JP2021095383A - 植物病害の防除剤及び植物の栽培方法 - Google Patents

植物病害の防除剤及び植物の栽培方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、べと病、疫病等の卵菌類の感染による植物病害の防除剤を提供する。【解決手段】本発明は、シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上を有効成分として含有する、卵菌類に属する微生物の感染による植物病害の防除剤に関する。本発明はまた、シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩から選択される1以上を有効成分として含有する、ブドウべと病の防除剤に関する。【選択図】図1

Description

本発明は、環状ジペプチドを有効成分として含有する、卵菌類に属する微生物の感染による植物病害の防除剤に関する。
本発明はまた、植物に環状ジペプチドを施用することを含む、植物の栽培方法に関する。
卵菌類、ウイルス、細菌、真菌等の様々な微生物が植物に感染して植物病害を引き起こすことが知られている。このなかでも卵菌類微生物は野菜、果樹、花卉等様々な植物に感染してべと病、疫病、ピシウム病等の植物病害を引き起こし甚大な被害をもたらすことが知られている。
ブドウべと病は、ブドウにプラズモパーラ・ビティコーラ(Plasmopara viticola)が感染して生じる病害である。ブドウべと病の伝統的な防除剤としてボルドー液と呼ばれる銅剤が知られている。しかしボルドー液は、土壌への銅の蓄積が問題となる。
環境に対する安全性の高い、卵菌類による植物病害の防除剤として、微生物自体や、微生物が生産し得る成分を活性成分として含む防除剤が開発されている。
特許文献1では、2分子のアミノ酸が環状に結合した2,5−ジケトピペラジン誘導体(環状ジペプチド)のうち特定の構造を有するものが、植物の軟腐病、立枯病、疫病、つる割病、斑点病、モザイク病等に対して防除作用を有することが記載されている。特許文献2では2,5−ジケトピペラジン誘導体(環状ジペプチド)の具体例として80種の化合物が開示されている。
特許文献3では、所定のバチルス属細菌が生産する環状ペプチド系化合物が防かび剤として有効であることが開示されている。
特許文献4では、真菌の1種であるアルテルナリア・アルテナタ(植物病理学的には、アルタナリア・アルタナータ)が生産する環状ジペプチドであるシクロ(L−Phe−トランス−4−ヒドロキシ−L−Pro)、シクロ(L−Leu−トランス−4−ヒドロキシ−L−Pro)及びシクロ(L−Ala−トランス−4−ヒドロキシ−L−Pro)がブドウべと病菌プラズモパーラ・ビティコーラの防除に有効であることが開示されている。
非特許文献1ではシュードモナス・エルギノーサが生産する環状ジペプチドであるシクロ(L−Pro−L−Val)、シクロ(L−Pro−L−Phe)、シクロ(L−Pro−L−Tyr)がオーキシン様活性を有していることが開示されている。
非特許文献2では海洋性のバシルス属細菌が生産する環状ジペプチドであるシクロ(L−Pro−L−Val)、シクロ(L−Pro−L−Tyr)、シクロ(L−Pro−L−Phe)がアスベルギルス・ニガーに対する防除作用を有していることが開示されている。
非特許文献3では、バシルス属細菌が生産する環状ジペプチドであるシクロ(L−Pro−L−Leu)、シクロ(D−Pro−L−Leu)、シクロ(D−Pro−L−Tyr)がアスベルギルス・フラブス等に対する防除作用を有していることが開示されている。
非特許文献4では、バシルスKN07株が生産する環状ジペプチドであるシクロ(L−Pro−L−Tyr)が大腸菌等に対する防除作用を有していることが開示されている。
非特許文献5及び6では、リゾバクター・カプシシAZ78株が生産する環状ジペプチドであるシクロ(L−Pro−L−Tyr)がブドウのべと病菌プラズモパーラ・ビティコーラ(Plasmopara viticola)及びジャガイモ等の疫病菌フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)に対する防除作用を有していることが開示されている。
非特許文献7では、バシルス・アミロクエファシエンスQ−426株が生産する環状ジペプチドであるシクロ(Ala−Val)、シクロ(Pro−Val)、シクロ(Pro−Leu)、シクロ(Pro−Phe)がカンジダ・アルビカンスに対する防除作用を有していることが開示されている。
特開2005−289943号公報 特表2013−531688号公報 特開平5−51397号公報 国際公開WO2008/007251
