JP7231968B2 - 車タイヤ搬送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、トラックの荷台(箱型荷台)内への積み込み、積み降ろしが、高齢者又は女性の1人でも可能であるタイヤ積載用パレットに関する。特に、該タイヤ積載用パレットを特別な保管倉庫にて使うことで、今まで人手によっていた保管倉庫の作業員までも、全く人手不要にでき、安全・安心なタイヤ積載作業を提供できるタイヤ積載用パレットを使用した車タイヤ搬送方法に関する。
さらに、具体的には、本発明は、特有のタイヤ積載用パレットにてトラック等の荷台(箱型荷台)内への積み込み、積み降ろしが、高齢者又は女性の1人でも可能である車タイヤの搬送システムに関する。特に、前記タイヤ積載用パレットを特別な保管倉庫にて使うことで、今まで人手によっていた保管倉庫の作業員までも、全く人手不要にでき、安全・安心なタイヤ積載作業を提供できる車タイヤ搬送方法に関する。
従来より、トラックの荷台(箱型荷台)に、タイヤ運搬用専用の運搬業は存在しなかった。このような必要性が生じたのは、タイヤ履き替えが存在しているためである。つまり、夏(春、秋も兼ねる)用タイヤと、積雪用の冬タイヤとが存在し、これを履き替える必要があった。
住宅事情において、田舎であれば自宅に、夏用・冬用の一方のタイヤを保管できるスペースも存在するが、都会等では、タイヤの履き替え時において、別の場所に保管してもらう保管サービスも年々増加している。この場合には、タイヤ4本(2本又は6本の場合も有る)がセットとされている。以下、タイヤ複数本セットとも言う。
その履き替え時において、自動車販売店(新車・中古車等のカーディーラー)又はカー用品店(カーショップ)の作業員又は店員によって、適宜のパレット上に複数のタイヤが適宜に載置されて、適宜のタイヤ用の保管倉庫に運搬されている。
複数のタイヤ輸送用パレットとしては、特許文献1(特開平9-30648号公報)が開示されている。この文献1では、タイヤは平積みで多数が積層できるが、このタイヤは、完成タイヤの場合であり、単に、トラック等にタイヤの積み込み、積み降ろしができる場合とは異なるものである。
また、特許文献2(特開平6-293371号公報)では。多数のタイヤを、縦型に積み込むパレットであるが、この状態下で、トラック等にタイヤの積み込み、積み降ろしができるとしても、タイヤ専用の倉庫で、人手を必要せずにタイヤの積み込み、積み降ろしができるかは不明である。
また、国内王手のタイヤメーカーであっても、新タイヤの製造工場等でなく、通常のタイヤの多数が保管できる保管倉庫では、フォークリフトで使用できる状態下であったとしても、トラック等で運ばれてきたタイヤ、特にタイヤ複数本セットを、人手を必要とすることなく、保管作業ができる状態下には無い。
このタイヤの複数の運搬には、INNOLIFT(イノリフトとしてネット上で公知)が使用されていることが多い。この複数タイヤの運搬では、平積みしたタイヤを自動車荷台への積み込み、積み降ろしが、高齢者又は女性の1人でも可能であるという利点あるが、現在公知のタイヤ保管倉庫での多くは、倉庫独自のパレット等に人手にて積み上げていることが多いのが現状である。独自のパレットには、フォークリフトを使用できるタイプが多い。
簡単に、人手にて、保管倉庫内で、タイヤの積み上げ、積み下ろしといっても、タイヤ1つが約20キロから約30キロの重量がある。青年男子であっても、1,2時間の連続作業では、続けることは不可能に近い。ましてや、その保管倉庫の作業員となると、一般には、定年間近かの中年、60才過ぎの高齢男子となっている。この人たちの過半数の者は、皆腰痛又は体調不良で悩んでいるのが現状である。
ところで、欧州では、タイヤ保管倉庫では、棒状フォークを昇降するタイプの昇降機にて、前記タイヤ複数本セットを持ち上げる装置又は機構は従来技術として存在している。しかるに、公知のフォーク用パレットでは、前記棒状フォークを昇降するタイプの昇降機を使うことはできないものであった。
また、トラックの箱型荷台にタイヤ複数本セット付きパレットを積み上げて(積み込み)輸送する場合は、輸送効率を考慮して、2段積みする場合も多い。この場合、例えば、パレット上にタイヤ4本セットの1段積みとし、この1段積みのタイヤ4本セット上に、パレットを介して同様のタイヤ4本セットを2段目とした積み重ね、2段積みとすることもある。このような2段積みのタイヤ複数本セットによる保管は、保管倉庫において、高さ方向の空間を有効に利用するために行われることもある。
このような2段積みタイヤ複数本セットでは、下側の1段目のタイヤ複数本セット上に上側の2段目のタイヤ複数本セットが載置されたパレットを載置するときに、1段目のタイヤ複数本セットのタイヤ直径中心と、2段目のタイヤ複数本セットのタイヤ直径中心とが略一致させる必要がある。1段目のタイヤ複数本セットのタイヤ直径中心と、2段目のタイヤ複数本セットのタイヤ直径中心とが略一致していない場合には、タイヤ複数本セットが崩れたり、倒れたりするおそれが十分にある。さらに、このような2段積みのタイヤ複数本セットをトラックの箱型荷台に積みこんで輸送するときに、走行時の振動により、崩れてしまうことも十分に有りうる。
