実施形態1は、主に請求項1について説明する。
実施形態2は、主に請求項2について説明する。
実施形態3は、主に請求項3について説明する。
実施形態4は、主に請求項4について説明する。
実施形態5は、主に請求項5について説明する。
実施形態6は、主に請求項6について説明する。
実施形態7は、主に請求項7について説明する。
<実施形態1>
<実施形態1の概要>
移動店舗型商談支援システムは、大きくは、A社が運営管理するコンピュータであり、サーバと、A社が管理する自動車である。図1は、実施形態1の移動店舗型商談支援システムにおける商談開始までの流れを説明するための図である。この図により、主な情報の流れが番号順に例示されている。先ず、A社拠点(0101)から(1)広告宣伝をWEB上のホームページや顧客宛てメールやチラシなどの電子媒体や紙媒体(0102)によって行っている。競合相手であるB社、C社も同様に広告宣伝をしている。顧客D(0103)が(2)A社の広告宣伝を視聴し、(3)A社への連絡を取ると、A社拠点に待機している一以上のオペレータ(0104)の内の一人が応対することとなる。オペレータは、顧客と商談の約束をするにあたり、例えば顧客の自宅である希望する指定地(0105)及び時間を聴取する。時間については、直ぐにということもあれば、改めて希望日時を設定すること可能である。また、各オペレータにはそれぞれ一以上の現場担当者(0106)が対応しており、その内の一人に(5)出動指示が下されると、現場担当者は移動店舗である自動車(0107)に乗って、顧客の指定地に出動する(6)。
図2は、実施形態1の移動店舗型商談支援システムの概要を説明するための図である。顧客(0201)の希望する指定地(0202)に着くと、現場担当者(0203)は顧客を移動店舗である自動車(0204)の客席(0205)に案内し、自分は運転席(0206)に乗車する。自動車を横断面図で示した客席の前には顧客用AV装置(0207)が設置されており、顧客から見た顧客用AV装置の正面図も併記表示している。顧客はそれによって、A社拠点(0208)にあるオペレータ装置(0209)の前にいるオペレータ(0210)とインターネット(0211)経由で映像を介した会話ができる。また、現場担当者は運転席にある現場担当者用端末(0212)によって、顧客とオペレータの映像を介した会話をモニターするとともに、顧客に見せないでオペレータと文字チャットすることができる。
<実施形態1の構成>
図3は、実施形態1の移動店舗型商談支援システムの機能ブロック図の一例である。この図に例示するように、実施形態1の移動店舗型商談支援システム(0300)は、自動車(0301)とオペレータ装置(0302)によって構成されており、自動車は、運転席側(0303)と客席側(0304)とを有し、運転席側には、現場担当者の座席(0305)と、現場担当者用端末(0306)があり、客席側には、顧客の座席(0307)と、顧客用AV装置(0308)があり、現場担当者用端末は、商談モニター部(0309)と、自動車側文字チャット部(0310)と、商談通信部(0311)と、を有し、オペレータ装置は、発話取得部(0312)と、相手方発話出力部(0313)と、オペレータ装置側商談会話部(0314)と、オペレータ装置側文字チャット部(0315)と、を有し、顧客用AV装置は、自動車側商談会話部(0316)を有する。
なお、以下に記載する本システムの機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUやメインメモリ、バス、あるいは二次記憶装置(ハードディスクや不揮発性メモリ、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部やその外部周辺機器用のI/Oポート、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、情報入力に利用されるユーザインターフェース、カメラ、マイク、スピーカ、ディスプレイ、プリンタ、キーボード、マウス、マイク付イヤホン、マイク付ヘッドフォン、インターネットインターフェース、自動URL生成管理装置、タッチパネル、タッチペン、通信ボード、GPS受信装置などが挙げられる。
またこれらハードウェアやソフトウェアは、メインメモリ上に展開したプログラムをCPUで演算処理したり、メモリやハードディスク上に保持されているデータや、インターフェースを介して入力されたデータなどを加工、蓄積、出力処理したり、あるいは各ハードウェア構成部の制御を行ったりするために利用される。また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
<実施形態1の構成の説明>
<実施形態1の構成の説明:移動店舗型商談支援システム>
以下のような構成を持つコンピュータであり、サーバである。
<実施形態1の構成の説明:自動車:運転席側の座席>
「座席」(図3:0305)は、現場担当者を座らせるための機能を有し、現場担当者が座って、走行又は停車などの自動車の運転操作を行うだけでなく、例えば、自動車に配備された通信機器や音響機器や映像機器などの操作を行うための好適な空間を提供する。
<実施形態1の構成の説明:自動車:現場担当者用端末:商談モニター部>
「商談モニター部」(図3:0309)は、現場担当者が現場担当者用端末を用いて、顧客用AV装置でのオペレータとの映像を介した会話をモニターするための機能を有する。
図4は、実施形態1の移動店舗型商談支援システムの現場担当者用端末を用いて、現場担当者がオペレータと顧客との間の商談をモニターする一例を説明するための図である。この図において、現場担当者用端末(0401)には、オペレータの映像(0402)と顧客の映像(0403)が動画映像で表示されるので、オペレータと顧客の表情や雰囲気の変化を捉えることができる。加えて、オペレータと顧客が見ているところの順次表示される物件説明内容の一部(0404)をモニターできる。なお、現場担当者用端末に表示される項目及びそれらの配置は必要に応じて選択、又は/及び、追加されてもよく、この例に限定されるものではない。
<実施形態1の構成の説明:自動車:現場担当者用端末:自動車側文字チャット部>
「自動車側文字チャット部」(図3:0310)は、オペレータと文字チャットをするための機能を有する。
前述の図4の下段に表示される文字チャット区画(0405)において、現場担当者とオペレータの間で、双方向の文字チャットをすることができる。この図は、移動店舗である自動車内にいる現場担当者がオペレータにアドバイスを文字チャットした例である。
<実施形態1の構成の説明:自動車:現場担当者用端末:商談通信部>
「商談通信部」(図3:0311)は、顧客用AV装置とオペレータ装置とで顧客とオペレータとが映像を介した会話での商談を開始させ、又は終了させるための機能を有する。
前述の図4の最下段に表示される商談開始/終了ボタン(0406)をタッチすることによって、オペレータと顧客の間の商談が始まっていない場合は商談を開始するようにしてもよい。その際に、オペレータと顧客の間の商談を現場担当者がモニターすること及び現場担当者とオペレータの間で文字チャットすることも可能とすることとしてもよい。なお、顧客用AV装置又は/及びオペレータ装置から商談可能の信号を受信した場合は、商談開始/終了ボタンをタッチしなくても商談を開始するようにしてよい。逆に、商談開始/終了ボタンをタッチすることによって、オペレータと顧客の間の商談が終わっているにもかかわらず、通信が継続している場合は商談を終了するようにしてもよい。その際に、オペレータと顧客の間の商談を現場担当者がモニターすること及び現場担当者とオペレータの間で文字チャットすることも終了するようにしてもよい。なお、顧客用AV装置又は/及びオペレータ装置から商談終了の信号を受信した場合は、商談開始/終了ボタンをタッチしなくても商談を終了するようにしてもよい。
<実施形態1の構成の説明:自動車:客席側の座席>
「座席」(図3:0307)は、顧客を座らせるための機能を有し、顧客が座って、顧客用AV装置を介してオペレータと商談会話を行うための好適な空間を提供する。
<実施形態1の構成の説明:自動車:顧客用AV装置:自動車側商談会話部>
「自動車側商談会話部」(図3:0316)は、オペレータ装置を利用するオペレータと映像を介した商談のための会話をするための自動車側商談会話部であって、オペレータと、現場担当者とが行う文字チャットを表示しないように構成されている。
図5は、実施形態1の移動店舗型商談支援システムの顧客用AV装置を用いて、顧客がオペレータと商談会話する一例を説明するための図である。電源ボタン(0507)を押すと電源が入り、オペレータとの商談会話が可能となる。オペレータとの商談会話を終了するときは商談終了処理をするとオペレータとの通信が切れる。この図において、顧客(0501)は顧客用AV装置のモニター(0502)に映る会話相手であるオペレータの映像(0505)及び物件説明内容の一部(0504)を見ながら、スピーカ(0505)とマイク(0506)を介して、オペレータと商談会話する。なお、顧客用AV装置に表示される項目及びそれらの配置は必要に応じて選択、又は/及び、追加されてもよく、この例に限定されるものではない。
<実施形態1の構成の説明:オペレータ装置:発話取得部>
「発話取得部」(図3:0312)は、オペレータの発話を取得するための機能を有し、例えば、マイク、音声をデジタル信号に変換するプログラム、CPUやメインメモリや不揮発性メモリやインターフェース、デジタル信号に変換された音声情報を出力するデジタル信号出力プログラムなどの組み合わせによって実現することができる。
<実施形態1の構成の説明:オペレータ装置:相手方発話出力部>
「相手方発話出力部」(図3:0313)は、相手方である顧客の発話を出力するための機能を有し、例えば、スピーカー、相手方であるオペレータのデジタル音声信号を取得するデジタル音声信号取得プログラム、デジタル音声信号をスピーカーを駆動するアナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換プログラム、CPUやメインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。
また、「発話取得部」と「相手方発話出力部」のユーザインターフェースとして、オペレータ装置には図示しないマイクと図示しないスピーカが接続している。マイクを通じて入力されたオペレータの音声が、移動店舗型商談支援システムのテレビ電話機能を介して、顧客用AV装置のテレビ電話機能に出力される。逆に、顧客用AV装置のテレビ電話機能に入力された顧客の音声が、移動店舗型商談支援システムのテレビ電話機能を介して、オペレータのオペレータ装置のスピーカを通じて出力される。
またさらに、オペレータがオペレータ装置と接続されたマイク付ヘッドフォンを着けていれば、マイク付ヘッドフォンのマイクがオペレータ装置のマイクに代替し、マイク付ヘッドフォンのヘッドフォンがオペレータ装置のスピーカに代替することもできる。
<実施形態1の構成の説明:オペレータ装置:オペレータ装置側商談会話部>
「オペレータ装置側商談会話部」(図3:0314)は、顧客用AV装置と、映像を介した商談のために発話取得部と相手方発話出力部を介して会話をするための機能を有する。映像を介した会話のための情報処理機能を有する。具体的には、オペレータの発話を発話取得部から取得した発話情報をインターネットなどのネットワーク通信で利用されるデータ形式に変換し、自動車の自動車側商談会話部で出力させるように構成され、また自動車の自動車側商談会話部から取得される顧客の発話のデジタル信号をインターネットなどのネットワークを介して取得し、オペレータが視聴できるように相手方発話出力部のスピーカーから音声として出力可能なように情報処理を行う。また音声だけでなくオペレータの映像と顧客の映像とを相互で見ることができるように映像情報通信が行えるように構成してもよい。さらに、自動車の顧客用AV装置の自動車側商談会話部に不動産物件に関する解説のためのテキスト情報や、映像情報をオペレータの操作によってオペレータ装置側商談会話部を介して送信し、出力できるように構成することもできる。オペレータ装置では、顧客用AV装置の自動車側商談会話部に映し出す映像(静止画でも動画でもアニメーション、図面でも可)や、テキストによる文字情報などのコンテンツを保持するコンテンツ保持部があり、オペレータは、コンテンツ保持部から必要なコンテンツを選択して自動車の顧客用AV装置の自動車側商談会話部に出力するように構成することが可能である。さらに、オペレータ装置は、キーボードを備えており、キーボードから入力される文字などを顧客用AV装置の自動車側商談会話部から出力されるように構成することができる。さらにオペレータ装置は、自動車側商談会話部の画面に映し出されたコンテンツ上で表示されるカーソルなどのポインターを操作することができるように構成されていることが好ましい。例えばオペレータが間取図の特定の位置をポインターで示しながらその解説をするなどの利用ができる。逆に顧客用AV装置の自動車側商談会話部からもポインターが操作可能なように構成し、一つのポインター又は二つ以上のポインターの動きをオペレータと顧客とで視覚的に共有できるように構成することが好ましい。これらは、例えば、CPUやメインメモリや不揮発性メモリやインターフェース、各種プログラムなどの組み合わせによって実現することができる。
