JP2021085856A - 異常検出装置、電気機器、画像形成装置、電気機器の異常検出方法、及び異常検出プログラム - Google Patents

異常検出装置、電気機器、画像形成装置、電気機器の異常検出方法、及び異常検出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】検出部の異常発生原因を容易に特定できる。【解決手段】異常検出装置310は、センサとセンサに接続されるハーネスとを有すると共に電気機器の情報を検出する検出部に異常が発生したとき、抵抗体及び容量素子により設定されるセンサの出力信号の立ち上がり時間を計測する時間計測部313と、立ち上がり時間に応じて、異常の発生原因がセンサであるかハーネスであるかを特定する原因特定部314とを備える。【選択図】図2

Description

本開示は、異常検出装置、電気機器、画像形成装置、電気機器の異常検出方法、及び異常検出プログラムに関する。
特許文献1には、ワイヤーハーネス(以下、ハーネス)中の電線に断線、短絡などが生じた場合の故障位置を検出する技術が開示される。特許文献1の技術は、電線にパルス信号を送信し、送信波と反射波の時間差を測定することによって、ハーネスの断線を検出する。
しかしながら、この種の従来技術は、ハーネスと当該ハーネスに接続されるセンサとの何れか一方に異常が発生した場合、ハーネス自体の異常(断線、コネクタ抜けなど)なのかセンサ自体の異常なのかを切り分けることができない。従って、異常発生箇所を切り分けるための作業が必要になり、異常原因を特定するまでに時間を要するという課題があった。
本開示は、上記課題に鑑み、検出部の異常発生原因を容易に特定できる。
上記課題に鑑み、本開示に係る異常検出装置は、センサと前記センサに接続されるハーネスとを有すると共に電気機器の情報を検出する検出部に異常が発生したとき、抵抗体及び容量素子により設定される前記センサの出力信号の立ち上がり時間を計測する時間計測部と、前記立ち上がり時間に応じて、前記異常の発生原因が前記センサであるか前記ハーネスであるかを特定する原因特定部と、を備える。
本開示によれば、検出部の異常発生原因を容易に特定できるという効果を奏する。
本実施の形態に係る異常検出装置を備えた画像形成装置のハードウェア構成を示す図 異常検出装置の機能構成例を示す図 異常検出装置の動作を説明するためのフローチャート ハーネスに異常が生じたときのセンサ出力信号の立ち上がり時間を示すタイミングチャート センサに異常が生じたときのセンサ出力信号の立ち上がり時間を示すタイミングチャート センサの変形例を示す図
以下、本開示を実施するための形態について図面を用いて説明する。
図1は本実施の形態に係る異常検出装置を備えた画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。
画像形成装置100は、電気機器の一例である。画像形成装置100は、検出部200とI/Oボードなどの基板300とを備える。
検出部200は、電気機器の情報を検出する情報検出手段である。検出部200は、センサ210及びハーネス220を備える。
センサ210は、例えば透過型フォトセンサである。センサ210は、発光部1、受光部2、受光部2の出力を増幅する増幅器3、コンパレータ4、同期検出回路5、復調回路6、抵抗体R1、コンデンサC1、ノイズ除去或いは電源電圧の安定化を図るためのコンデンサC2を備える。
コンパレータ4は、増幅器3で増幅された信号と定電圧回路7からの基準電圧とを比較し、例えば増幅器3からの電圧が基準電圧よりも高い場合、Lowレベルの信号を出力し、増幅器3からの電圧が基準電圧よりも低い場合、Highレベルの信号を出力する。
同期検出回路5は、コンパレータ4からの信号を同期検出信号として入力し、同期検出信号のHighレベルとLowレベルの切替わりの時間を取得することにより、発光部1及び受光部2で検出される物体(例えば紙などの記録媒体)の位置を検出する。
復調回路6は、同期検出回路5からの信号が、受光部2に発生する出力信号と等価となるように信号(Highレベル又はLowレベルのオンオフ信号)を復調し、復調した信号を、スイッチング素子S1をスイッチング動作させる駆動信号として、スイッチング素子S1のゲートに入力する。なお、本実施の形態のセンサ210は、npn型トランジスタをスイッチング素子S1として利用するが、スイッチング素子S1は、スイッチング動作するものであればよく、npn型トランジスタに限定されない。
スイッチング素子S1のコレクタには、プルアップ抵抗である抵抗体R1の一端と、センサ210の信号を出力する端子である出力端子Voutと、コンデンサC1の一端とが接続される。
