JP2021096341A - モータ制御装置、モータ制御方法、及び画像形成装置 - Google Patents

モータ制御装置、モータ制御方法、及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021096341A
JP2021096341A JP2019226987A JP2019226987A JP2021096341A JP 2021096341 A JP2021096341 A JP 2021096341A JP 2019226987 A JP2019226987 A JP 2019226987A JP 2019226987 A JP2019226987 A JP 2019226987A JP 2021096341 A JP2021096341 A JP 2021096341A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
power
control device
motor control
storage means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019226987A
Other languages
English (en)
Inventor
熊谷 茂美
Shigemi Kumagai
茂美 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019226987A priority Critical patent/JP2021096341A/ja
Publication of JP2021096341A publication Critical patent/JP2021096341A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】モータの回生エネルギーにより蓄電手段を充電し、負荷を動作させる画像形成装置が提案されている。しかし、こうした提案では、蓄電手段への充電は、商用電源からの電力か、モータ停止時の回生エネルギーを利用することにより、行われる。そのため、真の意味での省エネルギーとはならず、また、緊急の場合に蓄電手段が充電できていない可能性がある。【解決手段】本発明では、リレーを用いてアシストモードと非アシストモードとを切り替えて、第1モータと第2モータの駆動制御を行う。これにより、蓄電手段の充電のために商用電源を使用することなく、効率的に充電することができる。さらに、緊急時においても、負荷を確実に動作させることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、蓄電手段を有するモータ制御装置及びモータ制御方法に関するものであり、特に、蓄電手段を有するモータ制御装置を内蔵した画像形成装置に関するものである。
従来より、電子写真方式の画像形成装置には、潜像を形成する感光体、用紙を搬送する搬送ローラ、用紙表面に転写されたトナー像を熱定着させる定着ローラ等の回転部材が備えられている。このため、これらの回転部材を回転駆動するモータが設けられている。近年では、省エネルギーの観点から、これまで利用されずに廃棄されていたモータの回生エネルギーを回収して有効利用するための手法が提案されている。
一方、画像形成装置本体に蓄電手段を備え、停電などの突発的な電源オフが発生した際に、蓄電手段から電源を供給して緊急時の対応を行う手法が提案されている。さらに、これらを組み合わせて、モータの回生エネルギーにより蓄電手段を充電し、停電等の緊急時に特定の負荷部品を動作させる手法も提案されている。
例えば、特許文献1には、定着モータで発生した回生エネルギーをメインモータの電源に供給して、メインモータ起動時の電力を補う画像形成装置が開示されている。
また、特許文献2には、モータを回転させる時には電源へ接続し、モータ停止時など慣性で回っている時にはモータの接続を蓄電手段に切り替えて回生エネルギーを蓄電手段に蓄える画像形成装置が開示されている。
さらに、特許文献3には、電源プラグがコンセントから抜ける等の緊急オフ時に、蓄電手段から電源を供給して現像ローラを回してトナーを回収したり、機内の用紙を所定の位置まで搬送したりする画像形成装置が開示されている。
特開2011−158743号公報 特開2012−177730号公報 特開2000−278884号公報
前記のいずれの先行技術においても、蓄電手段への充電は、(1)商用電源から電力を供給することによるか、(2)モータ停止時の回生エネルギーを充電用電源として利用することにより、行われるものである。
しかし、(1)の場合、プリント動作のような所望の動作に直接関係のない動作であってもそのために商用電源からの充電用の電力が必要となるため、真の意味での省エネルギーとはならない。また、(2)の場合、モータ減速時あるいは停止時に発生する回生エネルギーを回収して充電用の電力とするものであり、充電効率が悪く、緊急の場合に蓄電手段が充電できていない可能性がある。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、蓄電手段の充電のために商用電源の電力を使用することなく、効率的に蓄電手段を充電することができるモータ制御装置を提供することにある。
