JP5680572B2 - 物理量検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物理量を検出するセンサと通信して検出結果を取得する物理量検出装置に関する。
自動車、民生機器、産業機器などの制御や安全性確保のために、温度、圧力、流量などの各種の物理量を検出するセンサが使用されている。このようなセンサは、物理量を電気信号として取り出す物理量検出部、電気信号を所望の大きさまで増幅する増幅部、検出した物理量を外部に出力する出力信号変調部などを備える。一連の信号操作および信号処理は、マイクロプロセッサなどの論理回路によって実施される。自動車用途で使用されるマイクロプロセッサは、電源電圧変動や接地電位の変動に対応するため、5V程度の電圧で動作するものが多い。
物理量を検出する検出素子やその周辺回路は、半導体技術の進歩により、検出した物理量を単一の半導体基板上の回路でデジタル処理して数値化し、これらの情報をたとえばI2C(Inter−Integrated Circuit)などの少配線シリアル通信で上位の回路へ送出するようになってきている。I2Cなどの少配線シリアル通信は、通信における送信と受信を単一の配線上で交互に使用するため、配線数を減らし、ひいてはセンサ自体を小型化できるからである。
センサが検出結果を送信する際に用いる微弱信号を受信し、その微弱信号を解釈することにより物理量を検出する場合には、デジタル処理回路の発熱により、検出した物理量に誤差を生ずる場合がある。そのため、回路の動作電圧を下げて消費電流を下げ、発熱量を小さくする手法が広く取られている。このときのセンサの電源電圧はたとえば2〜3V付近の電圧が使用される。
これらのシリアル通信型のセンサとマイクロプロセッサを接続してセンサシステムを構成する場合は、上記のように電源電圧が異なる回路間で双方向のシリアル通信を行う必要があるため、一般には双方向レベルコンバーター回路が使用される。
下記特許文献1の図1では、5V側のマイコンの信号を分圧抵抗R2およびR3で分圧し、ダイオードD2を介して3.3V側のマイコンへ伝達する。3.3V側のマイコンからの信号は、ダイオードD1を介して5V側のマイコンへ伝達され、分圧抵抗R2およびR3は負荷抵抗として動作する。この回路構成の下では、5V側マイコンがハイレベルのとき3.3V側マイコンが2.2V以上3.3V未満になり、5V側マイコンがローレベルのとき、3.3V側マイコンもローレベルとなり、逆に3.3V側マイコンがハイレベルとなったときは5V側が3.5V以上、3.3V側マイコンがローレベルとなったときは5V側マイコンが1.5Vになる。これらの動作により、5V側マイコンと3.3V側マイコンの双方とも、ハイレベル信号とローレベル信号を認識することができる。
特開2003−133937号公報
特許文献1に記載されているような、半導体(同文献ではダイオードD1)を用いた双方向レベルコンバーター回路は、ローレベル側のしきい値余裕が不足する場合があり、また半導体を使用しない回路に比べ費用が増加する。その他、半導体部品を設けることにより、部品点数が増大して部品実装面積が増え、部品を実装する方向を適切に管理する作業負担が増加し、回路全体としての信頼性が低下し、高温動作に不利となるなどの課題がある。さらには、双方向レベルコンバーター回路によって対応できる低電圧側の電圧範囲が限られているため、検出値を誤認識するおそれがある。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、センサと論理回路が異なる動作電圧で動作する物理量検出装置において、簡易な構成でセンサの検出結果を精度よく認識できるようにすることを目的とする。
本発明に係る物理量検出装置は、センサと論理回路が双方向通信線で接続され、互いに異なる動作電圧で動作するように構成されており、センサの検出結果を受信する際には、演算器が備えている第1Hi/Loレベル閾値に代えて、演算処理上で設定した第2Hi/Loレベル閾値を用いて、Hi/Loレベル信号を認識する。
本発明に係る物理量検出装置によれば、双方向通信線を介して受信した信号が本来のHi/Loレベル閾値に達していない場合でも、その信号のHi/Loレベルを精度よく認識することができる。
