JP2007290352A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007290352A
JP2007290352A JP2007053055A JP2007053055A JP2007290352A JP 2007290352 A JP2007290352 A JP 2007290352A JP 2007053055 A JP2007053055 A JP 2007053055A JP 2007053055 A JP2007053055 A JP 2007053055A JP 2007290352 A JP2007290352 A JP 2007290352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
ink
ejection
cumulative
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007053055A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5171068B2 (ja
Inventor
Migaku Yokozawa
琢 横澤
Nobumori Shimizu
信盛 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2007053055A priority Critical patent/JP5171068B2/ja
Priority to US11/693,607 priority patent/US7997678B2/en
Publication of JP2007290352A publication Critical patent/JP2007290352A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5171068B2 publication Critical patent/JP5171068B2/ja
Priority to US13/967,051 priority patent/USRE46517E1/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】 安全率を考慮してむやみに不吐出検知が行われてしまうと、信頼性が向上する反面トータルでの記録処理時間、すなわちスループットを低下させてしまう。
【解決手段】 記録装置の累積吐出数をカウントし、そのカウント値に応じて不吐出検知の頻度を変更する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、記録ヘッドからインクを吐出して記録媒体へ記録を行うインクジェット記録装置に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリなどの記録装置、あるいはコンピュータやワードプロセッサ、ワークステーションなどの出力機器として用いられる記録装置は、画像情報に基づいて用紙に画像(文字や記号も含む)を記録するように構成されている。また、記録装置は、用紙だけでなくプラスチック薄板(OHP用紙など)等の記録媒体に画像を記録することが可能である。このような記録装置に用いられる記録手段の方式として、インクジェット式、ワイヤドット式、感熱式、熱転写式、レーザービーム式などがある。
記録媒体の搬送方向(副走査方向)と交差する方向にキャリッジを主走査させて記録するシリアルタイプの記録装置は、記録媒体を所定の記録位置にセットした後、主走査方向に移動(走査)するキャリッジに搭載した記録ヘッドにより画像を記録する。1行分(1記録走査分)の記録を終了した後に所定量の紙送り(搬送動作)を行い、次の行の画像を記録するように、記録動作と搬送動作とを繰り返すことにより、記録媒体の所望範囲に画像が記録される。
前述の記録方式のうち、インクジェット方式の記録装置(プリンタ)では、記録ヘッドの微細なノズルから微小なインク滴を吐出させることにより記録媒体に画像を形成する。このインクジェット方式の記録装置におけるインク滴の吐出方法として、インクを加熱して膜沸騰させ、その圧力でインク滴を飛翔させる方法が実用化されている。このようなインクジェット方式は、電子写真方式等のような中間転写体を必要とせず、画像が形成されるまでに介在するものが少ないので、意図した画像が安定に得られるという特徴をもつ。その一方、インクジェット方式は、塵や増粘インクによるノズルの詰まりや、インクを加熱するためのヒータの断線、インク滴によってノズル口が覆われてしまう等により、インクの吐出不良が発生することがある。このインクの吐出不良としては、ノズルからインク滴が吐出されない不吐出や、吐出されても吐出量が少ないもの、吐出されたインク滴の着弾位置がずれてしまうヨレなどがある。インクの吐出不良が発生すると、記録媒体上に着弾するインク滴がヨレたり着弾しないことにより、記録ヘッドの走査方向に沿って記録画像に白筋や黒筋が発生する場合があった。
インクの不吐出の発生を検出するために、発光素子と受光素子の間にインクを吐出させて、発光素子から照射された光がインク滴により遮断されたか否かを検知することにより不吐出の発生を検出する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような検出構成を備える記録装置は、不吐出を検知した場合に速やかにクリーニング処理を行うことで、ノズルの目詰まり等を回避することが可能であり、記録装置の信頼性を向上させることができる。
マルチパス印字の際に、不吐出ノズルが形成すべきドットを異なるノズルにて補完して記録することで、高品位な画像形成を可能にする記録装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。このような記録装置によれば、クリーニング処理等の回復動作を行っても不吐出が回復しないような場合においても、画像品位の低下を抑制できる。また、不吐出ノズルが存在していても画像が補完記録されるので、クリーニング処理を行う回数・程度を減らすことができ、クリーニングによるインク消費を抑制することも可能となる。
特開平8−309963号公報 特開2000−094662号公報
しかしながら、従来の記録装置においては、インクの吐出不良に対する対策に関して次のような問題点が存在した。
インクの吐出不良による画像品位の低下を低減させるために安全率を高く設定し、所定の頻度で吐出不良検知を行う構成が一般的である。しかし、吐出口面への紙紛やごみ等の付着、ヒータの断線などによる吐出不良の発生率は記録装置の稼動時間が長くなればなるほど高くなる。これは、記録装置の稼働時間が長くなるにつれ、記録装置内に蓄積した紙紛やごみ等が吐出口面に付着する確立が増したり、総吐出数の増大によってヒータ面の磨耗が進むためである。一方、吐出口からインクの溶媒である水分等が蒸発することで吐出口(ノズル)内のインク粘度が上昇して目詰まりを起したり、吐出に伴いインク液路内のインク中に生じる気泡がインク滴の吐出を妨げたりして吐出不良を発生させることも少なくない。このようなインク粘度の上昇や気泡による吐出不良の発生率は、記録装置の寿命などによって変化するものではなく、記録装置の使い始めから寿命まである一定の確率で発生する。
従来の記録装置においては、記録装置の稼動時間によって発生率の変化する吐出不良も、稼働時間によって発生率の変化しない吐出不良もどちらも検出可能なように、吐出不良を検出するタイミングに安全率を考慮して短めに設定していた。つまり、最も吐出不良が発生する確率の高い状態を想定して吐出不良の検出動作を高い頻度で行っていた。さらに、吐出不良の発生率は、インクの組成によっても大きく変化するために、複数のインクにより画像を形成する記録装置においては、複数のインクのうち最も吐出不良の発生率が高いインクに応じて吐出不良の検出動作を行う間隔を設定していた。
近年、技術の進歩により記録ヘッドの長尺化、およびノズルの高密度化の傾向にあるため、1回の吐出不良の検出動作に要する時間も増大する傾向にある。そのため、安全率を高く設定された頻度で吐出不良の検出動作を行うと、記録装置の信頼性は向上するものの、記録に要する時間が増大し、スループットを低下させてしまう問題が生じる。
さらに、記録ヘッドの長尺化、ノズルの高密度化により、1回の吐出不良の検出動作において吐出されるインクの量も増大し、必要以上にインクも消費されてしまう。
本発明は上記の問題点を解決するためになされたものであり、スループットの低下を抑制するとともに、記録装置の信頼性を向上させる記録装置を提供することを目的とする。
