以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
図1は、ランドリー管理システムの構成を説明する図である。コインランドリーには、硬貨などの入金に応じて動作をする洗濯機、乾燥機などのランドリー機器が複数台配置されている。ランドリー管理システムは、コインランドリーに配置されたランドリー機器とランドリー機器を使用するユーザーの情報を管理する。第1ランドリー機器4、第2ランドリー機器5、第3ランドリー機器6は、コインランドリーに設置される洗濯機、乾燥機、乾燥機能付き洗濯機などの機器である。図1は、ランドリー機器が3台の場合の例を示しているが、設置されるランドリー機器は1台以上あればよく、3台に限られない。
店舗管理装置1には、第1ランドリー機器4、第2ランドリー機器5、第3ランドリー機器6が有線又は無線によって接続され、データの送受信が行われる。データは、制御のためのデータやコマンド、状態を示すデータ等であり、例えば、店舗管理装置1が各ランドリー機器を個別に制御するためのデータである。また、店舗管理装置1は、接続されているランドリー機器を管理することができる。すなわち、店舗管理装置1は、ユーザーが使用するランドリー機器の選択、使用料金の入金、選択されたランドリー機器の始動、停止、接続されているランドリー機器の状態の取得などができる。
ユーザーは、店舗管理装置1を操作することで、店舗管理装置1に接続されているランドリー機器の中から、使用するランドリー機器を選択できる。また、ユーザーは、店舗管理装置1に、使用するランドリー機器の使用料金を支払うことができる。ユーザーが、店舗管理装置1によって選択されたランドリー機器に対する使用料金を支払うことで、店舗管理装置1は、選択されたランドリー機器を制御し、始動させる。
ユーザー端末2は、ランドリー機器を使用するユーザーに操作される。ユーザー端末2は、通信手段を備えた携帯型のコンピュータであり、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA、ノートパソコンである。ユーザーは、ユーザー端末2を操作することで、ユーザー管理手段3にアクセスし、ユーザー認証を受けることができる。
ユーザー管理手段3には、店舗管理装置1に接続されているランドリー機器に関する情報、ランドリー機器を使用するユーザーに関する情報、ランドリー機器の状態に関する情報が記憶されている。ユーザー管理手段3は、ランドリー機器やユーザーの情報の管理を行う。また、ユーザー管理手段3は、Webページの情報を提供するWWWサーバーを備える。ユーザーが操作するユーザー端末2は、ユーザー管理手段3にアクセスし、Webページを表示することができる。また同様に、店舗管理装置1も、ユーザー管理手段3にアクセスし、Webページを表示することができる。ユーザー管理手段3は、店舗外などの店舗管理装置1の外部に配置され、ネットワーク7に接続されているサーバーなどの外部装置である。
決済処理手段8は、支払元と支払先と金額とを特定し、クレジットカード決済や、二次元コード決済を行う手段である。例えば、決済処理手段8は、ネットワーク7に接続された決済用のサーバーである。
店舗管理装置1、ユーザー端末2、ユーザー管理手段3、決済処理手段8は、それぞれインターネットなどのネットワーク7に接続され、お互いにデータの送受信ができる。
店舗管理装置1は、1店舗のコインランドリーに少なくとも1台が配置されている。また、ネットワーク7には、複数の店舗管理装置1を接続することができる。複数のコインランドリー店舗について、同一のユーザー管理手段3によってユーザーやランドリー機器の管理ができる。
図2は、店舗管理装置のブロック図である。店舗管理装置1は、店舗管理装置制御手段10によって、各種動作が制御される。店舗管理装置制御手段10は、CPU、メモリーを備え、メモリーに記憶されているプログラムに従って動作が制御される。
第1通信手段11は店舗管理装置制御手段10に接続され、店舗管理装置制御手段10によって制御される。第1通信手段11は、第1ランドリー機器4、第2ランドリー機器5、第3ランドリー機器6に接続され、データの送受信を行う。例えば、店舗管理装置1から各ランドリー機器に制御コマンドや制御値などのデータを送信する。また、各ランドリー機器から店舗管理装置1に、各ランドリー機器の状態に関する情報や制御値などのデータを送信する。
第2通信手段12は店舗管理装置制御手段10に接続され、店舗管理装置制御手段10によって制御される。第2通信手段12は、ネットワーク7に接続され、ネットワーク7に接続されている他の装置とデータの送受信を行う。
店舗管理装置制御手段10は、第1通信手段11または第2通信手段12を介してデータの取得、送出をする。取得されたデータは、店舗管理装置制御手段10によって各種制御に用いられる。
店舗管理装置表示手段13は、店舗管理装置制御手段10に接続され、店舗管理装置制御手段10によって制御される。店舗管理装置表示手段13は、店舗管理装置制御手段10の制御によって文字や図を表示するLCDなどの表示装置である。店舗管理装置表示手段13によって表示される所定の情報は、ユーザー端末2によって取得することができる。店舗管理装置表示手段13は、ユーザー端末2に対して情報を出力する出力手段も兼ねている。
店舗管理装置入力手段14は、店舗管理装置制御手段10に接続され、店舗管理装置制御手段10によって制御される。店舗管理装置入力手段14は、文字、数値、記号などの入力を行う入力装置である。店舗管理装置制御手段10は、店舗管理装置入力手段14によって文字、数値、記号などのデータを取得することができる。
例えば、表示と入力を行うタッチパネルを用いて、店舗管理装置表示手段13と店舗管理装置入力手段14を構成することができる。
店舗管理装置記憶手段15は、店舗管理装置制御手段10に接続され、店舗管理装置制御手段10によって制御される。店舗管理装置記憶手段15は、制御に必要な各種情報を記憶する。
コード読取手段16は、店舗管理装置制御手段10に接続され、店舗管理装置制御手段10によって制御される。コード読取手段16は、例えば、電子カメラであり、バーコードや二次元コードを読み取る。読み取ったコードは、店舗管理装置制御手段10によって解析され、データに復元され取得される。
入金手段17は、店舗管理装置制御手段10に接続され、店舗管理装置制御手段10によって制御される。例えば、入金手段17は、貨幣の入金手段であり、投入口に入れられた硬貨の金種を識別し、金種毎に異なる識別信号を出力する。店舗管理装置制御手段10は、識別信号を受信し、解析し、金種の識別結果データを取得する。また、店舗管理装置制御手段10は、投入された貨幣の枚数をカウントすることができる。取得されたデータは、店舗管理装置記憶手段15に記憶され、また、店舗管理装置制御手段10によって各種制御に用いられる。
カードリードライター18は、店舗管理装置制御手段10に接続され、店舗管理装置制御手段10によって制御される。カードリードライター18は、ICカードに記憶されているデータの読み書きをすることができる。例えば、ICカードに記憶されているデータは、貨幣に等価の金銭データである。店舗管理装置制御手段10は、読み取ったデータに基づき各種制御、演算を行うことができる。また、店舗管理装置制御手段10は各種制御、演算の結果で取得したデータを書き込むことができる。また、カードリードライター18は、クレジットカードのデータの読み取りを行う。店舗管理装置制御手段10は、読み取ったデータに基づいて、外部に配置された決済サーバーと通信を行い、クレジットカードの決済を行うことができる。
ユーザーは、店舗管理装置1の店舗管理装置表示手段13と店舗管理装置入力手段14を兼ねるタッチパネルを操作し、複数のランドリー機器から使用するランドリー機器を選択できる。店舗管理装置制御手段10は、入金手段17またはカードリードライター18によって選択されたランドリー機器に対する利用料金を徴収し、選択されたランドリー機器の動作を制御する。