実施形態1に係る物理量検出装置100およびセンサ200の構成図である。 物理量検出装置100とセンサ200の間で送受信する各信号の電圧レベルを示す図である。 物理量検出装置100からセンサ200へ命令を送信する場合の動作を説明する図である。 センサ200から物理量検出装置100へ検出結果をデータ信号SDA301として送信する場合の動作を説明する図である。 センサ200がLoレベルのデータ信号SDA301を出力するときの回路状態を示す図である。 センサ200がHiレベルのデータ信号SDA301を出力するときの回路状態を示す図である。 演算処理上で設定した第2Hiレベル閾値VIHと第2Loレベル閾値VILを用いて、信号のHi/Loレベルを判定する様子を示す図である。 部品の個体差、温度変化、経時劣化などにより変動したVin_hiとVin_loの関係を示す図である。 閾値Vthを計算する手順を説明するものである。 実施形態3において不感帯を計算する手順を説明する図である。 実施形態4において演算回路103がデータ信号SDA301をサンプリングするタイミングを説明する図である。
以下、図面を参照して、センサの検出結果をI2C通信でマイコンやシステムLSIなどのデジタル論理回路(総称して以降マイコン)との間で送受信する例を説明する。検出する物理量がいかなるものであっても、I2C以外の通信規格であっても本発明の効果は同様である。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る物理量検出装置100およびセンサ200の構成図である。物理量検出装置100は、センサ200が検出した物理量の検出結果を、I2Cバス300を介して受信し、その検出結果を取得する装置である。物理量検出装置100は、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算回路103を搭載したマイコンによって構成することができるが、同等の機能を備えていればこれに限られるものではない。
物理量検出装置100は、5Vの電源電圧を用いて動作する装置であり、汎用入出力回路101および102、演算回路103、A/D変換器104、スイッチ105、プルアップ抵抗106、データ分圧抵抗107および108、クロック分圧抵抗109および110を備える。
汎用入出力回路101は、センサ200との間で後述するデータ信号SDA301を送受信するための回路であり、演算回路103からの指令にしたがって入力と出力を切り替えることができる。汎用入出力回路101が入力に切り替わったとき、スイッチ105がONになり、プルアップ抵抗106と5V電源が接続される。
汎用入出力回路102は、センサ200との間で後述するクロック信号SCK302を送受信するための回路であり、演算回路103からの指令にしたがって入力と出力を切り替えることができる。
演算回路103は、例えばCPUなどの論理演算を実施する演算器を備えており、汎用入出力回路101を介してセンサ200に対してデータ信号SDA301を送信し、汎用入出力回路102を介してセンサ200に対してクロック信号SCK302を送信する。また、汎用入出力回路101およびA/D変換器104を介してセンサ200からデータ信号SDA301を受信する。これらの動作については後に詳述する。
A/D変換器104は、センサ200に対して汎用入出力回路101と並列に接続されており、センサ200が送信したデータ信号SDA301の電圧レベルを数値に変換して演算回路103に出力する。汎用入出回路101がセンサ200に対してデータ信号SDA301を送信する際には、A/D変換器104にもデータ信号SDA301が入力される。これらの動作については後に詳述する。
プルアップ抵抗106は、スイッチ105がONになったとき物理量検出装置100の電源に接続される。これによりセンサ200が送信したデータ信号SDA301がプルアップされる。このような内蔵プルアップ抵抗は近年のマイコンに標準的に具備されている機能である。プルアップ抵抗106は半導体プロセスを利用して製造された抵抗なので抵抗値は数十kΩ程度であることが一般的である。
データ分圧抵抗107と108は、物理量検出装置100からセンサ200へデータ信号SDA301を送信する際に、電圧レベルを分圧するための抵抗である。クロック分圧抵抗109と110は、物理量検出装置100からセンサ200へクロック信号SCK302を送信する際に、電圧レベルを分圧するための抵抗である。物理量検出装置100とセンサ200は、データ分圧抵抗107と108、およびクロック分圧抵抗109と110を介して、同じ電位に接地されている。
センサ200は、物理量検出装置100の電源電圧よりも低い、例えば2.5Vの電源電圧を用いて動作する装置であり、I2Cバス300を介して物理量検出装置100と電気的に接続されている。センサ200は、検出部201、演算回路202、通信回路203を備える。
検出部201は、物理量を検出してその結果を電気信号などに変換する素子である。演算回路202は、検出部201の検出結果を例えばパルス変調などによってデジタルデータに変換し、通信回路203およびI2Cバス300を介して、データ信号SDA301として物理量検出装置100へ送信する。