本発明は、記録ヘッドからインクを吐出して画像を記録する記録装置において、前記記録ヘッドからのインクの吐出状態を検出する検出手段と、前記記録装置の累積記録量に関するパラメータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記累積記録量に関するパラメータに基いて前記インクの吐出状態を検出する間隔を設定し、該設定した間隔で前記インクの吐出状態を検出するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、記録ヘッドの吐出口からインクを吐出して画像を記録する記録装置において、前記記録ヘッドからのインクの吐出状態を検出する検出手段と、前記記録装置の累積記録量に関するパラメータを記憶する記憶手段と、前記検出手段によってインクの吐出状態が不良であると検出される吐出口数が所定値以上であるときに前記累積記録量を計数して記憶し、前記累積記録量に関するパラメータに基いて前記インクの吐出状態を検出する間隔を設定するよう制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
さらに、本発明は、記録ヘッドからインクを吐出して画像を記録する記録方法において、前記記録ヘッドからのインクの吐出状態を検出する検出工程と、前記画像の記録による累積記録量に関するパラメータをメモリに記憶させ、前記累積記録量に関するパラメータに基いて前記インクの吐出状態を検出する間隔を設定し、設定した間隔で前記インクの吐出状態を検出するよう制御する制御工程と、を備えることを特徴とする。
さらにまた、記録ヘッドの吐出口からインクを吐出して画像を記録する記録方法において、前記記録ヘッドからのインクの吐出状態を検出する検出工程と、前記検出工程によりインクの吐出状態が不良であると検出される吐出口数が所定値以上であるときに累積記録量を計数し、当該累積記録量に基いて前記インクの吐出状態を検出する間隔を設定するよう制御する制御工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、スループットの低下を抑制するとともに、吐出不良による画像品位の低下をも低減させ、記録装置の信頼性を向上させることができる。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施形態について、詳細に説明する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わない。この「記録」とは、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。インクが記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の代表的な実施形態であるインクジェット記録装置(以下、記録装置)10の概略構成を示す概観斜視図である。図1に示す記録装置は、いわゆるシリアルスキャン型の記録装置であり、記録媒体の搬送方向(副走査方向)に対して交差する方向(主走査方向)に記録ヘッドを移動させて画像を形成する。
ここで、記録動作時の概略を図1を参照しながら説明する。
まず、給紙モータ5によりギヤを介して駆動される給紙ローラ6によって記録媒体が給紙搬送される。次に、キャリッジモータ3によりキャリッジ2を記録媒体の搬送方向とは交差(略直交)する方向にスキャンさせながら、記録ヘッドからインクを吐出することで一定のバンド幅で画像の記録を行う。その後、記録したバンド幅分だけ記録媒体を搬送し、さらに次のバンド幅の記録を行う。記録ヘッドによる記録走査と記録媒体の搬送動作とを繰り返すことで、記録媒体全体にわたる記録を完成させる。なお、本実施形態においては、キャリッジモータ3からキャリッジ2への駆動力の伝達にキャリッジベルト4を用いている。駆動伝達方法として、キャリッジベルト4の代わりにリードスクリュー等の他の方法を用いてもかまわない。
記録媒体積載部から給紙された記録媒体は、給紙ローラ6と圧力ローラ7の間を通って記録部分に導かれる。記録を行っていない休止状態にある記録ヘッドは、インク内の揮発成分の蒸発を低減するために、記録ヘッドの吐出口が形成された面(吐出口面)をキャップで当接するように覆っている(キャッピング)。キャッピングすることにより、吐出口を外気より遮断することができ、吐出口の乾燥を防止することができる。ホスト装置から画像データが送出されて記録装置が記録指示を受信したときには、キャッピングモータ1を駆動して吐出口面からキャップを離間させ、キャリッジ2の主走査方向への移動ができるようにする。記録ヘッドの1記録走査分の記録データがプリントバッファに蓄積されたら、キャリッジモータ3によりキャリッジ2を移動させて記録を行う。
なお、シリアルスキャン型の記録装置においては、記録ヘッドによる記録走査後に、記録したバンド幅よりも少ない搬送量だけ記録媒体の搬送を行うことがある。記録ヘッドの1回の走査で記録可能な領域に対して、記録ヘッドを複数回走査させて記録を完成させるマルチパス記録を行うことにより、ノズル毎の吐出量のばらつきに起因する色ムラを低減させた高品位な画像を形成することができる。このマルチパス記録を行う際には、1回の記録ヘッドの走査で記録可能な領域に対してn回の記録走査を行い、記録走査後には約1/nバンド幅分の記録媒体の搬送動作を行って画像を形成する。なお、複数回の記録走査で画像を形成する際には、マスクなどを用いて画像データを間引いて各記録走査で記録する記録データを生成する。なお、マルチパス記録において、1回の記録走査後に必ず搬送動作を行う必要はなく、n回の記録走査が終わってから記録媒体を1バンド幅分搬送しても画像は形成できる。さらに、複数回の記録走査と所定の搬送量の搬送動作とを組み合わせて画像を形成する記録方法もある。
本実施形態で用いるインクジェット記録ヘッド(記録ヘッドともいう)から吐出されるインクに用いられる水溶性有機溶剤としては、従来より公知となっているインクに使用されているものであれば概ね使用することができる。
図2は、図1に示す記録装置の制御部を示すブロック図である。
図2において、プログラマブル・ベリフェラルインタフェース(以下、PPIという)101は、ホストコンピュータ(不図示、以下ホストという)から送られてくる指令信号(コマンド)や記録情報信号を受信してMPU102に転送する。さらに、PPI101には、コンソール106からの制御信号や指示信号、及び、キャリッジ2がホーム位置にあることを検出するホーム位置センサ107からの信号が入力される。MPU102は、ROM105(メモリ)に記憶された制御プログラムに従って記録装置10の各部を制御する。RAM103(メモリ)は、ホストコンピュータから受信した受信信号を貯えたり、MPU102のワークエリアとして使用されたり、記録に関する各種データを一時的に記憶する。
ROM104には、フォントを記録するためのコード情報に対応した文字や記号等のパターン情報が格納されており、入力しされたコード情報に対応した各種パターン情報を出力する。プリントバッファ121には、ROM104から読み出されたパターンデータやホストから送信された記録情報を展開して得られたビットマップデータが格納される。このプリントバッファ121は、1回の記録ヘッドの記録走査に必要なビットマップデータを格納するだけの容量は少なくともある。ROM105には、MPU102が実行する処理プログラムが格納されている。これらの各部は、アドレスバス117およびデータバス118を介して、MPU102により制御される。
キャリッジモータ3は、記録ヘッド112を搭載したキャリッジ2を移動させて往復走査させるための駆動力を発生する。給紙モータ5は、記録媒体を搬送するための駆動力を発生する。キャッピングモータ1は、記録ヘッド112の吐出口面にキャップ部材を当接・離間する際や、吐出口面に付着したインクをワイパにより拭き取るワイピング動作の際に駆動される。シートセンサ109は、記録媒体の有無を検知し、本実施形態においては、記録ヘッド112による記録可能位置まで記録媒体が搬送されたか否かを検知している。
なお、キャッピングモータ1、キャリッジモータ3、給紙モータ5は、それぞれモータドライバ114〜116により駆動される。また、コンソール106には、キーボードスイッチ及び表示ランプなどが設けられている。さらに、ホーム位置センサ107はキャリッジ2のホーム位置近傍に設けられ、記録ヘッド112を搭載したキャリッジ2がホーム位置に到達したことを検知する。
本実施形態において、記録ヘッド112は、インクに熱エネルギーを与えて膜沸騰による状態変化を生起させてインク滴を吐出するサーマル方式のインクジェット記録ヘッドである。記録ヘッド112は、m個(例えば、64個)のインク吐出口を配列して設けており、各インク吐出口に対応してm個の電気熱変換体(ヒータともいう)が設けられている。記録ヘッド112のヒータは、記録情報信号に基いてヘッドドライバにより駆動される。