また、店舗管理装置1は、ユーザー管理手段3(図1参照)とデータの送受信を行い、ユーザーを特定し、特定されたユーザーに対して特別のサービスを行うことができる。
図3は、ユーザー端末のブロック図である。ユーザー端末2は、通信手段を備えた携帯型のコンピュータであり、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA、ノートパソコンである。ユーザー端末2は、ユーザー端末制御手段20によって、各種動作が制御される。ユーザー端末制御手段20は、CPU、メモリーを備え、メモリーに記憶されているプログラムに従って動作が制御される。
端末通信手段21はユーザー端末制御手段20に接続され、ユーザー端末制御手段20によって制御される。端末通信手段21は、ネットワーク7(図1参照)に接続され、外部の装置とデータの送受信を行う。例えば、ユーザー端末2は端末通信手段21によってユーザー管理手段3(図1参照)とデータの送受信を行う。
端末表示手段22はユーザー端末制御手段20に接続され、ユーザー端末制御手段20によって制御される。端末表示手段22は、例えば、液晶表示装置であり、ユーザー端末制御手段20によって文字や図を表示する。
端末入力手段23はユーザー端末制御手段20に接続され、ユーザー端末制御手段20によって制御される。端末入力手段23は、文字や記号の入力を行う入力装置である。ユーザー端末制御手段20は、端末入力手段23によって入力された文字や記号や数値などのデータを取得する。ユーザー端末制御手段20は取得した文字や記号や数値などのデータに基づいて制御を行うことができる。
例えば、表示と入力を行うタッチパネルを用いて、端末表示手段22と端末入力手段23を構成することができる。
端末記憶手段24は、ユーザー端末制御手段20に接続され、ユーザー端末制御手段20によって制御される。端末記憶手段24は、制御に必要な各種情報を記憶する。
端末撮像手段25はユーザー端末制御手段20に接続され、ユーザー端末制御手段20によって制御される。端末撮像手段25は、例えば電子カメラであり、画像データを生成する。画像データは、ユーザー端末制御手段20によって取得され、端末記憶手段24に記憶される。また取得された画像データは、ユーザー端末制御手段20の各種制御に用いられる。例えば、店舗管理装置1の店舗管理装置表示手段13には、ユーザー端末2によって取得可能に二次元コードが表示される。ユーザー端末2は、端末撮像手段25によって、二次元コードを撮像し、ユーザー端末制御手段20によって解析し、ログインページのURLを含むデータを生成する。ユーザー端末制御手段20は、データに含まれるログインページのURLを抽出し、Webブラウザーによって、URLの指定するWebページのデータを取得し、端末表示手段22によって表示ができる。さらに、端末入力手段23によって、項目の選択、文字の入力ができる。
図4は、ユーザー管理手段のブロック図である。ユーザー管理手段3は、ランドリー機器やユーザーの管理を行うサーバーである。
ユーザー管理手段3は、サーバー制御手段30によって、各種動作が制御される。サーバー制御手段30は、CPU、メモリーを備え、メモリーに記憶されているプログラムに従って動作が制御される。
サーバー通信手段34は、サーバー制御手段30に接続され、サーバー制御手段30によって制御される。サーバー通信手段34は、ネットワーク7(図1参照)に接続され、外部の装置とデータの送受信を行う。例えば、ユーザー管理手段3はサーバー通信手段34によってユーザー端末2(図1参照)や店舗管理装置1(図1参照)とデータの送受信を行う。
サーバー制御手段30は、認証部31、コード生成部32、会員ページ情報生成部33を含む。認証部31は、会員毎に設けられた会員ページにログインする場合にIDとパスワードによって認証する認証手段である。指紋や静脈や虹彩などの会員固有の生体情報を認証に用いても良い。この場合、指紋や静脈や虹彩をパスワードの代わりにし、これらの取得手段と、一致不一致を判断する判断手段を設ける。コード生成部32は、会員ログインページのURLを含むログインコードを生成するコード生成手段である。例えば、店舗管理装置1(図1参照)では、ログインコードは2次元コードで表示されるデータである。会員ページ情報生成部33は、会員毎に設けられた会員ページへのログインページや、ログイン後に表示する会員ページのデータなど、Webページのデータを生成する。
サーバー記憶手段35は、サーバー制御手段30に接続され、サーバー制御手段30によって制御される。サーバー記憶手段35は、制御に必要な各種情報や設定値などを記憶する。
ランドリー情報DB36は、サーバー制御手段30に接続され、サーバー制御手段30によって制御される。ランドリー情報DB36は、会員情報DB37、機器情報DB38、現在状況DB39を含む。ランドリー情報DB36に記憶されている情報は、サーバー制御手段30によって検索され、情報の記憶、削除、取得がされる。
ランドリー情報DB36は、ランドリー機器及びユーザーに関するデータベースである。サーバー制御手段30は、ネットワーク7(図1参照)に接続されている店舗管理装置1(図1参照)、ユーザー端末2(図1参照)から各種情報を取得し、所定の条件に従いランドリー情報DBに記憶する。例えば、取得した各種情報は、ユーザーやランドリー機器に固有に付けられたIDに関連付けられて記憶される。例えば、IDは、会員番号、機器番号などである。サーバー制御手段30は、ランドリー情報DB36から各種情報を検索することができる。検索され、取得された情報は、サーバー制御手段30によって制御に用いられる。また、検索された情報は、ネットワーク7(図1参照)に接続された他の装置の要求に基づいて送信される。例えば、あるユーザーのポイント数を取得したい場合、サーバー制御手段30は、ユーザーの固有IDである会員番号と取得したい項目とに基づいてランドリー情報DB36から目的のユーザーのポイント数を検索し取得することができる。サーバー制御手段30は、取得した情報を制御に用いることができる。
ここで、図6を用いて、ランドリー情報DB36について更に説明する。図6は、ユーザー管理手段が管理しているデータを説明する図である。また、図6(a)は、会員情報に関するデータを説明する図、図6(b)は、ランドリー機器情報に関するデータを説明する図、図6(c)は、現在のランドリー機器の状況に関するデータを説明する図である。図6に示される情報は一例である。
会員情報DB37は、ランドリー機器を使用するユーザーに関する情報を格納するデータベースである。会員情報DB37に登録されたユーザーは会員ユーザーとなり、会員ページにアクセスすることで会員用のサービスの利用が可能となる。例えば、ユーザーはポイントサービスを受けることができる。ユーザーは、ランドリー機器の使用に応じて付与されるポイントを蓄積することができ、ポイント数に応じて各種サービスを受けることができる。
次に、会員情報DB37に格納されているデータについて、図6(a)を用いて説明する。ユーザーには固有の番号である会員番号が付けられる。会員情報DB37では、会員番号に関連づけられて各種情報を記憶する。会員情報DB37に格納されている情報の項目は、会員番号、メールアドレス、パスワード、表示名、属性情報、ポイント、残金、履歴情報などである。
メールアドレスは、電子メールのアドレスである。電子メールは、ユーザーに通知などの連絡をする場合に用いる。また、メールアドレスは固有の文字列でもあるので、会員番号に準じて用いることができる。例えば、会員番号の代わりに、ユーザーのIDとしてメールアドレスを用いることができる。
パスワードは、ユーザーがユーザーの会員ページにログインする場合に用いるパスワードである。パスワードは、ユーザー本人が秘匿し、会員ページにログイン時にユーザー本人であることを確認する場合に用いる。パスワードの代わりに、指紋や静脈や虹彩などの個人の生体情報を用い体も良い。
会員番号あるいはメールアドレスは、ユーザーを特定するためのユーザーに固有に付されたユーザー固有情報である。また、会員情報DB37に記憶されているユーザー固有情報とパスワードの組み合わせは、会員ページにログインするための比較の対象とされる認証情報とも言える。