図6は、実施形態1の移動店舗型商談支援システムのオペレータ装置を用いて、オペレータが顧客と商談会話する一例を説明するための図である。この図において、オペレータ(0601)はオペレータ装置(0602)に映る会話相手である顧客の映像(0603)を見ながら、物件説明内容の一部(0604)を順次表示させる。また、マイク付ヘッドフォン(0606)を介して、顧客用AV装置のモニターを介して同一の画像を見ている顧客に商談会話をする。なお、オペレータ装置に表示される項目及びそれらの配置は必要に応じて選択、又は/及び、追加されてもよく、この例に限定されるものではない。
<実施形態1の構成の説明:オペレータ装置:オペレータ装置側文字チャット部>
「オペレータ装置側文字チャット部」(図3:0315)は、現場担当者と文字チャットをするための機能を有し、例えば、キーボード、オペレータ装置側文字チャットプログラム、CPUやメインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。
前述の図6の下段に表示される文字チャット区画(0405)において、オペレータと現場担当者の間で、双方向の文字チャットをすることができる。この図は、移動店舗である自動車内にいる現場担当者がオペレータにアドバイスを文字チャットした例である。
<実施形態1のハードウェア構成>
実施形態1の移動店舗型商談支援システムは現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置から構成されるので、以下にそれぞれのハードウェア構成について説明する。なお、現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置の間において、必要に応じた情報のやり取りがされるものとする。
<現場担当者用端末のハードウェア構成>
図7は、実施形態1の移動店舗型商談支援システムにおいて、現場担当者用端末のハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態1の移動店舗型商談支援システムの現場担当者用端末において、商談モニター部、自動車側文字チャット部、通話映像保持部、商談通信部は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(0701)と、メインメモリ(0702)と、マウスやキーボードやプリンタやディスプレイや通信ボードやスピーカやマイクやカメラやモニターなどのインターフェース(0703)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(0704)と、を備えている。そしてそれらがシステムバス(0705)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
不揮発性メモリに格納されている各種プログラムは、プログラムの実行命令の取得に応じてメインメモリに展開されCPUによって実行される。
CPUは、商談モニタープログラム(0711)を実行し、オペレータ装置又は/及び顧客用AV装置における映像を使った会話のための情報を、インターフェースを介して取得し、メインメモリのデータ領域に映像を使った会話のための情報(0731)として格納し、ディスプレイに表示する。次いで、不揮発性メモリに映像を使った会話のための情報(0771)として格納する。
CPUは、自動車側文字チャットプログラム(0712)を実行し、現場担当者用端末とオペレータ装置との間でメインメモリのデータ領域のチャットの文字情報(0732)を、インターフェースを介して交換する。次いで、不揮発性メモリにチャットの文字情報(0772)として格納する。
CPUは、商談通信プログラム(0713)を実行し、現場担当者用端末の商談開始/終了ボタンのタッチによりメインメモリのデータ領域に、商談開始前であれば商談開始情報(0733)を、又は商談中であれば商談終了情報(0734)を取得し、インターフェースを介してオペレータ装置及び顧客用AV装置に通信する。次いで、不揮発性メモリに商談開始情報(0773)又は商談終了情報(0774)として格納する。
<顧客用AV装置のハードウェア構成>
図8は、実施形態1の移動店舗型商談支援システムにおいて、顧客用AV装置のハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態1の移動店舗型商談支援システムの顧客用AV装置において、自動車側商談会話部は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(0801)と、メインメモリ(0802)と、マウスやキーボードやプリンタやディスプレイやプリンタや通信ボードやスピーカやマイクやカメラやモニターなどのインターフェース(0803)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(0804)と、を備えている。そしてそれらがシステムバス(0805)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
不揮発性メモリに格納されている各種プログラムは、プログラムの実行命令の取得に応じてメインメモリに展開されCPUによって実行される。
CPUは、自動車側商談会話プログラム(0811)を実行し、オペレータ装置又は/及び顧客用AV装置における映像を使った会話のための情報(後述する関連付けられたオペレータ発話と相手方発話を含む)を、インターフェースを介して取得し、メインメモリのデータ領域に映像を使った会話のための情報(0831)として格納し、ディスプレイに表示し、スピーカに出力する。次いで、不揮発性メモリに映像を使った会話のための情報(0871)として格納する。なお、映像を使った会話のための情報に含まれる情報としては、例えばオペレータ発話や相手方(顧客)発話やオペレータ映像や顧客映像や不動産関連情報や自車位置情報などのオペレータと顧客との商談会話に関する情報である。
<オペレータ装置のハードウェア構成>
図9は、実施形態1の移動店舗型商談支援システムにおいて、オペレータ装置のハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態1の移動店舗型商談支援システムのオペレータ装置において、発話取得部、相手方発話出力部、オペレータ装置側商談会話部、オペレータ装置側文字チャット部は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(0901)と、メインメモリ(0902)と、マウスやキーボードやプリンタやディスプレイや通信ボードやスピーカやマイクやカメラやモニターなどのインターフェース(0903)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(0904)と、を備えている。そしてそれらがシステムバス(0905)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
不揮発性メモリに格納されている各種プログラムは、プログラムの実行命令の取得に応じてメインメモリに展開されCPUによって実行される。
CPUは、発話取得プログラム(0911)を実行し、オペレータの発話を、マイクなどにより取得し、メインメモリのデータ領域にオペレータ発話(0931)として格納する。
CPUは、オペレータ装置側商談会話プログラム(0913)を実行し、オペレータ装置又は/及び顧客用AV装置における映像を介した会話のための情報を、前述のオペレータ発話と、インターフェースを介して取得した相手方発話と、に関連づけて、メインメモリのデータ領域に映像を介した会話のための情報(0933)として格納し、ディスプレイに表示する。次いで、不揮発性メモリに映像を介した会話のための情報(0973)として格納する。
CPUは、相手方発話出力プログラム(0912)を実行し、相手方の発話をメインメモリのデータ領域の相手方発話(0932)として格納し、スピーカに出力する。
CPUは、オペレータ装置側文字チャットプログラム(0914)を実行し、現場担当者用端末とオペレータ装置との間でメインメモリのデータ領域のチャットの文字情報(00934)を、インターフェースを介して交換する。次いで、不揮発性メモリにチャットの文字情報(0974)として格納する。
<実施形態1の処理の流れ>
実施形態1の移動店舗型商談支援システムは現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置から構成されるので以下にそれぞれの処理の流れについて説明する。
図10は、実施形態1の移動店舗型商談支援システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
<実施形態1 現場担当者用端末の処理の流れ>
商談開始確認ステップは、オペレータ装置と顧客用AV装置の間の商談を開始する場合は顧客用AV装置とオペレータ装置との接続処理ステップ(S1002)に行き、開始しない場合は商談開始確認ステップ(S1001)に戻る(S1001)。
顧客用AV装置とオペレータ装置との接続処理ステップは、顧客用AV装置とオペレータ装置と現場担当者用端末との3者間接続を可能とする(S1002)。
商談モニターステップは、顧客用AV装置とオペレータ装置との映像を介した会話をモニターする(S1003)。
オペレータ装置との文字チャット開始要請有無ステップは、オペレータ装置との文字チャット開始要請有りの場合はオペレータ装置との文字チャットステップ(S1006)に行き、無しの場合はオペレータ装置からの文字チャット接続要請有無ステップ(S1005)に行く(S1004)。
オペレータ装置からの文字チャット接続要請有無ステップは、オペレータ装置からの文字チャット接続要請有りの場合はオペレータ装置との文字チャットステップ(S1006)に行き、無しの場合はオペレータ装置との文字チャット開始要請有無ステップ(S1004)に行く(S1005)。
オペレータ装置との文字チャットステップは、現場担当者用端末とオペレータ装置との文字チャットを可能とする(S1006)。
オペレータ装置との文字チャット終了確認ステップは、オペレータ装置との文字チャットを終了する場合はオペレータ装置との文字チャット終了処理ステップ(S1008)に行き、終了しない場合はオペレータ装置との文字チャット終了確認ステップ(S1007)に戻る(S1007)。
オペレータ装置との文字チャット終了処理ステップは、現場担当者用端末とオペレータ装置との文字チャットを終了する(S1008)。
商談終了確認ステップは、オペレータ装置と顧客用AV装置の間の商談を終了する場合は商談終了処理ステップ(S1010)に行き、終了しない場合は商談モニターステップ(S1003)に戻る(S1009)。なお、このフローチャートでは、商談を終了させるかを確認するステップは、文字チャット終了処理ステップの後に配置しているが、必ずしも文字チャットの終了が商談の終了の前に配置される必要はなく、商談の終了は文字チャットの開始や終了と無関係に配置するように構成することができる。
商談終了処理ステップは、顧客用AV装置とオペレータ装置との商談を終了し、顧客用AV装置とオペレータ装置と現場担当者用端末との接続を終了する(S1010)。
終了確認ステップは、終了する場合は終了し、終了しない場合は商談開始確認ステップ(S1001)に行く(S1011)
<実施形態1 顧客用AV装置の処理の流れ>
オペレータ装置との接続確認ステップは、顧客用AV装置がオペレータ装置と接続されている場合は商談可能とするステップ(S1013)に行き、接続されていない場合はオペレータ装置との接続確認ステップ(S1012)に戻る(S1012)。
商談可能とするステップは、顧客用AV装置とオペレータ装置と現場担当者用端末との3者間を接続し、商談を可能とする(S1013)。なお、顧客用AV装置は商談中においては顧客の音声を取得し、またオペレータの音声を出力するように構成されている。さらに、オペレータの映像や、オペレータが選択した各種コンテンツをインターネットなどを介して取得し、表示することができるように構成されている。これらは少なくとも商談中には、いつでも可能なように構成される。
顧客用AV装置からの商談終了確認ステップは、商談を終了する場合は商談終了処理ステップ(S1015)に行き、終了しない場合は顧客用AV装置からの商談終了確認ステップ(S1014)に戻る(S1014)。
商談終了処理ステップは、顧客用AV装置とオペレータ装置との商談を終了し、顧客用AV装置とオペレータ装置と現場担当者用端末との3者間接続を終了する(S1015)。
終了確認ステップは、終了する場合は終了し、終了しない場合はオペレータ装置との接続確認ステップ(S1012)に行く(S1016)。
<実施形態1 オペレータ装置の処理の流れ>
顧客用AV装置との接続確認ステップは、オペレータ装置が顧客用AV装置と接続されている場合は商談可能とするステップ(S1018)に行き、接続されていない場合はオペレータ装置との接続確認ステップ(S1017)に戻る(S1017)。
商談可能とするステップは、オペレータ装置と顧客用AV装置と現場担当者用端末との3者間を接続し、商談を可能とする(S1018)。