記録装置はPPI101を介してホストコンピュータやカメラ、スキャナーなどの外部装置に接続している。MPU102は、外部装置から送られてくるコマンドや記録情報信号と、ROM106に格納されている制御プログラムと、RAM106内に格納された記録情報と、に基づいて記録動作を制御する。また、各部に対する電力は電源部120により供給され、電源部120は駆動電源装置としてACアダプタと電池を有している。
図3にインク供給の構成を示す。
図3に示すように、本実施形態では、ブラックインク(Bk)、シアンインク(Cyan)、マゼンタインク(Magenta)、イエロインク(Yellow)の4色を記録に用いる。インクは、それぞれのインクを収容したインクタンク39からチューブ45を経由し、ジョイント46を介して記録ヘッド112に供給される。また、インクバッファ41は供給経路中(主にタンク内)の空気が膨張することによってインクタンク内からあふれ出るインクを一時的に保持する機能を有する。
インクタンクはPP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)等の樹脂によりインジェクションブロー等により成型され、超音波溶着、熱溶着、接着、勘合などの技術を用いて組み立てが行われる。インクタンク内部は外装がそのままインクチャンバーといて機能する形式のものや内部にインクを充填した袋を持つもの、また内部に多孔質体を挿入してインク保持をさせ同時に負圧を発生させるもの等がある。また、負圧機構をインクタンクに持たせる場合、インクタンク内部の袋部分を袋内部または外部に設けられたばね機構等によって拡大方向に支持することによって負圧を発生させることもある。
図4に記録ヘッド112の外観斜視図を示す。
図4に示すように、記録ヘッド112は、ブラックインクを吐出する複数のノズル15を配列したブラックヘッド14を含む。また記録ヘッド112は、シアンインク、マゼンタインク、イエロインクを夫々吐出するノズル16、17、18を夫々配列したシアンヘッド11、マゼンタヘッド12、イエロヘッド13を含んでいる。
ブラックヘッド14には、1cmあたり約245ノズルの密度で640個のノズルが配列されており、シアンヘッド11、マゼンタヘッド12、イエロヘッド13には夫々、1cmあたり約490ノズルの密度で1280個のが配列されている。4つの記録ヘッド11〜14に対して、それぞれ対応する色のインクが供給口23から供給される。
記録ヘッドの吐出口面に付着したごみやインクを払拭するワイパは、ワイパホルダにワイパ固定金具を用いて取り付けられている。ワイパは、図4に示すG方向に向かって駆動され、オリフィスおよびヘッド外面を払拭する。このワイパによるワイピング動作が終了すると、キャリッジ2はワイピング領域の外に退避し、ワイパはG方向の逆方向に移動してワイピング開始ポジションに戻る。
次に、本実施形態におけるインク吐出不良検出について説明する。図5は、光学的にインク吐出不良を検出する機構を模式的に示す図である。
本実施形態において、インクの吐出状態を検出するために発光素子58と受光素子59を含む光学式センサを用いている。図5Aに示すように、LEDなどの発光素子58は光を照射し、発光素子58に対向して設けられたフォトダイオードなどの受光素子59は発光素子58照射した光を受光する。発光素子58、受光素子59は、記録ヘッド112の幅よりも広い幅で配置され、4つの記録ヘッド11〜14を挟むように配置されている。本実施形態においては、発光素子が照射する光の中心(光軸)60と、複数のノズルが配列されたノズル列の並びが略平行になるよう発光、受光素子58、59が配置されている。このような光学式センサでは、記録ヘッドから吐出されたインク滴が発光素子から照射された光を遮ることにより、受光素子が受光する光量が低減したときにインク滴が吐出されていると検知する。なお、記録ヘッド11〜14の吐出口から吐出されるインク滴全てが、発光素子と受光素子からなる光学式センサにおける検出領域におさまらないときには、光学センサの検出範囲まで記録ヘッドを移動させ、検出可能な記録ヘッドからインク滴を吐出すればよい。そして、1つの記録ヘッドについて吐出状態の検出動作が終了したら、記録ヘッド112を少し移動して、次の記録ヘッドに関して吐出状態の検出動作を行えばよい。なお、ノズル列の並びに対して光軸60が斜めに交差するように発光、受光素子58、59を配置しても良い。このような構成では、記録ヘッドを移動させながらインク滴を吐出することでインクの吐出状態を検出することができる。
光学式センサの検出範囲に対応する位置に記録ヘッドの吐出口がないとき、または、吐出口から正常にインク滴が吐出されないときは、図5Aのように光軸60上にインク滴が存在しないため、発光素子58から照射された光はそのまま受光素子59へ到達する。このとき、受光素子59が受光する光量は低下しないため、受光素子59からの出力信号レベルは低下しない。そのため、MPU102は光学式センサの出力に基いてインクの吐出状態は不良状態または不吐出状態であると判断する。
一方、光学式センサの検出範囲に対応する位置に記録ヘッドの吐出口があり、吐出口から正常にインク滴が吐出されたときには、図5Bに示すように、記録ヘッド11〜14夫々から吐出されたインク滴61が光軸60を遮る。その結果、受光素子59が受光する光量が低下し、受光素子59からの出力信号レベルは低下する。そのため、MPU102はインクの吐出状態は良好(正常)であると検出する。
また、インクの吐出状態を検出するために吐出されたインク滴61は、図5Bのように廃インク65としてインク受け62で受け止められ、インク排出口64から排出されて廃インク吸収体(不図示)に導かれ、吸収される。なお、記録装置の構造的に廃インク吸収体等の吸収手段に吐出されたインクを吸収させることが困難な場合には適当な容積を持つインク溜め容器等に廃インクを回収してもよい。
図5Cは、連続して吐出されたインク滴が光軸60を遮っている様子を示している。このように、記録ヘッドから連続してインク滴を吐出させて吐出状態を検出することにより、より正確にインクの吐出状態を検出することが可能となる。また、インク滴がヨレて吐出されたときにはインク滴により遮られる光学式センサの検出範囲が少ないので、出力信号レベルはインクの吐出状態が良好であるときよりも高く、吐出状態が不吐出状態であるときよりも低くなる。このとき、MPU102は、出力信号レベルが所定レベル以上であれば吐出状態が不良状態であると判断する。
図6に記録装置を用いて記録を行った際の記録ヘッドから吐出されるインクの吐出数と、吐出不良状態になった吐出口の数の関係を表したグラフを示す。
図6のグラフから分かるように、記録ヘッドから吐出されるインク滴の総数(吐出総数、累積吐出数)が、4×10までは吐出不良状態となる吐出口数が少ない。また、累積吐出数が4×10以降は吐出不良状態となる吐出口の数が多くなる。これは、記録装置を使用し続けるうちに装置内に紙紛やごみ等が蓄積し、吐出口面に紙紛やごみ等が付着する確立が増したり、累積吐出数の増大化によってヒータ面の磨耗が進むため、吐出不良の発生率が急激に上昇すると考えられる。
吐出不良状態の吐出口を含む記録ヘッドにより画像を形成すると、記録媒体のインクが付与される位置にインク滴が着弾しないため、形成された画像が一部白く(白すじ;白地の記録媒体場合)残ってしまう。また、インク滴が重なって着弾し、形成された画像の一部だけ濃度が濃くなる濃度ムラ(黒すじ)を生じることもある。累積吐出数が8×10付近においても白すじや黒すじのない高品位な画像を形成するためには、約0.1×10吐出数おきにインクの吐出状態を検出し、吐出不良状態にあるときにはクリーニング処理(回復動作)を行うことが好ましい。さらに、クリーニング処理を行っても吐出状態が良好にならない場合には、不良吐出状態にある吐出口からインクを吐出せずに、他の吐出状態が良好な吐出口からインクを吐出して画像を形成するように、不吐補完処理を行うことが好ましい。従来の記録装置においては、記録装置に信頼性向上のために安全率を高めに設定してあり、常に約0.1×10吐出数おきにインクの吐出状態を検出して、検出結果に応じたクリーニング処理や不吐補完処理などの制御を行っていた。
しかしながら、比較的頻繁な吐出状態の検出処理を常に行うことにより、検出処理に要するインクの消費量が多くなることや、近年の吐出口の高密度化により1回の吐出状態の検出処理に要する時間が長くなりスループットが低下してしまう問題がある。そこで、本実施形態においては、累積吐出数に応じて吐出状態の検出処理を行う間隔を設定、変更する制御を行う。これにより、検出処理に要するインクの消費量を低減させ、スループットの低下を抑制しつつ、高品位な画像を形成することが可能となる。