表示名は、ユーザーの会員ページに表示される名称である。会員ページには、本名でなくニックネームなどを表示させることができる。表示名は、電子メールの通知などに記される名称である。
属性情報は、ユーザーの各種属性の情報である。例えば、会員のランキング、性別、年齢、利用頻度など、ユーザーの持つ属性を値化した情報である。
ポイントは、ランドリー機器の使用に応じて付され、蓄積することができる。ポイントは、付されれば加算され、利用すれば減算される。ユーザーは、蓄えたポイントを各種特典に変えることができる。特典それぞれには、利用に必要なポイント数が設定されている。ユーザーは、蓄えたポイント数から、受けたい特典に応じたポイント数を使用して、特典を受けることができる。例えば、特典は、1ポイントと1円に換算し、現金と同様に使用できるサービス、仕上げ剤のランクアップなどの追加サービス、使用料金の割引サービスなどユーザーにとってメリットのあるサービスである。
残金は、電子マネーの残金である。入金した金額に応じて、電子マネーをチャージすることで、現金と同様に使用することができる。
ポイントと残金の項目のデータは、ランドリー機器を使用するときの対価とすることができるので、有価データである。
履歴情報は、ユーザーが使用したランドリー機器や電子マネーのチャージなどの情報である。履歴情報は、利用日時が関連付けされ、ランドリー機器の使用や、店舗管理装置の使用、会員ページの使用などに関する情報が蓄積される。また、履歴情報の中から、所望の情報を検索することも可能である。
機器情報DB38は、店舗管理装置1(図1参照)に接続された複数台のランドリー機器に関する情報を格納するデータベースである。機器情報DB38には、ランドリー機器の種類、利用状況などの情報が記憶されている。機器情報DB38に格納されているデータについて、図6(b)を用いて説明する。ランドリー機器には、それぞれの固有番号である機器番号が付されている。機器情報DB38には、機器番号に関連づけられて各種情報が記憶されている。機器情報DB38に格納されている情報は、機器番号、店舗番号、装置種類、料金、属性情報、履歴情報などである。
店舗番号は、コインランドリーの各店舗に配置された店舗管理装置1に付された固有番号である。店舗番号によってランドリー機器が設置されている店舗を特定する事ができる。1店舗に店舗管理装置1が2台以上配置されている場合がある。各店舗管理装置1には、異なるランドリー機器が接続されているので、店舗管理装置1毎に店舗番号を付与する。ユーザー管理手段3は、店舗番号によって検索することで、店舗番号で特定される店舗管理装置1及び接続されている全てのランドリー機器の機器番号等の情報を取得できる。
装置種類は、ランドリー機器の種類に関する情報である。装置種類の情報は、衣類用洗濯機、乾燥機、乾燥機能付き洗濯機などの種類に対応した値が付され、ランドリー機器の種類が分かる。店舗毎に、使用機種を把握できるので、店毎に必要な消耗品などを特定することができる。
料金は、ランドリー機器を使用する場合の料金情報である。ランドリー機器毎に使用料金を設定することができる。また、ランドリー機器に仕上げ剤の有無、乾燥時間の延長、洗剤種類の違いなどのモードがあれば、モード毎の料金が記憶される。
属性情報は、ランドリー機器の持つ各種属性の情報である。例えば、メーカー、機種、製造番号、導入日、導入費用、消耗品、モードの有無、設置されている店舗名、モード種、機器名など、ランドリー機器の持つ属性を値化した情報である。
履歴情報は、ランドリー機器の使用履歴であり、ランドリー機器が使用されたときの利用日時を関連づけて記憶し、利用者、利用モードなどのランドリー機器の使用に関する情報が蓄積される。
現在状況DB39は、ランドリー機器の現在の状態に関する情報を格納するデータベースである。現在状況DB39に格納されているデータについて、図6(c)を用いて説明する。現在状況DB39では、機器番号に関連づけられて各種情報を記憶する。現在状況DB39に格納されている情報は、機器番号、店舗番号、動作状況、使用者情報などである。例えば、現在状況DB39に記憶されている情報に変化がある毎に、機器情報DB38の履歴情報に変化した情報を追加することができる。
機器番号は、ランドリー機器に付されている固有番号である。機器番号に関連づけられて各種情報が記憶されている。
店舗番号は、コインランドリーの各店舗に配置された店舗管理装置1毎に付けられた固有番号である。
動作状況は、ランドリー機器の動作に関しての情報を値化した情報である。ランドリー機器が現在どのような状況であるかを示している。例えば、ランドリー機器が、動作中、停止中、消耗品不足、不具合などであることを示す。
使用者情報は、ランドリー機器を使用しているユーザーを特定する情報である。例えば、使用者情報は、現在ランドリー機器を使用しているユーザーの会員番号である。会員ページにログインせずに利用した場合は、予め決められた特定の番号である。
次にランドリー機器について説明する。図5は、ランドリー機器のブロック図である。第1ランドリー機器4を例にして説明する。他のランドリー機器も同様の構成であるので説明は省略する。
第1ランドリー機器4は、ランドリー機器制御手段40によって各種動作が制御される。ランドリー機器制御手段40は、CPU、メモリーを備え、メモリーに記憶されているプログラムに従って動作が制御される。
ランドリー手段41は、ランドリー機器制御手段40に接続され、ランドリー機器制御手段40によって制御される。例えば、ランドリー手段41は、衣類の洗濯をする洗濯機、衣類の乾燥をする乾燥機、衣類の洗濯後に乾燥をする乾燥機能付き洗濯機などの装置である。ランドリー機器制御手段40の制御によって、ランドリー手段41の動作の開始や停止ができる。また、ランドリー機器制御手段40は、ランドリー手段41の使用モードの変更を制御できる。また、ランドリー機器制御手段40は、ランドリー手段41の状態を取得できる。例えば、ランドリー機器制御手段40は、ランドリー手段41の異常、動作中、停止中などの状態を検出、または演算ができる。例えば、ランドリー機器制御手段40は、始動からの時間をカウントし、所定時間経過した場合に停止したと判断する演算を行うことができる。
ランドリー機器通信手段42は、ランドリー機器制御手段40に接続され、ランドリー機器制御手段40によって制御される。第1ランドリー機器4のランドリー機器通信手段42と店舗管理装置1の第1通信手段11(図2参照)とは、データの送受信が可能に接続されている。例えば、店舗管理装置1(図1参照)からの指示で、接続されている第1ランドリー機器4の始動を制御できる。
次に、図7~図12を用いて、ランドリーシステムの動作について説明する。また、図1~図6も用いて説明する。図7は、ランドリー管理システムの動作を説明するフローチャートである。図8は、店舗管理装置に表示される画面を説明する図であり、図8(a)は、ランドリー機器の選択画面を説明する図、図8(b)は生成したコードの表示について説明する図である。図9は、ユーザー端末に表示されるログイン画面を説明する図である。図10は、店舗管理装置に表示される精算画面を説明する図である。図11は、ユーザー端末に表示される通知の例を説明する図である。図12は、店舗管理装置に表示される新規のユーザー登録画面を説明する図である。
ユーザーがコインランドリー内のランドリー機器を使用する場合のランドリーシステムの動作について説明する。
まず、ユーザーがコインランドリーの店舗に配置されている何れかのランドリー機器に洗濯物を入れる。ランドリー機器には、区別可能に番号や記号などの区別マークが表示されている。ユーザーは使用するランドリー機器の区別マークを確認する。
ステップS1では、ユーザーが店舗管理装置1を操作して、ユーザーの使用するランドリー機器を選択する。例えば、ユーザーの使用するランドリー機器を特定するために、順番に表示される区別マークから使用するランドリー機器の区別マークを選択する。あるいは、区別マークの一覧が表示され、その中から使用するランドリー機器の区別マークを選択する。
