JP2021095288A - 折畳みシート製造金型及び折畳みシート製造プロッター並びに折畳みシート - Google Patents
折畳みシート製造金型及び折畳みシート製造プロッター並びに折畳みシート Download PDFInfo
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Abstract
【課題】上型あるいは下型に凸部あるいは凹部を折り線に合せて形成することにより、ワンストロークでシート本体に折り線を形成することができる折畳みシート製造金型及びペンの替りに折り線としての溝を形成すべくローラーを設けてなる折畳みシート製造プロッターにて加工した折畳みシートを提供する。【解決手段】折り線がジグザグで、ひとつひとつが平行四辺形になり、ジグザグになることにより折り目が重ならなくなり、開閉時に紙に負担が少なく破れにくくなる折畳みシートOSにおいて、折り線を形設すべく、上型あるいは下型の同位置に凸部あるいは凹部を折り線に合せて形成してなる押圧によりシート本体に溝を形成する。【選択図】図2
Description
本発明は、簡単に開閉できる折畳みシート製造金型及び折畳みシート製造プロッター並びに折畳みシートに関するものである。
従来の技術として、ミウラ折り(登録商標)の基本パターンに折りずれをカバーするマージンを含む拡張マージンを備えた外郭形状の原平面材PAに対し、前記基本パターンに折りずれをカバーするマージンを含む拡張マージンを備えた大きさ形状に対応するように複数連接された板材と、板材間で折り畳み線に対応する折り畳みを可能とする可動部を有する折り畳み構造の表平面治具及び裏平面治具を備えたことを特徴とするものがある。(特許文献1参照)
また、別の従来技術として、第1の山折り用折り目と、第1の谷折り用折り目と、第2の山折り用折り目と、第2の山折り用折り目とを有する薄体であって、前記第1の山折り用折り目及び前記第1の谷折り用折り目は、薄体表面及び薄体裏面に付された加工痕であって、ジグザグパターンを有して長さ方向に延び、幅方向に互いに間隔を隔てて、交互に配置されており、前記第2の山折り用折り目及び前記第2の谷折り用折り目は、薄体表面及び薄体裏面に付された加工痕であって、前記第1の山折り用折り目及び前記第2の谷折り用折り目の間の前記間隔のそれぞれにおいて、幅方向に延び、長さ方向に互いに間隔を隔てて交互に配置され、前記長さ方向では前記間隔のそれぞれにおいて同一位置にあり、前記第2の山折り用折り目は、一端が、前記ジグザグパターンの変移点で前記第1の山折り用折り目に連続し、他端が前記第1の谷折り用折り目とは不連続であり、前記第2の谷折り用折り目は、一端が、前記ジグザグパターンの変移点で前記第1の谷折り用折り目に連続し、他端が前記第1の山折り用折り目とは不連続である薄体がある。(特許文献2参照)
前記前者においては、複数連接された板材により構成されており、管理とメンテナンスが大変であり、加工の精度に問題がある。
また、前記後者においては、装置が複雑であり、設備が多大に掛かるものである。
本発明はこのような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、上型あるいは下型に凸部あるいは凹部を折り線に合せて形成することにより、ワンストロークでシート本体に折り線を形成することができる折畳みシート製造金型及びペンの替りに折り線としての溝を形成すべくローラーを設けてなる折畳みシート製造プロッターにて加工した折畳みシートを提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、折り線がジグザグで、ひとつひとつが平行四辺形になり、ジグザグになることにより折り目が重ならなくなり、開閉時に紙に負担が少なく破れにくくなる折畳みシートにおいて、折り線を形設すべく、上型あるいは下型の同位置に凸部あるいは凹部を折り線に合せて形成してなる押圧によりシート本体に溝を形成すること。前記シート本体において、山折り線と谷折り線に凸溝と凹溝を加工すべく、上型と下型の凸部と凹部を上下変更することを特徴とする折畳みシート製造金型及び平台上に置いたシート本体に線画を描くペンプロッターのペンの替りに、先端にシート本体に折り線としての溝を形成すべく、ローラーを設けてなる折畳みシート製造プロッター並びに折畳みシート。
1)、上型あるいは下型に凸部あるいは凹部を折り線に合せて形成してなる押圧型により、ワンストロークでシート本体に折り線がジグザグで、ひとつひとつが平行四辺形になりジグザグな溝を形成できることにより、折り目が重ならなくなり、開閉がスムーズにいく折畳みシートを加工できる。
