JP2021093431A - プリント配線板及びプリント配線板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 高い信頼性を有する金属ポスト付プリント配線板の提供【解決手段】 実施形態のプリント配線板は、導体層38と、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sとを有し、第2面Sが導体層38と向かい合うように導体層38上に積層されている最外の樹脂絶縁層50と、最外の樹脂絶縁層50を貫通し導体層38に至る複数の金属ポスト80、とを有する。そして、金属ポスト80は第1上面801Tを有する第1金属ポスト801と第2上面802Tを有する第2金属ポスト802を含み、第1金属ポスト801と第2金属ポスト802は複数であって、第1上面801Tと第2上面802Tは第1面Fより上に位置していて、第1上面801Tの全体は平坦であって、第2上面802Tの一部が平坦である。【選択図】 図1
Description
本発明は、金属ポストを有するプリント配線板、及び、金属ポストを有するプリント配線板の製造方法に関する。
特許文献1は、金属ポストを有するプリント配線板を開示している。特許文献1では、導体層上に金属ポスト形成用の開口を有するめっきレジストが形成される。開口内にめっきにより金属ポストが形成される。めっきレジストが除去される。金属ポストが絶縁層内に埋められる。金属ポストと絶縁層の表面が研磨される。これにより、すべての金属ポストの頂部が平坦にされる。金属ポストの高さが揃えられる。
[特許文献1の課題]
特許文献1では、全ての金属ポストの頂部が平坦にされるように、金属ポストは研磨される。研磨のために、多くの時間が必要である。全ての金属ポストの頂部が平坦であるので、過剰な研磨が行われていると考えられる。研磨時に金属ポスト内に応力が蓄えられると推察される。その応力により、金属ポストの信頼性が低下すると推測される。
特許文献1では、全ての金属ポストの頂部が平坦にされるように、金属ポストは研磨される。研磨のために、多くの時間が必要である。全ての金属ポストの頂部が平坦であるので、過剰な研磨が行われていると考えられる。研磨時に金属ポスト内に応力が蓄えられると推察される。その応力により、金属ポストの信頼性が低下すると推測される。
本発明に係るプリント配線板は、導体層と、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有し、前記第2面が前記導体層と向かい合うように前記導体層上に積層されている最外の樹脂絶縁層と、前記最外の樹脂絶縁層を貫通し前記導体層に至る複数の金属ポスト、とを有する。そして、前記金属ポストは第1上面を含む第1金属ポストと第2上面を含む第2金属ポストを有し、前記第1金属ポストと前記第2金属ポストは複数であって、前記第1上面と前記第2上面は前記第1面より上に位置していて、前記第1上面の全体は平坦であって、前記第2上面の一部が平坦である。
本発明に係るプリント配線板の製造方法は、導体層を形成することと、第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有し、前記第2面が前記導体層と向かい合うように前記導体層上に最外の樹脂絶縁層を形成することと、前記最外の樹脂絶縁層を貫通し前記導体層に至る複数の開口を形成することと、前記開口内に金属ポストを形成することと、研磨により、前記金属ポストの高さを低くすること、とを有する。そして、前記金属ポストを形成することは第1金属ポストを形成することと第2金属ポストを形成することを含み、前記第1金属ポストと前記第2金属ポストは複数であって、前記低くすることは、第1上面を有する前記第1金属ポストと前記第2上面を有する第2金属ポストを形成することを含み、前記第1上面と前記第2上面は前記第1面より上に位置していて、前記第1上面の全体は平坦であって、前記第2上面の一部が平坦である。
[実施形態の効果]
本発明の実施形態によれば、第1金属ポストの第1上面の全体が平坦である。第2金属ポストの第2上面の一部が平坦である。即ち、実施形態では、全ての金属ポストの上面が完全に平坦になるまで、研磨は行われない。研磨時間が短縮される。研磨時、金属ポスト内に蓄えられる応力を小さくすることができる。製造コストを軽減することができる。金属ポストの信頼性を高くすることができる。第2金属ポストの第2上面の一部が平坦であるため、第2金属ポストの信頼性が低下し難い。第2金属ポストの径が第1金属ポストの径より小さいと、第2金属ポストを介する信頼性は第1金属ポストを介する信頼性より低い。しかしながら、第2金属ポストの第2上面の一部が平坦であるため、第2金属ポスト内の応力の大きさは、第1金属ポスト内の応力の大きさより小さい。このため、第2金属ポストの径が第1金属ポストの径より小さくても、両者の信頼性はほぼ同等である。第1金属ポストと第2金属ポストの中の1つが短期間で劣化しないので、第1金属ポストと第2金属ポストを有するプリント配線板の信頼性が長期間に渡って安定である。