図7は、本実施形態における吐出状態の検出処理(不吐出検出)の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、記録ヘッドから吐出されるインクの吐出状態を検出する処理(不吐出検出処理とも称する)を行うか判断するために、ステップS11では、MPU102は前回の不吐出検出処理を終えてから記録ヘッドから吐出された吐出数Taと、閾値Tとを比較する。ここで、閾値Tは、ROM105に記憶されている記録装置の累積吐出数と不吐検出頻度を示したテーブルなどを参照して、不吐出検出処理が行われる時点の閾値が設定されている。この不吐出検出頻度を示したテーブルは、記録装置の累積吐出数に対してインクの吐出状態が不良状態となる吐出口の数を示したもので、図6のような実験を行うことによって用意することができる。ステップS11において、前回の不吐出検出動作からの吐出数Taが閾値Tよりも大きいと判断されたときには、続くステップS12でインクの吐出状態が不良状態である吐出口を検出するための吐出不良ノズル検出シーケンスを行う。また、ステップS11において、前回の不吐出検出動作からの吐出数Taが閾値T以下であると判断されたときには、不吐出検出処理を行わなくて良いと判断できるので、このフローチャートを終了する。
ステップS12では、図5に示す光学式センサによる記録ヘッドから吐出されるインクの吐出状態を検出する吐出不良ノズル検出シーケンスが行われる。このとき、記録ヘッドのそれぞれの吐出口に対して不吐出ノズルだけを検出してもよく、また不吐出ノズルだけでなく吐出不良状態にあるノズルまで検出する構成としてもよい。吐出不良状態にあるノズルまで検出し、検出されたノズル以外のノズルから画像を形成する記録制御を行うことにより、高品位な画像を形成することが可能となる。不吐出ノズルだけを検出して、不吐補完記録を行うことにより、形成画像にドット抜けや白すじが発生しないので、吐出不良ノズルまでも用いないで形成した画像ほど高品位ではないものの、簡単に画像品位を向上させることが可能となる。次に、ステップS13では、ステップS12において検出された吐出不良ノズルと、前回の不吐出検出処理の検出結果(前回の不吐出検出処理において吐出不良ノズルであると検出されたノズル)とを比較する。さらに、このステップS13では、比較結果に基いて今回検出された吐出不良ノズルを吐出不良ノズルと決定するか判定する。次に、ステップS14では、前回の不吐出検出動作からの吐出数Taをカウントするカウンタの値をリセットして、処理を終了させる。なお、ステップS13において、吐出不良ノズルであると決定されたノズルは画像形成に用いず、他の吐出状態の良好なノズルからインクを吐出して画像形成を行う記録制御を行うことができる。特に、この記録制御を補完記録といい、吐出不良ノズルにより吐出される記録データを吐出不良ノズル近傍のノズルに振分けて、その吐出不良ノズル近傍のノズルからインクを吐出する補完記録方法がある。さらに、吐出不良ノズルにより吐出される記録データを他の記録走査において同じ位置にインクを吐出可能なノズルに振分けて、そのノズルからインクを吐出して補完記録を行う方法がある。
図8は、本実施形態における記録装置の累積吐出数と、その時点での不吐出検出処理の頻度を表した表である。従来の記録装置では、記録装置の吐出数が少ない状態であっても、吐出数が0.1×10(発)毎に不吐出検出処理を行うような制御になっているため、累積吐出数に関係なく吐出数が8×10まで不吐出検出処理を行う頻度は変化しない。そのため、不吐出検出処理が行われる総回数は80回にものぼり、その処理時間によってスループットが低下したり、試験的なインク吐出に要するインク消費量が大量になるため、ランニングコストを上昇させる原因となっていた。
本実施形態においては、累積吐出数が4×10になるまでは不吐出検出処理を行う頻度を0.5×10(発)毎とした。この領域では、目詰まりや気泡による吐出不良が一定頻度にて発生する確率があるものの、吐出不良ノズルの発生率が急激に増加することがないため、不吐出検出処理を行う頻度を低めに設定することが可能である。一方、累積吐出数が4×10〜6×10の間では不吐出検出処理が0.3×10(発)毎に行われるよう閾値Tの値を0.3×10に設定変更する。さらに、累積吐出数が6×10〜8×10の間では不吐出検出処理が0.1×10(発)毎に行われるよう閾値Tの値を変更する。つまり、累積吐出数が大きくなるにつれ、先の不吐出検出処理から次の不吐出検出処理が行われるまでの間隔が短くなるように閾値Tの値を徐々に小さくしている。本実施形態においては、累積吐出数に応じて不吐出検出処理を行うか判定する閾値Tの値を変更/設定することにより、不吐出検出処理が行われる頻度が累積吐出数によって異なることを特徴とする。累積吐出数が多い領域にあっては、紙紛やゴミ等の付着や、ヒータの磨耗などによって吐出不良ノズルが急激に増加するため、不吐出検出処理を行う頻度も段階的に高くする必要がある。
本実施形態のように、累積吐出数に応じて不吐出検出処理が行われる頻度を異ならせることにより、不吐出検出処理を行う総回数は34回に抑えることができる。それにより、不吐出検出処理に要する時間を短縮することができ、さらに消費インク量も低減させることができる。その結果、スループットを向上することができ、ランニングコストも低下することができるという効果を奏する。さらに、吐出不良ノズルを含む記録ヘッドによって形成される画像弊害を低減させることもできる。
なお、本実施形態においては記録装置の累積吐出数に応じて不吐出検出処理の頻度を変更する制御としたが、記録装置の累積記録面積や累積記録枚数、累積走査回数、累積吐出量などによって不吐出検出処理の頻度を変更しても良い。また、記録装置の累積稼動時間や記録ヘッドが記録装置に搭載されてからの時間などによって不吐出検出処理の頻度を変更しても良い。つまり、累積記録量に関するパラメータに応じて不吐出検出処理の頻度を変更する構成であればよい。動作も、不吐出の発生率が変化する場合には、不吐出検出の頻度を変更する制御としてもよく、印刷動作の量を記憶しておき、その量に応じて最適なタイミングで不吐出検出を行う制御とすればよい。
また、本実施形態においては、記録装置の累積記録量が増えた場合に不吐出検出処理の頻度を上げる制御としたが、累積記録量が増えた場合に不吐出の発生率が低下するような構成においては不吐出検出処理の頻度を下げる制御としてもよい。適宜最適な頻度にて不吐出検出が動作するように制御すればよい。
さらに、本実施形態において、吐出不良状態のノズルを検出する方法として光学的な方式を用いたが、ノズルチェックパターンなどを記録し、ユーザが不吐出ノズルを判定したり、ノズルチェックパターンを読み取って不吐出ノズルを判定する構成としてもよい。また、インクを吐出する際に熱エネルギーを印加するバブルジェット(登録商標)方式では、正常にインクが吐出されるときとされないときとで、記録ヘッドまたはインクの温度が異なるため、記録ヘッドまたはインクの温度を検出してインクの吐出状態を検出してもよい。インクを吐出する際に印加された熱エネルギーは、正常にインクが吐出されていればインク滴の吐出エネルギーに変換されるが、吐出不良状態にあるノズルでは印加された熱エネルギーが残るため、吐出状態によって記録ヘッドまたはインクの温度が異なってくる。
また、不吐出検出処理の実行を判断する閾値Tを設定するタイミングとしては、記録装置の電源投入時に行われる初期化処理や電源切断時の終了処理、記録信号を受信した記録開始時などのタイミングで行えばよい。さらに、記録動作の終了した記録終了後、1記録走査前後や1ページ毎の記録前後などのタイミングでもよい。記録装置の電源投入などのタイミングで閾値Tが設定されるときには、設定の頻度が比較的少なく処理を簡略化できる。また、1記録走査前後や1ページ毎の記録前後などのタイミングで閾値Tが設定されるときには、制御は多少煩雑になるが、累積記録量に対応したきめこまやかな不吐出検出処理の実行が可能となる。
なお、図7のステップS11の判断に従ってステップS12の吐出不良検出シーケンスを実行する構成としたが、記録中にこのステップS11で吐出不良検出シーケンスを実行すると判断されたときに、吐出不良検出シーケンスをすぐに実行しない構成としても良い。記録動作中(各記録走査の間)に吐出不良検出シーケンスを実行することで、先の記録走査と続く記録走査とで間隔が空いてしまい、時間差の濃度ムラが生じるおそれがある。そこで、記録動作中に吐出不良検出シーケンスの実行が必要であると判断されてもすぐにシーケンスを実行せず、1ページの記録が終了してからや、または記録指示のジョブがすべて終了してからなどまとまった記録動作が終了してからシーケンスを実行しても良い。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、累積記録量に関するパラメータである累積吐出数(ドットカウント値)をノズル列毎に個別に記憶し、そのドットカウント値に応じて不吐出検出処理の頻度をノズル列毎に制御することを特徴とする。累積記録量に関するパラメータのカウント方法、閾値T以外は第1の実施形態と同様の構成をもつインクジェット記録装置を用いている。