PNAS 108,(17),7253-7258 (2011年) Chem. Pharm. Bull. 59,(1), 106-108 (2011年) Journal of Applied Microbiology 113, 914-924 (2012年) Biosci. Biotechnol. Biochem., 77, (7), 1449-1454(2013年) Chemistry of Heterocyclic compounds., 50, (2), 290-295 (2014年) Journal of Applied Microbiology 117,1168-1180 (2014年) Annals of Biological Sciences 5, (1), 47-53 (2017年)
上記のように微生物自体又は環状ジペプチド等の微生物由来成分により植物病害を防除する技術は従来から開発されている。しかしながら、卵菌類の感染による植物病害の防除剤として市場の需要に十分に応えることができるものはこれまでに提供されていない。
そこで本発明の一以上の実施形態は、べと病、疫病等の、卵菌類の感染による植物病害の防除剤を提供することを目的とする。
本発明は以下の発明を包含する。
(1)シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上を有効成分として含有する、卵菌類に属する微生物の感染による植物病害の防除剤。
(2)前記植物病害が、べと病又は疫病である、(1)に記載の植物病害の防除剤。
(3)前記植物病害が、ブドウべと病である、(2)に記載の植物病害の防除剤。
(4)前記微生物が、プラズモパーラ・ビティコーラ(Plasmopara viticola)又はフィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)である、(1)〜(3)のいずれか1項に記載の植物病害の防除剤。
(5)シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩から選択される1以上を有効成分として含有する、ブドウべと病の防除剤。
(6)植物に、シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上を施用すること、
を含む、卵菌類に属する微生物の感染による植物病害の防除方法。
(7)ブドウに、シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩から選択される1以上を施用すること、
を含む、ブドウべと病の防除方法。
(8)植物に、シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上を施用すること、及び
施用後の前記植物を生育させること
を含む植物の栽培方法。
(9)ブドウに、シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩から選択される1以上を施用すること、及び
施用後の前記ブドウを生育させること
を含むブドウの栽培方法。
シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上は、卵菌類に属する微生物の感染による植物病害を防除する活性が高い。
シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩から選択される1以上は、ブドウべと病を防除する活性が高い。
実施例1において、環状ジペプチドを含まないべと病菌胞子懸濁液(コントロール)、及び、環状ジペプチド濃度4μM又は0.4μMを含むべと病菌胞子懸濁液を接種後10日目のリーフディスクの写真を示す。
<活性成分>
シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)は次式
Figure 2021095383
で表される環状ジペプチドの一種である。シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)は、シクロ(L−Leu−L−Phe)又はcLFと表すこともできる。
シクロ(L−プロリル−L−バリル)は次式
Figure 2021095383
で表される環状ジペプチドの一種である。シクロ(L−プロリル−L−バリル)は、シクロ(L−Pro−L−Val)又はcPVと表すこともできる。
本発明においてシクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)又はシクロ(L−プロリル−L−バリル)の塩としては、農業用途において許容される塩であれば特に限定されない。
本発明に用いられる、シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上、並びに、シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩から選択される1以上(以下「活性成分」と称する)は、それぞれ、化学的に合成されたものであってもよいし、微生物、植物等の天然物に由来するものであってもよい。活性成分は、それぞれ、純度の高い合成品又は天然物からの精製品であってもよいし、活性成分を含有する微生物自体、該微生物の破砕物、該微生物の抽出物、該微生物の抽出物の粗精製物、植物自体、該植物の破砕物、該植物の抽出物、該植物の抽出物の粗精製物等の形態であってもよい。活性成分を含む微生物又は植物としては、活性成分を生産する能力を元来有する微生物又は植物であってもよいし、活性成分を生産する能力が、遺伝子組み換え技術等の手段により付与された微生物又は植物であってもよい。
