JP2021088911A - 透水性舗装部材用の嵌合部材 - Google Patents

透水性舗装部材用の嵌合部材 Download PDF

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直之 村上
Naoyuki Murakami
直之 村上
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【課題】透水性舗装部材の損傷を防止する。【解決手段】表層と基盤の間に設置され、前記表層を透過した液体を一時的に貯留しかつ排水することが可能な透水性舗装部材同士の隙間に嵌合される透水性舗装部材用の嵌合部材であって、少なくとも、前記隙間に配置される略平板状の本体部を備える。【選択図】図11

Description

本発明は、雨水等を排水する透水性舗装部材用の嵌合部材に関するものである。
従来より、豪雨時において発生する多量の雨水を貯留するために、公園や駐車場、或いは、道路等の地面下に設けられる雨水貯留施設が知られている(例えば、特許文献1)。
住宅地や道路等に降った雨水は地中に殆ど浸透することなく側溝や排水溝を通じて河川等に排出されるが、集中豪雨のような短時間で多量の降雨が発生すると、道路上に氾濫して交通マヒを引き起こすことになる。このため、公園や駐車場、或いは、道路等の地面下に雨水貯留施設を設けておき、多量の降雨が発生した際には、側溝や排水溝を通じて雨水をこの雨水貯留施設に一旦、貯留しておくことが行われている。
特開2014−240593号公報 国際公開第2018/159128号
しかしながら、上述の雨水貯留施設においては、所定の深度まで地面を掘り下げて設置スペースを確保する必要があるため、比較的地下水位が深い場所が設置対象エリアとなる。このため、地下水位が浅い場所に上述の雨水貯留施設を設置して道路や駐車場などの冠水を抑制することは困難であった。
この問題に対処するため、発明者らは、地下水位が浅い場所においても、的確に雨水を排水し冠水を抑制することができる透水性舗装部材を開発した(例えば、特許文献2の図2、3等参照)。
ところで、かかる透水性舗装部材を路盤上に敷き詰めた場合、さらに透水性舗装部材上に表層を施工する必要がある。表層としては、アスファルトの他、人工芝、コンクリート、インターロッキング、緑化舗装部材、ウッドチップ舗装、木塊舗装、砕石舗装、瓦舗装、樹脂系舗装、レンガ舗装などが敷設される。
ここで、表層を敷設する際に、敷き詰められた透水性舗装部材の上にフォークリフトなどの車両を走行させ、タイヤの切り替えしが行われた場合、旋回する車両の荷重を受けて透水性舗装部材が浮き上がり、透水性舗装部材の脚部が捩れて損傷するという問題があった。
本発明の目的は、雨水の透水機能や貯留機能を維持したまま透水性舗装部材の損傷を防止する透水性舗装部材用の嵌合部材を提供することである。
本発明の透水性舗装部材用の嵌合部材は、
表層と基盤の間に設置され、前記表層を透過した液体を一時的に貯留しかつ排水することが可能な透水性舗装部材同士の隙間に嵌合される透水性舗装部材用の嵌合部材であって、
少なくとも、前記隙間に配置される略平板状の本体部を備えることを特徴とする。
このように、隣接する透水性舗装部材同士の隙間に嵌合部材を嵌合することにより、透水性舗装部材上で車両の切り替えし等が行われた場合においても、雨水の透水機能や貯留機能を維持したまま透水性舗装部材が浮き上がることを防止でき、透水性舗装部材の損傷を防止することができる。
本発明の透水性舗装部材用の嵌合部材は、
前記本体部が、2枚の透水性舗装部材同士の隙間に嵌合されることを特徴とする。
たとえば、本体部が1枚の板材から成る場合は、嵌合部材は2枚の透水性舗装部材同士の隙間に嵌合される。
本発明の透水性舗装部材用の嵌合部材は、
前記本体部には、それぞれ外縁部から中央にスリット状に切り込まれた切欠きを有する第1本体部と第2本体部とが含まれ、
前記第1本体部と前記第2本体部を互いの前記切欠きに挿入させて平面十字状に形成されていることを特徴とする。
これにより、透水性舗装部材上で車両の切り替えしなどが行われた場合においても、透水性舗装部材のコーナー部分が浮き上がることを防止できる。よって、雨水の透水機能や貯留機能を維持したまま透水性舗装部材が損傷することを防止することができる。
本発明の透水性舗装部材用の嵌合部材は、
前記本体部は、4枚の透水性舗装部材の中央に生じる十字状の隙間に嵌合されることを特徴とする。
すなわち、平面十字状に形成された嵌合部材は、4枚の透水性舗装部材の中央に生じる十字状の隙間に嵌合するのに好適である。これにより、雨水の透水機能や貯留機能を維持したまま4枚の透水性舗装部材に嵌合できる。