しかしながら、1段目のタイヤ複数本セット上に、2段目となるタイヤ複数本セットのパレットを載置するときに、パレットの中心と1段目のタイヤ複数本セットの直径中心が略一致するように設定することは極めて困難であった。そして、従来は、この作業は、現場の作業員の直観に頼るしかなかった。
特開平9-30648号公報 特開平6-293371号公報
しかるに、本発明が解決しようとする課題(技術的課題又は目的等)は、特有のタイヤ積載用パレットを使うことで、トラックの荷台(箱型荷台)内への積み込み(積み上げという)、積み降ろしが、高齢者又は女性の1人でも可能であると共に、タイヤ積載用の特別な保管倉庫にて使うことで、今まで人手によっていた保管倉庫の作業員でも、全く人手不要にでき、安全・安心なタイヤ積載作業の提供を実現することであり、そのために、特有のタイヤ積載用パレットであるタイヤ積載用パレットにて、人手不要としつつ安全・安心なタイヤ積載作業を提供できる車タイヤ搬送方法及びその搬送システムを提供することにある。
さらに、前記タイヤ積載用パレットを介してタイヤ積載用の特別な保管倉庫を使うことで、タイヤ積載作業としての車タイヤの搬送システムの提供を実現することである。また、さらに、パレットを介して2段積みのタイヤ複数本セットを構成するために、パレットに載置された1段目のタイヤ複数本セットと、同様にパレットに載置された2段目のタイヤ複数本セットの直径中心を略一致させることが簡易且つ迅速にできるタイヤ積載用パレットを提供することもある。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、正方形状のパレット主板の下面の両側に端部棒状脚部がそれぞれ固着され、前記パレット主板の上面にも、前記端部棒状脚部と同等方向を向くと共に同等形状で両側寄りの上面端部台座片、上面中間台座片がそれぞれ固着されてなり、上方に積上げたときに両前記上面端部台座片及び前記上面中間台座片は両前記端部棒状脚部にそれぞれ重ならないように配置されてなるパレット本体上に、乗用車,バンタイプ又はトラック等の平積み状のタイヤ複数本セットを1段積みし、該タイヤ複数本セットの最上位置に正方形状の蓋主板を有する蓋本体を載置して該蓋本体上に、2段目となる前記パレット本体上に平積み状の前記タイヤ複数本セットを載置して前記パレット本体付きのタイヤ複数本セット2段積みとしつつこれらを第1リフターにてバンタイプ又はトラックの荷台上に複数載置すると共に前記第1リフターも載置して所望位置の保管倉庫まで搬送し、該保管倉庫箇所にて前記第1リフターにて前記パレット本体付きの前記タイヤ複数本セット2段積みを積み降ろし、この積み降ろした状態下で前記パレット本体付きの前記タイヤ複数本セット1段積みとしたそれぞれの前記パレット本体上に直接載置された前記タイヤ複数本セット1段積みのみを前記保管倉庫に備えられた第2リフターの両爪部にて直接載置しつつ前記保管倉庫箇所で保管してなることを特徴とする車タイヤ搬送方法としたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1に記載の車タイヤ搬送方法において、前記パレット本体における両側の前記端部棒状脚部の中間にも中央棒状脚部が前記パレット主板の下側に固着されてなり、これでも上方に積上げたときに前記上面中間台座片は前記中央棒状脚部にそれぞれ重ならないように配置されてなることを特徴とする車タイヤ搬送方法としたことにより、上記課題を解決した。
請求項3の発明を、請求項2に記載の車タイヤ搬送方法において、前記パレット本体における前記上面中間台座片は1本又は2本として前記パレット主板の上側に固着され、上方に積上げたときに1本又は2本の前記上面中間台座片は、前記中央棒状脚部にそれぞれ重ならないように配置されてなることを特徴とする車タイヤの搬送方法としたことにより、上記課題を解決したものである。
請求項1の発明では、特に、トラックへの積み込み、積み降ろしのみならず、多数のタイヤ専用の保管倉庫においても、全く人手によらずに、高齢者又は女性であっても、安全・安心しての作業ができるタイヤ積載用パレットを使用して車タイヤ搬送方法を提供できる利点がある。
この効果を具体的に説明すると、パレット本体と蓋本体とを備えたタイヤ積載用パレットを用いて第1リフターにてバンタイプ又はトラックの荷台上に複数載置すると共に前記第1リフターも載置して所望位置の保管倉庫まで搬送し、該保管倉庫箇所にて前記第1リフターにて前記タイヤ複数本セット2段積みを1段目の前記パレット本体を介して積み降ろし、この状態下で前記タイヤ複数本セット2段積みの前記パレット本体上に直接載置された上側及び下側の前記タイヤ複数本セット1段積みのみを前記保管倉庫に備えられた第2リフターの両爪部にて直接載置しつつ前記保管倉庫箇所で保管できる車タイヤの搬送システムとしたことにより、2段積みのタイヤ複数本セットを、トラック等への積み込み、積み降ろしのみならず、多数のタイヤ専用の保管倉庫においても、全く人手によらずに、高齢者又は女性であっても、安全・安心して車タイヤ搬送方法を提供できる利点がある。