I2C通信においては、送受信側双方が同一の電源電圧の下で通信することが望ましいが、センサなどの低電圧回路が接続されている場合は、通信信号の電圧レベルを変換することが必要になる。これは演算回路103などのデジタル回路が、その動作電圧によって決まるHiレベル閾値とLoレベル閾値を用いて、通信信号の論理レベル、すなわちその信号がハイレベル信号であるかローレベル信号であるかを判別するからである。これらの閾値のことを、演算回路103が本来備えている判別閾値として、第1Hiレベル閾値および第1Loレベル閾値とする。
I2Cの場合、クロック信号SCK302は常に物理量検出装置100からセンサ200へ出力される信号であるため、クロック分圧抵抗109と110でクロック信号SCK302の電圧レベルを分圧することにより、センサ200にとって所望の電圧レベルへ変換することができる。これは物理量検出装置100のほうがセンサ200よりも高い電源電圧で動作しているからである。同様に双方向データ信号であるデータ信号SDA301も、データ分圧抵抗107と108で電圧レベルを分圧することにより、センサ200にとって所望の電圧レベルへ変換することができる。
図2は、物理量検出装置100とセンサ200の間で送受信する各信号の電圧レベルを示す図である。ここでは、物理量検出装置100からセンサ200へ計測開始の命令を送信し、センサ200が計測結果を物理量検出装置100へ返信するときの動作を示す。図2の右図は図1の略図、図2の左上図は各分圧抵抗よりも物理量検出装置100に近い位置における信号波形、図2の左下図は各分圧抵抗よりもセンサ200に近い位置における信号波形、図2の左中図は左上図の円で囲んだ部分を拡大した図である。
クロック信号SCK302は、物理量検出装置100からセンサ200へ送信される。送信時点の電圧レベルは5Vであるが、クロック分圧抵抗109と110によって減圧され、センサ200に到達する時点ではセンサ200の動作電圧である2.5Vとなっている。データ信号SDA301についても同様である。ただしデータ信号SDA301はセンサ200から物理量検出装置100へ送信される場合もある。端子111にデータ信号SDA301が到着した時点の電圧レベルは、第1Hiレベル閾値VIHと第1Loレベル閾値VILの中間の値となっているため、そのままでは演算回路103はデータ信号SDA301の論理値を識別できない。以下、図2の詳細についてさらに説明する。
図3は、物理量検出装置100からセンサ200へ命令を送信する場合の動作を説明する図である。図3中の太線で示した経路は、本図において信号が送受信される経路を示している。
演算回路103は、クロック信号SCK302の信号エッジに同期してデータ信号SDA301の電位を操作することにより、シリアルデータをセンサ200へ送信する。クロック信号SCK302は常に物理量検出装置100から出力されるので、汎用入出力回路102から5Vのクロック信号SCK302を出力すれば、分圧されたクロック信号SCK302は常にセンサ200側の動作電圧振幅(本実施形態1では2.5V付近)で動作する。データ信号SDA301も同様に汎用入出回路101から5Vの電圧レベルで出力すれば、センサ200側では2.5V付近の振幅となり、センサ200は問題なく命令を受信することができる。
図4は、センサ200から物理量検出装置100へ検出結果をデータ信号SDA301として送信する場合の動作を説明する図である。図4中の太線で示した経路は、本図において信号が送受信される経路を示している。
本図において、通信回路203のSDA端子が出力端子に切り替わり、汎用入出力回路101はデータ信号SDA301の受信に備え入力に切り替わる。また、低い動作電圧のセンサ200から高い動作電圧の物理量検出装置100へ信号を送信しなければならないので、演算回路103はスイッチ105をONにしてプルアップ抵抗106を端子111に接続し、データ信号SDA301の電圧レベルをプルアップする。通信回路203の出力回路は例えばオープンドレイン(コレクタ)であり、出力端子を単に接地側に接続する機能しかないため、データ信号SDA301の電圧レベルを引き上げるのはプルアップ抵抗106である。この構成によれば、通信回路203がデータ信号SDA301をオープンドレイン駆動することにより、データ信号SDA301の電圧レベルを変化させることができる。