店舗管理装置表示手段13には、図8(a)の様な表示がされる。店舗管理装置表示画面50には、現在の日時、店舗名、ランドリー機器を選択するランドリー機器選択枠51、利用料金の金額、精算ボタン53、会員ログインボタン54、キャンセルボタン55、選択ボタン52が表示される。ご利用日時の欄には、現在の日時が表示される。ご利用店舗の欄には、使用するランドリー機器が配置された店舗名が表示される。ランドリー機器選択枠51は、ご利用機器の欄であり、選択されたランドリー機器が表示される。ご利用金額の欄には、利用料金が表示される。また、店舗管理装置表示手段13は、タッチパネルの表示部分であり、画面をタッチすることで、店舗管理装置入力手段14として入力できる。ご利用日時の欄の情報、ご利用店舗の欄の情報、ご利用機器の欄の情報、ご利用金額の欄の情報をまとめて選択ランドリー機器情報と呼ぶ。
ユーザーは、選択ボタン52を操作して、洗濯物を入れたランドリー機器を選択する。ランドリー機器に複数のモードが存在する場合は、そのモードも選択する。例えば、モードは、オプションの仕上げ剤の利用の有無、乾燥時間の延長などであり、料金が異なる。選択ボタン52は上向きと下向きの三角ボタンを有し、ボタンを押す毎にランドリー機器及びモードが切り替わる。ご利用金額の欄は、選択されるランドリー機器及びモードに対応する料金が表示される。また、店舗内に配置されているランドリー機器の一覧を表示し、その中から使用するランドリー機器を選択するようにしても良い。
例えば、店舗管理装置制御手段10は、機器情報DB38に格納されている情報から、店舗管理装置1に接続されているランドリー機器の情報を検索し、検索結果のランドリー機器についての情報を取得し、店舗管理装置記憶手段15に記憶することができる。店舗管理装置制御手段10は、店舗管理装置記憶手段15に記憶されているランドリー機器及びモードと対応する料金を、選択ボタン52が押下される毎に順番に切り替えて表示する制御が行われる。機器情報DB38に格納されている情報が最も正しい情報である。例えば、店舗管理装置1に格納されたランドリー機器の情報を利用する場合は、予め時間を決めて定期的に、または情報に変更がある毎に、機器情報DB38に格納されている情報を取得して更新しておく。
使用するランドリー機器の選択後、ユーザーは、精算ボタン53または会員ログインボタン54を押下する。精算ボタン53が押下された場合は後述する。キャンセルボタン55が押下された場合は、処理をステップS1の最初に戻す。会員ログインボタン54が押下された場合は次のステップS2に移行する。ユーザーは、会員ページにログインしてから精算するか、会員ページにログインせずに精算するかを選択できる。
次にステップS2は、会員ログインボタン54が押下された場合の処理である。店舗管理装置1は、ユーザー管理手段3に対してユーザーが会員ページにログインするためのログインコードの生成を要求する。ログインコードの生成を要求する場合、利用するランドリー機器と店舗管理装置を特定する情報が同時に送信される。少なくともランドリー機器を特定する情報が同時に送信される。また、利用日時、利用店舗、利用金額、選択されたモードがある場合は、これらの情報を含めてもよい。
次にステップS3では、ユーザー管理手段3は、店舗管理装置1からランドリー機器を特定する情報を含むログインコードの生成要求を待つ状態となっている。まず、その状態のときに、ユーザー管理手段3が、店舗管理装置1からランドリー機器を特定する情報を含むログインコードの生成要求を受信する。ユーザー管理手段3は、ログインコードの生成要求を受信すると、取得した情報に基づいて会員ログインページにログインするためのログインページのURLを含むログインコードを生成する。例えば、ログインコードは、二次元コードである。
ユーザー管理手段3は、店舗管理装置1から取得したランドリー機器が現在どのような状況であるかを確認する。現在状況DBから、選択されたランドリー機器についての動作状況を検索する。ユーザー管理手段3は、現在状況DBから取得された動作状況を確認する。選択したランドリー機器が使用されていない状態であれば、現在状況DB39の選択されたランドリー機器の動作状況を使用予定の状態である事を示す値に更新する。このように更新すれば、その後、他のユーザーが誤って使用することを防止できる。更に、会員ページのログイン用のログインコードを生成する。ログインコードにはログインページのURLの情報が含まれる。また、ワンタイムコードを生成し、ログインコードに含ませることができる。ログインコードにワンタイムコードを含ませることで、誤ってログインする事を防止できる。ワンタイムコードには、選択したランドリー機器に関する情報を含めることができる。また、選択したランドリー機器が使用されているか、使用予定の状態であれば、ランドリー機器が使用できない旨の情報を含むログインコードを生成する。
ユーザー管理手段3は、ログインコードを生成後、生成したログインコードを店舗管理装置1に送信する。
次にステップS4では、店舗管理装置1は受信したログインコードを店舗管理装置表示手段13に表示する。店舗管理装置表示手段13には、図8(b)の様な表示がされる。店舗管理装置表示画面50には、ご利用日時欄、ご利用店舗欄、ご利用機器欄、ご利用料金額欄、メッセージ欄、二次元コード、キャンセルボタン55が表示される。ご利用日時欄には利用する日時、ご利用店舗欄には店舗名、ご利用機器欄には、選択されたランドリー機器及びモード、ご利用金額欄には、料金が表示される。また、メッセージ欄には、表示された二次元コードをカメラで写して、URLで示すページに移行する旨のメッセージが表示される。更に、ログインコードである二次元コード56が表示される。二次元コードは一例であり、文字列でも良い。所定の項目を入力することで、ログインページにアクセスすることができればよい。キャンセルボタン55が押下されれば、ステップS1に戻す。
また、店舗管理装置1が、ランドリー機器が使用できない場合のログインコードを受信した場合は、選択されたランドリー機器が使用できない旨のメッセージを表示する。また、ランドリー機器の再度の選択をすべき旨の表示を行い、ユーザーに、使用するランドリー機器を再選択させる。すなわち、ステップS1に移行する。
次に、ステップS5では、表示された二次元コードをユーザー端末2に取得させる。端末撮像手段25によって二次元コードを撮影する。撮影された画像データをユーザー端末制御手段20によって解析し、ワンタイムコードの付加されたURLを取得する。
次に、ステップS6では、ユーザー端末制御手段20は、取得したURLに基づき会員ログインページにアクセスする制御を行う。すなわち、Webブラウザーによって端末表示手段22に取得したURLで指定される会員ログインページを表示する。そのため、取得したURLに基づいて、ユーザー管理手段3にアクセスし、会員ログイン用のWebページのデータの送信を要求する。
次に、ステップS7では、ユーザー管理手段3がユーザー端末2からの会員ログイン用のWebページのデータの要求に基づいて、会員ログイン用のWebページのデータを生成する。
ユーザー管理手段3は、ユーザー端末2から取得した要求に含まれるワンタイムコードと、ステップS3で生成したワンタイムコードとを比較し、正しいワンタイムコードであるか否かを確認する。また、ユーザー管理手段3は、許容時間をオーバーしているか否かなどの所定の条件を満足していることを確認する。ユーザー管理手段3は、確認の結果が、正しいワンタイムコードではないか、または所定の条件を満足していなければ、エラーがあることをユーザー端末2に返信する。ユーザー管理手段3は、確認の結果が、正しいワンタイムコードであり、所定の条件を満足していれば、会員ページへのログイン用のWebページのデータを生成する。Webページのデータには、利用日時、選択されたランドリー機器、料金などの情報が含まれる。
会員ページへのログイン用のWebページのデータの生成が完了すると、そのデータをユーザー管理手段3からユーザー端末2に返信する。