コンデンサC1は、センサ出力信号200aの電圧を安定させる共に、検査モードの際、センサ出力信号200aの立ち上がり時間を設定するための容量素子として機能する。センサ出力信号200aは、Lowレベル又はHighレベルの2値の信号である。コンデンサC1は、出力端子Voutと接地端子GNDとの間に接続され、その静電容量は、例えば0.1μFである。なおコンデンサC1は、センサ出力信号200aを異常検出装置310に伝達する経路(例えば、スイッチング素子S1のコレクタから電源部322までの導体)に接続されていればよく、コンデンサC1の接続位置は図示例に限定されない。
抵抗体R1の他端は、センサ210の電源端子Vccと、コンデンサC2の一端とに接続される。コンデンサC2は、電源端子Vccと接地端子GNDとの間に接続される容量素子であり、その静電容量は、例えば1.0μFである。
抵抗体R1及びコンデンサC2は、電源端子Vcc及びハーネス220を介して、基板300の電源部321と電気的に接続される。
スイッチング素子S1のエミッタと、コンデンサC1の他端と、コンデンサC2の他端とは、センサ210の接地端子GND及びハーネス220を介して、基板300のグランド323と電気的に接続される。
ハーネス220は、電源供給や信号通信に用いられる複数の配線を束にして、これらの配線に多芯コネクタを取り付けたものである。ハーネス220は、複数の配線221と、複数の配線223と、配線221に配線223を接続するコネクタ222と、配線223を基板300に接続するためのコネクタ224とを備える。
複数の配線221の内、第1配線は電源端子Vccに接続され、第2配線は出力端子Voutに接続され、第3配線は接地端子GNDに接続される。
複数の配線223は、コネクタ224を介して、例えば基板300に実装される配線パターンと電気的に接続される。複数の配線223の内、第1配線は、当該配線パターンを介して、電源部321と電気的に接続され、第2配線は、当該配線パターンと、基板300に実装される抵抗体R2とを介して、電源部322と電気的に接続され、第3配線は、当該配線パターンを介して、グランド323と電気的に接続される。
基板300には、異常検出装置310と、センサ210を駆動するための電圧を発生する電源部321と、センサ出力信号200aを得るための電圧を発生する電源部322と、抵抗体R2とを備える。
異常検出装置310は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成される。なお、異常検出装置310は、ASIC以外にも、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサで構成されたものでもよいし、これらを組み合わせたものでもよい。
異常検出装置310は、プロセッサ310a及びメモリ310bを備える。異常検出装置310の各種機能を実現するプログラムは、例えば画像形成装置100に接続されるサーバなどからダウンロードされ、メモリ310bにインストールされる。メモリ310bは、インストールされた各種プログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。プロセッサ310aは、異常検出装置310に格納された各種プログラムを実行し、プログラムに従って異常検出装置310の各種機能を実現する。
抵抗体R2は、検査モードの際、センサ出力信号200aを生成すると共に、センサ出力信号200aの立ち上がり時間(時定数)を設定するための抵抗素子である。抵抗体R2の抵抗値は例えば10kΩである。抵抗体R2は、電源部322とハーネスの異常20との間に接続される。なお、抵抗体R2の設置場所は、基板300に限定されず、電源部322、コンデンサC1及び抵抗体R2が直列回路を構成すればよく、例えばセンサ210に設けてもよい。
次に図2を参照して、異常検出装置310の機能について説明する。図2は異常検出装置の機能構成例を示す図である。
異常検出装置310は、異常検出部311、電源制御部312、時間計測部313、原因特定部314、立ち上がり時間保持部315、電圧閾値算出部316、報知部318、及び判定値保持部319を備える。