図9は、本実施形態における記録装置の累積吐出数と吐出不良の吐出口数との関係を、ノズル列毎(ここではノズル列毎に吐出するインク色が異なる)に示したグラフである。ブラックインクを吐出するノズル列は、第1の実施形態と同様に累積吐出数が4×10付近までは目詰まりや気泡による吐出不良が一定頻度にて発生する確率があるものの、その発生率が急激に増加することがない。一方で、累積吐出数が4×10以降は紙紛やゴミ等の付着や、ヒータの磨耗などによって吐出不良が急激に増加する傾向にある。
しかしながら、こうした不吐本数の発生状態はインクの組成や吐出特性によって大きく変化することが分かっている。図9においてイエローインクを吐出するノズル列は累積吐出数が2×10付近から増加するが、マゼンタインクを吐出するノズル列は累積吐出数が8×10付近まで不吐本数が大きく増加することはない。このような場合、安全率を考慮して各ノズル列の中で一番不吐本数の発生頻度が高いノズル列において記録不良が発生しないよう、不吐出検出を行うのが一般的である。ところが、不吐本数の発生頻度が少ないノズル列に対しても高い頻度にて不吐出検出を行うことになるため、その処理時間や試験的に吐出するインクの消費量などが増加してしまうという問題があった。本実施形態では、ノズル列毎に累積吐出数を記憶する構成とし、各ノズル列の累積吐出数に応じて不吐出検出処理を行う頻度を設定し、また不吐出検出処理が必要なノズル列だけ選択して行うよう制御する構成とした。
図10は、本実施形態における不吐出検出の動作を説明するためのフローチャートである。ステップS21において、ROM105に記憶されている各ノズル列の累積吐出数と不吐検出頻度とのテーブルを参照し、動作時点での各ノズル列の不吐検出閾値Tを読み出す。前回の不吐出検出動作から動作時点までの吐出数Taと、前記閾値Tを比較し、TaがTを超えていたノズル列が存在する場合には、そのノズル列の不吐出検出フラグをONにする(ステップS22)。TaがTより小さかった場合にはフラグをONせずに他のノズル列の判定を続け、全ノズル列の判定が終了(ステップS23)した時点でフラグがONしているノズル列を不吐出検出ノズル列として確定する(ステップS24)。不吐出検出ノズル列として確定したノズル列に関しては、ステップS25にて吐出不良ノズル検出シーケンスによって吐出不良ノズルの検出を行う。ステップS26ではステップS25にて検出された吐出不良ノズルに関し、前回の検出結果等と比較することで、最終的にこのノズルを吐出不良としてよいかどうかを判断する。さらに、ステップS27およびステップS28では、不吐出検出を行ったノズル列に関してのみ、前回の不吐出検出動作から動作時点までの吐出数Taと、不吐出検出フラグをリセットするようになっている。
図11は、本実施形態における記録装置の累積吐出数と、その時点での各ノズル列の不吐出検出処理の頻度を表した表である。従来例では、記録装置の吐出数が少ない状態であっても、全てのノズル列において0.1×10毎に不吐出検出を行うような制御になっているため、累積吐出数に関係なく吐出数が8×10まで不吐出検出を行う頻度はは変化しない。そのため、不吐出検出の総回数は80回にものぼり、且つノズル列1列分の処理時間は約1分であるため、総処理時間は80回×1分×ノズル列4列=320分にも及ぶ。
本実施形態においては、各ノズル列の不吐出検出処理の実行に関してノズル列毎の累積吐出数に応じて制御する構成とした。具体的には、ブラックインクを用いたノズル列においては、累積吐出数が増加すると吐出数が0.5×10毎、0.3×10毎、0.1×10毎へと徐々に不吐出検出処理の頻度が増加するように閾値を決めている。また、シアンインクを用いたノズル列においては、累積吐出数が増加すると不吐出検出処理の頻度も0.5×10毎から、0.3×10毎へ増加するようになっている。一方で、マゼンタインクを用いたノズル列およびイエローインクを用いたノズル列においては、累積吐出数が増加しても一定頻度にて不吐出検出処理を行うようになっており、それぞれ0.5×10毎、0.3×10毎の頻度にて処理を行う制御とした。
このように、吐出不良の発生頻度が高いノズル列に関しては不吐出検出処理の頻度を高く設定し、吐出不良の発生頻度が低いノズル列に関しては不吐出検出処理の頻度を低く設定することで、効率よく不吐出検出処理を行うことができる。さらに、本実施形態のように、それぞれのノズル列に対応して累積吐出数の増加に伴い吐出不良の発生頻度が高くなるような場合には、不吐出検出処理の頻度も高く設定するとよい。なお、本実施形態において、不吐出検出処理に要する時間は、ブラックインクのノズル列は34回×1分=34分である。同様に、シアンインクのノズル列は21回×1分=21分、マゼンタインクのノズル列は16回×1分=16分、イエローインクのノズル列は26回×1分=26分である。つまり、処理に要する総処理時間は97分である。従来の総処理時間320分と比較して短縮できていることがわかる。本実施形態によれば、記録装置の信頼性を低下させることなく、不吐出検出処理に要する時間の短縮によってスループットを向上させることができる、という点で非常に有益である。
なお、本実施形態においては各ノズル列の累積吐出数をカウントし、累積吐出数に応じて各ノズル列の不吐出検出頻度を制御する構成としたが、複数のノズル列の累積吐出数に応じて制御してもよい。また、複数のノズル列のうち、いずれかのノズル列が不吐出検出を行う場合には他のノズル列の不吐出検出を同時に行う処理としてもよく、各ノズル列の吐出不良発生頻度に応じて最適な間隔で不吐出検出を行う制御とすればよい。
また、本実施形態においては、各ノズル列の累積吐出数が閾値を超えたら、不吐出検出の頻度を変更する制御としたが、電源ON時に累積吐出数を判定して変更したり、数枚記録した後に判定して変更する制御としてもよい。処理時間がなるべく短縮できるように、適宜タイミングを最適化する制御とすればよい。
なお、吐出数をカウントする際に、実際に記録ヘッドからの吐出されたインク滴の数を吐出数としてカウントしても、記録ヘッドから吐出される際の信号(パルス)の数を吐出数とカウントしてもよい。さらには、累積記録量として、インク滴の数ではなく、吐出されたインク滴の量を計数する構成としてもよい。また、記録媒体上に画像を形成されるのに用いたインク滴の量だけでなく、画像の形成には寄与しない予備吐出動作において吐出されたインク滴の量をも含めて吐出数(吐出量)を計数する構成としてもよい。
また、本実施形態においてはノズル列毎に累積吐出数を計数する構成だが、複数のノズル列を含むノズル列群毎(複数のノズル列が形成されたチップ毎)に累積吐出数を計数する構成としてもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態として、不吐出検出により吐出不良の吐出口数が所定値以上である場合に、不吐出検出の頻度を変更する制御を行うことを特徴とする。
図12は、本発明におけるインクジェット記録装置の累積吐出数と吐出不良の吐出口数との関係を、2つの異なる記録ヘッドに関して示したグラフである。記録ヘッド1と記録ヘッド2は同じ構成の記録ヘッドであり、同じ種類のインクを吐出させたが、記録ヘッドの製造工程におけるばらつきや、記録装置の置かれた環境などによって吐出不良の発生頻度が異なる。
例えば、記録ヘッド1の吐出不良状態となる吐出口の発生状況は、上記実施形態1と同じ傾向を示している。一方、記録ヘッド2に関しては、累積吐出数が6×10付近までは目詰まりや気泡による吐出不良が一定頻度にて発生する確率があるものの、その発生率が急激に増加していない。しかし、累積吐出数が6×10以降は吐出不良が比較的多く発生する傾向にある。これはヒータ磨耗などによる耐性が、製造工程上のばらつきや、ヘッドの使用環境などによって変化するためである。このような場合、そのばらつき等を考慮して、一番安全率を確保できるよう不吐出検出の頻度を設定するのが一般的であった。しかし、不吐本数が増加していないにも関わらず不吐出検出の頻度が高くなったり、逆に不吐本数が増加しているのに不吐出検出の頻度が低かったりすることも少なくない。その場合には、装置の信頼性を低下させたり、処理時間の増加を発生させてしまうという問題があった。なお、図12には、記録ヘッド2が記録ヘッド1よりも吐出不良となる吐出口数が比較的少ないような結果が得られているが、逆に記録ヘッド1よりも累積吐出数の少ないうちに、吐出不良となる吐出口数が多くなることもあり得る。
そこで本実施形態では、不吐出検出処理によって検出された吐出不良の吐出口数(不吐本数とも称する)が所定数(閾値)を超えた場合に、その時点から累積吐出数をカウントしてRAMに記憶し、累積吐出数に応じて不吐出検出の頻度を変更する制御とした。
