JP2021095173A - ダネッジ用アタッチメント及びホイール搬送セット - Google Patents

ダネッジ用アタッチメント及びホイール搬送セット Download PDF

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Abstract

【課題】ダネッジの変形を防ぐことが求められている。【解決手段】本開示のダネッジ用アタッチメント10は、ダネッジ110のワーク当接部119に上方から重なるダネッジ当接部20と、主面11より上方に膨出した膨出部12,13,14を有している。ダネッジ用アタッチメント10の膨出部12,13,14の膨出量は、ダネッジ110の上側膨出部112,113,114の膨出量よりも大きくなっていて、ダネッジ用アタッチメント10をダネッジ110の上に重ねると、ダネッジ用アタッチメント10のダネッジ当接部20がダネッジ110のワーク当接部119に当接する一方、ダネッジ用アタッチメント10の各膨出部12,13,14の天井壁とダネッジ110の各上側膨出部112,113,114との間には隙間が生じる。【選択図】図11

Description

本開示は、パレット上のワークの上下に凹凸を有するシート状のダネッジが配置された荷物セットの最上面のダネッジの上に重ねられるダネッジ用アタッチメント及び、そのダネッジ用アタッチメントを含むホイール搬送セットに関する。
従来、パレット上でワークが段積みされる場合に、上下のワーク同士の間にワーク当接部が挟まれると共に、上方に突出する横ずれ規制部によってワークの横ずれを規制するダネッジが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−278453号公報(図4等)
荷物セットの上に他の荷物セットを段積みすると、下側の荷物セットの最上面のダネッジの上に上側の荷物セットのパレットが載置されることとなり、ダネッジの横ずれ規制部が上側の荷物セットの荷重を受けてダネッジが変形し、荷物セットの段積みが不安定になるという問題が発生し得るため、ダネッジの変形を防ぐことが求められている。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、パレット上のワークの上下に凹凸を有するシート状のダネッジが配置されて、前記ワークが段積みされる場合には上下の前記ワーク同士の間に前記ダネッジのワーク当接部が挟まれると共に、前記ワーク当接部より上方に突出する横ずれ規制部によって前記ワークの横ずれが規制される荷物セットのうち最上面の前記ダネッジの上に重ねられるダネッジ用アタッチメントであって、前記ダネッジの前記横ずれ規制部には当接せずに、前記ダネッジの前記横ずれ規制部よりも上方に位置する荷重受部と、前記ダネッジの前記ワーク当接部に上方から当接し、前記荷重受部が受けた荷重を前記ダネッジの前記ワーク当接部に伝えるダネッジ当接部と、を有するダネッジ用アタッチメントである。
請求項2の発明は、樹脂により一体成形されたシート状をなす請求項1に記載のダネッジ用アタッチメントである。
請求項3の発明は、前記荷重受部より上方へ突出し、上方にパレットが載置されたときに、前記パレットの下面に形成されている凹部に嵌合可能な嵌合突部を有する請求項1又は2に記載のダネッジ用アタッチメントである。
請求項4の発明は、前記ダネッジ当接部は、前記ダネッジの前記ワーク当接部に全体的に当接するように構成され、前記ダネッジと凹凸嵌合する請求項1から3の何れか1の請求項に記載のダネッジ用アタッチメントである。
請求項5の発明は、前記ダネッジの上に重ねられた状態で上方から見ると、前記ダネッジの全体を覆う請求項1から4の何れか1の請求項に記載のダネッジ用アタッチメントである。
請求項6の発明は、樹脂により一体成形されたシート状をなし、板厚が前記ダネッジの板厚よりも大きい請求項1から5の何れか1の請求項に記載のダネッジ用アタッチメントである。
