JP2021096749A - 家電リサイクル管理システムおよび方法 - Google Patents

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輝彦 宮田
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Tomoyuki Tsuda
知之 津田
貞幸 城戸
Sadayuki Kido
貞幸 城戸
拓人 伊藤
Hiroto Ito
拓人 伊藤
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Abstract

【課題】廃家電の回収を、適宜、該当する地域の、収集運搬の許可を取得している運搬業者に委託することが可能となり、廃家電の回収を効率的に行うことができるようにする。【解決手段】廃家電のリサイクルを行うためのシステムであって、廃家電の引取りが可能な地域ごとに運搬業者30を管理すると共に、マッチングサイトMSを用いて、引取りを行う地域を特定するためのリサイクル情報に基づいて最適な運搬業者30を選定するサイト運営業者50と、排出者10からの廃家電の回収の依頼に応じて、対応するリサイクル情報をサイト運営業者50に提供することにより、当該サイト運営業者50によって選定される運搬業者30に対して、廃家電の回収を委託する小売業者20と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、廃家電(リサイクル品)の回収を円滑に行うための家電リサイクル管理システムおよび方法に関する。
家電小売(事)業者らには、家庭用エアコン、テレビ、冷蔵庫および洗濯機の4種類の品目の特定の家電廃棄物(廃家電)について、[特定家庭用機器再商品化法(以下、[家電リサイクル法])]により回収/処分が義務付けられている。現在は、一般財団法人「家電製品協会」の家電リサイクル券センタ(RKC)が運用する家電リサイクル券システムによって、廃家電の回収が管理されている。
ここで、家電小売業者には、家電量販店、地域の電器店、通信販売(事)業者、および、インターネット上のオンラインショッピングサイトなどのEC(Electronic Commerce)サービス(事)業者も含まれる。また、廃家電の回収は、家電小売業者に限らず、例えば、製造業者(家電メーカなど)にも義務化されている。
家電リサイクル法では、家電小売業者の系列の運搬(事)業者による、顧客(消費者)が購入した商品の配送、および、配送時に消費者により排出された廃家電の回収が認められている。即ち、家電小売業者の場合、自社便であれば、購入商品の配送と廃家電の収取(引取り)や運搬、一時的な積替え保管などが可能とされている。
これに対し、家電小売業者などからの委託を受けて購入商品の配送を行う外部の運搬業者の場合、購入商品の配送および設置(据付)は認められている。ところが、廃家電の回収は、[廃棄物処理法]によって、「収集運搬(廃家電回収)の許可」を取得している運搬業者のみが認可されており、また、運搬業者間での再委託も認められていない。
このため、廃家電の引取りまでを行うには、購入商品の配送を、廃家電回収の許可を取得している運搬業者に委託しなければならないという事情があった。
なお、家電のリサイクルに関連した発明として、以下の文献が知られている。
特開2002−140473号公報 特開2002− 99831号公報 特開2003− 89428号公報
家電小売業者が大手ならば、廃家電回収の許可を取得している運搬業者と予め提携しておくことで、購入商品の配送と廃家電の回収とに迅速に対応することが可能である。
しかしながら、商品の販売を主とする家電小売業者にとっては、商品を配送できれば十分であり、いつ依頼があるかわからない廃家電の回収に備えて、廃家電回収の許可を持った運搬業者と予め提携しておくことは有効的でない。
とはいえ、廃家電の回収を依頼されるたびに、該当する地域やその近辺において、廃家電回収の許可を持った運搬業者を選定し、委託するのは非効率である。
特に、通販会社やECサービスを行う家電小売業者にとっては、商品の配送先が各地に及ぶため、廃家電回収の許可を持った全国の運搬業者との提携は現実的でない。
また、たとえ大手の家電小売業者であっても、地方からの廃家電の回収の依頼に対して、自社便だけで対応するには限界がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、廃家電の回収の依頼に伴って、適宜、該当する地域の、収集運搬の許可を取得している運搬業者の選定が可能であり、廃家電の回収を効率的に行うことが可能な家電リサイクル管理システムおよび方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
特定家電廃棄物の回収を行う際に、回収する特定家電廃棄物のリサイクル情報を管理する管理センタの端末とネットワーク回線を介して接続される委託業者の端末と、
前記委託業者の端末と前記ネットワーク回線を介して接続され、回収する特定家電廃棄物の引取りが可能な地域の運搬業者を選定する選定業者の端末と、
前記選定業者によって選定されて、前記委託業者の端末が前記ネットワーク回線を介して接続される運搬業者の端末と、
を備えた家電リサイクル管理システムであって、
前記委託業者の端末は、
排出者からの特定家電廃棄物の回収の依頼を受け付ける受付部と、
前記受付部で受け付けた前記特定家電廃棄物の回収の依頼に応じて、前記特定家電廃棄物の引取りの地域を特定するためのリサイクル情報を付記したリサイクル券を発行する管理部と、
前記選定業者の端末に対し、前記リサイクル情報を提供する提供部と、
前記選定業者によって選定される運搬業者の端末に対して、前記排出者から依頼された前記特定家電廃棄物の回収を委託するための指示を出力する指示部と、
を有し、
前記選定業者の端末は、
特定家電廃棄物の引取りが可能な地域ごとに、前記運搬業者を予め記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記運搬業者の中から、前記委託業者より提供される前記リサイクル情報に応じた運搬業者を選定する選定部と、
を有し、
前記選定部によって選定された前記運搬業者に、前記管理部で発行された前記リサイクル券を回付して、前記排出者から依頼された前記特定家電廃棄物の回収を委託することを特徴とする。