また、主板の下側の中央棒状脚部が除かれ、両側の前記端部棒状脚部のみが固着されている構造であり、タイヤ積載用パレットがシンプル化しており、これでも主板の強固性が担保されることで、車タイヤの搬送システムを良好にできる。そして、トラックの荷台上で2段積みのタイヤ複数本セットを搬送することで極めて効率的な搬送ができる効果を奏する。請求項2の発明では、主板の下側の前記中央棒状脚部が設けられることで補強機能を増加できるし、請求項3の発明では、請求項2に記載の車タイヤ搬送方法において、前記パレット本体における前記上面中間台座片は1本又は2本として前記パレット主板の上側に固着され、上方に積上げたときに1本又は2本の前記上面中間台座片は、前記中央棒状脚部にそれぞれ重ならないように配置されてなる車タイヤの搬送方法としたことにより、請求項1又は2の発明方法と同等の効果を奏する。
(A)は第1実施形態のタイヤ積載用パレットにおけるパレット本体と蓋本体とを分離した斜視図、(B)はパレット本体と蓋本体とを分離した正面図、(C)は蓋本体にパレット本体を載置した斜視図、(D)は蓋本体にパレット本体を載置した正面図、(E)は蓋本体の下面に滑り止めを設けた正面図、(F)は蓋本体の一部を切削して載置部を設けた実施形態の縦断正面図である。 (A)はパレット本体に載置した1段積みのタイヤ複数本セット上に蓋本体を載置した斜視図、(B)はタイヤ複数本セットを2段積みとした斜視図である。 (A)乃至(C)はタイヤ複数本セットを下側のパレット本体に載置したタイヤ複数本セット上に蓋本体を載置して上側のパレット本体とタイヤ複数本セットとを積み重ねて2段積みのタイヤ複数本セットを構成する工程の図である。 (A)は第2実施形態のタイヤ積載用パレットにおけるパレット本体と蓋本体とを分離した斜視図、(B)はパレット本体と蓋本体とを分離した正面図、(C)は蓋本体にパレット本体を載置した斜視図、(D)は蓋本体にパレット本体を載置した正面図、(E)は蓋本体の平面図である。 (A)は第1段のタイヤ複数本セットに第2実施形態の蓋本体を載置しようとする状態の斜視図、(B)の(I),(II),(III)は蓋本体の平面方向の中心をタイヤ複数本セットのタイヤの直径中心と 位置合せする行程を示す平面図である。 (A)はパレット本体を上下に積上げた状態の正面図、(B)は、パレット本体の別の実施形態品を上下に離間した状態の正面図である。 (A)はタイヤ複数本セットを載置した斜視図、(B)はパレット本体の隅部に係止用具を取り付けた第1実施形態の斜視図、(C)はパレット本体の隅部に係止用具を取り付けた第2実施形態の斜視図、(D)はタイヤ複数本セットにベルト掛けした一部斜視図である。 (A)乃至(C)は本発明を用いたビジネスの要部であって、(A)はタイヤ複数本セットとして載置している作業状態の簡易図、(B)はトラックの箱型荷台に載置して運搬している状態図、(C)はタイヤ複数本セット付きパレット本体を保管倉庫に運んで降ろした直後の状態の簡易図である。 (A)はタイヤ複数本セット付きパレット本体の主板の下側に第1リフターの爪部を挿入して作業せんとする斜視図、(B)はタイヤ複数本セット付きパレット本体の主板の下側に第1リフターの爪部を挿入完了した状態の一部断面とした正面図である。 (A)はタイヤ複数本セット付きパレット本体の主板の上側に第2リフターの爪部を挿入して作業せんとする斜視図、(B)はタイヤ複数本セット付きパレット本体の主板の上側に第2リフターの爪部を挿入完了した状態の一部断面とした正面図である。 (A)はタイヤ複数本セット付きパレット本体の寸法入りの斜視図、(B)は(A)の平面図、(C)はタイヤ複数本セット付きパレット本体がトラックの箱型荷台内上で揺れている状態図である。 (A)及び(B)はタイヤ4本セットにタイヤ2本セットを蓋本体を介して2段積みした状態図、(C)はタイヤ複数本セット付きパレットにつき第1リフターを使ってトラックの箱型荷台に積上げを開始した状態側面図、(D)はトラックの箱型荷台上でも第1リフターを使ってタイヤ複数本セット付きパレットを箱型荷台の奥側迄の運搬作業をしている状態側面図であって、この2段積みの状態で輸送した場合である。 (A)はタイヤ複数本セット付きパレットでタイヤ複数本セットを2段にした後にトラックの箱型荷台上積み込んで2段積みしている状態側面図、(B)はタイヤ複数本セット付きパレットにて2段積みを完了させ且つ第1リフターもトラックの箱型荷台に載置してトラック荷積み作業が完了した状態側面図、(C)はタイヤ複数本セットを6本としてタイヤ複数本セット付きパレット本体にてトラックの箱型荷台に載置してトラック荷積み作業をなし作業を完了している状態側面図である。 (A)は1段目のタイヤ4本セット付きパレット本体及び蓋本体に十字型にベルト掛けした後に2段目のタイヤ複数本セット付きパレット本体を載置した地上での状態図、(B)はその2段目のタイヤ4本セット付きパレットにもベルト掛けした地上での状態図、(C)は1段目及び2段目のタイヤ複数本セット付きパレットをトラックの箱型荷台上に載置した状態図、(D)は1段目及び2段目のタイヤ複数本セット付きパレットのみを上側から十字型にベルト掛けした地上での状態図である。 (A)及び(B)はタイヤ4本セットのみを保管倉庫の多数のタイヤセットを収納できるタイヤラックの棒状部に第2リフターを用いて載置せんとする状態斜視図、(C)はタイヤ4本セットのみを保管倉庫のタイヤラックの棒状部に第2リフターを用いて載置した直後の斜視図である。 保管倉庫において第2リフターを用いてタイヤ複数本セットのみをタイヤラックの所望の位置の棒状部に載置作業をしている作業状態図である。 (A)は保管倉庫においてタイヤ複数本セットのみを多数のタイヤセットを収納したタイヤラックの多数段階とした一部正面図、(B)は(A)のY1-Y1矢視図、(C)は(A)のX1-X1矢視平面図、(D)はタイヤ複数本セットをパレット本体とを分離した状態の斜視図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。本発明は、タイヤ積載用パレット及び車タイヤ搬送方法及びその搬送システムに関するものであり、特に図2(B)に示すように、2段積みのタイヤ複数本セットMを構成する場合に好適なものである。まず、タイヤ積載用パレットPについて説明する。タイヤ積載用パレットPは、パレット本体P1及び蓋本体P2とにより構成されている(図1乃至図5等参照)。下側(1段目)のパレット本体P1上には、タイヤ複数本セットMが載置され、該タイヤ複数本セットMの最上位置のタイヤ上に蓋本体P2が載置され〔図2(A),図3(B),(C)参照〕、該蓋本体P2上に上側(2段目)となるタイヤ複数本セットMが載置されたパレット本体P1が配置される〔図2(B),図3(C)参照〕。
まず、パレット本体P1の構成から説明すると、図1乃至図4等に示すように、パレットパレット主板1は、略正方形状をなしている。該パレットパレット主板1の下面に、川状に両側の端部棒状脚部21,21、中央棒状脚部22とがそれぞれ固着され、前記パレット主板1の上面にも、前記各脚部と同等方向を向くと共に同等形状で両側寄りに上面端部台座片31,31、上面中間台座片32,32がそれぞれ固着されて構成されている。
前記パレット主板1は正方形状をなしているが、真正な正方形であっても、4辺が僅かに数cm(センチ)異なる略正方形であっても正方形状の概念に含まれる。また、前記端部棒状脚部21,21及び中央棒状脚部22は、前記パレット主板1の裏面(下面)に、該パレット主板1の長さと同等長さに形成されている〔図1(A),(B),図4(A),(B)等参照〕。さらに、本発明の寸法関係についてはタイヤ径との関係を後述する。また、本発明のタイヤ積載用パレットPは、単に「パレット」又は「パレットP」と指すことが多い。
特に、本発明のタイヤ積載用パレットPにおけるパレット本体P1を複数個、同一位置にて上方に積上げたときに、前記上面端部台座片31,31は前記端部棒状脚部21,21に、且つ前記上面中間台座片32,32は前記中央棒状脚部22にそれぞれ重ならない(当接又は干渉しない)ように配置されている。具体的には、前記端部棒状脚部21の内側面と前記上面端部台座片31の外側面との間隔αが形成されている。例えば、数mm(ミリ)乃至約10cm(センチ)程度である。また、前記上面中間台座片32,32相互間の間隔は、約15cm程度であり、この中間位置に前記中央棒状脚部22が存在すればよく、重ならなければ(当接しない)寸法には制限されない。
さらに、前記上面端部台座片31は前記端部棒状脚部21に、且つ前記上面中間台座片32,32は前記中央棒状脚部22にそれぞれ重ならない(当接又は干渉しない)ように配置されている構成について詳述すると、上下のパレット本体P1,P1を重ねたときに、前記上面端部台座片31は、上側のパレット本体P1の前記端部棒状脚部21と前記中央棒状脚部22との空隙部23内に位置するように形成されている(図6参照)。
特に、重ならないようにして両上面端部台座片31,31の相互間を広げたのはタイヤ積載を安定化させるためである。さらに、上下のパレット本体P1,P1を重ねたときに、前記中央棒状脚部22が、前記上面中間台座片32,32の相互間の空隙部32a内に存在するように構成されている〔図6(B)参照〕。
図6(D)は、本発明の別の実施形態であって、前記上面中間台座片32が1本の場合である。この場合の条件としては、具体的には、前記中央棒状脚部22の何れかの内側面と、対向する前記上面中間台座片32の何れかの内側面との間隔βが形成されている〔図6(B)参照〕(図参照)。例えば、数ミリ乃至約10数cm程度である。この数値には必ずしも制限されない。