発話取得ステップは、オペレータの発話を取得する(S1019)。
相手方発話出力ステップは、相手方の発話を出力する(S1020)。
現場担当者用端末との文字チャット開始要請有無ステップは、現場担当者用端末との文字チャット開始要請有りの場合は現場担当者用端末との文字チャットステップ(S1023)に行き、無しの場合は現場担当者用端末からの文字チャット接続要請有無ステップ(S1022)に行く(S1021)。
現場担当者用端末からの文字チャット接続要請有無ステップは、現場担当者用端末からの文字チャット接続要請有りの場合は現場担当者用端末との文字チャットステップ(S1023)に行き、無しの場合は現場担当者用端末との文字チャット開始要請有無ステップ(S1021)に行く(S1022)。
現場担当者用端末との文字チャットステップは、オペレータ装置と現場担当者用端末との文字チャットを可能とする(S1023)。
現場担当者用端末との文字チャット終了確認ステップは、現場担当者用端末との文字チャットを終了する場合は現場担当者用端末との文字チャット終了処理ステップ(S1025)に行き、終了しない場合はオペレータ装置との文字チャット終了確認ステップ(S1024)に戻る(S1024)。なお、このフローチャートでは、商談を終了させるかを確認するステップは、文字チャット終了処理ステップの後に配置しているが、必ずしも文字チャットの終了が商談の終了の前に配置される必要はなく、商談の終了は文字チャットの開始や終了と無関係に配置するように構成することができる。
現場担当者用端末との文字チャット終了処理ステップは、オペレータ装置と現場担当者用端末との文字チャットを終了する(S1025)。
オペレータ装置からの商談終了確認ステップは、商談を終了する場合は商談終了処理ステップ(S1027)に行き、終了しない場合はオペレータ装置からの商談終了確認ステップ(S1026)に戻る(S1026)。
商談終了処理ステップは、オペレータ装置と顧客用AV装置との商談を終了し、オペレータ装置と顧客用AV装置とオペレータ装置と現場担当者用端末との3者間接続を終了する(S1027)。
終了確認ステップは、終了する場合は終了し、終了しない場合は現場担当者用端末との接続確認ステップ(S1017)に行く(S1028)
<実施形態1の効果の簡単な説明>
以上のような構成をとる本願発明によって、顧客の指定する場所まで自動車で出迎えに行き、顧客を客席に座らせたまま、顧客とオペレータ(営業マン)とが双方向での映像と音声によって具体的な商談を行う。また、運転席にいる現場担当者とオペレータは文字チャットによる情報交換(顧客には見せないまま)ができる。
<実施形態2>
<実施形態2の概要>
実施形態2は、上記実施形態1を基本として、オペレータ装置のディスプレイ上のマップに自動車識別情報で識別される自動車の位置を表示することを可能とする移動店舗型商談支援システムである。
図11は、実施形態2の自車位置情報の例である。自車位置情報(1101)は、自動車自身を識別する自動車識別情報(1102)と自車の位置を示す情報である位置情報(1103)から構成されている。位置情報は本来的に緯度情報と経度情報の組合せによって特定される情報であるが、この例図では判り易い住所表示に代替している。
自車位置情報は、一定時間ごとに順次オペレータ装置に出力されるように構成されてもよいし、情報内容に変更が生じた場合にのみ断続的に出力されるように構成されてもよい。
図12は、オペレータ装置(1201)のディスプレイ(1202)に、自動車の位置を〇印で表示しているマップの例であり、それぞれの自動車識別情報も併記している。この例図では、4台の自動車の位置を表示している。
<実施形態2の構成>
図13は、実施形態2の移動店舗型商談支援システムにおける機能ブロック図の一例を表す図である。この図に例示するように、実施形態2の移動店舗型商談支援システム(1300)は、自動車(1301)とオペレータ装置(1302)によって構成されている。
自動車は、運転席側(1303)と客席側(1304)とを有し、運転席側には、現場担当者の座席(1305)と、現場担当者用端末(1306)があり、客席側には、顧客の座席(1307)と、顧客用AV装置(1308)があり、現場担当者用端末は、商談モニター部(1309)と、自動車側文字チャット部(1310)と、商談通信部(1311)と、を有し、顧客用AV装置は、自動車側商談会話部(1316)を有する。さらに、自動車は、自動車識別情報保持部(1317)と、位置情報取得部(1318)と、自動車位置情報出力部(1319)と、を有する。
オペレータ装置は、発話取得部(1312)と、相手方発話出力部(1313)と、オペレータ装置側商談会話部(1314)と、オペレータ装置側文字チャット部(1315)と、を有するとともに、自車位置情報取得部(1320)と、自動車位置情報表示部(1321)と、をさらに有している。
自動車において、運転席側と客席側と、運転席側の現場担当者の座席と現場担当者用端末と、客席側の顧客の座席と顧客用AV装置と、現場担当者用端末の商談モニター部と自動車側文字チャット部と商談通信部と、に関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態2の自動車の特徴点である自動車識別情報保持部と位置情報取得部と自動車位置情報出力部について、以下説明する。
オペレータ装置において、発話取得部と相手方発話出力部とオペレータ装置側商談会話部とオペレータ装置側文字チャット部と、に関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態2のオペレータ装置の特徴点である自車位置情報取得部と自動車位置表示部について、以下説明する。
<実施形態2の構成の説明:自動車:自動車識別情報保持部>
「自動車識別情報保持部」(図13:1317)は、自動車において、自動車識別情報を保持するように構成されている。ここで「自動車識別情報」は、少なくとも本件発明の移動店舗型商談支援システム内において自動車をユニークに識別するための情報であり、自動車に固有の情報である。
ただし、後述する自動車識別情報保持部に固定的に保持されているものでなくともよい。例えば不動産の営業に自動車を利用する場合には、その営業においてユニークに識別できればよく、ある日の自動車Aの識別情報が0123で次の日の自動車Aの識別情報が5678であっても構わない。また「自動車」を識別できればその由来は各種であってよく、例えばその自動車を運転して現場に向かう現場担当者の識別情報を流用するものであってもよい。現場担当者の識別情報として代表的なものは社員番号や、その現場担当者が利用する固定端末や携帯端末の識別情報である。この端末は、実施形態1で説明した現場担当者用端末であってもよい。従って、この現場担当者用端末に与えられた識別情報が自動車識別情報として流用されるように構成してもよい。自動車識別情報が現場担当者の社員番号である場合には、自動車識別情報取得部を設けて、情報カードである社員証を何らかの読取装置に近づけたり、接触させるなどして自動車出動時に読み取らせるように構成することもできる。
<実施形態2の構成の説明:自動車:位置情報取得部>
「位置情報取得部」(図13:1318)は、自車の位置を示す情報である位置情報を取得するように構成されている。
自車の位置を示す情報である位置情報は、緯度情報と経度情報の組合せによって特定される情報であり、GPS受信装置などによって、取得できる。また、準天頂衛星みちびきや、道路に埋め込まれたビーコンなどによって測位するシステムを採用することもできる。
<実施形態2の構成の説明:自動車:自車位置情報出力部>
「自車位置情報出力部」(図13:1319)は、取得した位置情報と自動車識別情報とを関連付けた情報である自車位置情報を出力するように構成されている。自車位置情報出力部は、定期的に自車位置情報を出力するように構成することもできる。定期的とは、1分おき、2分おき、3分おき、等である。あまり連続的に自車位置情報を出力するように構成すると電力消費が大きくなり好ましくないからである。またオペレータ装置での自動車位置の監視もその監視の性質上それほど連続的に監視する必要がないからである。この出力は携帯電話網を利用して出力することができるがこれに限定されるものでなく、wifiが利用可能であればこれを利用して出力してもよいし、その他の通信手段が利用できる場合にはそれを利用するように構成することもできる。なお、通信の種類として複数種類の通信を利用可能に構成して、利用可能な通信種別の中で最も低コストの通信種別を自動的に選択するような通信種別自動選択部を有するように構成することもできる。
<実施形態2の構成の説明:オペレータ装置:自車位置情報取得部>
「自車位置情報取得部」(図13:1320)は、自動車の自車位置情報出力部から出力された自車位置情報を取得するように構成されており、ネットワークを介して自車位置情報を取得するように構成される。
一又は二以上の自動車から出力された複数の自車位置情報は、自動車識別情報に関連づけて並行的にかつ経時的に取得することができる。
<実施形態2の構成の説明:オペレータ装置:自動車位置表示部>
「自動車位置表示部」(図13:1321)は、取得した自車位置情報に基づいて、ディスプレイ上のマップに自動車識別情報と関連付けて、その自動車識別情報で識別される自動車の位置を表示するように構成されている。なお自動車識別情報と関連付けられていれば足りるので、必ずしも自動車識別情報そのものが表示される必要はない。例えば自動車識別情報が社員番号である場合には、ディスプレイ上の表示は社員氏名、社員姓や、その社員のニックネーム等であってもよい。この場合、社員番号に関連付けてその社員の属性情報が保持される社員情報保持部がオペレータ装置に備えられていることが好ましい。社員属性情報とは、「氏名」「姓」「ニックネーム」「社員の携帯電話番号」「社員の住所」「社員の得意な営業種目(例えば不動産の種類:一軒家、アパート、マンション、田舎の離れ一軒家、土地、畑など)」「社員のこれまでの営業実績」「社員の顔写真」「社員の似顔絵」「社員のアバター」などである。オペレータ装置は、その自動車識別情報と関連付けられた表示をクリックすることでこれら関連付けられている社員属性情報をディスプレイ上に表示することができるように構成されていると好ましい。オペレータが直ちに適切な営業指示を出すことの手助けとなるからである。
自動車位置情報表示部は、例えば、ディスプレイや、マッププログラムや、CPUやメインメモリや不揮発性メモリやインターフェースなどの組み合わせによって実現することができる。
一又は二以上の自動車から出力された複数の自車位置情報は、自動車識別情報に関連づけて並行的にかつ経時的に取得され、オペレータ装置のディスプレイ上のマップに表示する。これにより、オペレータは自分の管理する自動車の位置をマップ上で把握でき、顧客からの要請に応じてその指定地に、好適な自動車を配車するよう指示できる。なお、このマップには営業対象となる不動産がマッピングされていることが好ましい。そして、その表示はその不動産識別情報と関連付けられており、不動産識別情報は、その不動産の各種情報と関連付けられていることが好ましい。オペレータは、その不動産又はその不動産識別情報をマップ上でクリックすることによってその不動産の各種情報をディスプレイ上に表示することができるように構成されることが好ましい。つまり、不動産識別情報はその不動産識別情報で識別される不動産の各種情報と関連付けて不動産情報保持部に保持されるように構成されることが好ましい。不動産の各種情報とは、「所有者」「管理者」「所有者連絡先」「管理者連作先」「不動産査定結果情報」「所有者の属性情報」「不動産の金融情報(残債の有無、残債額など)」「不動産の転売履歴」「不動産所在地住所」「不動産登記簿情報」「不動産の写真、不動産の動画」「ある場合には不動産の間取り」「ある場合には敷地の情報」などである。
さらに、オペレータが複数いる場合には、複数のオペレータが所管する自動車の全てがすべてのオペレータ装置にてディスプレイに表示されるように構成してもよい。その場合には、自身が所管する自動車と、他のオペレータが所管する自動車とが識別可能に表示されることが好ましい。そのために「自動車識別情報保持部」にて保持される自動車識別情報はオペレータの識別情報であるオペレータ識別情報と関連付けられて保持されていることが好ましい。さらには、オペレータ装置もオペレータ識別情報と関連付けられて稼働するように構成することが好ましい。
<実施形態2のハードウェア構成>
実施形態2の移動店舗型商談支援システムは、自動車と現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置から構成される。現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置の発話取得部と相手方発話出力部とオペレータ装置側商談会話部とオペレータ装置側文字チャット部とに関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態2の特徴点である自動車とオペレータ装置の自車位置情報取得部と自動車位置表示部について、それぞれのハードウェア構成について説明する。なお、自動車と現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置の間において、必要に応じた情報のやり取りがされるものとする。
