JP7378965B2 - 記録装置及びインクの堆積の抑制方法 - Google Patents
記録装置及びインクの堆積の抑制方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7378965B2 JP7378965B2 JP2019101823A JP2019101823A JP7378965B2 JP 7378965 B2 JP7378965 B2 JP 7378965B2 JP 2019101823 A JP2019101823 A JP 2019101823A JP 2019101823 A JP2019101823 A JP 2019101823A JP 7378965 B2 JP7378965 B2 JP 7378965B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- amount
- recording
- ejected
- absorber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 title claims description 32
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 25
- 239000000976 ink Substances 0.000 claims description 769
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 127
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 claims description 43
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 claims description 43
- 230000001629 suppression Effects 0.000 claims description 30
- 238000007639 printing Methods 0.000 claims description 26
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 20
- 239000000049 pigment Substances 0.000 claims description 18
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims description 16
- 230000002829 reductive effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 4
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 119
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 24
- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 description 14
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 9
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 8
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 8
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 5
- WBMKMLWMIQUJDP-STHHAXOLSA-N (4R,4aS,7aR,12bS)-4a,9-dihydroxy-3-prop-2-ynyl-2,4,5,6,7a,13-hexahydro-1H-4,12-methanobenzofuro[3,2-e]isoquinolin-7-one hydrochloride Chemical compound Cl.Oc1ccc2C[C@H]3N(CC#C)CC[C@@]45[C@@H](Oc1c24)C(=O)CC[C@@]35O WBMKMLWMIQUJDP-STHHAXOLSA-N 0.000 description 4
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 4
- 230000001603 reducing effect Effects 0.000 description 4
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 3
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000003906 humectant Substances 0.000 description 2
- 238000007641 inkjet printing Methods 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 238000003491 array Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Description
前記プラテンに設けられ、インクを吸収するためのインク吸収体と、