請求項7の発明は、ワークとしてのホイールを搭載するためのパレットと、凹凸を有するシート状をなし、横倒れ姿勢で上下に並んだ前記ホイールの間に配されたときに上下の前記ホイールのフランジの間に挟まれる環状のワーク当接部と、前記ワーク当接部より上方に突出して、前記ホイールの横ずれを規制する横ずれ規制部と、を有するダネッジと、前記パレット上の前記ホイールの上下に前記ダネッジを配してなる荷物セットの最上面の前記ダネッジの上に重ねられるダネッジ用アタッチメントと、を備えるホイール搬送セットであって、前記ダネッジ用アタッチメントは、前記ダネッジの前記横ずれ規制部には当接せずに、前記ダネッジの前記横ずれ規制部よりも上方に位置する荷重受部と、前記ダネッジの前記ワーク当接部に上方から当接し、前記荷重受部が受けた荷重を前記ダネッジの前記ワーク当接部に伝えるダネッジ当接部と、を有するホイール搬送セットである。
請求項1のダネッジ用アタッチメント及び請求項7のホイール搬送セットによれば、ダネッジ用アタッチメントを荷物セットの最上面のダネッジの上に重ねることで、その上に他の荷物セットを段積みされた際に、他の荷物セットのパレットは、ダネッジではなくダネッジ用アタッチメントの荷重受部に当接するようになる。そして、ダネッジ用アタッチメントの荷重受部はダネッジの横ずれ規制部には当接しておらず、荷重受部が受けた他の荷物セットの荷重は、ダネッジ当接部を介してダネッジのうち下方のワークに支持されるワーク当接部に伝えられるので、ダネッジの変形が防がれる。
請求項2のダネッジ用アタッチメントは、樹脂により一体成形されたシート状をなすので、軽量化が図られる。
請求項3のダネッジ用アタッチメントによれば、上方にパレットが載置されたときに、ダネッジ用アタッチメントの嵌合突部がパレットの下面の凹部に嵌合し、パレットの水平方向の移動が規制されるので、荷物セットの段積みがより安定する。
請求項4のダネッジ用アタッチメントによれば、ダネッジ当接部がダネッジのワーク当接部に全体的に当接するので、ダネッジにおいて、ダネッジ用アタッチメントを介して他の荷物セットを段積みしたときに荷重がかかる箇所を、上方にワークが載置されている場合に荷重がかかる箇所と同様にすることができ、下のワークにかかる荷重を分散させることができる。
請求項5のダネッジ用アタッチメントによれば、上方から見てダネッジが露出しなくなるのでダネッジの破損が防がれる。
請求項6のダネッジ用アタッチメントによれば、ダネッジ用アタッチメントの剛性が高くなり、ダネッジ用アタッチメントの破損が防がれる。
本開示のダネッジ用アタッチメントと荷物セットとの斜視図 ホイールが載置された状態のダネッジの斜視図 パレットの斜視図 パレットの下面側斜視図 ダネッジの斜視図 ダネッジの下面側斜視図 上下のホイールに挟まれた状態のダネッジの側断面図 ダネッジ用アタッチメントの斜視図 ダネッジ用アタッチメントの下面側斜視図 荷物セットが段積みされた状態の側断面図 荷物セットが段積みされた状態の拡大断面図 ダネッジ用アタッチメントにパレットの下面を重ねた状態の斜視図 荷物セットにダネッジ用アタッチメントを重ねた状態の斜視図 荷物セットが段積みされた状態の斜視図 上下のワークに挟まれた状態の変形例に係るダネッジの側断面図
以下、図1から図14に基づいて本開示のダネッジ用アタッチメント10について説明する。図1に示すように、ダネッジ用アタッチメント10は、ホイール120(特許請求の範囲中の「ワーク」に相当する)を保管、運搬するために、複数のホイール120をダネッジ110を介してパレット101上に載置してなる荷物セット100に用いられるものである。
ホイール120は、例えば自動車用のアルミホイールであり、図2に示すように、円筒状のリム120Aと、軸方向の一端(図2における上端)の中央部に配された略円板状のハブ120Bと、ハブ120Bの外周縁からリム120Aの開口縁まで放射状に延びた複数のスポーク120Cとを有している。また、リム120Aの軸方向の両端部には、外方へ張り出したフランジ部120Fが形成されている。ホイール120は、横倒れ姿勢でダネッジ110上に載置される。