<自動車のハードウェア構成>
図14は、実施形態2の移動店舗型商談支援システムにおいて、自動車のハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態2の移動店舗型商談支援システムにおいて、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態2の移動店舗型商談支援システムにおいて、自動車の自動車識別情報保持部と位置情報取得部と自車位置情報出力部は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(1401)と、メインメモリ(1402)と、マウスやキーボードやプリンタやディスプレイや通信ボードやスピーカやマイクやカメラやモニターなどのインターフェース(1403)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(1404)と、を備えている。そしてそれらがシステムバス(1405)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
不揮発性メモリに格納されている各種プログラムは、プログラムの実行命令の取得に応じてメインメモリに展開されCPUによって実行される。
CPUは、自動車識別情報保持プログラム(1411)を実行し、不揮発性メモリに格納されている自動車識別情報(1471)を、メインメモリのデータ領域にある自動車識別情報(1431)に読み出し、保持する。
CPUは、位置情報取得プログラム(1412)を実行し、インターフェースのGPS受信機を介して受信された位置情報を取得して、メインメモリのデータ領域に位置情報(1432)として格納する。次いで、不揮発性メモリに位置情報(1472)として格納する。
CPUは、自車位置情報出力プログラム(1413)を実行し、メインメモリのデータ領域に格納されている自動車識別情報(1431)と位置情報(1432)を関連付けてメインメモリのデータ領域の自車位置情報(1433)として格納するとともに、オペレータ装置に出力する。次いで、不揮発性メモリに自車位置情報(1473)として格納する。
その他、自動車には、社員証などの情報カードから社員番号などを読み取る情報カード読み取りインターフェイスと、情報カード読み取りプログラム、wifi通信インターフェイス、wifi通信プログラム、通信種別切替装置、通信種別自動選択プログラム、などが備えられていてもよい。
<オペレータ装置のハードウェア構成>
図15は、実施形態2の移動店舗型商談支援システムにおいて、オペレータ装置のハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態2の移動店舗型商談支援システムにおいて、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態2の移動店舗型商談支援システムにおいて、オペレータ装置の自車位置情報取得部と自動車位置表示部は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(1501)と、メインメモリ(1502)と、マウスやキーボードやプリンタやディスプレイや通信ボードやスピーカやマイクやカメラやモニターなどのインターフェース(1503)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(1504)と、を備えている。そしてそれらがシステムバス(1505)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
不揮発性メモリに格納されている各種プログラムは、プログラムの実行命令の取得に応じてメインメモリに展開されCPUによって実行される。
CPUは、自車位置情報取得プログラム(1515)を実行し、自動車から出力された自車位置情報を取得して、メインメモリのデータ領域に自車位置情報(1535)として格納する。次いで、不揮発性メモリに自車位置情報(1575)として格納する。
CPUは、自動車位置表示プログラム(1516)を実行し、メインメモリのデータ領域に格納されている自車位置情報(1535)をオペレータ装置のディスプレイ上のマップに自動車識別情報と関連付けて、その自動車識別情報で識別される自動車の位置を表示する。
その他、オペレータ装置には、自動車識別情報が社員番号である場合に、ディスプレイ上の表示は社員氏名、社員姓や、その社員のニックネーム等を表示する自動車関連情報表示プログラムや、社員番号に関連付けてその社員の属性情報を保持する社員情報保持プログラム、がオペレータ装置の不揮発性メモリに保持され、いつでもメインメモリに読みだされて展開されCPUによって利用可能となるように構成されていることが好ましい。また、社員属性情報のデータとして不揮発性メモリやその他のメモリに、「氏名」「姓」「ニックネーム」「社員の携帯電話番号」「社員の住所」「社員の得意な営業種目(例えば不動産の種類:一軒家、アパート、マンション、田舎の離れ一軒家、土地、畑など)」「社員のこれまでの営業実績」「社員の顔写真」「社員の似顔絵」「社員のアバター」などのデータが保持されていることが好ましい。オペレータ装置は、その自動車識別情報と関連付けられた表示をクリックすることでこれら関連付けられている社員属性情報をディスプレイ上に表示することができるように社員属性情報表示プログラムを不揮発性メモリに保持し、メインメモリに展開してCPUで処理可能に構成されていることが好ましい。オペレータが直ちに適切な営業指示を出すための営業指示出力プログラムがさらに同様に保持され利用可能とされていることが好ましい。
さらに、オペレータは自分の管理する自動車の位置をマップ上で把握でき、顧客からの要請に応じてその指定地に、好適な自動車を配車するよう指示できるための配車指示プログラムが同様に保持されていることが好ましい。さらに、このマップには営業対象となる不動産をマッピングするためのマッピングプログラム、各種不動産識別情報をディスプレイ上に表示するための各種不動産情報表示プログラム、その不動産の各種情報としての次のようなデータ、「所有者」「管理者」「所有者連絡先」「管理者連作先」「不動産査定結果情報」「所有者の属性情報」「不動産の金融情報(残債の有無、残債額など)」「不動産の転売履歴」「不動産所在地住所」「不動産登記簿情報」「不動産の写真、不動産の動画」「ある場合には不動産の間取り」「ある場合には敷地の情報」などのデータが同様に保持されていることが好ましい。
<実施形態2の処理の流れ>
実施形態2の移動店舗型商談支援システムは自動車と現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置から構成される。現場担当者用端末と顧客用AV装置の処理の流れに関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。自動車と、自動車と関連するオペレータ装置の一部の処理は説明を省略しない。
図16は、実施形態2の移動店舗型商談支援システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
<自動車の処理の流れ>
自動車識別情報保持ステップは、自身を識別する自動車識別情報を読み出す(S1601)。
位置情報取得ステップは、GPS受信機を介して受信された位置情報を取得する(S1602)。
自車位置情報出力ステップは、自動車識別情報と位置情報を関連付けられた自車位置情報をオペレータ装置に出力する(S1603)。
終了確認ステップは、終了する場合は終了し、終了しない場合は自動車識別情報保持ステップ(S1601)に行く(S1604)。
<オペレータ装置の処理の流れ>
自車位置情報取得ステップは、自動車から出力された自車位置情報をオペレータ装置に取得する(S1605)。
自動車位置表示ステップは、オペレータ装置のディスプレイ上のマップに自動車の位置を自動車識別情報と関連づけて表示する(S1606)。
終了確認ステップは、終了する場合は終了し、終了しない場合は自車位置情報取得ステップ(S1605)に行く(S1607)。
<実施形態2の効果の簡単な説明>
以上のような構成をとる本発明によって、オペレータ装置のディスプレイ上のマップに自動車識別情報で識別される自動車の位置を表示することができる。
<実施形態3>
<実施形態3の概要>
実施形態3は、上記実施形態2を基本として、オペレータ装置は、そのオペレータ装置で商談中の顧客が乗車している自動車を前記マップ内で識別可能に強調表示する移動店舗型商談支援システムである。図17は、オペレータ装置(1701)のディスプレイ(1702)に、自動車の位置を〇印又は◎印で表示しているのマップの例であり、それぞれの自動車識別情報も併記している。この例図では、4台の自動車の位置を表示している。◎印は、商談中の自動車であることを強調表示するもので、この例図では、自動車識別情報001の自動車が商談中である。
<実施形態3の構成>
図18は、実施形態3の移動店舗型商談支援システムにおける機能ブロック図の一例を表す図である。この図に例示するように、実施形態3の移動店舗型商談支援システム(1800)は、自動車(1801)とオペレータ装置(1802)によって構成されている。
自動車は、運転席側(1803)と、客席側(1804)と、自動車識別情報保持部(1817)と、位置情報取得部(1818)と、自動車位置情報出力部(1819)と、を有し、運転席側には、現場担当者の座席(1805)と、現場担当者用端末(1806)があり、客席側には、顧客の座席(1807)と、顧客用AV装置(1808)があり、現場担当者用端末は、商談モニター部(1809)と、自動車側文字チャット部(1810)と、商談通信部(1811)と、を有し、顧客用AV装置は、自動車側商談会話部(1816)を有する。
オペレータ装置は、発話取得部(1812)と、相手方発話出力部(1813)と、オペレータ装置側商談会話部(1814)と、オペレータ装置側文字チャット部(1815)と、自車位置情報取得部(1820)と、自動車位置情報表示部(1821)と、を有するとともに、商談中自動車識別部(1822)と、をさらに有している。
自動車において、運転席側と客席側と自動車識別情報保持部と位置情報取得部と自動車位置情報出力部と、運転席側の現場担当者の座席と現場担当者用端末と、客席側の顧客の座席と、顧客用AV装置と、現場担当者用端末の商談モニター部と自動車側文字チャット部と商談通信部と、に関しては、上記実施形態2にて既に原則として記載済みであるのでその説明は省略する。ただし、顧客用AV装置に関しては若干の説明を付加する。
オペレータ装置において、発話取得部と相手方発話出力部とオペレータ装置側商談会話部とオペレータ装置側文字チャット部と自車位置情報取得部と自動車位置表示部と、に関しては、上記実施形態2にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態3の特徴点である商談中自動車識別部について、以下説明する。
<実施形態3の構成の説明:オペレータ装置:商談中自動車識別部>
「商談中自動車識別部」(図18:1822)は、商談中の顧客が乗車している自動車をオペレータ装置のディスプレイ上のマップ内で識別可能に表示するように構成されている。商談中自動車識別部は、オペレータ装置のオペレータ装置側商談会話部が商談状態であるか、すなわちオペレータの発話を顧客用AV装置に出力しているか、又は、顧客用AV装置から相手方発話を取得しているか、を判断する。オペレータの発話を顧客用AV装置に出力しており、又は、顧客用AV装置から相手方発話を取得している場合には、商談中であると判断できる。さらに、相手方発話が、自動車の自動車識別情報保持部に保持されている自動車識別情報と関連付けられて取得されるように商談通信部に自動車識別情報付商談通信手段を設けることによって、その相手方発話がどの自動車の顧客用AV装置から発出されたものであるか判別することができる。
また、オペレータ装置が複数台ある場合、すなわちオペレータが同時に複数のオペレータ装置で商談をしている場合には、この自動車識別情報と関連付けられて取得される相手方発話を複数のオペレータ装置で共有することにより、複数のオペレータ装置の全てで、自社の自動車の所在位置と、商談中であるか商談中でないかを識別することができる。このような構成を採用することによって複数のオペレータが複数の現場担当者ないしは現場担当者が乗車中の自動車を効率的に利用することが可能となる。
さらに、商談を複数のステップに分けて、商談がどのステップに位置しているかを表示することが可能なように構成することもできる。例えば、オープニング、プレゼンテーション、ヒアリング、クロージングなどのステップに分けることができる。これらのステップはオペレータが判断してオペレータ装置から入力することもできるし、人工知能などを利用して、会話の内容からどのステップにあるかを判断するように構成することもできる。この商談のステータスを知ることによって、次の商談をどのタイミングで始められるかなどのスケジュールを立てることが可能となる。このスケジュールは目安としてオペレータが参照する者であってもよいし、スケジュールを自動的に組み立てるスケジューラにステータスを渡してスケジュールを立てるように構成することもできる。このスケジュールに従って、例えば、次の商談の開始時刻を顧客に告げたり、自動車の適切な配車や、現場担当者の休憩タイミングの取得などの労働環境の適切化などを図ることができる。