本発明の第2の態様は、
第1の態様の家電リサイクル管理システムを用いて、特定家電廃棄物の回収を行う方法を特徴とする。
本発明によれば、廃家電の回収の依頼に伴って、適宜、該当する地域の、収集運搬の許可を取得している運搬業者の選定が可能であり、廃家電の回収を効率的に行うことが可能な家電リサイクル管理システムおよび方法を提供できる。
本実施の形態に係る家電リサイクル管理システムが適用される廃家電リサイクル回収システムの概略図である。 廃家電リサイクル回収システムの一例(店舗型)を示す図である。 廃家電リサイクル回収システムの一例(無店舗型)を示す図である。 図1の廃家電リサイクル回収システムの具体例を示す構成図である。 サイト運営業者が管理するマッチングサイトで行われる処理の一例を示す図である。 図5のマッチングサイトへの登録の条件について示す図である。 小売業者の端末の構成例を示すブロック図である。 小売業者の廃家電回収時の処理の流れについて示すフローチャートである。 運搬業者の端末の構成例を示すブロック図である。 運搬業者の廃家電回収時の処理の流れについて示すフローチャートである。 サイト運営業者の端末の構成例を示すブロック図である。 サイト運営業者の廃家電回収時の処理の流れについて示すフローチャートである。
図1は、本実施の形態に係る家電リサイクル管理システムが適用される廃家電リサイクル回収システム1の概略構成を示すものである。ここでは、顧客である消費者(排出者)10が商品の購入に伴って、家電の小売(事)業者20に不用となった廃家電のリサイクル(回収)を依頼する場合を例示している。
なお、「(事)業者」とは多くの係員や担当者を含む場合が多いが、ここでは、それらを考慮せず、単に、小売業者や運搬業者、サイト運営業者などとして説明する。
本実施の形態において、廃家電リサイクル回収システム1とは、現在、一般財団法人「家電製品協会」の家電リサイクル券センタ(RKC)3が運用する家電リサイクル券システムを踏襲するものであって、[家電リサイクル法]を遵守したものとなっている。
<廃家電リサイクル回収システム1>
即ち、廃家電リサイクル回収システム1は、例えば、RKC3とリサイクル工場5との間において、図示省略のネットワーク回線に接続された、小売業者20と、運搬業者30と、指定引取所40と、選定業者としてのサイト運営業者50と、で構築される。委託業者としての小売業者20には、消費者10が家電製品を購入する、例えば、家電量販店、地域の電器店、通信販売(事)業者、および、EC(Electronic Commerce)サービス(事)業者などが含まれる。
この廃家電リサイクル回収システム1においては、小売業者20が商品の配送や廃家電の回収を委託する運搬業者30の選定を、サイト運営業者50が管理・運営するマッチングサイトMSを介して行うように構成されている(詳細については、後述する)。
ここで、[家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)]について簡単に説明する。
図2は、小売業者20を、店舗型の家電量販店や地域の電器店などとした場合の例である。
現行の[家電リサイクル法]においては、例えば、家電量販店や地域の電器店などの小売業者20に対し、家庭用エアコン、テレビ、冷蔵庫および洗濯機の4種類の品目の特定の家電廃棄物(廃家電)についての回収/処分を義務付けている。
また、現行法では、運搬業者30が、いわゆる自社便MCであれば、商品の配送と、廃家電の回収、例えば、廃家電の引取りや運搬、一時的な積替え保管、および、指定引取所40への搬入などの作業を行うことが、特例として認められている。
しかし、小売業者20などからの委託を受けて商品の配送を行う外部の運搬業者30の場合、商品の配送および設置(据付)は認められているものの、廃家電の回収は、「収集運搬の許可」を取得している業者しか認められていない。
なお、自社便MCにより配送を行う小売業者20の場合には、廃家電の指定引取所40への搬入を、外部の運搬業者30を利用して行うことが認められている。
図3は、小売業者20を、無店舗型のECサービス業者および通信販売業者などとした場合の例である。
即ち、ECサービス業者および通信販売業者らを小売業者20とした場合においても、[家電リサイクル法]により、4種類の品目の廃家電についての回収/処分が義務付けられている。
ここで、実際の廃家電の回収は、廃家電と共に、いずれも家電リサイクル券RCである、料金販売店回収方式の家電リサイクル券GRCを回付して行われる場合と、料金郵便局振込方式の家電リサイクル券YRCを回付して行われる場合とがある。グリーン券と通称される家電リサイクル券GRCおよび郵便局券と通称される家電リサイクル券YRCは、いずれも、管理センタとしてのRKC3によって運用が管理されている。
なお、グリーン券GRCは、RKC3に登録された小売業者20により代理発行(回付)が可能とされる。一方、郵便局券YRCは、RKC3の委託を受けた全国の郵便局YSにおいて入手が可能とされる。
即ち、新規に商品を購入せずとも、消費者10が小売業者20に廃家電を持込むことにより、廃家電の回収は可能とされている。廃家電の持込みが、RKC3に廃家電の回収を行う業者として登録されている小売業者20の場合には、店舗型または無店舗型にかかわらず、グリーン券GRCを回付して、廃家電の回収が行われる。
これに対し、RKC3に廃家電の回収を行う業者としての登録を申請していない小売業者の場合、自らはグリーン券GRCを発行できない。そのため、廃家電の持込みがあった場合には、他の、グリーン券GRCの発行が可能な小売業者20に委託するか、または、郵便局券YRCを入手した上で、地域の運搬業者30に委託することになる。
なお、消費者10が、郵便局で郵便局券YRCを購入し、自治体指定の引取所やリサイクルセンタなどの再商品化施設に廃家電を持込むことによっても、廃家電の回収は可能とされている。
以下では、商品の購入に伴って、消費者10が廃家電の回収を小売業者20に依頼する場合を例に説明する。
図4は、図1の廃家電リサイクル回収システム1の具体例を示すものである。ここでは、小売業者20は、RKC3に廃家電の回収を行う業者としての登録が事前になされており、家電リサイクル券RCの発行が可能とされている場合を例示している。