<活性成分を含む組成物>
前記活性成分は、前記活性成分の1以上と他の成分とが組み合わされた組成物として植物に施用されてもよい。
他の成分としては、植物に有益な他の有用成分や、製剤化に必要な成分が挙げられる。植物に有益な他の有用成分としては、他の環状ペプチドや、肥料成分等が挙げられる。製剤化に必要な成分としては、担体、液体媒体、展着剤、界面活性剤、増粘剤、酸化防止剤等が挙げられる。
前記活性成分を含む組成物の形態としては、液体組成物であってもよいし、固体組成物であってもよい。
前記活性成分の1以上を含む組成物の製造方法は特に限定されず、各成分を適当な手段で混合することで製造することができ、固体組成物であれば必要に応じて粉砕、造粒、乾燥等の操作をして、液体組成物であれば必要に応じて撹拌、分散等の操作をして製造することができる。
前記活性成分の1以上を含む組成物は、対象植物の葉、茎、果実、花等の地上部又は根圏への施用に適した組成物であることができるが、好ましくは地上部への施用に適した組成物であり、より好ましくは対象植物の葉への施用に適した形状の組成物である。前記活性成分の1以上を含む、対象植物の葉への施用に適した組成物は、対象植物の葉面に直接噴霧又は塗布できる液体組成物;水、水溶性溶媒(メタノール、エタノール等)、これらのうち2種以上の混合溶媒等の溶媒により希釈してから施用される液体組成物;水、水溶性溶媒(メタノール、エタノール等)、これらのうち2種以上の混合溶媒等の溶媒により溶解又は分散してから施用される粉末、顆粒等の固体組成物;対象植物の葉面に直接散布される粉末(粉剤)等の固体組成物;クレー、タルク、土壌等の固形物により希釈してから施用される粉末(粉剤)等の固体組成物のような任意の形状であることができ、保存安定性を考慮すると固体組成物の形態が好ましい。
植物に施用される、シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上を含む組成物中での、シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩の含有量は特に限定されないが、組成物全量あたりのシクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩の合計量として、通常は0.00001重量%〜99重量%、好ましくは0.05重量%〜50重量%が例示できる。
植物に施用される、シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩から選択される1以上を含む組成物中での、シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩の含有量は特に限定されないが、組成物全量あたりのシクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩の合計量として、通常は0.00001重量%〜99重量%、好ましくは0.05重量%〜50重量%が例示できる。
<植物病害>
本発明の一実施形態は、シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上を有効成分として含有する、卵菌類に属する微生物の感染による植物病害の防除剤に関する。
ここで卵菌類に属する微生物としては、べと病菌又は疫病菌が挙げられる。
べと病菌又は疫病菌と、それが感染する対象植物との具体的な組み合わせを以下に例示する。
(べと病の対象植物、原因となるべと病菌)
(野菜)
キュウリ、メロン、スイカ、カボチャのべと病菌シュードペロノスポーラ・キュベンシス(Pseudoperonospora cubensis)、ダイコン、ハクサイ、キャベツ、カブのべと病菌ペロノスポーラ・ブラシケ(Peronospora brassicae)、タマネギ、ネギのべと病菌ペロノスポーラ・デストラクター(Peronospora destructor)、ホウレンソウのべと病菌ペロノスポーラ・スピナシエ(Peronospora spinaciae)、シュンギクのベト病菌ペロノスポーラ・クリサンセミ−コロナリー(Peronospora chrisanthemi−coronarii)、レタスのべと病菌ブレミア・ラクツケ(Bremia lactucae)、セリ科植物のべと病菌プラズモパーラ・ニベア(Plasmopara nivea)。
(果樹)
ブドウのべと病菌プラズモパーラ・ビティコーラ(Plasmopara viticola)。
(豆類と特用作物)
エンドウのべと病菌ペロノスポーラ・ピシ(Peronospora pisi)、ソラマメのべと病菌ペロノスポーラ・ビシエ(Peronospora viciae)、テンサイのべと病菌ペロノスポーラ・シャクチー(Peronospora schachtii)、ナタネのべと病菌ペロノスポーラ・ブラシケ(Peronospora brassicae)、ホップのべと病菌(シュードペロノスポーラ・フムリ(Pseudoperonospora humuli)、タバコのべと病菌ペロノスポーラ・タバシナ(Peronospora tabacina)。
