JP2021088176A - 吐出装置及び堆積の抑制方法 - Google Patents

吐出装置及び堆積の抑制方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 堆積が解消されにくいインクが吸収体に吐出された場合であっても、堆積を解消しつつ、堆積を解消するために必要なインクの量を減らすことを目的とする。【解決方法】 縁なし記録終了後に吸収体21に堆積抑制インクを吐出する。さらに、条件を満たした場合には検知センサ13によって吸収体21の堆積状態を検知し、堆積していると判定した場合には吸収体21に堆積抑制インクを吐出する。【選択図】 図10

Description

本発明は、吐出装置及び堆積の抑制方法に関する。
インクジェット記録装置において、縁なし記録や、インクの予備吐出を行う際には、記録媒体の外側領域にインクを吐出する。吐出されたインクが装置内を汚染しないようにするために、記録媒体の外側の記録ヘッドの移動する経路と対向する位置にインクの吸収体が配されている記録装置があるが、吸収体の表面にインクが堆積することがしばしば問題となる。
特許文献1には、記録装置本体における記録ヘッドの走査軌道上に堆積したインクの高さを検知する発光部および受光部を有する検知部が設けられており、発光部から発せられた光を受光部で受光することにより堆積したインクを検知する技術が開示されている。堆積を検知した場合には、堆積の程度が他のインクよりも低いインクを堆積物に吐出することにより、固形化したインクを再流動させて吸収部に吸収させることも開示されている。
特開2004−167945号公報 特開2012−51198号公報
ところが、吐出した液体に含まれる堆積する成分の物性によっては、一度固形化してしまうと堆積が解消されにくく、再流動させるまでに多くの液体の量が必要となるものがあることが分かった。そのような物性の成分を含む液体を使用する場合には、堆積を検知した段階になってから堆積を再流動させようとしても、再流動を引き起こすために堆積物にかける液体の消費量が多くなってしまう。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、堆積する成分を含む液体が吸収体に吐出された場合であっても、堆積を解消しつつ、堆積を解消するために必要な液体の量を減らすことを目的とする。
本発明は記録媒体を支持するプラテンと、前記プラテンに設けられ、液体を吸収するための吸収体と、少なくとも、前記吸収体上に吐出された場合に堆積する成分を含む第1の液体と、前記第1の液体と異なる種類であって前記第1の液体よりも堆積する成分が少ない第2の液体と、を含む複数の液体を吐出する吐出手段と、前記吸収体の所定の領域の状態を検知する検知部と、前記検知部に前記所定の領域の状態を検知させ、前記検知部の検知結果に応じて、前記吐出手段によって前記所定の領域に前記第2の液体を吐出させる制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記吐出手段による前記記録媒体への液体の吐出動作を行うときに前記所定の領域へ前記第1の液体が吐出された場合には、前記所定の領域への前記第1の液体の吐出が終了した後に、前記検知部による検知結果を用いずに前記所定の領域に前記第2の液体を吐出するように前記吐出手段を制御することを特徴とする。
本発明によれば、堆積する成分を含む液体が吸収体に吐出された場合であっても、堆積を解消しつつ、堆積を解消するために必要な液体の量を減らすことができる。
実施形態に係る記録装置を示す斜視図である。 実施形態に係る記録部の周辺の模式断面図である。 実施形態に係る記録部の構成を説明するための斜視図である。 実施形態における記録媒体と吸収体との関係を示す図である。 実施形態に係る記録装置の全体制御構成を示すブロック図である。 実施形態における検知センサの作用を説明するための図である。 実施形態における堆積検知について説明するためのグラフと図である。 実施形態における評価においての吸収体の状態を示す図である。 実施形態における縁なし記録を行った際のはみ出し領域を示す図である。 実施形態における後がけ処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態における堆積解消処理を説明するためのフローチャートである。 実施形態における予備吐出に対する後がけ処理を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照し、発明の実施の形態について詳細に説明する。
(記録装置構成)
図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置1(以下、単に記録装置1とする)の内部機構を示す斜視図である。本実施形態に係る記録装置1は主に、記録媒体を給送する給送部、記録媒体を搬送する搬送部、画像が記録された記録媒体を排出する排出部、記録部の記録性能を回復する回復部などから構成される。
給送部は、複数枚の記録媒体を積載する給送トレイや、給送トレイに積載された記録媒体を1枚ずつ記録装置1の内部に給送する給送ローラを有する。
搬送部は、給送部から給送された記録媒体を搬送する搬送ローラ8や、搬送ローラ8と対向する位置に配され搬送ローラ8と共に記録媒体を挟持するピンチローラ9を有する。
記録部は、インクを吐出する吐出口が設けられた吐出口面が形成された記録ヘッド3と、記録ヘッド3を着脱自在に搭載するキャリッジ2とを有する。キャリッジ2は、キャリッジモータ6の駆動により、シャーシ4に取り付けられたタイミングベルト5を介してガイドシャフト7に沿ってX方向(キャリッジの移動方向)に往復移動可能に構成されている。記録媒体Pは、X方向と交差するY方向に搬送される。記録ヘッド3は、キャリッジ2が往復移動している間に、記録ヘッド3と対向する位置に停止している記録媒体Pに対してインクを吐出することで画像を記録する。記録ヘッド3と対向する位置には、記録媒体Pの表面(第1面)と記録ヘッド3の吐出口面との距離を一定に保つように、記録媒体を下方より支持するプラテン15(図2参照)が設けられている。プラテン15には、記録媒体外に吐出されたインクを吸収し、収容する吸収体21が設けられている。
排出部は、画像が記録された記録媒体を記録装置外へ排出する排出ローラ10や、排出ローラと対向する位置において記録媒体を押さえる拍車ローラ11を有する。