図3に示すように、パレット101は、平面視長方形状のデッキボード102に複数の桁部103を下方へ突出させて設けることで、フォーク挿入空間104を備えた構造になっている。詳細には、デッキボード102のうち4隅と各辺の中央部と中心部との計9箇所に桁部103が配置されていて、隣り合う桁部103同士の間がフォーク挿入空間104になっている。なお、デッキボード102の上面には、複数の溝102Aと水抜き穴102Bとが形成されている。
また、図4に示すように、縦横の何れかの方向で隣合った桁部103の下端部の間には、下面強化梁105が差し渡されていて、パレット101の下面は「田」の字形状になっている。下面強化梁105に囲まれた四角形の4つの領域は、単なる空間になっていて、この空間は、パレット101の下面から上方に陥没した凹部106となっている。
図5に示されるダネッジ110は、樹脂の真空成形品であり、ホイール120(図2参照)が当接する主面111から複数の膨出部112〜116が上下に膨出した凹凸シート状をなしている。ダネッジ110の平面形状は五角形のベース状であり、6つのホイール120を千鳥状に載置可能となっている。詳細には、ダネッジ110には、円環状をなし、ホイール120(図2参照)のフランジ部120Fが当接するワーク当接部119が6つ設けられている。6つのワーク当接部119は、図5における右列、中列、左列に2つずつ(図5における手前側と奥側とに)配されていて、右列と左列とでは、2つのワーク当接部119が同位置に配されていて、中列では、2つのワーク当接部119が、右列と左列とよりも奥側にずれて配されている。
各ワーク当接部119の内側は、上方に膨出した上側円形膨出部112となっている。また、ダネッジ110には、外縁に沿って配され、上方に膨出した上側外縁膨出部113が形成されている。上側外縁膨出部113は、右列と中列との奥側のワーク当接部119の奥側と、中列と左列との奥側のワーク当接部119の奥側と、にそれぞれ配された第1上側外縁膨出部113Aと、右列の2つのワーク当接部119とダネッジ110の右辺との間と、左列の2つのワーク当接部119とダネッジ110の左辺との間と、にそれぞれ配された第2上側外縁膨出部113Bと、右列手前側のワーク当接部119の右手前側(ダネッジ110の右手前隅部)と、左列手前側のワーク当接部119の左手前側(ダネッジ110の左手前隅部)とにそれぞれ配された第3上側外縁膨出部113Cと、右列、中列、左列の手前側のワーク当接部119とダネッジ110の手前側辺との間に配された第4上側外縁膨出部113Dと、からなる。なお、第4上側外縁膨出部113Dの手前側外縁部には、左右方向の両端寄り位置に、ベルトを掛けるための凹部113D1が形成されている。また、右列と中列との4つのワーク当接部119の間、及び、中列と左列との4つのワーク当接部119の間には、上側中間膨出部114が上方に膨出して形成されている。これら上側膨出部112,113,114が特許請求の範囲中の「横ずれ規制部」に相当する。
図5及び図6に示すように、縦横で隣り合うワーク当接部119同士の間には、下方へ膨出した下側中間膨出部115が形成されている。また、ダネッジ110の外縁のうち各上側外縁膨出部113の間(右列奥側のワーク当接部119の右方、右列手前側のワーク当接部119の右方と手前側、中列奥側のワーク当接部119の奥側、左列奥側のワーク当接部119の左方、左列手前側のワーク当接部119の左方と手前側)には、下方へ膨出した下側外縁膨出部116が形成されている。なお、各下側膨出部115,116の膨出量は、各上側膨出部112,113,114の膨出量よりも小さくなっている。
