JP2004105501A - コインランドリーシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】洗濯が終了したら利用者の情報端末機器に通知するコインランドリーシステムを提供する。
【解決手段】洗濯物を出し入れする取り出し口1aに開閉自在な蓋体1b及び蓋体1bをロックするロック手段1cが設けられたランドリー装置本体1と、ロック手段1cのロックと解除の制御及びコインランドリー装置本体1が洗濯を終了したのを検出してロック手段1cのロック解除番号10bを生成する制御手段4と、ロック解除番号10bを含む洗濯終了情報10を、ネットワーク9を介して利用者の情報端末機器12に通知する通信手段8と、制御手段4に利用者の個人情報やロック解除番号10b等を入力する操作手段5とから構成したもので、洗濯が終了すると利用者の情報端末機器12に洗濯終了情報10が送信されるため、洗濯物の取り忘れがない。
【選択図】 図1
【解決手段】洗濯物を出し入れする取り出し口1aに開閉自在な蓋体1b及び蓋体1bをロックするロック手段1cが設けられたランドリー装置本体1と、ロック手段1cのロックと解除の制御及びコインランドリー装置本体1が洗濯を終了したのを検出してロック手段1cのロック解除番号10bを生成する制御手段4と、ロック解除番号10bを含む洗濯終了情報10を、ネットワーク9を介して利用者の情報端末機器12に通知する通信手段8と、制御手段4に利用者の個人情報やロック解除番号10b等を入力する操作手段5とから構成したもので、洗濯が終了すると利用者の情報端末機器12に洗濯終了情報10が送信されるため、洗濯物の取り忘れがない。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は洗濯が終了したのを利用者の情報端末機器に通知するコインランドリーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年コイン(硬貨)をランドリー装置に投入することにより、洗濯及び乾燥が自動的に行えるコインランドリーが普及している。
このコインランドリーは、通常複数のランドリー装置が店舗や公衆浴場、寮等に設置されていて、利用者は使用する個別のランドリー装置に洗濯物を投入後ランドリー装置に備え付けの料金徴収箱に所定の料金をコインで投入するようなっており、ランドリー装置は投入された洗濯物の洗濯と乾燥を自動的に行い、乾燥が終了すると、表示手段に洗濯が完了した旨を表示したり、音声等で洗濯が終了した旨を知らせるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来のランドリーでは、洗濯から乾燥が終了するまでに数十分を要することから、利用者は洗濯物とコインを投入した後、ランドリー装置の設置された場所と離れた例えば自宅やコンビニエンスストア、本屋等で洗濯が終了するまで待機し、洗濯が終了するのを見計らって再びランドリー装置の設置された場所へ行き、洗濯の終了した洗濯物を回収している。
このため洗濯していたことを忘れたため、洗濯物を回収するまでに時間がかかることがよくあり、その結果洗濯物がシワになって、後でアイロンがけが必要となったり、ランドリー装置が回収されない洗濯物で占有されて、後から来た利用者が使用できないため、ランドリー装置の回転効率が低下して、コインランドリーの経営効率を低下させる原因となる等の問題があった。
【0004】
また女性の下着等が洗濯中や洗濯後に盗難に遭う等の被害が頻発したり、他人に下着等を見られたくないという女性特有の心理から、洗濯が終了するまでランドリー装置の近傍で待機する女性も多く、自分の時間が有意義に使えない等の問題もある。
【0005】
本発明はかかる従来の問題点を改善するためになされたもので、利用者の情報端末機器に洗濯が終了した旨や、ロック解除番号等の洗濯終了情報を通知するようにしたコインランドリーシステムを提供して、利用者の利便性の向上とコインランドリー経営の効率化を図ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明のコインランドリーシステムは、コインやプリペイドカード等で料金を支払い、洗濯から乾燥までを自動的に行うコインランドリーシステムであって、洗濯物を出し入れする取り出し口に開閉自在な蓋体及び蓋体をロックするロック手段が設けられたランドリー装置本体と、ロック手段のロックと解除の制御及びコインランドリー装置本体が洗濯を終了したのを検出してロック手段のロック解除番号を生成する制御手段と、ロック解除番号を含む洗濯終了情報を、ネットワークを介して利用者の情報端末機器に通知する通信手段と、制御手段に利用者の個人情報やロック解除番号等を入力する操作手段とから構成したものである。
【0007】
前記構成により、洗濯が終了すると利用者の情報端末機器に洗濯終了情報が送信されるため、コインランドリーの利用者は洗濯が終了するまで自宅やコンビニエンストア、本屋等の好きな場所で待機すればよく、これによって時間が有効利用できるようになると共に、コインランドリーで洗濯していることを忘れた場合でも、利用者の情報端末機器に送信された洗濯終了情報により洗濯していたことを思い出すため、洗濯が終了してから利用者が洗濯物を回収するまでの時間を短縮することができ、これによってランドリー装置の回転効率が上がるため、コインランドリーの経営効率を大幅に向上させることができる。
また洗濯終了情報とともに送られるロック解除番号を操作手段より入力しないとロック手段のロックが解除されないため、洗濯中や洗濯終了後に洗濯物が他人に見られたり、盗難に遭う心配もないので、女性でも安心して利用することができると共に、洗濯が終わるまでランドリー装置の近傍で待機する必要がないので、自分の時間を有意義に使用できるようになる。
【0008】