回復部は、キャリッジ2の移動方向における記録領域外において、記録ヘッド3の吐出口面20を覆うキャップ30(図5参照)を有する。キャップ30にはインクを吸収する吸収体が備えられており、吸収体が吐出口面20と接触することで吐出口面20を覆う。記録ヘッド3を動作させない場合にはキャップ30にキャップされた状態で待機する。図1のキャリッジ2がある位置が、記録ヘッド3が待機する待機位置とする。また、回復部は、キャップ30が記録ヘッド3の吐出口面20を覆った状態においてチューブ26を介してキャップ30と接続された吸引ポンプ31を駆動することによって記録ヘッド3からインクを吸引する吸引機構を有する。また、回復部は、記録ヘッド3の吐出口面20を拭払するワイパー32を有する。
X方向においてプラテン15の横に、後述する検知センサ13の出力が正しいか否かを確認するための基準板14が設けられている。
次に記録部の周辺の構成について詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る記録部の周辺を図1のX方向から見たときの模式断面図である。給送部から給送されてきた記録媒体Pは、Y方向において記録ヘッド3の上流側に設けられた搬送ローラ8とピンチローラ9とによって挟持して搬送される。また、記録媒体Pは、Y方向において記録ヘッド3の下流側に設けられた排出ローラ10と拍車ローラ11とによっても挟持される。記録媒体Pは、搬送ローラ8及びピンチローラ9と排出ローラ10及び拍車ローラ11との間に張力が発生した状態で、表面が平坦な状態に保たれたまま挟持搬送される。搬送される記録媒体Pは、下方よりプラテン15に支持されている。
搬送される記録媒体Pは、搬送が停止している間に、X方向に移動するキャリッジ2に搭載された記録ヘッド3の吐出口からインク滴が吐出されることによって、1バンド分(1改行分)の画像が記録される。1バンド分の画像が記録されると、記録媒体Pは、不図示の搬送モータにより搬送ローラ8が駆動されることによって、Y方向へ所定量搬送される。このキャリッジ2の往復移動及び記録ヘッド3によるインク滴の吐出と、搬送ローラ8による記録媒体Pの所定量ずつの搬送(間欠搬送)とが交互に繰り返されることによって、記録媒体P全体に画像が記録される。
(記録ヘッド)
図3は、本実施形態の記録部の構成を説明するための斜視図である。キャリッジ2には、記録ヘッド3が着脱自在に搭載される。さらに、記録ヘッド3に対して9種類のインクタンク(インクカートリッジ)12が着脱自在に装着される。記録装置1は、9種類のインクによって画像の記録を行い、記録ヘッド3に対して各々独立した9個のインクタンク12が装着される。本実施形態では、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインク、レッドインク、ライトシアンインク、ライトマゼンタインク、グレイインク、クリアインクの9種類の顔料インクとする。ここでは便宜上クリアインクも顔料インクとして扱うが、本実施形態のクリアインクには顔料成分は含まれていない。本実施形態では、ここで用いる9種類のインクのうち、マゼンタインク、シアンインク、イエローインク、ブラックインク、レッドインクのような濃いインクは、含まれる固形成分の割合が多い。そのため、固着しやすく吸収体21にも吸収されにくくインクが堆積しやすいため、堆積インクとする。一方、ライトシアンインクやライトマゼンタインク、グレイインク、クリアインクは含まれる固形成分の割合が少ないので、吸収体21にも吸収され易く、堆積した顔料インクが吸収されるのを促進できることから堆積抑制インクとする。また、堆積インクのうち、堆積したとしても堆積抑制インクによって堆積を解消しやすいインクを再流動インク、堆積すると堆積抑制インクによって解消し難いインクを凝集インクとする。この分類の仕方についての詳細は後述する。本実施形態のインクは、堆積抑制インクよりも堆積インクの方が固形成分である顔料インクの割合が高い。
記録ヘッド3の吐出口面20には各色のインクを吐出する各吐出口列がそれぞれY方向に配列されている。各吐出口の直上(+Z方向)には記録素子が配置されている。記録素子は電気熱変換素子であり、電圧を印加することによって熱エネルギーが生成され、熱エネルギーによって吐出口からインクが吐出される。また、記録素子には電気熱変換素子ではなく圧電素子や静電素子、MEMS素子を用いることもできる。
キャリッジ2には、光を発する発光部201と、発光部より発光され正反射した光を受光する受光部203とを有する検知部として検知センサ13が設けられている。検知センサ13は、キャリッジ2の移動方向における所定位置の検査対象に対して発光部201より所定角度をもって光を発し、受光部203でその検査対象からの正反射光を受光する。検知センサ13の詳細については後述する。
(プラテン部)
図4は記録媒体Pとプラテン15を上方から見た図であり、縁なし記録を行う際の記録媒体Pとプラテン15に配された吸収体21の関係を示す。
プラテン15は、その上部を通過する記録媒体を支持するために、記録ヘッド3が走査する経路に渡って主走査方向に延在する。プラテン15には、縁なし記録を実行する際に記録媒体の外側にはみ出して吐出されたインクを吸収するための吸収体21が備えられている。吸収体21は、インクの吐出状態を維持または改善するために吐出される記録に寄与しない予備吐出動作によって吐出されたインクも吸収する。本実施形態において吸収体21はインクを吸収しやすいようにスポンジ状であり、隙間が空いているため表面に凹凸がある。吸収体21に吸収されたインクは、その後記録装置1の下部に設けられている不図示の廃インク収容体に回収される構成になっている。廃インク収容体はキャップ30に排出されたインクも回収する。なお、本実施形態において縁なし記録を行う際には、記録媒体の大きさよりも3mm程外側にはみ出した領域まで、記録ヘッド3からインクを付与するものとする。図4の記録媒体Pに対して縁なし記録を行う場合には、記録媒体Pの先端部および後端部を記録するときには吸収体21の先後端部記録領域、左端部領域、右端部領域の部分にインクが吐出される。記録媒体Pのその他の部分を記録するときには吸収体21の左端部領域および右端部領域にインクが吐出される。
(ブロック図)
