JP2021094465A - コインランドリーの洗濯サービスシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】被洗濯物が洗濯代行者や他のコインランドリー利用者の目に触れ難く、また手で触れられ難い、コインランドリーの洗濯サービスシステムを提供する。【解決手段】実施形態のコインランドリーの洗濯サービスシステムは、ランドリー機器と、利用者のコース選択に応じてランドリー機器を制御する制御手段と、被洗濯物を収容して洗濯及び/または乾燥を補助する補助具と、を備えたコインランドリー店舗において、制御手段が、利用者のコース選択に応じた洗濯及び/または乾燥を、被洗濯物を収容された補助具を洗濯代行者により収容されたランドリー機器に実行させる。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、コインランドリーの洗濯サービスシステムに関する。
コインランドリーは、店舗内に設置した洗濯機,乾燥機,洗濯乾燥機等のランドリー機器を利用者に提供する。利用者は、衣類や布団などの被洗濯物(被洗物、被乾燥物)を持ち込み、利用料金を支払ってセルフ方式で洗濯及び/又は乾燥を行う。
コインランドリーにおいては、例えば待ち時間に外出して洗濯及び/又は乾燥終了時に店舗内に居なかった場合、次の利用者によってランドリー機器から被洗濯物が出されることがある。また、有人店舗においても、洗濯及び/又は乾燥終了後に店員によってランドリー機器から被洗濯物が出されることがある。このように、コインランドリーは、被洗濯物が第三者の目に触れたり、手で触られたりと、プライバシーの観点で問題となるケースが存在する。そのため、コインランドリーで下着などを洗濯することをためらう利用者も存在する。
また、コインランドリーは、来店時にランドリー機器が空いておらず、直ぐに洗濯及び/又は乾燥を出来ない場合がある。その場合、ランドリー機器が空くまで待つか、或いは、一旦持ち帰って出直すことになる。このように、コインランドリーは、利用者にとって不便な点が存在する。近年においては、コインランドリーの店員等の第三者が洗濯を代行するサービスが行われている。しかしながら、洗濯代行者に被洗濯物(特に、下着類)を見られる、手に触れられることを嫌う利用者も少なくない。
本発明が解決しようとする課題は、例えば洗濯サービスを提供するにあたり、被洗濯物が洗濯代行者や他のコインランドリー利用者の目に触れ難く、また手で触れられ難い、コインランドリーの洗濯サービスシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、実施形態のコインランドリーの洗濯サービスシステムは、ランドリー機器と、利用者のコース選択に応じてランドリー機器を制御する制御手段と、被洗濯物を収容して洗濯及び/または乾燥を補助する補助具と、を備えたコインランドリー店舗において、制御手段が、利用者のコース選択に応じた洗濯及び/または乾燥を、被洗濯物を収容された補助具を洗濯代行者により収容されたランドリー機器に実行させることを特徴とする。
以下、実施形態に従うコインランドリーの洗濯サービスシステムについて、添付図面を参照しながら詳述する。なお、各図において、同一構成には同一符号を付している。
実施形態の洗濯サービスシステムを備えたコインランドリー1は、図1に示すように、複数のランドリー機器2(2A,2B)、集中精算機3、ロッカー4を設置している。ランドリー機器2は、例えば、洗濯機,乾燥機,洗濯乾燥機,靴洗浄機,圧縮パック機などである。図1には、ランドリー機器2の一例としてドラム式の洗濯乾燥機2Aとドラム式の乾燥機2Bを複数設置したコインランドリー1を示している。