また、商談が終わっても顧客を乗車させた状態で不動産の現場に内見に向かっていたり、内見中であったり、あるいは内見を終了して顧客を自宅等へ送る途中であったりするので、その自動車の顧客との関係でのステータスを取得する自動車ステータス取得部を自動車に設けるとともに、取得したステータスをオペレータ装置に自動車識別情報と関連付けて送信するように構成することが好ましい。この自動車におけるステータスの取得は現場担当者用端末のインターフェイスから取得するように構成することができる。例えば、自動車が目的の不動産の現場に到着し、顧客と現場担当者とが降車して内見に向かう際には、内見中というインターフェイス上にあるボタンを押下し、ステータスを内見中ステータスとし、その情報を自動車識別情報と関連付けてオペレータ装置に送信するように構成することが好ましい。
オペレータ装置ではこのようにして自動車から送信されるステータス情報を場合により複数のオペレータ装置で共有し、ディスプレイ上に自動車識別情報とともに表示することによって複数のオペレータ間で現場担当者のステータスを容易に把握可能となり、より効率的な営業活動をすることができる。
複数のオペレータ装置のディスプレイ上にステータス情報とともに表示される自動車のアイコンに対して、複数のオペレータが同時に商談に参加することが可能に構成されていてもよい。また同時に商談に参加する前に、他のオペレータと顧客との商談をその商談に参加していないオペレータがモニターするように構成することもできる。
オペレータの商談の熟練度にも程度の差があるために、熟練度の高いオペレータは、相対的に熟練度が低いオペレータの商談を補助することができるからである。また熟練度の高いオペレータは、商談に参加することはせずに、複数の部下のオペレータの商談を監視して、その商談の動画を記録するとともに、動画のシーンに関連付けて商談をより成功させるためのアドバイスなどをテキストで関連付けて入力し動画とともに記録するように構成することもできる。後日、実際に商談を行っていたオペレータはその動画と上長のテキストアドバイスとを見ながら自身の商談テクニックの向上のための学習をすることができる。
さらに、熟練のオペレータが他のオペレータの商談をモニター中に、その商談中のオペレータにのみ視聴可能な映像をそのオペレータのディスプレイに表示させる参照映像表示部をオペレータ装置が備えていたり、その商談中のオペレータのみが聞こえるようにアドバイスを出力するアドバイス出力部を備えていてもよい。
これらは、例えば、CPUやメインメモリや不揮発性メモリやインターフェース、ディスプレイ、スピーカー、ヘッドフォン、イヤホン、マイクなどの組み合わせによって実現することができる。
商談中の顧客が乗車している自動車をオペレータ装置のディスプレイ上のマップ内で識別可能に表示するために、例えば、当該自動車をマップ上で点滅させるなどの強調表示をすることにしてもよい。
<実施形態3のハードウェア構成>
実施形態3の移動店舗型商談支援システムは、自動車と現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置から構成される。自動車と現場担当者用端末と顧客用AV装置に関しては、上記実施形態2にて既に原則として記載済みであるのでその説明は省略する。ただし、顧客用AV装置に関しては若干の説明を付加する。実施形態3の特徴点であるオペレータ装置の商談中自動車識別部について、そのハードウェア構成について説明する。なお、自動車と現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置の間において、必要に応じた情報のやり取りがされるものとする。
<実施形態3:顧客用AV装置 ハードウェア構成>
図39は、実施形態3の移動店舗型商談支援システムにおいて、顧客用AV装置のハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態3の移動店舗型商談支援システムにおいて、そのハードウェア構成について説明する。実施形態3の移動店舗型商談支援システムにおいて、顧客用AV装置の自動車側商談会話部は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(3901)と、メインメモリ(3902)と、マウスやキーボードやプリンタやディスプレイや通信ボードやスピーカやマイクやカメラやモニターなどのインターフェース(3903)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(3904)と、を備えている。そしてそれらがシステムバス(3905)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
不揮発性メモリに格納されている各種プログラムは、プログラムの実行命令の取得に応じてメインメモリに展開されCPUによって実行される。
CPUは、自動車側商談会話プログラム(3911)を実行し、オペレータ装置又は/及び顧客用AV装置における映像を使った会話のための情報を、インターフェースを介して取得し、メインメモリのデータ領域に映像を使った会話のための情報(3931)として格納し、ディスプレイに表示し、スピーカに出力する。なお、映像を使った会話のための情報に含まれる情報としては、例えばオペレータ発話や相手方(顧客)発話やオペレータ映像や顧客映像や不動産関連情報や自車位置情報などのオペレータと顧客との商談会話に関する情報である。また自動車識別情報保持部に保持されている自動車識別情報を取得し、メインメモリのデータ領域に自動車識別情報(3932)として格納する。この自動車識別情報と相手方(顧客)発話とを関連付けて、相手方(顧客)発話及びこれと関連付けられた自動車識別情報(3933)としてメインメモリのデータ領域に格納するとともに、オペレータ装置に出力する。
<オペレータ装置のハードウェア構成>
図20は、実施形態3の移動店舗型商談支援システムにおいて、オペレータ装置のハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態3の移動店舗型商談支援システムにおいて、そのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態3の移動店舗型商談支援システムのオペレータ装置は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(2001)と、メインメモリ(2002)と、マウスやキーボードやプリンタやディスプレイや通信ボードやスピーカやマイクやカメラやモニターなどのインターフェース(2003)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(2004)と、を備えている。そしてそれらがシステムバス(2005)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。なお、オペレータ装置の発話取得部と相手方発話出力部とオペレータ装置側商談会話部とオペレータ装置側文字チャット部と自車位置情報取得部と自動車位置表示部は上記実施形態2にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。
不揮発性メモリに格納されている各種プログラムは、プログラムの実行命令の取得に応じてメインメモリに展開されCPUによって実行される。
CPUは、商談中自動車識別プログラム(2017)を実行し、メインメモリのデータ領域に格納されている相手方(顧客)発話及びこれと関連付けられた自動車識別情報(2036)を商談中である自動車識別情報として取得し、オペレータ装置のディスプレイ上のマップにおいて、自動車識別情報と自動車の位置に商談中であることの識別のための強調表示をする。
<実施形態3の処理の流れ>
実施形態3の移動店舗型商談支援システムは自動車と現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置から構成される。自動車と現場担当者用端末と顧客用AV装置の処理の流れに関しては、上記実施形態2にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。オペレータ装置の処理の内で、商談中自動車識別部に関連する部分について説明する。
図21は、実施形態3の移動店舗型商談支援システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
<オペレータ装置の処理の流れ>
自車位置情報取得ステップは、自動車から出力された自車位置情報をオペレータ装置に取得する(S2101)。
自動車位置表示ステップは、オペレータ装置のディスプレイ上のマップに自動車の位置を自動車識別情報と関連づけて表示する(S2102)。
商談中確認ステップは、商談中の自動車識別情報であるか否かを確認し、商談中である場合は商談中自動車識別可能表示ステップ(S2104)に行き、商談中でない場合は自車位置情報取得ステップ(S2101)に行く(S2103)。
商談中自動車識別可能表示ステップは、オペレータ装置のディスプレイ上のマップに表示された自動車の位置の内、商談中の自動車を識別可能なように表示する(S2104)。
終了確認ステップは、終了する場合は終了し、終了しない場合は自車位置情報取得ステップ(S2101)に行く(S2105)。
<実施形態3の効果の簡単な説明>
以上のような構成をとる本発明によって、オペレータ装置のディスプレイ上のマップにおける自動車の内で、商談中の自動車を強調表示によって識別可能に表示できる。
<実施形態4>
<実施形態4の概要>
実施形態4は、上記実施形態1から実施形態3を基本として、不動産物件に関する契約を目的として、オペレータ装置から商談中の顧客が乗車している自動車に対して、電子契約情報を出力し、顧客の同意が得られれば、その同意情報を含めた顧客別同意情報として成約とするITを介した不動産取引のための移動店舗型商談支援システムである。
図22は、実施形態4の移動店舗型商談支援システムにおける顧客別同意情報の一例を説明するための図である。この図において、顧客別同意情報(2201)は、顧客識別情報(2202)と電子契約情報(2203)とが関連づけられて構成されている。顧客が提示された電子契約情報を十分に吟味した上で、同意する意思を伝えた場合は、顧客識別情報と電子契約情報と関連づけて同意情報(2204)を取得して、顧客別同意情報とする。顧客の同意が得られない場合は、その商談は不成立として、次の商談に移行してもよいし、商談打ち切りとしてもよい。
<実施形態4の構成>
図23は、実施形態4の移動店舗型商談支援システムにおける機能ブロック図の一例を表す図である。この図に例示するように、実施形態4の移動店舗型商談支援システム(2300)は、自動車(2301)とオペレータ装置(2302)によって構成されている。
自動車は、運転席側(2303)と客席側(2304)とを有し、運転席側には、現場担当者の座席(2305)と、現場担当者用端末(2306)があり、客席側には、顧客の座席(2307)と、顧客用AV装置(2308)があり、現場担当者用端末は、商談モニター部(2309)と、自動車側文字チャット部(2310)と、商談通信部(2311)と、を有し、顧客用AV装置は、自動車側商談会話部(2316)を有する。さらに、自動車は、顧客識別情報取得部(2317)と、電子契約情報取得部(2318)と、電子契約情報提示部(2319)と、顧客別同意情報取得部(2320)と、同意情報出力部(2321)と、を有する。
オペレータ装置は、発話取得部(2312)と、相手方発話出力部(2313)と、オペレータ装置側商談会話部(2314)と、オペレータ装置側文字チャット部(2315)と、を有するとともに、電子契約情報出力部(2322)と、同意情報取得部(2323)と、顧客別同意情報保持部(2324)と、をさらに有している。
自動車において、運転席側と客席側と、運転席側の現場担当者の座席と現場担当者用端末と、客席側の顧客の座席と顧客用AV装置と、現場担当者用端末の商談モニター部と自動車側文字チャット部と商談通信部と、に関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態4の自動車の特徴点である顧客識別情報取得部と電子契約情報取得部と電子契約情報提示部と顧客別同意情報取得部と同意情報出力部について、以下説明する。
オペレータ装置において、発話取得部と相手方発話出力部とオペレータ装置側商談会話部とオペレータ装置側文字チャット部と、に関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態4のオペレータ装置の特徴点である電子契約情報出力部と同意情報取得部と顧客別同意情報保持部について、以下説明する。
<実施形態4の構成の説明:自動車:顧客識別情報取得部>
「顧客識別情報取得部」(図23:2317)は、顧客を識別する情報である顧客識別情報を取得する機能を有する。