前記目的を達成するため本発明のコインランドリーシステムは、制御手段と操作手段及びランドリー装置本体とにより複数のモジュールを構成し、かつモジュールの少なくとも1基をホスト制御系として、他のモジュールと簡易通信手段で無線もしくは有線通信を可能にすると共に、ホスト制御系に設けた通信手段を介して利用者の情報端末機器に洗濯終了情報を通知するようにしたものである。
【0009】
前記構成により、多数のモジュールを備えた大規模なコインランドリーであっても、ホスト制御系にのみ高出力で高価な通信手段を設け、その他のモジュールには安価な簡易通信手段を設ければよいことから、設備費の大幅な削減が図れると共に、ホスト制御系と各モジュール間を無線で通信する場合は、ホスト制御系と各モジュール間を電気配線で接続する必要がなく、これによってホスト制御系や各モジュールの設置作業が容易に行えるようになる。
またホスト制御系と各モジュール間を一般的に普及している有線通信用ケーブルにて接続し、それに則った通信制御を制御手段に設けることにより、さらに経済的にシステムの構築を行うことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図1は第1の実施の形態になるコインランドリーシステムの構成図、図2は同作用を示すフローチャート、図3は利用者に通知される洗濯終了情報の出力例を示す説明図である。
図示しない店舗や公衆浴場、寮等に設置されたコインランドリーシステムは、ランドリー装置本体1と制御系2を1つのモジュール3とし、かつ複数のモジュール3によりコインランドリーシステムを構成したもので、各モジュール3毎にコイン徴収手段(図示せず)が設置されている。
【0011】
各モジュール3に設けられた制御系2は、モジュール3全体を制御する制御手段4を有していて、制御手段4には、利用者の個人情報を入力するキーボード等の操作手段5と、操作手段5より入力された個人情報や、操作案内、その他の情報を表示する表示手段6が接続されており、操作手段5により入力された個人情報は、記憶手段7に記憶され、また操作案内等も記憶手段7に予め記憶されている。
【0012】
ランドリー装置本体1には、洗濯物を投入しり、洗濯の終了した洗濯物を取り出す取り出し口1aに開閉自在な蓋体1bが設けられていて、この蓋体1bには制御手段4からの指令によりロックされたり、ロックが解除されるロック手段1cが設けられている。
一方制御手段4は各モジュール3内に設けられた通信手段8に接続されていて、利用者が洗濯前に操作手段5より入力した個人情報宛にネットワーク9を介して洗濯終了情報10を送信できるようになっている。
【0013】
利用者が操作部より入力する個人情報は、利用者が使用する情報端末器12により任意に選択することができる。
利用者が使用している情報端末機器12が携帯電話機やPHSの場合は、電話番号やEメールアドレスを個人情報として操作手段5より入力し、情報端末機器12がPDAや個人が所有するパソコン等の場合はEメールアドレスを個人情報として操作手段5より入力すればよく、また最近のように赤外線や電磁波を利用した無線ネットワークを使用して個人情報の双方向通信を行うようにしてもよい。
いずれの通信方法の場合も、利用者が通信圏外へ行く可能性があることを想定して制御手段4は洗濯終了情報10を予め設定した回数繰り返し送信するよう通信手段8を制御しており、また終了情報10の送信の有無や、繰り返し送信した回数は、記憶手段7に記憶されるようになっている。
【0014】
各利用者の情報端末機器12へ送信する洗濯終了情報10としては、メールによる通知の場合は、図3に示すように洗濯が終了した旨の文字情報10aと、ランドリー装置本体1の取り出し口1aに設けられた蓋体1bをロックするロック手段1cを解除するロック解除番号情報10b等であり、音声による通知の場合は、洗濯が終了した旨の情報やロック解除番号情報10bを音声ガイダンスメッセージにより通知するものである。
ロック解除番号情報10bは利用者が変わっても同じ番号では盗難等の被害を防止できないので、その都度制御手段4はランダムにロック解除番号情報10bを生成するか、もしくは洗濯開始時に利用者に任意のロック解除番号を設定してもらい、洗濯終了後、通信手段8を介して利用者への情報端末機器12へロック解除番号情報10bを送信するようになっている。
【0015】
なお洗濯終了情報10の文字構成や桁数、音声ガイダンスメッセージの構成は、設置するモジュール3の台数やコインランドリーシステムを製作するメーカ、システムを管理するサービスメーカにより任意に設定できるものである。
【0016】
次に前記構成されたコインランドリーシステムの作用を、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
コインランドリーの利用者は、図2に示すステップS1で装置本体1の取り出し口1aに設けられた蓋体1bを開放して洗濯物をランドリー装置本体1内へ投入したら、料金徴収手段に所定の料金を投入する。
その後ステップS2で操作手段5より利用者が情報端末機器12に通知して欲しい個人情報(電話番号やEメールアドレス等)を入力すると、制御手段4は、入力された個人情報を記憶手段7に記憶すると共に、ロック手段1cにロック信号を送ってロック手段1cにより蓋体1bをロックする。
またステップS3で表示手段6にロック解除番号をランダムに生成するか、利用者に任意に設定させるかの選択案内を表示し、操作手段5により利用者が任意にロック解除番号を設定する方が選択された場合は、ステップS4で利用者が設定したロック解除番号を記憶手段7に記憶する。
【0017】
その後ランドリー装置本体1は予め設定されたプログラムにより洗濯物の洗濯、脱水、乾燥を実行するが、洗濯が終了するまで数十分を必要とする。
この間利用者はコインランドリーより離れていても、ロック手段1cにより蓋体1bがロックされているため、洗濯物が盗難にあったり、他人に見られたりする心配がなく、これによって利用者が女性であっても安心してコインランドリーより離れた場所で自分の時間を有意義に使用することができるようになる。