異常検出部311は、センサ出力信号200aに基づき、検出部200に異常が発生したことを検出する。異常検出部311によるセンサ210の異常検出方法の具体例を説明する。例えば、画像形成装置100において、記録媒体が正常に搬送されている否かを検出するため、記録媒体の搬送経路上に3つのセンサ210が互いに離れて配列されていると仮定する。これらのセンサ210では、例えば、記録媒体で反射した光が受光部2に入力されると、スイッチング素子S1がオン状態になり、センサ出力信号200aがLowレベルとなる。従って、これらのセンサ210のそれぞれが記録媒体を検出すると、3つのセンサ出力信号200aのレベルが全てLowレベルとなる。ところが、これらのセンサ210の内、1つのセンサ210に異常が生じて、当該センサ210のセンサ出力信号200aがHighレベルを維持している場合、異常検出部311は、期待値(ここではLowレベル)通りのセンサ出力信号が得られないため、当該センサ210が異常状態であると判断する。そして、異常検出部311は、異常を検出したことを示す情報である異常検出情報を、電源制御部312及び時間計測部313に送信する。このようにしてセンサ210の異常を検出できる。
なお、センサ210の異常検出方法は、これに限定されず、期待値通りの出力が得られない場合にセンサ210の異常を検出するように構成すればよい。
電源制御部312は、異常検出情報を入力したとき、通常モードから検査モードに移行して、電源制御指令を電源部322へ送信する。通常モードは、検出部200に異常がない場合に、例えばASICなどに設けられる汎用出力端子(GPIO:General Purpose Input/Output)を使用して、センサ出力信号200aの検出を行うモードである。
時間計測部313は、異常検出情報を入力したとき、センサ出力信号200aの値が、電圧閾値に達するまでの立ち上がり時間を計測し、計測した立ち上がり時間を示す情報である立ち上がり時間情報を原因特定部314に送信する。電圧閾値は、センサ出力信号のレベルが0Vではない有意な値(例えば+5V)と見なせるか否かを判定するために設定される。電圧閾値は、時間計測部313が立ち上がり時間を計測するための基準値でもある。立ち上がり時間は、コンデンサC1と抵抗体R2との積で算出される時定数に相当する。なお、時間計測部313は、異常検出情報に代えて、例えば、電源制御部312からの電源制御信号を入力したタイミングで立ち上がり時間の計測を開始してもよい。
原因特定部314は、立ち上がり時間が、例えば判定値保持部319に設定される判定値(例えば0.9ms)以下であるか否かを判定し、判定結果に応じた異常原因の内容を示す情報である異常原因情報を生成し、報知部318へ送信する。
立ち上がり時間保持部315は、例えば、異常検出装置310の工場出荷時(コネクタ抜けなどが無いとき)などに、検査モードにより、異常検出装置310が動作することで測定された立ち上がり時間を保持する。
電圧閾値算出部316は、立ち上がり時間保持部315に保持された立ち上がり時間に基づき、電圧閾値を算出する。
例えば、抵抗体R2の抵抗値が10kΩ、コンデンサC1の静電容量が0.1μfと仮定した場合、抵抗体R2とコンデンサC1に製造公差などがないときの時定数は、1msである。ところが、これらの抵抗値及び静電容量のそれぞれに−10%の誤差が含まれる場合、時定数は0.8msとなる。そのため、時定数の期待値(1ms)に対して、実際の時定数は小さくなる。
このように実際の時定数が小さくなると、原因特定部314が異常原因を特定するために利用する判定値(例えば0.9ms)に対して、実際の時定数が小さくなる。そのため、ハーネス220に異常が生じていないにも係わらず、ハーネス220に異常原因があると誤判定され得る。逆に、実際の時定数が判定値に対して大きくなると、ハーネス220に異常が生じているにも係わらず、センサ210に異常原因があると誤判定され得る。そこで、電圧閾値算出部316は、立ち上がり時間保持部315に保持された実際の立ち上がり時間(公差などを加味した値)を読み出し、例えば、立ち上がり時間と電圧閾値とを対応付けたテーブル情報を参照して、或いは、予め設定された電圧閾値の補正係数(立ち上がり時間毎に複数設定したものなど)を利用することによって、実際の立ち上がり時間に対応する適切な電圧閾値を算出して、時間計測部313に送信する。
これにより、例えば、製造公差に起因して立ち上がり時間が小さい場合、僅かに大きい値に補正した電圧閾値を、時間計測部313に入力できる。従って、時間計測部313は適正な立ち上がり時間を計測して、その結果を原因特定部314に入力できる。このように、電圧閾値算出部316を用いることにより、抵抗体R2などの個体差、回路の設計公差などを考慮した、電圧閾値の設定が可能になり、異常原因の判定の精度が向上する。
次に図3から図5を参照して、異常検出装置310の動作を説明する。