本発明は、回転部材と、前記回転部材を駆動する動力を生成する第1のモータ及び第2のモータと、外部電源から供給される電力を前記第1のモータ及び前記第2のモータに供給する電源手段と、前記第2のモータに発生する起電力を蓄電する蓄電手段と、前記第2のモータに発生する起電力を蓄電手段に蓄電する第1のモードと、前記電源手段から第2のモータに電力を供給する第2のモードと、の切り替えを行う切替手段と、を有することを特徴とするモータ制御装置である。
本発明によれば、蓄電手段の充電のために商用電源を使用することなく、効率的に蓄電手段を充電することができる。
画像形成装置の概略断面図である。 定着器の駆動制御を説明するための制御ブロック図である。 ウォームアップを説明するためフローチャートである。 ウォームアップを説明するためタイミングチャートである。 非アシストモードの動作を説明するためのフローチャートである。 非アシストモードの動作を説明するためのタイミングチャートである。 アシストモードの動作を説明するためのフローチャートである。 アシストモードの動作を説明するためのタイミングチャートである。 キャパシタを用いて負荷を動作させるための回路構成の例である。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための実施例について説明する。ただし、以下に説明する実施例はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらに限定する趣旨のものではない。また、以下の実施例で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明の実施例において用いられるタンデム型カラー画像形成装置10の概略断面図である。
画像形成装置10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成部(100A,100B,100C,100D)を備え、カラープリント機能を実行することができる。各画像形成部100A〜Dにおいて、像担持体である感光ドラム101A〜101Dは、それぞれ、図の矢印R方向に回転し、それらの表面は1次帯電器102A〜102Dにより一様な電位に帯電される。各感光ドラム101A〜101Dには、それぞれ、半導体レーザを光源とするレーザ走査ユニット103A〜103Dからレーザが照射されて、それらの表面に画像データに基づいた静電潜像が形成される。
感光ドラム101A〜101Dの表面に形成された各静電潜像は、それぞれ、現像器104A〜104Dにより現像されてトナー画像となる。現像された各色のトナー画像は、高圧が印加された一次転写ローラ105A〜105Dと感光ドラム101A~101Dとが中間転写ベルト107を介して摺擦する一次転写部において、中間転写ベルト107に順次転写され、重ね合わせられる。
中間転写ベルト107上に重ね合わせられた各色のトナー画像は、二次転写部108まで搬送される。そして、二次転写部108において、給紙カセット111から給紙搬送部130内の複数の搬送ローラにより挟持搬送された記録材Pに一括転写される。二次転写部108では、二次転写ローラ108aに高圧が印加されている。
各色の画像形成部(100A,100B,100C,100D)には、それぞれ、106A〜106Dは、感光ドラム101A〜101Dの表面に残留するトナーを除去するドラムクリーナ106A〜106Dが備えられている。また、中間転写ベルト107には、残留するトナーを除去するベルトクリーナ112が設置されている。
二次転写部108において4色のトナー画像が一括転写された記録材Pは、定着器109に搬送されて、未定着のトナー画像が定着器109の下側ローラ201及び上側ローラ202(図2で後述)により熱定着される。その後、記録紙Pは、排紙搬送部131を経由して、排紙トレイ110に排出される。
次に、図2を用いて、画像形成装置10に備えられた定着器109の下側ローラ201及び上側ローラ202を駆動するためのモータ制御装置について説明する。
定着器109において、下側ローラ201と上側ローラ202とは定着ニップを構成する。下側ローラ201は、ギア205の出力軸204と同期して回転駆動するように構成されている。上側ローラ202は、出力軸204に取り付けられたギア203から動力を受けて、従動回転する。
ギア205の外周には、第1モータ210に備えられた第1ロータ211と、第2モータ220に備えられた第2ロータ221の回転軸が、それぞれ、接続されている。そして、第1モータ210及び第2モータ220により生成された動力は、ギア205に同時に又は個別に伝達され、同一の回転軸となるギア205の出力軸204を介して下側ローラ201に伝達可能なように構成されている。
第1モータ210には、電源208から電源端子Vcc1を介して供給された電力により、Hブリッジ回路214を経由して、U相,V相,W相からなるコイル212に電流が流れ、これにより、ロータ211が回転駆動する。