第2金属ポストが第2外周部を有すると、第2上面の面積を大きくすることができる。そのため、第2上面上に金属膜が形成されても、第2上面と金属膜間の密着性を高くすることができる。第2上面上にバンプが形成されても、第2上面とバンプ間の密着性を高くすることができる。第2金属ポストが第2外周部を有するので、プリント配線板内に異なる径を有する金属ポストが存在しても、金属ポストを介する信頼性が長期間に渡って安定である。
本発明の実施形態によれば、第1金属ポストの第1上面の全体が平坦である。第2金属ポストの第2上面の一部が平坦である。即ち、実施形態では、全ての金属ポストの上面が完全に平坦になるまで、研磨は行われない。研磨時間が短縮される。研磨時、金属ポスト内に蓄えられる応力を小さくすることができる。製造コストを軽減することができる。金属ポストの信頼性を高くすることができる。第2金属ポストの第2上面の一部が平坦であるため、第2金属ポストの信頼性が低下し難い。第2金属ポストの径が第1金属ポストの径より小さいと、第2金属ポストを介する信頼性は第1金属ポストを介する信頼性より低い。しかしながら、第2金属ポストの第2上面の一部が平坦であるため、第2金属ポスト内の応力の大きさは、第1金属ポスト内の応力の大きさより小さい。このため、第2金属ポストの径が第1金属ポストの径より小さくても、両者の信頼性はほぼ同等である。第1金属ポストと第2金属ポストの中の1つが短期間で劣化しないので、第1金属ポストと第2金属ポストを有するプリント配線板の信頼性が長期間に渡って安定である。
第2金属ポストが第2外周部を有すると、第2上面の面積を大きくすることができる。そのため、第2上面上に金属膜が形成されても、第2上面と金属膜間の密着性を高くすることができる。第2上面上にバンプが形成されても、第2上面とバンプ間の密着性を高くすることができる。第2金属ポストが第2外周部を有するので、プリント配線板内に異なる径を有する金属ポストが存在しても、金属ポストを介する信頼性が長期間に渡って安定である。
図1(A)は本発明の実施形態に係るプリント配線板10の断面図である。プリント配線板10は、導体層38と導体層38上に形成されている最外の樹脂絶縁層50と最外の樹脂絶縁層50を貫通し導体層38に至る複数の金属ポスト80とを有する。最外の樹脂絶縁層50は、第1面Fと第1面Fと反対側の第2面Sとを有する。第2面Sと導体層38が向かい合っている。最外の樹脂絶縁層50は導体層38に至る開口51を有する。金属ポスト80は開口51内に形成されている導体(ビア導体部)60と最外の樹脂絶縁層50の第1面Fから突出している導体(突出部)90で形成されている。開口51とビア導体部60の形状は略切頭錐体である。導体層38上の開口51の径は、第1面F上の開口51の径より小さい。突出部90の形状は略円柱である。ビア導体部60と突出部90は連続していて、両者は一体化されている。
ビア導体部60は導体層38と対向する下面と下面と反対側の上面を有する。ビア導体部60の上面と第1面Fは同じ面を形成する。ビア導体部60の径は、ビア導体部60の上面の径で代表される。
突出部90は、ビア導体部60の上面と対向する下面と下面と反対側の上面80Tを有する。突出部90の下面と第1面Fは同じ面を形成する。突出部90の径は、突出部90の下面の径で代表される。金属ポスト80の径d1、d2は、突出部90の径で代表される。突出部90の上面は第1面Fより上に位置している。
突出部90の径はビア導体部60の径より大きい。突出部90の下面はビア導体部60の上面を完全に覆う。突出部90の下面の外周はビア導体部60の上面の外周より完全に外側に位置する。
突出部90は、ビア導体部60の上面と対向する下面と下面と反対側の上面80Tを有する。突出部90の下面と第1面Fは同じ面を形成する。突出部90の径は、突出部90の下面の径で代表される。金属ポスト80の径d1、d2は、突出部90の径で代表される。突出部90の上面は第1面Fより上に位置している。
突出部90の径はビア導体部60の径より大きい。突出部90の下面はビア導体部60の上面を完全に覆う。突出部90の下面の外周はビア導体部60の上面の外周より完全に外側に位置する。