本発明の透水性舗装部材用の嵌合部材は、
前記本体部には、前記液体の通路が形成されていることを特徴とする。
これにより、本体部が透水性舗装部材に貯留された雨水の水平方向の流れを阻害することなく、雨水透過性を維持することができる。
本発明の透水性舗装部材用の嵌合部材は、
前記本体部の上縁部には、透水口が形成された平板部がさらに備えられることを特徴とする。
このように、平板部を設けることにより、透水性舗装部材同士の隙間に嵌合部材を嵌合した際に、車両のタイヤなどの応力から本体部を保護することができる。また、平板部に透水口を形成することにより、雨水を透過させる機能を維持することができる。
本発明の透水性舗装部材用の嵌合部材は、
第1ピースを複数連接させて成る中央部と、第2ピースを複数連接させて成る枠部とによって構成される略平板状の透水性舗装部材に用いられる嵌合部材であって、
前記第1ピースは、
複数の第1開口部を有する第1表面部と
側方に形成された第1通路部を挟んだ位置に設けられた第1脚部とを備え、
前記第2ピースは、
少なくとも一つの第2開口部を有する第2表面部と
側方に形成された第2通路部を挟んだ位置に設けられた第2脚部とを備え、
前記第1表面部の面積に対する前記第1開口部の面積である開口率が18%以上であり、
かつ、略平板状の該透水性舗装部材の体積に対して、前記第1開口部、前記第2開口部、前記第1通路部、および前記第2通路部を含む空間の体積の割合である空隙率が80%以上であることを特徴とする。
このように、開口率を18%以上とすることにより、第1表面部の透水性を向上させることができ、また、空隙率を80%以上とすることにより、表層を透過した雨水を一時的に貯留する貯留力を向上させることができる。また、本透水性舗装部材は、略平板状を有するため、地下水位が浅い場所においても、的確に雨水を排水し路上の冠水を抑制することができる。
また、本発明の透水性舗装部材用の嵌合部材において、
透水性舗装部材は、
前記第1ピースが、六角柱状の形状を有し、
前記第2ピースが、四角柱状の形状を有することを特徴とする。
このように、第1ピースを六角柱状にすることにより、第1ピースの強度を向上させることができると共に、第2ピースを四角柱状にすることにより、透水性舗装部材を略平板状にすることができる。
また、本発明の透水性舗装部材用の嵌合部材において、
透水性舗装部材は、
前記第1開口部、および前記第2開口部の幅が、6mm以上8mm以下であることを特徴とする。
これにより、成形を困難にすることなく、表層の骨材が穴を通過すること、および空隙率が低下することを抑制することができる。
また、本発明の透水性舗装部材用の嵌合部材において、
透水性舗装部材は、
前記第1表面部同士の境界、前記第2表面部同士の境界、前記第1表面部と前記第2表面部同士の境界の少なくとも一つには、高さ20mm以下のリブが形成されていることを特徴とする。
これにより、透水性舗装部材のせん断力を向上させる機能と高施工性を両立させることができる。
また、本発明の透水性舗装部材用の嵌合部材において、
透水性舗装部材は、
前記第2ピースに、該透水性舗装部材同士を嵌合する嵌合部が形成され、
前記嵌合部が、一対の凹部と凸部を含み、
前記凸部が、嵌合方向の中央部が膨らんだ太鼓型を有することを特徴とする。
これにより、透水性舗装部材同士を上下いずれからも嵌合させることができ、施工性能を向上させることができる。
また、本発明の透水性舗装部材用の嵌合部材において、
透水性舗装部材は、
前記第1ピースおよび前記第2ピースが、樹脂で形成されていることを特徴とする。
これにより、透水性舗装部材の生産性および軽量化、形状自由度、高施工性、並びに耐熱性を発揮することができる。
本発明の透水性舗装部材用の嵌合部材によれば、透水性舗装部材の損傷を防止することができる。
実施の形態に係る透水性舗装部材をアスファルト層と路盤の間に配置した状況を示す断面図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材を表側から視た斜視図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材を裏側から視た斜視図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材の中央部を構成する第1ピースを示す斜視図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材の枠部を構成する第2ピースを示