少なくとも、前記インク吸収体上に吐出された場合に堆積する第1のインクと、前記第1のインクと異なる種類であって前記インク吸収体上に吐出されたインクの堆積を抑制することが可能な第2のインクと、前記第1のインクと前記第2のインクと異なる種類であって前記インク吸収体上に吐出された場合に堆積する第3のインクと、前記第1のインクと前記第2のインクと前記第3のインクと異なる種類であって前記インク吸収体上に吐出された場合に堆積する第4のインクと、を含む複数のインクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドが記録媒体に記録を行う記録動作に伴い前記インク吸収体の所定の領域に吐出する前記第1のインクの量である第1の記録インク量と前記第3のインクの量である第3の記録インク量と前記第4のインクの量である第4の記録インク量の合計である記録インク量の情報と、前記記録ヘッドが記録媒体に記録を行う記録動作に伴い前記所定の領域に吐出するインクの量の合計である合計のインク量の情報と、を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得した前記合計のインク量の情報と前記記録インク量の情報に基づいて、前記インク吸収体上へ吐出されたインクの前記インク吸収体への吸収を促進するために、前記記録ヘッドが、前記記録動作が行われることに応じて前記所定の領域に吐出する前記第2のインクの量である第2の抑制インク量を決定する決定手段と、
を有する記録装置であって、
前記決定手段は、前記取得手段が取得した前記合計のインク量が第1量であり、前記第1の記録インク量が前記第1量に対して4分の1の量であり、前記記録ヘッドが記録媒体に記録を行う記録動作に伴い前記インク吸収体の所定の領域に吐出する前記第2のインクの量である第2の記録インク量が前記第1量に対して4分の1の量であり、前記第3の記録インク量が前記第1量に対して4分の1の量であり、前記第4の記録インク量が前記第1量に対して4分の1の量であるときの前記記録インク量に対する前記決定手段が決定した前記第2の抑制インク量の比より、前記取得手段が取得した前記合計のインク量が前記第1量より大きい第2量であり、前記第1の記録インク量が前記第2量に対して前記4分の1の量であり、前記記録ヘッドが記録媒体に記録を行う記録動作に伴い前記インク吸収体の所定の領域に吐出する前記第2のインクの量である第2の記録インク量が前記第2量に対して前記4分の1の量であり、前記第3の記録インク量が前記第2量に対して前記4分の1の量であり、前記第4の記録インク量が前記第2量に対して前記4分の1の量であるときの前記記録インク量に対する前記決定手段が決定した前記第2の抑制インク量の比の方が小さくなるように、前記第2の抑制インク量を決定することを特徴とする。
図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置1(以下、単に記録装置1とする)の内部機構を示す斜視図である。本実施形態に係る記録装置1は主に、記録媒体を給送する給送部、記録媒体を搬送する搬送部、記録媒体に記録を行う記録部、画像が記録された記録媒体を排出する排出部、記録部の記録性能を回復する回復部などから構成される。
図4は、本実施形態の記録部の構成を説明するための斜視図である。キャリッジ2には、記録ヘッド3が着脱自在に搭載される。さらに、記録ヘッド3に対して4種類のインクタンク(インクカートリッジ)12が着脱自在に装着される。記録装置1は、4種類のインクによって画像の記録を行い、記録ヘッド3に対して各々独立した4個のインクタンク12が装着される。本実施形態では、4個のインクタンクのインクはそれぞれ、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインク、の顔料インクとする。
図5は記録媒体Pとプラテン15を上方から見た図であり、縁なし記録を行う際の記録媒体Pとプラテン15に配されたインク吸収体21の関係を示す。
図6は本実施形態における記録装置の全体御部構成を示すブロック図である。CPU300は、ROM301とRAM302とを有する。CPU300は、ROM301に格納されたプログラムに従い、データ処理、記録ヘッド駆動およびキャリッジ駆動を以下の各部を介して制御し、記録動作及び予備吐出を含むメンテナンス動作を行う。RAM302はこのCPU300によるデータ処理等のワークエリアとして用いられ、一時的に複数スキャンの記録データ、及びインクジェット記録装置の回復処理動作及び供給動作に係るパラメータ等を保持する。インターフェース304はホスト装置と記録装置1を接続可能であり、CPU300はインターフェース304を介してホスト装置との通信処理を行う。
インク吸収体21上でインクの堆積が起こる際、まずインク吸収体21の表面付近にあるインクの中の溶媒成分、主に水分が蒸発してインクの粘度が上がることによりインクの流動性が低下する。流動性が低下したインクは廃インク収容体14まで到達せずにインク吸収体21の中にとどまり固着する。この時固着しているのはインク中の固形成分であり、主には顔料である。また、蒸発していない水分も含まれる。
堆積抑制インク量X=M+Y×2+K×5・・・式(1)
ここで、式(1)は各インク量に重みづけをした加重和の形式で合計したが、実験結果によっては重みづけをせずに合計してもよい。
蒸発係数β´={0.5×1+(0.9-0.5)×0.8}/0.9≒0.91
記録ヘッド3から吐出する堆積抑制インク量Tは式(2)によって求めることができる。
堆積抑制インク量T=堆積抑制インク量X×蒸発係数β´・・・式(2)
堆積抑制インク量X=4ng×20吐出×2000×200回+4ng×20吐出×2000×200回×2+4ng×20吐出×2000×200回×5
=0.256g
となる。
4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回