<排出者10>
図4の廃家電リサイクル回収システム1において、消費者10は、例えば、新規に4種類の品目中の家電製品を購入した際に、その購入に伴って不用となった廃家電(特定の家電廃棄物)の回収を小売業者20に依頼することで、リサイクル品の排出者となる。
そして、排出者10は、回収を依頼する廃家電の種類(通常は、購入した商品と同品目)や製造メーカ名、型番、サイズ、連絡先(排出者名および電話番号)、引取り先などの引取情報を、小売業者20に通知する。廃家電の引取り先としては、排出者10の現住所の場合が多いが、転居先などの場合もあり得る。
引取情報としては、例えば、引取りの希望日時や、引取り先の住居の形態に関する情報(戸建なのか集合住宅なのか、集合住宅であれば住居は何階で、エレベータは有るのかといった情報)を含むものであっても良い。また、運搬車両(例えば、2トントラック)の横付けが可能なスペースがあるか、高所作業用のリフト(クレーン)が必要か、専用コンセントを増設するための工事などの追加の作業はあるか、などの特記事項を含むものであっても良い。
なお、排出者10が、廃家電を小売業者20まで持込む場合には、廃家電の引取りは不要となるが、購入商品の配送のために、連絡先や配送先などの情報を小売業者20に通知する必要がある。
この後、排出者10は、小売業者20からの廃家電の回収に係る費用(再商品化料金+運搬料金)などの説明に納得した場合に、該費用の支払いを行う。
こうして、排出者10に対しては、後日、小売業者20が委託した地域の運搬業者30による購入商品の配送(据付)と廃家電の引取り(回収)とが行われる。
その他、排出者10は、廃家電の引取りに際し、例えばサイズの違いなどにより、再商品化料金や運搬料金などの費用の精算が必要になる場合もある。
そして、排出者10は、廃家電の引取りに伴って、運搬業者30によって交付される家電リサイクル券(R券)RCの半券として、例えば、券番号や引取情報などと共に、引取完了印や精算金額などが付記されたグリーン券GRCの控えを受け取り、保管する。
なお、商品の配送および廃家電の引取りの際には排出者10などが立ち会うが、その際の運搬業者30の対応を評価し、その結果を、小売業者20や後述するサイト運営業者50に報告するようにしても良い。運搬業者30の評価を数値化したり、コード化したりすることによって、サイト運営業者50が運営するマッチングサイトMSでの運搬業者30の選定などに利用可能となる。
<小売業者20>
図4の廃家電リサイクル回収システム1において、小売業者20は、事前にRKC3に廃家電の回収を行う業者としての登録(加盟)がなされることにより、RKC3によって発行が管理される所定数の家電リサイクル券RC(グリーン券GRCの白券)が提供される。提供される所定数の家電リサイクル券RCには、RKC3によって、その券面に、例えば、シリアル番号(通し番号)である「券番号」および「小売業者20の登録名」などのリサイクル情報が予め付記されている。
小売業者20は、排出者10から廃家電の回収の依頼を受けると、回収に係る費用などの説明を行う。また、引取りを行う廃家電の詳細や引取り先などの引取情報の確認を行う。
そして、排出者10による該費用の支払いに応じて、RKC3より提供されている家電リサイクル券RCに引取情報や排出者10が支払った該費用の金額などを付記することにより、小売業者20による家電リサイクル券RCの発行が代行(代理発行)される。家電リサイクル券RCは、引取りを行う廃家電ごとに用意され、該廃家電と共に回付される。
また、サイト運営業者50に対し、家電リサイクル券RCの券番号と共に、配送を委託する商品に関する情報や回収を委託する廃家電の引取情報などを券情報データとして提供し、該当する地域またはその近辺で委託可能な運搬業者30の選定を依頼する。
小売業者20は、事前にサイト運営業者50が運営するマッチングサイトMSへの登録(契約)がなされることにより、当該マッチングサイトMSの利用が可能とされる。
なお、小売業者20がサイト運営業者50との間で交わす契約は、原則として、インターネット(Web)上での電子文書によって行われる電子契約とされ、または、契約書といった書面により取り交わされるものであっても良い。
また、ここでの引取情報としては、例えば、引取先の地域を特定するためのデータと、道幅が狭いなどの運搬車両に関するデータと、簡単な電気工事が必要などの追加作業に関するデータと、を少なくとも含むものとする。
そして、マッチングサイトMSによって選定された運搬業者30の指名を行うと共に、受任した運搬業者30に対し、配送を委託する商品と、該運搬業者30の登録名を追記した家電リサイクル券RCと、排出者10が支払った運搬料金と、を発送する。
排出者10が支払った費用のうち、運搬料金は廃家電の回収を委託する運搬業者30に、再商品化料金はRKC3に、それぞれ払込まれる。
また、小売業者20は、廃家電の指定引取所40への搬入に伴って検印後に返却された家電リサイクル券RCの控え(原本)を運搬業者30より受け取り、例えば5年間は保管するようになっている。
なお、小売業者20は、廃家電の回収の記録として、指定引取所40への搬入日や運搬業者30の登録名などを含む家電リサイクル券RCの券面の券情報データを券番号と対応付け、例えばPC(パーソナルコンピュータ)などにより管理するようにしても良い。これにより、排出者10による依頼した廃家電の回収の状況に関する問い合わせなどに対しても、早急な開示が可能となる。
また、廃家電の回収の記録をサイト運営業者50に管理させ、小売業者20が、排出者10による依頼した廃家電の回収の状況に関する問い合わせ時などに閲覧できるようにしても良い。
<運搬業者30>
図4の廃家電リサイクル回収システム1において、運搬業者30は、主に、小売業者20からの委託を受けて商品の配送および設置などを行うものである。
なお、この廃家電リサイクル回収システム1においては、商品の配送や廃家電の回収が、マッチングサイトMSにより選定される運搬業者30によって行われる。そのため、運搬業者30は、廃家電の回収が可能なように、[廃棄物処理法]により規定されている「収集運搬の許可」を予め取得しているものとする。