す斜視図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材の枠部を裏側から視た図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材の枠部から突出する凸部を示す図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材を連結した状態を示す図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材の隅部分を示す概要図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材の表面に形成された開口部の形状を示す図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材と透水性舗装部材の間に嵌合される嵌合部材を示す斜視図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材の間に嵌合部材を嵌合した状態を示す図である。 図12に示す円内の拡大図である。 実施の形態に係る4枚の透水性舗装部材の中央部に生じる十字状の隙間に嵌合される嵌合部材を示す斜視図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材の間に嵌合部材を嵌合した状態を示す図である。 図15に示す円内の拡大図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材の間に嵌合される平面十字状の嵌合部材を示す図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材の表面に形成する開口部に関する実験に用いた穴あき角板を示す図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材の表面に形成する開口部に関する実験における実験結果を示す図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材の表面に形成する開口部の形状に関する実験に用いた開口形状を示す図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材の透水性に関する実験に用いた水槽を示す図である。 実施の形態に係る透水性舗装部材の透水性に関する実験の実験結果を示すグラフである。 実施の形態に係る透水性舗装部材の透水性に関する実験のモデルを示す図である。
以下、図面を参照して、実施の形態に係る透水性舗装部材について説明する。図1に示すように、表層であるアスファルト層1と基盤である路盤3の間に設置され、アスファルト層1を透過した液体である雨水を一時的に貯留しかつ排水することが可能な透水性舗装部材2を例に説明する。図2は、実施の形態に係る透水性舗装部材2を表側から視た斜視図であり、図3は、これを裏側から視た斜視図である。図2、3に示すように、透水性舗装部材2は、樹脂で形成された略平板状の部材であり、中央部4と、中央部4の周辺を取り囲む枠部6から構成されている。なお、図2に示す、透水性舗装部材2の短辺長さBは、高さCの4倍以上となるように設計されている。
中央部4は、図4に示す第1ピース8を、透水性舗装部材2の長手方向、短手方向にそれぞれ複数連接させて形成されている。個々の第1ピース8は、図4に示すように、六角柱状の形状を有しており、天面の第1表面部8aには、長丸形状を有する第1開口部8bが六個形成されている。六個の第1開口部8bは、第1表面部8aの中央から側壁8c側に放射状に広がっており、第1表面部8aの外縁には、第1表面部8aから突出して第1リブ8dが形成されている。なお、第1リブ8dの高さは、20mm以下が好ましく、2mm以上15mm以下がより好ましい。ここで、第1表面部8aに第1リブ8dを形成することにより、耐せん断力が向上するため、たとえば、車両の切り替えしが行われた場合にも透水性舗装部材2上のアスファルト層1がずれないようにすることができる。
また、第1ピース8の側方には、第1ピース8同士の境界を画成する側壁8cが形成され、側壁8cの下方には、雨水の通路となる第1通路部8eが形成されている。また、第1通路部8eを挟んだ位置には、第1脚部8fが側壁8cの両脇から下方に延びている。なお、個々の第1ピース8は、独立した部品ではなく、隣接する第1ピース8は、一つの側壁8cを共有している。図4は、第1ピース8の形状を説明するための概念図である。