=0.128g
であり、表3より0.5g未満なので蒸発係数β´は1である。
よって、式(2)より堆積抑制インク量Tは、
堆積抑制インク量T=0.256g×1=0.256g
と求められる。
堆積抑制インク量T/インクの堆積を引き起こすインクの量
=0.256g/(4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回)
=0.256g/0.096g
=2.67
である。
堆積抑制インク量X=(4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回×2+4ng×20吐出×2000ノズル×200回×5)×10頁
=2.56g
となる。
(4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回)×10頁
=1.28g
なので、表3より蒸発係数βは0~0.5g分は1、0.5~1g分が0.8、1g~1.28g分は0.6となるため、
蒸発係数β´=(0.5×1+(1-0.5)×0.8+(1.28-1)×0.6)/1.28≒0.834
となる。
堆積抑制インク量T=2.56g×0.834=2.14g
となる。
堆積抑制インク量T/インクの堆積を引き起こすインクの量
=2.14g/(4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回)×10頁
=2.14g/0.96
=2.23
である。
式(1)より、
堆積抑制インク量X=(4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回×2+4ng×20吐出×2000ノズル×200回×5)×20頁
=5.12g
となる。
(4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回)×20頁
=2.56g
となる。表3より蒸発係数βは0~0.5g分は1、0.5~1g分が0.8、1g~1.5g分が0.6、1.5g~1.92g分が0となるため、蒸発係数β´は、
蒸発係数β´=(0.5×1+(1.0-0.5)×0.8+(1.5-1.0)×0.6+(2.56-1.5)×0)/2.56≒0.469
となる。
よって、式(2)より所定の領域に吐出する堆積抑制インク量Tは
堆積抑制インク量T=5.12g×0.469=2.4g
となる。
堆積抑制インク量T/インクの堆積を引き起こすインクの量
=2.4g/(4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回)×20頁
=2.14g/1.92
=1.11
である。
第1の実施形態は、堆積インクの吐出量に応じて堆積抑制インク量を決定する形態であった。しかし、縁なし記録や予備吐出においては、堆積インクだけではなく堆積抑制インクも吐出している場合がある。そのような場合には、図8のステップS5の堆積抑制のための吐出をしなくとも、縁なし記録や予備吐出のために吐出された堆積抑制インクによってある程度は堆積が抑制されている。本実施形態では、縁なし記録や予備吐出のときに吐出された堆積抑制インク量も考慮してステップS5の堆積抑制のための堆積抑制インク量を決定する。本実施形態の堆積抑制処理は第1の実施形態の図8の堆積抑制処理における堆積抑制インク量の算出の方法以外は同様の処理を行うため、ステップS4で算出する堆積抑制インク量の算出方法についてのみ説明を行う。
堆積抑制インク量X=堆積抑制インク量X=M+Y×2+K×5-C・・・式(3)
記録ヘッド3から吐出する堆積抑制インク量Tは式(2)によって求めることができる。
堆積抑制インク量T=堆積抑制インク量X×蒸発係数β´・・・式(2)
以下、堆積抑制インクの吐出量について具体例を用いて説明する。ここでは予備吐出によってインクが付与されたインク吸収体21の領域に吐出する堆積抑制インクを算出する。
堆積抑制インク量X=4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回×2+4ng×20吐出×2000ノズル×200回×5-4ng×20吐出×2000ノズル×200回
=0.224g
となる。
4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回
=0.128g
である。表3より蒸発係数β´=1となり、式(2)より堆積抑制インク量Tは、
堆積抑制インク量T=0.224g×1=0.224g
となる。
堆積抑制インク量T/インクの堆積を引き起こすインクの量
=0.224g/(4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回-4ng×20吐出×2000ノズル×200回)
=0.224g/0.064
=3.50
である。
堆積抑制インク量X=(4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回×2+4ng×20吐出×2000ノズル×200回×5-4ng×20吐出×2000ノズル×200回)×10頁
=2.24g
となる。
(4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回)×10頁
=1.28g
である。表3より蒸発係数βは0~0.5g分は1、0.5~1g分が0.8、1~1.28g分が0.6となるため、
蒸発係数β´=(0.5×1+(1-0.5)×0.8+(1.28-1)×0.6)/1.28≒0.834
となる。よって、式(2)より堆積抑制インク量Tは
堆積抑制インク量T=2.24g×0.834≒1.869g
となる。