2)、シート本体において、上型と下型の凸部と凹部を上下変更することにより、山折り線に凸溝を谷折り線に凹溝を加工することができ、より折り畳みし易い折畳みシートを加工できる。
3)、ペンプロッター(XYプロッター)の動きに合わせてローラーがペーパー本体に折り線の溝を形成し、ソフトを変更するだけで、色々な大きさの折畳みシートを加工できる。
4)、折り線により、誰でも簡単に折畳みシートを開閉すべく折り畳むことができる。
2)、シート本体において、上型と下型の凸部と凹部を上下変更することにより、山折り線に凸溝を谷折り線に凹溝を加工することができ、より折り畳みし易い折畳みシートを加工できる。
3)、ペンプロッター(XYプロッター)の動きに合わせてローラーがペーパー本体に折り線の溝を形成し、ソフトを変更するだけで、色々な大きさの折畳みシートを加工できる。
4)、折り線により、誰でも簡単に折畳みシートを開閉すべく折り畳むことができる。
1は折畳みシート製造金型で、折り線が水平方向は直線で、垂直方向はジグザグで、ひとつひとつが平行四辺形になり、ジグザグになることにより折り目が重ならなくなることにより、開閉自在な折畳みシート(ミウラ折り・登録商標)を加工するもので、上型2に折り線に対応した帯状の凸部2aを形成すると共に、下型3にこの帯状の凸部2aと同位置に帯状の凹部3aを形成してなる。(図1参照)
例えば、帯状の凸部2aと帯状の凹部3aを縦方向をジグザグ状Gに、横方向を水平状Sに形成する。(図2参照)
よって、この折畳みシート製造金型1により、上型2と下型3の間にシート本体SHを設け、押圧することにより、シート本体SHにジグザグ状Gと水平状Sの溝Mを形成した折畳みシートOSを加工するものである。(図2参照)
つぎに、第2実施例の折畳みシート製造金型について説明する。
折畳みシート製造金型21は、前記折畳みシート製造金型1を改良したもので、シート本体SH1に山折り線と谷折り線に凸溝TMと凹溝OMを加工すべく、上型22と下型23の凸部22aと凹部23aを上下に適所変更してなるものである。(図3参照)
例えば、図4に示すように、凸部22aと凹部23aの位置とし、同様にシート本体SH1に凸溝TMと凹溝OMを形成する折畳みシートOS1を加工するものである。(図4参照)
折畳みシート製造金型21は、前記折畳みシート製造金型1を改良したもので、シート本体SH1に山折り線と谷折り線に凸溝TMと凹溝OMを加工すべく、上型22と下型23の凸部22aと凹部23aを上下に適所変更してなるものである。(図3参照)
例えば、図4に示すように、凸部22aと凹部23aの位置とし、同様にシート本体SH1に凸溝TMと凹溝OMを形成する折畳みシートOS1を加工するものである。(図4参照)
上記実施例折畳みシート製造金型1及び折畳みシート製造金型21の折畳みシートの折り畳み方法について説明する。
まず、折畳みシートOS・OS1を上下方向(折り線が水平)に順次谷折りT、山折りYし、折り畳む。(図4参照)
つまり、ジグザグG1を表にし、これを左方向から順に、山折りY1、谷折りT1、山折りY2、谷折りT2、山折りY3する。(図5参照)
よって、図6のように右側面から見ると、山折りY1・Y2・Y3が段差状に形成される。
まず、折畳みシートOS・OS1を上下方向(折り線が水平)に順次谷折りT、山折りYし、折り畳む。(図4参照)
つまり、ジグザグG1を表にし、これを左方向から順に、山折りY1、谷折りT1、山折りY2、谷折りT2、山折りY3する。(図5参照)
よって、図6のように右側面から見ると、山折りY1・Y2・Y3が段差状に形成される。
これで折り目が完成し、再度折畳みシートOS・OS1を開いて、左下面HKと右上面MGが、折り畳んだ時に両側にくるようにすべく、左方向より山折りY1、谷折りT1、山折りY2、谷折りT2、山折りY3する。(図7参照)
よって、折り畳んだ状態は、図8のようになり、左下面HKが左下に、右上面MGが右上にくるように形成する。
この状態で、左下面HKと右上面MGに開閉するための台紙D・D1を貼り付けてなる。(図9参照)
この台紙Dを下方に、台紙D1を上方に移動させると共に、台紙Dを左方向に、台紙D1を右方向に移動させることにより折畳みシートOS(OS1)を開くことができる。
また、閉じる時には台紙Dを右方向に、台紙D1を左方向に移動させ、台紙Dを上方向に、台紙D1を下方向に移動させる。