枠部6は、図5に示す第2ピース10を、中央部4の周囲において枠状に連接させて形成されている。個々の第2ピース10は、図5に示すように、直方体状の形状を有しており、矩形状の第2表面部10aには、長丸形状を有する第2開口部10bが少なくとも一つ以上形成されている。なお、図5においては、三個の第2開口部10bが、第2表面部10aの長手方向に並んでいる場合が例として示されている。また、第2表面部10aの境界には、第2表面部10aから突出して第2リブ10dが形成されている。第2リブ10dの高さは、20mm以下が好ましく、2mm以上15mm以下がより好ましい。
また、第2ピース10の側方には、第2ピース10同士の境界を画成する側壁10cが形成され、側壁10cの下方には、雨水の通路となる第2通路部10eが形成されている。また、第2通路部10eを挟んだ位置には、第2脚部10fが側壁10cの両脇から下方に延びている。なお、個々の第2ピース10が隣接する場合、隣接する第2ピース10は、一つの側壁10cを共有している。図5は、第2ピース10の形状を説明するための概念図である。また、図6に示すように、連続する第2ピース10の第2脚部10fの下端は、砂利などが敷き詰められた路盤3(図1参照)とT字状に接することができるように形成されているため、路盤3に突き刺さり難い。よって、路盤3に配置された透水性舗装部材2の空隙率を的確に維持することができ、雨水貯留性を損なわないようにすることができる。
また、枠部6には、透水性舗装部材2同士を連結させるための連結部が備えられている。この連結部は、図7に示すように、枠部6の外側に突出する凸部12aと、枠部6の内側に窪んだ凹部12b(図2参照)から成るものである。ここで、図8に示すように、透水性舗装部材2同士を連結させる場合には、凸部12aを凹部12bの直上または直下に位置させ、透水性舗装部材2を高さ方向に移動させて凸部12aを凹部12b内に嵌合させる。なお、凸部12aは、上下のいずれの方向からも凹部12b内に嵌合させることができるように、中央部が膨らんだ太鼓型の形状を有している。
また、枠部6の四隅には、図9に示すように、第2表面部10aから突出する平面視略L字状のリブ14が設けられている。透水性舗装部材2は、製造時に積み重ねられるため、第2表面部10aにリブ14を設けることにより、透水性舗装部材2を積み重ねやすくすることができる。また、搬送時においても、第2ピース10の第2脚部10fがリブ14に引っ掛かるため荷崩れを防止することができる。なお、リブ14の高さは、2mm以上50mm以下であることが好ましく、4mm以上30mm以下がより好ましい。
ここで、この透水性舗装部材2は、第1表面部8aの面積に対する第1開口部8bの面積(以下、開口率という。)が18%以上であるのが好ましく、20%以上50%以下であればより好ましい。本実施の形態の透水性舗装部材2は、開口率が18%以上となるように設計されている。このように、開口率を18%以上とすることにより、第1表面部8aの透水性を向上させることができる。開口率と透水性の関係については、実施例3で詳しく説明する。
また、透水性舗装部材2は、透水性舗装部材2の体積に対して、第1開口部8b、第2開口部10b、第1通路部8e、および第2通路部10eを含む空間の体積の割合(以下、空隙率という。)が80%以上であるのが好ましく、82%以上96%以下であればより好ましい。本実施の形態の透水性舗装部材2の空隙率は80%以上となるように設計されている。なお、透水性舗装部材2の体積とは、図2に示される、長辺長さA×短辺長さB×高さCで表される体積である。また、上述の空間とは、樹脂が存在しない部分を指している。
このように空隙率を大きくした場合、樹脂の占める割合が低減され、図6に示すように、透水性舗装部材2の裏面に広い空間が形成される。よって、透水性舗装部材2の空隙率を80%以上とすることにより、アスファルト層1(図1参照)を透過した雨水を一時的に貯留する貯留力を向上させることができる。また、第1通路部8e、第2通路部10eの開口面積を大きくすることにより、透水性舗装部材2に貯留された雨水を的確に水平方向に流し、排水することができる。
また、図10に示すように、第1開口部8b、および第2開口部10bは、一方向に延び、両端が半円状に形成された長丸形状を有していることが好ましい。なお、第1開口部8b、および第2開口部10bの形状は必ずしも長丸形状に限定されず、丸形状、三角形、四角形状等であってもよい。ここで、第1開口部8b、第2開口部10bの最小幅を構成する平行部分の幅Hは、6mm以上8mm以下であるのが好ましい。これにより、施工時にアスファルトが開口部を通過することを抑制することができる。なお、開口部の幅Hとアスファルト層1の骨材の関係については、実施例1で詳しく説明する。