コインランドリー1が提供するサービスは、利用者自身が洗濯及び/又は乾燥を行うセルフサービスと、例えば店員などの第三者が利用者に代わって洗濯及び/又は乾燥を行う洗濯サービスがある。どちらのサービスを利用するかは利用者が決める。利用者或いは洗濯代行者は、空いているランドリー機器2の中から使用する洗濯乾燥機2A又は乾燥機2Bを選び、衣類等の被洗濯物(被洗物又は被乾燥物)を投入して、洗濯又は乾燥或いは洗濯乾燥を行う。すなわち、洗濯及び/又は乾燥を行う。
集中精算機3は、ランドリー機器2の利用料金の精算、及びランドリー機器2の動作の制御、ロッカー4の施錠・開錠の制御を行う。利用者或いは洗濯代行者は、集中精算機3の操作ガイダンスに従って洗濯・乾燥コースを選択し、利用料金を前払い又は後払い精算する。集中精算機3は、選択された洗濯・乾燥コースを実行するように、洗濯乾燥機2A,乾燥機2Bの動作を制御する。洗濯サービスの受付及び利用料金の支払いも集中精算機3で行うことができるようになっている。利用者は、集中精算機3の操作ガイダンスに従って洗濯・乾燥コースを選択し、さらに洗濯サービスの申込みメニューを選択する。利用料金には、洗濯及び/又は乾燥の料金に、洗濯サービスの料金が追加される。例えば会員制にして洗濯サービスの料金を月会費としてもよい。
ロッカー4は、被洗濯物を保管するボックスの一例である。ロッカー4は、洗濯サービスを利用する利用者が、被洗濯物を預けるのに用いる。利用者は、持参した被洗濯物を、後述する洗濯ネット5に入れ、さらに洗濯ネット5に入れたままロッカー4に保管する(預ける)。洗濯代行者は、被洗濯物を洗濯ネット5に入れたままロッカー4から取り出し、さらにそのままランドリー機器2に投入して洗濯及び/又は乾燥を行う。なお、有人カウンターを設置している店舗においては、有人カウンターに被洗濯物を入れた洗濯ネット5を預けてサービス受付を行うようにしてもよい。利用料金も有人カウンターで前払い又は後払い精算する。
また、ロッカー4は、洗濯サービスによって洗濯・乾燥を終えた被洗濯物を、利用者に引き渡すのに用いる。洗濯代行者は、洗濯及び/又は乾燥を終えた被洗濯物を、洗濯ネット5に入れたままロッカー4に保管する。利用者は、例えば都合のよい時間に来店し、自分の被洗濯物が保管されているロッカー4を開け、洗濯ネット5から被洗濯物を取り出して持ち帰る。洗濯ネット5は、例えばロッカー4内などの決められた保管場所に置いていく。
図2及び図3は、ドラム式の洗濯乾燥機2Aの一例を示す。図2は、扉21を閉じた状態、図3は、扉21を開けた状態である。洗濯乾燥機2Aは、内部に横向きに配置した円筒形のドラム22を備えている。利用者は、扉21を開けて被洗濯物を投入し、洗濯乾燥終了後に扉21を開けて被洗濯物を取り出す。洗濯乾燥機2Aは、前面パネルに、使用中であるか否かを示す表示ランプ23、集中精算機3を利用せず洗濯乾燥機2A側で洗濯・乾燥コースを選ぶコース選択ボタン24及び利用料金を支払う現金投入口25、利用者が携帯電話の番号を入力するテンキー26を設けている。利用者は、洗濯乾燥(洗濯サービスの洗濯乾燥も含む)が終了したことの音声ガイダンスを携帯電話で受け取る場合に、テンキー26で携帯番号を入力する。また、扉21を開錠するパスワードとして携帯番号を入力するようにしてもよい(図9のメニュー2の場合)。テンキー26に代えて他の利用者認証装置としてもよい。また、コース選択ボタン24,現金投入口25及びテンキー26を洗濯乾燥機2Aに設置するのを省略して、集中精算機3側でのみ行えるようにしてもよい。