図5は、センサ200がLoレベルのデータ信号SDA301を出力するときの回路状態を示す図である。通信回路203は、出力端子がオープンドレイン回路となり、トランジスタ2031が接地側に接続される。一般に半導体スイッチはある程度の回路抵抗を持つため、トランジスタ2031の回路抵抗をRpdとした。データ分圧抵抗107と108の抵抗値はRとする。一方、汎用入出力回路101の端子111はプルアップ抵抗106(抵抗値=Rpu)を介して動作電源VDDに接続されている。端子111の電位Vin_loは下記式1のようになる。
Figure 0005680572
本実施形態1では物理量検出装置100の動作電圧がセンサ200の動作電圧の約2倍なのでデータ分圧抵抗107と108それぞれの抵抗値は同じ値としたが、物理量検出装置100からセンサ200へデータ信号SDA301を送信するときにデータ信号SDA301の信号振幅が物理量検出装置100の動作可能範囲になれば、これに限られるものではない。
上記式1において、プルアップ抵抗106=40kΩ、R=10kΩとすると、センサ200がLoレベルのデータ信号SDA301を出力しても、入力端子111の電圧は1V付近までしか下がらないことが分かる。動作電圧が5Vである演算回路103のLoレベル閾値VIHは約1.7V付近なので、当該信号がLoレベル信号であることを一応は判定できる電圧レベルであるが、十分な余裕があるとはいえない。
図6は、センサ200がHiレベルのデータ信号SDA301を出力するときの回路状態を示す図である。通信回路203は、出力端子がオープンであり、データ信号SDA301の電位はセンサ200側に依存しない。このときの端子111の電位Vin_hiは、プルアップ抵抗106、データ分圧抵抗107および108で分圧された電位となり、下記式2で表される。
Figure 0005680572
上記式2において、式1と同様の定数を用いると、センサがHiレベルのデータ信号SDA301を出力しても、入力端子111の電圧は1.75V付近にしかならず、演算回路103のHiレベル閾値VIHである約3.5Vに達しない。これは演算回路103がHiレベル信号を認識できないことを意味し、HiレベルでもLoレベルでもないデジタル回路では使用してはならない電位である。
式1と式2において、現実的にパラメータを変更可能なデータ分圧抵抗107と108をどのような値にしても、演算回路103のHiレベル閾値VIHとLoレベル閾値VILを満足する定数はない。つまり、図1に示す回路構成のみではデータ信号SDA301を双方向通信のために用いることができない。
そこで本実施形態1では、物理量検出装置100からセンサ200へ信号を送信する際には第1Hiレベル閾値VIHと第1Loレベル閾値VILを使用し、センサ200から物理量検出装置100へ信号を送信する際にはソフトウェア上で定めた第2Hiレベル閾値と第2Loレベル閾値を使用することとした。これにより、センサ200から物理量検出装置100へ送信された信号の電圧レベルが各閾値に達していない場合でも、双方向通信ができるようにすることを図る。
上記を実現するため、本実施形態1では汎用入出力回路101の端子111とA/D変換器104をセンサ200に対して並列に接続し、物理量検出装置100とセンサ200の間で送受信する信号がA/D変換器104にも入力されるようにする。A/D変換器104は、物理量検出装置100からセンサ200へ信号を送信するときは、単に接続されているだけである。センサ200から物理量検出装置100へ信号を送信するときは、演算回路103がクロック信号SCK302を操作するタイミングに同期して、A/D変換器104がデータ信号SDA301の電位をA/D変換することにより数値に変換し、演算回路103に出力する。
図7は、演算回路103が演算処理上で設定した第2Hiレベル閾値VIHと第2Loレベル閾値VILを用いて、信号のHi/Loレベルを判定する様子を示す図である。演算回路103は、A/D変換器104によって数値に変換された値が第2Hiレベル閾値VIHより大きければその信号はHiレベル信号であり、第2Loレベル閾値VILより小さければその信号はLoレベル信号であると判定する。
図7に示すような第2Hiレベル閾値VIHと第2Loレベル閾値VILをソフトウェアによって実施した場合、センサ200から受信したデータ信号SDA301と各閾値を比較する判定処理にある程度の時間がかかる。しかし、センサ200から送信されるデータ信号SDA301は演算回路103が出力するクロック信号SCK302に同期して変化するため、クロック信号SCK302のタイミングをソフトウェアの判定処理に合わせて操作すれば、クロック信号SCK302に対するデータ信号SDA301の論理値はクロック信号SCK302のタイミングによって左右されない。つまり物理量検出装置100は、センサ200から正しいデータ信号SDA301を受信できる。しかもソフトウェア上の閾値は任意に設定できるため、センサ200と物理量検出装置100の動作電圧の相違、プルアップ抵抗106の抵抗値、その他パラメータの任意の組み合せなどにも柔軟に適応させることができる。
