JP2021091226A - 立体画像の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば、以下の課題を解決することも意図している。
(1)立体画像の形成時の膨張高さは、環境温度(室温)に応じて変化する。従来の立体画像形成システムは、標準モードで立体画像を形成した後に、その立体画像の膨張高さをオペレータに目視確認させている。そして、従来の立体画像形成システムは、膨張高さが不十分な場合(例えば、膨張高さが高過ぎたり、又は、低過ぎたりする場合)に、オペレータに設定条件を変更させ、設定条件が変更された非標準モードで再度立体画像を形成していた。このような従来の立体画像形成システムは、設定条件の変更操作を避けるために、一定な室温環境下で立体画像の形成を行う必要があった。
そこで、本実施形態では、一定な室温環境下でなくても立体画像の形成を行うことができるように、室温に応じて熱膨張性シートの搬送速度を変更することによって、所望の膨張高さの立体画像を安定して形成する立体画像形成システム1を提供することも意図している。
そこで、本実施形態では、前回の立体画像が形成された際の余熱が残らずに、光加熱手段の周囲の温度が十分に冷えた温度であることを検知した後に、次回の立体画像を形成することによって、所望の膨張高さの立体画像を安定して形成する立体画像形成システム1を提供することも意図している。
以下、図1を参照して、本実施形態に係る立体画像形成システム1の構成につき説明する。図1は、立体画像形成システム1の構成を示す概略図である。
タッチパネルディスプレイ2は、液晶表示パネルにタッチパネルが張り合わされて構成され、コンピュータ3の操作に用いられる。
以下、図2A、図2B、及び図3を参照して、立体画像形成システム1の動作につき説明する。図2A及び図2Bは、それぞれ、立体画像形成システム1の動作を示すフローチャートである。図3は、立体画像形成システム1の動作例を示すシーケンス図である。
V=a+b×TH2 …(1)
ここで、各記号の意味は、以下の通りである。
V :搬送速度
a :定数
b :温度係数
TH2:室温
定数aと温度係数bは、事前に室温を変更しながら立体画像の形成実験を行うことによって得ることができる。室温TH2は、立体画像の形成時に室温センサ49で室温を計測することによって得ることができる。
これにより、一連のルーチンの処理(立体画像の形成処理)が終了する。
図4に示す熱膨張性シート7Aは、基材71と発泡樹脂層(膨張層)72とインク受容層73とが順に積層されている。
基材71は、紙、キャンバス地などの布、プラスチックなどのパネル材などからなり、材質は特に限定されるものではない。
電磁波熱変換層74は、第1回目の搬送において、図の上側から光の照射を受けて熱に変換する、この電磁波熱変換層74は、熱膨張性シート7に細かな立体パターンを形成するために設けられている。この電磁波熱変換層74の直下の発泡樹脂層(膨張層)72は、熱を受けて発泡膨張する。インク受容層73、電磁波熱変換層74、カラーインク層75bは、それぞれ伸縮性を有し、発泡樹脂層(膨張層)72の発泡膨張に追従して変形する。このようにして熱膨張性シート7Bが形成される。
電磁波熱変換層76は、第2回目の搬送において、図の下側から光の照射を受けて熱に変換する、この電磁波熱変換層76は、粗い立体パターンを形成するために設けられている。この電磁波熱変換層76の近傍の発泡樹脂層(膨張層)72は、熱を受けて発泡膨張する。インク受容層73、電磁波熱変換層74、カラーインク層75aは、それぞれ伸縮性を有し、発泡樹脂層(膨張層)72の発泡膨張に追従して変形する。このようにして、立体画像を含む熱膨張性シート7Cが形成される。
係る構成において、本実施形態に係る立体画像形成システム1は、以下のような特徴を有している。
例えば、前記した実施形態は、本発明の要旨を分かり易く説明するために詳細に説明したものである。そのため、本発明は、必ずしも説明した全ての構成要素を備えるものに限定されるものではない。また、本発明は、ある構成要素に他の構成要素を追加したり、一部の構成要素を他の構成要素に変更したりすることができる。また、本発明は、一部の構成要素を削除することもできる。
[付記]
<請求項1>
搬送路に沿って熱膨張性シートを搬送する搬送手段と、
前記熱膨張性シートに光を照射して加熱する光加熱手段と、
前記光加熱手段の周囲の温度を計測する温度センサと、
前記光加熱手段及び前記搬送手段の動作を制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記光加熱手段の周囲を予め決められた予熱温度に予熱させた後に、前記搬送手段に前記熱膨張性シートを搬送させることを特徴とする立体画像形成システム。
<請求項2>
前記制御手段は、前記光加熱手段の周囲の温度を前記予熱温度よりも高い加熱温度まで上昇させてから前記予熱温度まで下降させた後に、前記搬送手段に前記熱膨張性シートを搬送させることを特徴とする請求項1に記載の立体画像形成システム。
<請求項3>
前記制御手段は、
前記搬送手段に前記熱膨張性シートの搬送を実行させるとともに、前記光加熱手段に光の照射を実行させることによって立体画像の形成を行い、
立体画像の形成が終了すると、前記光加熱手段に光の照射を停止させて、立体画像の形成時に光の照射によって前記予熱温度よりも高い形成温度に上昇した前記光加熱手段の周囲の温度を下降させ、かつ、
前記光加熱手段の周囲の温度が前記予熱温度よりも低い予め決められた終了温度に下降する前に次の前記熱膨張性シートのセットが検知されたときに、次の立体画像の形成を連続して行うことを特徴とする請求項2に記載の立体画像形成システム。
<請求項4>