【0018】
一方制御手段4がステップS5でランドリー装置本体1による洗濯の終了を検知すると、ロック解除番号をランダムに生成するモードの場合は、ステップS6で制御手段4はランダムにロック解除番号情報10bを生成し、また利用者が任意にロック解除番号を設定するモードの場合は、記憶手段7に記憶されているロック解除番号を読み出し、「洗濯が終了しました」との文字情報10aとロック解除番号情報10bを含む洗濯終了情報10を、ステップS7で通信手段8よりネットワーク9を介して利用者の情報端末機器12へ送信する。
また利用者が音声通話機能のみを持つ携帯電話や、固定電話と呼ばれている一般有線電話などへ選択終了通知を送信する場合は、制御系2の記憶手段7に予め記憶された複数のガイダンス用メッセージの中より、制御手段4が必要なメッセージを適宜取り出して音声合成生成手段11によりガイダンスメッセージを生成し、得られたガイダンスメッセージとともにロック解除番号を通知する。
これによって利用者はコインランドリーより離れた場所、例えば自宅やコンビニエンスストア、本屋等にいても、情報端末機器12により洗濯が終了したのを知ることができると共に、洗濯終了後は、再びコインランドリーを訪れてステップS4で操作手段5に予め情報端末機器12に通知されたロック解除番号情報10bを入力する。
【0019】
ロック解除番号情報10bは不正使用を防止するため、通常数桁のランダムな英数字から構成されているため、憶えられなかったり、憶えても忘れる可能性が高いことから、利用者が使用している情報端末機器12が、携帯が可能な携帯電話機やPHS、PDAの場合は、その場で受信メールを開いて、受信したロック解除番号情報10bを操作手段5より入力し、情報端末機器12が携帯できないパソコンの場合は、予めロック解除番号情報10bをメモに書いて持参すればよい。
また音声通話機能のみの情報端末機器12の場合は、事前に音声録音機能の準備やメモの用意を促すメッセージを表示手段6に表示させたり、ロック解除番号を利用者に任意に設定させるモードの利用を促進させるなどの方法により、ロック解除番号を忘れため洗濯物が取り出せない等の事故を未然に防止することができる。
ステップS8で利用者が操作手段5よりロック解除番号情報10bを入力すると、制御手段4は利用者に洗濯終了情報10を送信する際、予め記憶手段7に記憶したロック解除番号情報10bと操作手段5より入力されたロック解除番号情報10bとを比較し、両番号が一致した場合はランドリー装置本体1の蓋体1bをロックするロック手段1cのロックを解除し、一致しない場合はその旨を表示手段6に表示してロック手段1cのロックは解除しない。
【0020】
ロック手段1cのロックが解除されたら、利用者は蓋体1bを開放して取り出し口1aより洗濯が終了した洗濯物をランドリー装置本体1より取り出すもので、利用者が洗濯しているのを忘れてしまっても、情報端末機器12へ洗濯が終了したのを利用者に個別に通知されることから、長時間ランドリー装置本体1内に洗濯の終了した洗濯物が放置されることがないため、ランドリー装置本体1の回転効率が向上し、これによってコインランドリーの経営効率の向上が図れるようになる。
【0021】
一方図4及び図5はコインランドリーシステムの第2の実施の形態を示すもので、次にこれを説明する。
なお前記第1の実施の形態と同一部分は、同一符号を付してその説明は省略する。これは後述する第3の実施の形態の場合も同様である。
第2の実施の形態では、複数のセクタ20にそれぞれホスト制御系21が設けられ、各ホスト制御系21に第1の実施の形態で説明した複数のモジュール3が接続されている。
ホスト制御系21は、ランドリー装置本体1と、モジュール3の制御系2と同様な制御手段4と操作手段5、表示手段6、記憶手段7、通信手段8、音声合成生成手段11の他に、安価な簡易通信手段22が設けられていて、簡易通信手段22を介して各モジュール3の簡易通信手段13と無線もしくは有線で接続されている。
【0022】
各モジュール3側の簡易通信手段13も安価な通信手段により構成されていて、ホスト制御系21と各モジュール3が離れた場所に設置されていても、無線もしくは有線で互いに通信できるようになっている。
なおホスト制御系21に設けられた簡易通信手段22及び各モジュール3に設けられた簡易通信手段13は、ワイヤレス通信ユニット等を使用してもよく、また有線にて接続する場合は、一般的に普及している有線通信手段により接続してもよいと共に、ネットワーク9は各セクタ20毎に異なるネットワーク9を使用してもよい。
【0023】
次に前記構成された第2の実施の形態になるコインランドリーシステムの作用を説明する。
各モジュール3における作用は、前記第1の実施の形態と同様なので説明は省略するが、洗濯が終了したのを知らせる洗濯終了情報10は、各モジュール3の簡易通信手段13より無線でホスト制御系21の簡易通信手段22へ送信される。
【0024】
図5は各モジュール3よりホスト制御系21へ送信される洗濯終了情報10の一例を示すもので、予め各モジュール3毎に決められたモジュールID10dと、モジュール3側の制御手段4で生成されたロック解除番号情報10b、利用者が入力したアドレス等の個人情報10eにより形成されているが、必要に応じて洗濯終了時間等を加えてもよい。
ホスト制御系21は、各モジュール3の簡易通信手段13より送信されてきた洗濯終了情報10を簡易通信手段22で受信したら、記憶手段7に洗濯終了情報10を記憶すると同時に、通信手段8によりネットワーク9を介して利用者の情報端末機器12へ送信する。
【0025】
これによって利用者は洗濯が終了したのを知ることができると共に、その後は前記第1の実施の形態と同様にして、ランドリー装置本体1より洗濯の終了した洗濯物を回収するもので、前記第2の実施の形態によればホスト制御系21に出力の大きい通信手段8を設置し、各モジュール3とホスト制御系21の間は安価な簡易通信手段13、22により無線もしくは有線で接続すればよいので、大規模なコインランドリーであっても、経済的にシステムを構築できる効果が得られる。