図13は、本実施形態における不吐出検出の動作を説明するためのフローチャートである。まず、ステップS31において累積吐出数Rを判定し、判定結果が0である場合にはその時点で不吐出検出によって検出された不吐本数Naと、閾値Nとを比較する(ステップS32)。ステップS32において不吐本数NaがNを超えていると判断されたときは、その時点からの累積吐出数をカウントするため、カウント値Rに前回の不吐出検出からの累積吐出数Taを追加した値を累積吐出数Rとする(ステップS33)。不吐本数NaがNを下回っていた場合には、累積吐出数Rには0を書き込み、累積吐出数をカウントしない。
ステップS34では、記録装置の制御部に内蔵されたMPU102が、ROM105に記憶されている記録装置の累積吐出数と不吐検出頻度とのテーブルを参照し、動作時点での不吐検出閾値Tを読み出す。前回の不吐出検出動作から動作時点までの吐出数Taと前記閾値Tとを比較し、TaがTを超えているときには吐出不良ノズル検出シーケンスを行い(ステップS35)、TaがTを下回っているときには不吐出検出動作を終了する。
ステップS35にて吐出不良ノズルが検出されると、ステップS36ではステップS35にて検出された吐出不良ノズルに関し、前回の検出結果等と比較することで、最終的にこのノズルを吐出不良としてよいかどうかを判断する。さらに、ステップS37では、前回の不吐出検出動作から動作時点までの吐出数Taをリセットする。
図14は、本実施形態における吐出数をカウントしはじめてからの累積吐出数と、その時点での各ノズル列の不吐出検出処理の頻度を示した表である。不吐本数が閾値を下回っていた場合には累積吐出数は0であり、目詰まりや気泡による吐出不良が一定頻度にて発生する確率があるもののその発生率が急激に増加することがないため、不吐出検出頻度を0.5×10に設定してある。一方、不吐本数が閾値を超えた場合には、ゴミ等の付着や、ヒータの磨耗などによって吐出不良が増加し始める傾向にあるため、累積吐出数に応じて不吐出検出の頻度を0.3×10毎から0.1×10毎へと頻度が増加するように設定している。本実施形態によると、偶発的にゴミ等の付着等によって不吐ノズルが増加したり、ヒータの磨耗が促進されるような場合であっても、最適な間隔にて不吐出検出を行うことができる。さらに、記録装置の信頼性が向上できるばかりでなく、無駄な処理時間を省くことができるという点において有益である。
なお、本実施形態においては1つの閾値を設定してその閾値を超えた場合に累積吐出数のカウントを始める制御としたが、2つ以上の閾値を設定して、その範囲内において累積吐出数に応じた不吐出検出の制御を行ってもよい。適宜最適な閾値を設定して、吐出不良の発生率に対して最適な間隔にて不吐出検出を行えるよう制御すればよい。
また、本発明において、累積記録量に関するパラメータとして累積吐出数などの1つのパラメータを用いる構成を説明したが、累積吐出数と累積累積稼働時間など2つ以上のパラメータに基いて不吐出検出処理の頻度を変更する構成としてもよい。
さらに、吐出不良状態の吐出口において、吸引回復動作や予備吐出動作などのインクの吐出状態を回復させる回復処理を行うことによって、吐出状態が良好になる場合がある。そのため、インクの吐出状態を検出する前に回復処理を行っても良い。それにより、インクの吐出状態をより正確に検出することが可能となる。
本発明に好適な記録装置の構成を示す模式図である。 記録装置の制御部を示すブロック図である。 インク供給の構成を示す図である。 記録ヘッド112の外観斜視図である。 光学的にインク吐出不良を検出する機構を模式的に示す図である。 第1の実施形態における累積吐出数と吐出不良ノズルの数の関係を示すグラフである。 第1の実施形態における不吐出検出処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態における累積吐出数と不吐出検出頻度を示す図である。 第2の実施形態における各ノズル列における累積吐出数と不吐本数の関係を示す図である。 第2の実施形態における不吐出検出処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態における累積吐出数と不吐出検出頻度を示す図である。 第3の実施形態における各ヘッドにおける累積吐出数と不吐本数の関係を示す図である。 第3の実施形態における不吐出検出処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態における累積吐出数と不吐出検出頻度を示す図である。
符号の説明
2 キャリッジ
3 キャリッジモータ
10 記録装置
11 シアンヘッド
12 マゼンタヘッド
13 イエロヘッド
14 ブラックヘッド
15 ブラックノズル
16 シアンノズル
17 マゼンタノズル
18 イエロノズル
58 発光素子
59 受光素子
60 光軸
61 インク滴
62 インク受け
64 インク排出口
65 廃インク
101 PPI
102 MPU
103 RAM
104、105 ROM
107 ホーム位置センサ
112 記録ヘッド

Claims (12)

  1. 記録ヘッドからインクを吐出して画像を記録する記録装置において、
    前記記録ヘッドからのインクの吐出状態を検出する検出手段と、
    前記記録装置の累積記録量に関するパラメータを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記累積記録量に関するパラメータに基いて前記インクの吐出状態を検出する間隔を設定し、該設定した間隔で前記インクの吐出状態を検出するよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記累積記録量に関するパラメータは、前記記録ヘッドから吐出されたインクの吐出数に関するパラメータであることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記累積記録量に関するパラメータは、前記記録ヘッドから吐出されたインクの吐出量に関するパラメータであることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記記憶手段は、前記記録ヘッドに配列されるノズル列毎に前記累積記録量に関するパラメータを記憶することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 前記制御手段は、前記ノズル列毎の累積記録量に関するパラメータに基いて前記インクの吐出状態を検出するノズル列を選択することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記制御手段は、前記累積記録量が増えるほど前記インクの吐出状態を検出する間隔が短くなるよう設定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の記録装置。
  7. 前記検出手段により、インクの吐出状態が不良であると検出された吐出口は記録に用いないよう制御する記録制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の記録装置。
  8. 前記記録ヘッドの吐出状態を良好に保つための回復手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記検出手段によりインクの吐出状態を検出する前に前記回復手段による前記記録ヘッドの回復動作を実行するよう制御することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の記録装置。
  9. 前記制御手段は、前記検出手段による検出結果と前記累積記録量に関するパラメータに基いて前記インクの吐出状態を検出する間隔を設定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の記録装置。
  10. 記録ヘッドの吐出口からインクを吐出して画像を記録する記録装置において、
    前記記録ヘッドからのインクの吐出状態を検出する検出手段と、
    前記記録装置の累積記録量に関するパラメータを記憶する記憶手段と、
    前記検出手段によってインクの吐出状態が不良であると検出される吐出口数が所定値以上であるときに前記累積記録量を計数して記憶し、前記累積記録量に関するパラメータに基いて前記インクの吐出状態を検出する間隔を設定するよう制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする記録装置。
  11. 記録ヘッドからインクを吐出して画像を記録する記録方法において、
    前記記録ヘッドからのインクの吐出状態を検出する検出工程と、
    前記画像の記録による累積記録量に関するパラメータをメモリに記憶させ、前記累積記録量に関するパラメータに基いて前記インクの吐出状態を検出する間隔を設定し、設定した間隔で前記インクの吐出状態を検出するよう制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする記録方法。