次に、ステップS8では、ユーザー端末2が受信した会員ページへのログイン用のWebページのデータをWebブラウザーによって表示する。端末表示手段22には、図9の様な表示がされる。端末画面60は、端末表示手段22に表示された画面である。会員ページにログインするユーザーIDを入力するユーザーID入力欄61、認証のためのパスワードを入力するパスワード入力欄62が表示される。更に、選択されたランドリー機器に関する情報が表示される。ご利用日時欄には利用する日時、ご利用店舗欄には店舗名、ご利用機器欄には、選択されたランドリー機器及びモード、ご利用金額欄には、料金が表示される。更に、新たに会員ページを作る場合に登録するための新規ユーザー登録ボタン63が表示される。新たに会員ページを作る場合については後述する。また、キャンセルボタン64が表示される。
次に、ステップS9では、ユーザーが、ユーザーID入力欄61とパスワード入力欄62に入力する。入力は端末入力手段23を用いて行う。ユーザー端末2は、表示と入力を行うタッチパネルを備えている。タッチパネルは端末入力手段23と端末表示手段22の機能を併せ持つ。タッチパネルを用いてユーザーID入力欄61にログインするユーザーの会員番号あるいはメールアドレスを入力する。ログインするユーザーを特定する情報をユーザーID入力欄61に入力する。パスワード入力欄62にはパスワードを入力する。ユーザーID入力欄61とパスワード入力欄62に入力された会員番号またはメールアドレスなどのユーザー固有情報とパスワードは入力情報として制御に用いられる。後の処理で、入力情報は認証情報と比較され、比較結果に応じて会員ページのログインの可否が判断される。
また、ユーザーは、端末表示手段22に表示されている選択されたランドリー機器に関する情報を見て確認することができるので、もしも誤りがあれば、ログインする必要はない。その場合は、キャンセルボタン64を押下する。入力が完了することで、ステップS10に移行する。仮に、新規ユーザー登録ボタン63が押下された場合は、後述する新たに会員ページを作る処理に移行する。
次に、ステップS10では、認証処理が行われる。サーバー制御手段30は、ユーザーID入力欄61とパスワード入力欄62に入力された会員番号とパスワードの組み合わせと、会員情報DB37に記憶されている会員番号とパスワードの組み合わせとを比較する。ユーザーID入力欄61は、会員を特定する情報であれば良いので、メールアドレスを代わりに用いても良い。サーバー制御手段30は、比較の結果が一致であれば認証、不一致ならば非認証の判断を行う。すなわち、サーバー制御手段30は、判断結果が認証であればログインを許可し、非認証ならばログインを不許可にする。サーバー制御手段30は、認証の判断がされた場合に、操作している者が真性のユーザーでると判断したことになる。サーバー制御手段30は、ログインした者に、ログインした会員番号あるいはメールアドレスで特定される会員情報DB37に記憶されているユーザー情報を利用可能にする。
次に、ステップS11では、認証処理の結果に基づいて、会員ページ情報が生成される。認証処理の結果、認証の判断がされた場合は、サーバー制御手段30は、特定されたユーザーに関する情報を、会員情報DB37から取得する。そして、取得した情報に基づいて、ログインした会員用の会員ページ情報を生成する。会員ページ情報は、店舗管理装置1によって表示させるためのデータである。例えば、店舗管理装置1がWebブラウザーのプログラムを備えていれば、会員ページ情報は、Webブラウザーで表示可能なフォーマットのデータとすることができる。また、サーバー制御手段30は、予め決められた項目に関して、会員情報DB37から情報を取得し、その情報を店舗管理装置1に受け渡しても良い。店舗管理装置1は、受け渡された会員の情報を所定の位置に表示する。
会員ページ情報の生成後、ユーザー管理手段3は、ユーザー端末2に対して認証が成功した旨のデータを送信する。そして、ユーザー端末2は、ステップS15の処理に移行する。更に、会員ページ情報の生成後、店舗管理装置1に対して認証が成功した旨のデータと会員ページ情報を送信し、店舗管理装置1ではステップS13の処理に移行する。認証が成功した旨の情報には、少なくとも認証が成功した事を示す値が含まれる。また、認証が成功した旨の情報には、ユーザー名、利用日時、利用店舗、利用ランドリー機器、利用金額などの使用するランドリー機器に関する情報を加えることができる。加えられた情報を表示することで、ユーザーが容易に内容を把握できる。
次に、ステップS12では、ユーザー管理手段3において、ログインの認証に関しての履歴を保存する。会員情報DB37には、ログインを試みたユーザーの会員番号に関連づけて履歴情報を記憶する。機器情報DB38には、ログインを試みたユーザーが選択したランドリー機器の機器番号に関連づけて履歴情報を記憶する。履歴データは、少なくとも日時、ログインしたユーザー、選択されたランドリー機器に関する情報を有する。会員ページへのログインが認証されなかった場合は、履歴情報を会員情報DB37、機器情報DB38に記憶後、処理を最初に戻す。すなわち、ユーザー管理手段3では、ステップS2の処理による店舗管理装置1からランドリー機器を特定する情報を含むログインコードの生成要求を待つ状態となる。
次に、ステップS13では、会員ページへのログインが認証された場合、店舗管理装置1では、ユーザー管理手段3から取得した会員ページ情報に基づいて、会員ページが表示される。店舗管理装置制御手段10は、店舗管理装置表示手段13に、会員ページ情報に基づく会員ページを表示させる。例えば図10の様な表示がされる。店舗管理装置表示画面50は、上ウインドウ70と下ウインドウ71を備える。上ウインドウ70は提供するサービスの内容が表示され、下ウインドウ71には、料金の支払に関する内容が表示される。上ウインドウ70には、ユーザー名欄、ご利用日時欄、ご利用機器欄、ご利用金額欄、ログアウトボタン72が表示される。下ウインドウ71には、支払方法欄73、残高欄74、投入金額欄75、入力ボタン76、支払うボタン77が表示される。
ユーザー名欄には、ログインしたユーザーの名称が表示される。表示される名称は、会員情報DBから取得された情報であり、ログインした会員番号に対応する表示名である。ご利用日時欄には、利用日時が表示される。ご利用機器欄には、店舗名と使用するランドリー機器と使用モードが表示される。ご利用金額欄には、料金が表示される。これら情報は、ステップS1で選択された選択ランドリー機器情報を含む。
ログアウトボタン72は、タッチすることでログアウトする。
支払方法欄73には、支払方法が表示される。店舗管理装置1が備える入金手段17に応じて、表示される。電子マネー、現金、クーポン、ポイントが表示される。また、これらの支払方法の表示はボタンとしての機能も含み、タッチすることで支払方法を選択することができる。
残高欄74には、支払方法欄73の項目に対応して、会員ページ情報に含まれる会員が保持している電子マネー残高、ポイント数などの情報が表示される。
投入金額欄75は、支払方法欄73の項目に対応して、投入された金額を表示する。
例えば、現金であれば、現金の投入口から入った現金の金額が表示される。また、店舗管理装置表示画面50上で支払方法欄73に表示される支払方法を選択し、入力ボタン76の数字ボタンをタッチすることで、支払金額を入力することができる。例えば、支払方法欄73においてポイントをタッチすると、対応する投入金額欄75の入力が可能となる。入力ボタン76によって、使用するポイント数を入力する。図10は、投入金額欄75の支払方法がポイントに対応する部分が変色し、入力許容状態であることを示している。また、投入金額欄75には、100ポイントが入力された表示がされている。
例えば、支払方法がクーポンである場合、コード読取手段16によって、ユーザーの持つクーポン券を読取り、クーポン券の情報に基づき、金額が表示される。クーポン券に記録されている情報は、例えば、割引額や割引率である。二次元コードにして紙面に印刷されたクーポン券や、スマートフォンに表示されたクーポン券を利用できる。