この状態で、左下面HKと右上面MGに開閉するための台紙D・D1を貼り付けてなる。(図9参照)
この台紙Dを下方に、台紙D1を上方に移動させると共に、台紙Dを左方向に、台紙D1を右方向に移動させることにより折畳みシートOS(OS1)を開くことができる。
また、閉じる時には台紙Dを右方向に、台紙D1を左方向に移動させ、台紙Dを上方向に、台紙D1を下方向に移動させる。
上記折り畳み手順(図4〜図9)においては、人の手で折り畳むものであるが、折り線が形成されているため、簡単に折り畳むことができ、費用の掛かる折り畳み装置や治具を必要とせず、素人でも簡単にできるものである。
別の実施例として、平台上に置いたシート本体に線画を描くペンプロッター(XYプロッター)のペンの替りに先端にシート本体に折り線としての溝を形成すべくローラー(適宜押圧する)を設けてなる折畳みシート製造プロッターにより、ソフトを変更すればシート本体の大きさに関係なく、折畳みシートを加工できる。(図示せず)
加工状態は折畳みシート製造金型1と同じで、折り畳み方法も同じである。
別の実施例として、平台上に置いたシート本体に線画を描くペンプロッター(XYプロッター)のペンの替りに先端にシート本体に折り線としての溝を形成すべくローラー(適宜押圧する)を設けてなる折畳みシート製造プロッターにより、ソフトを変更すればシート本体の大きさに関係なく、折畳みシートを加工できる。(図示せず)
加工状態は折畳みシート製造金型1と同じで、折り畳み方法も同じである。
なお、上記各実施例において、折畳みシート製造金型1・21はトムソン型が望ましいが、特に限定するものではない。
また、シート本体も一般的な紙や防水紙等、必要に応じて選定すればよい。
さらに、シート本体の大きさやマス目の数も自由に設定すればよい。
また、シート本体も一般的な紙や防水紙等、必要に応じて選定すればよい。
さらに、シート本体の大きさやマス目の数も自由に設定すればよい。
1―――折畳みシート製造金型
2―――上型
2a――凸部
3―――下型
3a――凹部
SH――シート本体
G―――ジグザグ状
S―――水平状
OS――折畳みシート
Y1――山折り
T1――谷折り
2―――上型
2a――凸部
3―――下型
3a――凹部
SH――シート本体
G―――ジグザグ状
S―――水平状
OS――折畳みシート
Y1――山折り
T1――谷折り
Claims (4)
- 折り線がジグザグで、ひとつひとつが平行四辺形になり、ジグザグになることにより折り目が重ならなくなり、開閉時に紙に負担が少なく破れにくくなる折畳みシートにおいて、折り線を形設すべく、上型あるいは下型の同位置に凸部あるいは凹部を折り線に合せて形成してなる押圧によりシート本体に溝を形成することを特徴とする折畳みシート製造金型。
- 前記シート本体において、山折り線と谷折り線に凸溝と凹溝を加工すべく、上型と下型の凸部と凹部を上下変更することを特徴とする請求項1記載の折畳みシート製造金型。
- 折り線がジグザグで、ひとつひとつが平行四辺形になり、ジグザグになることにより折り目が重ならなくなり、開閉時に紙に負担が少なく破れにくくなる折畳みシートにおいて、折り線を形設すべく、平台上に置いたシート本体に線画を描くペンプロッターのペンの替りに、先端にシート本体に折り線としての溝を形成すべく、ローラーを設けてなることを特徴とする折畳みシート製造プロッター。
- 前記折畳みシート製造金型及び折畳みシート製造プロッターにて加工されたことを特徴とする折畳みシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019240144A JP2021095288A (ja) | 2019-12-17 | 2019-12-17 | 折畳みシート製造金型及び折畳みシート製造プロッター並びに折畳みシート |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019240144A Pending JP2021095288A (ja) | 2019-12-17 | 2019-12-17 | 折畳みシート製造金型及び折畳みシート製造プロッター並びに折畳みシート |
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- 2019-12-17 JP JP2019240144A patent/JP2021095288A/ja active Pending
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