図4は、洗濯乾燥機2Aの内部構成図である。洗濯乾燥機2Aのドラム22は、シェル3内に回転自在に配置している。ドラム22の側周面には、洗濯用水や乾燥用空気(温風)が通過する多数の開口孔22aを形成している。さらに、ドラム22の内周面には、被洗濯物を撹拌してほぐす羽根部材22bを周方向に例えば等間隔に間隔をあけて設けている。羽根部材22bは、ドラム22の奥行方向に沿って延びる断面山形の部材である。羽根部材22bは、一例として、周方向に90度間隔で4本設けている(但し、図4は、作図の便宜上、3本のみ図示している)。羽根部材22bには、洗濯ネット5のフック52を掛ける開口穴22cを設けている。ドラム22は、駆動装置であるモーター31と無端ベルト32を介して連結している。モーター31は、洗濯乾燥の各工程で、インバーター又は減速機により調整された回転速度でドラム22を回転させる。
シェル3には、被洗濯物の洗い及びすすぎに用いる水又は温水の給水路33、洗濯排水を排出する排水路34を接続している。水量は、圧力センサー35によって検知する。また、温水を用いる場合、水温の変化を温度センサー36によって検知する。給水路33の途中には、さらに洗剤の供給路37が接続している。シェル3には、被洗濯物の乾燥に用いる温風の吸気路4、及び排気路41を接続している。排気路内41には、吸気路4を通じて空気をシェル3内に取り込むファン42,糸屑等を捕獲するリントフィルター43,逆流防止のチャッキダンパー44を設けている。一方、吸気路4には、取り込まれる空気を加熱して温風にする加熱装置(例えば、バーナー)45を設けている。温風の温度変化は、吸気路4と排気路41に夫々配置した温度センサー46,47によって検知する。
洗濯工程は、シェル3内に水と洗剤を注入し、ドラム22を回転させることによって行う。すすぎ工程は、シェル3内に水を注入し、ドラム22を回転させることによって行う。脱水工程は、すすぎ水をシェル3から排出した後、ドラム22を回転させて遠心力の作用によって行う。乾燥工程は、温風をシェル3内に導入しながらドラム22を回転させることによって行う。
図5は、ロッカー4の斜視図である。ロッカー4は、複数の利用者が利用できるように、複数の区画された収納領域41を備えている。各収納領域41には、施錠可能な開閉扉42を夫々設けている。開閉扉42は、被洗濯物の保管中は施錠し、利用者認証によって開錠される。利用者認証は、例えば指紋,瞳,静脈,声紋,顔形等の生体認証である。或いは、例えば携帯番号等の利用者通信情報を利用したパスワード認証である。図5には、一例として、パスワードを入力するテンキー43を設置している。パスワードは、サービス利用時にテンキー43で設定し、開閉扉42を施錠する。そして、被洗濯物の引き取り時にパスワードをテンキー43で入力して、開閉扉42を開錠する。また、ロッカー4には、利用料金をロッカー4側で精算する現金投入口44を設けている。但し、利用者認証装置及び現金投入口44をロッカー3に設置するのを省略して、集中精算機3側でのみ行えるようにしてもよい。
ロッカー4の例えば開閉扉42には、表示部45を設ける。表示部45には、ロッカー番号の表示を設ける。さらに、使用中であるか否かを表示する表示ランプを設ける。洗濯代行者が洗濯及び/又は乾燥終了後の被洗濯物をロッカー4に保管する際、例えば利用者の携帯電話や携帯端末に、洗濯及び/又は乾燥終了後のメッセージと共に保管したロッカー番号を音声ガイダンス又はメールで通知するのが好ましい。このように携帯電話番号やメールアドレス等の利用者通信情報を利用してロッカー番号を通知するようにすれば、受付時のロッカー番号を覚えておく必要性がなくなる。前述した開閉扉42の施錠・開錠のパスワードを携帯番号とした場合、音声ガイダンス又はSNSの受け取りに利用することができる。