前記制御手段は、前記光加熱手段の周囲の温度が前記終了温度に下降した後に次の前記熱膨張性シートのセットが検知されたときに、立体画像の形成を一時的に終了し、前記光加熱手段の周囲を前記加熱温度まで上昇させてから前記予熱温度まで下降させた後に、前記搬送手段に前記熱膨張性シートを搬送させて、立体画像の形成を再開することを特徴とする請求項3に記載の立体画像形成システム。
<請求項5>
前記光加熱手段の背面側には、光を反射させる反射板が配置されており、
前記温度センサは、前記反射板の背面に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の立体画像形成システム。
<請求項6>
前記光加熱手段に送風するファンを更に有しており、
前記制御手段は、前記搬送手段に前記熱膨張性シートを搬送させる前に、前記ファンによる送風を制御することで、予め決められた温度まで前記光加熱手段の周囲を冷却させることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の立体画像形成システム。
<請求項7>
室温を計測する室温センサを更に有しており、
前記制御手段は、前記室温センサによって計測された室温に応じて前記搬送手段の搬送速度を決定することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の立体画像形成システム。
2 タッチパネルディスプレイ
3 コンピュータ
4 光照射ユニット
41 光照射制御回路(制御手段)
42 冷却ファン(冷却手段)
43 温度センサ
44 ランプヒータ(光加熱手段の一部)
441 反射板(光加熱手段の一部)
46 入口センサ
47 出口センサ
48 モータ
49 室温センサ
50 給紙部
51,52 挿入ローラ(搬送手段)
53,54 排出ローラ(搬送手段)
55 下ガイド(ガイド部材)
56 上ガイド(ガイド部材)
7 熱膨張性シート
Claims (5)
- 搬送路に沿って熱膨張性シートを搬送する搬送手段と、
前記熱膨張性シートに光を照射することにより前記熱膨張性シートを加熱する光加熱手段と、
前記光加熱手段の周囲を予め決められた予熱温度に予熱させた後に、前記搬送手段に前記熱膨張性シートを搬送させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記光加熱手段の周囲の温度を前記予熱温度よりも高い加熱温度まで上昇させてから前記予熱温度まで下降させた後に、前記搬送手段に前記熱膨張性シートを搬送させる、
ことを特徴とする立体画像形成システム。 - 前記制御手段は、
前記搬送手段に前記熱膨張性シートの搬送を実行させるとともに、前記光加熱手段に光の照射を実行させることによって立体画像の形成を行い、
立体画像の形成が終了すると、前記光加熱手段に光の照射を停止させて、立体画像の形成時に光の照射によって前記予熱温度よりも高い形成温度に上昇した前記光加熱手段の周囲の温度を下降させ、かつ、
前記光加熱手段の周囲の温度が前記予熱温度よりも低い予め決められた終了温度に下降する前に次の前記熱膨張性シートのセットが検知されたときに、次の立体画像の形成を連続して行うことを特徴とする請求項1に記載の立体画像形成システム。 - 前記制御手段は、前記光加熱手段の周囲の温度が前記終了温度に下降した後に次の前記熱膨張性シートのセットが検知されたときに、立体画像の形成を一時的に終了し、前記光加熱手段の周囲を前記加熱温度まで上昇させてから前記予熱温度まで下降させた後に、前記搬送手段に前記熱膨張性シートを搬送させて、立体画像の形成を再開することを特徴とする請求項2に記載の立体画像形成システム。
- 搬送路に沿って熱膨張性シートを搬送する搬送手段と、
前記熱膨張性シートに光を照射することにより前記熱膨張性シートを加熱する光加熱手段と、
前記光加熱手段の周囲を予め決められた予熱温度に予熱させた後に、前記搬送手段に前記熱膨張性シートを搬送させる制御手段と、
前記光加熱手段に送風するファンと、を備え、
前記制御手段は、前記搬送手段に前記熱膨張性シートを搬送させる前に、前記ファンによる送風を制御することで、予め決められた温度まで前記光加熱手段の周囲を冷却させる、
ことを特徴とする立体画像形成システム。 - 搬送路に沿って熱膨張性シートを搬送する搬送手段と、
前記熱膨張性シートに光を照射することにより前記熱膨張性シートを加熱する光加熱手段と、
前記光加熱手段の周囲を予め決められた予熱温度に予熱させた後に、前記搬送手段に前記熱膨張性シートを搬送させる制御手段と、
室温を計測する室温センサと、を備え、
前記制御手段は、前記室温センサによって計測された室温に応じて前記搬送手段の搬送速度を決定する、
ことを特徴とする立体画像形成システム。
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Citations (3)
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JP2008003489A (ja) * | 2006-06-26 | 2008-01-10 | Funai Electric Co Ltd | プロジェクタ装置およびプロジェクタ装置の送風制御方法 |
JP2015205403A (ja) * | 2014-04-17 | 2015-11-19 | カシオ計算機株式会社 | 立体画像形成装置、立体画像形成方法及び立体画像形成プログラム |
JP2016010956A (ja) * | 2014-06-30 | 2016-01-21 | カシオ計算機株式会社 | 立体形成における付与熱量制御方法並びにそれを用いた立体形成方法、立体形成装置及び立体形成プログラム |
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