<実施の形態1:まとめ>
以上のように、本実施形態1に係る物理量検出装置100は、センサ200からデータ信号SDA301を受信するときは、第1Hiレベル閾値と第1Loレベル閾値に代えてソフトウェア処理上で設定した第2Hiレベル閾値と第2Loレベル閾値を用いて、データ信号SDA301のHi/Loレベルを判定する。これにより、汎用的なマイコンが通常備えている機能と抵抗器のみで、電源電圧の異なるセンサ200との間で双方向通信をすることができる。したがって、特許文献1に記載されているような半導体を用いた双方向レベルコンバーターが不要となり、安価に通信回路を構成できる。また、抵抗器とソフトウェアだけで通信が実現できるため回路の信頼性を高めることができ、抵抗器や回路特性のばらつきによる影響も低減することができる。ひいては機器全体を安価に構成し、高い信頼性を得ることができる。
<実施の形態2>
実施形態1では、演算回路103がソフトウェア上で設定したHi/Loレベル閾値を用いて、データ信号SDA301のHi/Loレベルを判定することを説明した。本発明の実施形態2では、データ信号SDA301の電圧レベル変動に応じて、Hi/Loレベルを判定するための閾値を変化させる動作例を説明する。各機器の構成は実施形態1と同様であるため、以下では差異点を中心に説明する。
図8は、プルアップ抵抗106、各分圧抵抗、A/D変換器104の基準電圧などが、部品の個体差、温度変化、経時劣化などにより変動した場合のVin_hiとVin_loの関係を示す図である。縦軸は端子111の電位(A/D変換される電圧)、横軸は温度変化や個体差による各パラメータの変化量を模式的に示したものである。特性1101はA/D変換器104の基準電圧ばらつきを示したものであり、この値もソフトウェアによる論理判定を実施する際に誤差要因として関与する。
図8から判るように、回路定数の変化によって最適なしきい値は異なり、さらに温度などの外部要因によって物理量検出装置100およびセンサ200の動作中であってもこれが変動する。実施形態1で説明したVin_hiと電圧Vin_loの間の差は1V程度と小さいため、単一の閾値でソフトウェアによる論理判定を実施すると誤判定する可能性がある。そこで図8に示すように、Vin_hiとVin_loの変動に併せて推奨ソフトウェア閾値のVthも変化させることが望ましいと考えられる。第2Hiレベル閾値VIHと第2Loレベル閾値VILをともに変化させることも考えられるが、本実施形態1では単一の閾値VthによってHi/Loレベルを判定するものとする。
図9は、閾値Vthを計算する手順を説明するものである。Vin_hiと電圧Vin_loの変動に併せて閾値Vthを調整するためには、Vin_hiとVin_loそれぞれの平均値を経常的に計算し、閾値Vthをそれらの間の値に設定すればよい。そこで演算回路103は、Hiレベルのデータ信号SDA301とLoレベルのデータ信号SDA301それぞれのA/D変換結果を個別に記録する。記録先は、例えば演算回路103が備えているメモリなどの記憶装置にすればよい。
演算回路103は、下記式3と式4に示すようにこれらの記録値をそれぞれ加算した上で、それぞれ独立して平滑処理(例えば移動平均、相加平均、加重平均、二乗平均など)する。演算回路103は、下記式5によってVin_hiとVin_loの中間値として閾値Vthを計算する。
Figure 0005680572
上記説明では、Vin_hiとVin_loをバッファに蓄積して平均処理することを説明したが、前回値のみを記録するだけの単一バッファでもよい。また、Vin_hiとVin_loの差分を学習し、これらの中間値を閾値Vthとしてもよいし、起動時のみ学習を実施するようにしてもよい。
<実施の形態2:まとめ>
以上のように、本実施形態2に係る物理量検出装置100は、データ信号SDA301のHi/Loレベルを判定するための閾値Vthを、過去のHi/Loレベルそれぞれのデータ信号SDA301を蓄積して平均することにより計算する。これにより、温度変化などの要因によってVin_hiとVin_loが変動しても、常に最適な閾値でHi/Loレベルを判定することができる。
<実施の形態3>
実施形態2では単一の閾値Vthを用いてHi/Loレベルを判定することを説明した。本発明の実施形態3では、閾値Vthの上下に不感帯を設け、データ信号SDA301のA/D変換結果が不感帯に入っている場合は通信エラーとする動作例を説明する。各機器の構成は実施形態1〜2と同様であるため、以下では差異点を中心に説明する。