金属ポスト80は第1金属ポスト801と第2金属ポスト802を有する。第1金属ポスト801を形成するビア導体部60は第1ビア導体部601である。第1金属ポスト801を形成する突出部90は第1突出部901である。第1金属ポスト801は第1ビア導体部601と第1ビア導体部601に直接繋がっている第1突出部901で形成される。第2金属ポスト802を形成するビア導体部60は第2ビア導体部602である。第2金属ポスト802を形成する突出部90は第2突出部902である。第2金属ポスト802は第2ビア導体部602と第2ビア導体部602に直接繋がっている第2突出部902で形成される。
第1金属ポスト801の径d1は、第2金属ポスト802の径d2より大きい。第1金属ポスト801を形成するビア導体部(第1ビア導体部)601の径は、第2金属ポスト802を形成するビア導体部(第2ビア導体部)602の径より大きい。
第1金属ポスト801の径d1は、第2金属ポスト802の径d2より大きい。第1金属ポスト801を形成するビア導体部(第1ビア導体部)601の径は、第2金属ポスト802を形成するビア導体部(第2ビア導体部)602の径より大きい。
図4(C)はプリント配線板10の平面図を示している。図4(C)では、プリント配線板10が第1面Fより上の位置からを観察されている。図4(C)には、第1面Fと金属ポスト80が描かれている。図4(C)に示されるように、第2金属ポスト802は所定のエリア(第2金属ポスト用エリア)A2内に形成されている。第2金属ポスト用エリアA2の外周は点線で描かれている。第2金属ポスト用エリアA2はプリント配線板10の中央部分に形成されている。第2金属ポスト用エリアA2の外に第1金属ポスト801が形成されている。第1金属ポスト801は第1金属ポスト用エリアA1に形成されている。第1金属ポスト用エリアA1は第2金属ポスト用エリアA2を囲んでいる。
第1金属ポスト801の上面は第1上面801Tである。第1上面801Tの全体が平坦である。第2金属ポスト802の上面は第2上面802Tである。第2上面802Tの一部が平坦である。第2上面802Tの平坦な部分は第2平坦面(第2平坦部)802Tfと称される。第2平坦部802Tfは、第2上面802Tの中央に形成されている。
第1上面801Tと第2上面802T上に金属膜78が形成されている。金属膜78の例は、スズ層やNi/Pd/Au層である。
図4(A)は実施形態のプリント配線板の断面の拡大図である。図4(A)は第1上面801Tに垂直な面で、金属ポスト80を切断することで得られる。
第2金属ポスト802は、第2上面802Tから延びる側面802Sを有する。第2上面802Tは第2平坦部802Tfと側面802Sとの間に第2外周部802Toを有する。第2外周部802Toは第2平坦部802Tfから側面802Sに向かって下がっている。図4(A)に示されるように、第2外周部802Toは曲がっている。第2外周部802Toを形成する曲面は外側に膨らんでいる。
第2金属ポスト802は、第2上面802Tから延びる側面802Sを有する。第2上面802Tは第2平坦部802Tfと側面802Sとの間に第2外周部802Toを有する。第2外周部802Toは第2平坦部802Tfから側面802Sに向かって下がっている。図4(A)に示されるように、第2外周部802Toは曲がっている。第2外周部802Toを形成する曲面は外側に膨らんでいる。
図4(B)は実施形態の改変例に係るプリント配線板の断面の拡大図である。図4(B)は第1上面801Tに垂直な平面で金属ポスト80を切断することで得られる。
改変例では、第1金属ポスト801の突出部901の側面801Sと第2金属ポスト802の突出部902の側面802Sは、金属ポスト80の上面80Tから突出部90の下面に向かってテーパーしている。第1金属ポスト801のビア導体部601の側面と第2金属ポスト802のビア導体部602の側面は、ビア導体部60の上面からビア導体部60の下面に向かってテーパーしている。突出部90の側面と突出部90の下面との間の角度θ1は、ビア導体部60の側面とビア導体部60の下面との間の角度θ2より大きい。角度θ1、θ2は、図4(B)に示されている。この場合、突出部の形状は略円柱である。突出部の上面の径と突出部の下面の径との比(上面の径/下面の径)が1.1以下であることが好ましい。
改変例では、第2金属ポスト802の第2外周部802Toは外側に膨らんでいる。