また、透水性舗装部材2を構成する樹脂は、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂であり、各種繊維、鉱物、金属などの添加剤を含有しても良い。ただし、透水性舗装部材としての特性を満足すれば、特に樹脂、添加剤の種類は限定されるものではない。具体的には、透水性舗装部材2を構成する樹脂は、たとえば、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネード(PC)、およびガラス繊維(GF)を含むポリプロピレン(PP)、ガラス繊維(GF)を含むポリカーボネード(PC)によって形成されていてもよい。このため、アスファルト層1が熱せられた状態で荷重が掛けられても耐えうる耐熱性、高強度を発揮することができる。
この実施の形態に係る発明によれば、表面の開口率が高くかつ全体の空隙率が高い透水性舗装部材2をアスファルト層1と路盤3の間に設置することにより(図1参照)、アスファルト層1を透過した雨水を的確に排水し、路上に冠水が生じることを的確に抑制することができる。また、透水性舗装部材2は、雨水貯留施設のように大がかりでなく、厚さも薄いため、地表面の近くに配置することができる。したがって、地下水位が浅い場所においても浸透施設として機能し、的確に冠水を防止することができる。また、透水性舗装部材2は、高い空隙率を有するため、豪雨などの一度に排水ができない場合には、一時的に透水性舗装部材2内に雨水を貯留することができ、排水量を調整することができる。
また、透水性舗装部材2は、路盤3上に積み重ねず1段のみを配置して使用する場合において、容易に施工することができる。ただし、1段のみの配置に限定されるものではなく、2段以上配置して使用することも可能である。
次に、本実施の形態に係る透水性舗装部材2に用いる、透水性舗装部材用の嵌合部材(以下、嵌合部材と略す。)について説明する。図11は、第1のタイプに係る嵌合部材42を示す斜視図である。図11(a)に示すように、嵌合部材42は、略平板状の本体部44と上縁部に配置された平板部46を備えた樹脂材である。ここで、側面視において、本体部44と平板部46とはT字状に直交している。また、平板部46には、雨水を透過させるための透水口46aが形成されている。さらに、平板部46の下面には、弾性を利用して第2開口部10bに嵌め込まれるスナップフィット46bが形成されている。
この嵌合部材42は、図12に示すように、隣接する2枚の透水性舗装部材2同士の隙間に本体部44を嵌合させて配置するものである。図13に図12の円内部分の拡大図を示す。ここでは、図11(b)に示すように、二つの嵌合部材42を並べて取り付けた例が示されている。もちろん、三つ以上を並べて取り付けても構わない。
このように、隣接する透水性舗装部材2同士の隙間に嵌合部材42を嵌合させることにより、透水性舗装部材2上で車両の切り替えしが行われた場合などにおいても、透水性舗装部材2が浮き上がることを防止できる。これにより、第1脚部8f、第2脚部10fが捩れて透水性舗装部材2が損傷する事態を防止することができる。
また、平板部46には、透水口46aが形成されているため、嵌合部材42を透水性舗装部材2同士の隙間に嵌合させた場合においても、平板部46が第2ピース10の第2開口部10bを完全に塞ぐことがないため、雨水を透過させる機能を害することはない。また、平板部46を設けることにより、透水性舗装部材2同士の隙間に嵌合部材42を嵌合した際に、車両のタイヤなどの応力から本体部44を保護することができる。また、嵌合部材42は、平板部46の下面に形成されたスナップフィット46bを第2開口部10bに嵌め込んで固定されるため、嵌合部材42の嵌合力が増強される。
なお、図11(c)に示すように、本体部44に雨水の通路44aが形成されていてもよい。これにより、本体部44が透水性舗装部材2に貯留された雨水の水平方向の流れを阻害することなく、雨水透過性を維持することができる。
また、嵌合部材42は、平板部46を備えず、本体部44のみから構成されていてもよい。かかる構成であれば、嵌合部材42を透水性舗装部材2同士の隙間に嵌合させた際に第2ピース10の第2開口部10bが完全に露出されるため、雨水透過性を維持することができる。なお、このような、本体部44のみから構成される嵌合部材42を透水性舗装部材2同士の隙間に嵌合する場合は、透水性舗装部材2の天面側から嵌合させてもよいが、透水性舗装部材2の地面側から嵌合させてもよい。