運搬業者30は、事前にサイト運営業者50が運営するマッチングサイトMSへの登録(契約)がなされることにより、当該マッチングサイトMSによる運搬業者候補としての選定が可能とされる。
即ち、運搬業者30は、選定の結果に基づく小売業者20の指名(委託の発注)を受任することによって、商品の配送と共に、廃家電の回収として、家電リサイクル券RCを回付しながらの、廃家電の引取りや指定引取所40への搬入などを行うことが可能とされている。
なお、運搬業者30がサイト運営業者50との間で交わす契約は、原則として、インターネット(Web)上での電子文書によって行われる電子契約とされ、または、契約書といった書面により取り交わされるものであっても良い。
また、委託を受けた運搬業者30によって、購入した商品の配送および廃家電の引取りの具体的な日時や、追加作業はあるか、集合住宅の場合にはエレベータを使えるかといった確認連絡(回収案内)が、直接、排出者10に対して行われるようになっている。
そして、廃家電の引取り時には、運搬業者30によって、家電リサイクル券RCの記載に基づいて、排出者10、廃家電の種類やメーカ名、サイズなどの確認と共に、必要に応じて、廃家電の回収に係る費用の精算などが行われる。
また、運搬業者30は、小売業者20から提供される引取情報などを、携帯する端末機器PMによって管理するようにしても良い。これにより、排出者10から引取った廃家電の、例えばサイズの違いや引取り先の変更などによって、小売業者20に支払われた費用が運搬業者30の規定の運搬料金と異なるような場合にも、その場での精算が可能となる。
また、廃家電の引取りや指定引取所40への搬入日などの各種の情報を電子データとして、当該家電リサイクル券RCの券番号のデータと対応付け、端末機器PMにより管理することもできる。
特に、指定引取所40に対しては、例えば、廃家電を搬入する前に、搬入の日時や引取情報、家電リサイクル券RCの券番号などのデータを予め通知しておくことにより、指定引取所40での搬入時の手続きなどを効率的に処理できるようになる。
また、サイト運営業者50および小売業者20に対しては、例えば、家電リサイクル券RCの券番号と共に、廃家電の指定引取所40への搬入日時などの情報を、電子データとして送受信できるようにすることで、廃家電のトレーサビリティも実現可能となる。
<サイト運営業者50>
図4の廃家電リサイクル回収システム1において、サイト運営業者50は、マッチングサイト(SG-ARK)MSを運営・管理するもので、例えば、小売業者20からの引取情報などのデータに基づいて、事前に登録されている運搬業者30のいずれかを選定する。
基本的には、当該マッチングサイトMSにより選定された運搬業者30によって、小売業者20との委託の契約がなされた後に、商品の配送と廃家電の回収とが行われる。
即ち、このマッチングサイトMSにおいては、例えば図5に示すように、データベースDBを用いて、引取情報などに基づいた引取情報データHDとマッチングデータMDとのマッチング処理が行われる。
図5において、引取情報データHDとは、廃家電の回収を依頼された際に排出者10から通知され、小売業者20によりデータ入力されたものであって、基本的には、項目数(マッチングの条件)が多くなるほど、精度の高いマッチング処理が可能とされる。
ここでは、引取情報データHDの一例(HD(1))として、地域データ(地域(X))D1、車種データ(軽トラック)D2、または、ライセンスデータ(電気工事士免許)D3と、を項目とした場合を例示している。
地域データD1は、引取り先の地域を特定するための項目(地域情報)であって、予め小売業者20と運搬業者30とサイト運営業者50との間でデータの共通化が行われている。つまり、地域データD1により、小売業者20と運搬業者30とサイト運営業者50とにおいて、同一の地域、例えば地域(X)が特定されるようになっている。
車種データD2の項目は、例えば、引取り先までの道幅が狭いなどの場合に好適な「軽トラック」での引取りを、排出者10が希望していることを示すものとなっている。
ライセンスデータD3は、配送または引取りの際に、追加作業の有無などに応じて、専門知識や資格(例えば、電気工事士免許など)が必要か否かを示すものとなっている。
一方、マッチングデータMDとは、例えば、このマッチングサイトMSに事前に登録された廃家電の回収が可能な運搬業者30の中から、引取情報データHDに基づいて、最適な運搬業者30が選定されるようにするためのものである。マッチングデータMDは、事前にマッチングサイトMSのデータベースDB内に登録されたものであって、逐次、その内容が更新されるようにしても良い。
本実施の形態において、マッチングデータMDは、例えば、運搬業者30の登録IDごとに対応付けられた、回収地域リストR1と、所有車リストR2およびライセンスリストR3と、…から構成されている。
回収地域リストR1は、例えば、当該運搬業者30の所在地または引取りが可能な地域を示すものとなっている。
所有車リストR2は、例えば、当該運搬業者30が所有するトラックの形式(タイプ)や回収の予定日時に対応可能なトラックのタイプを示すものとなっている。なお、タイプの異なる複数台のトラックを所有する運搬業者30の場合には、同一の運搬業者30として複数の登録が行えるようにしても良いし、運搬業者30ごとに複数台のトラックを登録できるようにしても良い。
ライセンスリストR3は、例えば、当該運搬業者30が所持する各種の資格を示すものであって、引取情報の特記事項などに該当するライセンスを所持した運搬業者30の選定が可能となっている。
このような構成によれば、図5に例示するように、排出者10の引取情報データHD(1)に対しては、少なくとも最適な運搬業者30として、運搬業者(X2)および運搬業者(X3)を候補として選定することが容易に可能となる。
候補の運搬業者30としては、1業者であっても良いし、運搬業者30の事情により、小売業者20からの委託を受けられない場合もあるため、1業者に限らず、複数の運搬業者30が常に選定されるようにしても良い。
即ち、引取情報データHDを地域データD1のみとした場合、回収地域リストR1の地域(X)に該当する地域の、すべての運搬業者(X1,X2,X3,…)30が候補として選定されることになる。