図3は異常検出装置の動作を説明するためのフローチャートである。ステップS1において、異常検出部311は検出部200が異常状態であるか否かを判断する。異常状態ではないと判断した場合(ステップS1,No)、ステップS1の処理が繰り返される。異常状態であると判断した場合(ステップS1,Yes)、異常検出情報が電源制御部312及び時間計測部313に入力される。
ステップS2において、電源制御部312は、異常検出情報を入力したとき、通常モードから検査モードに移行し、電源部322に対して、出力電圧(例えば+5V)を発生させるための指令である電源制御指令を送信する。これにより、電源部322の出力電圧が0Vから+5Vに変化する。すなわち、電源部322がオフ状態からオン状態になる(ステップS3)。
ステップS4において、時間計測部313は、異常検出情報を入力したとき、電源部322の出力電圧が+5Vに変化した時点(時刻t1)からセンサ出力信号200aの値が電圧閾値に達する時点(時刻t2)までの立ち上がり時間を計測する。
ステップS5において、原因特定部314は、立ち上がり時間が判定値以下であるか否かを判断する。原因特定部314の動作を、図4及び図5を参照して説明する。
図4はハーネスに異常が生じたときのセンサ出力信号の立ち上がり時間を示すタイミングチャートである。図5はセンサに異常が生じたときのセンサ出力信号の立ち上がり時間を示すタイミングチャートである。図4及び図5には、電源部322の出力電圧の波形と、センサ出力信号200aの波形とが示される。縦軸は電圧、横軸は時間である。
例えばハーネス220の断線、コネクタ抜けなどが生じた場合、抵抗体R2に対して、コンデンサC1が接続されていない状態となるため、前述した時定数が小さくなる。なお、コンデンサC1が接続されていない状態となっても、配線の浮遊容量などが存在するため、センサ出力信号の立ち上がり時間は、ゼロにはならず、図4のような急峻な立ち上がり特性を示し、判定値以下となる(ステップS5,Yes)。これにより、原因特定部314は、検出部200の異常原因がハーネス220であると判断する。
一方、センサ210の回路などに異常が発生した場合には、抵抗体R2にコンデンサC1が接続されているため、前述した時定数が変化しない。従って、センサ出力信号の立ち上がり時間は、図5のような立ち上がり特性を示し、判定値以下とはならない(ステップS5,No)。原因特定部314は、検出部200に異常が発生し、かつ、立ち上がり時間が判定値以下とはならないことを条件に、検出部200の異常原因がセンサ210であると判断する。
異常原因を特定した原因特定部314は、異常原因の内容を示す情報である異常原因情報を生成して、報知部318へ送信する。報知部318は、異常原因の内容に対応した報知情報を生成して、例えば画像形成装置100に設けられる表示部(ユーザインターフェイス)、画像形成装置100と通信可能に接続される外部機器(監視サーバなど)に送信する(ステップS8)。異常原因の内容に対応した報知情報は、例えば、異常原因の内容と、異常原因の内容に対応したメッセージ内容とが対応付けられたテーブル情報を報知部318が参照することにより生成される。報知部318を備えることによって、センサ本体の異常、ハーネスの異常などをサービスマンに通知でき、異常原因を切り分ける時間を短縮できる。
図6はセンサの変形例を示す図である。センサ210Aには、出力端子Voutと接地端子GNDとの間に、図1に示すコンデンサC1が実装されていない構成である。このようなセンサ210Aが電気機器に利用される場合、出力端子Voutと接地端子GNDとの間に、コンデンサC1に相当する容量素子を追加で設けることにより、図1に示すセンサ210を利用した場合と同様に、検出部200の異常原因を特定できる。
なお、異常検出装置310を搭載可能な電気機器は、画像形成装置100に限定されず、例えば、自動車、家電機器、航空機、列車などでもよい。
以上に説明したように、本実施の形態に係る異常検出装置310は、センサとセンサに接続されるハーネスとを有すると共に電気機器の情報を検出する検出部に異常が発生したとき、抵抗体及び容量素子により設定されるセンサの出力信号の立ち上がり時間を計測する時間計測部と、立ち上がり時間に応じて、異常の発生原因がセンサであるかハーネスであるかを特定する原因特定部とを備える。
この構成により、センサ出力信号の立ち上がり時間の大きさによって、ハーネス自体の異常(断線など)なのかセンサ自体の異常なのかを切り分けることができるため、異常発生箇所を切り分けるための作業が不要になり、異常原因を特定するまでに時間を削減できる。また、画像形成装置100を分解せずに、異常原因を特定できるため、画像形成装置100の分解、組み立てなどに要する工数を削減でき、メンテナンスコストを大幅に低減できる。また、従来技術のように、オシロスコープなどの測定器を利用しなくとも、ハーネスの断線、コネクタ抜けなどの異常を特定できるため、測定器を準備する手間を省くことができ、メンテナンスコストを大幅に低減できる。