改変例では、第1金属ポスト801の突出部901の側面801Sと第2金属ポスト802の突出部902の側面802Sは、金属ポスト80の上面80Tから突出部90の下面に向かってテーパーしている。第1金属ポスト801のビア導体部601の側面と第2金属ポスト802のビア導体部602の側面は、ビア導体部60の上面からビア導体部60の下面に向かってテーパーしている。突出部90の側面と突出部90の下面との間の角度θ1は、ビア導体部60の側面とビア導体部60の下面との間の角度θ2より大きい。角度θ1、θ2は、図4(B)に示されている。この場合、突出部の形状は略円柱である。突出部の上面の径と突出部の下面の径との比(上面の径/下面の径)が1.1以下であることが好ましい。
改変例では、第2金属ポスト802の第2外周部802Toは外側に膨らんでいる。
図1(B)は実施形態に係るプリント配線板の応用例の断面図である。プリント配線板10上に第1電子部品102と第2電子部品104とが実装される。第1電子部品102と第2電子部品104は金属ポスト80を介しプリント配線板10に実装されている。
図1(C)は実施形態に係るプリント配線板10の応用例の平面図である。図1(C)に第2金属ポスト用エリアA2が描かれている。
第1電子部品102と第2電子部品104間のデータ伝送は、第1電子部品102に接続している第2金属ポスト802と第2電子部品104に接続している第2金属ポスト802を介して行われる。第1電子部品102と第2電子部品104へ第1金属ポスト801を介し電源が供給される。第1電子部品102と第2電子部品104は、第1金属ポスト801を介しアースに接続される。
第1電子部品102と第2電子部品104間のデータ伝送は、第1電子部品102に接続している第2金属ポスト802と第2電子部品104に接続している第2金属ポスト802を介して行われる。第1電子部品102と第2電子部品104へ第1金属ポスト801を介し電源が供給される。第1電子部品102と第2電子部品104は、第1金属ポスト801を介しアースに接続される。
実施形態と改変例のプリント配線板10では、第1金属ポスト801の第1上面801Tの全体が平坦である。第2金属ポスト802の第2上面802Tの一部が平坦である。即ち、実施形態と改変例では、全ての金属ポストの上面が完全に平坦になるまで、研磨は行われない。研磨時間が短縮される。研磨時、金属ポスト内に蓄えられる応力を小さくすることができる。製造コストを軽減することができる。金属ポストの信頼性を高くすることができる。第2金属ポスト802の第2上面802Tの一部が平坦であるため、第2金属ポスト802の信頼性が低下し難い。第2金属ポスト802の径が第1金属ポスト801の径より小さいと、第2金属ポスト802を介する信頼性は第1金属ポスト801を介する信頼性より低い。しかしながら、第2金属ポスト802の第2上面802Tが部分的に平坦である。そのため、第2金属ポスト802内の応力の大きさは、第1金属ポスト801内の応力の大きさより小さい。このため、第2金属ポスト802の径d2が第1金属ポスト801の径d1より小さくても、両者の信頼性はほぼ同等である。第1金属ポスト801と第2金属ポスト802の中の1つが短期間で劣化しないので、第1金属ポスト801と第2金属ポスト802を有するプリント配線板の信頼性が長期間に渡って安定である。
第2金属ポスト802が第2外周部802Toを有すると、第2上面802Tの面積を大きくすることができる。そのため、第2上面802T上に金属膜78が形成されても、第2上面802Tと金属膜78間の密着性を高くすることができる。第2上面802T上にバンプが形成されても、第2上面802Tとバンプ間の密着性を高くすることができる。第2金属ポスト802が第2外周部802Toを有するので、プリント配線板内に異なる径を有する金属ポスト80が存在しても、金属ポスト80を介する信頼性が長期間に渡って安定である。
[製造方法]
図2と図3に実施形態のプリント配線板10の製造方法が示される。
第1導体層34上に樹脂絶縁層30が形成される。樹脂絶縁層30上に導体層38が形成される。その時、樹脂絶縁層30を貫通し第1導体層34に至るビア導体36が形成される。樹脂絶縁層30と導体層38上に最外の樹脂絶縁層50が形成される(図2(A))。最外の樹脂絶縁層50は第1面Fと第1面Fと反対面の第2面Sとを有する。第2面Sと導体層38が向かい合うように、最外の樹脂絶縁層50は形成されている。最外の樹脂絶縁層50に、レーザで導体層38に至る開口51が形成される(図2(B))。開口51は第1ビア導体部601用の第1開口601oと第2ビア導体部602用の第2開口602oを含む。第1開口601oの径は第2開口602oの径より大きい。第1開口601oと第2開口602oの径は第1面F上で測定される。最外の樹脂絶縁層50の第1面Fと開口51内に無電解めっき膜(シード層)52が形成される(図2(C))。