コインランドリー1内には、洗濯ネット5を配備している。洗濯ネット5は、一例として、ロッカー5の各収納領域内41に配備している。図6(a)は、洗濯ネット5の正面図、図6(b)は、洗濯ネット5の側面図である。洗濯ネット5は、拡げたときの形状がドラム22の内周面の形状と相似形となるように形成している。すなわち、ドラム22と同様に円筒形であり、羽根部材22bに対応して断面山形の凹部51を形成している。凹部51には、さらにフック52を設けている。フック52は、羽根部材22bに形成した開口穴22cに掛けることによって、洗濯ネット5を拡げた状態でドラム22内に固定するのに使用する(図10参照)。フック52は、ドラム22内で洗濯ネット5を拡げた状態にするネット展開手段の一例である。ネット展開手段は、フック52に限らない。他の例として、例えばリング状の可撓性を有する形状記憶部材を洗濯ネット5の前面と後面に組み込むことが挙げられる。被洗濯物は、洗濯ネット5の前面に設けたファスナー53を開いて入れる。
洗濯ネット5は、水と空気を通すが、外部から被洗濯物の種類(特に下着であるかどうか)を判別し難い素材或いは編み方をしたものを使用する。一例として、目開きの口径を6mm以下にしたメッシュとする。目開きの中にさらに繊維を通したダブルメッシュ構造とするのが好ましい。また、洗濯ネットは、白地に限らず、被洗濯物の種類を外部から判別し難いように色や柄を施すようにしてもよい。ネットの部分は、例えばポリエステルなどで形成した繊維材を編んで形成する。
洗濯ネット5は、コインランドリー1の常備品であり、利用者は、持ち帰らずにロッカー4に残していく。洗濯ネット5の持ち帰りや盗難防止のため、ロッカー4の開閉扉を施錠しておき、例えば利用料金を前払いが完了すると開錠して洗濯ネット5を使えるようにしてもよい。なお、洗濯ネット5は、必ずしも洗濯サービスでの使用に限らず、セルフ方式で洗濯乾燥する場合でも使用できるように貸し出してもよい。
集中精算機3は、図7に示すように、コインランドリー集中精算システム100に含まれる。集中精算機3は、利用者へのガイダンスを表示する表示部31を備えている。表示部31は、例えばコントローラ31aによって制御されるタッチパネルディスプレイであり、操作ガイダンスに従って表示される選択メニューを利用者が指でタッチして選択できるようになっている。また、洗濯乾燥機2Aのテンキー26、ロッカー4のテンキー43と機能を同じくするテンキーを、タッチパネルディスプレイの表示部31に表示できるようになっている。メニューは、洗濯・乾燥コースの選択メニュー,利用料金を支払う精算メニューなどがある。集中精算機3は、さらに音声ガイダンスや報知音を発するスピーカー32を備えている。
集中精算機3は、現金精算のための紙幣入金部33a及び硬貨入金部33b、並びにつり銭出金部33cを備えている。さらに、集中精算機3は、電子マネーによる精算方式として、プリペイドカードによる精算のためのプリペイドカードリーダライタ34、及びICカードによる精算のためのICカードリーダライタ35を備えている。利用者は、表示部31の操作ガイダンスに従って、現金精算,プリペイドカード精算,ICカード精算のいずれかを選択することができる。ICカードは、例えば、クレジットカード,交通系又は流通系の電子マネーカードなどである。
集中精算機3は、プリンター36を備えている。プリンター36は、現金や電子マネーによって精算した利用料金と利用明細などを記載したレシートを印刷して、レシート取出口(つり銭出金部33cと兼用)から出力する。
集中精算機3は、集中精算機3の全体動作及び各ランドリー機器を一元管理の下に制御する制御部6を備えている。制御部6は、例えば回路基板上に配置されたCPU61,ROM62,RAM63を備えている。ROM62は、CPU61が実行するプログラム及び各種制御条件などの情報を格納している。CPU61は、プログラム及び各種制御条件をROM62から読み出して、集中精算機3の全体動作を制御する。RAM63は、ランドリー機器の稼働状況などの情報を一時的に格納する。