なお、異常検出部311は、複数の検出部200で発生した異常を同時に検出するように構成してもよい。このように構成することによって、複数の検出部200で同時にコネクタ抜けなどが発生した場合でも、それぞれの異常原因を短時間で特定できるため、例えば自動車などにおいて、多数の検出部200が利用されている場合でも、それらの異常原因を短時間で特定できる。
また本実施の形態に係る電気機器の異常検出方法は、電気機器が、センサとセンサに接続されるハーネスとを有すると共に電気機器の情報を検出する検出部に異常が発生したとき、抵抗体及び容量素子により設定されるセンサの出力信号の立ち上がり時間を計測するステップと、立ち上がり時間に応じて、異常の発生原因がセンサであるかハーネスであるかを特定するステップと、を含む。
また本実施の形態に係る異常検出プログラムは、コンピュータに、センサと前記センサに接続されるハーネスとを有すると共に電気機器の情報を検出する検出部に異常が発生したとき、抵抗体及び容量素子により設定される前記センサの出力信号の立ち上がり時間を計測させるステップと、前記立ち上がり時間に応じて、前記異常の発生原因が前記センサであるか前記ハーネスであるかを特定させるステップとを含む。
100 :画像形成装置
200 :検出部
200a :センサ出力信号
210,210A :センサ
220 :ハーネス
310 :異常検出装置
311 :異常検出部
312 :電源制御部
313 :時間計測部
314 :原因特定部
315 :立ち上がり時間保持部
316 :電圧閾値算出部
318 :報知部
319 :判定値保持部
特開平9−189740号公報

Claims (10)

  1. センサと前記センサに接続されるハーネスとを有すると共に電気機器の情報を検出する検出部に異常が発生したとき、抵抗体及び容量素子により設定される前記センサの出力信号の立ち上がり時間を計測する時間計測部と、
    前記立ち上がり時間に応じて、前記異常の発生原因が前記センサであるか前記ハーネスであるかを特定する原因特定部と、
    を備える異常検出装置。
  2. 前記立ち上がり時間を保持する立ち上がり時間保持部と、
    保持された前記立ち上がり時間に基づき、前記時間計測部が前記立ち上がり時間を計測するための基準値である電圧閾値を算出する電圧閾値算出部と、
    を備える請求項1に記載の異常検出装置。
  3. 複数の前記検出部の内、期待値通りの前記出力信号が得られないとき、前記検出部に異常が発生したことを検出する異常検出部を備える請求項1又は2に記載の異常検出装置。
  4. 複数の前記検出部の前記異常を同時に検出する異常検出部を備える請求項1から3の何れか一項に記載の異常検出装置。
  5. 前記原因特定部で特定された前記異常の発生原因の内容に対応した報知情報を生成する報知部を備える請求項1から4の何れか一項に記載の異常検出装置。
  6. 前記容量素子は、前記センサの信号を出力する出力端子と前記センサの接地端子との間に設けられる請求項1から5の何れか一項に記載の異常検出装置。
  7. 請求項1から6の何れか一項に記載の異常検出装置と前記検出部と前記抵抗体と前記容量素子とを備える電気機器。
  8. 請求項1から6の何れか一項に記載の異常検出装置と前記検出部と前記抵抗体と前記容量素子とを備える画像形成装置。
  9. 電気機器が、
    センサと前記センサに接続されるハーネスとを有すると共に電気機器の情報を検出する検出部に異常が発生したとき、抵抗体及び容量素子により設定される前記センサの出力信号の立ち上がり時間を計測するステップと、
    前記立ち上がり時間に応じて、前記異常の発生原因が前記センサであるか前記ハーネスであるかを特定するステップと、
    を含む電気機器の異常検出方法。
  10. コンピュータに、
    センサと前記センサに接続されるハーネスとを有すると共に電気機器の情報を検出する検出部に異常が発生したとき、抵抗体及び容量素子により設定される前記センサの出力信号の立ち上がり時間を計測させるステップと、
    前記立ち上がり時間に応じて、前記異常の発生原因が前記センサであるか前記ハーネスであるかを特定させるステップと、
    を含む異常検出プログラム。
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