次に、第2のタイプに係る嵌合部材52について説明する。この第2のタイプに係る嵌合部材52は、4枚の透水性舗装部材2の中央に生じる十字状の隙間に嵌合される点で第1のタイプとは異なる。以下、第1のタイプと同様の構成についての説明は省略し、異なる部分のみについて説明する。また、第1のタイプと同一の構成には同一の符号を付して説明する。
まず、第2のタイプに係る嵌合部材52を作成する際には、図14(a)に示すように、略平板状の本体部54を2枚用意する。本体部54は、外縁部から中央にスリット状に切り込まれた切欠き54xを有している。なお、2枚の本体部54のうち1枚が第1本体部54aを構成し、もう1枚が第2本体部54bを構成する。かかる2枚の本体部54である、第1本体部54aと第2本体部54bの切欠き54x同士を直交させて重ね、第1本体部54aと第2本体部54bを互いの切欠き54xに挿入させることにより、図14(b)に示す、平面十字状の嵌合部材52が完成する。
この嵌合部材52は、図15に示すように、4枚の透水性舗装部材2の中央に生じる十字状の隙間に嵌合させて用いられる。図16は、図15の円内部分の拡大図である。これにより、透水性舗装部材2のコーナー部分が浮き上がることを防止できる。また、嵌合部材52は、2枚の平面状の板である第1本体部54aと第2本体部54bから構成されているため、保管や運搬などの際にスペースを取らず、コンパクトに扱うことができる。なお、かかる嵌合部材52を4枚の透水性舗装部材2の中央に生じる隙間に嵌合する場合は、透水性舗装部材2の天面側から嵌合させてもよいが、透水性舗装部材2の地面側から嵌合させてもよい。
また、図17(a)に示すように、本体部54に雨水の通路54yが形成されていてもよい。これにより、本体部54が透水性舗装部材2に貯留された雨水の水平方向の流れを阻害することなく、雨水透過性を維持することができる。
また、図17(b)、(c)に示すように、嵌合部材52は、十字状に交差する第1本体部54aと第2本体部54bの上縁部に透水口56aが形成された平板部56をさらに備えていてもよい。これにより、嵌合部材52を4枚の透水性舗装部材2の中央に生じる隙間に嵌合させた場合においても、平板部56が第2ピース10の第2開口部10bを完全に塞ぐことがなく、雨水を透過させる機能を維持することができる。
次に、本実施の形態に係る透水性舗装部材2に係る実施例について説明する。
[1]実施例1(開口部の大きさ)
実施例1においては、第1開口部8b、および第2開口部10bの大きさをどの程度にするのが適当であるかについて実験を行った。実験においては、まず、図18(a)に示すような、穴あき角板20を複数用意した。ここで、複数の穴あき角板20の内訳としては、穴の半径Rが2.5mmのもの、穴の半径Rが3.5mmのもの、穴の半径Rが4mmのもの、穴の半径Rが5mmのものをそれぞれ用意した。
次に、図18(b)に示すように、穴あき角板20をアスファルト層1と白紙21で挟んで、穴あき角板20を透過したアスファルト痕を観察することにより行った。
図19は、穴の半径Rの異なる穴あき角板20を使用した場合において、白紙21に残されたアスファルト痕を示す図である。図19(a)は、穴の半径Rが2.5mmの穴あき角板20を使用した場合のアスファルト痕を示しており、図19(b)は、穴の半径Rが3.5mmの穴あき角板20を使用した場合のアスファルト痕を示している。同様に、図19(c)は、穴の半径Rが4mmの穴あき角板20を使用した場合のアスファルト痕を示しており、図19(d)は、穴の半径Rが5mmの穴あき角板20を使用した場合のアスファルト痕を示している。
図19によれば、穴あき角板20の穴の半径Rが大きくなるほどアスファルト痕が明瞭になることがわかる。ここで、図19(a)のように、穴の半径Rを2.5mmとした場合、アスファルトの通過はし難くなるが、穴が小さくなる分、穴あき角板20成形が難しくなるという問題がある。また、図19(d)のように、穴の半径Rを5mmとした場合、アスファルトの骨材が穴を通過すると共に、空隙率が低下する。かかる問題点を考慮すると、穴の半径Rは、3mm以上4.5mm以下程度であることが好ましい。
[2]実施例2(穴の形状)
実施例2においては、第1開口部8b、および第2開口部10bをいかなる形状にするのが妥当であるかについて検討を行った。
ここで、開口部の形状としては、図20(a)に示すように、丸形状とすること、図20(b)に示すように、三角形状とすること、図20(c)に示すように、長丸形状とすることが考えられる。