顧客識別情報と顧客を識別するための情報であり、一の顧客識別情報は、一の顧客を特定する。また、一の顧客は一の顧客識別情報のみを有することが好ましいが、接客のたびに顧客識別情報を割り当ててもよく、二以上の顧客識別情報を有することも考えられる。顧客識別情報は、その顧客識別情報で識別される顧客の各種情報と関連付けて顧客識別情報取得部に取得されるように構成されることが好ましい。例えば、顧客の各種情報とは、「氏名」「現住所」「性別」「家族構成」「年齢」「勤務先」「固定電話番号」「携帯電話番号」「メールアドレス」などのデータが取得されることが好ましい。なお、これらの取得項目は例示に過ぎず、必要に応じて選択、又は/及び追加されてもよく、この例に限定されるものではない。これらの情報は、自動車のインターフェースであるキーボードやディスプレイ上のボタンメニューのクリックやチェックボックスのチェックなどの入力によって取得される。
<実施形態4の構成の説明:自動車:電子契約情報取得部>
「電子契約情報取得部」(図23:2318)は、顧客とかわす電子契約情報を取得するように構成されている。
自動車は、オペレータ装置から出力される電子契約情報を取得する。電子契約情報は、契約を交わす両者を特定するために必要な属性情報を含んでいる。顧客に関する必要な属性情報は、前述の顧客識別情報取得部にて取得された情報と関連付けて取得される情報である。この顧客の属性情報は、顧客識別情報の取得時に顧客に入力させるようにしてもよい。顧客の属性情報とは、「氏名」「年齢」「住所」「電話番号」「メールアドレス」「勤務先」「勤務先所属」「家族構成」「最寄り駅」「最寄りバス停」などである。一方の会社側:A社に関する必要な属性情報としては、例えば「会社名」「会社所在地」「社長氏名」「個人情報取扱規程」などがある。また、商談物件の情報として、例えば「売買物件又は賃貸物件の区分」「不動産の種類(一軒家、マンション、土地)」「物件住所」「建築年数」「間取り」「近隣の環境情報」「最寄駅やバス停」など及び顧客の支払に関する情報として、例えば「引渡時期」「価格」「一括払又は銀行ローン」銀行ローンならば「銀行口座情報」「返済期間」などであり、契約に必要な情報の内で顧客の同意を示す情報を除いたものである。なお、これらの取得項目は例示に過ぎず、必要に応じて選択、又は/及び追加されてもよく、この例に限定されるものではない。
<実施形態4の構成の説明:自動車:電子契約情報提示部>
「電子契約情報提示部」(図23:2319)は、取得した電子契約情報を顧客に提示するように構成されている。
電子契約情報取得部にて取得された電子契約情報は、自動車に備えられたインターフェースである顧客用AV装置とは異なるディスプレイやプリンタなどによって顧客に提示されることでもよいし、顧客用AV装置によって顧客に提示されてもよい。また、電子契約情報は、一であってもよいし、商談の進展によっては二以上であってもよい。
<実施形態4の構成の説明:自動車:顧客別同意情報取得部>
「顧客別同意情報取得部」(図23:2320)は、提示された電子契約情報に同意する旨の顧客からの情報である同意情報をその顧客を識別する顧客識別情報と関連付けた情報である顧客別同意情報を取得するように構成されている。
顧客の同意情報は、プリンタで紙に出力されたものであれば、顧客の印鑑を押印して、押印済みの契約書をPDFなどの電子データとすることでもよいし、顧客本人の意思を確認するためのサインを自動車に備えられたインターフェースであるタッチペンで取得することにしてもよいし、自動車に備えられたインターフェースである顧客用AV装置とは異なるディスプレイ又は顧客用AV装置による画像入力によって指紋又は/及び虹彩を取得してもよいし、音声入力によって声紋を取得してもよい。これらの同意情報の取得方法は例示に過ぎず、必要に応じて選択、併用又は/及び追加されてもよく、この例に限定されるものではない。入力される同意情報は、PDFなどの電子データに電子署名及びタイムスタンプが要件となる。
また、例えば電子署名サービスとして、DocuSign(登録商標)を使って文書に署名することも考えられる。DocuSignを使用する場合は、文書をアップロードしてから署名、テキスト、日付フィールドをドラッグする。その後、[送信]をクリックすると、文書にアクセスできるリンクが受信者に送信される。文書の受信者は依頼者から電子メールで送られてくるリンクをクリックし、ネットワークにつながったデバイス(スマホ、タブレット、PCなど)で文書を開き、付箋機能が示すガイドに従えば、簡単に署名が完了する。最後に[終了]をクリックすると、署名した文書はクラウド上に保存される。
<実施形態4の構成の説明:自動車:顧客別同意情報出力部>
「顧客別同意情報出力部」(図23:2321)は、取得した顧客別同意情報を出力するするように構成されている。
顧客別同意情報はインターフェースを介してオペレータ装置に出力されるが、同意情報の取得方法によって、押印済みの契約書をPDFなどの電子データの送付でもよいし、静止画像データ又は/及び音声データであってもよいし、電子メールで送られてくるリンクのクリックでアクセスできるNET上のデータであってもよい。商談によっては、出力される顧客別同意情報は一に限らず、二以上の顧客別同意情報が出力されてもよい。
<実施形態4の構成の説明:オペレータ装置:電子契約情報出力部>
「電子契約情報出力部」(図23:2322)は、そのオペレータ装置と商談中の顧客が乗車している自動車に対して、電子契約情報を出力するように構成されている。
出力される電子契約情報は、契約を交わす両者を特定するために必要な属性情報と商談物件の情報と顧客の支払に関する情報などの契約に必要な情報の内で顧客の同意を示す情報を除いたものである。なお、電子契約情報は不動産取引のための契約情報のみでなく、各種の契約情報が含まれうる。例えば、内覧をするに際して守るべき事項に関する契約、不動産の情報を顧客に開示する際して秘密事項として第三者に開示することを禁じる契約に関するもの、さらに、不動産の内覧のために移動している自動車で事故が起こった場合の補償に関する契約、内覧にて説明すべき重要事項に関する契約などの一以上が含まれうる。
契約書はオペレータ装置に類別されて保持されているのが原則で、いわゆる約款である場合が一般的であるが、その顧客の個別の事情に応じて個別の契約書がオペレータ装置内において生成されるように構成することもできる。この場合にはひな形と、そのひな形の空欄に埋めるべき入力手段を設けておき、オペレータと顧客との商談の中でオペレータが空欄への入力をしたり、場合によっては顧客に空欄への入力を促して入力させるように構成してもよい。なお約款を利用する場合には多くはその約款を利用して取得する契約書で個別に記入すべき事項は、当事者を特定するための情報である。これらは、会社Aと顧客の属性情報からそれぞれを特定するために必要な情報を選択して契約書を生成するように構成する。主に、住所、居所と氏名又は名称である。
上記の情報は、オペレータ装置のインターフェースであるキーボードやディスプレイ上のボタンメニューのクリックやチェックボックスのチェックなどの入力によって取得される。また、オペレータは、顧客との商談会話において、顧客の希望の物件情報を聴取していき、それらの希望物件情報を取得する。これらの希望物件情報をもとにして、その希望物件になるべく近い条件のA社が取り扱っている一又は二以上の商談物件の提示がされることになる。この希望物件情報は顧客識別情報と関連づけられて保持することで、たとえ今回の商談が成立とならなくても、別の機会の商談に活用することができる。
<実施形態4の構成の説明:オペレータ装置:同意情報取得部>
「同意情報取得部」(図23:2323)は、出力した電子契約情報に対する顧客別同意情報を取得するように構成されている。
顧客の同意情報を含めた顧客別同意情報は、自動車からの同意情報の出力が押印済みの契約書をPDFなどの電子データの送付であれば、電子メールなどで取得する。静止画像データであれば、オペレータ装置のディスプレイにて取得する。自動車からの同意情報の出力が音声データであれば、オペレータ装置のイヤフォンにて取得する。自動車からの同意情報の出力が電子メールで送られてくるリンクのクリックでアクセスできるNET上のデータであれば、オペレータ装置で受信する電子メールのリンクのクリックでNET上のデータをダウンロードする。これらの同意情報の取得方法は例示に過ぎず、必要に応じて選択、併用又は/及び追加されてもよく、この例に限定されるものではない。商談によっては、出力される顧客別同意情報は一に限らず、二以上の顧客別同意情報が出力されてもよい。
<実施形態4の構成の説明:オペレータ装置:顧客別同意情報保持部>
「顧客別同意情報保持部」(図23:2324)は、取得した顧客別同意情報を保持するように構成されている。
一の顧客識別情報に関連付けて、一又は二以上の顧客別同意情報を顧客別同意情報保持部に記録する。
<実施形態4のハードウェア構成>
実施形態4の移動店舗型商談支援システムは、自動車と現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置から構成される。現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置の発話取得部と相手方発話出力部とオペレータ装置側商談会話部とオペレータ装置側文字チャット部とに関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態4の特徴点である自動車とオペレータ装置の電子契約情報出力部と同意情報取得部と顧客別同意情報保持部について、それぞれのハードウェア構成について説明する。なお、現場担当者用端末と顧客用AV装置の自動車と現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置の間において、必要に応じた情報のやり取りがされるものとする。
<自動車のハードウェア構成>
図24は、実施形態4の移動店舗型商談支援システムにおいて、自動車のハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態4の移動店舗型商談支援システムにおいて、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態4の移動店舗型商談支援システムにおいて、自動車の顧客識別情報取得部と電子契約情報取得部と電子契約情報提示部と顧客別同意情報取得部と同意情報出力部は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(2401)と、メインメモリ(2402)と、マウスやキーボードやプリンタやディスプレイや通信ボードやスピーカやマイクやカメラやモニターなどのインターフェース(2403)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(2404)と、を備えている。そしてそれらがシステムバス(2405)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
不揮発性メモリに格納されている各種プログラムは、プログラムの実行命令の取得に応じてメインメモリに展開されCPUによって実行される。
CPUは、顧客識別情報取得プログラム(2411)を実行し、顧客識別情報を、インターフェースを介して取得し、メインメモリのデータ領域にある顧客識別情報(2431)に格納し、次いで、不揮発性メモリに顧客識別情報(2471)として格納する。
CPUは、電子契約情報取得プログラム(2412)を実行し、オペレータ装置からインターフェースを介して出力された電子契約情報を取得して、メインメモリのデータ領域に電子契約情報(2432)として格納する。次いで、不揮発性メモリに電子契約情報(2472)として格納する。
CPUは、電子契約情報提示プログラム(2413)を実行し、メインメモリのデータ領域に格納されている電子契約情報(2432)を自動車に備えられたインターフェースであるディスプレイやプリンタなどに出力する。
CPUは、顧客別同意情報取得プログラム(2414)を実行し、提示した電子契約情報に顧客が同意する旨の情報を自動車に備えられたインターフェースを介して取得し、メインメモリのデータ領域に顧客別同意情報(2433)として格納する。次いで、不揮発性メモリに顧客別同意情報(2473)として格納する。
CPUは、同意情報出力プログラム(2415)を実行し、メインメモリのデータ領域格納した顧客別同意情報(2433)を、インターフェースを介してオペレータ装置に出力する。
<オペレータ装置のハードウェア構成>
図25は、実施形態4の移動店舗型商談支援システムにおいて、オペレータ装置のハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態4の移動店舗型商談支援システムにおいて、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態4の移動店舗型商談支援システムにおいて、オペレータ装置の電子契約情報出力部と同意情報取得部と顧客別同意情報保持部は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(2501)と、メインメモリ(2502)と、マウスやキーボードやプリンタやディスプレイや通信ボードやスピーカやマイクやカメラやモニターなどのインターフェース(2503)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(2504)と、を備えている。そしてそれらがシステムバス(2505)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