また、引取情報データHDを地域データD1と車種データD2およびライセンスデータD3とした場合、地域(X)に該当する地域の、所有車リストR2の軽トラックを所有しており、かつ、ライセンスリストR3の電気工事士免許を所持する全運搬業者30が、候補として選定されることになる。
なお、引取情報データHDの項目としては、小売業者20から提供される、これまでに排出者10より報告された運搬業者30の評価や、回収する廃家電の品目、引取りの予定日時などを採用することも可能である。特に、マッチングデータMDにおいて、これまでに排出者10により報告された評価に応じて、登録の運搬業者30を順位付けしたり、指定引取所40での評判に応じて、登録の運搬業者30をランク分けしたりすることなども容易である。
また、サイト運営業者50では、小売業者20に返却されて保管される家電リサイクル券RCの券面を光学的に読み取り、廃家電の回収の記録(画像データ)として管理するようにしても良い。
また、サイト運営業者50において、指定引取所40への搬入日や運搬業者30の登録名などを含む各種の情報を家電リサイクル券RCの券番号と対応付け、例えばPCなどにより管理するようにしても良い。そして、その記録を、廃家電の回収の記録として、例えば、小売業者20やRKC3、または、排出者10などが閲覧できるようにすることも可能である。
これにより、将来的には、家電リサイクル券RCを回付したりせずとも、家電リサイクル券RCの券番号などのデータに基づいて、廃家電の回収に係る事務手続きや費用の精算などを一元的に管理できるようになる。
<指定引取所40>
図4の廃家電リサイクル回収システム1において、指定引取所40は、回収した廃家電を一時的に保管するところであって、廃家電の搬入時に家電リサイクル券RCに検印した後、その家電リサイクル券RCを運搬業者30に返却する。そして、回収した廃家電を、例えば品目ごとに、リサイクル工場5へと運搬するようになっている。
なお、この廃家電リサイクル回収システム1においては、リサイクル工場5での回収した廃家電のリサイクル処理が完了すると、それがRKC3に通知される。
RKC3においては、リサイクル工場5からのリサイクル処理完了の通知を受けた廃家電に割り当てた家電リサイクル券RCの券番号が「処理済み」として処理される。また、「処理済み」となったことが、RKC3より、家電リサイクル券RCの券番号と共に、小売業者20に通知される。
廃家電リサイクル回収システム1において、家電リサイクル券RCは、その控えが、廃家電の引取り時に排出者10に交付される。また、原本は、指定引取所40への搬入により廃家電の回収が終了したことに伴って、検印後に、小売業者20に返却される。そして、小売業者20により保管される。
図6は、図5に示したマッチングサイトMSへの登録の条件について示す図である。
本実施の形態に係る廃家電リサイクル回収システム1においては、例えば図6に示すように、マッチングサイトMSに対して、事前に、小売業者20および運搬業者30の登録(契約)が必要となる。
その際、委託業者であれば、当マッチングサイトMSの約款や利用規約を十分に理解し、契約した上で、[家電リサイクル法]上の小売業者20としての義務を履行しなければならない。
そして、地域ごとに運搬業者30から提示される運搬料金を、排出者10に公表することなどを承認した後に、該マッチングサイトMSに登録されることになる。
一方、運搬業者30は、[家電リサイクル法]の家電リサイクル券RCの運用を十分に理解した上で、運用することに同意する。
そして、「収集運搬の許可」の証書の提示、および、廃家電を引取る地域での運搬料金を、予め小売業者20に提示することなどを約束することで、該マッチングサイトMSに登録される。
サイト運営業者50は、マッチングサイトMSが適切に運用されているかを常に監視し、必要に応じて、マッチングデータMDの更新などを行うようにしても良い。
なお、サイト運営業者50が、RKC3と家電リサイクル券RCの発行について協議し、契約を締結することにより、将来的には、家電リサイクル券RCの発行(回付)を必要としないペーパーレスなシステムの運用を実現することなども可能である。
また、運搬料金や再商品化料金などの支払いや精算を代行できるようにすることによって、現金を用いないキャッシュレス化することも容易に可能である。
以下に、廃家電リサイクル回収システム1の詳細について、さらに説明する。
図7は、図4の廃家電リサイクル回収システム1を例に、小売業者20の端末の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは、主要な機能ブロックだけを例示している。
即ち、小売業者20は、例えば図7に示すように、廃家電の回収受付部(受付部)21、リサイクル券RCの発行管理部(管理部)22、購入商品の発送手配部23、情報管理部(提供部/指示部)24、廃家電の持込部25、家電リサイクル券保管部26、RKC3への登録部27、マッチングサイトMSへの登録部28、および、精算部29などを備えている。
回収受付部21は、例えば、排出者10からの廃家電の回収依頼を受け付けると共に、再商品化料金と運搬料金とを管理するためのものである。
発行管理部22は、RKC3より提供される家電リサイクル券RCに排出者10などを付記するなど、排出者10からの廃家電の回収の依頼に基づいて発行される家電リサイクル券RCを管理するためのものである。
発送手配部23は、例えば、購入商品や発行された家電リサイクル券RCを、業務を委託する運搬業者30に向けて発送するためのものである。
情報管理部24は、制御装置24a、入力装置(キーボードまたはスキャナ)24b、保存装置24c、表示装置24d、および、外部通信装置24eなどを備えた、例えばPCによって構成されている。
情報管理部24は、例えば、制御装置24aの制御により、入力装置24bから家電リサイクル券RCの券番号などをデータ入力し、それを保存装置24c内に保存させたり、表示装置24dで表示させたり、外部通信装置24eを介して外部に送信したりするものである。
例えば、この情報管理部24によって、マッチングサイトMSに対して、運搬業者30の選定の手配などが行われる。
持込部25は、例えば、排出者10が持込んだ廃家電を一時的に預かるようになっている。
リサイクル券の保管部26は、指定引取所40への廃家電の搬入が完了した家電リサイクル券RCの原本を、所定の期間にわたって保管するためのものである。