システムコントローラ64は、例えばケーブルハーネスを通じて集中精算機3と通信可能なように接続されている。システムコントローラ64は、各ランドリー機器を制御する管理システムコントローラ65と、例えばインターネットを介して外部との通信を行うための通信ポート66を備える。管理システムコントローラ65は、有線又は無線による通信が可能なように各ランドリー機器2及びロッカー4と接続されている。管理システムコントローラ65は、店舗内の各ランドリー機器2及びロッカー4の使用状態を管理する。また、管理システムコントローラ65は、利用者が選択した選択メニューの情報などを集中精算機3から受信し、それを基に各ランドリー機器2及びロッカー4を制御する。
通信ポート66には、例えばルータやモデムなどの情報通信機器67を通じてインターネット網68に接続される。情報通信機器67とインターネット網68との間に、各種情報やデータ等を取りまとめる「情報システムコントローラ」を配置してもよい。そしてインターネット網68を通じて、店舗のオーナーの通信端末(例えば、サーバ69A)や、利用者の通信端末(例えば携帯端末69B)と通信可能になっている。
続いて、洗濯サービスの流れについて、図8〜図10を参照しながら説明する。洗濯サービスは、図8に示すように、3つのメニューから選ぶことができる。メニュー1は、ロッカー4にて被洗濯物を預り、洗濯乾燥後にロッカー4にて保管して引き取りを待つ。メニュー2は、例えば有人カウンターにて被洗濯物を預り、洗濯乾燥後にロッカー4にて保管して引き取りを待つ。メニュー3は、ロッカー4にて被洗濯物を預り、洗濯乾燥後に洗濯乾燥機2Aで引き取りを待つ。
以下の説明は、集中精算機3を操作して、洗濯乾燥の洗濯サービスを利用する場合について説明する。
利用者は、例えばロッカー4内に配備された洗濯ネット5を取り出す。利用者は、持参した被洗濯物を洗濯ネット5に入れ、さらに洗濯ネット5に入れたままロッカー4に入れて開閉扉42を閉じる。そして集中精算機3に移動し、表示部31に表示される操作ガイダンスに従い、洗濯サービスの受付と洗濯・乾燥コースを選択する。続いて、集中精算機3の表示部31に表示される操作ガイダンスに従い、利用料金の支払いを行う。さらに、例えば表示部31に表示されるテンキーでパスワードを入力・登録する。ロッカー5の開閉扉42の施錠は、例えば利用料金の支払いとパスワードの登録が完了したときに集中精算機3から施錠制御信号をロッカー4に送信することによって行う。この一連の作業を行うことで洗濯サービスの受付が完了する。
例えば店員等の洗濯代行者は、ランドリー機器2が空いているとき、好ましくは店舗の利用が少ない時間帯を見計らって洗濯乾燥を行う。洗濯代行者は、ロッカー5の開閉扉42を開き、被洗濯物を洗濯ネット5に入れたままの状態で取り出す。さらに、図9に示すように、洗濯乾燥機2Aの扉21を開いてドラム22内に入れる。このとき、洗濯ネット5の凹部51がドラム22の羽根部材51の位置に合うようにする。そして、図10に示すように、洗濯ネット5のフック52をドラム22の開口穴22cに掛けることによって、洗濯ネット5を拡げた状態でドラム22内に設置する。なお、符号200は、被洗濯物を模式的に示す。
洗濯代行者は、利用者が選択した洗濯・乾燥コースを実行するように洗濯乾燥機2Aを操作する。操作は、集中精算機3で行ってもよく、洗濯乾燥機2Aのコース選択ボタン24で行ってもよい。洗濯乾燥が終了すると、洗濯代行者は、被洗濯物200を入れたままの状態で洗濯ネット5を洗濯乾燥機2Aから取り出し、そのままロッカー4に入れて保管する。集中精算機3は、ロッカー4への保管が完了すると、利用者の携帯電話に洗濯乾燥終了のメッセージと共に保管したロッカー番号を音声ガイダンス又はメールで通知する。