同様に、第2モータ220には、電源208から電源端子Vcc2を介して供給された電力により、Hブリッジ回路224を経由して、U相,V相,W相からなるコイル222に電流が流れ、これにより、ロータ221が回転駆動する。
また、ロータ211,221の近傍には、それぞれ、ロータ211,221の回転速度を検出するホール素子213,223が備えられている。
さらに、第2モータ220の電源経路の途中には、第2モータ220の接続先を切り替えるためのリレー230が備えられている。リレー230は、接続先を接点aに接続させ、電源260から電力供給を受けて第2モータ220を回転させるか、接続先を接点bに接続させ、第2モータ220からの起電力をキャパシタ240へ供給するか、を切り替えることができる。
電源260は、外部電源である商用電源からの電源供給を受けて、第1モータ210及び第2モータ220を駆動する電力を供給する。キャパシタ240は、電気二重層コンデンサなどの蓄電部材から構成され、第2モータ220において発生する起電力を蓄電する機能を有する。
このようなリレー230を用いることにより、下側ローラ201及び上側ローラ202を駆動する際のモードを切り替えることができる。すなわち、第1モータ210のみで駆動するモード(以下、「非アシストモード」という)と、第1モータ210及び第2モータ220の両方で駆動するモード(以下、「アシストモード」という)と、を切り替えることができる。
さらに、非アシストモードにおいては、第2モータ220の電源経路がキャパシタ240側に切り替えられる。これにより、第1モータ210の回転によるギア205の回転に従動してギア226が回転し、ギア226の回転軸に接続されているロータ221が回転する。その結果、第2モータ220から起電力が発生して、キャパシタ240を充電することができる。
制御部250は、CPU251とメモリ252とを有する。CPU251は、下側ローラ201及び上側ローラ202の駆動制御を行うとともに、画像形成装置10全体のシーケンス制御を行う。メモリ252には、CPU251が駆動制御及びシーケンス制御を実行するための制御プログラムや、駆動制御に適用する制御パラメータ等の設定値が保存されている。
CPU251は、第1モータ210及び第2モータ220へ、回転速度の基準となるモータクロック信号Sig_CLK1及びSig_CLK2を、それぞれ、出力する。
第1モータ210の制御IC215は、入力されたクロック信号Sig_CLK1とホール素子213からの検知信号Sig_ω1とに基づいて、Hブリッジ回路214に出力されるモータ制御信号Sig_D1を変化させる。同様に、第2モータ220の制御IC225は、入力されたクロック信号Sig_CLK2とホール素子223からの検知信号Sig_ω2とに基づいて、Hブリッジ回路224に出力されるモータ制御信号Sig_D2を変化させる。
これにより、第1モータ210及び第2モータ220の速度フィードバック制御を行うことができる。
さらに、CPU251は、リレー230を駆動するリレー制御信号Sig_RLを出力して、第2モータ220の電源経路を電源260側に接続するか、キャパシタ240側に接続するかを切り替える制御を行う。
次に、図3のフローチャートチャートと図4のタイミングチャートを用いて、画像形成装置10がコピーなどのプリント動作を実行する前に制御部250が実行するウォームアップについて説明する。この駆動制御は、メモリ252に保存された制御プログラム及び設定値に基づいて、制御部250におけるCPU251により実行されるものとする。なお、ここでは、キャパシタ240の残量が少なくなっている状態において画像形成装置10本体の電源をONし、スタンバイ状態までに満充電となる過程について説明する。
図4のタイミングチャートにおいて、上段から、(1)は、リレー制御信号Sig_RLにより駆動されるリレー230の接続先の接点を示している。(2)は、第1モータ210のON/OFF信号を示している。(3)は、第1モータ210の出力軸が駆動される回転速度を示している。(4)は、第2モータ220のON/OFF信号を示している。(5)は、第2モータ220の出力軸が従動する回転速度を示している。(6)は、キャパシタ240の端子電圧Vcの状態を示している。
まず、画像形成装置10本体の電源スイッチ(不図示)をONにした後、制御部250のCPU251は、リレー制御信号Sig_RLを制御してリレー230の接続先を接点b側に切り替え、キャパシタ240に接続する(S301。図4におけるt0)。
そして、CPU251は、定着器109が停止している状態から、第1モータ210のみで駆動を開始する(S302。図4におけるt1。)。
そして、第1モータ210の制御IC225は、第1モータ210の速度フィードバック制御を行う。すなわち、制御IC225は、第1モータ210のホール素子213からの検知信号Sig_ω1に基づいて、第1モータ210が予め設定された目標速度となるようにモータ制御信号Sig_D1を変化させる。