支払うボタン77は、選択された支払方法および投入金額を用いて支払いを実施するボタンである。支払うボタン77にタッチすることで、精算される。
電子マネーまたはポイントを使用する場合は、使用する金額またはポイント数を店舗管理装置1からユーザー管理手段3に通知する。電子マネーを使用する場合は、ユーザー管理手段3は、会員情報DB37の残金から使用する電子マネーの金額を減して更新する。ポイントを使用する場合は、会員情報DB37のポイントから使用するポイント数を減して更新する。ユーザー管理手段3によって、電子マネーやポイント数の更新が行われることで、使用料金が支払われたことと同等に機能する。
また、図10には表示されていないが、料金精算処理については、他の支払方法も考えられる。例えば二次元コード決済による支払や、キャッシュカードによる支払である。二次元コード決済による支払ならば、決済用の二次元コードを生成し、店舗管理装置表示手段13に表示する。表示された二次元コードをユーザー端末2によって読取り、ネットワーク7を介して決済処理手段8にアクセスする。二次元コード及びユーザー端末2に記憶された情報に基づき、支払元、支払先、決済金額を含む決済要求データをユーザー端末2から決済処理手段8に送信する。決済処理手段8では、決済要求データの認証を行い、認証されれば支払元から支払先に料金が支払われる。また、キャッシュカードによる支払ならば、カードリードライター18を用いてカード情報を読み取り、支払元、支払先、決済金額を含む決済要求データを店舗管理装置1から決済処理手段8に送信する。決済処理手段8では、決済要求データの認証を行い、認証されれば支払元から支払先に料金が支払われる。
次にステップS14では、店舗管理装置表示手段13に表示された店舗管理装置表示画面50の支払方法欄73から、支払方法を選択する。ユーザーは所望の支払方法のボタンをタッチする。ユーザーは、指定した支払方法によって料金を支払う。電子マネーの支払ならば、投入金額欄に入力し、支払うボタン77を押下する。店舗管理装置1からユーザー管理手段3に電子マネーによる支払であること、支払う使用料金、会員番号、機器番号を含む決済データを送信する。サーバー制御手段30は、会員情報DB37に記憶されているユーザーの電子マネーの残高から、使用料金に相当する金銭データを減額する。ポイントであったら、電子マネーと同様に、支払うポイント数を会員情報DB37のポイント数から減数する。現金ならば入金手段17に現金を投入する。その他、二次元コード支払、クレジットカード支払などそれぞれの支払方法で料金を支払うことができる。
支払が済んだ後、支払が完了したことをユーザー管理手段3から店舗管理装置1に通知する。支払が実施された後、店舗管理装置1はユーザー管理手段3に精算処理が実施された事を履歴情報として保存するために精算情報を通知する。精算情報は、支払方法、支払金額を含む。
ステップS16は、ステップS14の料金の精算処理の結果に関して、その結果の情報を履歴として保存する処理である。ユーザーがログアウトボタン72にタッチし、料金の精算がされず、処理がキャンセルされた場合であっても、料金が精算されずにログアウトした情報が履歴情報として保存される。
ステップS14において、料金が精算された場合に、ステップS17に移行する。料金が精算されなかった場合は、ステップS1に戻る。
次に、ステップS15では、ユーザー端末2がユーザー管理手段3から認証の結果を受信すると、その結果を表示する処理を行う。認証が成功した旨のデータを受信すると、認証が成功してログインできた旨のメッセージを表示する。認証が成功した旨のデータは、選択ランドリー機器情報を含めることができる。例えば図11の様な表示がされる。端末画面60は、「ログイン成功」のメッセージが上ウインドウに表示され、下ウインドウには、選択ランドリー機器情報が表示される。ユーザー端末2がユーザー管理手段3から認証されなかった旨のデータを受信すると、「ログイン失敗」とのメッセージが表示される。
ユーザーは、ユーザー端末2によってログインの為の入力を行い、ユーザー管理手段3によって会員ページへのログインの認証を受け、その結果を知ることができる。
ステップS17では、店舗管理装置1は、選択されたランドリー機器に対しての料金の支払いが完了した後、選択されたランドリー機器を始動する制御を行う。店舗管理装置制御手段10は、選択されたランドリー機器のランドリー機器制御手段に対して、動作を開始する制御を行う。このとき、モードが選択されていれば、店舗管理装置制御手段10は選択されたランドリー機器のランドリー機器制御手段に対して、選択されたモードによって動作を開始する制御を行う。
選択されたランドリー機器の動作が開始した場合、店舗管理装置1は、ユーザー管理手段3に対して、選択されたランドリー機器の動作が開始された旨のデータを送信する。
ステップS18では、ユーザー管理手段3が選択されたランドリー機器の動作が開始された旨のデータを受信すると、履歴情報を更新する。機器情報DB38の選択されたランドリー機器の履歴情報について、動作開始した情報が追加される。
また、ユーザー管理手段3は、現在状況DB39の選択されたランドリー機器の状況を更新する。現在状況DB39の選択されたランドリー機器の情報は、動作中である旨のデータに更新される。
また、ユーザー管理手段3は、ランドリー機器の使用に対応して、ユーザーにポイントを付与する。会員情報DB37に記憶されているユーザーのポイント数を付加後のポイント数に更新する。また、履歴情報も新たな履歴情報を追加して更新する。
ステップS19では、選択されたランドリー機器の動作の開始後、店舗管理装置表示手段13に動作開始した旨の表示がされる。その後、ログアウトボタン72が押下されるか、所定時間経過後にログアウトする。所定時間は、例えば10秒後である。ユーザーがログアウトボタンを押下しない場合があるから、自動的にログアウトさせる。ログアウト後、店舗管理装置1は、ユーザー管理手段3に対して、ログアウトされた旨のデータを送信する。
ステップS20では、ユーザー管理手段3がログアウトした旨のデータを受信すると、履歴情報を更新する。会員情報DB37の対応する会員の履歴情報について、ログアウト時刻を含むログアウトに関する情報を追加する。
ステップS21は、ランドリー機器の始動後、ランドリー機器の状態に変化がある場合についての処理である。ステップS21は、店舗管理装置1において、他の処理と並列に行われる処理である。また別の例としては、ステップS21は、ランドリー機器から状態が変わったことを示す割り込みがある場合に処理される。また、ステップS21は、定期的な割り込みに応じて、ランドリー機器の状態を監視し、状態の変化がある場合に処理がされる。例えば、選択されたランドリー機器が、動作終了したとき、あるいは洗濯から乾燥に移行したときなど、選択されたランドリー機器に状態の変化が生じた場合に、ステップS21が実行される。例えば、ランドリー機器の洗濯や乾燥の動作が終了した場合に、接続しているランドリー機器から変化した状態に関する情報を店舗管理装置制御手段10が取得する。そして、店舗管理装置1からユーザー管理手段3に状態に関する情報が送信される。
ステップS22では、ユーザー管理手段3が選択されたランドリー機器の動作の終了などの状態に変化があった旨のデータを受信すると、現在状況DB39を更新する。
サーバー制御手段30の制御によって、現在状況DB39の選択されたランドリー機器について、変化後の動作状況に情報が更新される。例えば、ランドリー機器の動作終了を受信した場合、現在状況DB39の選択されたランドリー機器に関する現在の状況は、動作中を表すデータから停止を表すデータに更新される。
さらに、ユーザー管理手段3からユーザー端末2に動作の終了などの動作に変化があった旨の通知がされる。ユーザー管理手段3は、会員情報DB37に記憶されているユーザーのメールアドレスに、使用していたランドリー機器の動作状況のデータを含むメールを送る。