図5は本実施形態における記録装置の全体御部構成を示すブロック図である。CPU300は、ROM301とRAM302とを有する。CPU300は、ROM301に格納されたプログラムに従い、データ処理、記録ヘッド駆動およびキャリッジ駆動を以下の各部を介して制御し、記録動作及び予備吐出動作を含むメンテナンス動作を行う。RAM302はこのCPU300によるデータ処理等のワークエリアとして用いられ、一時的に複数スキャンの記録データ、及びインクジェット記録装置の回復処理動作及び供給動作に係るパラメータ等を保持する。インターフェース304はホスト装置と記録装置1を接続可能であり、CPU300はインターフェース304を介してホスト装置との通信処理を行う。
不揮発性メモリ318は廃インク収容体に収容されているインク量や、吸収体21に排出されたインク量、排出時刻、インク情報等を記憶し、インクジェット記録装置の電源がOFFされても情報を保持することができる。吸収体21に排出されたインクは、記録データに基づいて記録媒体外に吐出されるインクをカウントすることで測定する。また、廃インク収容体に収容されているインク量は吸収体21やキャップ30に排出されたインクをカウントし、カウントしたインク量に蒸発係数を掛けることで算出する。インクタンク残量管理部313は、不揮発性メモリ318に記憶されるインク情報に基づいて各インクタンク12の残量の情報を管理する。CPU300はインクタンク残量管理部313に記憶されたインクタンク12の残量が所定の量以下になると交換を促す警告をホスト装置に接続されたディスプレイに表示させる。
回復制御回路308は回復系モータ309の駆動制御を行い、キャップ30の上下動作、ワイパー32の動作、及び吸引ポンプ31の動作等の回復動作を制御する。
画像入力部303はインターフェース304を介し、ホスト装置から入力された画像データを一時的に保持する。画像入力部303に入力された画像データは画像信号処理部314にて所定の画像処理を施し、記録動作に利用できる記録データが生成される。記録データに従い、記録ヘッド3やキャリッジ2は制御される。
ヘッド駆動制御回路315は、記録ヘッド3の記録素子の駆動を行う。この記録素子の駆動により、インクの吐出および予備吐出を記録ヘッド3に行わせる。キャリッジ駆動制御回路307は、キャリッジ2の主走査方向(X方向)の往復移動を制御し、また、吸引動作を行う為にメンテナンスユニット上へ記録ヘッド3を移動させるためにキャリッジ2の移動を制御する。紙送り制御回路316は、RAM302に格納されたプログラムに従って搬送モータの駆動を制御する。
センサ制御部306は検知センサ13、湿度センサ16を制御する。検知センサ13は発光部から吸収体21に発光し、受光部が受光した正反射光の反射光量を電圧として出力する。湿度センサ16は記録装置1内に設けられ、記録装置内の湿度を測る。
(検知センサの詳細)
図6はキャリッジに設けられた検知センサ13と、吸収体21の正反射光の検知を説明する図である。上述したように、検知センサ13は発光部201と受光部203を備える。発光部201は、センサ光の光源である光の色がレッドのLEDを備え、吸収体21に向かってセンサ光を所定の角度θで射出する。受光部203はフォトトランジスタであり、吸収体21で反射した光を受光する。このとき正反射光を受光するために、入射角と反射角がθで等しくなる位置に受光部203は配置されている。受光部203が受光した受光量が多いほど高い電圧が出力される。
検知センサ13は出力が正しいか否かを確認する際には基準板14上に移動し、基準板14に発光部201から発光し、その反射光を受光部203で受光した際の出力が予め設定した範囲内に入った場合には正常であると判定する。本実施形態において基準板14は、待機位置とX方向に反対側に位置しているが、X方向に同じ側に設けてもよい。同じ側に設けることで、基準板14と待機位置とが近傍に位置するため、移動する時間が短縮され、正常か否かを判定するために要する時間を短くすることができる。
(インクの堆積)
吸収体21上でインクの堆積が起こる際、まず吸収体21内でインクの中の水分が蒸発してインクの粘度が上がることにより、インクが廃インク収容体まで到達せずに吸収体21の中にとどまり固着する。この時固着しているのはインク中の固形成分であり、主には顔料である。また、蒸発していない水分も含まれる。
固着したインクの上に溜まったインクも、水分が蒸発することにより吸収体21内で固着する。その結果吸収体21の表面まで堆積し、表面でインクが固着することで吸収体表面の凹凸を埋め、インクが付着していない状態の吸収体よりも表面が平滑となる。その後、吸収体21内にインクを吸収できなくなるとインクは更に堆積する。本実施形態では、インクが吸収体21の表面まで堆積して固着することで、吸収体21より平滑な面になった状態をインクが堆積した状態とする。
図7(a)は吸収体21上にインクが吐出された範囲でインクが堆積した状態を示す模式図である。記録ヘッド3の吐出口はY方向に配列されているため、縁なし記録や予備吐出などのときには、Y方向に幅を持った範囲にインクは吐出され、インクの堆積範囲はY方向にも及ぶ。ただし、キャリッジ2はX方向にのみ移動し、処理の位置の変更はX方向に対して行われるため、ここではX方向の位置に対しての説明のみ行う。
図7(a)は、吸収体21の一部にインクが堆積している様子を示している。インクが堆積している部分は周囲よりも濃い色で表示している。検知センサ13は位置Eを検知した場合に、検知に基づいて堆積抑制インクを吐出して、ある程度の範囲のインクの堆積を低減することができる。図示した例では、堆積している部分は堆積を低減させることができる範囲内であり、位置Eはこの範囲において中心の位置である。図7(b)は図7(a)に対応した各位置での検知センサ13の出力結果を示すグラフである。図7(a)に示すように、インクが堆積すると、吸収体21の凹凸が固着インクで埋まることにより、吸収体21の他の部分よりも表面が滑らかになる。そのため図7(a)のインクの堆積を検知するために検知センサ13は発光部201によって位置Eにセンサ光を照射する。センサ光を照射すると位置Eではインクが堆積しているため、堆積していない吸収体21の表面よりも正反射光の強度が強くなる。これは、さらに堆積が進んだ場合も同じである。図7(b)のグラフでは、位置Eにおいて出力値が閾値X(v)以上の値である。閾値X(v)以上の出力値となった位置においてインクの堆積を低減できる範囲にインクが堆積していると判定することによって吸収体上のインクが堆積した状態を検知することができる。