この点、図20(a)に示すように開口部を丸形状とした場合、および図20(b)に示すように開口部を三角形状とした場合には、図20(c)に示すように開口部を長丸形状とした場合に比べて、多くの開口部を形成する必要があるため、成形がし難く、金型を作成するのも困難となる。また、開口部間にウェルドが形成され、この部分の強度が弱くなるという問題がある。かかる点を考慮した結果、本実施の形態の透水性舗装部材2においては、図20(c)に示すように開口部を長丸形状とすることにした。
[3]実施例3(開口率と透水性の関係)
実施例3においては、透水性舗装部材2の開口率と透水性の関係について実験を行った。実験は、図21に示すように、穴あき角板20の上にアスファルト層1を載置し、周囲を透明塩化ビニール板22で囲った。そして、アスファルト層1の上に3000ccの水23が収納された水槽24を載置した。
次に、水槽のコック24aを開いてアスファルト層1に水23を流すと、徐々にアスファルト層1上の水溜りの水嵩26が増し、最高水位に達する。その後、水23は次第にアスファルト層1、穴あき角板20を透過してアスファルト層1上の水溜りは消滅する。
なお、本実験においては、穴数(開口率)の異なる穴あき角板20を複数用意し、それぞれの水溜り量を観察することにより、透水性に支障を来たさない開口率を見極めた。ここで、本実験に用いた穴あき角板20の開口率と水溜り量の関係について、表1、および図22のグラフに示す。なお、開口率が100%の場合とは、穴あき角板20を用いない場合の結果である。
Figure 2021088911
この表1、および図22を開口率の大きい順に観察すると、開口率が100%、50%、30%の場合においては、いずれも水溜り量が同一の754(cc)となる。開口率が20%になると水溜り量が微増して765(cc)となる。開口率が15%になると水溜り量が866(cc)となり、15%よりも小さくなると、水溜り量は急増する。
このような実験結果を考慮し、本実施の形態の透水性舗装部材2においては、第1表面部8aの開口率が18%以上となるように設計した。
[4]実施例4(第1ピース8の基本形状)
実施例4においては、透水性舗装部材2の中央部4を構成する第1ピース8の基本形状について、形状の異なる複数のピースを用意し、比較検討を行った。ここで、検討に用いたピースは、図23に示す、A、B、C、D、Eの五つのモデルである。モデルAは、本実施の形態に係る第1ピース8に近似するモデルであり、それ以外は比較例として用いるピースである。
ここで、実施例4においては、表2に示すように、開口率と強度についての検討を行った。
Figure 2021088911
開口率については、各々のピースの開口率が18%以上であるか否かを判定した。判定結果は、モデルDのピース以外はすべて判定基準を満足する結果となった。
強度については、CAE解析によるシミュレーションを3パターン検討した。まず、表2の強度(1)は、夏の施工時にアスファルトフィニッシャーが透水性舗装部材2上を走行した場合を想定している。この場合、透水性舗装部材2の温度は40℃程度になる上、透水性舗装部材2には、195kPa程度の面圧が掛かることになる。一方で、各々のピースを構成する材料自体の許容応力度は45MPaが許容応力度となる。解析の結果、強度(1)の条件において、負荷を許容応力度である45MPa以下に維持できるのは、モデルA、B、D、Eのみであった。
表2の強度(2)は、夏の施工時にロードローラーでアスファルト層1を圧し固めた場合を想定している。この場合、透水性舗装部材2の温度は120℃程度になる上、アスファルト層1には、133kPa程度の面圧が掛かることになる。一方で、各々のピースを構成する材料自体の許容応力度は16MPaが許容応力度となる。解析の結果、強度(2)の条件において、負荷を許容応力度である16MPa以下に維持できるのは、モデルA、D、Eのみであった。
表2の強度(3)は、施工後、夏季に25トントラックがアスファルト層1の上を走行した場合を想定している。この場合、透水性舗装部材2の温度は60℃程度になる上、アスファルト層1には、472kPa程度の面圧が掛かることになる。一方で、各々のピースを構成する材料自体の間欠応力度は20MPaとなる。解析の結果、強度(3)の条件において、負荷を間欠応力度である20MPa以下に維持できるのは、モデルAのみであった。
以上説明したように、開口率と強度について行なった検討において、すべての場合に要件を満足するのは、本実施の形態の透水性舗装部材2に近似するモデルAのみであった。
なお、上述の実施の形態においては、アスファルト層1と路盤3の間に設置する透水性舗装部材2を例として説明しているが、透水性舗装部材2は、必ずしもアスファルト層の下に敷くものに限定されない。