この状態においては、第2モータ220は駆動されていない。このため、第1モータ210が回転することでギア205が回転し、これに従動して第2モータ220のギア226が回転する。その結果、図4の(5)に示すように、ギア226の回転軸が接続されているロータ221は第1モータ210と同じ速度で回転し、第2モータ220の電源端子Vcc2には起電力が発生する。発生した起電力は、リレー230を経由してキャパシタ240を充電する(S303)。すると、図4の(6)に示すように、キャパシタ240の端子電圧Vcは、V1から徐々に上昇していき、V2に達して満充電状態となる。
なお、キャパシタ240が満充電状態になっても、リレー230の接続先の切り替えは行わず、充電を続ける。これは、キャパシタは、普通の蓄電池とは違い、電源に接続したままでも過充電とはならない、という特性を有するためである。
そして、CPU251は、第1モータ210が予め設定された目標速度で安定回転するようになったかを判断する(S304)。
第1モータ210が目標速度で安定回転したと判断すると(S304でYES)、CPU251は、定着器109を所定の温度まで加熱する定着温調動作を開始する(S305、図4におけるt2)。なお、一般的には、定着温調動作に並行して、画像の濃度調整や画像書き込み位置の調整等が行われる。これらは、総称して、ウォームアップ回転と呼ばれている。
もし、何らかの原因により第1モータ210がONしてから一定時間以内に目標速度で安定回転しなかった場合(S306でYESの場合)、CPU251は、第1モータ210に不具合が発生したと判断する。そして、第1モータ210の駆動を停止し(S307)、不図示の操作部等にエラー表示を行う。
その後、CPU251は、定着温調動作を含めたウォームアップ回転が完了したかを判断する(S308)。ウォームアップ回転が完了したと判断したら(図4におけるt3)、CPU251は、第1モータ210を停止させる(S309。図4におけるt4)。この時、リレー230の接続先は接点b側(キャパシタ240側)のままに維持される。
なお、このウォームアップ回転中にキャパシタ240が満充電とならなかった場合でも、所定の温調及び調整が完了した時点でウォームアップ回転を終了させる。
次に、図5のフローチャートと図6のタイミングチャートを用いて、キャパシタ240が非満充電状態でウォームアップ回転が完了した後の非アシストモードにおける動作について説明する。この駆動制御は、メモリ252に保存された制御プログラム及び設定値に基づいて、制御部250におけるCPU251により実行されるものとする。なお、図6のタイミングチャートに示される(1)〜(6)は、それぞれ、図4のタイミングチャートにおける(1)〜(6)と同様である。
画像形成装置10がスタンバイの状態において、コピー動作が開始すると、CPU251は、第1モータ210のみで駆動を開始する(S501。図6におけるt1)。
そして、第1モータ210の制御IC225は、第1モータ210の速度フィードバック制御を行う。すなわち、制御IC225は、第1モータ210のホール素子213からの検知信号Sig_ω1に基づいて、第1モータ210が予め設定された目標速度となるようにモータ制御信号Sig_D1を変化させる。
この状態においては、第2モータ220は駆動していないため、前述したウォームアップ回転時と同様、図6の(6)に示すように、キャパシタ240は、第2モータ220により発生した起電力により充電される(S502)。なお、満充電にまで至るか否かはコピー動作時間の長さなどによって左右されるが、コピー動作を繰り返して行く過程で満充電に至ればよいため、問題はない。
そして、CPU251は、第1モータ210が予め設定された目標速度で安定回転するようになったかを判断する(S503)。
第1モータ210が目標速度で安定回転したと判断すると(S503でYES)、CPU251はコピー動作を開始する(S504、図6におけるt2)。
もし、何らかの原因により第1モータ210がONしてから一定時間以内に目標速度で安定回転しなかった場合(S506でYESの場合)、CPU251は、第1モータ210に不具合が発生したと判断する。そして、第1モータ210の駆動を停止し(S507)、不図示の操作部等にエラー表示を行う。
S504でコピー動作を開始した後、CPU251は、コピー動作が完了したかを判断する(S505)。コピー動作が完了したと判断したら(図6におけるt3)、CPU251は、第1モータ210を停止させる(S508。図6におけるt4)。この時も、リレー230の接続先は接点b側(キャパシタ240側)のままに維持される。
次に、図7のフローチャートと図8のタイミングチャートを用いて、キャパシタ240が非満充電状態でウォームアップ回転が完了した後のアシストモードにおける動作について説明する。この駆動制御は、メモリ252に保存された制御プログラム及び設定値に基づいて、制御部250におけるCPU251により実行されるものとする。なお、図8のタイミングチャートに示される(1)〜(6)は、それぞれ、図4のタイミングチャートにおける(1)〜(6)と同様である。
画像形成装置10がスタンバイの状態において、コピー動作が開始すると、CPU251は、第1モータ210のみで駆動を開始する(S701。図8におけるt1)。