図7(c)は図7(a)のインクの堆積が更に進んだ状態を示す図である。所定値以上の高さまでインクが堆積してしまうと、紙の裏面が汚れてしまう。
本実施形態では、出力値が閾値X(v)以上となった場合にインクが堆積したと判定したが、他の方法でもよい。例えば、吸収体21が汚れていない状態の検出値と比較し、2つの出力値の差が所定値以上となったときにインクが堆積していると判定してもよい。吸収体21が汚れていない状態の検出値は、予め設定してあってもよいし、記録装置の使用を開始する時に検知するなどの方法がある。
本実施形態では正反射光により堆積を検知する例を挙げたが、拡散反射を利用したものであっても良いし、堆積した状態の堆積高さによる反射強度の違いで堆積有無を検知するものであっても良い。
(インクの分類)
吸収体21にインクを吐出した場合に、吸収体21上においてインクが固着した状態、つまり堆積しやすいインク(以下、堆積インク)と、堆積し難いインク(以下、堆積抑制インク)とがある。堆積抑制インクは、吸収体21にも吸収され易く、堆積した顔料インクが吸収されるのを促進できる。
また堆積しやすい堆積インクの中には、堆積した状態からの解消が難しいインク(以下、凝集インク)がある。凝集インクは、堆積した状態から堆積抑制インクを吐出して再流動させるまでに必要な堆積抑制インクの量が多い。堆積インクの中で凝集インクでないインクは再流動インクと称する。
以下では、堆積インクと堆積抑制インク、また堆積インクの中でも凝集インクと再流動インクを定義するための、本実施形態における評価方法を説明する。
(評価1)
この評価では、堆積インクと堆積抑制インクを決定する。
堆積に関して、下記の各評価を行った。本実施形態においては、1/600インチ×1/600インチの領域に、1滴当たりの質量が3.5ngであるインクを8滴付与して記録したベタ画像を、記録デューティが100%であると定義する。各インクについて、記録デューティを25%として、A4サイズの記録媒体の全面に縁なし記録を行った。この記録を500枚分行った後に、吸収体21の状態を目視で確認して、堆積を評価した。吸収体21の表面がインクで埋まった状態、或いは表面より上にインクが堆積した状態が目視で確認できた場合に堆積していると判断する。
図8(a)(b)は上述の9種類の顔料インクに関して上記の試験を行った結果を示す模式図である。ライトシアンインク、ライトマゼンタインク、グレイインク、クリアインクは図8(a)の状態となり、堆積は起こらなかった。これらのインクは固形成分が少ないため、堆積し難く吸収体21に吸収され易い。これらのインクは吸収体21に吐出しても堆積は起こらず、また堆積した顔料インクの吸収を促進する作用もある。以上より、ライトシアンインク、ライトマゼンタインク、グレイインク、クリアインクを堆積抑制インクとする。
一方、ブラックインク、マゼンタインク、イエローインク、レッドインク、シアンインクは図8(b)に示すように堆積が発生した。これらの堆積が発生したインクは水分に対しての固形成分比率が高い濃インクであって、インク中の水分が蒸発すると固着状態となり易くインク吸収体に吸収され難い。以上より、ブラックインク、マゼンタインク、イエローインク、レッドインク、シアンインクを堆積インクと定義する。
(評価2)
この評価では、堆積インクの中で凝集インクと再流動インクとを決定する。
上述の評価1において、吸収体21に堆積インクを吐出し、図8(b)の状態となった。この状態の吸収体21上の堆積している位置に対して、堆積抑制インクであるクリアインクが吐出されるよう、縁なし記録動作を記録デューティ200%で記録を1回行い、その後のインク吸収体の状態を目視で確認して、堆積を評価した。吸収体21の表面がインクで埋まった状態、或いは表面より上にインクが堆積した状態が目視で確認できた場合に堆積していると判断する。
図8(c)(d)は堆積インクであるブラックインク、マゼンタインク、イエローインク、レッドインク、シアンインクに関して上記の試験を行った結果を示す模式図である。上記インクのうちマゼンタインク、イエローインク、レッドインク、シアンインクに関しては、堆積抑制インクによって堆積が再流動し、再流動したインクが吸収体21内に浸透した結果、堆積物は解消して図8(c)に示すような状態になった。以上のように、堆積しても堆積抑制インクによって解消しやすい、マゼンタインク、イエローインク、レッドインク、シアンインクを再流動インクと定義する。
一方、ブラックインクは、図8(d)に示すように、試験後も吸収体21上に堆積していることが確認できた。以上より、ブラックインクを凝集インクと定義する。顔料インクは、性質として凝集しやすいインクであり、特にブラックインクは濃度を出すために他の色よりも凝集しやすく設計されている場合がある。そのため、ブラックインクは堆積状態における固着が強固であり解消が再流動インクと比べ困難である。
尚、ここでは固形成分の量が堆積のしやすさに対応しているため、固形成分に応じて堆積インクと堆積抑制インクとを分類したが、インクに含まれる溶剤や保湿剤の量に応じて堆積インクと堆積抑制インクとを分類しても良い。これは、堆積抑制インクが溶剤を多く含む場合、インクの粘性の上昇を抑えて、インクを吸収体に吸収されやすくすることができるためである。したがって、顔料インクにおいても溶剤・保湿剤を多く含むものはインク吸収体に吸収されやすく堆積抑制インクとして分類できる。また、顔料の性質によっても堆積しやすいものと堆積しにくいものがあり、顔料が多く含まれていても堆積しにくい性質のものである場合には堆積抑制インクと分類してもよい。
(堆積解消の評価)
堆積が解消されにくい凝集インクであるブラックインクの堆積を解消する方法について以下の2つの試験を行った。
(試験1)
凝集インクであるブラックインクを用いて、記録デューティ25%の縁なし記録を行った後に、堆積抑制インクであるクリアインクの記録デューティ125%の縁なし記録を行うという動作を500回繰り返した。この結果、図8(e)に示すような状態になり、堆積が解消された。
以上説明したように、凝集インクであっても、固着して堆積する前に堆積抑制インクを所定以上の比率で混ぜておくことで堆積の発生を抑制することができる。試験1では1回当たりの動作におけるブラックインクとクリアインクの量の比は1:5である。