その後に来店した利用者は、自分の被洗濯物200が保管されているロッカー4を確認し、集中精算機3又はロッカー4のテンキー43でパスワードを入力して開閉扉42を開錠する。そして開閉扉42を開けて、洗濯ネット5から被洗濯物200を取り出して持ち帰る。洗濯ネット5はロッカー4内に入れて開閉扉42を閉じる。
上記説明はメニュー1の洗濯サービスである。メニュー2の場合は、利用者は、集中精算機3を操作せず、例えば有人カウンターにて被洗濯物200を入れた状態の洗濯ネット5を預けて受付を行う。メニュー3の場合、集中精算機3は、洗濯乾燥機2Aの洗濯乾燥終了による停止に合わせて、利用者の携帯電話に洗濯乾燥終了のメッセージを音声ガイダンス又はメールで通知する。利用者は、集中精算機3又は洗濯乾燥機2Aのテンキー26でパスワードを入力して扉21を開錠する。そして洗濯ネット5から被洗濯物200を取り出す。洗濯ネット5は、ドラム22から取り外し、決められた保管場所(例えば、ロッカー4)に置いていく。
なお、上記説明は、洗濯乾燥機2Aによる洗濯乾燥の場合であるが、乾燥機2Bによる乾燥の洗濯サービスを行ってもよく、洗濯乾燥機2A或いは洗濯機(不図示)による洗濯の洗濯サービスを行ってもよい。
以上説明した実施形態によれば、コインランドリーの洗濯サービス向けの洗濯ネット5を配備し、洗濯代行者は、利用者が被洗濯物200を入れた洗濯ネット5のままで洗濯及び/又は乾燥を行い、さらに被洗濯物200を入れた洗濯ネット5のままでロッカー4に保管するので、被洗濯物200が洗濯代行者や他のコインランドリー利用者の目に触れ難く、また手で触れられ難い洗濯サービスを行うことができる。
洗濯ネット5は、洗濯乾燥機2Aに取り付けた状態で、ドラム22とほぼ同様の形状であって、フック52により数か所をドラム22に固定することで、中の被洗濯物がドラム22内で自由に動くことができ、直接ドラム22内に被洗濯物200を投入した場合とほぼ同等の洗浄力、乾燥性能が期待できる。
すなわち、家庭などで一般的に使用されている洗濯ネットは、例えば下着や他の衣類に絡みやすいものを分別して洗濯するのに使用する。従って、洗濯ネットが概ね満杯になるくらいに衣類を入れるか、或いは概ね満杯になるサイズの洗濯ネットを用いる。これに対し、実施形態の洗濯ネット5は、図10に示したように、ドラム22の内容積と同等の大きさであり、ドラム22内に投入可能な被洗濯物200の容量はドラム22の例えば半分以下である。そのため、フック52等のネット展開手段によって洗濯ネット5を拡げた状態でドラム22内に取り付けることによって、被洗濯物200は回転するドラム22内で自由に動くことができるのである。
本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 コインランドリー
2 ランドリー機器
3 集中精算機
4 ロッカー
41 開閉扉
5 洗濯ネット
52 フック
2 ランドリー機器
3 集中精算機
4 ロッカー
41 開閉扉
5 洗濯ネット
52 フック
Claims (2)
- ランドリー機器と、
利用者のコース選択に応じて前記ランドリー機器を制御する制御手段と、
被洗濯物を収容して洗濯及び/または乾燥を補助する補助具と、
を備えたコインランドリー店舗において、
前記制御手段が、前記利用者のコース選択に応じた洗濯及び/または乾燥を、被洗濯物を収容された前記補助具を洗濯代行者により収容された前記ランドリー機器に実行させることを特徴とするコインランドリーの洗濯サービスシステム。 - 前記洗濯及び/または乾燥の終了時に、前記洗濯代行者により前記利用者の携帯電話に前記洗濯及び/または乾燥の終了が通知されることを特徴とする請求項1に記載のコインランドリーの洗濯サービスシステム。
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