二の接続端子の間の電位差を検出する電位差検出回路と、
    前記電位差検出回路が検出する前記電位差を表示する表示器と、
    を備えた蓄電機器の接続装置。
  2. 第一の蓄電機器に第二の蓄電機器を並列に接続するための接続装置であって、
    前記第一の蓄電機器の電源端子に接続する第一の接続端子と、
    前記第二の蓄電機器の電源端子に接続する第二の接続端子と、
    前記第一の接続端子と前記第二の接続端子の間に接続される第一の抵抗器と、
    前記第一の接続端子と前記第二の接続端子の間の電位差を検出する電位差検出回路と、
    前記電位差検出回路が検出する前記電位差に応じて通知信号を発する通知装置と、
    を備えた蓄電機器の接続装置。
  3. 前記第一の接続端子と前記第二の接続端子の間にスイッチと第二の抵抗器とが直列に接続されたバイパス回路をさらに設けた請求項1または請求項2に記載の蓄電機器の接続装置。
  4. 前記バイパス回路が複数並列に設けられている請求項3記載の蓄電機器の接続装置。
  5. 前記電位差検出回路が検出した電位差に応じて前記バイパス回路の前記スイッチを閉じる制御装置が設けられた請求項3または請求項4記載の蓄電機器の接続装置。
  6. 前記第一の抵抗器は可変抵抗器である請求項1または請求項2記載の蓄電機器の接続装置。
  7. 前記第二の抵抗器は可変抵抗器である請求項3記載の蓄電機器の接続装置。
  8. 前記電位差検出回路が検出した電位差に応じて前記可変抵抗器の抵抗値を変化させる制御装置が設けられた請求項6または請求項7記載の蓄電機器の接続装置。
  9. 第一の蓄電機器に第二の蓄電機器を並列に接続するための接続装置であって、
    前記第一の蓄電機器の電源端子に接続する第一の接続端子と、
    前記第二の蓄電機器の電源端子に接続する第二の接続端子と、
    前記第一の接続端子と前記第二の接続端子の間に接続されるスイッチング電源回路と、
    前記第一の接続端子と前記第二の接続端子の間の電位差を検出する電位差検出回路と、
    前記電位差検出回路が検出する前記電位差を表示する表示器と、
    を備えた蓄電機器の接続装置。
  10. 第一の蓄電機器に第二の蓄電機器を並列に接続するための接続装置であって、
    前記第一の蓄電機器の電源端子に接続する第一の接続端子と、
    前記第二の蓄電機器の電源端子に接続する第二の接続端子と、
    前記第一の接続端子と前記第二の接続端子の間に接続されるスイッチング電源回路と、
    前記第一の接続端子と前記第二の接続端子の間の電位差を検出する電位差検出回路と、
    前記電位差検出回路が検出する前記電位差に応じて通知信号を発する通知装置と、
    を備えた蓄電機器の接続装置。
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