そして、第1モータ210の制御IC225は、第1モータ210の速度フィードバック制御を行う。すなわち、制御IC225は、第1モータ210のホール素子213からの検知信号Sig_ω1に基づいて、第1モータ210が予め設定された目標速度となるようにモータ制御信号Sig_D1を変化させる。
この状態においては、第2モータ220は駆動していないため、前述したウォームアップ回転時やコピー動作時と同様、図8の(6)に示すように、キャパシタ240は、第2モータ220により発生した起電力により充電される(S702)。なお、満充電にまで至るか否かはコピー動作時間の長さなどによって左右されるが、コピー動作を繰り返して行く過程で満充電に至ればよいため、問題はない。
そして、CPU251は、第1モータ210が予め設定された目標速度で安定回転するようになったかを判断する(S703)。
第1モータ210が目標速度で安定回転したと判断すると(S703でYES)、CPU251は、リレー制御信号Sig_RLを制御してリレー230の接続先を接点a側(電源260側)に切り替える(S704、図8におけるt2)。
もし、何らかの原因により第1モータ210がONしてから一定時間以内に目標速度で安定回転しなかった場合(S706でYESの場合)、CPU251は、第1モータ210に不具合が発生したと判断する。そして、第1モータ210の駆動を停止し(S707)、不図示の操作部等にエラー表示を行う。
一方、リレー230の接続先を接点a側に切り替えるまではキャパシタ240への充電が続けられるため、図8の(6)に示すように、キャパシタ240の端子電圧Vcは上昇を続ける。ただし、キャパシタ240がどの程度充電されるかは、切り替えるまでの時間によって左右される。図8の例では、あまり電圧が低下していない状態V3から、満充電の状態V2まで充電された場合を示している。
リレー230の接続を切り替えた後、CPU251は、第2モータ220の駆動を開始する(S705、図8におけるt3)。
そして、第2モータ220の制御IC215は、第2モータ220の速度フィードバック制御を行う。すなわち、制御IC215は、第2モータ220のホール素子223からの検知信号Sig_ω2に基づいて、第2モータ220が予め設定された目標速度となるようにモータ制御信号Sig_D2を変化させる。
そして、第2モータ220が予め設定された目標速度で安定回転するようになったかを判断する(S708)。
第2モータ220が目標速度で安定回転したと判断すると(S708でYES)、CPU251はコピー動作を開始する(S709、図8におけるt4)。
もし、何らかの原因により第2モータ220がONしてから一定時間以内に目標速度で安定回転しなかった場合(S710でYESの場合)、CPU251は、第2モータ220に不具合が発生したと判断する。そして、第2モータ220の駆動を停止し(S711)、不図示の操作部等にエラー表示を行う。
S709でコピー動作を開始した後、CPU251は、コピー動作が完了したかを判断する(S712)。コピー動作が完了したと判断したら(図8におけるt5)、CPU251は、第1モータ210及び第2モータ220を停止させる(S713。図8におけるt6)。そして、CPU251は、リレー230の接続先を接点b側(キャパシタ240側)に切り替え(S714。図8におけるt7)、次の充電に備える。
図9は、蓄電手段であるキャパシタを電源供給源として負荷を動作させる画像形成装置10の回路構成の一例を示すブロック図である。
図9の例では、画像形成装置10において、蓄電手段としてキャパシタ240a,240bが備えられているとする。
キャパシタ240aは、画像形成装置10本体内に固定的に取り付けられ、比較的消費電流の小さい負荷である、LED912、ソレノイド913、小型モータ914を動作させるための電源供給源としての機能を有するものとする。キャパシタ240bは、画像形成装置10本体から物理的に分離可能なサブユニット内に備えられた負荷に電源を供給するものとする。
なお、図9では、キャパシタ240bに駆動回路920を介して接続されている負荷としては、比較的消費電流の小さいLED922、ソレノイド923、小型モータ924のみが図示されている。しかし、その他に、例えば、用紙を格納する給紙ユニットや、定着器、二次転写部、両面搬送部等で構成される定着搬送ユニットなど、消費電力の大きいモータやヒータ等(不図示)もキャパシタ240bに接続されているものとする。
キャパシタ240aに接続された駆動回路910内には切替回路911が備えられ、電源の供給源をキャパシタ240aにするか、商用電源(電源260)にするかを、切り替え可能になっている。同様に、キャパシタ240bに接続された駆動回路920内には切替回路921が備えられ、電源の供給源をキャパシタ240bにするか、商用電源(電源260)にするかを、切り替え可能になっている。
図9のような構成において、通常のコピー動作中は、非アシストモードにして、リレー230の接続先を接点a側に切り替えて、第1モータ210及び第2モータ220を駆動する。同時に、切替回路911,912をそれぞれ電源260側に切り替えて、電源260(商用電源)から電力VL1,VL2を供給して、モータやソレノイドなどの負荷を動作させる。