図2と図3に実施形態のプリント配線板10の製造方法が示される。
第1導体層34上に樹脂絶縁層30が形成される。樹脂絶縁層30上に導体層38が形成される。その時、樹脂絶縁層30を貫通し第1導体層34に至るビア導体36が形成される。樹脂絶縁層30と導体層38上に最外の樹脂絶縁層50が形成される(図2(A))。最外の樹脂絶縁層50は第1面Fと第1面Fと反対面の第2面Sとを有する。第2面Sと導体層38が向かい合うように、最外の樹脂絶縁層50は形成されている。最外の樹脂絶縁層50に、レーザで導体層38に至る開口51が形成される(図2(B))。開口51は第1ビア導体部601用の第1開口601oと第2ビア導体部602用の第2開口602oを含む。第1開口601oの径は第2開口602oの径より大きい。第1開口601oと第2開口602oの径は第1面F上で測定される。最外の樹脂絶縁層50の第1面Fと開口51内に無電解めっき膜(シード層)52が形成される(図2(C))。
シード層52上に開口71を有するめっきレジスト70が形成される(図2(D))。開口71は第1突出部901用の第3開口711と第2突出部902用の第4開口712を有する。第3開口711の径は第4開口712の径より大きい。第3開口711の径と第4開口712の径は第1面F上で測定される。第3開口711は第1開口601oに繋がっている。第3開口711の径は第1開口601oの径より大きい。第3開口711と第1開口601oで第1金属ポスト801用の第5開口5が形成される。第5開口5の径は第3開口711の径で代表される。第4開口712は第2開口602oに繋がっている。第4開口712の径は第2開口602oの径より大きい。第4開口712と第2開口602oで第2金属ポスト802用の第6開口6が形成される。第6開口6の径は第4開口712の径で代表される。無電解めっき膜52をシード層として用いることで、第5開口5内に第1金属ポスト801が形成される。第6開口6内に第2金属ポスト802が形成される(図3(A))。図3(A)に第1金属ポスト801の頂部801TTと第2金属ポスト802の頂部802TTの断面形状の例が示されている。頂部は開口71により露出される面である。第5開口5の径が第6開口6の径より大きいので、第5開口5内のめっきの成長速度は第6開口6内のめっきの成長速度より大きくなりやすい。例えば、両者でめっき液の循環速度が異なる。そのため、第1金属ポスト801の頂部801TTはほぼ平坦であって、第2金属ポスト802の頂部802TTは、膨らんでいる。第2金属ポスト802の頂部802TTの中央が高い。あるいは、第1金属ポスト801は第2金属ポスト802より高い。そして、第2金属ポスト802の頂部802TTは膨らんでいる。第1金属ポスト801の頂部801TTは平坦である。あるいは、第1金属ポスト801の頂部801TTは凹んでいる。あるいは、第1金属ポスト801の頂部801TTは膨らんでいる。第2金属ポスト802の頂部802TTの頂点は第1金属ポスト801の頂部801TTの最下点より低い。
めっきレジスト70と金属ポスト80が研磨される。めっきレジスト70の厚みが薄くなる。金属ポスト80の高さが低くなる。研磨により、金属ポスト80の上面80Tが形成される。平坦な第1上面801Tを有する第1金属ポスト801が形成される。部分的に平坦な第2上面802Tを有する第2金属ポスト802が形成される(図3(B))。第2上面802Tの中央部のみが平坦である。図4(A)に示されるように、第2平坦部802Tfの周りに、第2外周部802Toが形成される。第2外周部802Toは研磨されていない。第2外周部802Toは第2平坦部802Tfから側面802Sに向かって下がっている。
めっきレジスト70から露出する第1金属ポスト801の第1上面801Tと第2金属ポスト802の第2上面802T上に金属膜78が形成される(図3(C))。めっきレジスト70が除去される(図3(D))。第1金属ポスト801と第2金属ポスト802から露出する無電解めっき膜52がエッチングで除去される。プリント配線板10が完成する(図1(A))。無電解めっき膜52を除去するためのエッチング条件を調整することで、図4(B)に示される実施形態の改変例に係る第1金属ポスト801と第2金属ポスト802を形成することができる。実施形態の改変例では、第1金属ポスト801の側面801Sと第2金属ポスト802の側面802Sは、第1面Fに向かって突出部が細くなるように、テーパーを有する。