図1及び図7に示すように、ホイール120同士をダネッジ110を介して段積みすると、ダネッジ110のワーク当接部119は、上下のホイール120のフランジ部120Fの間に挟持される。ダネッジ110は、上側のホイール120に対しては、ダネッジ110の上側円形膨出部112がホイール120の内側に嵌合すると共に、上側外縁膨出部113及び上側中間膨出部114がホイール120の外側に嵌合して位置決めし、下側のホイール120に対しては、下側中間膨出部115及び下側外縁膨出部116がホイール120の外側に嵌合して位置決めする。
図1に示すように、荷物セット100においては、ダネッジ110が段積みされたホイール120の上下に配されていて、最上面にもダネッジ110が配されている。本実施形態のダネッジ用アタッチメント10は、この最上面のダネッジ110の上に重ねて使用されるものである。
図8及び図9に示されるダネッジ用アタッチメント10は、ダネッジ110と同様に樹脂の真空成形品であり、平面形状がダネッジ110よりも一回り大きいベース状をなし、ダネッジ110に重ねられると、ダネッジ110の上面全体を覆う。その凹凸形状もダネッジ110の凹凸形状に対応して、主面11から複数の膨出部12〜14が上方に膨出してなる。
詳細には、ダネッジ用アタッチメント10は、主面11上に延び、ダネッジ110のワーク当接部119に上方から重なる円環状の6つ(右列、中列、左列に2つずつ)のダネッジ当接部20と、ダネッジ当接部20の内側を上方に膨出させてなり、ダネッジ110の上側円形膨出部112に嵌合する円形膨出部12と、ダネッジ用アタッチメント10の外縁に沿って配され、上方に膨出してダネッジ110の上側外縁膨出部113に嵌合する外縁膨出部13と、右列と中列との4つのダネッジ当接部20の間、及び、中列と左列との4つのダネッジ当接部20の間を上方に膨出させて形成され、ダネッジ110の上側中間膨出部114に嵌合する中間膨出部14と、を有してなる。各膨出部12,13,14は、主面11より上方で主面11と平行に延びる天井壁12T,13T,14T(特許請求の範囲中の「荷重受部」に相当する)と、天井壁12T,13T,14Tと主面11とを連絡する12S,13S,14Sと、を有している。また、円形膨出部12の側壁12Sは、全周に亘って段付き状に凹凸が形成されていて、その段差部がリブとして機能している。
なお、外縁膨出部13は、ダネッジ110の第1〜第4の上側外縁膨出部113A〜113Dにそれぞれ対応する第1〜第4の外縁膨出部13A〜13Dからなる。詳細には、外縁膨出部13は、右列と中列との奥側のダネッジ当接部20の奥側と、中列と左列との奥側のダネッジ当接部20の奥側と、にそれぞれ配された第1外縁膨出部13Aと、右列の2つのダネッジ当接部20とダネッジ用アタッチメント10の右辺との間と、左列の2つのダネッジ当接部20とダネッジ用アタッチメント10の左辺との間と、にそれぞれ配された第2外縁膨出部13Bと、右列手前側のダネッジ当接部20の右手前側(ダネッジ用アタッチメント10の右手前隅部)と、左列手前側のダネッジ当接部20の左手前側(ダネッジ用アタッチメント10の左手前隅部)とにそれぞれ配された第3外縁膨出部13Cと、右列、中列、左列の手前側のダネッジ当接部20とダネッジ用アタッチメント10の手前側辺との間に配された第4外縁膨出部13Dと、からなる。第4外縁膨出部13Dには、手前側外縁部における左右方向の両端寄り位置に、ダネッジ110の第4上側外縁膨出部113Dの凹部113D1に対応した凹部13D1が形成されている。また、ダネッジ用アタッチメント10には、主面11から下方へ膨出した部分は設けられておらず、ダネッジ用アタッチメント10をダネッジ110上に重ねると、ダネッジ当接部20がダネッジ110のワーク当接部119に当接し、主面11のうちダネッジ当接部20の延長部分とダネッジ110の各下側膨出部115,116との間に隙間が生じる(図10及び図11参照)。
図10及び図11に示すように、ダネッジ用アタッチメント10の各膨出部12,13,14の膨出量は、ダネッジ110の各上側膨出部112,113,114の膨出量よりも大きくなっていて、ダネッジ用アタッチメント10をダネッジ110の上に重ねると、ダネッジ用アタッチメント10のダネッジ当接部20がダネッジ110のワーク当接部119に当接する一方、ダネッジ用アタッチメント10の各膨出部12,13,14の天井壁12T,13T,14Tはダネッジ110の各上側膨出部112,113,114の天井壁に当接せず、両者の間に隙間が生じる。
また、図8に示すように、ダネッジ用アタッチメント10の円形膨出部12には、さらに上方に膨出した嵌合突部25が形成されている。嵌合突部25は、6つの円形膨出部12のうち右列と左列の円形膨出部12には、中列寄り位置に1つずつ配置され、中列の円形膨出部12には、左右の両端それぞれに配置されている。各嵌合突部25は平面視略四角形状をなし、各辺は、ダネッジ用アタッチメント10の縦横と平行に延びている。
図12には、ダネッジ用アタッチメント10上にパレット101の下面を重ねた状態の図が示されている。同図に示すように、右列の円形膨出部12の嵌合突部25は、パレット101の右側の2つの凹部106の右手前隅部にそれぞれ配され、右辺がパレット101の右端で縦方向(図12における奥行き方向)に延びる下面強化梁105に当接可能となっていて、手前側辺が横方向(図12における左右方向)に延びる3つの下面強化梁105のうち手前側の下面強化梁105と中間の下面強化梁105とにそれぞれ当接可能になっている。左列の円形膨出部12の嵌合突部25は、パレット101の左側の2つの凹部106の左手前隅部にそれぞれ配され、左辺がパレット101の左端で縦方向に延びる下面強化梁105に当接可能となっていて、手前側辺が横方向に延びる3つの下面強化梁105のうち手前側の下面強化梁105と中間の下面強化梁105とにそれぞれ当接可能になっている。
また、中列の円形膨出部12の嵌合突部25のうち右側の嵌合突部25は、右側の2つの凹部106の左奥隅部にそれぞれ配され、左辺が縦方向に延びる3つの下面強化梁105のうち中間の下面強化梁105に当接可能となっていて、奥側辺が横方向に延びる3つの下面強化梁105のうち奥側の下面強化梁105と中間の下面強化梁105とにそれぞれ当接可能になっている。一方、中列の円形膨出部12の嵌合突部25のうち左側の嵌合突部25は、左側の2つの凹部106の右奥隅部にそれぞれ配され、右辺が縦方向に延びる3つの下面強化梁105のうち中間の下面強化梁105に当接可能となっていて、奥側辺が横方向に延びる3つの下面強化梁105のうち奥側の下面強化梁105と中間の下面強化梁105とにそれぞれ当接可能になっている。なお、各嵌合突部25のうち、パレット101の凹部106の隅部と対応する部分はそれぞれ切欠かれている。
そして、同図に示すように、ダネッジ用アタッチメント10上にパレット101が載置されると、各嵌合突部25がパレット101の凹部106に受容され、パレット101がダネッジ用アタッチメント10に嵌合して位置決めされる。
なお、本実施形態のパレット101とダネッジ110とダネッジ用アタッチメント10とから特許請求の範囲の「ホイール搬送セット」が構成される。
本実施形態のダネッジ用アタッチメント10の構成は以上である。次に、ダネッジ用アタッチメント10の作用効果について説明する。上述したように、本実施形態のダネッジ用アタッチメント10は、パレット101上に段積みされたホイール120の上下にダネッジ110を配してなる荷物セット100の最上面のダネッジ110上に重ねられる(図13参照)。このとき、ダネッジ用アタッチメント10は、ダネッジ当接部20がダネッジ110のワーク当接部119に当接する一方、各膨出部12,13,14の天井壁12T,13T,14Tはダネッジ110の各上側膨出部112,113,114の天井壁に当接せず、両者の間に隙間が生じた状態となる(図10及び図11参照)。