一方、スタンバイ中やスリープ中は、アシストモードにして、リレー230の接続先を接点b側に切り替えて、第1モータ210を駆動するとともに、切替回路911,912をそれぞれキャパシタ240a,240b側に切り替える。これにより、余計な電力を消費させずに負荷を動作させることができる。
また、ジャムなどの異常が発生した際には、切替回路911,912をそれぞれキャパシタ240a,240b側に切り替え、キャパシタ240a,240bを電源供給源とする。これにより、ジャム処理のために定着搬送ユニットを引き出した状態においても、ジャム位置を明示するためのインジケータとしてのLEDを点滅させたり、用紙搬送ローラのニップを解除するソレノイドやモータ類を動作させたりすることが可能になる。
以上の説明のとおり、本実施例によれば、蓄電手段であるキャパシタの充電のために、商用電源を使用することなく、駆動源である第2のモータを利用することで、効率的に蓄電手段を充電することができる。これにより、余計な電力を消費することなく、かつ、異常が発生した際においても負荷を動作させることが可能な画像形成装置を提供することができる。
なお、上記の説明では、モータ制御装置は、画像形成装置10に備えられた定着器109の下側ローラ201及び上側ローラ202を駆動するために用いられているものとした。
しかし、画像形成装置10においては、定着器109以外にも、感光ドラム101A〜101D、一次転写ローラ105A〜105D、二次転写ローラ108a、搬送ローラ、搬送ローラなどが内蔵されている。そのため、上記のモータ制御装置は、これらのローラを駆動制御するためにも、同様に、用いることが可能である。
さらに、上記モータ制御装置は、画像形成装置10に限られず、ローラのような回転部材が内蔵された装置であれば、他の装置においても用いることが可能である。
<その他の実施例>
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。すなわち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成もすべて本発明に含まれるものである。
10 画像形成装置
109 定着器
208 電源
210 第1モータ
220 第2モータ
230 リレー
240 キャパシタ
260 電源

Claims (15)

  1. 回転部材と、
    前記回転部材を駆動する動力を生成する第1のモータ及び第2のモータと、
    外部電源から供給される電力を前記第1のモータ及び前記第2のモータに供給する電源手段と、
    前記第2のモータに発生する起電力を蓄電する蓄電手段と、
    前記第2のモータに発生する起電力を蓄電手段に蓄電する第1のモードと、前記電源手段から第2のモータに電力を供給する第2のモードと、の切り替えを行う切替手段と、を有する
    ことを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記第1のモードにおいて、前記電源手段は、前記第1のモータに電力を供給する
    ことを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記第2のモードにおいて、前記電源手段は、前記第1のモータ及び前記第2のモータに電力を供給する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ制御装置。
  4. 同一の回転軸を介して前記第1のモータ及び前記第2のモータが生成する動力を前記回転部材に伝達する伝達手段を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  5. 前記第1のモードにおいて、前記電源手段は、負荷に電力を供給する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  6. 前記第2のモードにおいて、前記蓄電手段は、負荷に電力を供給する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  7. 前記蓄電手段は、電気二重層コンデンサから構成される
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  8. 前記切替手段は、リレーから構成される
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  9. 前記外部電源は、商用電源である
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  10. 回転部材と、
    前記回転部材を駆動する動力を生成する第1のモータ及び第2のモータと、
    外部電源から供給される電力を前記第1のモータ及び前記第2のモータに供給する電源手段と、
    前記第2のモータに発生する起電力を蓄電する蓄電手段と、を有し、
    前記第2のモータに発生する起電力を蓄電手段に蓄電する第1のモードと、前記電源手段から第2のモータに電力を供給する第2のモードと、の切り替えを行う