堆積抑制インク量T/インクの堆積を引き起こすインクの量
=1.869g/(4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回+4ng×20吐出×2000ノズル×200回-4ng×20吐出×2000ノズル×200回)×10頁
=1.869g/0.64
=2.92
である。
3 記録ヘッド
14 廃インク収容体
15 プラテン
21 インク吸収体
300 CPU
301 ROM
302 RAM
Claims (20)
- 記録媒体を支持するプラテンと、
前記プラテンに設けられ、インクを吸収するためのインク吸収体と、
少なくとも、前記インク吸収体上に吐出された場合に堆積する第1のインクと、前記第1のインクと異なる種類であって前記インク吸収体上に吐出されたインクの堆積を抑制することが可能な第2のインクと、前記第1のインクと前記第2のインクと異なる種類であって前記インク吸収体上に吐出された場合に堆積する第3のインクと、前記第1のインクと前記第2のインクと前記第3のインクと異なる種類であって前記インク吸収体上に吐出された場合に堆積する第4のインクと、を含む複数のインクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドが記録媒体に記録を行う記録動作に伴い前記インク吸収体の所定の領域に吐出する前記第1のインクの量である第1の記録インク量と前記第3のインクの量である第3の記録インク量と前記第4のインクの量である第4の記録インク量の合計である記録インク量の情報と、前記記録ヘッドが記録媒体に記録を行う記録動作に伴い前記所定の領域に吐出するインクの量の合計である合計のインク量の情報と、を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得した前記合計のインク量の情報と前記記録インク量の情報に基づいて、前記インク吸収体上へ吐出されたインクの前記インク吸収体への吸収を促進するために、前記記録ヘッドが、前記記録動作が行われることに応じて前記所定の領域に吐出する前記第2のインクの量である第2の抑制インク量を決定する決定手段と、
を有する記録装置であって、
前記決定手段は、前記取得手段が取得した前記合計のインク量が第1量であり、前記第1の記録インク量が前記第1量に対して4分の1の量であり、前記記録ヘッドが記録媒体に記録を行う記録動作に伴い前記インク吸収体の所定の領域に吐出する前記第2のインクの量である第2の記録インク量が前記第1量に対して4分の1の量であり、前記第3の記録インク量が前記第1量に対して4分の1の量であり、前記第4の記録インク量が前記第1量に対して4分の1の量であるときの前記記録インク量に対する前記決定手段が決定した前記第2の抑制インク量の比より、前記取得手段が取得した前記合計のインク量が前記第1量より大きい第2量であり、前記第1の記録インク量が前記第2量に対して前記4分の1の量であり、前記記録ヘッドが記録媒体に記録を行う記録動作に伴い前記インク吸収体の所定の領域に吐出する前記第2のインクの量である第2の記録インク量が前記第2量に対して前記4分の1の量であり、前記第3の記録インク量が前記第2量に対して前記4分の1の量であり、前記第4の記録インク量が前記第2量に対して前記4分の1の量であるときの前記記録インク量に対する前記決定手段が決定した前記第2の抑制インク量の比の方が小さくなるように、前記第2の抑制インク量を決定することを特徴とする記録装置。 - 前記取得手段は、取得した前記合計のインク量の情報に基づいて、インク中の水分の蒸発のしやすさに関する情報を取得し、
前記決定手段は、前記蒸発のしやすさに関する情報に基づいてインクの吸収を促進するための前記第2の抑制インク量を決定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - インク中の水分の蒸発のしやすさが所定の段階であるときのインクの吸収を促進するために吐出する前記第2のインクの量を算出する算出手段をさらに有し、
前記決定手段は、前記算出手段が算出した当該第2のインクの量と、前記蒸発のしやすさに関する情報と、に基づいて前記所定の領域に吐出する前記第2の抑制インク量を決定することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。 - 前記算出手段は、前記取得手段が取得した前記第1の記録インク量の情報、前記第3の記録インク量の情報、前記第4の記録インク量の情報に基づいてインク中の水分の蒸発のしやすさが所定の段階であるときのインクの吸収を促進するために吐出する前記第2のインクの量を算出することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
- 前記算出手段が算出する前記蒸発のしやすさが所定の段階であるときのインクの吸収を促進するために吐出する前記第2のインクの量は、蒸発のしやすさが所定の段階のときの前記取得手段が取得した前記第1の記録インク量、前記第3の記録インク量、前記第4の記録インク量に対するインクの吸収を促進するための前記第2のインクの量から、前記記録動作に伴って前記所定の領域に吐出される前記第2の記録インク量を減らした量であることを特徴とする請求項3または4に記載の記録装置。
- 前記第1のインク、前記第3のインク、前記第4のインクにはそれぞれ係数が設定されており、
前記算出手段は、前記第1の記録インク量、前記第3の記録インク量、前記第4の記録インク量に、前記設定された係数をそれぞれ乗算し、合計した値に基づいて、前記インク中の水分の蒸発のしやすさが所定の段階であるときのインクの吸収を促進するために吐出する前記第2のインクの量を算出することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。 - 前記第1のインク、前記第3のインク、前記第4のインクにはそれぞれ係数が設定されており、