特に、本発明のパレット本体P1は、パレット主板1が強固な板材で構成されている場合には、前記中央棒状脚部22は除かれ、単に、両側の前記端部棒状脚部21,21のみで構成される別の実施形態もある(図示省略)。つまり、パレット本体P1には中央棒状脚部22は設けられていない。この場合には、パレット主板1の上側の前記上面端部台座片31と前記端部棒状脚部21との間隔αと前記上面中間台座片32の本数(1本又は2本)は、図6に示すような実施形態と同様であり、上下のパレット本体P1,P1を重ねたときの条件も同様である。
さらに、本発明の別の実施形態の構成とすることで〔図1(B)参照〕、本発明の単価を安価にできるのみならず、この上にタイヤ複数本セットMを確実に載置でき、機能的にも十分なる効果を奏する。以下の説明では、前記上面中間台座片32を2本とし、且つ前記中央棒状脚部22も設けた本発明の第1の実施形態の構成のパレット本体P1にて説明する。
タイヤ複数本セットMとは、タイヤを2本乃至6本が積み重ねられたものである。通常は、乗用車用又はバンタイプ専用として、タイヤ4本がセットとして積み重ねられたものである。また、トラック用とした場合では、タイヤ6本セットとすることもある。さらに、トラックによる輸送効率により、タイヤ2本が積み重ねられてセットとする場合もある。この場合、自動二輪等の二輪車に対応することもある。
次に、タイヤ積載用パレットを構成する蓋本体P2について説明する。蓋本体P2は、図2(B)に示すように、2段積みのタイヤ複数本セットを構成するために使用される部材である。蓋本体P2は、2つ実施形態が存在する。まず、第1実施形態は、主に、蓋主板4に載置部41が設けられたものであり、蓋主板4の上面側には、パレット本体P1が載置される構成となっている。蓋主板4は、パレット本体P1の両端部棒状脚部21が載置可能な載置部41が設けられている。該載置部41は、平坦状に形成され、パレット本体P1の端部棒状脚部21が長手方向に沿って面接触することができる面となっている(図1参照)。
載置部41は、載置面41aと段差面41bを有しており、該段差面41aを介して、パレット本体P1の端部棒状脚部21が載置可能となる載置面41aが構成され、該載置面41aは、蓋主板4の上面側の幅方向両側で低位置となる平坦面となる〔図1(A),(B),(C)参照〕。つまり、段差面41aは、段差面41bを境として蓋主板4の上面側の他の部分よりも低い位置となる。載置部4には、パレット本体P1の両端部棒状脚部21,21が載置され、両端部棒状脚部21,21の底面は、蓋本体P2の載置面41aに当接状態で載置する。両該端部棒状脚部21,21の内面側は、前記段差面41bと近接状態又は接触状態で対向する〔図1(D),図4(D)参照〕。
蓋本体P2には、載置部41が3つ設けられたものと(図1参照)、2つ設けられたものが存在する(図4参照)。載置部41が3つ設けられるものでは、蓋主板4の幅方向中央箇所に載置部41が設けられる〔図1(B)参照〕。これは、パレット本体P1において、端部棒状脚部21と中央棒状脚部22とが存在するものに適応される。載置部41が2つの場合は、パレット本体P1に中央棒状脚部22が存在しないものに適応する。
蓋本体P2に載置部41が3つ設けられるものでは、蓋主板4の幅方向中央の載置部41における載置面41aは、その幅方向両側が段差部41a,41aに囲まれた構成であり、つまり、載置部41は、載置面41aと両段差面41b,41bとによって断面略凹状の溝となる〔図1(B),(E),(F)参照〕。
この蓋主板4の幅方向中央の載置部41における両段差面41b,41bの間隔は、パレット本体P1の中央棒状脚部22の幅方向寸法よりも僅かに大きく形成され、両段差面41b,41b間に中央棒状脚部22が僅かの余裕を有して挿入でき、載置面41aに当接載置できる構成となっている。
段差面41bは、蓋主板4に平坦状の薄板42を貼着することにより形成されるものである。薄板42は蓋主板4の概念に含まれるものであり、方形状のベース基板4aに貼着されるものである。薄板42は、厚さが数ミリ程度であり、具体的には約数mm以上で約15mm以下程度が好適である。
また、薄板42は、長方形状であり、その長手方向の長さは、正方形の蓋主板4の1辺の長さと同等又は僅かに小さい程度である。薄板42は、蓋主板4を構成する正方形のベース基板4a上に貼着固定され、該ベース基本板4a上で且つ薄板42が存在しない部分を載置面41aとし、また、薄板42の幅方向端辺が段差面41bとして使用される〔図1(A),(B),(E)参照〕。
蓋主板4の正方形のベース基板4aに2つの薄板42を貼着固定することで、3個の載置部41が形成される〔図1(A),(B),(E)参照〕。このとき、2つの薄板42,42と、ベース基板4aの幅方向両側部分に載置部41の載置面41aが形成されるように、薄板42がベース基板4a上に貼着される。さらに、2つの薄板42同士は、幅方向に離間して配置され、薄板42同士の間隔が蓋主板4の幅方向中央における載置部41の載置面41aとなる。
また、蓋主板4の正方形のベース基板4aに一枚の薄板42を貼着することで、蓋主板4の幅方向両側に載置部41が形成されることになる。また、蓋主板4における載置部41は、薄板42を設けずに、板材の幅方向両側又は中央を切削することにより、載置面41a及び段差面41bを形成することができる実施形態も存在する〔図1(E)参照〕。また、特に図示しないが、蓋本体P2は、載置部41及び位置確認孔51等が存在しない、正方形のベース基板4aのみにて構成される実施形態も存在する。