【0026】
一方図6はコインランドリーシステムの第3の実施の形態を示すもので、この第3の実施の形態では、既存のコインランドリーに前記第1の実施の形態で説明したモジュール3を付加してコインランドリーシステムを構築したもので、モジュール3には、ランドリー装置本体1の取り出し口1aに設けられた蓋体1bをロックするロック手段1cと、ランドリー装置本体1が洗濯を終了したのを検出する検出手段23が追加された構成となっている。
【0027】
そして各モジュール3における作用は前記第1の実施例とほぼ同様なので説明を省略するが、ランドリー装置本体1が洗濯を終了すると、モジュール3に設けられた検出手段23がこれを検出して制御手段4へ検出信号を送る。
制御手段4は、検出手段23より検出信号が入力されると、記憶手段7に洗濯終了情報10を記憶すると同時に、通信手段8によりネットワーク9を介して利用者の情報端末機器12へ送信する。
利用者が情報端末機器12により洗濯が終了したのを知った後は、前記第1、第2の実施の形態と同様に、コインランドリーへ出向いてランドリー装置本体1より洗濯の終了した洗濯物を回収するもので、前記第3の実施の形態によれば既存のコインランドリーが利用できるため、初期投資費用の削減が図れる効果がある。
【0028】
なお、ランドリー装置本体1が洗濯を終了したのを検知する方法としては、コインランドリー装置本体1に洗濯が終了したのを知らせる信号を出力する機能を有している場合は、その信号を利用してもよく、信号を出力する機能がない場合は、洗濯終了時ランドリー装置本体1より発せられるブザー等の音声をマイクロフォン等で検出して、洗濯終了信号としてもよい。
また前記何れの実施の形態も洗濯料金をコインで支払う場合について説明したが、予め料金を前払いするプリペイドカードを使用して洗濯料金を支払うようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
本発明は以上詳述したように、洗濯物を出し入れする取り出し口に開閉自在な蓋体及び蓋体をロックするロック手段が設けられたランドリー装置本体と、ロック手段のロックと解除の制御及びコインランドリー装置本体が洗濯を終了したのを検出してロック手段のロック解除番号を生成する制御手段と、ロック解除番号を含む洗濯終了情報を、ネットワークを介して利用者の情報端末機器に通知する通信手段と、制御手段に利用者の個人情報やロック解除番号等を入力する操作手段とから構成したことから、洗濯が終了すると利用者の情報端末機器に洗濯終了情報が送信されるため、コインランドリーの利用者は洗濯が終了するまで自宅やコンビニエンストア、本屋等の好きな場所で待機すればよく、これによって時間が有効利用できるようになる。
またコインランドリーで洗濯していることを忘れた場合でも、利用者の情報端末機器に送信された洗濯終了情報により洗濯していたことを思い出すため、洗濯が終了してから利用者が洗濯物を回収するまでの時間を短縮することができ、これによってランドリー装置の回転効率が上がるため、コインランドリーの経営効率を大幅に向上させることができると共に、利用者の情報端末機器が音声通話機能のみしか持たないため、送られたロック解除番号を記憶するのが困難な場合は、洗濯開始時にロック解除番号を利用者任意に設定するモードを設けることにより、ロック番号を忘れたために洗濯物が取り出せない等の事故を未然に防止することもできる。
【0030】
さらに洗濯終了情報とともに送られるロック解除番号を操作手段より入力しないとロック手段のロックが解除されないため、洗濯中や洗濯終了後に洗濯物が他人に見られたり、盗難に遭う心配もないので、女性でも安心して利用することができると共に、洗濯が終わるまでランドリー装置の近傍で待機する必要がないので、自分の時間を有意義に使用できるようになる。
【0031】
しかも制御手段と操作手段及びランドリー装置本体とにより複数のモジュールを構成し、かつモジュールの少なくとも1基をホスト制御系として、他のモジュールと簡易通信手段で無線もしくは有線通信を可能にすると共に、ホスト制御系に設けた通信手段を介して利用者の情報端末機器に洗濯終了情報を通知するようにしたことから、多数のモジュールを備えた大規模なコインランドリーであっても、ホスト制御系にのみ高出力で高価な通信手段を設け、その他のモジュールには安価な簡易通信手段を設ければよいことから、設備費の大幅な削減が図れる。
またホスト制御系と各モジュール間を無線で通信する場合は、ホスト制御系と各モジュール間を電気配線で接続する必要がなく、これによってホスト制御系や各モジュールの設置作業が容易に行えるようになると共に、ホスト制御系と各モジュール間を有線で接続する場合は、さらに経済的にシステムの構築を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態になるコインランドリーシステムの構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態になるコインランドリーシステムの作用を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態になるコインランドリーシステムで使用される洗濯終了情報の出力例を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態になるコインランドリーシステムの構成図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態になるコインランドリーシステムで使用される洗濯終了情報の送信結果を示す説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態になるコインランドリーシステムの構成図である。
【符号の説明】
1 ランドリー装置本体