(試験2)
凝集インクであるブラックインクを用いて、記録デューティ25%の縁なし記録を行った後に、堆積抑制インクであるクリアインクの記録デューティ25%の縁なし記録を行うという動作を500回繰り返した。この結果、図8(f)に示すような状態になり、堆積が発生した。図8(f)の状態の堆積に対して、さらにクリアインクを記録デューティ200%分吐出すると解消した(図8(e))。
この結果から、1回当たりの動作において凝集インクに混ぜる堆積抑制インクの量が十分でなくても、ある比率以上混ぜておくことで、凝集インクが堆積したとしても堆積抑制インクを吐出することで堆積が解消することができることが分かった。
ここで、試験2では1回当たりの動作におけるブラックインクとクリアインクの量の比は1:1である。また、堆積解消時に使用する記録デューティ200%のクリアインクの量を加味すると、500回で200%のクリアインクを使用するので、25%+200%/500回=25.4%のクリアインクを1回あたりに使用したことになる。つまり、1回の動作当たりに付与するクリアインクは、ブラックインクに対して25.4%/25%≒1.02倍の比率で混ぜていることになる。
試験1、試験2のどちらの方法でも堆積は解消可能であるが、試験2の方が合計の堆積抑制インク量の消費を約1/5に少なくできることが分かった。また、試験2は試験1よりも、1回の動作ごとに吐出するインクの量が少ないため、1回当たりの堆積抑制インクの吐出時間も削減することができる。
本実施形態では、試験2の方法によってインクの堆積を抑制する。具体的には、縁無し記録において凝集インクを吐出した場合には、記録が終了した後に後がけインクとして、試験2における記録デューティ25%にあたる堆積抑制インクを吐出する。検知センサ13が吸収体21にインクが堆積していると判定すると堆積解消のために、試験2における記録デューティ200%分にあたる堆積抑制インクを吐出する。試験2で示した、凝集インクに対する後がけインクや堆積解消のためのインクの比率は試験2に示したものに限らず、インクの物性や環境温度、湿度などによって好適な比率を設定することができる。ただし、1回の後がけインク量は、検知後に堆積解消のために吐出するインク量よりも少ないような量を設定する。
(はみ出し領域における吐出ドット数のカウント)
図9は、縁なし記録で記録媒体外へはみ出してインクが吐出される領域を説明するためのイメージ図である。上述したように、本実施形態で縁なし記録を行う際には、記録媒体Pの領域よりも先端部、後端部、右端部および左端部に3mmずつはみ出したはみ出し領域に画像を記録する。はみ出す領域を灰色で示している。CPU300は、ホスト装置から縁なし記録のコマンドを受信すると、画像信号処理部314に記録画像を記録媒体のサイズより大きく引き伸ばして、縁なし記録用の記録データを生成させる。この記録データに基づいて記録ヘッド3を制御することによって縁なし記録を行う。画像端部からそれぞれ3mm内側の画像における各インクのドット数をカウントすることにより、はみ出し領域に打たれるドット数をカウントする。カウントは画像信号処理部314が生成した記録データに基づいてCPU300がカウントする。他の回路によってカウントすることも可能である。ここで、はみ出し領域を、記録媒体外の先端部、後端部、右端部および左端部に分類して考える。右端部はみ出し領域および左端部はみ出し領域に吐出されるインクは、図4で示した吸収体21の右端部領域および左端部領域にそれぞれ吸収されることになる。ドットのカウントはそれぞれのカウント領域に関して色毎に行う。右端部先端部領域および後端部領域はそれぞれ1つのカウント領域とする。先後端部領域に関しては、幅が広いため、領域をさらに10分割し、それぞれをカウント領域とする。各領域の各色のドット数のカウントは画像を記録する際に行われ、カウントしたドット数はROM301に記憶される。
(後がけ処理)
後がけインクの量は、縁なし記録において各カウント領域に吐出された凝集インクから、同じ吐出動作内で、凝集インクと共に吐出された堆積抑制インクを減算した凝集ドット数に基づいて決定する。凝集ドット数は以下の(式1)で求めることができる。本実施形態では、後がけ処理のために吐出するインクはクリアインクとする。
凝集ドット数=ブラックドット数−(ライトシアンドット数+ライトマゼンタドット数+グレイドット数+クリアインクドット数)・・・(式1)
尚、本実施形態では、凝集インクのドット数と堆積抑制インクのドット数との差である凝集ドット数を算出することにより、凝集インクの堆積状況に関する情報を取得した。しかし、例えば、単に凝集インクのドット数のみを凝集ドット数とする構成としても良い。また、レッドインクなどの再流動インクも凝集インクのドット数のカウントに含めてもよい(式2)。また、本実施形態ではインクの吐出発数をカウントしているが、インクの吐出量や、その比率等を算出しても良い。
凝集ドット数=ブラックドット数+マゼンタドット数+イエロードット数+レッドドット数+シアンドット数−(ライトシアンドット数+ライトマゼンタドット数+グレイドット数+クリアインクドット数)・・・(式2)
ROM301には、凝集ドット数に対応する後がけインクの吐出数(ドット数)が定められたテーブルが予め格納されている。CPU300は算出した各カウント領域の凝集ドット数から、それぞれのカウント領域に対して吐出する堆積抑制インクの吐出数を決定する。
本実施形態において、吐出する堆積抑制インクの吐出数である後がけドット数ATは以下の(式3)によって算出する。
後がけドット数=凝集ドット数×M・・・(式3)
係数Mは、堆積した凝集インクを再流動させるのに必要な、凝集ドット数に対しての堆積抑制インクのドット数の比率を予め設定した係数である。例えば試験2の結果を適用する場合には、ブラックインクの記録デューティ25%に対して必要なクリアインクの記録デューティは25%のため、係数M=1となる。
図10は後がけ処理の流れを示すフローチャートである。本処理は、例えば、ROM301に格納されたプログラムをRAM302に読み出し、CPU300によって実行される処理である。本実施形態では、縁なし記録が行われた後に実行される。本実施形態では、堆積の発生を抑制するために吐出するインクはクリアインクとする。