そして、このダネッジ用アタッチメント10が重ねられた荷物セット100の上に、さらに他の荷物セット100が段積みされると、ダネッジ用アタッチメント10の各膨出部12,13,14の天井壁12T,13T,14Tが上側の荷物セット100のパレット101の下面に当接し、荷重を受ける(図10、図11及び図14参照)。また、ダネッジ用アタッチメント10の嵌合突部25が上側の荷物セット100のパレット101の凹部106に受容され、パレット101がダネッジ用アタッチメント10に嵌合して位置決めされる。なお、ダネッジ用アタッチメント10は、最上段の荷物セット100にも重ねられてもよいし、重ねられなくてもよい。
ここで、上側の荷物セット100の荷重を受けた各膨出部12,13,14の天井壁12T,13T,14Tは、ダネッジ110の各上側膨出部112,113,114の天井壁に当接していないので、各膨出部12,13,14の天井壁12T,13T,14Tが受けた荷重は、ダネッジ当接部20を介してダネッジ110のうち下方のホイール120に支持されるワーク当接部119に伝えられる。このように、本実施形態によれば、上側の荷物セット100の荷重がダネッジ110の各上側膨出部112,113,114ではなくワーク当接部119に伝えられるので、ダネッジ110の変形が防がれる。これにより、荷物セット100の段積みが安定し、ホイール120の破損が防がれる。さらに、ダネッジ用アタッチメント10には、パレット101と嵌合する嵌合突部25が形成されているので、荷物セット100の段積みがより安定する。
また、ダネッジ用アタッチメント10の凹凸形状がダネッジ110の凹凸形状と対応していて、ダネッジ当接部20がダネッジ110のワーク当接部119に全体的に当接するので、ダネッジ110において、ダネッジ用アタッチメント10を介して上側の荷物セット100を段積みしたときに荷重がかかる箇所を、上方にホイール120が載置されている場合に荷重がかかる箇所と同様にすることができ、下方のホイール120にかかる荷重を分散させることができる。さらに、ダネッジ用アタッチメント10はダネッジ110の上面全体を覆うので、上方から見てダネッジ110が露出しなくなり、ダネッジ110の破損が防がれる。
ところで、ダネッジ110の変形を防ぐためには、ダネッジ用アタッチメント10を使用せずに、ダネッジ110自体の剛性を挙げる等の対応も考えられるが、本実施形態によれば、1つの荷物セット100に対してダネッジ用アタッチメント10を1枚追加するだけなので、既存のダネッジ110を用いることができ、コストを抑えることができる。しかも、ダネッジ用アタッチメント10は、樹脂により一体成形されたシート状をなすので、軽量化が図られる。
また、ダネッジ用アタッチメント10の板厚がダネッジ110の板厚よりも大きくなっているので、ダネッジ用アタッチメント10の剛性が高くなり、ダネッジ用アタッチメント10の破損が防がれる。これにより、荷物セット100にダネッジ用アタッチメント10を重ねた状態でパレット101のフォーク挿入空間104からダネッジ用アタッチメント10の上面までバンドを掛けた場合にも、ダネッジ用アタッチメント10の撓みが抑制される。また、ダネッジ用アタッチメント10を用いることでダネッジ110を薄くしてもダネッジ110の変形が抑制されるため、ダネッジ110の軽量化を図ることも可能となる。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、ワークがホイール120であったが、これに限られたものではなく、ダネッジ110のワーク当接部119が上下のワークに挟まれるものであればよい。このとき、ワーク当接部119を挟む上側のワークの下端と下側のワークの上端との位置が、上記実施形態のように水平方向で一致していてもよいし、図15(符号200はワークである)に示すように、水平方向で若干ずれていてもよい。例えば、ワークが、一斗缶やドラム缶、ペール缶、飲料缶等であってもよい。