1a 取り出し口
1b 蓋体
1c ロック手段
3 モジュール
4 制御手段
5 操作手段
8 通信手段
9 ネットワーク
11 音声合成生成手段
12 情報端末機器
13 簡易通信手段
21 ホスト制御系
22 簡易通信手段
【発明の属する技術分野】
本発明は洗濯が終了したのを利用者の情報端末機器に通知するコインランドリーシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年コイン(硬貨)をランドリー装置に投入することにより、洗濯及び乾燥が自動的に行えるコインランドリーが普及している。
このコインランドリーは、通常複数のランドリー装置が店舗や公衆浴場、寮等に設置されていて、利用者は使用する個別のランドリー装置に洗濯物を投入後ランドリー装置に備え付けの料金徴収箱に所定の料金をコインで投入するようなっており、ランドリー装置は投入された洗濯物の洗濯と乾燥を自動的に行い、乾燥が終了すると、表示手段に洗濯が完了した旨を表示したり、音声等で洗濯が終了した旨を知らせるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来のランドリーでは、洗濯から乾燥が終了するまでに数十分を要することから、利用者は洗濯物とコインを投入した後、ランドリー装置の設置された場所と離れた例えば自宅やコンビニエンスストア、本屋等で洗濯が終了するまで待機し、洗濯が終了するのを見計らって再びランドリー装置の設置された場所へ行き、洗濯の終了した洗濯物を回収している。
このため洗濯していたことを忘れたため、洗濯物を回収するまでに時間がかかることがよくあり、その結果洗濯物がシワになって、後でアイロンがけが必要となったり、ランドリー装置が回収されない洗濯物で占有されて、後から来た利用者が使用できないため、ランドリー装置の回転効率が低下して、コインランドリーの経営効率を低下させる原因となる等の問題があった。
【0004】
また女性の下着等が洗濯中や洗濯後に盗難に遭う等の被害が頻発したり、他人に下着等を見られたくないという女性特有の心理から、洗濯が終了するまでランドリー装置の近傍で待機する女性も多く、自分の時間が有意義に使えない等の問題もある。
【0005】
本発明はかかる従来の問題点を改善するためになされたもので、利用者の情報端末機器に洗濯が終了した旨や、ロック解除番号等の洗濯終了情報を通知するようにしたコインランドリーシステムを提供して、利用者の利便性の向上とコインランドリー経営の効率化を図ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明のコインランドリーシステムは、コインやプリペイドカード等で料金を支払い、洗濯から乾燥までを自動的に行うコインランドリーシステムであって、洗濯物を出し入れする取り出し口に開閉自在な蓋体及び蓋体をロックするロック手段が設けられたランドリー装置本体と、ロック手段のロックと解除の制御及びコインランドリー装置本体が洗濯を終了したのを検出してロック手段のロック解除番号を生成する制御手段と、ロック解除番号を含む洗濯終了情報を、ネットワークを介して利用者の情報端末機器に通知する通信手段と、制御手段に利用者の個人情報やロック解除番号等を入力する操作手段とから構成したものである。
【0007】
前記構成により、洗濯が終了すると利用者の情報端末機器に洗濯終了情報が送信されるため、コインランドリーの利用者は洗濯が終了するまで自宅やコンビニエンストア、本屋等の好きな場所で待機すればよく、これによって時間が有効利用できるようになると共に、コインランドリーで洗濯していることを忘れた場合でも、利用者の情報端末機器に送信された洗濯終了情報により洗濯していたことを思い出すため、洗濯が終了してから利用者が洗濯物を回収するまでの時間を短縮することができ、これによってランドリー装置の回転効率が上がるため、コインランドリーの経営効率を大幅に向上させることができる。
また洗濯終了情報とともに送られるロック解除番号を操作手段より入力しないとロック手段のロックが解除されないため、洗濯中や洗濯終了後に洗濯物が他人に見られたり、盗難に遭う心配もないので、女性でも安心して利用することができると共に、洗濯が終わるまでランドリー装置の近傍で待機する必要がないので、自分の時間を有意義に使用できるようになる。
【0008】
前記目的を達成するため本発明のコインランドリーシステムは、制御手段と操作手段及びランドリー装置本体とにより複数のモジュールを構成し、かつモジュールの少なくとも1基をホスト制御系として、他のモジュールと簡易通信手段で無線もしくは有線通信を可能にすると共に、ホスト制御系に設けた通信手段を介して利用者の情報端末機器に洗濯終了情報を通知するようにしたものである。
【0009】
前記構成により、多数のモジュールを備えた大規模なコインランドリーであっても、ホスト制御系にのみ高出力で高価な通信手段を設け、その他のモジュールには安価な簡易通信手段を設ければよいことから、設備費の大幅な削減が図れると共に、ホスト制御系と各モジュール間を無線で通信する場合は、ホスト制御系と各モジュール間を電気配線で接続する必要がなく、これによってホスト制御系や各モジュールの設置作業が容易に行えるようになる。
またホスト制御系と各モジュール間を一般的に普及している有線通信用ケーブルにて接続し、それに則った通信制御を制御手段に設けることにより、さらに経済的にシステムの構築を行うことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図1は第1の実施の形態になるコインランドリーシステムの構成図、図2は同作用を示すフローチャート、図3は利用者に通知される洗濯終了情報の出力例を示す説明図である。
図示しない店舗や公衆浴場、寮等に設置されたコインランドリーシステムは、ランドリー装置本体1と制御系2を1つのモジュール3とし、かつ複数のモジュール3によりコインランドリーシステムを構成したもので、各モジュール3毎にコイン徴収手段(図示せず)が設置されている。