  12. 記録ヘッドの吐出口からインクを吐出して画像を記録する記録方法において、
    前記記録ヘッドからのインクの吐出状態を検出する検出工程と、
    前記検出工程によりインクの吐出状態が不良であると検出される吐出口数が所定値以上であるときに累積記録量を計数し、当該累積記録量に基いて前記インクの吐出状態を検出する間隔を設定するよう制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする記録方法。
JP2007053055A 2006-03-30 2007-03-02 インクジェット記録装置 Active JP5171068B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007053055A JP5171068B2 (ja) 2006-03-30 2007-03-02 インクジェット記録装置
US11/693,607 US7997678B2 (en) 2006-03-30 2007-03-29 Inkjet recording apparatus and method for recording an image
US13/967,051 USRE46517E1 (en) 2006-03-30 2013-08-14 Inkjet recording apparatus and method for recording an image

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006094558 2006-03-30
JP2006094558 2006-03-30
JP2007053055A JP5171068B2 (ja) 2006-03-30 2007-03-02 インクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007290352A true JP2007290352A (ja) 2007-11-08
JP5171068B2 JP5171068B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=38558228

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007053055A Active JP5171068B2 (ja) 2006-03-30 2007-03-02 インクジェット記録装置

Country Status (2)

Country Link
US (2) US7997678B2 (ja)
JP (1) JP5171068B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214469A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
JP2010089376A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Seiko Epson Corp 液体吐出装置およびその制御方法
JP2010120220A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Canon Inc プリンタ
JP2010155384A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Fujifilm Corp 画像形成装置及び方法並びに遠隔監視システム
US8262191B2 (en) 2009-06-23 2012-09-11 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and printing method
JP2012218375A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Seiko Epson Corp 液体吐出装置、検査方法およびプログラム
US8465116B2 (en) 2009-08-28 2013-06-18 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and printing method
JP2014022272A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Panasonic Corp デバイスの製造方法
US8936342B2 (en) 2012-02-10 2015-01-20 Fujifilm Corporation Image recording apparatus and recording defect inspection method for same
JP2015193131A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 ブラザー工業株式会社 印字装置及び印字装置の吐出不良ノズル検出方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009132515A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Brother Ind Ltd 記録装置
JP2010058451A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Seiko Epson Corp 印刷装置、及び印刷方法
JP2010058453A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Seiko Epson Corp 印刷装置、及び印刷方法
JP2012236299A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Seiko Epson Corp 流体吐出装置、ノズル検査方法、及び、ノズル検査プログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001310478A (ja) * 2000-04-27 2001-11-06 Seiko Epson Corp ノズルを選択して行うインク滴吐出検査
JP2002046289A (ja) * 2000-08-02 2002-02-12 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタ及びインク消費制御方法
JP2004276367A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Seiko Epson Corp 液滴吐出装置及び紙粉付着量検出方法
JP2004276366A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Seiko Epson Corp 液滴吐出装置及び気泡量検出方法
JP2005246645A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2006069111A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Canon Inc インクジェット記録装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5565898A (en) * 1993-11-05 1996-10-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink ejecting printer having different cleaning timings
US5627571A (en) * 1994-10-13 1997-05-06 Xerox Corporation Drop sensing and recovery system for an ink jet printer
DE69606456T2 (de) * 1995-05-22 2000-07-06 Canon Kk System zur Überwachung eines Tintenausstossausfalles
JP4250264B2 (ja) * 1998-07-22 2009-04-08 キヤノン株式会社 記録装置及びその制御方法、コンピュータ可読メモリ
JP2000062159A (ja) * 1998-08-17 2000-02-29 Oce Technol Bv 印刷装置のドット生成ユニットの故障を補償する方法