RKC3への登録部27は、RKC3に対し、廃家電の回収を行う業者としての登録を申請したり、登録に伴ってRKC3より付与される登録IDを管理したり、提供される家電リサイクル券RCの追加などの手続きを行うようになっている。
マッチングサイトMSへの登録部28は、サイト運営業者50に対し、例えばRKC3の登録IDによる、マッチングサイトMSへの登録などを申請するものである。なお、マッチングサイトMSへの登録は、RKC3の登録IDによらず、サイト専用のIDであっても良い。
精算部29は、廃家電の回収依頼時に排出者10によって支払われる再商品化料金や運搬料金などを管理するものである。
図8は、小売業者20の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、RKC3の登録IDを取得した小売業者20は、登録部28によって、マッチングサイトMSへの登録が行われる(ステップS01)。
登録できなければ(ステップS02のNO)、小売業者20として、この廃家電リサイクル回収システム1への参加が認められないため、ここでの処理が繰り返される。
登録できたならば(ステップS02のYES)、回収受付部21により、商品の購入に伴って、廃家電の回収依頼があるか否かを排出者10に確認する(ステップS03)。
回収依頼がなければ(ステップS03のNO)、発送手配部23による購入商品の配送の手続き、または、持ち帰りのための作業が行われる(ステップS13)。
ここで、廃家電の引取りがなければ、配送を委託する運搬業者に「収集運搬の許可」がなくとも、特に問題はない。即ち、商品の配送は、「収集運搬の許可」のない運搬業者に委託することもできるが、マッチングサイトMSに運搬業者30の選定を依頼することも可能である。
一方、商品の購入に伴って、回収受付部21において、廃家電の回収依頼を受けたとする(ステップS03のYES)。
すると、小売業者20は、回収に係る費用などの説明を排出者10に行うと共に、引取りを行う廃家電の詳細や引取り先などの引取情報の確認を行う(ステップS04)。
そして、精算部29を介して、回収に係る費用が排出者10によって支払われたことが確認されると、発行管理部22によって、家電リサイクル券RCの発行が行われる(ステップS05)。
家電リサイクル券RCが発行されると、当該家電リサイクル券RCの券番号などが、情報管理部24の入力装置24bによって取込まれる。この取込まれた券番号などのデータは、例えば、登録IDと対応付けられて、保存装置24c内に保存される(ステップS06)。これにより、表示装置24dで表示したり、外部通信装置24eを介して外部に送信したりすることが可能となる。
次いで、情報管理部24によって、マッチングサイトMSに対して、運搬業者30の選定が手配される(ステップS07)。そして、マッチングサイトMSによって運搬業者30が選定され、どの業者に委託するかが確定するまで待機状態となる(ステップS08のNO)。
運搬業者30が確定されると(ステップS08のYES)、該運搬業者30が委託を受注した場合には、契約の後、該運搬業者30に家電リサイクル券RCが発送される(ステップS09)。
その後、発送手配部23によって、購入した商品の発送が行われる(ステップS10)。
こうして、選定された運搬業者30によって商品の配送と廃家電の引取りとが行われた後に、当該運搬業者30より指定引取所40の検印を受けた家電リサイクル券(原本)RCが送られてくるのを待つ(ステップS11のNO)。
運搬業者30から家電リサイクル券RCが送られてくると(ステップS11のYES)、それを保管部26で保管すると共に、入力装置24bによってデータ入力が行われる。そして、その家電リサイクル券RCの券番号などのデータと指定引取所40への搬入が完了したことを示すデータとが対応付けられて、保存装置24cに保存されることにより(ステップS12)、廃家電の回収に係る一連の処理が終了される。
図9は、図4の廃家電リサイクル回収システム1を例に、運搬業者30の端末の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは、主要な機能ブロックだけを例示している。
即ち、運搬業者30は、例えば図9に示すように、登録部31、回収依頼受注部32、シフトの調整を行う回収担当の決定部33、管理部34、購入商品の配送を手配する配送部35、情報管理部36、および、精算部37などを備えている。
登録部31は、サイト運営業者50に対し、マッチングサイトMSへの登録などを依頼するものであり、登録に伴って付与される登録IDを管理する。
回収依頼受注部32は、決定部33のシフトなどに基づいて、廃家電の回収のための小売業者20からの委託を受注するか否かの判断を下すものである。
決定部33は、廃家電の回収のためのトラックやドライバのスケジュール(シフト)を管理し、調整を行うものである。
管理部34は、廃家電や家電リサイクル券RCの管理を行うためのものである。
情報管理部36は、制御装置36a、入力装置(キーボードまたはスキャナ)36b、記憶装置36c、表示装置36d、および、外部通信装置36eなどを備えた、例えばPCによって構成されている。
情報管理部36は、例えば、制御装置36aの制御により、入力装置36bから家電リサイクル券RCの券番号などをデータ入力し、それを記憶装置36c内に記憶させたり、表示装置36dで表示させたり、外部通信装置36eを介して外部に送信したりするものである。
例えば、この情報管理部36の外部通信装置36eを介して、廃家電の回収時にドライバが携帯する端末機器PMとの通信や小売業者20などとの通信が行われるようになっている。
端末機器PMでは、例えば現場において、配送完了のデータ入力、家電リサイクル券RCの券番号のデータ入力、品目のデータ入力、メーカ名の選択、サイズのデータ入力、運搬料金の表示や精算、再商品化料金の表示や精算などが可能とされている。
精算部37は、例えば、廃家電の引取りの際に発生した、実際の再商品化料金や運搬料金との差額などを精算し、管理するものである。
図10は、運搬業者30の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、運搬業者30は、登録部31によってマッチングサイトMSへの登録を行い、登録IDを取得することが行われる(ステップS21)。