【0011】
各モジュール3に設けられた制御系2は、モジュール3全体を制御する制御手段4を有していて、制御手段4には、利用者の個人情報を入力するキーボード等の操作手段5と、操作手段5より入力された個人情報や、操作案内、その他の情報を表示する表示手段6が接続されており、操作手段5により入力された個人情報は、記憶手段7に記憶され、また操作案内等も記憶手段7に予め記憶されている。
【0012】
ランドリー装置本体1には、洗濯物を投入しり、洗濯の終了した洗濯物を取り出す取り出し口1aに開閉自在な蓋体1bが設けられていて、この蓋体1bには制御手段4からの指令によりロックされたり、ロックが解除されるロック手段1cが設けられている。
一方制御手段4は各モジュール3内に設けられた通信手段8に接続されていて、利用者が洗濯前に操作手段5より入力した個人情報宛にネットワーク9を介して洗濯終了情報10を送信できるようになっている。
【0013】
利用者が操作部より入力する個人情報は、利用者が使用する情報端末器12により任意に選択することができる。
利用者が使用している情報端末機器12が携帯電話機やPHSの場合は、電話番号やEメールアドレスを個人情報として操作手段5より入力し、情報端末機器12がPDAや個人が所有するパソコン等の場合はEメールアドレスを個人情報として操作手段5より入力すればよく、また最近のように赤外線や電磁波を利用した無線ネットワークを使用して個人情報の双方向通信を行うようにしてもよい。
いずれの通信方法の場合も、利用者が通信圏外へ行く可能性があることを想定して制御手段4は洗濯終了情報10を予め設定した回数繰り返し送信するよう通信手段8を制御しており、また終了情報10の送信の有無や、繰り返し送信した回数は、記憶手段7に記憶されるようになっている。
【0014】
各利用者の情報端末機器12へ送信する洗濯終了情報10としては、メールによる通知の場合は、図3に示すように洗濯が終了した旨の文字情報10aと、ランドリー装置本体1の取り出し口1aに設けられた蓋体1bをロックするロック手段1cを解除するロック解除番号情報10b等であり、音声による通知の場合は、洗濯が終了した旨の情報やロック解除番号情報10bを音声ガイダンスメッセージにより通知するものである。
ロック解除番号情報10bは利用者が変わっても同じ番号では盗難等の被害を防止できないので、その都度制御手段4はランダムにロック解除番号情報10bを生成するか、もしくは洗濯開始時に利用者に任意のロック解除番号を設定してもらい、洗濯終了後、通信手段8を介して利用者への情報端末機器12へロック解除番号情報10bを送信するようになっている。
【0015】
なお洗濯終了情報10の文字構成や桁数、音声ガイダンスメッセージの構成は、設置するモジュール3の台数やコインランドリーシステムを製作するメーカ、システムを管理するサービスメーカにより任意に設定できるものである。
【0016】
次に前記構成されたコインランドリーシステムの作用を、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
コインランドリーの利用者は、図2に示すステップS1で装置本体1の取り出し口1aに設けられた蓋体1bを開放して洗濯物をランドリー装置本体1内へ投入したら、料金徴収手段に所定の料金を投入する。
その後ステップS2で操作手段5より利用者が情報端末機器12に通知して欲しい個人情報(電話番号やEメールアドレス等)を入力すると、制御手段4は、入力された個人情報を記憶手段7に記憶すると共に、ロック手段1cにロック信号を送ってロック手段1cにより蓋体1bをロックする。
またステップS3で表示手段6にロック解除番号をランダムに生成するか、利用者に任意に設定させるかの選択案内を表示し、操作手段5により利用者が任意にロック解除番号を設定する方が選択された場合は、ステップS4で利用者が設定したロック解除番号を記憶手段7に記憶する。
【0017】
その後ランドリー装置本体1は予め設定されたプログラムにより洗濯物の洗濯、脱水、乾燥を実行するが、洗濯が終了するまで数十分を必要とする。
この間利用者はコインランドリーより離れていても、ロック手段1cにより蓋体1bがロックされているため、洗濯物が盗難にあったり、他人に見られたりする心配がなく、これによって利用者が女性であっても安心してコインランドリーより離れた場所で自分の時間を有意義に使用することができるようになる。
【0018】
一方制御手段4がステップS5でランドリー装置本体1による洗濯の終了を検知すると、ロック解除番号をランダムに生成するモードの場合は、ステップS6で制御手段4はランダムにロック解除番号情報10bを生成し、また利用者が任意にロック解除番号を設定するモードの場合は、記憶手段7に記憶されているロック解除番号を読み出し、「洗濯が終了しました」との文字情報10aとロック解除番号情報10bを含む洗濯終了情報10を、ステップS7で通信手段8よりネットワーク9を介して利用者の情報端末機器12へ送信する。
また利用者が音声通話機能のみを持つ携帯電話や、固定電話と呼ばれている一般有線電話などへ選択終了通知を送信する場合は、制御系2の記憶手段7に予め記憶された複数のガイダンス用メッセージの中より、制御手段4が必要なメッセージを適宜取り出して音声合成生成手段11によりガイダンスメッセージを生成し、得られたガイダンスメッセージとともにロック解除番号を通知する。
これによって利用者はコインランドリーより離れた場所、例えば自宅やコンビニエンスストア、本屋等にいても、情報端末機器12により洗濯が終了したのを知ることができると共に、洗濯終了後は、再びコインランドリーを訪れてステップS4で操作手段5に予め情報端末機器12に通知されたロック解除番号情報10bを入力する。
【0019】