ステップS23では、ユーザー端末2において、受信した電子メールを表示させることができる。受信した電子メールには、使用しているランドリー機器の動作状況に変化があった旨の情報が含まれる。ユーザーは、受信した電子メールを表示することで内容を確認できる。また、ユーザーが、会員ページにログインすれば、ランドリー機器の動作状況を確認できる。店舗管理装置1は、店舗管理装置制御手段10の制御によって、会員情報DB37や現在状況DB39に記憶されている情報を検索して、表示させることができる。
ステップS24では、ユーザー管理手段3が、選択されたランドリー機器の動作の終了などの動作に変化があった旨のデータを受信すると、履歴情報と現在の状況を更新する。サーバー制御手段30の制御によって、機器情報DB38の選択されたランドリー機器の履歴情報について、変化後の動作に関する情報が追加される。また、サーバー制御手段30の制御によって、現在状況DB39の選択されたランドリー機器の情報は、変化後の動作に関する情報に更新される。
この様に、ユーザー端末2によって、店舗管理装置1に表示されているコードを読み取ることで、コードに含まれるURLを抽出し、URLで示される会員ログインページにアクセスすることができる。ユーザーは、ユーザー端末2に表示される会員ログインページから所定の入力を行うことで、会員ページにログインすることができる。会員ページは、店舗管理装置1に表示される。ユーザーは、会員ページにログインすることで、様々なサービスや特典を受けることができる。ICカードなどの媒体が不要であり、ICカードの紛失や不正利用を防止できる。また、ユーザー自身が所持するスマートフォンなどのユーザー端末2を利用して会員ページにログインができ、パスワードや会員番号の不正取得がされ難いので、ユーザーに安心感をもたらすことができる。ログイン時の入力事項をユーザー端末2に記憶させておき、そのデータをログイン時の入力に利用することで、入力の手間が省け、利便性が向上する。
ここで、ステップS9の処理で、新規ユーザー登録ボタン63が押下された場合について説明する。新規ユーザー登録ボタン63が押下されると、店舗管理装置表示画面50に、図12の様な会員登録用のページが表示される。例えば、会員登録用のページには、登録項目欄80、入力ボタン81、登録ボタン82、キャンセルボタン83が表示される。登録項目欄80には、メールアドレス、パスワード、表示名、通知のON/OFFの項目がある。登録項目欄80の各項目に対して、入力ボタン81を用いて入力する。入力ボタンは、テンキー、文字キー等を備え、文字、数字、記号の入力ができる。会員番号は新規登録されるときに自動的に割り振られる番号である。
登録項目欄80への入力が完了し、登録ボタン82を押下すると、会員番号に関連づけて、登録項目欄80に入力された情報を会員情報DB37に記憶する。その後、ステップS8に移行する。キャンセルボタン83が押下されると、処理が中止され、ステップS1に移行する。
新規会員登録が容易にでき、また、新規会員登録後すでに選択されているランドリー機器をすぐに利用できる。
ログインコードとして二次元コードを用いる例を説明したが、二次元コード以外の方法でも良い。例えば、出力手段として店舗管理装置表示手段13に代えて、近距離無線によるデータの送受信を行う近距離無線手段を用いることもできる。例えばその場合、店舗管理装置1の店舗管理装置制御手段10にNFCエミュレータを接続する。また、ユーザー端末2のユーザー端末制御手段20にNFC通信手段を接続する。サーバー制御手段30は、コード生成部32によってNFCエミュレータから送信するためのログインコードを生成する。そして、店舗管理装置制御手段10がNFCエミュレータを制御し、店舗管理装置1にログインコードを送信する。ログインコードには、ワンタイムコードが付加されている。NFCエミュレータによって出力されたログインコードは、ユーザー端末2によって取得され、ユーザー端末制御手段20は、取得したログインコードを解析してURLを抽出する。ユーザー端末2は、抽出したURLに基づいてユーザー管理手段3にアクセスする。ユーザー端末2はURLの指定するログイン用のWebページを表示することができる。サーバー制御手段30は、ワンタイムコードが付加されたログインコードが使用される毎に、新たなログインコードを生成して店舗管理装置1に送信するので、ログインコードの使い回しや、不正アクセスを防止できる。また、近距離無線手段の例として電波を用いたものを説明したが、赤外線など他の電磁波を用いても良い。
次に、ログイン時の処理について別の例を説明する。図13は、ランドリー管理システムの動作の別の例を説明するフローチャートである。図7に示した動作の例は、使用するランドリー機器を選択した後に会員ページにログインする場合の例であり、図13の動作の別の例は、会員ページにログインした後に使用するランドリー機器を選択する場合の例である。図1~図6、図8~図13を用いてランドリーシステムの動作を説明する。
まず、ユーザーは、ランドリー機器に洗濯物を入れた後、店舗管理装置1の操作を行う。
ステップS30では、店舗管理装置表示手段13に表示されている会員ログインボタンが押下されたことを店舗管理装置制御手段10が検出すると、会員ページにログインするための処理を開始する。店舗管理装置1は、ユーザー管理手段3に対してユーザーが会員ページにログインするためのログインコードの生成を要求する。ログインコードの生成を要求する場合、少なくとも店舗を特定する情報が同時に送信される。また、利用日時に関する情報を含めることができる。
次にステップS31では、ユーザー管理手段3は、店舗管理装置1から店舗を特定する情報を含むログインコードの生成要求を待つ状態となっている。その状態のときに、ユーザー管理手段3が、店舗管理装置1から店舗を特定する情報を含むログインコードの生成要求を受信すると、取得した情報に基づいて会員ログインページにログインするためのログインページのURLを含むログインコードを生成する。例えば、ログインコードは、二次元コードである。
ユーザー管理手段3は、店舗管理装置1から取得した店舗を特定する情報から、店舗内にあるランドリー機器が現在どのような状況であるかを確認する。現在状況DBから、指定された店舗に配置されている各ランドリー機器についての動作状況を検索する。ユーザー管理手段3は、現在状況DBから取得された動作状況を確認する。使用可能なランドリー機器が無ければ、ユーザーに通知することで、ユーザーが誤って使用することを防止できる。使用可能なランドリー機器があれば、会員ページのログイン用のログインコードを生成する。ログインコードにはログインページのURLの情報が含まれる。また、ワンタイムコードを生成し、ログインコードに含ませることができる。ログインコードにワンタイムコードを含ませることで、誤ってログインする事を防止できる。ワンタイムコードには、店舗に関する情報を含めることができる。また、使用できるランドリー機器が無い場合は、ランドリー機器が使用できない旨の情報を含むログインコードを生成する。
ユーザー管理手段3は、ログインコードを生成後、生成したログインコードを店舗管理装置1に送信する。
次にステップS32では、店舗管理装置1は受信したログインコードを店舗管理装置表示手段13に表示する。店舗管理装置表示手段13には、利用日時、利用店舗、二次元コードが表示される。また、店舗管理装置1が、ランドリー機器が使用できない場合のログインコードを受信した場合は、ランドリー機器が使用できない旨のメッセージを表示する。
次に、ステップS33では、表示された二次元コードをユーザー端末2に取得させる。このステップは、図7のステップS5と同様の処理である。
次に、ステップS34では、ユーザー端末制御手段20は、取得したURLに基づき会員ログインページにアクセスする制御を行う。このステップは、図7のステップS6と同様の処理である。
次に、ステップS35では、ユーザー管理手段3がユーザー端末2からの会員ログイン用のWebページのデータの要求に基づいて、会員ログイン用のWebページのデータを生成し、ユーザー端末2にデータを送信する。このステップは、図7のステップS7と同様の処理である。またこのとき、会員ページへのログイン用のWebページのデータを生成する場合、Webページのデータには、利用日時、店舗などの情報が含まれる。