登録IDを取得できなければ(ステップS22のNO)、運搬業者30としての、この廃家電リサイクル回収システム1への参加は認められない。
登録IDを取得できたならば(ステップS22のYES)、回収依頼受注部32によって、小売業者20から廃家電回収の委託が発注されたか否かを判断する(ステップS23)。
ステップS23での処理において、廃家電回収の委託の発注が確認されない場合には(ステップS23のNO)、例えば、決定部33から所有するトラックの予約状況などの運搬状況情報が提供される(ステップS24)。この運搬状況情報によって、例えば、マッチングサイトMS内のデータベースDBの内容が更新されるようにすることで、マッチングサイトMSにおいて、常に更新後の最新の運搬状況情報を用いてのマッチング処理が可能となる。
廃家電回収の委託の発注が回収依頼受注部32によって確認されると(ステップS23のYES)、さらに、引取情報などを基に、シフトなどに応じて、受注可能か否かが決定される(ステップS25)。
受注しない場合(ステップS25のNO)、例えば、回収依頼受注部32から小売業者20に受注しないことを伝える通知がなされることによって、候補(委託の対象)から除外される。
一方、受注する場合には(ステップS25のYES)、管理部34によって、小売業者20からの家電リサイクル券RCを受取った後(ステップS26)、さらに、決定部33によって、ドライバなどが決定される(ステップS27)。
そして、回収案内として、排出者10と廃家電の引取りの日時などの調整が行われると共に(ステップS28)、配送部35によって、小売業者20から発送された商品の受取りが行われる(ステップS29)。
この後、調整された予定日時に、購入した商品の配送と(ステップS30)、廃家電の引取りとが行われる(ステップS31)。また、再商品化料金や運搬料金の精算、家電リサイクル券RCの控えの交付、および、端末機器PMへのデータ入力などが、必要に応じて行われる(ステップS32、S33、S34)。
そして、引取った廃家電の指定引取所40への搬入が行われることにより(ステップS35)、廃家電の回収は完了となる。
なお、廃家電の指定引取所40への搬入により、検印が捺された家電リサイクル券(原本)RCは、管理部34から小売業者20へと返却される(ステップS36)。
また、端末機器PMへのデータ入力(ステップS37)、および、情報管理部36の記憶装置36c内へのデータ保存が、必要に応じて行われる(ステップS38)。
図11は、図4の廃家電リサイクル回収システム1を例に、マッチングサイトMSのサイト運営業者50の端末の構成例を示すブロック図である。なお、ここでは、主要な機能ブロックだけを例示している。
即ち、サイト運営業者50は、例えば図11に示すように、小売業者20のための登録部51A、登録審査部52A、登録料管理部53Aと、運搬業者30のための登録部51B、登録審査部52B、登録料管理部53Bと、を備えている。また、サイト運営業者50は、例えば、更新記憶部54、運搬業者選定の依頼受注部55、データ管理部56、運搬業者30の選定部57、データ記憶(DB)部58、および、データ通信部59などを備えている。
小売業者20のための登録部51A、登録審査部52A、および、登録料管理部53Aは、それぞれ、小売業者20をマッチングサイトMSに登録させるためのもので、RKC3の登録IDの確認などが行われる。
運搬業者30のための登録部51B、登録審査部52B、および、登録料管理部53Bは、それぞれ、運搬業者30をマッチングサイトMSに登録させるためのもので、「収集運搬の許可」の確認や登録IDの付与などが行われる。
更新記憶部54は、逐次、運搬業者30から提供される運搬状況情報などを記憶するためのものである。この更新記憶部54は、データベースDB内に設けるようにすることも可能である。
運搬業者選定の依頼受注部55は、例えば、小売業者20からの運搬業者30の選定のための依頼を受注するためのものである。
データ管理部56は、例えば、家電リサイクル券RCの券番号などのデータを管理するためのものである。
運搬業者30の選定部57は、マッチングサイトMSのいわゆる心臓部であって、例えば引取情報データHDに基づいて、最適な運搬業者30が選定させるようにするためのものである。
データ記憶部58は、例えば、運搬業者30の登録IDやマッチングデータMDなどを格納するためのデータベースDBである。
データ通信部59は、例えば、選定部57によって選定された運搬業者30を、マッチング処理の結果として、候補の運搬業者30や小売業者20などに通知するためのものである。
図12は、サイト運営業者50の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、サイト運営業者50は、選定の依頼受注部55によって、小売業者20からの運搬業者30の選定の依頼があるか否かを判断する(ステップS41)。
依頼がなければ(ステップS41のNO)、例えば運搬業者30より提供される、所有するトラックの予約状況などの運搬状況情報の受信があるか否かを判断する(ステップS42)。
運搬状況情報を受信していれば(ステップS42のYES)、受信した運搬状況情報の内容によって、更新記憶部54の内容を書き替える(ステップS43)。
受信していなければ(ステップS42のNO)、上記のステップS41の処理に戻り、小売業者20から回収依頼が発注されるまで、上記のステップS41,S42,S43の処理が繰り替え返される。
上記のステップS41での処理において、小売業者20からの依頼が判断されたならば(ステップS41のYES)、選定部57によって、引取情報データHDに基づいた運搬業者30の選定が行われる(ステップS44)。
そして、その選定の結果は、例えば、データ通信部59によって、候補の運搬業者30と小売業者20とに通知され(ステップS45)、小売業者20が廃家電の回収を委託する運搬業者30を指名(選択)するために利用される。
即ち、図5に例示したように、排出者10の引取情報データHD(1)に対して、候補として選定された運搬業者(X2)または運搬業者(X3)のうち、いずれかが小売業者20によって選択され、指名される。