(2)ダネッジ用アタッチメント10とダネッジ110とが同じ板厚であってもよい。
(3)上記実施形態では、ダネッジ用アタッチメント10は真空成形品であったが、射出成形品であってもよい。また、一体成形品ではなく、複数の部品を取り付けて製造されてもよい。
(4)上記実施形態では、ダネッジ用アタッチメント10のダネッジ当接部20が、ダネッジ110のワーク当接部119に全体的に連続して当接する構成であったが、断続的に当接する構成であってもよいし、部分的に当接する構成であってもよい。
10 ダネッジ用アタッチメント
12 円形膨出部
13 外縁膨出部
14 中間膨出部
12T,13T,14T 天井壁(荷重受部)
20 ダネッジ当接部
25 嵌合突部
100 荷物セット
101 パレット
106 凹部
110 ダネッジ
112 上側円形膨出部(横ずれ規制部)
113 上側外縁膨出部(横ずれ規制部)
114 上側中間膨出部(横ずれ規制部)
119 ワーク当接部
120 ホイール(ワーク)

Claims (7)

  1. パレット上のワークの上下に凹凸を有するシート状のダネッジが配置されて、前記ワークが段積みされる場合には上下の前記ワーク同士の間に前記ダネッジのワーク当接部が挟まれると共に、前記ワーク当接部より上方に突出する横ずれ規制部によって前記ワークの横ずれが規制される荷物セットのうち最上面の前記ダネッジの上に重ねられるダネッジ用アタッチメントであって、
    前記ダネッジの前記横ずれ規制部には当接せずに、前記ダネッジの前記横ずれ規制部よりも上方に位置する荷重受部と、
    前記ダネッジの前記ワーク当接部に上方から当接し、前記荷重受部が受けた荷重を前記ダネッジの前記ワーク当接部に伝えるダネッジ当接部と、を有するダネッジ用アタッチメント。
  2. 樹脂により一体成形されたシート状をなす請求項1に記載のダネッジ用アタッチメント。
  3. 前記荷重受部より上方へ突出し、上方にパレットが載置されたときに、前記パレットの下面に形成されている凹部に嵌合可能な嵌合突部を有する請求項1又は2に記載のダネッジ用アタッチメント。
  4. 前記ダネッジ当接部は、前記ダネッジの前記ワーク当接部に全体的に当接するように構成され、
    前記ダネッジと凹凸嵌合する請求項1から3の何れか1の請求項に記載のダネッジ用アタッチメント。
  5. 前記ダネッジの上に重ねられた状態で上方から見ると、前記ダネッジの全体を覆う請求項1から4の何れか1の請求項に記載のダネッジ用アタッチメント。
  6. 樹脂により一体成形されたシート状をなし、
    板厚が前記ダネッジの板厚よりも大きい請求項1から5の何れか1の請求項に記載のダネッジ用アタッチメント。
  7. ワークとしてのホイールを搭載するためのパレットと、
    凹凸を有するシート状をなし、横倒れ姿勢で上下に並んだ前記ホイールの間に配されたときに上下の前記ホイールのフランジの間に挟まれる環状のワーク当接部と、前記ワーク当接部より上方に突出して、前記ホイールの横ずれを規制する横ずれ規制部と、を有するダネッジと、
    前記パレット上の前記ホイールの上下に前記ダネッジを配してなる荷物セットの最上面の前記ダネッジの上に重ねられるダネッジ用アタッチメントと、を備えるホイール搬送セットであって、
    前記ダネッジ用アタッチメントは、
    前記ダネッジの前記横ずれ規制部には当接せずに、前記ダネッジの前記横ずれ規制部よりも上方に位置する荷重受部と、
    前記ダネッジの前記ワーク当接部に上方から当接し、前記荷重受部が受けた荷重を前記ダネッジの前記ワーク当接部に伝えるダネッジ当接部と、を有するホイール搬送セット。
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