このように、蓋主板4に複数の載置部41,41,…が設けられることにより、蓋本体P2上にパレット本体P1が載置されるときに、端部棒状脚部21及び中央棒状脚部22が、載置部41に挿入状態となり、2段積みのタイヤ複数本セットM、Mを構成することができる(図2,図3参照)。
次に、蓋本体P2の第2実施形態では、蓋主板4の中心位置に位置確認孔51が設けられる実施形態である(図4参照)。該位置確認孔51は、蓋主板4の平面方向における中心位置に形成されることによって、下側に位置するタイヤ積載用パレットPに載置されたタイヤ複数本セットMの最上位置のタイヤ上に蓋本体P2を載置する場合に、蓋本体P2の平面方向における中心と、タイヤの直径中心とを一致(略一致も含む)するように位置合わせし易いものにできる(図5参照)。
また、位置確認孔51の周囲にはめ目盛となる指標51aが設けられている。位置確認孔51の形状は、円形状,正方形状等が好適である。そして、指標51aは、位置確認孔51の周囲に等間隔に設けられている。指標51aは、蓋主板4に記載,刻印,塗装等の手段によって付される。そして、位置確認孔51が円形状の場合では、その周囲に角度90度おきに記載される。指標51aによって、位置確認孔51の中心を予測確認し易いものにでき、タイヤ複数本セットMの最上位置のタイヤの直径中心と、蓋主板4の平面方向の中心とを一致(略一致も含む)の位置合わせを行う作業を、極めて迅速に行うことができる。
図5(B)における(I),(II),(III)に示された工程のように、2段積みのタイヤ複数本セットにおける下側の第1段のタイヤ複数本セットMの最上位置のタイヤ上で、蓋本体P2を水平面上に移動させながら、位置確認孔51からタイヤの直径中心位置を確認し、位置確認孔51とタイヤとの直径中心を一致(略一致も含む)させることで、タイヤ複数本セットMのタイヤの直径中心と、蓋本体P2の平面方向におけう中心とを簡易且つ迅速に一致(略一致も含む)させることができる。
さらに、蓋本体P2の下面側には、滑り止め部52が設けられることもある〔図1(E)参照〕。該滑り止め部52は、ゴム材で、特にゴムシートが好適である。この滑り止め部52によって、2段積みのタイヤ複数本セットにおける下側の第1段のタイヤ複数本セットMに蓋本体P2を載置した状態で安定させることができる。
パレット本体P1の上側にタイヤ複数本セットMを載置するが、トラックの箱型荷台K上では、転倒防止のために、ベルト7掛けする必要がある。タイヤ複数本セットMを載置して平面的に見たときにベルト7は十字掛けすることも重要である。該ベルト7の端部の係止部7aが確実に係止するには、係止するための係止用具6が必要となる。該係止用具6は、図7(B)に示すように、略V字状の用具本体6aにネジ杆6bが設けられている。該ネジ杆6bを一方側から挿入して先端のネジ部を前記用具本体6aに螺合して本発明の4箇所の隅部Qに固定する。
また、図7(C)に示すように、針金又はワイヤ等で略△状にして織り込み本発明の4箇所の前記隅部Qに固定することもある。何れにしても、本発明上にタイヤ複数本セットMを載置してトラック移動する場合には、図7(D)に示すように、前記係止用具6に前記ベルト7の端部の係止部7aを係止して荷崩れなきようにして運搬する。また、前記係止用具6を設けなくとも、前記ベルト7の端部の係止部7aがパレット本体P1の隅部Qのパレット主板1の裏面に食い込むように係止できれば、前記係止用具6は必ずしも必要としない。これは、前記パレット主板1が木製の場合が多い。
ここで、本発明のタイヤ積載用パレットPを用いたビジネス全般について、図8を基にして説明しておく。図8(A)は本発明にタイヤ複数本セットを載置する作業状態している簡易図であって、新車又は中古車のカーディーラー・カーショップの店員又は作業員が、本発明のパレット本体P1上に、購入した或いは冬用又は夏用のタイヤに履き替えたタイヤ複数本セットMを載置する。この場合は、そのタイヤ複数本セットMは、一般には、店員又は作業員が人手作業にてパレット本体P1上に載置している。
そして、タイヤ複数本セットM付き本発明(タイヤ複数本セットP)は、その複数がトラック積みされて〔図8(B)参照〕適宜の保管倉庫に移動して〔図8(C)参照〕、その箇所で、タイヤ複数本セットMのみを保管倉庫にて収納保管するものであり、前記カーディーラー・カーショップの店員又は作業員にてタイヤ複数本セットMとして載置した後は、トラックへの積み込み、積み降ろしも、保管倉庫内でのタイヤラックNへの積み込み、積み降ろしも、全て人手によらずに作業できる大きな効果を有するものである。