前記算出手段が算出する前記蒸発のしやすさが所定の段階であるときのインクの吸収を促進するために吐出する前記第2のインクの量は前記第1の記録インク量、前記第3の記録インク量、前記第4の記録インク量に、前記設定された係数をそれぞれ乗算し、合計した値から、前記第2の記録インク量を減らした量であることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。 - 前記取得手段は、前記合計のインク量の情報に基づいてインク中の水分の蒸発のしやすさの段階に対応する係数を取得し、
前記決定手段は、前記係数と前記算出手段が算出した前記第2のインクの量とを積算することによって前記所定の領域に吐出する前記第2の抑制インク量を決定することを特徴とする請求項3乃至7のいずれか1項に記載の記録装置。 - 前記係数は、前記取得手段が取得した前記合計のインク量が第1の量の場合よりも、前記合計のインク量が前記第1の量よりも大きい場合の方が小さいことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
- 前記記録ヘッドは、前記インク吸収体へのインクの吸収を促進するための前記第2のインクの吐出を前記記録動作が終了した後に行うことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の記録装置。
- 次に記録する記録媒体が、前に記録した記録媒体とは幅が異なる場合には、前記記録ヘッドは前記次に記録する記録媒体の記録を行う前に前記インク吸収体へのインクの吸収を促進するための前記第2のインクの吐出を行うことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記記録ヘッドは、記録媒体に記録を行う記録動作に伴って前記所定の領域に画像の記録に寄与しないインクを吐出する予備吐出動作を行い、
前記所定の領域は前記インク吸収体の記録媒体外の領域であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の記録装置。 - 前記所定の領域は、前記記録媒体に縁なし記録を行うときにインクが吐出される前記記録媒体の外側の領域であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記第1のインクは顔料インクであって、
前記第2のインクは、前記第1のインクよりも顔料濃度の低いインクであることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の記録装置。 - 前記第2のインクは顔料を含まないインクであることを特徴とする請求項14に記載の記録装置。
- 記録媒体を支持するプラテンと、
前記プラテンに設けられ、インクを吸収するためのインク吸収体と、
少なくとも、前記インク吸収体上に吐出された場合に堆積する第1のインクと、前記第1のインクと異なる種類であって前記インクの堆積を抑制することが可能な第2のインクと、を含む複数のインクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドが記録媒体に記録を行う記録動作に伴い前記インク吸収体の所定の領域に吐出する前記第1のインクの量の情報と、前記記録ヘッドが記録媒体に記録を行う記録動作に伴い前記所定の領域に吐出するインクの量の合計である合計のインク量の情報と、
を取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得した前記合計のインク量の情報と前記第1のインクの量の情報に基づいて、前記インク吸収体上へ吐出されたインクの前記インク吸収体への吸収を促進するために、前記記録ヘッドが前記記録動作に応じて前記所定の領域に吐出する前記第2のインクの量である第2の抑制インク量を決定する決定手段と、
を有する記録装置であって、
前記取得手段は、前記合計のインク量に基づいてインク中の水分の蒸発のしやすさに関する情報を取得し、
前記決定手段は、前記取得手段が取得した前記第1のインクの量の情報と、前記取得手段が取得した前記蒸発のしやすさに関する情報と、に基づいて前記記録ヘッドが前記記録動作に応じて前記所定の領域に吐出する前記第2の抑制インク量を決定することを特徴とする記録装置。 - 前記蒸発のしやすさに関する情報は係数であり、
前記決定手段は、前記取得手段が取得した前記第1のインクの量の情報に基づいてインク中の水分の蒸発のしやすさが所定の段階であるときのインクの吸収を促進するために吐出する前記第2のインクの量と、前記係数を積算することによって前記第2の抑制インク量を決定することを特徴とする請求項16に記載の記録装置。 - 前記係数は、前記取得手段が取得した前記合計のインク量が第1の量の場合よりも、前記合計のインク量が前記第1の量よりも大きい場合の方が小さいことを特徴とする請求項17に記載の記録装置。
- 記録媒体を支持するプラテンに設けられたインクを吸収するためのインク吸収体の所定の領域に、少なくとも、前記インク吸収体上に吐出された場合に堆積する第1のインクと、前記第1のインクと異なる種類であって前記インク吸収体上に吐出されたインクの堆積を抑制することが可能な第2のインクと、前記第1のインクと前記第2のインクと異なる種類であって前記インク吸収体上に吐出された場合に堆積する第3のインクと、前記第1のインクと前記第2のインクと前記第3のインクと異なる種類であって前記インク吸収体上に吐出された場合に堆積する第4のインクと、を含む複数のインクを吐出する記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出することによって記録を行う記録動作に伴い前記所定の領域に吐出されるインクの量の合計である合計のインク量の情報と、前記記録動作に伴い前記記録ヘッドが前記所定の領域に吐出する前記第1のインクの量である第1の記録インク量と前記第3のインクの量である第3の記録インク量と前記第4のインクの量である第4の記録インク量の合計である記録インク量の情報と、を取得する取得工程と、