プリント配線板10上に第1電子部品102と第2電子部品104が実装される(図1(B))。
実施形態のプリント配線板10の製造方法では、全ての金属ポストの上面が完全に平坦になるまで、研磨は行われない。研磨時間が短縮される。研磨時、金属ポスト内に蓄えられる応力を小さくすることができる。製造コストを軽減することができる。金属ポストの信頼性を高くすることができる。めっきレジスト70が存在するとき、金属ポスト80の上面80T上に金属膜78が形成される。そのため、金属膜78を上面80T上のみに形成することができる。金属ポストの側面80S上に金属膜78が形成されない。隣接する金属ポスト80間の絶縁信頼性を高くすることができる。
実施形態のプリント配線板は、3以上の樹脂絶縁層やコア基板を有することができる。
10 プリント配線板
50 最外の樹脂絶縁層
38 導体層
801 第1金属ポスト
801T 第1上面
802 第2金属ポスト
802T 第2上面
50 最外の樹脂絶縁層
38 導体層
801 第1金属ポスト
801T 第1上面
802 第2金属ポスト
802T 第2上面
Claims (13)
- 導体層と、
第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有し、前記第2面が前記導体層と向かい合うように前記導体層上に積層されている最外の樹脂絶縁層と、
前記最外の樹脂絶縁層を貫通し前記導体層に至る複数の金属ポスト、とを有するプリント配線板であって、
前記金属ポストは第1上面を含む第1金属ポストと第2上面を含む第2金属ポストを有し、前記第1金属ポストと前記第2金属ポストは複数であって、前記第1上面と前記第2上面は前記第1面より上に位置していて、前記第1上面の全体は平坦であって、前記第2上面の一部が平坦である。 - 請求項1のプリント配線板であって、前記第2金属ポストは、前記第2上面から延びる側面を有し、前記第2上面に形成されている平坦な面は第2平坦部であって、前記第2上面は前記第2平坦部と前記側面との間に第2外周部を有し、前記第2外周部を形成する前記第2上面は前記第2平坦部から前記側面に向かって下がっている。
- 請求項2のプリント配線板であって、前記第1金属ポストの径は前記第2金属ポストの径より大きい。
- 請求項2のプリント配線板であって、前記第2外周部は曲がっている。
- 請求項4のプリント配線板であって、前記第2外周部は外側に膨らんでいる。
- 請求項1のプリント配線板であって、さらに、前記第1上面と前記第2上面上に金属膜を有する。
- 請求項1のプリント配線板であって、前記第2金属ポストの全ては所定のエリア内に形成されていて、前記第1金属ポストの全ては前記所定のエリア外に形成されている。
- 導体層を形成することと、
第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有し、前記第2面が前記導体層と向かい合うように前記導体層上に最外の樹脂絶縁層を形成することと、
前記最外の樹脂絶縁層を貫通し前記導体層に至る複数の開口を形成することと、
前記開口内に金属ポストを形成することと、
研磨により、前記金属ポストの高さを低くすること、とを有するプリント配線板の製造方法であって、
前記金属ポストを形成することは第1金属ポストを形成することと第2金属ポストを形成することを含み、前記第1金属ポストと前記第2金属ポストは複数であって、前記低くすることは、第1上面を有する前記第1金属ポストと第2上面を有する前記第2金属ポストを形成することを含み、前記第1上面と前記第2上面は前記第1面より上に位置していて、前記第1上面の全体は平坦であって、前記第2上面の一部が平坦である。 - 請求項8のプリント配線板の製造方法であって、前記第2金属ポストは、前記第2上面から延びる側面を有し、前記第2上面に形成されている平坦な面は第2平坦部であって、前記第2上面は前記第2平坦部と前記側面との間に第2外周部を有し、前記第2外周部を形成する前記第2上面は前記第2平坦部から前記側面に向かって下がっている。
- 請求項9のプリント配線板の製造方法であって、前記第1金属ポストの径は前記第2金属ポストの径より大きい。
- 請求項9のプリント配線板の製造方法であって、前記第2外周部は曲がっている。
- 請求項11のプリント配線板の製造方法であって、前記第2外周部は外側に膨らんでいる。
- 請求項8のプリント配線板の製造方法であって、前記低くすることは、全体的に平坦な前記第1上面を形成することと、部分的に平坦な前記第2上面を形成することを含む。
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