特に、本発明の要部である2つの構成につき、その作業を通じて説明する。まず、1番目は、図9(A)及び(B)に示すように、パレット本体P1の下側を使う作業となる。つまり、タイヤ複数本セットM付き本発明(パレット本体P1)のパレット主板1の下面側に第1リフター81の爪部81a,81aを挿入してこの状態で、タイヤ複数本セットM付きパレット本体P1をトラックの箱型荷台Kに載置したり〔図12(C),図13(A)参照〕、そのトラックの箱型荷台K上で奥側迄の運搬作業をしたり〔図12(D),図13(B)参照〕する。
トラックの箱型荷台Kにタイヤ複数本セットM付きパレット本体P1を積み上げて(積み込み)輸送する場合は、輸送効率を考慮して、図12(C),(D)及び図13(A),(B)に示すように、タイヤ複数本セットMを上下2段積みとする場合も多い。この図12(C),(D)及び図13(A),(B)では、タイヤ複数本セットM付きパレット本体P1には、図面の複雑化を回避するために、バンド7掛けの図示は省略しているが、実際には、図14のような状態にて輸送している。
また、図13(C)に示すように、タイヤ複数本セットMを1段積みにて輸送することも勿論存在している。特に、タイヤ複数本セットMを1段積み〔図13(C)参照〕、2段積み〔図12(C),(D),図13(A),(B)参照〕でも本発明では、第1リフター81もトラックの箱型荷台Kに載置して、前記トラック荷積み作業が完了させ、これでトラック荷積み作業が終了して、トラックは別の場所の保管倉庫への移動となる。このとき、第1リフター81も積み込んで同時に移動させる。
図12では、タイヤ複数本セットMにおいてタイヤ4本セットの1段積みの場合には、該1段積みの上に、前記パレット本体P1を介して平積み状のタイヤ2本程度積み上げて輸送することもある。この場合では、1段積みのタイヤ4本セットの最上位置のタイヤに蓋本体P2を載置する〔図12(A)参照〕。
次いで、2本のタイヤを載置したパレット本体P1を前記蓋本体P2上に載置する〔図2(B)参照〕。つまり、下側をタイヤ4セットとし、蓋本体P2とパレット本体P1と
を介して上側をタイヤ2本セットとしたもので、この状態で、タイヤ複数本セットMを下側のパレット本体P1を介して、第1リフター81にてトラックの箱型荷台Kに載置する〔図12(C),(D)参照〕。また、上記において、下側をタイヤ4本セットとし、上側をタイヤ2本セットとしたが、これとは反対に、下側をタイヤ2本セットとし、上側をタイヤ4本セットとすることもできる。
このような構成によって、比較的小型の箱型荷台Kを有するトラックにおいて、タイヤ4本セットでの高さ方向における空きスペースにも、タイヤを収納し、箱型荷台Kのスペースを有効に使用できるようにしたものである。なお、図12では、箱型荷台Kに収納するのはタイヤ4本セットの1段積みとしたものであるが、下側のタイヤ4本セットと上側のタイヤ2本セットの上下2段積みのタイヤ複数本セットMとした概念で箱型荷台Kに収納することもある。
図11(A)乃至(C)に示した構造は、タイヤ複数本セットMのタイヤと本発明のパレット本体P1との関係を示したものである。具体的には、正方形状のパレット主板1の一辺の長さLは、タイヤの直径Dは、
D>L
であり、さらには、パレットの4箇所の隅部Qは、常に露出状態下に存在する。 また大小関係としては、
L>Q
となる。
正方形状のパレット主板1の一辺の長さLに対し、タイヤの直径Dが大となる。つまり、D>Lであると、図11(C)に示すように、タイヤ複数本セットM付きパレット本体P1がトラックの箱型荷台Kに載置されると、トラックの運転中に振動しても、トラックの箱型荷台Kの壁面に当たるのは常にタイヤの最外周面であり、その他は当たらず、パレット本体P1に損傷を与えることなくでき、トラックの運転者にとっても騒音は回避でき、安全運転も提供できる。
このようにして、タイヤ複数本セットM付き本発明(パレット本体P1)を、トラックにて所望の保管倉庫に移動して保管倉庫箇所に地面に降ろす。具体的には、タイヤ複数本セットMを1段積み〔図13(C)〕でも、2段積み〔図13(A),(B)〕でも、順次、積み込んだとは逆に第1リフター81を使ってタイヤ複数本セットM付きパレット本体P1を保管倉庫箇所の地面に降ろす。このようにして保管倉庫箇所に地面に全部を降ろす。これで、第1リフター81の役割は終了する。
次に、本発明の2番目の要部について、その作業を通じて説明する。これは、保管倉庫での作業となる。まず、タイヤ複数本セットM付き本発明(パレット本体P1)のパレット主板1の上側に第2リフター82の爪部82a,82aを挿入して作業せんとし〔10図(A)参照〕、そして第2リフター82の爪部82a,82aを挿入完了させる〔図10(B)参照〕。これによって、移動させるのは、タイヤ複数本セットのみとなる。つまり、パレット本体P1及び蓋本体P2は外される。
そして、図16に示すように、第2リフター82の爪部82a,82aにて、タイヤラック9の所望の階数位置にタイヤ複数本セットMを載せる作業を行う。これには、まず、図15(A)に示すように、その所望の階数の位置まで爪部82a,82aにてタイヤ複数本セットMを上昇させ、ついで図15(B)に示すように、前記爪部82a,82aをタイヤラック9の棒状部9a,9a,9a間に挿入する。そして図15(C)に示すように、そのタイヤ複数本セットMをタイヤラック9の棒状部9a,9a,9a上に載置完了する。これで、第2リフター82の作業は完了し、さらに本発明のタイヤ積載用パレットPも適宜保管又は回収しておく。