この指名に応じて、回収を委託する運搬業者30が決定されることにより、例えば、該運搬業者30の登録IDが、家電リサイクル券RCの券番号と対応付けられて、データ記憶部58に格納される(ステップS46)。
上記したように、本実施の形態に係る廃家電リサイクル回収システム1によれば、廃家電の引取り先において、その地域の、廃家電の「収集運搬の許可」を持つ運搬業者30に対し、より確実に廃家電の回収を委託できるようになる。
即ち、廃家電の回収を委託する場合にも、廃家電の引取り先の地域の運搬業者の中から、法律的にも廃家電の回収が可能な運搬業者30を簡単に選定できるようになる。これにより、いつ依頼があるかわからない廃家電の回収に備えて、廃家電の回収が可能な運搬業者30と予め提携などしておかずとも、廃家電の回収を依頼されるたびに、該当する地域の、廃家電の回収が可能な運搬業者30に委託することが容易に可能となる。したがって、廃家電の回収の依頼に伴って、適宜、該当する地域の、廃家電の収集運搬の許可がある運搬業者を選定でき、廃家電の回収を効率的に行うことが可能となる。
特に、通販やECサービスを行う小売業者にとっては、商品の配送先が全国各地に及ぶため、この廃家電リサイクル回収システム1の効果は絶大である。
なお、上述した本実施の形態においては、商品の配送に伴って、廃家電を回収する場合について説明したが、これに限らず、例えば商品の配送を伴わずに廃家電を回収する場合にも適用できる。
また、商品の配送の有無に応じて、廃家電の「収集運搬の許可」のある運搬業者30、または、許可のない運搬業者のいずれかを選択的に選定できるように構成することも可能である。
この場合、「収集運搬の許可」のある運搬業者30に対応するライセンスリストR3に「収集運搬の許可」を追加し、引取情報データHDのライセンスデータD3として「収集運搬の許可」を設定するようにすれば良い。
また、上述した実施の形態においては、家電リサイクル券RCとして、グリーン券GRCを用いた回収について説明したが、これに限らず、郵便局券YRCを用いた回収にも適用できる。
1 廃家電リサイクル回収システム
3 家電リサイクル券センタ(RKC)
5 リサイクル工場
10 排出者(消費者)
20 (家電)小売業者
21 回収受付部(受付部)
22 発行管理部(管理部)
24 情報管理部(提供部/指示部)
30 運搬業者
31 マッチングサイトへの登録部
32 回収依頼受注部
36 情報管理部
40 指定引取所
50 サイト運営業者
55 選定の依頼受注部
57 選定部
58 データ記憶部
MS マッチングサイト
PM 端末機器
RC 家電リサイクル券

Claims (10)

  1. 特定家電廃棄物の回収を行う際に、回収する特定家電廃棄物のリサイクル情報を管理する管理センタの端末とネットワーク回線を介して接続される委託業者の端末と、
    前記委託業者の端末と前記ネットワーク回線を介して接続され、回収する特定家電廃棄物の引取りが可能な地域の運搬業者を選定する選定業者の端末と、
    前記選定業者によって選定されて、前記委託業者の端末が前記ネットワーク回線を介して接続される運搬業者の端末と、
    を備えた家電リサイクル管理システムであって、
    前記委託業者の端末は、
    排出者からの特定家電廃棄物の回収の依頼を受け付ける受付部と、
    前記受付部で受け付けた前記特定家電廃棄物の回収の依頼に応じて、前記特定家電廃棄物の引取りの地域を特定するためのリサイクル情報を付記したリサイクル券を発行する管理部と、
    前記選定業者の端末に対し、前記リサイクル情報を提供する提供部と、
    前記選定業者によって選定される運搬業者の端末に対して、前記排出者から依頼された前記特定家電廃棄物の回収を委託するための指示を出力する指示部と、
    を有し、
    前記選定業者の端末は、
    特定家電廃棄物の引取りが可能な地域ごとに、前記運搬業者を予め記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記運搬業者の中から、前記委託業者より提供される前記リサイクル情報に応じた運搬業者を選定する選定部と、
    を有し、
    前記選定部によって選定された前記運搬業者に、前記管理部で発行された前記リサイクル券を回付して、前記排出者から依頼された前記特定家電廃棄物の回収を委託することを特徴とする家電リサイクル管理システム。
  2. 前記運搬業者は、前記特定家電廃棄物の回収に必要な収集運搬の許可を取得していることを特徴とする請求項1に記載の家電リサイクル管理システム。
  3. 前記リサイクル情報は、前記特定家電廃棄物の引取りの地域を特定するための地域情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の家電リサイクル管理システム。
  4. 前記リサイクル情報は、前記特定家電廃棄物の引取りの車種を特定するための車種情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の家電リサイクル管理システム。
  5. 前記リサイクル情報は、前記特定家電廃棄物の引取りのライセンスを特定するためのライセンス情報を含むことを特徴とする請求項3または4に記載の家電リサイクル管理システム。
  6. 前記委託業者は、家電量販店、地域の電器店、通信販売業者、または、ECサービス業者を含む家電小売業者であることを特徴とする請求項1に記載の家電リサイクル管理システム。
  7. 前記委託業者は、前記管理センタへの登録により前記リサイクル券の発行が可能とされることを特徴とする請求項1に記載の家電リサイクル管理システム。
  8. 前記選定業者は、マッチングサイトの運営を管理するサイト運営業者であることを特徴とする請求項1に記載の家電リサイクル管理システム。
  9. 前記選定業者は、前記リサイクル券の券面を画像データとして取り込み可能であることを特徴とする請求項1または8に記載の家電リサイクル管理システム。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の家電リサイクル管理システムを用いて、特定家電廃棄物の回収を行うことを特徴とする家電リサイクル管理方法。
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