取得した前記合計のインク量の情報と前記記録インク量の情報に基づいて、前記インク吸収体上へ吐出されたインクの前記インク吸収体への吸収を促進するために、前記記録動作に応じて前記記録ヘッドが前記所定の領域に吐出する前記第2のインクの量である第2の抑制インク量を決定する決定工程と、を有するインクの堆積の抑制方法であって、
前記決定工程において、前記取得工程で取得した前記合計のインク量が第1量であり、前記第1の記録インク量が前記第1量に対して4分の1の量であり、前記記録動作に伴い前記記録ヘッドが前記所定の領域に吐出する前記第2のインクの量である前記記録動作に伴い前記記録ヘッドが前記所定の領域に吐出する前記第2のインクの量である第2の記録インク量が前記第1量に対して4分の1の量であり、前記第3の記録インク量が前記第1量に対して4分の1の量であり、前記第4の記録インク量が前記第1量に対して4分の1の量であるときの前記記録インク量に対する前記決定工程で決定した前記第2の抑制インク量の比より、前記取得工程で取得した前記合計のインク量が前記第1量より大きい第2量であり、前記第1の記録インク量が前記第2量に対して前記4分の1の量であり、前記記録動作に伴い前記記録ヘッドが前記所定の領域に吐出する前記第2のインクの量である前記第2の記録インク量が前記第2量に対して前記4分の1の量であり、前記第3の記録インク量が前記第2量に対して前記4分の1の量であり、前記第4の記録インク量が前記第2量に対して前記4分の1の量であるときの前記記録インク量に対する前記決定工程で決定した前記第2の抑制インク量の比の方が小さくなるように、前記第2の抑制インク量を決定することを特徴とするインクの堆積の抑制方法。 - 記録媒体を支持するプラテンに設けられたインクを吸収するためのインク吸収体の所定の領域に、少なくとも、前記インク吸収体上に吐出された場合に堆積する第1のインクと、前記第1のインクと異なる種類であって前記インクの堆積を抑制することが可能な第2のインクと、を含む複数のインクを吐出する記録ヘッドから記録媒体にインクを吐出することによって記録を行う記録動作に伴い前記所定の領域に吐出されるインクの量の合計である合計のインク量の情報と、前記記録動作に伴い前記記録ヘッドが前記所定の領域に吐出する前記第1のインクの量の情報と、を取得する取得工程と、
前記取得工程にて取得した前記合計のインク量の情報と前記第1のインクの量の情報に基づいて、前記インク吸収体上へ吐出されたインクの前記インク吸収体への吸収を促進するために、前記記録動作に応じて前記記録ヘッドが前記所定の領域に吐出する前記第2のインクの量を決定する決定工程と、を有するインクの堆積の抑制方法であって、
前記取得工程において、前記合計のインク量に基づいたインク中の水分の蒸発のしやすさに関する情報を取得し、
前記決定工程において、前記取得工程にて取得した前記第1のインクの量の情報と、前記取得工程にて取得した前記蒸発のしやすさに関する情報と、に基づいて前記記録ヘッドが前記記録動作に応じて前記所定の領域に吐出する前記第2のインクの量を決定することを特徴とするインクの堆積の抑制方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019101823A JP7378965B2 (ja) | 2019-05-30 | 2019-05-30 | 記録装置及びインクの堆積の抑制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019101823A JP7378965B2 (ja) | 2019-05-30 | 2019-05-30 | 記録装置及びインクの堆積の抑制方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020196135A JP2020196135A (ja) | 2020-12-10 |
JP7378965B2 true JP7378965B2 (ja) | 2023-11-14 |
Family
ID=73648313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019101823A Active JP7378965B2 (ja) | 2019-05-30 | 2019-05-30 | 記録装置及びインクの堆積の抑制方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7378965B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009061726A (ja) | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Seiko Epson Corp | 液体吐出装置、その制御方法 |
JP2014076612A (ja) | 2012-10-11 | 2014-05-01 | Canon Inc | インクジェット記録装置 |
JP2019005910A (ja) | 2017-06-20 | 2019-01-17 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置 |