ロック解除番号情報10bは不正使用を防止するため、通常数桁のランダムな英数字から構成されているため、憶えられなかったり、憶えても忘れる可能性が高いことから、利用者が使用している情報端末機器12が、携帯が可能な携帯電話機やPHS、PDAの場合は、その場で受信メールを開いて、受信したロック解除番号情報10bを操作手段5より入力し、情報端末機器12が携帯できないパソコンの場合は、予めロック解除番号情報10bをメモに書いて持参すればよい。
また音声通話機能のみの情報端末機器12の場合は、事前に音声録音機能の準備やメモの用意を促すメッセージを表示手段6に表示させたり、ロック解除番号を利用者に任意に設定させるモードの利用を促進させるなどの方法により、ロック解除番号を忘れため洗濯物が取り出せない等の事故を未然に防止することができる。
ステップS8で利用者が操作手段5よりロック解除番号情報10bを入力すると、制御手段4は利用者に洗濯終了情報10を送信する際、予め記憶手段7に記憶したロック解除番号情報10bと操作手段5より入力されたロック解除番号情報10bとを比較し、両番号が一致した場合はランドリー装置本体1の蓋体1bをロックするロック手段1cのロックを解除し、一致しない場合はその旨を表示手段6に表示してロック手段1cのロックは解除しない。
【0020】
ロック手段1cのロックが解除されたら、利用者は蓋体1bを開放して取り出し口1aより洗濯が終了した洗濯物をランドリー装置本体1より取り出すもので、利用者が洗濯しているのを忘れてしまっても、情報端末機器12へ洗濯が終了したのを利用者に個別に通知されることから、長時間ランドリー装置本体1内に洗濯の終了した洗濯物が放置されることがないため、ランドリー装置本体1の回転効率が向上し、これによってコインランドリーの経営効率の向上が図れるようになる。
【0021】
一方図4及び図5はコインランドリーシステムの第2の実施の形態を示すもので、次にこれを説明する。
なお前記第1の実施の形態と同一部分は、同一符号を付してその説明は省略する。これは後述する第3の実施の形態の場合も同様である。
第2の実施の形態では、複数のセクタ20にそれぞれホスト制御系21が設けられ、各ホスト制御系21に第1の実施の形態で説明した複数のモジュール3が接続されている。
ホスト制御系21は、ランドリー装置本体1と、モジュール3の制御系2と同様な制御手段4と操作手段5、表示手段6、記憶手段7、通信手段8、音声合成生成手段11の他に、安価な簡易通信手段22が設けられていて、簡易通信手段22を介して各モジュール3の簡易通信手段13と無線もしくは有線で接続されている。
【0022】
各モジュール3側の簡易通信手段13も安価な通信手段により構成されていて、ホスト制御系21と各モジュール3が離れた場所に設置されていても、無線もしくは有線で互いに通信できるようになっている。
なおホスト制御系21に設けられた簡易通信手段22及び各モジュール3に設けられた簡易通信手段13は、ワイヤレス通信ユニット等を使用してもよく、また有線にて接続する場合は、一般的に普及している有線通信手段により接続してもよいと共に、ネットワーク9は各セクタ20毎に異なるネットワーク9を使用してもよい。
【0023】
次に前記構成された第2の実施の形態になるコインランドリーシステムの作用を説明する。
各モジュール3における作用は、前記第1の実施の形態と同様なので説明は省略するが、洗濯が終了したのを知らせる洗濯終了情報10は、各モジュール3の簡易通信手段13より無線でホスト制御系21の簡易通信手段22へ送信される。
【0024】
図5は各モジュール3よりホスト制御系21へ送信される洗濯終了情報10の一例を示すもので、予め各モジュール3毎に決められたモジュールID10dと、モジュール3側の制御手段4で生成されたロック解除番号情報10b、利用者が入力したアドレス等の個人情報10eにより形成されているが、必要に応じて洗濯終了時間等を加えてもよい。
ホスト制御系21は、各モジュール3の簡易通信手段13より送信されてきた洗濯終了情報10を簡易通信手段22で受信したら、記憶手段7に洗濯終了情報10を記憶すると同時に、通信手段8によりネットワーク9を介して利用者の情報端末機器12へ送信する。
【0025】
これによって利用者は洗濯が終了したのを知ることができると共に、その後は前記第1の実施の形態と同様にして、ランドリー装置本体1より洗濯の終了した洗濯物を回収するもので、前記第2の実施の形態によればホスト制御系21に出力の大きい通信手段8を設置し、各モジュール3とホスト制御系21の間は安価な簡易通信手段13、22により無線もしくは有線で接続すればよいので、大規模なコインランドリーであっても、経済的にシステムを構築できる効果が得られる。
【0026】
一方図6はコインランドリーシステムの第3の実施の形態を示すもので、この第3の実施の形態では、既存のコインランドリーに前記第1の実施の形態で説明したモジュール3を付加してコインランドリーシステムを構築したもので、モジュール3には、ランドリー装置本体1の取り出し口1aに設けられた蓋体1bをロックするロック手段1cと、ランドリー装置本体1が洗濯を終了したのを検出する検出手段23が追加された構成となっている。
【0027】
そして各モジュール3における作用は前記第1の実施例とほぼ同様なので説明を省略するが、ランドリー装置本体1が洗濯を終了すると、モジュール3に設けられた検出手段23がこれを検出して制御手段4へ検出信号を送る。
制御手段4は、検出手段23より検出信号が入力されると、記憶手段7に洗濯終了情報10を記憶すると同時に、通信手段8によりネットワーク9を介して利用者の情報端末機器12へ送信する。
利用者が情報端末機器12により洗濯が終了したのを知った後は、前記第1、第2の実施の形態と同様に、コインランドリーへ出向いてランドリー装置本体1より洗濯の終了した洗濯物を回収するもので、前記第3の実施の形態によれば既存のコインランドリーが利用できるため、初期投資費用の削減が図れる効果がある。
【0028】
なお、ランドリー装置本体1が洗濯を終了したのを検知する方法としては、コインランドリー装置本体1に洗濯が終了したのを知らせる信号を出力する機能を有している場合は、その信号を利用してもよく、信号を出力する機能がない場合は、洗濯終了時ランドリー装置本体1より発せられるブザー等の音声をマイクロフォン等で検出して、洗濯終了信号としてもよい。
また前記何れの実施の形態も洗濯料金をコインで支払う場合について説明したが、予め料金を前払いするプリペイドカードを使用して洗濯料金を支払うようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】
本発明は以上詳述したように、洗濯物を出し入れする取り出し口に開閉自在な蓋体及び蓋体をロックするロック手段が設けられたランドリー装置本体と、ロック手段のロックと解除の制御及びコインランドリー装置本体が洗濯を終了したのを検出してロック手段のロック解除番号を生成する制御手段と、ロック解除番号を含む洗濯終了情報を、ネットワークを介して利用者の情報端末機器に通知する通信手段と、制御手段に利用者の個人情報やロック解除番号等を入力する操作手段とから構成したことから、洗濯が終了すると利用者の情報端末機器に洗濯終了情報が送信されるため、コインランドリーの利用者は洗濯が終了するまで自宅やコンビニエンストア、本屋等の好きな場所で待機すればよく、これによって時間が有効利用できるようになる。
またコインランドリーで洗濯していることを忘れた場合でも、利用者の情報端末機器に送信された洗濯終了情報により洗濯していたことを思い出すため、洗濯が終了してから利用者が洗濯物を回収するまでの時間を短縮することができ、これによってランドリー装置の回転効率が上がるため、コインランドリーの経営効率を大幅に向上させることができると共に、利用者の情報端末機器が音声通話機能のみしか持たないため、送られたロック解除番号を記憶するのが困難な場合は、洗濯開始時にロック解除番号を利用者任意に設定するモードを設けることにより、ロック番号を忘れたために洗濯物が取り出せない等の事故を未然に防止することもできる。
【0030】
さらに洗濯終了情報とともに送られるロック解除番号を操作手段より入力しないとロック手段のロックが解除されないため、洗濯中や洗濯終了後に洗濯物が他人に見られたり、盗難に遭う心配もないので、女性でも安心して利用することができると共に、洗濯が終わるまでランドリー装置の近傍で待機する必要がないので、自分の時間を有意義に使用できるようになる。
【0031】
しかも制御手段と操作手段及びランドリー装置本体とにより複数のモジュールを構成し、かつモジュールの少なくとも1基をホスト制御系として、他のモジュールと簡易通信手段で無線もしくは有線通信を可能にすると共に、ホスト制御系に設けた通信手段を介して利用者の情報端末機器に洗濯終了情報を通知するようにしたことから、多数のモジュールを備えた大規模なコインランドリーであっても、ホスト制御系にのみ高出力で高価な通信手段を設け、その他のモジュールには安価な簡易通信手段を設ければよいことから、設備費の大幅な削減が図れる。
またホスト制御系と各モジュール間を無線で通信する場合は、ホスト制御系と各モジュール間を電気配線で接続する必要がなく、これによってホスト制御系や各モジュールの設置作業が容易に行えるようになると共に、ホスト制御系と各モジュール間を有線で接続する場合は、さらに経済的にシステムの構築を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態になるコインランドリーシステムの構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態になるコインランドリーシステムの作用を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態になるコインランドリーシステムで使用される洗濯終了情報の出力例を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態になるコインランドリーシステムの構成図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態になるコインランドリーシステムで使用される洗濯終了情報の送信結果を示す説明図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態になるコインランドリーシステムの構成図である。
【符号の説明】
1 ランドリー装置本体
1a 取り出し口
1b 蓋体
1c ロック手段
3 モジュール
4 制御手段
5 操作手段
8 通信手段
9 ネットワーク
11 音声合成生成手段
12 情報端末機器
13 簡易通信手段
21 ホスト制御系
22 簡易通信手段
Claims (2)
- コインやプリペイドカード等で料金を支払い、洗濯から乾燥までを自動的に行うコインランドリーシステムであって、洗濯物を出し入れする取り出し口に開閉自在な蓋体及び前記蓋体をロックするロック手段が設けられたランドリー装置本体と、前記ロック手段のロックと解除の制御及び前記コインランドリー装置本体が洗濯を終了したのを検出して前記ロック手段のロック解除番号を生成する制御手段と、前記ロック解除番号を含む洗濯終了情報を、ネットワークを介して利用者の情報端末機器に通知する通信手段と、前記制御手段に利用者の個人情報や前記ロック解除番号等を入力する操作手段とを具備したことを特徴とするコインランドリーシステム。
- 前記制御手段と前記操作手段及び前記ランドリー装置本体とにより複数のモジュールを構成し、かつ前記モジュールの少なくとも1基をホスト制御系として、他のモジュールと簡易通信手段で無線もしくは有線通信を可能にすると共に、前記ホスト制御系に設けた通信手段を介して利用者の情報端末機器に洗濯終了情報を通知するようにしてなる請求項1に記載のコインランドリーシステム。
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