図10は、本実施形態3において不感帯を計算する手順を説明する図である。不感帯は、実施形態2で説明した閾値Vthを上下にオフセットさせることによって計算することができる。具体的には、下記式6に示すように閾値Vthの値に応じてオフセット幅Vofs_hi/loを計算してもよいし、下記式7に示すようにVin_hiとVin_loの差分Vppに応じてオフセット幅Vofs_hi/loを計算してもよい。関数fは、閾値Vthまたは差分Vppが小さくなるとオフセット幅Vofs_hi/loが小さくなり、閾値Vthまたは差分Vppが大きくなるとオフセット幅Vofs_hi/loが大きくなるように構成された関数である。
Figure 0005680572
演算回路103は、データ信号SDA301をA/D変換した結果が不感帯に入っている場合は、その信号を通信エラーとして処理する。
<実施の形態3:まとめ>
以上のように、本実施形態3に係る物理量検出装置100によれば、不感帯を設けることによってさらに柔軟な論理判定が可能になり、電気的ノイズなどの外乱に対する冗長性が確保できる。また、Vppの値を評価することで信号が十分な振幅を持っているかなどの診断も可能になり、センサ全体としての故障検出性能を向上することができる。これら不感帯の大きさや計算方法が変わっても本発明の効果は同様である。
<実施の形態4>
本発明の実施形態4では、演算回路103がデータ信号SDA301をサンプリングするタイミングを調整する動作例について説明する。各機器の構成は実施形態1〜3と同様であるため、以下では差異点を中心に説明する。
図11は、本実施形態4において演算回路103がデータ信号SDA301をサンプリングするタイミングを説明する図である。黒丸1101と1102は、Hiレベルのデータ信号SDA301をサンプリングするタイミングを示す。黒丸1103と1104は、Loレベルのデータ信号SDA301をサンプリングするタイミングを示す。ディレイTdly_hiは、クロック信号SCK302の立ち下がりタイミングから演算回路103がHiレベルのデータ信号SDA301をサンプリングするタイミングまでのディレイ時間である。ディレイTdly_loは、クロック信号SCK302の立ち下がりタイミングから演算回路103がLoレベルのデータ信号SDA301をサンプリングするタイミングまでのディレイ時間である。
実施形態1〜3では、演算回路103はクロック信号SCK302の立ち下がりタイミングでデータ信号SDA301をサンプリングすることを想定していたが、回路の寄生容量などの影響によってデータ信号SDA301の立ち上がりエッジが鈍っているような場合は、クロック信号SCK302の立ち下がりタイミングからやや遅れてサンプリングを実施した方が望ましい場合がある。そこで本実施形態4では、上記ディレイTdly_hiとTdly_loを設けることとした。
ディレイ時間を2種類設けているのは、Hiレベル信号とLoレベル信号では抵抗値や寄生容量がデータ信号SDA301の波形に与える影響が異なるからである。そこでHiレベル信号をサンプリングするタイミングとLoレベルデータ信号をサンプリングするタイミングが互いに異なるように、2種類のディレイ時間を設けることとした。
実際にデータ信号SDA301の波形が鈍っている場合、波形が平坦になった時点でサンプリングを実施したのか否かは、直後の値を別途サンプリングしないと分からない。そこで演算回路103は、サンプリングを2回以上実施し、(a)いずれもHiレベルであった場合はその信号がHiレベル信号であると判定し、(b)いずれもLoレベルであった場合はその信号がLoレベル信号であると判定し、(c)各回のHi/Loレベルが一致しない場合は通信エラーとして処理する。
各回のサンプリング結果(例えば黒丸1101と1102)の間に所定電圧値以上の電圧差がある場合は、データ信号SDA301が鈍って立ち上がりまたは立ち下がっている可能性がある。この場合は、波形が鈍っていることを見越して、次回以降の各回のサンプリング間隔(例えば黒丸1101と1102の間隔)を広げ、サンプリングの確実性を向上させるようにしてもよい。次回以降のサンプリング周波数を下げても同様の効果を発揮することができる。サンプリングタイミングやサンプリング周期を一時的に変更して各回のサンプリング結果を比較した後、これら結果が一致していれば、変更したサンプリングタイミングやサンプリング周期を元に戻してもよい。
<実施の形態4:まとめ>