    ことを特徴とするモータ制御方法。
  11. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載されたモータ制御装置を内蔵し、
    プリント機能を有することを特徴とする画像形成装置。
  12. プリント動作を行う際に、前記切替手段は、前記第2のモードに切り替える
    ことを特徴とする請求項11項に記載の画像形成装置。
  13. ウォームアップを行う際に、前記切替手段は、前記第1のモードに切り替える
    ことを特徴とする請求項11又は12項に記載の画像形成装置。
  14. 前記回転部材は、定着器を構成する
    ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記蓄電手段は、第1の蓄電部材及び第2の蓄電手段を有し、
    前記第1の蓄電部材は、本体から分離可能なユニット内に設けられた負荷に電力を供給し、
    前記第2の蓄電部材は、本体内に設けられた負荷に電力を供給する
    ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2019226987A 2019-12-17 2019-12-17 モータ制御装置、モータ制御方法、及び画像形成装置 Pending JP2021096341A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019226987A JP2021096341A (ja) 2019-12-17 2019-12-17 モータ制御装置、モータ制御方法、及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019226987A JP2021096341A (ja) 2019-12-17 2019-12-17 モータ制御装置、モータ制御方法、及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021096341A true JP2021096341A (ja) 2021-06-24

Family

ID=76431197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019226987A Pending JP2021096341A (ja) 2019-12-17 2019-12-17 モータ制御装置、モータ制御方法、及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021096341A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6335465B2 (ja) 画像形成装置
JP6065453B2 (ja) 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の制御方法
JP4455365B2 (ja) 通信システム
JP2017007761A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及び、プログラム
JP2016075850A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP2000330426A (ja) 電子写真装置
JP2021096341A (ja) モータ制御装置、モータ制御方法、及び画像形成装置
JP2000242058A (ja) 画像形成装置、現像バイアス供給方法及び現像バイアス切替え方法
EP1748322B1 (en) Image forming apparatus and method for controlling the image forming apparatus
JP2005070197A (ja) カラー画像形成装置
JP2019049933A (ja) 情報処理装置および画像形成装置
JP2011059273A (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プログラム及び記録媒体
JP5201564B2 (ja) 画像形成装置
JP2015036695A (ja) 画像形成装置、制御方法およびコンピュータプログラム
JP5093291B2 (ja) 画像形成装置
JP2001117436A (ja) 電子写真装置
JP2002351186A (ja) 画像形成装置
JP2003215887A (ja) 画像形成装置
JP2022114924A (ja) 画像形成装置
JP2022114923A (ja) 画像形成装置
JP6739199B2 (ja) 欠歯ギア機構の制御装置及び画像形成装置
JP6318648B2 (ja) 画像形成装置、および画像形成方法
JP2024010973A (ja) 画像形成装置
JP2021179568A (ja) 定着装置、画像形成装置
JP2016153818A (ja) 電力供給装置、画像形成装置及び電力供給方法