-
2019
- 2019-05-30 JP JP2019101823A patent/JP7378965B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009061726A (ja) | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Seiko Epson Corp | 液体吐出装置、その制御方法 |
JP2014076612A (ja) | 2012-10-11 | 2014-05-01 | Canon Inc | インクジェット記録装置 |
JP2019005910A (ja) | 2017-06-20 | 2019-01-17 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020196135A (ja) | 2020-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6969159B2 (en) | Ink drop detector configurations | |
US7481526B2 (en) | Image forming apparatus | |
US7524005B2 (en) | Liquid ejection apparatus, inkjet recording apparatus and liquid removal method | |
US20090021548A1 (en) | Inkjet printing apparatus and method for performing maintenance on inkjet printing apparatus | |
JP2008254200A (ja) | 清掃装置及び液体吐出装置並びに液体吐出面清掃方法 | |
US6742864B2 (en) | Waste ink removal system | |
JP2009269313A (ja) | インクジェット記録装置および予備吐出方法 | |
JP4933201B2 (ja) | 液体供給方法 | |
JP4913525B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2020090095A (ja) | 記録装置および判定方法 | |
US7240983B2 (en) | Inkjet recording apparatus and preliminary discharge control method | |
US6454374B1 (en) | Uni-directional waste ink removal system | |
JP6425701B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP4258732B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP7378965B2 (ja) | 記録装置及びインクの堆積の抑制方法 | |
US6454373B1 (en) | Ink drop detector waste ink removal system | |
JP2705992B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
US7806494B2 (en) | Recording apparatus | |
JP7346084B2 (ja) | 情報処理装置、記録装置及び記録方法 | |
JP2005111981A (ja) | インクジェット記録装置及び予備吐出制御方法 | |
JP6685980B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP4492477B2 (ja) | 記録装置および液体噴射装置 | |
US7892330B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2009166438A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2021088176A (ja) | 吐出装置及び堆積の抑制方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220527 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230303 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230314 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230512 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230606 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230802 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231003 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231101 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7378965 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |