JP7399577B2 - セルフランドリーシステム - Google Patents

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Description

本発明は、セルフランドリーシステムに係り、詳しくはユーザの利用意欲向上等を実現する技術に関する。
コイン決済式のセルフランドリー(いわゆる、コインランドリー)に来店したユーザは、金銭投入機に硬貨を投入した後、洗濯機や乾燥機に付設された各種の設定ボタンや起動ボタンを操作し、衣類の量や種類に応じた洗濯や乾燥を行わせる(特許文献1参照)。
ユーザは、洗濯機や乾燥機の運転終了を待つ間、外部の商店や飲食店に出向いて買い物や食事をすることがある(特許文献2参照)。
しかしながら、上述した従来のコインランドリーには、以下に列挙するように、改善すべき種々の問題があった。
ユーザは、コイン投入部の詰まり等によって洗濯機や乾燥機が作動しない場合、店内電話で設置者に返金等を要求するが、このようなクレーム対応には多大な労力と時間が費やされる。
洗濯機や乾燥機に比較的大量のコインがたまるため、窃盗等の被害にあう虞がある。
女性のユーザは、乾燥中の下着等を蓋のガラス窓から覗かれたり、盗まれたりする懸念があるため、乾燥機が運転している間は店外に出にくい。
店外にいるユーザは、洗濯や乾燥の終了を知ることができないため、放置される時間が長くなってランドリー機器の稼働率が低下する。
そこで、本発明者は、これらの問題を解決すべく、携帯端末に専用のアプリケーションソフトウェアを導入させることで、ユーザがランドリー機器の各種操作を携帯端末で行えるようにするとともに、洗濯や乾燥の終了時に携帯端末に通知するシステムを考えた。
しかしながら、このようなシステムにおいても、大規模なコインランドリーでは多数のランドリー機器を多数のユーザが同時並行的に扱うため、携帯端末への入力ミス等によって同一のランドリー機器を複数のユーザが操作しようとする等の虞があった。
このような問題に対応して、引用文献3には、ランドリー機器の少なくとも1つの表面に紐付部を設け、制御装置が、前記紐付部を用いて、利用者の携帯端末と前記ランドリー機器の一つとを紐付けた後、前記携帯端末からの運転要求信号に基づき、当該携帯端末に紐付けられたランドリー機器に作動指令を出力する技術が開示されている。
特開2001-129300号公報 特開2006-262942号公報 再表2019-077649号公報
引用文献3に記載のセルフランドリーシステムは、一般の利用者(一般ユーザ)に対して、同じ料金設定でランドリー機器に作動指令を出力する処理を行なっているが、これでは一般の利用者に対して利用意欲を高めることができなかった。
本発明は、上記状況に鑑みなされたものであり、利用者に対して利用意欲を高めることができるセルフランドリーシステムを提供することを目的とする。
本発明のセルフランドリーシステムは、ランドリー店舗内に設置され、洗濯機能と乾燥機能との少なくとも一方を有する複数のランドリー機器と、複数の利用者の携帯端末との間で通信を行い、その通信結果に応じて前記ランドリー機器を運転制御する制御装置とを備えたセルフランドリーシステムであって、前記ランドリー機器の少なくとも1つの表面には紐付部が設けられており、前記制御装置は、前記紐付部を用いて、前記利用者の携帯端末の一つと前記ランドリー機器の一つとを、紐付ける紐付手段と、前記紐付けの後、前記携帯端末からの運転要求信号に基づき、当該携帯端末に紐付けられたランドリー機器に作動指令を出力する作動指令出力手段と、を有し、前記制御装置は、前記紐付けの結果、前記複数の利用者の少なくとも一部に対して個別に料金を設定し、設定した当該料金での課金で、前記作動指令を出力する処理を行う。
好適には、前記制御装置は、前記複数の利用者毎の要因に基づいて前記料金を設定する。
好適には、前記制御装置は、所定の条件が成立した際に、前記複数の利用者毎の要因に基づいて前記料金を設定する。
好適には、前記制御装置は、所定の条件が成立した際に、前記複数の利用者毎の要因と抽選に基づいて前記料金を設定する。
また、本発明のセルフランドリーシステムは、ランドリー店舗内に設置され、洗濯機能と乾燥機能との少なくとも一方を有する複数のランドリー機器と、複数の利用者の携帯端末との間で通信を行い、その通信結果に応じて前記ランドリー機器を運転制御する制御装置とを備えたセルフランドリーシステムであって、前記ランドリー機器の少なくとも1つの表面には紐付部が設けられており、前記制御装置は、前記紐付部を用いて、前記利用者の携帯端末の一つと前記ランドリー機器の一つとを、紐付ける紐付手段と、前記紐付けの後、前記携帯端末からの運転要求信号に基づき、当該携帯端末に紐付けられたランドリー機器に作動指令を出力する作動指令出力手段と、を有し、前記制御装置は、前記紐付けの結果、前記複数の利用者を複数のグループに分け、当該複数のグループに毎に、個別に料金を設定し、設定した当該料金での課金で、前記作動指令を出力する処理を行う。
また、本発明のセルフランドリーシステムは、ランドリー店舗内に設置され、洗濯機能と乾燥機能との少なくとも一方を有する複数のランドリー機器と、複数の利用者の携帯端末との間で通信を行い、その通信結果に応じて前記ランドリー機器を運転制御する制御装置とを備えたセルフランドリーシステムであって、前記ランドリー機器の少なくとも1つの表面には紐付部が設けられており、前記複数の利用者の携帯端末は、それぞれの利用者の操作に基づいて、カードの情報を前記制御装置に登録し、前記制御装置は、前記紐付部を用いて、前記利用者の携帯端末の一つと前記ランドリー機器の一つとを、紐付ける紐付手段と、前記紐付けの後、前記携帯端末からの運転要求信号に基づき、当該携帯端末に紐付けられたランドリー機器に作動指令を出力する作動指令出力手段と、を有し、前記制御装置は、前記紐付けの結果、前記複数の利用者の内、特定の組織で発行されたカードの情報を登録しているグループに対して、他のグループと別の料金を設定し、設定した当該料金での課金で、前記作動指令を出力する処理を行う。
好適には、前記紐付部は、2次元コード、又は、近距離無線通信の装置、である。
本発明によれば、複数の利用者の少なくとも一部に対して個別に料金を設定するので、利用者に対して利用意欲を高めることができるようになる。
第1実施形態に係るセルフランドリーシステムの概略構成図である。 第1実施形態に係るサーバの概略構成図である。 第1実施形態で、パスワード入力画面を表示したユーザ端末を示す正面図である。 第1実施形態で、運転指令出力制御の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態で、認識信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 第1実施形態で、運転コース信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 第1実施形態で、料金信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 第1実施形態で、終了予告処理の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態で、第1終了予告信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 第1実施形態で、第2終了予告信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 第1実施形態で、エラー処理の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態で、エラー信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 ユーザの属性によって、割引処理、ステータス処理などがなされる場合の処理の説明図である。 ステップS107における処理の一例である。 ステップS107における処理の他の一例である。 ユーザ端末51での図14、図15での処理が行われた管理者外関係者の表示画面の例である。 第1実施形態で、ユーザランク処理の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態で、ランクアップ信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 第1実施形態で、ランクダウン信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 第1実施形態で、一般ユーザ割引処理の手順を示すフローチャートである。 第1実施形態で、一般ユーザ割引処理の抽選テーブルを示す説明図である。 第1実施形態で、一般ユーザ割引信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。 第2実施形態に係るセルフランドリーシステムの概略構成図である。
[第1実施形態]
以下、図1~図22を参照して、本発明の第1実施形態を詳細に説明する。第1実施形態は、携帯端末から制御装置への運転要求信号等の送信がワンタイムパスワードの入力および近距離無線通信によってなされること、料金支払いがクレジットカードによって行われることを特徴とする。
<第1実施形態の構成>
図1は、第1実施形態に係るセルフランドリーシステムの概略構成図である。
図2は、第1実施形態に係るサーバの概略構成図である。
図1に示すように、実施形態に係るセルフランドリーシステム1は、ランドリー店舗10内に設置された洗濯機や乾燥機等からなる多数のランドリー機器20(20a,20b,20c・・・)と、これらランドリー機器20を運転制御するサーバ30(制御装置)とを有している。
各ランドリー機器20には、それぞれに固有の識別表示としてワンタイムパスワード24aを表示するディスプレイ24と、FeliCa(登録商標)等による近距離無線通信用の受信機25(紐付部)とが設置されている。なお、ワンタイムパスワード24aは、ランダムに生成される4桁の数字の組み合わせであり、所定の時間間隔(例えば、30秒間隔)で変化する。ランドリー機器20の前面には、受信機25に相当する位置に「スマホをかざしてください」との表示26がなされている。
なお、セキュリティの高い近距離無線通信用の受信機の場合には、必ずしも、ワンタイムパスワードを必要としない。
各ランドリー機器20には、透明なガラス窓22を有する手動開閉式の蓋23が備えられている。各ランドリー機器20は、蓋23をロックするための電動式のロック機構(図示せず)を備えており、サーバ30からの指令によって蓋23を閉鎖状態でロックする。ガラス窓22は、液晶を利用した瞬間調光式であり、サーバ30からの指令によって透明/不透明が瞬時に切り換えられる。
ランドリー店舗10には、Wi-Fi(登録商標)規格による無線LAN40が設置されている。ランドリー店舗10内にいるユーザ(利用者)の携帯端末(スマートフォン等:以下、ユーザ端末と記す)51は、この無線LAN40(あるいは、3G回線)を介してインターネット60に接続される。
尚、サーバ30(制御装置)には、複数のユーザ(利用者)のユーザ端末51が登録されている。
サーバ30は、有線LAN41によってインターネット60に接続しており、インターネット60を経由してユーザ端末51やランドリー店舗10の管理者の端末(パーソナルコンピュータやスマートフォン等:以下、管理者端末と記す)52との間で通信を行う。また、ユーザがランドリー店舗10外にいる場合、ユーザ端末51は、3G回線を介してインターネット60に接続される。
図2に示すように、サーバ30は、運転モードやユーザ情報等を記憶する記憶部31、ユーザ端末51からの入力信号等に基づく判定処理や信号出力を行う処理部32と、処理部32の判定結果に応じてランドリー機器20への運転指令信号やユーザ端末51および管理者端末52への信号等を生成する信号生成部33等を有している。
<第1実施形態の作用>
図3は、第1実施形態で、パスワード入力画面を表示したユーザ端末を示す正面図である。
図4は、第1実施形態で、運転指令出力制御の手順を示すフローチャートである。
図5は、第1実施形態で、認識信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。
図6は、第1実施形態で、運転コース信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。
図7は、第1実施形態で、料金信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。
図8は、第1実施形態で、終了予告処理の手順を示すフローチャートである。
図9は、第1実施形態で、第1終了予告信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。
図10は、第1実施形態で、第2終了予告信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。
図11は、第1実施形態で、エラー処理の手順を示すフローチャートである。
図12は、第1実施形態で、エラー信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。
図13は、ユーザの属性によって、割引処理、ステータス処理などがなされる場合の処理の説明図である。
図14は、ステップS107における処理の一例である。
図15は、ステップS107における処理の他の一例である。
図16は、ユーザ端末51での図14、図15での処理が行われた管理者外関係者の表示画面の例である。
図17は、第1実施形態で、ユーザランク処理の手順を示すフローチャートである。
図18は、第1実施形態で、ランクアップ信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。
図19は、第1実施形態で、ランクダウン信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。
図20は、第1実施形態で、一般ユーザ割引処理の手順を示すフローチャートである。
図21は、第1実施形態で、一般ユーザ割引処理の抽選テーブルを示す説明図である。
図22は、第1実施形態で、一般ユーザ割引信号を受信したユーザ端末を示す正面図である。
ユーザは、ランドリー店舗10のランドリー機器20を初めて使用する場合、自宅あるいはランドリー店舗10内でランドリー店舗10のホームページにアクセスし、セルフランドリーシステム1に対応する専用アプリケーションソフトウェア(以下、専用アプリと記す)をユーザ端末51にダウンロードする。
次に、ユーザは、そのユーザ端末51を用いてユーザ登録を行う。ユーザ登録は、氏名や住所、携帯電話番号、支払情報(クレジットカード情報)をサーバ30に登録するものである。
ランドリー店舗10に来店したユーザは、洗濯あるいは乾燥を行う衣類の種類や量に応じてランドリー機器20を選定する。次にユーザは、ユーザ端末51で無線LAN40を介してインターネット接続した上で専用アプリを起動する。すると、図3に示すようにユーザ端末51のディスプレイ51aにパスワード入力画面65が表示されるため、ランドリー機器20のディスプレイ24に表示されたワンタイムパスワード24aをユーザ端末51に入力する。
しかる後、ユーザがユーザ端末51を受信機25にかざすと、ユーザ端末51およびランドリー機器20に対応する識別信号Siがユーザ端末51から発信され、この識別信号Siが受信機25を経由してサーバ30に入力される。ユーザ端末51と受信機25とは、数cm以下の距離で通信を行うように設定されている。
識別信号Siが入力すると、サーバ30は、図4のフローチャートにその手順を示す運転指令出力制御を実行する。
運転指令出力制御を開始すると、サーバ30は、図4のステップS1で、ランドリー機器20が他のユーザによって使用中されている場合を除き、識別信号Siに基づいてユーザ端末51とランドリー機器20との紐付けを行い、ステップS2で無線LAN40を介して認識信号をユーザ端末51に送信する。認識信号を受信したユーザ端末51では、図5に示すように、「いらっしゃいませ ○○番の洗濯乾燥機をご利用ですね よろしければ、YESをタッチしてください」とのメッセージ71と、「YES」ボタン72とが画面51aに表示される。
サーバ30は、ステップS3でユーザが「YES」ボタン72にタッチしたか否かを判定し、この判定がYesになると、ステップS4で運転コース信号をユーザ端末51に送信する。運転コース信号を受信したユーザ端末51では、図6に示すように、選択されたランドリー機器20に対応する「運転コース」ボタン73(73a~73d)と、「ENTER」ボタン74とが画面51aに表示される。ユーザは、衣類の種類や量に応じて所望の「運転コース」ボタン73を選択した後、「ENTER」ボタン74をタッチする。
サーバ30は、ステップS5でユーザが「ENTER」ボタン74にタッチしたか否かを判定し、この判定がYESになると、ステップS6で料金信号をユーザ端末51に送信する。料金信号を受信したユーザ端末51では、図7に示すように、「使用料金は○○○○円です 衣類を投入し、蓋を閉めてください」とのメッセージ75と、「蓋ロック」ボタン76および「窓不透明」ボタン77が画面51aに表示される。ユーザは、ランドリー機器20の運転中に蓋23をロックしたい、あるいは、ガラス窓22を不透明にしたい場合、これら「蓋ロック」ボタン76や「窓不透明」ボタン77を選択(タッチ)する。
ユーザは、使用料金の確認、および「蓋ロック」ボタン76や「窓不透明」ボタン77の選択を終えると、ユーザ端末51を受信機25にかざす。すると、ユーザ端末51からは、運転要求信号Sdが発信され、この運転要求信号Sdがインターネット60を経由してサーバ30に入力される。
サーバ30は、ステップS7でユーザが運転要求信号Sdを入力したか否かを判定し、この判定がYESになると、ステップS8で課金処理を行う。課金処理は、前述した支払情報に基づき、インターネット60を経由してクレジットカード会社との間で通信を行うことでなされる。
ステップS8での課金が完了すると、サーバ30は、ステップS9で「蓋ロック」ボタン76がタッチされたか否かを判定し、この判定がYesであればステップS10で蓋ロック指令をランドリー機器20に出力する。次いで、サーバ30はステップS11で「窓不透明」ボタン77がタッチされたか否かを判定し、この判定がYesであればステップS12で窓不透明指令をランドリー機器20に出力する。
しかる後、サーバ30は、ステップS13でランドリー機器20に運転開始指令を出力し、運転開始指令制御を終了する。運転開始指令が入力したランドリー機器20は、ユーザが選択した運転モードでの運転を開始するとともに、ユーザの要求に基づいて蓋23のロックやガラス窓22の不透明化を行う。
サーバ30は、運転指令出力制御の各指令や課金処理の結果を逐次、管理者端末52に送信する。これにより、管理者は、ランドリー店舗10内のランドリー機器20の稼働状態や売り上げをリアルタイムに認識できる。
(終了予告処理)
ランドリー機器20が運転を開始すると、サーバ30は、図8のフローチャートにその手順を示す終了予告処理を実行する。終了予告処理を開始すると、サーバ30は、図8のステップS31で運転終了時刻の10分前となったか否かを所定の時間間隔で繰り返し判定する。そして、この判定がYesになると、サーバ30は、ステップS32でインターネット60を経由して第1終了予告信号をユーザ端末51に送信する。第1終了予告信号を受信したユーザ端末51では、図9に示すように、運転終了まで10分であることを示す「10分前です」とのメッセージ91が画面51aに表示されるとともに、小さな音量で着信音が鳴る。なお、終了予告信号は、ユーザがランドリー店舗10の外にいても、3G回線や店外の無線LANを介したインターネット60を経由してユーザ端末51に受信される。
次に、サーバ30は、ステップS33で運転終了時刻の5分前となったか否かを所定の時間間隔で繰り返し判定する。そして、この判定がYesになると、サーバ30は、ステップS34で第2終了予告信号をユーザ端末51に送信する。第2終了予告信号を受信したユーザ端末51では、図10に示すように、運転終了まで5分であることを示す「5分前です」とのメッセージ92が画面51aに点滅表示されるとともに、着信音およびバイブレータ機能が作動する。
これにより、外部の商店や飲食店に出向いていたユーザも、買い物や食事を切り上げてランドリー機器20の運転終了時刻までにランドリー店舗10に戻ることができ、ランドリー機器20の稼働率向上等が実現される。
サーバ30は、運転指令出力制御等と並行して、図11のフローチャートにその手順を示すエラー処理を常時実行する。
(エラー処理)
エラー処理を開始すると、サーバ30は、図11のステップS41でランドリー店舗10内のランドリー機器20からエラー信号が入力しているか否かを所定の時間間隔で繰り返し判定する。
ランドリー機器20に何らかのエラーが生じてステップS41の判定がYesになると、ステップS41でエラー情報42(どのランドリー機器20でどのエラーが生じたか)を管理者端末52およびメンテナンス会社の端末(図示せず)に送信し、ステップS43でユーザ端末51にエラー信号を送信する。エラー信号を受信したユーザ端末51では、図12に示すように、「エラーが生じました キャンセルして、衣類を取り出して下さい」とのメッセージ101と、「キャンセル」ボタン102とが画面51aに表示される。
管理者やメンテナンス会社は、エラー情報に応じてランドリー店舗10に赴き、当該ランドリー機器20の使用停止や修理等の処置をとる。また、ユーザは、ユーザ端末51の画面表示に従い「キャンセル」ボタン92をタッチする。
次に、サーバ30は、ステップS44で「キャンセル」ボタン102がタッチされたか否かを判定し、この判定がNoである間はステップS44の判定を繰り返す。サーバ30は、ユーザによって「キャンセル」ボタン102がタッチされてステップS44の判定がYesになると、ステップS45で運転停止信号をランドリー機器20に送信する。
運転停止信号を受信したランドリー機器20では、洗濯ドラムや乾燥ドラムの回転が停止され、洗濯中あるいはすすぎ中であれば排水が行われた後、蓋23のロックが解除される。これにより、ユーザはランドリー機器20から衣類を取り出し、別のランドリー機器20で洗濯や乾燥を行うことができる。
次に、サーバ30は、ステップS46で前述した課金処理による課金をキャンセル(すなわち、返金)して、エラー処理を終了する。
(管理者外関係者クラス分け処理)
図13は、ユーザの属性によって、割引処理、ステータス処理などがなされる場合の処理の説明図である。
図1で示すような、短距離通信によって、ユーザ端末51とランドリー機器20との紐付けが完了した後、そのユーザによって、各種の異なる処理が行われる。
本実施形態の最も最上位の概念は、ユーザ、及び、ユーザの属性(ステータス、関係者か否か、管理者か)によって、その処理を変化させることである。
これによって、一般ユーザには、その範囲での各種特典(ランクに応じた特定機能の使用等)などを付与できる。
他方、関係者においては、一定の割引などの関係者割引処理も可能となる。
さらに、関係者の中で、管理者である場合は、さらに特殊な操作を可能とすることができる。
なお、ここで、一般ユーザとは、スマートフォン等で自分から登録した(結果的に登録したものを含む)者をいう。
他方、関係者とは、管理者等が前もって登録している者(場合によっては、所定の地位)をいう。
まず、コインランドリー機器20とユーザ端末31とを紐付けした際に、そのユーザ端末31のユーザのステータス・カテゴリ等を図13のように処理する。
ここで、ステータスとは一般ユーザのユーザランク(図17等参照のこと)を表している。他方、カテゴリは関係者の中でどのようなランクのものなのかである。
図13のように、ステータス・カテゴリ処理される。
具体的には、ステップS101において、一般ユーザか否か判断される。
一般ユーザの場合、ステップ102の例えば図17の処理に移行する。
そうでない場合(関係者)は、ステップS103に移行する。
ステップS103において、管理者か否か判断する。
管理者の場合、ステップS104の管理者モードへ移行する。
この場合、管理者は、コインランドリー機器20で可能なすべての処理が可能である。
コインランドリー機器20のリセット、払い戻し処理、洗濯・乾燥の実施、検査モードの実施等である。
管理者でない者(=管理者外関係者)場合、ステップS105に移行する。
ステップS105において、関係者か否か判断する。
関係者でない場合には、処理を終了する。
他方、関係者である場合はステップS106の処理に移行する。
関係者であっても、そのクラスはさまざまである。
ここでいう管理者外関係者は、例えば、提携企業の職員などである。福利厚生の一環として、割安でのコインランドリー機器20の利用が許されたものをいう。
そのため、事前設定によって、どのぐらいの割引をするか、何回まで割引するかなどの条件が、人によって(クラスによって)異ならせても良いことになる。
そのため、ステップS106において、その個人のクラスと、利用回数などを特定し記憶する。この判断・記憶等は、図1にサーバ30等でなされてよい。なお、利用データ後のデータ(利用回数など)は、支払い等の後等に記憶されてよい。
その後、ステップS107において、図14又は図15の様に処理する。
図14は、ステップS107における処理の一例である。
図14では、管理者外関係者のクラスをクラス1~クラス4まで分けている。
クラス1では、10%の割引を月5回まで受けられることを表している。
クラス2では、20%の割引を月10回まで受けられることを表している。
クラス3では、50%の割引を月10回まで受けられることを表している。
クラス4では、100%の割引を月に制限なく受けられることを表している。
もっとも、これはあくまで一例であり、クラス分けを細かくすることも、に少なく分けることもできる。さらに、割引率、利用可能回数は任意に変更できる。利用可能回数という制限をなくすことも可能である。
このようにすることによって、管理者外関係者をより細かくクラス分けして、福利厚生などを提供することができる。
このようにして、コインランドリー店舗と、他の会社などと提携をしていくことができる。
図15は、ステップS107における処理の他の一例である。
図15では、管理者外関係者のクラスをクラス5~クラス6で分けている。図14の場合と異なるのは、図14では回数制限がありその回数を超えてしまうとすぐに、一般ユーザと同じ割引率になってしまっていた。しかし、図15では、利用の回数によって割引率を変化させている。
この図15で表されるクラス5では、同じクラス5の管理者外関係者は、20%の割引を月3回まで受けられ、4回目から8回目までは10%の割引率を受けられ、それ以降は、割引率が0%となることを表している。
同様にクラス6の管理者外関係者は、100%の割引を月4回まで受けられ、5回目から9回目までは30%の割引率を受けられ、それ以降は、割引率が20%となることを表している。
もっとも、これはあくまで一例であり、クラス分けを細かくすることも、に少なく分けることもできる。さらに、割引率、利用可能回数は任意に変更できる。利用可能回数という制限をなくすことも可能である。
また、この図15の2つのクラストは別に、利用回数が多くなるほど割引率が大きくなるようなことも可能である。
このようにすることによって、管理者外関係者をより細かくクラス分けして、福利厚生などを提供することができる。
このようにして、コインランドリー店舗と、他の会社などと提携をしていくことができる。
図16は、ユーザ端末51での図14、図15での処理が行われた管理者外関係者の表示画面の例である。
図16の様に、管理者外関係者のユーザ端末51には、割引きのない標準料金と、クラスに応じた割引率が適用された割引き額、そして、合計額が表示される。
その値段で、洗濯乾燥等を合意した場合に、YESボタン72を押すことによって、洗濯乾燥等がなされる。
決済の手段は、短距離通信を利用した決済でもよいし、現金の投入であってもよいし、クレジットカード、プリペイドカードであって良い。
このようなこの割引された情報は、ユーザ端末51にのみ表示されることが望ましい。
その場合には、一般ユーザには管理者外関係者に割引されたことが分からないため、不公平感などが生ずることなどはないという効果がある。
さらに、ステップS107における処理のさらに他の一例を説明する。
図14、図15、図16では、一定の割引率としていたが、このようなパーセンテージによる割引に限定する必要性はない。
例えば 通常料金 洗濯600円 乾燥400円 洗濯乾燥900円のランドリー機器20の場合に、
クラス1の者には 洗濯500円 乾燥300円 洗濯乾燥700円
クラス2の者には 洗濯400円 乾燥200円 洗濯乾燥500円
などとして前もって記録しておいてこれによって、割り引くことも可能である。
(ユーザランク処理)
サーバ30は、ユーザによるランドリー機器20の使用が完了すると、図17のフローチャートにその手順を示すユーザランク処理を毎回実行する。ユーザランク処理を開始すると、サーバ30は、図17のステップS51でユーザ端末51のポイントアップ条件が成立したか否かを判定する。ポイントアップ条件は例えばユーザがランドリー機器20の停止後5分以内に衣類を取り出した場合に成立し、ステップS51の判定がYesであった場合、サーバ30は、ステップS52で初期値10のユーザポイントPuをインクリメントする。次に、サーバ30は、ステップS53でユーザポイントPuがランクアップ値Pru(例えば、15)に達したか否かを判定し、この判定がNoであれば処理を終了する。
ユーザポイントPuがランクアップ値Pruに達し、ステップS53の判定がYesになると、サーバ30は、ステップS54でランクアップ処理を実行する。すなわちサーバ30は、ユーザ端末51を所有するユーザに対してランドリー機器20の予約や運転設定(洗濯時間や乾燥時間の調整)の変更等を許可するとともに、ランクアップ信号をユーザ端末51に送信する。ランクアップ信号を受信したユーザ端末51では、図18に示すように、「おめでとうございます ”プレミアムユーザ”になりました ランドリー機器の予約 運転条件の設定変更等ができます」とのメッセージ105が画面51aに表示される。
サーバ30は、ステップS54でランクアップ処理を実行後、ステップS59の例えば図20の処理に移行する。
一方、ステップS51の判定のNoであった場合、サーバ30はステップS55でポイントダウン条件が成立したか否かを判定する。ポイントダウン条件は例えばユーザがランドリー機器20の停止後15分以内に衣類を取り出さなかった場合(すなわち、長時間衣類を放置した場合)に成立し、ステップS55の判定がYesであれば、サーバ30は、ステップS56でユーザポイントPuをデクリメントする。次に、サーバ30は、ステップS57でユーザポイントPuがランクダウン値Prd(例えば、5)に達したか否かを判定し、この判定がNoであれば処理を終了する。
ユーザポイントPuがランクダウン値Prdまで減少し、ステップS57の判定がYesになると、サーバ30は、ステップS58でランクダウン処理を実行する。すなわちサーバ30は、ユーザ端末51を所有するユーザに対してランドリー機器20の予約や運転設定(洗濯時間や乾燥時間の調整)の変更等を行えなくするとともに、ランクダウン信号をユーザ端末51に送信する。ランクダウン信号を受信したユーザ端末51では、図19に示すように、「一般ユーザにランクダウンしました ランドリー機器の予約 運転条件の設定変更等はできません」とのメッセージ106が画面51aに表示される。
サーバ30は、ステップS58でランクダウン処理を実行後、ステップS59の例えば図20の処理に移行する。
ステップS55の判定もNo、例えばユーザが10分程度で衣類を取り出し、ポイントアップ条件とポイントダウン条件とのどちらも成立しなかった場合、サーバ30は、なにも行わずユーザランク処理を終了し、ステップS59の例えば図20の処理に移行する。
本実施形態では、ユーザランク処理を行うことでユーザによる衣類の放置が減少し、ランドリー機器20の稼働率が向上する。
サーバ30は、図17に示したユーザランク処理の終了後、図20に示す一般ユーザ割引処理に移行する。
(一般ユーザ割引処理)
図20において、まず、サーバ30は、ステップS61に示す料金変更パラメータ抽選処理を実行する。具体的には、図21に示す一般ユーザ割引処理の抽選テーブルを用いて、パラメータの抽選を行う。
次に、サーバ30は、ステップS62に示す割引率算出処理に移行する。具体的には、サーバ30は、図21に示すパラメータの内、抽選に当選したパラメータを用いて割引率を算出する。
次に、サーバ30は、ステップS63において、料金割引処理を行う。例えば割引きのない標準料金と、割引率が適用された割引き額、そして、合計額を算出し、ユーザ端末51に表示して、今回の一般ユーザ割引処理を終了する。
以下、当選したパラメータ毎の処理について詳細に説明する。
(パラメータNo1に当選)
図20に示すステップS61の抽選により、図21に示すパラメータのNo1に当選した場合、サーバ30は、料金変更処理名を図21に示す「お得意様」に設定する。
また、パラメータNo1に当選した場合、サーバ30は、図21に示すお得意様度(利用頻度)に応じて割引率B1の算出を行う。
この場合の式として、一週間あたりのランドリー機器の利用回数をx1とし、パラメータA1を5とすると、割引率B1は、30%を上限として、以下の式(1)となる。
割引率B1=A1×x1(%)=5×x1(%)…(1)
サーバ30は、割引率B1を算出した後に、ステップS63において、料金割引処理を行う。
これにより、図22の様に、管理者外関係者のユーザ端末51には、メッセージ171として、割引きのない標準料金と、抽選により当選したパラメータNo1の料金変更処理名「お得意様」を用いた割引名172と、ステップS62で算出された割引率が適用された割引き額、そして、合計額が表示される。
その値段で、洗濯乾燥等を合意した場合に、YESボタン72を押すことによって、洗濯乾燥等がなされる。
決済の手段は、短距離通信を利用した決済でもよいし、現金の投入であってもよいし、クレジットカード、プリペイドカードであって良い。
(パラメータNo2に当選)
図20に示すステップS61の抽選により、パラメータNo2に当選した場合、料金変更処理名が「早取り」となる。
また、パラメータNo2に当選した場合、サーバ30は、ステップS62において、直ぐに乾燥後の洗濯物を取りに来ているかに応じて割引率B2の算出を行う。
この場合の式として、乾燥後の洗濯物を取りに来る平均時間が5分以下の場合、割引率B2=10%、乾燥後の洗濯物を取りに来る平均時間が5分より長く10分以下の場合、割引率B2=5%、乾燥後の洗濯物を取りに来る平均時間が10分より長い場合、割引率B2=0%とする。
サーバ30は、割引率B2を算出した後に、ステップS63において、料金割引処理を行い、ユーザ端末51に、この処理に基づく表示を行い、今回の一般ユーザ割引処理を終了する。
(パラメータNo3に当選)
図20に示すステップS61の抽選により、パラメータNo3に当選した場合、料金変更処理名が「環境」となる。
また、パラメータNo3に当選した場合、サーバ30は、ステップS62において、雨の日、梅雨時期、暑い日、寒い日、土日などの要因に応じて割引率B3の算出を行う。
この場合の式として、雨の日、梅雨時期、暑い日、寒い日、土日などの要因の何れかに当てはまる場合、割引率B3=10%、前記要因の何れにも当てはまらない場合、割引率B3=0%とする。
サーバ30は、割引率B3を算出した後に、ステップS63において、料金割引処理を行い、ユーザ端末51に、この処理に基づく表示を行い、今回の一般ユーザ割引処理を終了する。
(パラメータNo4に当選)
図20に示すステップS61の抽選により、パラメータNo4に当選した場合、料金変更処理名が「平均金額対応」となる。
また、パラメータNo4に当選した場合、サーバ30は、ステップS62において、利用の平均金額に応じて割引率B4の算出を行う。
この場合の式として、一週間あたりのランドリー機器の利用の平均金額をx4とし、パラメータA4を0.01とすると、割引率B4は、30%を上限として、以下の式(2)となる。
割引率B4=A4×x4(%)=0.01×x4(%)…(2)
サーバ30は、割引率B4を算出した後に、ステップS63において、料金割引処理を行い、ユーザ端末51に、この処理に基づく表示を行い、今回の一般ユーザ割引処理を終了する。
(パラメータNo5に当選)
図20に示すステップS61の抽選により、パラメータNo5に当選した場合、料金変更処理名が「敏感反応」となる。
また、パラメータNo5に当選した場合、サーバ30は、ステップS62において、オファー等にどのぐらい敏感に反応するかに応じて割引率B5の算出を行う。
この場合の式として、ランドリー店舗10からのオファー等に反応する平均時間が30分以下の場合、割引率B5=10%、オファー等に反応する平均時間が30分より長く1時間以下の場合、割引率B5=5%、オファー等に反応する平均時間が1時間より長い場合、割引率B5=0%とする。
サーバ30は、割引率B5を算出した後に、ステップS63において、料金割引処理を行い、ユーザ端末51に、この処理に基づく表示を行い、今回の一般ユーザ割引処理を終了する。
(パラメータNo6に当選)
図20に示すステップS61の抽選により、パラメータNo6に当選した場合、料金変更処理名が「布団オファー率」となる。
また、パラメータNo6に当選した場合、サーバ30は、ステップS62において、家族暮らしなどで、布団を洗わないかとのオファーを受ける確率に応じて割引率B6の算出を行う。
この場合の式として、ランドリー店舗10からの布団を洗わないかとのオファーを受ける確率(オファー全体に対する布団を洗わないかとのオファーを受ける確率)が30%以上の場合、割引率B6=10%、布団を洗わないかとのオファーを受ける確率が30%より低く10%以上の場合、割引率B6=5%、布団を洗わないかとのオファーを受ける確率が10%より低い場合、割引率B6=0%とする。
サーバ30は、割引率B6を算出した後に、ステップS63において、料金割引処理を行い、ユーザ端末51に、この処理に基づく表示を行い、今回の一般ユーザ割引処理を終了する。
以下、このような本発明の第1実施形態の構成及び作用を纏めて説明すると、セルフランドリーシステム1は、ランドリー店舗10内に設置され、洗濯機能と乾燥機能との少なくとも一方を有する複数のランドリー機器20(20a,20b,20c・・・)と、複数の利用者の携帯端末(ユーザ端末51)との間で通信を行い、その通信結果に応じて前記ランドリー機器20を運転制御する制御装置(サーバ30)とを備えたセルフランドリーシステム1であって、前記ランドリー機器20の少なくとも1つの表面には紐付部(受信機25)が設けられており、前記制御装置(サーバ30)は、前記紐付部(受信機25)を用いて、前記利用者の携帯端末(ユーザ端末51)の一つと前記ランドリー機器20の一つとを、紐付ける紐付手段(サーバ30及び図4のステップS1を実行するプログラム)と、前記紐付けの後、前記携帯端末(ユーザ端末51)からの運転要求信号に基づき、当該携帯端末(ユーザ端末51)に紐付けられたランドリー機器20に作動指令を出力する作動指令出力手段(サーバ30及び図4のステップS9~S13を実行するプログラム)と、を有し、前記制御装置(サーバ30)は、前記紐付けの結果、前記複数の利用者の少なくとも一部(一般ユーザ)に対して個別に料金を設定し、設定した当該料金での課金で、前記作動指令を出力する処理を行う。
前記制御装置(サーバ30)は、前記複数の利用者毎の要因に基づいて前記料金を設定する。
前記制御装置(サーバ30)は、所定の条件が成立した際(一般ユーザであることが確認された際)に、前記複数の利用者毎の要因に基づいて前記料金を設定する。
前記制御装置(サーバ30)は、所定の条件が成立した際に、前記複数の利用者毎の要因と抽選に基づいて前記料金を設定する。
前記制御装置(サーバ30)は、前記紐付けの結果、前記複数の利用者を複数のグループ(一般ユーザ、管理者、管理者以外の関係者)に分け、当該複数のグループに毎に、個別に料金を設定し、設定した当該料金での課金で、前記作動指令を出力する処理を行う。
このような構成のセルフランドリーシステム1によれば、複数の利用者の少なくとも一部(一般ユーザ)に対して、前記複数の利用者毎の要因と抽選に基づいて個別に料金を設定し、設定した当該料金での課金で、ランドリー機器20を稼働させることができるので、利用者に対して利用意欲を高めることができる。
[第1実施形態の第1の変形例]
尚、図1乃至図22に示したセルフランドリーシステム1は、複数の一般ユーザ毎の要因(図21に示すNo1~No6のパラメータにより算出される割引率)と抽選(図21に示すNo1~No6のパラメータから一つのパラメータを選択する抽選)によって料金を設定したが、第1実施形態の第1の変形例として、複数の固定された割引率を抽選により選択して料金を設定することも可能である。
[第1実施形態の第2の変形例]
また、第1実施形態の第2の変形例として、抽選を行わず、図21に示すNo1~No6のパラメータの内、一つのパラメータのみで料金を設定することも可能である。
さらに、第1実施形態及び第2の変形例において、パラメータとしてNo1~No6以外のものを採用することも可能である。
[第1実施形態の第3の変形例]
また、第1実施形態の第3の変形例として、制御装置(サーバ30)が、複数の利用者を複数のグループに分ける際に、一般ユーザ、管理者、管理者以外の関係者の組み合わせ以外のもの、例えば、収入別、年齢別等の組み合わせでグループ分けすることも可能である。
[第1実施形態の第4の変形例]
また、第1実施形態の第4の変形例として、複数の利用者の携帯端末(ユーザ端末51)が、それぞれの利用者の操作に基づいて、カード(例えば、クレジットカード、プリペイドカード、デビットカード、ポイントカード、ショッピングセンター独自の会員カード、その他各種会員カード等)の情報を制御装置(サーバ30)に登録し、前記制御装置(サーバ30)が、紐付けの結果、前記複数の利用者の内、特定の組織(例えば、クレジットカード会社、企業、銀行、ショッピングセンター、小売店舗等)で発行されたカードの情報を登録しているグループに対して、他のグループと別の料金を設定し、設定した当該料金での課金で、作動指令を出力する処理を行うことも可能である。
[第2実施形態]
以下、図23を参照して、本発明の第2実施形態を詳細に説明する。第2実施形態は、携帯端末からの運転要求信号等の送信が識別コードを読み込むことでなされること、および、料金支払いがプリペイドカードによって行われることを特徴とする。
<第2実施形態の構成>
図23は、第2実施形態に係るセルフランドリーシステムの概略構成図である。
第2実施形態のハードウエアは、上述した第1実施形態と同一の構成を採っているが、ワンタイムパスワードを表示するディスプレイや近距離無線通信用の受信機等をランドリー機器20に備えていない。図23に示すように、各ランドリー機器20には、それぞれに固有の識別コードが印刷されたラベル(紐付部)(以下、単に識別コードと記す)21(21a,21B21c・・・)が貼り付けられている。なお、識別コードとしては、QRコード(登録商標)等の二次元コードが望ましい。
以上で具体的な実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこれらに限られるものではない。例えば、第1実施形態および第2実施形態では課金をクレジットカードによって行うようにしたが、プリペイドカードやデビットカード、携帯電話利用料金等によって行うようにしてもよい。また、第2実施形態では課金をプリペイドカードによって行うようにしたが、クレジットカードやデビットカード、携帯電話利用料金等によって行うようにしてもよい。また、ランドリー機器を利用する毎にポイントを付与し、このポイントを利用代金の一部に充当できるようにしてもよい。また、ユーザが自宅などでインターネットに接続し、専用アプリを起動しランドリー機器の空き情報を確認できるようにしてもよい。その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば、セルフランドリーシステムの具体的構成や運転指令出力制御の具体的手順等についても適宜変更可能である。
本発明において、一般ユーザとは、携帯等で自ら登録したユーザを言う。
本発明において、関係者とは、管理者を含みこのランドリー管理者が所定の手続きを経て登録される者をいう。
1 セルフランドリーシステム
10 ランドリー店舗
20 ランドリー機器
21 識別コード(紐付部)
22 ガラス窓
23 蓋
24a ワンタイムパスワード
25 受信機(紐付部)
30 サーバ
40 無線LAN
42 エラー情報
51 ユーザ端末
51a 画面
52 管理者端末
60 インターネット

Claims (7)

  1. ランドリー店舗内に設置され、洗濯機能と乾燥機能との少なくとも一方を有する複数のランドリー機器と、
    複数の利用者の携帯端末との間で通信を行い、その通信結果に応じて前記ランドリー機器を運転制御する制御装置とを備えたセルフランドリーシステムであって、
    前記ランドリー機器の少なくとも1つの表面には紐付部が設けられており、
    前記制御装置は、
    前記紐付部を用いて、前記利用者の携帯端末の一つと前記ランドリー機器の一つとを、紐付ける紐付手段と、
    前記紐付けの後、前記携帯端末からの運転要求信号に基づき、当該携帯端末に紐付けられたランドリー機器に作動指令を出力する作動指令出力手段と、を有し、
    前記制御装置は、
    前記紐付けの結果、前記複数の利用者の少なくとも一部に対して個別に他の利用者とは異なる料金を設定し、設定した当該料金での課金で、前記作動指令を出力する処理を行う
    セルフランドリーシステム。
  2. 前記制御装置は、前記複数の利用者毎の要因に基づいて前記料金を設定することを特徴とする
    請求項1に記載のセルフランドリーシステム。
  3. 前記制御装置は、所定の条件が成立した際に、前記複数の利用者毎の要因に基づいて前記料金を設定することを特徴とする
    請求項1に記載のセルフランドリーシステム。
  4. 前記制御装置は、所定の条件が成立した際に、前記複数の利用者毎の要因と抽選に基づいて前記料金を設定することを特徴とする
    請求項1に記載のセルフランドリーシステム。
  5. ランドリー店舗内に設置され、洗濯機能と乾燥機能との少なくとも一方を有する複数のランドリー機器と、
    複数の利用者の携帯端末との間で通信を行い、その通信結果に応じて前記ランドリー機器を運転制御する制御装置とを備えたセルフランドリーシステムであって、
    前記ランドリー機器の少なくとも1つの表面には紐付部が設けられており、
    前記制御装置は、
    前記紐付部を用いて、前記利用者の携帯端末の一つと前記ランドリー機器の一つとを、紐付ける紐付手段と、
    前記紐付けの後、前記携帯端末からの運転要求信号に基づき、当該携帯端末に紐付けられたランドリー機器に作動指令を出力する作動指令出力手段と、を有し、
    前記制御装置は、
    前記紐付けの結果、前記複数の利用者を複数のグループに分け、当該複数のグループに毎に、個別に料金を設定し、設定した当該料金での課金で、前記作動指令を出力する処理を行う
    セルフランドリーシステム。
  6. ランドリー店舗内に設置され、洗濯機能と乾燥機能との少なくとも一方を有する複数のランドリー機器と、
    複数の利用者の携帯端末との間で通信を行い、その通信結果に応じて前記ランドリー機器を運転制御する制御装置とを備えたセルフランドリーシステムであって、
    前記ランドリー機器の少なくとも1つの表面には紐付部が設けられており、
    前記複数の利用者の携帯端末は、それぞれの利用者の操作に基づいて、カードの情報を前記制御装置に登録し、
    前記制御装置は、
    前記紐付部を用いて、前記利用者の携帯端末の一つと前記ランドリー機器の一つとを、紐付ける紐付手段と、
    前記紐付けの後、前記携帯端末からの運転要求信号に基づき、当該携帯端末に紐付けられたランドリー機器に作動指令を出力する作動指令出力手段と、を有し、
    前記制御装置は、
    前記紐付けの結果、前記複数の利用者の内、特定の組織で発行されたカードの情報を登録しているグループに対して、他のグループと別の料金を設定し、設定した当該料金での課金で、前記作動指令を出力する処理を行う
    セルフランドリーシステム。
  7. 前記紐付部は、2次元コード、又は、近距離無線通信の装置、である
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載のセルフランドリーシステム。
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