この保管倉庫での作業は、図17に示すように、タイヤラック9の所望の階数位置に載置されたタイヤ複数本セットMを、全て人手ではなく、第2リフター82の爪部82a,82aにて、積み降ろし作業を行う。このとき、タイヤ複数本セットMを積み降ろすときは、再び本発明のパレット本体P1上に載置する。そして、トラックの箱型荷台Kには、前記第1リフター81の爪部81a,81aにて作業を行うものである。これは、図面では、図12及び図13のように逆の順序で行う。このようにすることで、全く人手を介することなく、タイヤ複数本セットMの輸送及び倉庫管理等が、高齢者や女性でもできるという効果を奏するものである。
特に、タイヤ複数本セットMを保管されている箇所の管理倉庫では、多数のタイヤ複数本セットM,M,…の中から所望のタイヤ複数本セットMを選択して取り出す必要があり、このような管理倉庫内でのピッキング作業を効率的に行うには、前述の第2リフター82を使うことで可能である。この場合にも、高齢者や女性でもできるというものである。
本発明は、特に、本発明品であるタイヤ積載用パレット本体P1を使うことで、保管倉庫にての人手によるタイヤの積み上げ、積み降ろしを全く無くし、いわゆる極悪職場を改善することを目標として、その保管倉庫までのトラックによる運搬作業と一連で、タイヤ複数本セットMの運搬・移動が高齢者・女性でも簡易且つ仁装置にできるためのタイヤ積載用パレットとして提供できる。
また、本発明における車タイヤの搬送システムでは、特に、タイヤ積載用パレットP(パレット本体P1)を使うことで、保管倉庫にての人手によるタイヤの積み上げ、積み降ろしを全く無くし、いわゆる極悪職場を改善することを目標として、その保管倉庫までのトラックによる運搬作業と一連で、タイヤ複数本セットMの運搬・移動が高齢者・女性でも簡易且つ仁装置にできる車タイヤの搬送システムを提供できる。なお、この明細書中では、前記タイヤ積載用パレットPは、パレット本体P1のみを指すこともあるし、蓋本体P2を含めて指すこともある。
また、タイヤ複数本セットMは、タイヤ4本セットは、乗用車及びバンタイプ等のタイヤとして説明しているが、トラックのタイヤも含まれることがあり、この場合ではタイヤ6本セットとすることもある〔図13(C)参照〕。
P…タイヤ積載用パレット、P1…パレット本体、1…パレット主板、
21…端部棒状脚部、22…中央棒状脚部、31…上面端部台座片、
32…上面中間台座片、P2…蓋本体、4…蓋主板、41…載置部、
41a…載置面、41b…段差面、M…タイヤ複数本セット、
81…第1リフター、82…第2リフター。

Claims (3)

  1. 正方形状のパレット主板の下面の両側に端部棒状脚部がそれぞれ固着され、前記パレット主板の上面にも、前記端部棒状脚部と同等方向を向くと共に同等形状で両側寄りの上面端部台座片、上面中間台座片がそれぞれ固着されてなり、上方に積上げたときに両前記上面端部台座片及び前記上面中間台座片は両前記端部棒状脚部にそれぞれ重ならないように配置されてなるパレット本体上に、乗用車,バンタイプ又はトラック等の平積み状のタイヤ複数本セットを1段積みし、該タイヤ複数本セットの最上位置に正方形状の蓋主板を有する蓋本体を載置して該蓋本体上に、2段目となる前記パレット本体上に平積み状の前記タイヤ複数本セットを載置して前記パレット本体付きのタイヤ複数本セット2段積みとしつつこれらを第1リフターにてバンタイプ又はトラックの荷台上に複数載置すると共に前記第1リフターも載置して所望位置の保管倉庫まで搬送し、該保管倉庫箇所にて前記第1リフターにて前記パレット本体付きの前記タイヤ複数本セット2段積みを積み降ろし、この積み降ろした状態下で前記パレット本体付きの前記タイヤ複数本セット1段積みとしたそれぞれの前記パレット本体上に直接載置された前記タイヤ複数本セット1段積みのみを前記保管倉庫に備えられた第2リフターの両爪部にて直接載置しつつ前記保管倉庫箇所で保管してなることを特徴とする車タイヤ搬送方法。
  2. 請求項1に記載の車タイヤ搬送方法において、前記パレット本体における両側の前記端部棒状脚部の中間にも中央棒状脚部が前記パレット主板の下側に固着されてなり、これでも上方に積上げたときに前記上面中間台座片は前記中央棒状脚部にそれぞれ重ならないように配置されてなることを特徴とする車タイヤ搬送方法。
  3. 請求項2に記載の車タイヤ搬送方法において、前記パレット本体における前記上面中間台座片は1本又は2本として前記パレット主板の上側に固着され、上方に積上げたときに1本又は2本の前記上面中間台座片は、前記中央棒状脚部にそれぞれ重ならないように配置されてなることを特徴とする車タイヤの搬送方法
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