まず、ステップS11では縁なし記録において吸収体21のカウント領域に吐出された凝集ドット数を(式1)によって算出する。
次に、ステップS12において、凝集ドット数が1以上か否かを判定する。凝集ドット数が1以上でない場合にはカウント領域に堆積する可能性のある凝集インク、ここではブラックインク、はないと判断してステップS15に進む。凝集ドット数が1以上の場合には、カウント領域に堆積する可能性のある凝集インクがあると判断してステップS13に進む。
ステップS13では、吸収体21に堆積抑制インク(後がけインク)、ここではクリアインク、がカウント領域に吐出する後がけドット数を(式3)によって算出する。そして、ステップS14にてカウント領域にステップS13で算出したドット数の堆積抑制インクを吐出する。このとき、キャリッジ2を停止した状態で堆積抑制インクを吐出するとカウント領域全体に堆積抑制インクが掛かるため、キャリッジ2は停止した状態でステップS14を行う。
ステップS15では全てのカウント領域についてステップS11〜S14の処理が完了したか否かを判定する。全ての領域について完了している場合には後がけ処理を終了する。全ての領域について完了していない場合には次のカウント領域についてステップS11から処理を行う。
以上のようにして、後がけ処理を終了する。また、図10の処理ではステップS13の堆積抑制インクの吐出はカウント領域ごとに行ったが、全てのカウント領域に対して堆積抑制インクの吐出の有無を判定してから後がけを行ってもよい。その場合には、図2の先後端部領域のように吸収体21上の広い領域に亘って堆積抑制インクを吐出する必要がある場合、キャリッジを移動させながら堆積抑制インクを吐出しても良い。
また上述の処理では、後がけ処理は縁なし記録の後に実行するとしたが、凝集インクの吐出動作の後の他のタイミングで行うようにしてもよい。例えば、縁なし記録でない記録であっても、記録中や記録後に予備吐出を実行した場合には記録終了後に実行するようにしてもよいし、また記録中であっても予備吐出後すぐに実行するようにしてもよい。また、記録ヘッドの吐出状態の回復のための予備吐出を行った後に実行するようにしてもよい。また、吸収体21へ吐出されたインクではなく、予備吐出のインクを受けるための予備吐出受けに吐出されたインクや、キャップ30のインクの堆積を抑制するために実行してもよい。以下で、予備吐出の後に後がけ処理を行う形態を説明する。
図12は予備吐出位置への後がけ処理を示すフローチャートである。本処理は、例えば、ROM301に格納されたプログラムをRAM302に読み出し、CPU300によって実行される処理である。本実施形態では、記録が行われた後に実行される。この記録は縁なし記録も、縁なし記録でない場合も含む。予備吐出は吐出不良を防ぐために行われ、本実施形態では濃インク(ブラック、マゼンタ、イエロー、レッド、シアン)を50発、淡インク(ライトマゼンタ、ライトシアン、グレイ、クリア)を10発ずつ、1スキャン毎に記録媒体の外側の吸収体21上に吐出する。予備吐出される吸収体21上の位置は全て同じ位置である。この位置を予備吐出位置と称する。
1枚の記録媒体当たり100スキャンして画像を記録する場合において、第1の実施形態の(式1)を適用すると、1スキャン当たりの凝集ドットは以下のようになる。ここで、予備吐出は1スキャン終わる毎に行われるものとする。他にも、所定スキャン毎に予備吐出を行うような形態であってもよい。
凝集ドット=ブラックドット数−(ライトシアンドット数+ライトマゼンタドット数+グレイインクドット数+クリアインクドット数)=50−(10+10+10+10)=10
次に、予備吐出位置に後がけインクとして吐出する堆積抑制インクのドット数を、第1の実施形態の(式3)によって算出する。ここで。M=1である。
後がけドット数=凝集ドット数×M=10×1=10
以上のように(式1)、(式3)を適用すると、1スキャン当たり、予備吐出とは別に後がけ処理のための堆積抑制インクとしてクリアインクを10発追加する必要がある。つまり1枚の記録媒体の記録を完了するまでに、10発×100スキャン=1000発の後がけインクが必要となる。
図12において、ステップS31では予備吐出によって吸収体21の予備吐出位置に吐出された凝集ドット数を(式1)によって算出する。
次に、ステップS32では、ステップS31で算出した凝集ドット数から後がけドット数を算出する。そして、ステップS33にて予備吐出位置にステップS32で算出したドット数の堆積抑制インクを吐出する。
以上のようにして予備吐出位置への後がけ処理を行う。
また、縁なし記録時には、予備吐出位置に吐出される、予備吐出のための凝集ドット数と縁なし記録のための凝集ドット数を一緒にカウントして、後がけドット数を算出するようにしてもよい。
(堆積解消処理)
図11は本実施形態における、吸収体21上に発生したインクの堆積の解消を行う堆積解消処理を示すフローチャートである。この処理は、堆積が発生している可能性があるか否かを判定し、堆積が発生している可能性のある場合には検知センサ13によって吸収体21の堆積状態の検知を行う。そして、堆積が発生していると判定した場合にはその位置に対して堆積抑制インクを吐出する処理である。堆積解消処理は、例えば、ROM301に格納されたプログラムをRAM302に読み出し、CPU300によって実行される処理である。堆積解消処理は、後がけ処理が終了した後に行う。
まず、ステップS21において、堆積を検知するための条件を満たしているか否かを判定する。条件は予め設定してROM301に記憶している。条件としては、縁なし記録枚数が所定枚数以上、湿度が所定値以下、が設定されており、本実施形態では縁なし記録枚数が500枚以上、湿度が10%以下とする。ROM301に記録される枚数や湿度等の情報は更新可能な情報であり、適宜更新されてその都度ROM301に記憶される。本ステップにおいてCPU300はROM301から条件と比較するための情報を取得し、条件を満たしているか否かの判定を行う。全ての条件を満たした場合は検知を行うためにステップS22に進む。1つでも条件を満たさない場合には検知を行わないため、ステップS27に進む。条件としてはこれに限られず、最後に堆積状態を検知してからの時間が所定時間、例えば100時間以上か否かや、堆積状態を解消するために吐出する堆積抑制インクのインク残量が容量の所定量以上、例えば10%以上か否か、等を条件に含めても良い。条件としては、堆積が発生する可能性の条件、または堆積を検知した場合に解消する手段がある条件を設定すればよい。また、全ての条件を満たす場合に検知すると判定してもよいし、設定した条件のいずれかを満たせば検知すると判定してもよい。