不揮発性メモリに格納されている各種プログラムは、プログラムの実行命令の取得に応じてメインメモリに展開されCPUによって実行される。
CPUは、電子契約情報出力プログラム(2515)を実行し、メインメモリのデータ領域に格納されている電子契約情報(2535)を、インターフェースを介して通信中の自動車に出力する。次いで、不揮発性メモリに電子契約情報(2575)として格納する。
CPUは、同意情報取得プログラム(2516)を実行し、インターフェースを介して自動車から出力された顧客別同意情報をディスプレイなどに表示するとともに、顧客別同意情報(2536)としてメインメモリのデータ領域に格納する。
CPUは、顧客別同意情報保持プログラム(2517)を実行し、メインメモリのデータ領域に格納されている顧客別同意情報(2536)を、顧客識別情報に関連づけて不揮発性メモリに顧客別同意情報(2576)として格納する。
<実施形態4の処理の流れ>
実施形態4の移動店舗型商談支援システムは自動車と現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置から構成される。現場担当者用端末と顧客用AV装置の処理の流れに関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。自動車と、自動車と関連するオペレータ装置の一部の処理は説明を省略しない。
図26は、実施形態4の移動店舗型商談支援システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
<自動車の処理の流れ>
顧客識別情報取得ステップは、顧客を識別する顧客識別情報を取得する(S2601)。
電子契約情報取得ステップは、インターフェースを介してオペレータ装置から出力された電子契約情報を取得する(S2602)。
電子契約情報提示ステップは、電子契約情報をディスプレイやプリンタなどに出力する(S2603)。
顧客別同意情報取得ステップは、電子契約情報に顧客が同意する旨の情報を、インターフェースを介して取得する(S2604)。
同意情報出力ステップは、顧客別同意情報を、インターフェースを介してオペレータ装置に出力する(S2605)。
終了確認ステップは、終了する場合は終了し、終了しない場合は顧客識別情報保持ステップ(S2601)に行く(S2606)。
<オペレータ装置の処理の流れ>
電子契約情報出力ステップは、通信中の自動車に電子契約情報を出力する(S2607)。
同意情報取得ステップは、出力した電子契約情報に対する顧客別同意情報を取得する(S2608)。
顧客別同意情報保持ステップは、顧客別同意情報を顧客識別情報に関連づけて保持する(S2609)。
終了確認ステップは、終了する場合は終了し、終了しない場合は電子契約情報出力ステップ(S2607)に行く(S2610)。
<実施形態4の効果の簡単な説明>
以上のような構成をとる本発明によって、自動車とオペレータ装置のインターフェースの通信を介して、電子契約情報と顧客別同意情報を取得することができる。
<実施形態5>
<実施形態5の概要>
実施形態5は、上記実施形態1から実施形態4を基本して、オペレータ装置から現場担当者用端末に次の顧客の乗車予定位置を指示するための移動店舗型商談支援システムである。
<実施形態5の構成>
図29は、実施形態5の移動店舗型商談支援システムにおける機能ブロック図の一例を表す図である。この図に例示するように、実施形態5の移動店舗型商談支援システム(2900)は、自動車(2901)とオペレータ装置(2902)によって構成されている。
自動車は、運転席側(2903)と、客席側(2904)と、を有し、運転席側には、現場担当者の座席(2905)と、現場担当者用端末(2906)があり、客席側には、顧客の座席(2907)と、顧客用AV装置(2908)があり、現場担当者用端末は、商談モニター部(2909)と、自動車側文字チャット部(2910)と、商談通信部(2911)と、を有するとともに、配車先位置情報取得部(2917)と、配車先位置情報表示部(2918)と、をさらに有している。顧客用AV装置は、自動車側商談会話部(2916)を有する。
オペレータ装置は、発話取得部(2912)と、相手方発話出力部(2913)と、オペレータ装置側商談会話部(2914)と、オペレータ装置側文字チャット部(2915)と、を有するとともに、配車先位置情報取得部(2919)と、配車先位置情報出力部(2920)と、をさらに有している。
自動車において、これら自動車の運転席側と客席側と、運転席側の現場担当者の座席と現場担当者用端末と、客席側の顧客の座席と顧客用AV装置と、現場担当者用端末の商談モニター部と自動車側文字チャット部と商談通信部と、に関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態5の自動車の特徴点である現場担当者用端末の配車先位置情報取得部と配車先位置情報出力部について、以下説明する。
オペレータ装置において、発話取得部と相手方発話出力部とオペレータ装置側商談会話部とオペレータ装置側文字チャット部と、に関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態5のオペレータ装置の特徴点である配車先位置情報取得部と配車先位置情報出力部について、以下説明する。
<実施形態5の構成の説明:自動車:現場担当者用端末:配車先位置情報取得部>
「配車先位置情報取得部」(図29:2917)は、オペレータ装置から出力された配車先位置情報を取得するように構成されている。
図27は、実施形態5の配車先位置情報の例である。配車先位置情報(2701)は、自動車自身を識別する自動車識別情報(2702)と配車先の位置情報(2703)から構成されている。配車先の位置情報は住所表示であってよいし、緯度情報と経度情報の組合せによって特定される情報であってもよい。この例図では判り易い住所表示に代替している。
<実施形態5の構成の説明:自動車:現場担当者用端末:配車先位置情報表示部>
「配車先位置情報表示部」(図29:2918)は、取得した配車先位置情報を現場担当者用端末のディスプレイなどに表示するように構成されている。
図28は、現場担当者用端末のディスプレイ上のマップに配車先位置(2803)を表示する例である。自車位置情報(2804)が保持されている場合は、この例図のように自動車の進行方向又は進行ルートなどの表示も可能となり、好ましい。
<実施形態5の構成の説明:オペレータ装置:配車先位置情報取得部>
「配車先位置情報取得部)」(図29:2919)は、次の顧客の乗車予定位置である配車先の位置情報を示す情報である配車先位置情報を取得するように構成されている。
顧客からの商談希望の連絡から、希望する指定地及び時間をキーボードやタッチパネルなどのインターフェースを介して配車先を取得する。それら一又は二以上の配車先はスケジュール管理されることが好ましい。
<実施形態5の構成の説明:オペレータ装置:配車先位置情報出力部>
「配車先位置情報出力部」(図29:2920)は、取得した配車先位置情報を現場担当者用端末に出力するように構成されている。
配車先位置情報を一又は二以上の現場担当者用端末に出力する際は、それら自動車のそれぞれの現在位置が確認できることが好ましく、例えば、商談中でないことは勿論であるが、配車先位置に近いとかの基準によって、好適な現場担当者用端末を選択できるものとする。
<実施形態5のハードウェア構成>
実施形態5の移動店舗型商談支援システムは、現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置から構成される。現場担当者用端末の商談モニター部と自動車側文字チャット部と商談通信部と、顧客用AV装置と、オペレータ装置の発話取得部と相手方発話出力部とオペレータ装置側商談会話部とオペレータ装置側文字チャット部とに関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態5の特徴点である現場担当者用端末の配車先位置情報取得部と配車先位置情報表示部とオペレータ装置の配車先位置情報取得部と配車先位置情報出力部について、それぞれのハードウェア構成について説明する。なお、自動車と現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置の間において、必要に応じた情報のやり取りがされるものとする。
<現場担当者用端末のハードウェア構成>
図30は、実施形態5の移動店舗型商談支援システムにおいて、現場担当者用端末のハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態5の移動店舗型商談支援システムにおいて、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態5の移動店舗型商談支援システムにおいて、現場担当者用端末の配車先位置情報取得部と配車先位置情報表示部は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(3001)と、メインメモリ(3002)と、マウスやキーボードやプリンタやディスプレイや通信ボードやスピーカやマイクやカメラやモニターなどのインターフェース(3003)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(3004)と、を備えている。そしてそれらがシステムバス(3005)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
不揮発性メモリに格納されている各種プログラムは、プログラムの実行命令の取得に応じてメインメモリに展開されCPUによって実行される。
CPUは、配車先位置情報取得プログラム(3014)を実行し、インターフェースを介してオペレータ装置から出力された配車先位置情報を取得して、メインメモリのデータ領域に配車先位置情報(3035)として格納する。次いで、不揮発性メモリに配車先位置情報(3075)として格納する。
CPUは、配車先位置情報表示プログラム(3015)を実行し、メインメモリのデータ領域に格納されている配車先位置情報(3035)を読み出し、現場担当者用端末のディスプレイ上のマップに配車先位置を表示する。
<オペレータ装置のハードウェア構成>
図31は、実施形態5の移動店舗型商談支援システムにおいて、オペレータ装置のハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態5の移動店舗型商談支援システムにおいて、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態5の移動店舗型商談支援システムにおいて、オペレータ装置の配車先位置情報取得部と配車先位置情報出力部は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(3101)と、メインメモリ(3102)と、マウスやキーボードやプリンタやディスプレイや通信ボードやスピーカやマイクやカメラやモニターなどのインターフェース(3103)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(3104)と、を備えている。そしてそれらがシステムバス(3105)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
不揮発性メモリに格納されている各種プログラムは、プログラムの実行命令の取得に応じてメインメモリに展開されCPUによって実行される。
CPUは、配車先位置情報取得プログラム(3115)を実行し、キーボードなどのインターフェースを介して配車先位置情報を取得して、メインメモリのデータ領域に配車先位置情報(3135)として格納する。次いで、不揮発性メモリに配車先位置情報(3175)として格納する。
CPUは、配車先位置情報出力プログラム(3116)を実行し、メインメモリのデータ領域に格納されている配車先位置情報(3135)を読み出し、現場担当者用端末に配車先位置情報を出力する。
<実施形態5の処理の流れ>
実施形態5の移動店舗型商談支援システムは自動車と現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置から構成される。自動車と顧客用AV装置の処理の流れに関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。現場担当者用端末とオペレータ装置における配車先位置情報に関する一連の処理は説明を省略しない。
図32は、実施形態5の移動店舗型商談支援システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
<現場担当者用端末の処理の流れ>
配車先位置情報取得ステップは、インターフェースを介してオペレータ装置から出力された配車先位置情報を取得する(S3201)。
配車先位置情報表示ステップは、配車先位置情報を現場担当者用端末のディスプレイなどに表示する(S3202)。
終了確認ステップは、終了する場合は終了し、終了しない場合は配車先位置情報取得ステップ(S3201)に行く(S3203)。