US6357849B2 (en) * 1998-11-12 2002-03-19 Seiko Epson Corporation Inkjet recording apparatus
US6565179B1 (en) * 1999-02-19 2003-05-20 Hewlett-Packard Company Method of detecting the end of life of a pen
JP3698055B2 (ja) * 2000-12-25 2005-09-21 セイコーエプソン株式会社 ドット抜け検査を行う印刷装置
US6682164B2 (en) * 2001-07-31 2004-01-27 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and apparatus for adaptive servicing of inkjet printers

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001310478A (ja) * 2000-04-27 2001-11-06 Seiko Epson Corp ノズルを選択して行うインク滴吐出検査
JP2002046289A (ja) * 2000-08-02 2002-02-12 Seiko Epson Corp インクジェットプリンタ及びインク消費制御方法
JP2004276367A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Seiko Epson Corp 液滴吐出装置及び紙粉付着量検出方法
JP2004276366A (ja) * 2003-03-14 2004-10-07 Seiko Epson Corp 液滴吐出装置及び気泡量検出方法
JP2005246645A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2006069111A (ja) * 2004-09-03 2006-03-16 Canon Inc インクジェット記録装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009214469A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法
JP2010089376A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Seiko Epson Corp 液体吐出装置およびその制御方法
JP2010120220A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Canon Inc プリンタ
JP2010155384A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Fujifilm Corp 画像形成装置及び方法並びに遠隔監視システム
US8317283B2 (en) 2008-12-26 2012-11-27 Fujifilm Corporation Image forming apparatus, image forming method, remote monitoring system, and method of providing maintenance service
US8262191B2 (en) 2009-06-23 2012-09-11 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and printing method
US8465116B2 (en) 2009-08-28 2013-06-18 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and printing method
JP2012218375A (ja) * 2011-04-13 2012-11-12 Seiko Epson Corp 液体吐出装置、検査方法およびプログラム
US8936342B2 (en) 2012-02-10 2015-01-20 Fujifilm Corporation Image recording apparatus and recording defect inspection method for same
JP2014022272A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Panasonic Corp デバイスの製造方法
JP2015193131A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 ブラザー工業株式会社 印字装置及び印字装置の吐出不良ノズル検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
USRE46517E1 (en) 2017-08-22
JP5171068B2 (ja) 2013-03-27
US20070229578A1 (en) 2007-10-04
US7997678B2 (en) 2011-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5171068B2 (ja) インクジェット記録装置
US7775622B2 (en) Inkjet printing apparatus and preliminary discharge control method of said apparatus
JP4086590B2 (ja) 記録装置及び予備吐出制御方法
US7798588B2 (en) Liquid ejecting apparatus and liquid ejecting method
JP4155532B2 (ja) インクジェット記録装置及びクリーニング制御方法
JP4646419B2 (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置の制御方法
US7240983B2 (en) Inkjet recording apparatus and preliminary discharge control method
JP2006142840A (ja) インクジェット記録装置及び予備吐出制御方法
JP2007268806A (ja) 記録装置及び吸引回復方法
JP7296761B2 (ja) 記録装置及びその制御方法
JP4850670B2 (ja) 記録装置
JP2005111981A (ja) インクジェット記録装置及び予備吐出制御方法
JP2013121664A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2007160802A (ja) インクジェット記録装置および記録方法
JP2011037103A (ja) インクジェット記録装置およびその記録方法
JP2004090264A (ja) インクジェット記録装置及びその制御方法、プログラム
JP4630558B2 (ja) 記録装置及び回復制御方法
JP2007268964A (ja) インクジェット記録方法及び装置
JP3913062B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2008126624A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2006168194A (ja) インクジェット記録装置
JP2012176590A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2000015835A (ja) インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法
JP2001146022A (ja) インクジェット記録装置、情報処理装置およびインク残量低下の判別方法
JP2005238610A (ja) インク堆積防止機構をもつ予備吐受容部およびこれを用いたインクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100302

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20100630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121225

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5171068

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111

Year of fee payment: 3