次に、ステップS36では、ユーザー端末2が受信した会員ページへのログイン用のWebページのデータをWebブラウザーによって表示する。端末表示手段22には、会員ページにログインするユーザーIDを入力するユーザーID入力欄、認証のためのパスワードを入力するパスワード入力欄が表示される。更に、店舗名、利用日時に関する情報が表示される。
次に、ステップS37では、ユーザーが、ユーザーID入力欄にユーザーの会員番号あるいはメールアドレスを入力し、パスワード入力欄にパスワードを入力する。
次に、ステップS38では、認証処理が行われる。このステップは、図7のステップS10と同様の処理である。
次に、ステップS39では、認証処理の結果に基づいて、会員ページ情報を生成する。認証処理の結果、認証の判断がされた場合は、サーバー制御手段30は、特定されたユーザーに関する情報を、会員情報DB37から取得する。更に、サーバー制御手段30は、機器情報DB38から、店舗のランドリー機器に関する情報、現在状況DB39から、ランドリー機器の状態に関する情報を取得する。
そして、取得した情報に基づいて、ログインした会員用の会員ページ情報を生成する。会員ページ情報は、店舗管理装置1によって表示させるためのデータである。例えば、店舗管理装置1がWebブラウザーのプログラムを備えていれば、会員ページ情報は、Webブラウザーで表示可能なフォーマットのデータとすることができる。
ユーザーは、使用するランドリー機器を選択し、使用料金を支払う必要がある。そのため、店舗管理装置1には、店舗内に配置されたランドリー機器に関する情報、例えば選択可能なランドリー機器及び使用料金、選択可能な支払方法、などを表示する必要がある。
会員ページ情報の生成後、ユーザー管理手段3は、ユーザー端末2に対して認証が成功した旨のデータを送信する。そして、ユーザー端末2は、ステップS44の処理に移行する。更に、会員ページ情報の生成後、店舗管理装置1に対して認証が成功した旨のデータと会員ページ情報を送信し、店舗管理装置1ではステップS41の処理に移行する。認証が成功した旨の情報には、少なくとも認証が成功した事を示す値が含まれる。また、認証が成功した旨の情報には、ユーザー名、利用日時、利用店舗などの情報を加えることができる。
次に、ステップS40では、ユーザー管理手段3において、ログインの認証に関しての履歴を保存する。会員情報DB37には、ログインを試みたユーザーの会員番号に関連づけて履歴情報を記憶する。履歴データは、少なくとも日時、ログインしたユーザー、店舗に関する情報を有する。会員ページへのログインが認証されなかった場合は、履歴情報を会員情報DB37、機器情報DB38に記憶後、処理を最初に戻す。
次に、ステップS41では、会員ページへのログインが認証された場合、店舗管理装置1では、ユーザー管理手段3から取得した会員ページ情報に基づいて、会員ページが表示される。店舗管理装置制御手段10は、店舗管理装置表示手段13に、会員ページ情報に基づく会員ページを表示させる。ユーザー名欄、利用日時欄、利用店舗欄、利用機器欄、利用料金欄、ログアウトボタンなどが表示される。また、支払方法欄、残高欄、投入金額欄、入力ボタンなどが表示される。
ユーザー名欄には、ログインしたユーザーの名称が表示される。表示される名称は、会員情報DBから取得された情報であり、ログインした会員番号に対応する表示名である。利用日時欄には、利用日時が表示される。
次に、ステップS42では、使用するランドリー機器を選択する。利用機器欄には、店舗名と使用するランドリー機器と使用モードが表示される。ご利用金額欄には、選択されたランドリー機器に対応する使用料金が表示される。ユーザーは、使用するランドリー機器を特定する必要がある。例えば、現在状況DB39に記憶されている情報に基づき、店舗に属し、使用可能な状態のランドリー機器を、順番に表示し、使用するランドリー機器を選択する。また、ランドリー機器の一覧表示を行い、その中から使用するランドリー機器を選択する。ランドリー機器およびモードが選択されると、使用料金が特定できる。
次に、ステップS43では、選択されたランドリー機器に対して、料金を支払う処理を行う。支払方法欄には、支払方法が表示される。店舗管理装置1が備える入金手段17に応じて、表示される。電子マネー、現金、クーポン、ポイントなどが表示され選択する。これらの支払方法の表示はボタンとしての機能も含み、タッチすることで支払方法を選択することができる。
支払方法を選択し、料金の支払いを行う。例えば、現金による支払であれば、投入口から現金が入れられる。電子マネーによる支払であれば、会員情報DB37に記憶されているユーザーの電子マネーの残高から、使用料金に相当する金銭データが減額される。二次元コード決済による支払ならば、決済用の二次元コードを生成し、店舗管理装置表示手段13に表示する。表示された二次元コードをユーザー端末2によって読取り、決済処理手段8を利用して利用料金を決済する。
支払が実施された後、店舗管理装置1はユーザー管理手段3に精算処理が実施された事を履歴情報として保存するために精算情報を通知する。精算情報は、支払方法、支払金額を含む。
次に、ステップS45では、料金の精算処理ステップS43の結果に関して、その結果の情報を履歴として保存する処理である。ユーザーがログアウトボタンにタッチし、料金の精算がされず、処理がキャンセルされた場合であっても、料金が精算されずにログアウトした情報が履歴情報として保存される。
また、ステップS43において、料金が精算された場合に、ステップS46に移行する。料金が精算されなかった場合は、ステップS30に戻る。
次に、ステップS44では、ユーザー端末2がユーザー管理手段3から認証の結果を受信すると、その結果を表示する処理を行う。認証が成功した旨のデータを受信すると、認証が成功してログインできた旨のメッセージを表示する。ユーザー端末2には、「ログイン成功」のメッセージが表示される。ユーザー端末2は、ユーザー管理手段3から認証されなかった旨のデータを受信すると、「ログイン失敗」とのメッセージを表示する。ユーザーは、ユーザー端末2によってログインの為の入力を行い、ユーザー管理手段3によって会員ページへのログインの認証を受け、その結果を知ることができる。
ステップS46は、選択されたランドリー機器の始動の処理である。ステップS46は、図7のステップS17の処理と同様である。
ステップ47は、履歴情報の更新の処理である。ステップS46は、図7のステップS18の処理と同様である。
次に、ステップS48は、会員ページからログアウトする処理である。ステップS48は、図7のステップS19の処理と同様である。
次に、ステップS49は、履歴情報の更新の処理である。ステップS49は、図7のステップS20の処理と同様である。
次に、ステップS50は、ランドリー機器の始動後の処理である。ステップS50は、図7のステップS21の処理と同様である。
次に、ステップS51は、履歴情報の更新の処理である。ステップS51は、図7のステップS22の処理と同様である。
次に、ステップS52は、ユーザー端末2における通知の表示処理である。ステップS52は、図7のステップS23の処理と同様である。
次に、ステップS53は、履歴情報の更新の処理である。ステップS53は、図7のステップS24の処理と同様である。
この様に、ユーザー端末2によって、店舗管理装置1に表示されているコードを読取り、コードに含まれるURLで示される会員ログインページがユーザー端末2に表示される。ユーザーは、ユーザー端末2に表示される会員ログインページから所定の入力を行うことで、会員ページにログインすることができる。ユーザーは、会員ページにログイン後、使用するランドリー機器を選択し、料金を支払うことで、選択されたランドリー機器を始動させることができる。また、会員ページにログインした後に、ランドリー機器を使用した場合に、使用に応じたポイント付与などのサービスを受けることができる。また、ポイントなどのユーザー情報は、ユーザー管理手段3に記憶される。