(花卉類)
バラのべと病菌ペロノスポーラ・スパルサ(Peronospora sparsa)、キクのべと病菌ペロノスポーラ・ダニカ(Peronospora danica)。
(疫病の対象植物、原因となる疫病菌)
トマト、ジャガイモの疫病菌フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)、トマト、キュウリの灰色疫病菌であり、且つトウガラシ、ピーマン、カボチャの疫病菌であるフィトフトラ・キャプシシ(Phytophthora capsici)、メロン、キュウリ、イチゴ、ゴマ、カーネーション、ガーベラ、ユリ類の疫病菌であるフィトフトラ・ニコチアネ・バラエティー・パラジティカ(Phytophthora nicotianae var. parasitica)、ダイズの茎疫病菌フィトフトラ・メガスペルマ・バラエティー・ソジャエ(Phytophthora megasperma var. sojae)、アズキの茎疫病菌フィトフトラ・ビグネ(Phytophthora vignae)、ソラマメ、タマネギ、ネギの疫病菌であるフィトフトラ・ニコチアネ・バラエティー・ニコチアネ(Phytophthora nicotianae var. nicotianae)、キク、チューリップの疫病菌であるフィトフトラ・カクトラム(Phytophthora cactorum)、スイカ疫病菌フィトフトラ・ドレクスレリ(Phytophthora drechsleri)、キュウリの疫病菌フィトフトラ・メロニス(Phytophthora melonis)、ホウレンソウ疫病菌フィトフトラ・エスピー(Phytophthora sp.)。
シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上を有効成分として含む防除剤は、特に好ましくは、ブドウにおける、プラズモパーラ・ビティコーラ(Plasmopara viticola)の感染により引き起こされるべと病、及び、トマト又はジャガイモにおける、フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)の感染により引き起こされる疫病の防除に特に適している。
対象となるブドウの品種は特に限定されないが、例えば、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、テンプラニーリョ、ピノ・ノワール、シラー、マスカット・ベリーA、巨峰、ピオーネ。デラウェア、クローン21、クリムゾン・シードレス、フレームシードレス、レッドグローブ等が例示できる。
本発明の他の一実施形態は、シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩から選択される1以上を有効成分として含有する、ブドウべと病の防除剤に関する。この実施形態に係る防除剤は、ブドウにおける、プラズモパーラ・ビティコーラ(Plasmopara viticola)の感染により引き起こされるべと病の防除に適している。
<植物病害の防除方法、植物の栽培方法>
本発明の更に別の一実施形態は、
植物に、シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上を施用すること、
を含む、卵菌類に属する微生物の感染による植物病害の防除方法に関する。
本発明の更に別の一実施形態は、
植物に、シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上を施用すること、及び
施用後の前記植物を生育させること
を含む植物の栽培方法に関する。
施用を受ける植物は、上記の植物病害を防除することが望まれる植物であり、好ましくは上記の植物である。
シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上は、それを含む組成物の形態で植物に施用されてもよい。
対象植物への前記成分の施用は、対象植物の葉、茎、果実、花等の地上部への施用であってもよいし、根圏への施用であってもよいし、それらの組み合わせであってもよい。
シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上の、植物への施用量としては、植物の種類や防除時の慣行散布液量に応じて適宜調節できるが、通常は、1回の施用量として、0.5g/ha〜2000g/ha、好ましくは、10g/ha〜500g/haが例示できる。
シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上の、ブドウへの施用回数は1回であってもよいし複数回であってもよいが、好ましくは複数回、例えば2〜10回、特に3〜5回である。
施用後の植物を生育させる工程は、土壌中での生育等の、通常の生育方法で行えばよい。