1 アスファルト層
2 透水性舗装部材
3 路盤
4 中央部
6 枠部
8 第1ピース
8a 第1表面部
8b 第1開口部
8c 第1側壁
8d 第1リブ
8e 第1通路部
8f 第1脚部
10 第2ピース
10a 第2表面部
10b 第2開口部
10c 第2側壁
10d 第2リブ
10e 第2通路部
10f 第2脚部
12a 凸部
12b 凹部
14 リブ
20 角板
21 白紙
22 透明塩化ビニール板
23 水
24 水槽
24a コック
26 水嵩
42 嵌合部材
44 本体部
44a 通路
46 平板部
46a 透水口
46b スナップフィット
52 嵌合部材
54 本体部
54a 第1本体部
54b 第2本体部
54x 切欠き
54y 通路
56 平板部
56a 透水口
A 長辺長さ
B 短辺長さ
C 高さ
H 幅
R 半径

Claims (12)

  1. 表層と基盤の間に設置され、前記表層を透過した液体を一時的に貯留しかつ排水することが可能な透水性舗装部材同士の隙間に嵌合される透水性舗装部材用の嵌合部材であって、
    少なくとも、前記隙間に配置される略平板状の本体部を備えることを特徴とする透水性舗装部材用の嵌合部材。
  2. 前記本体部は、2枚の透水性舗装部材同士の隙間に嵌合されることを特徴とする請求項1記載の透水性舗装部材用の嵌合部材。
  3. 前記本体部には、それぞれ外縁部から中央にスリット状に切り込まれた切欠きを有する第1本体部と第2本体部とが含まれ、
    前記第1本体部と前記第2本体部を互いの前記切欠きに挿入させて平面十字状に形成されたことを特徴とする請求項1記載の透水性舗装部材用の嵌合部材。
  4. 前記本体部は、4枚の透水性舗装部材の中央に生じる十字状の隙間に嵌合されることを特徴とする請求項3記載の透水性舗装部材用の嵌合部材。
  5. 前記本体部には、前記液体の通路が形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の透水性舗装部材用の嵌合部材。
  6. 前記本体部の上縁部には、透水口が形成された平板部がさらに備えられることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の透水性舗装部材用の嵌合部材。
  7. 該透水性舗装部材は、第1ピースを複数連接させて成る中央部と、第2ピースを複数連接させて成る枠部とによって構成される略平板状の構造物であって、
    前記第1ピースは、
    複数の第1開口部を有する第1表面部と
    側方に形成された第1通路部を挟んだ位置に設けられた第1脚部とを備え、
    前記第2ピースは、
    少なくとも一つの第2開口部を有する第2表面部と
    側方に形成された第2通路部を挟んだ位置に設けられた第2脚部とを備え、
    前記第1表面部の面積に対する前記第1開口部の面積である開口率が18%以上であり、
    かつ、略平板状の前記構造物の体積に対して、前記第1開口部、前記第2開口部、前記第1通路部、および前記第2通路部を含む空間の体積の割合である空隙率が80%以上であることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の透水性舗装部材用の嵌合部材。
  8. 前記第1ピースは、六角柱状の形状を有し、
    前記第2ピースは、四角柱状の形状を有することを特徴とする請求項7記載の透水性舗装部材用の嵌合部材。
  9. 前記第1開口部、および前記第2開口部の幅は、6mm以上8mm以下であることを特徴とする請求項7または8記載の透水性舗装部材用の嵌合部材。
  10. 前記第1表面部同士の境界、前記第2表面部同士の境界、前記第1表面部と前記第2表面部同士の境界の少なくとも一つには、高さ20mm以下のリブが形成されていることを特徴とする請求項7〜9の何れか一項に記載の透水性舗装部材用の嵌合部材。
  11. 前記第2ピースには、該透水性舗装部材同士を嵌合する嵌合部が形成され、
    前記嵌合部は、一対の凹部と凸部を含み、
    前記凸部は、嵌合方向の中央部が膨らんだ太鼓型を有することを特徴とする請求項7〜10の何れか一項に記載の透水性舗装部材用の嵌合部材。
  12. 前記第1ピースおよび前記第2ピースは、樹脂で形成されていることを特徴とする請求項7〜11の何れか一項に記載の透水性舗装部材用の嵌合部材。
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