<オペレータ装置の処理の流れ>
配車先位置情報取得ステップは、キーボードなどのインターフェースを介して配車先位置情報を取得(S3204)。
配車先位置情報出力ステップは、現場担当者用端末に配車先位置情報を出力する(S3205)。
終了確認ステップは、終了する場合は終了し、終了しない場合は配車先位置情報取得ステップ(S3204)に行く(S3206)。
<実施形態5の効果の簡単な説明>
以上のような構成をとる本発明によって、オペレータ装置から現場担当者用端末に次の顧客の乗車予定位置を指示することができる。
<実施形態6>
<実施形態6の概要>
実施形態6は、上記実施形態1から実施形態5を基本して、顧客を内見に移行させるための移動店舗型商談支援システムである。
<実施形態6の構成>
図35は、実施形態6の移動店舗型商談支援システムにおける機能ブロック図の一例を表す図である。この図に例示するように、実施形態6の移動店舗型商談支援システム(3500)は、自動車(3501)とオペレータ装置(3502)によって構成されている。
自動車は、運転席側(3503)と客席側(3504)と会話装置(3519)と内見移行情報取得部(3517)と内見移行情報出力部(3518)と、を有し、運転席側には、現場担当者の座席(3505)と、現場担当者用端末(3506)があり、客席側には、顧客の座席(3507)と、顧客用AV装置(3508)があり、現場担当者用端末は、商談モニター部(3509)と、自動車側文字チャット部(3510)と、商談通信部(3511)と、を有し、顧客用AV装置は、自動車側商談会話部(3516)を有する。
オペレータ装置は、発話取得部(3512)と、相手方発話出力部(3513)と、オペレータ装置側商談会話部(3514)と、オペレータ装置側文字チャット部(3515)と、を有するとともに、内見移行情報取得部(3520)と、会話相手切換部(3521)と、をさらに有している。
自動車において、運転席側と客席側と、運転席側の現場担当者の座席と現場担当者用端末と、客席側の顧客の座席と顧客用AV装置と、現場担当者用端末の商談モニター部と自動車側文字チャット部と商談通信部と、に関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態6の自動車の特徴点である会話装置と内見移行情報取得部と内見移行情報出力部について、以下説明する。
オペレータ装置において、発話取得部と相手方発話出力部とオペレータ装置側商談会話部とオペレータ装置側文字チャット部と、に関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態6のオペレータ装置の特徴点である内見移行情報取得部と会話相手切換部について、以下説明する。
<実施形態6の構成の説明:自動車:会話装置>
「会話装置」(図35:3519)は、現場担当者が運転席側に後記する切換があった場合にオペレータ装置の発話取得部からの発話に応じて会話する機能を有し、例えば、マイクとスピーカと通信ボードなどインターフェースの組み合わせによって実現することができる。
不動産物件の内見に移行して内見先に向かう移動中は、オペレータ装置からの切り替えによって、オペレータ装置と顧客用AV装置との通信は切れ、現場担当者とオペレータとの会話を行うためのオペレータ装置と会話装置との通信に切り替わる。
<実施形態6の構成の説明:自動車:内見移行情報取得部>
「内見移行情報取得部」(図35:3517)は、顧客を乗車させた状態で内見に移行する旨の情報である内見移行情報を顧客の意思に基づいて取得するように構成されている。
図33は、実施形態6の内見移行情報の例である。キーボードやタッチパネルなどのインターフェースを介して取得される内見移行情報(3301)は、自動車自身を識別する自動車識別情報(3302)と内見先の位置情報(3303)から構成されている。
図34は、自動車のディスプレイ上のマップに内見先位置(3403)を●印で表示する例である。自車位置情報(3404)が保持されている場合は、この例図のように自動車の進行方向又は進行ルートなどの表示も可能となり、好ましい。
<実施形態6の構成の説明:自動車:内見移行情報出力部>
「内見移行情報出力部」(図35:3518)は、内見移行情報が取得された場合に内見移行情報をオペレータ装置に出力するように構成されている。
顧客によっては一回の商談で二以上の不動産物件の内見を希望することもあり、その場合、内見移行情報は二以上発生する。
<実施形態6の構成の説明:オペレータ装置:内見移行情報取得部>
「内見移行情報取得部」(図35:3520)は、自動車からの内見移行情報を取得するように構成されている。
<実施形態6の構成の説明:オペレータ装置:会話相手切換部>
「会話相手切換部」(図35:3521)は、内見移行情報が取得された場合に、発話取得部と、相手方発話出力部と、の通信を自動車側商談会話部から自動車の会話装置に切り替えするように構成されている。
内見移行情報が取得された場合に、自動車側商談会話部を介さないで、発話取得部と、相手方発話出力部と、の通信を、自動車の会話装置と行うように切り替える。これにより、自動車を離れて不動産物件の内見中も商談会話を継続できる。
<実施形態6のハードウェア構成>
実施形態6の移動店舗型商談支援システムは、自動車と会話装置と現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置から構成される。現場担当者用端末、顧客用AV装置と、オペレータ装置の発話取得部と相手方発話出力部とオペレータ装置側商談会話部とオペレータ装置側文字チャット部とに関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。実施形態6の特徴点である自動車の内見移行情報取得部と内見移行情報出力部と会話装置とオペレータ装置の内見移行情報取得部と会話相手切換部について、それぞれのハードウェア構成について説明する。なお、自動車と現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置の間において、必要に応じた情報のやり取りがされるものとする。
<自動車のハードウェア構成>
図36は、実施形態6の移動店舗型商談支援システムにおいて、自動車のハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態6の移動店舗型商談支援システムにおいて、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態6の移動店舗型商談支援システムにおいて、自動車の内見移行情報取得部と内見移行情報出力部は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(3601)と、メインメモリ(3602)と、マウスやキーボードやプリンタやディスプレイや通信ボードやスピーカやマイクやカメラやモニターなどのインターフェース(3603)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(3604)と、を備えている。そしてそれらがシステムバス(3605)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
不揮発性メモリに格納されている各種プログラムは、プログラムの実行命令の取得に応じてメインメモリに展開されCPUによって実行される。
CPUは、内見移行情報取得プログラム(3611)を実行し、キーボードやタッチパネルなどのインターフェースを介して内見移行情報を取得して、メインメモリのデータ領域に内見移行情報(3631)として格納する。次いで、不揮発性メモリに配車先位置情報(3671)として格納する。
CPUは、内見移行情報出力プログラム(3612)を実行し、メインメモリのデータ領域に格納されている内見移行情報(3631)を読み出し、インターフェースを介してオペレータ装置に出力する。
<会話装置のハードウェア構成>
図40は、実施形態6の移動店舗型商談支援システムにおいて、会話装置のハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態6の移動店舗型商談支援システムにおいて、会話装置のハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態6の移動店舗型商談支援システムにおいて、会話装置は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(4001)と、メインメモリ(4002)と、マウスやキーボードやプリンタやディスプレイや通信ボードやスピーカやマイクやカメラやモニターなどのインターフェース(4003)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(4004)と、を備えている。そしてそれらがシステムバス(4005)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
不揮発性メモリに格納されている会話プログラムは、プログラムの実行命令の取得に応じてメインメモリに展開されCPUによって実行される。
CPUは、会話プログラム(4011)を実行し、マイクとスピーカと通信ボードなどのインターフェースを介して、オペレータ装置側商談会話との会話を行い、オペレータ発話を受信するとともに、メインメモリのデータ領域にオペレータ発話(4031)として格納する。また、現場担当者発話をオペレータ装置に送信するとともに、メインメモリのデータ領域に現場担当者発話(4032)として格納する。
<オペレータ装置のハードウェア構成>
図37は、実施形態6の移動店舗型商談支援システムにおいて、オペレータ装置のハードウェア構成図の一例を表す図である。この図を利用して実施形態6の移動店舗型商談支援システムにおいて、それぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。実施形態6の移動店舗型商談支援システムにおいて、オペレータ装置の内見移行情報取得部と会話相手切換部は、以下のようなハードウェアとプログラムで構成される。この図にあるように、CPU(中央演算装置)(3701)と、メインメモリ(3702)と、マウスやキーボードやプリンタやディスプレイや通信ボードやスピーカやマイクやカメラやモニターなどのインターフェース(3703)と、ハードディスクなどの不揮発性メモリ(3704)と、を備えている。そしてそれらがシステムバス(3705)などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
不揮発性メモリに格納されている各種プログラムは、プログラムの実行命令の取得に応じてメインメモリに展開されCPUによって実行される。
CPUは、内見移行情報取得プログラム(3715)を実行し、自動車からインターフェースを介して取得した内見移行情報を、メインメモリのデータ領域に内見移行情報(3735)として格納する。次いで、不揮発性メモリに内見移行情報(3775)として格納する。
CPUは、会話相手切換プログラム(3716)を実行し、発話取得部と、相手方発話出力部と、の通信を自動車側商談会話部から自動車の会話装置に切り替える。
<実施形態6の処理の流れ>
実施形態6の移動店舗型商談支援システムは自動車と現場担当者用端末と顧客用AV装置とオペレータ装置から構成される。自動車と顧客用AV装置の処理の流れに関しては、上記実施形態1にて既に記載済みであるのでその説明は省略する。自動車と自動車と関連するオペレータ装置の一部の処理は説明を省略しない。
図38は、実施形態6の移動店舗型商談支援システムにおける処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。
<自動車の処理の流れ>
内見移行情報取得ステップは、キーボードなどのインターフェースを介して内見移行情報を取得する(S3801)。
内見移行情報出力ステップは、内見移行情報を、インターフェースを介してオペレータ装置に出力する(S3802)。
終了確認ステップは、終了する場合は終了し、終了しない場合は内見移行情報取得ステップ(S3801)に行く(S3803)。
<オペレータ装置の処理の流れ>
内見移行情報取得ステップは、自動車からインターフェースを介して内見移行情報を取得する(S3804)。
会話相手切換ステップは、会話相手を自動車側商談会話部から自動車の会話装置に切り替える(S3805)。
終了確認ステップは、終了する場合は終了し、終了しない場合は配車先位置情報取得ステップ(S3804)に行く(S3806)。
<実施形態6の効果の簡単な説明>
以上のような構成をとる本発明によって、内見に移行したときに現場担当者とオペレータとの会話ができる。
<実施形態7>
<実施形態7の概要>
実施形態7は、上記実施形態1から実施形態6を基本として、顧客用AV装置は、自動車の運転席を含む1列目と、客席の2列目との間に配置される。
<実施形態7の構成>
実施形態7は、顧客用AV装置は、運転席を含む1列目と客席である2列目との間に配置するように構成されている。
<実施形態7の効果>
これにより、顧客にとり顧客用AV装置は正面の見やすい配置となるとともに。自動車の運転席にある現場担当者用端末の文字チャット操作の目隠しにもなる。