本発明の更に別の一実施形態は、
ブドウに、シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩から選択される1以上を施用すること、
を含む、ブドウべと病の防除方法に関する。
本発明の更に別の一実施形態は、
ブドウに、シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩から選択される1以上を施用すること、及び
施用後の前記ブドウを生育させること
を含むブドウの栽培方法に関する。
シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩から選択される1以上は、それを含む組成物の形態でブドウに施用されてもよい。
対象となるブドウへの前記成分の施用は、ブドウの葉、茎、果実、花等の地上部への施用であってもよいし、根圏への施用であってもよいし、それらの組み合わせであってもよいが、好ましくは地上部への施用であり、特に好ましくは葉への施用である。
シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩から選択される1以上の、ブドウへの施用量としては、植物の種類や防除時の慣行散布液量に応じて適宜調節でき、特に限定されないが、例えば、1回の施用量として、1g/ha〜4000g/ha、好ましくは、10g/ha〜1000g/haが例示できる。
シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩から選択される1以上の、ブドウへの施用回数は1回であってもよいし複数回であってもよいが、好ましくは複数回、例えば2〜10回、特に3〜5回である。
施用後のブドウを生育させる工程は、土壌中での生育等の、通常の生育方法で行えばよい。
以下の実施例、比較例の実験において環状ジペプチドを以下の通り略記する。
シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル):cLF
シクロ(L−プロリル−L−バリル):cPV、
シクロ(L−プロリル−L−チロシル):cPY
<実施例1:リーフディスク試験>
ブドウ(品種甲州)の葉を生長点から4〜7枚目の間で採集した。直径1.5cmのコルクボーラーで採集した葉をくりぬきリーフディスクにした。作製したリーフディスクを、ぬらしたペーパータオルを敷いたシャーレに裏面を上に向けて並べた。事前に培養しておいたブドウべと病菌Plasmopara viticola(山梨大学ブドウ圃場から分離した株を継代したもの)の胞子を筆で集め、胞子懸濁液をつくった。胞子懸濁液を血球計算盤にて5×10spores/mlに調製した。あらかじめ終濃度(4μM、0.4μM、0μM)の10倍に調製した環状ジペプチド(cLF、cPV、cPY)溶液を胞子懸濁液で希釈して、環状ジペプチドが終濃度(4μM、0.4μM、0μM)となるように調製した。
環状ジペプチドを上記の各濃度で含む調製した胞子懸濁液をリーフディスクに10μlずつ4カ所に接種した(胞子数は約50spores/カ所)。接種したリーフディスクを、16時間光照射/8時間暗黒条件で22℃になるように設定したインキュベータにて培養し、接種から10日目に取り出し、下記の指標を用いて病斑面積を点数化した。病班面積がリーフディスクの3分の2以上を5点、2分の1以上3分の2未満を4点、3分の1以上2分の1未満を3点、6分の1以上3分の1未満を2点、6分の1未満を1点、なしを0点とした。評価をそれぞれの濃度でN=3で実施し平均値を算出した。
その結果、コントロール(環状ジペプチド濃度0μM)=4.3点であったのに対して、環状ジペプチド濃度4μMではcLF=0点、cPV=0点、cPY=1.3点、環状ジペプチド濃度0.4μMではcLF=0.3点、cPV=0.7点、cPY=2.0点であった。図1に接種後10日目の各リーフディスクの写真を示す。
以上の結果より、べと病菌に対する抗菌作用が既に報告されているcPYよりも、cLF及びcPVのほうが、より低濃度で、べと病菌に対する抗菌作用を発揮することが分かった。
<実施例2:ポット試験>
ブドウ(品種甲州)の苗木18本(ポット栽培)を用意し、生長点から5枚の葉が生えるまで25℃、16時間光照射/8時間暗黒条件で培養した。cLF水溶液を3種類(40μM、4μM、0.4μM)、cPVを2種類(147μM、14.7μM)の濃度で用意し、コントロールには水道水を用いた。各濃度のcLF水溶液、cPV水溶液及び水道水(コントロール)はそれぞれ10ml用意し、展着剤としてアプローチBIを10μlずつ添加した。各溶液を3本ずつ苗木に噴霧し、4時間25℃で風乾させた。その後、事前に用意しておいたブドウべと病菌Plasmopara viticola(山梨大学ブドウ圃場から分離した株を継代したもの)胞子懸濁液(1×10spoers/ml)を苗木1本あたり5mlずつ接種した。接種後、湿度を保つために半透明のビニール袋で苗木を覆った。25℃、暗所に16時間置いたのち、25℃、16時間光照射/8時間暗黒条件で10日間培養した。10日後、ブドウべと病菌の病斑数および病斑面積を測定した。病斑面積は下記指標で点数化した。病班面積が葉の2分の1以上を5点、3分の1以上2分の1未満を4点、4分の1以上3分の1未満を3点、8分の1以上4分の1未満を2点、8分の1未満を1点、なしを0点とした。評価はcLF、cPV、コントロールでそれぞれ3本の苗木(1本当たり5枚の葉を対象)を対象として実施し、葉1枚あたりの平均値を算出した。