ステップS21において全ての条件を満たした場合にはステップS22にて基準板14を検知できる位置にキャリッジ2を移動して、基準板14を検知し、センサ出力値Y(v)を取得する。センサ出力値は検知センサ13の経年劣化によって変化する。本ステップで得るセンサ出力値Y(v)は後述するステップS24で取得するセンサ出力値を補正するために使用する。
次に、ステップS23にて吸収体21の位置Eの堆積状態を検知できる位置にキャリッジ2を移動する。そして、ステップS24では、検知センサ13によって位置Eに光を照射し、その反射光を受光した受光量したセンサ出力値Z(v)を取得する。そして、以降で使用するセンサ出力値は、ステップS21で取得したセンサ出力値Y(v)によって補正した、Z(v)/Y(v)とする。
ステップS25では、ステップS24で取得したセンサ出力値Z(v)/Y(v)が閾値X(v)以上か否かを判定する。図7で説明したように、センサ出力値が閾値X(v)以上となった場合には、位置Eに堆積が発生していると判定した、検知結果に基づいてS26に進む。センサ出力値が閾値X(v)未満の場合には、位置Eに堆積が発生していないと判定し、検知結果に基づいてステップS27に進む。
ステップS26に進んだ場合には、位置Eに対して堆積抑制インクを吐出する。吐出する量は予め設定した一定量を吐出する。
ステップS27では、全ての位置Eの判定が完了したか否かを判定する。全ての位置について完了している場合には堆積解消処理を終了する。全ての位置について完了していない場合には次の位置EについてステップS21から処理を行う。
以上のようにして、堆積解消処理を終了する。また、図11の処理ではステップS26の堆積抑制インクの吐出は位置Eごとに行ったが、全ての位置Eに対して堆積抑制インクの吐出の有無を判定してから堆積抑制インクの吐出を行ってもよい。その場合には、図4の先後端部領域のように吸収体21上の広い領域に亘って堆積抑制インクを吐出する必要がある場合、キャリッジを移動させながら堆積抑制インクを吐出しても良い。また、先後端領域に関しては、キャリッジ2を移動させながら堆積状態の検知を行ってもよい。また、ステップS26について、一定量吐出した後に位置Eの堆積状態を検知し、まだ堆積があると判定した場合にはもう一度堆積抑制インクを吐出する、という動作を繰り返し、堆積が解消された場合にステップS27に進むようにしてもよい。
また、記録ヘッド3からインクを吐出すると、吐出した一部のインクはミストとなり、記録装置中に漂う。このミストなどによって基準板14が汚れてしまった場合には、検知センサ13が劣化していない状態であっても誤差のある出力値が検出される。この検出値に基づいて補正を行ってしまうと誤った結果が検出される。そのため、ステップS22において基準板14を検出したときのセンサ出力値が予め設定してある範囲を超えた値の場合には、正しい値が算出できないとして以降の処理を行わないようにしてもよい。このとき設定してある範囲は、検知センサ13の劣化による誤差より大きい範囲である。
また、上述の説明では後がけ処理と堆積解消処理では、堆積を抑制、解消する堆積抑制インクとしてクリアインクを使用したが、他の堆積抑制インクを使用してもよい。また複数種類の堆積抑制インクを使用しても良い。例えばライトシアンインクとクリアインクを堆積抑制インクとして使用することができる。使用する比率は、記録において使用する量が少ないインクの比率が大きい方が好ましい。例えばライトシアンインクとクリアインクとで、クリアインクの方が使用される量が多い場合には、ライトシアンインクとクリアインクの使用比率を2:1にするようにしてもよい。
また、本実施形態では顔料インクを例にとって説明したが、固形成分が含まれて堆積しやすい液体と、堆積した固形成分を再流動させられるような液体を吐出できる装置であれば適用可能である。
以上説明したような処理を行うことにより、堆積すると解消が困難な凝集インクが吸収体21に吐出された場合であっても、堆積を解消しつつ、堆積を解消するために必要なインクの量を減らすことができる。
3 記録ヘッド
12 インクタンク
13 検知センサ
21 吸収体
15 プラテン

Claims (23)

  1. 記録媒体を支持するプラテンと、
    前記プラテンに設けられ、液体を吸収するための吸収体と、
    少なくとも、前記吸収体上に吐出された場合に堆積する成分を含む第1の液体と、前記第1の液体と異なる種類であって前記第1の液体よりも堆積する成分が少ない第2の液体と、を含む複数の液体を吐出する吐出手段と、
    前記吸収体の所定の領域の状態を検知する検知部と、
    前記検知部に前記所定の領域の状態を検知させ、前記検知部の検知結果に応じて、前記吐出手段によって前記所定の領域に前記第2の液体を吐出させる制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記吐出手段による前記記録媒体への液体の吐出動作を行うときに前記所定の領域へ前記第1の液体が吐出された場合には、前記所定の領域への前記第1の液体の吐出が終了した後に、前記検知部による検知結果を用いずに前記所定の領域に前記第2の液体を吐出するように前記吐出手段を制御することを特徴とする吐出装置。
  2. 前記吐出動作を行うときに前記所定の領域へ前記第1の液体が吐出された場合に前記制御手段が前記吐出手段によって前記所定の領域に吐出させる前記第2の液体の量を決定する決定手段を有することを特徴とする請求項1に記載の吐出装置。
  3. 前記決定手段は、前記所定の領域に堆積を引き起こすと判定する液体の量に基づいて、前記制御手段が前記吐出手段によって前記所定の領域に吐出させる前記第2の液体の量を決定することを特徴とする請求項2に記載の吐出装置。
  4. 前記堆積を引き起こすと判定する液体の量は、前記所定の領域に吐出する前記第1の液体の量であることを特徴とする請求項3に記載の吐出装置。
  5. 前記堆積を引き起こすと判定する液体の量は、前記所定の領域に吐出された前記第1の液体の量から前記第1の液体と同じ吐出動作内で吐出された前記第2の液体の量を減算した量であることを特徴とする請求項3に記載の吐出装置。