その結果、葉1枚当たりの病班数は、コントロール(水道水)では24.9であったのに対して、cLF40μM施用では1.8、cLF4μM施用では5.0、cLF0.4μM施用では10.5、cPV147μM施用では2.9、cPV14.7μM施用では3.1であった。
病班面積の評価点は、コントロール(水道水)では3.5点であったのに対して、cLF40μM施用では0.7点、cLF4μM施用では1.2点、cLF0.4μM施用では1.7点、cPV147μM施用では0.8点、cPV14.7μM施用では0.6点であった。
以上の結果より、より実際の圃場状況に近い苗木ポット試験においても、cLF、cPVがべと病菌に対する抗菌作用を発揮することが分かった。
<実施例3:ジャガイモ疫病、圃場試験>
3月27日にジャガイモ(品種デジマ)の種芋植え付けを行った。処理区画は1区3.6mに16株、これを3連設けた。その後、通常通り栽培し、5月16日(開花初期)に、環状ジペプチドの1回目の散布を実施した。散布方法は以下の通り。cLF水溶液を3種類(100μM、40μM、4μM)の濃度で用意し、コントロールには水道水を用いた。各濃度のcLF水溶液、水道水(コントロール)には展着剤としてアプローチBIを0.1%ずつ添加した。各溶液を噴霧器を用いて10アール当たり220リットルの割合で散布した。
1回目の散布後、5月23日、6月3日、6月12日、6月21日に同じ手順による散布を実施した。なお、疫病の自然発生が遅かったために、6月16日にジャガイモ疫病菌Phytophthora infestansの胞子懸濁液を1株あたり4ml噴霧接種し、6月21日に疫病菌の初発が確認された。7月2日に病害調査を行った。
発病程度を、以下で定義する基準に基づき評価点で表した。
0:無発病
1:4分の1程度の葉に発病が認められる
2:ほぼ2分の1の葉に発病、時には1部の葉が枯死
3:ほとんどの葉(4分の3程度)が発病、枯死葉がかなり多い
4:葉はほとんど枯死(4分の3以上)、時には茎部にも枯死が認められる
発病葉率を、次式により算出した。
発病株数/調査株数
発病度を、次式により算出した。
[0×(発病程度0の株数)+1×(発病程度1の株数)+2×(発病程度2の株数)+3×(発病程度3の株数)+4×(発病程度4の株数)]/(全調査株数×4)×100
防除価を、次式により算出した。
100−(処理区の発病度/コントロール区の発病度)×100
病害調査の結果を下記の表に示す。
Figure 2021095383

Claims (9)

  1. シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上を有効成分として含有する、卵菌類に属する微生物の感染による植物病害の防除剤。
  2. 前記植物病害が、べと病又は疫病である、請求項1に記載の植物病害の防除剤。
  3. 前記植物病害が、ブドウべと病である、請求項2に記載の植物病害の防除剤。
  4. 前記微生物が、プラズモパーラ・ビティコーラ(Plasmopara viticola)又はフィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans)である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の植物病害の防除剤。
  5. シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩から選択される1以上を有効成分として含有する、ブドウべと病の防除剤。
  6. 植物に、シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上を施用すること、
    を含む、卵菌類に属する微生物の感染による植物病害の防除方法。
  7. ブドウに、シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩から選択される1以上を施用すること、
    を含む、ブドウべと病の防除方法。
  8. 植物に、シクロ(L−ロイシル−L−フェニルアラニル)及びその塩から選択される1以上を施用すること、及び
    施用後の前記植物を生育させること
    を含む植物の栽培方法。
  9. ブドウに、シクロ(L−プロリル−L−バリル)及びその塩から選択される1以上を施用すること、及び
    施用後の前記ブドウを生育させること
    を含むブドウの栽培方法。
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