  6. 前記制御手段は、前記吐出手段による前記記録媒体への液体の吐出動作を行うときに前記所定の領域へ前記第1の液体が吐出された場合には、前記所定の領域への前記第1の液体の吐出が終了した後に、前記検知部による検知を行わずに前記所定の領域に前記第2の液体を吐出するように前記吐出手段を制御することを特徴とする請求項1に記載の吐出装置。
  7. 前記制御手段は、前記検知部の検知結果が前記所定の領域に堆積が発生していることを示さない場合には、前記吐出手段に前記によって前記所定の領域に前記第2の液体を吐出させず、前記検知部の検知結果が前記所定の領域に堆積が発生していることを示す場合には前記吐出手段によって前記所定の領域に前記第2の液体を吐出させることを特徴とする請求項1に記載の吐出装置。
  8. 前記吐出動作を行うときに前記所定の領域に前記第1の液体が吐出された場合に前記所定の領域に吐出させる前記第2の液体の量は、前記検知部の検知結果によって前記所定の領域に吐出する第2の液体の量よりも少ないことを特徴とする請求項1に記載の吐出装置。
  9. 前記検知部により前記所定の領域の状態を検知した検知結果によって前記所定の領域に前記第2の液体を吐出させる回数は、前記所定の領域に前記第1の液体が吐出されたことに応じて前記所定の領域に前記第2の液体を吐出する回数よりも少ないことを特徴とする請求項1に記載の吐出装置。
  10. 前記吐出手段は更に第3の液体を吐出することが可能であり、
    前記吸収体に前記第1の液体を吐出して堆積が発生した場合よりも、前記吸収体に前記第3の液体を吐出して堆積が発生した場合の方が、堆積に対して前記第2の液体を吐出させた場合に再流動させやすいことを特徴とする請求項1に記載の吐出装置。
  11. 前記制御手段は、前記所定の領域に第1の液体が吐出されず、前記第3の液体が吐出されたと判断した場合には、前記第3の液体が吐出されたことに応じて、前記第3の液体の吐出動作が終了した後に、前記検知部による検知結果を用いずに前記吐出手段によって前記所定の領域に第2の液体を吐出させることを特徴とする請求項10に記載の吐出装置。
  12. 前記制御手段は、前記吐出動作を行うときに前記所定の領域に第1の液体及び前記第3の液体が吐出されなかったと判断した場合には、前記第1の液体及び前記第3の液体の吐出動作が終了した後に、前記吐出手段によって前記所定の領域に第2の液体を吐出させないことを特徴とする請求項10に記載の吐出装置。
  13. 前記制御手段は、所定の条件を満たした場合に、前記検知部に前記所定の領域の状態を検知させ、前記検知部の検知結果に応じて前記吐出手段によって前記所定の領域に前記第2の液体を吐出させることを特徴とする請求項1に記載の吐出装置。
  14. 前記所定の条件は、前記記録媒体の外側の領域にも画像の記録のための液体を吐出する縁なし記録を行った記録媒体の枚数が所定枚数以上、前記第2の液体の残量が所定量以上、湿度が所定値以下、の少なくとも1つを含む条件であることを特徴とする請求項13に記載の吐出装置。
  15. 前記吐出動作を行うときに前記所定の領域へ吐出される前記第1の液体は、前記吐出手段による、画像の記録に寄与しない液体を前記記録媒体とは異なる領域に吐出する予備吐出動作のときに吐出され、
    前記所定の領域は、前記予備吐出動作を行うときに液体が吐出される領域であることを特徴とする請求項1に記載の吐出装置。
  16. 前記吐出動作は、前記吐出手段による前記記録媒体の外側の領域にも画像の記録のための液体を吐出する縁なし記録動作であり、
    前記所定の領域は、前記縁なし記録動作を行うときに液体が吐出される前記記録媒体の外側の領域であることを特徴とする請求項1に記載の吐出装置。
  17. 前記検知部は前記吸収体の前記所定の領域に向けて光を発光する発光部と、前記発光部から前記所定の領域に向けて発光された光の反射光を受光する受光部とを有することを特徴とする請求項1に記載の吐出装置。
  18. 前記検知部が正常な検知結果を取得できるか否かを確認するための基準板を有し、
    前記検知部は、前記基準板を検知し、正常な検知結果を取得できると判断された場合には前記所定の領域を検知し、正常な検知結果を取得できないと判断された場合には前記所定の領域を検知しないことを特徴とする請求項1に記載の吐出装置。
  19. 前記基準板は、前記吐出手段が動作していないときに待機する位置の近傍に設けられていることを特徴とする請求項18に記載の吐出装置。
  20. 前記第1の液体に含まれる顔料成分の割合は、前記第2の液体に含まれる顔料成分の割合よりも高いことを特徴とする請求項1に記載の吐出装置。
  21. 前記第2の液体はクリアインクまたはライトシアンインクの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項20に記載の吐出装置。
  22. 記録媒体を支持するプラテンに設けられた液体を吸収するための吸収体の所定の領域に、少なくとも、前記吸収体上に吐出された場合に堆積する成分を含む第1の液体と、前記第1の液体と異なる種類であって前記液体よりも堆積する成分が少ない第2の液体と、を含む複数の液体を吐出する吐出手段から前記所定の領域に液体を吐出する吐出工程と、
    前記吸収体の前記所定の領域の状態を検知する検知工程と、
    前記検知工程を実施し、前記検知工程の検知結果に応じて、前記吐出手段によって前記所定の領域に前記第2のインクを吐出させる工程と、
    前記吐出手段による前記記録媒体への液体の吐出動作を行うときに、前記所定の領域へ前記第1の液体が吐出された場合には、前記所定の領域への前記第1の液体の吐出が終了した後に、前記検知工程を行わずに、前記吐出手段から前記所定の領域に前記第2の液体を吐出する工程と、
    を有することを特徴とする堆積の抑制方法。
  23. 前記第1の吐出工程において前記所定の領域へ吐出される前記第1の液体は、前記吐出手段が、画像の記録に寄与しない液体を前記記録媒体とは異なる領域に液体を吐出する予備吐出動作のときに吐出されることを特徴とする請求項22に記載の抑制方法。


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