以上のように、本実施形態4に係る物理量検出装置100は、同じ値のデータ信号SDA301に対してサンプリングを複数回実施し、各回のサンプリング結果を比較してサンプリングタイミングを調整する。これにより、データ信号SDA301の波形が鈍っている場合でも、サンプリングタイミングを適切に設定することにより確実にデータ信号SDA301の値を取得することができる。
<実施の形態5>
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、実施形態1〜4では物理量検出装置100とセンサ200がI2C通信方式を用いて通信することを説明したが、これら機器の動作電圧が異なり信号電圧レベルが相違する場合には、本発明と同様の構成を採用して同様の効果を発揮することができる。また分圧抵抗を用いて通信信号の電圧レベルを下げることを説明したが、電圧レベルを下げることができる回路などを用いても、同様の機能を発揮することができる。
また、上記各構成、機能、処理部などは、それらの全部または一部を、例えば集積回路で設計することによりハードウェアとして実現することもできるし、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを実行することによりソフトウェアとして実現することもできる。各機能を実現するプログラム、テーブルなどの情報は、メモリやハードディスクなどの記憶装置、ICカード、DVDなどの記憶媒体に格納することができる。
100:物理量検出装置、101および102:汎用入出力回路、103:演算回路、104:A/D変換器、105:スイッチ、106:プルアップ抵抗、107および108:データ分圧抵抗、109および110:クロック分圧抵抗、200:センサ、201:検出部、202:演算回路、203:通信回路、300:I2Cバス、301:データ信号SDA、302:クロック信号SCK。

Claims (14)

  1. 物理量を検出するセンサとの間で双方向に通信する通信線と、
    前記センサよりも高い動作電圧で動作し、前記センサが検出した物理量の値を前記通信線経由で取得する論理回路と、
    前記センサとの間で信号を送受信する入出力回路と、
    前記入出力回路が受信した信号を数値に変換するA/D変換器と、
    前記論理回路が前記通信線を介して前記センサに対して出力する信号の電圧を減圧する減圧回路と、
    を備え、
    前記論理回路は、
    所定の第1Hiレベル閾値と第1Loレベル閾値にしたがって、前記A/D変換器が数値に変換した前記信号がHiレベル信号であるかLoレベル信号であるかを判定する演算器を備え、
    前記入出力回路と前記A/D変換器は、
    前記センサに対して互いに並列に接続されており、
    前記演算器は、
    前記通信線を介して前記物理量を記述した信号を前記センサから受信する際には、
    前記第1Hiレベル閾値と前記第1Loレベル閾値に代えて、前記演算器が実施する演算処理上で定められた第2Hiレベル閾値と第2Loレベル閾値にしたがって、前記A/D変換器が数値に変換した前記信号がHiレベル信号であるかLoレベル信号であるかを判定することにより、前記センサが送信した前記物理量の値を取得する
    ことを特徴とする物理量検出装置。
  2. 前記演算器は、前記第2Hiレベル閾値と前記第2Loレベル閾値を異なる値とする
    ことを特徴とする請求項1記載の物理量検出装置。
  3. 前記演算器は、
    前記センサから受信するHiレベル信号とLoレベル信号をそれぞれ記録し、
    記録された前記Hiレベル信号と前記Loレベル信号の間の値を、前記第2Hiレベル閾値、前記第2Loレベル閾値、または前記第2Hiレベル閾値と前記第2Loレベル閾値を兼ねた閾値として用いる
    ことを特徴とする請求項1記載の物理量検出装置。
  4. 前記演算器は、
    前記記録されたHiレベル信号とLoレベル信号の移動平均、相加平均、加重平均、または二乗平均を、前記第2Hiレベル閾値と前記第2Loレベル閾値を兼ねた閾値として用いる
    ことを特徴とする請求項3記載の物理量検出装置。
  5. 前記演算器は、
    前記記録されたHiレベル信号とLoレベル信号の中間値を計算し、
    前記中間値にオフセットを加算した値を前記第2Hiレベル閾値とし、
    前記中間値からオフセットを減算した値を前記第2Loレベル閾値とする
    ことを特徴とする請求項3記載の物理量検出装置。
  6. 前記演算器は、前記記録されたHiレベル信号とLoレベル信号の間の差分の絶対値が大きいほど前記オフセットを大きくする
    ことを特徴とする請求項5記載の物理量検出装置。
  7. 前記演算器は、
    前記A/D変換器が数値に変換した結果が前記第2Hiレベル閾値と前記第2Loレベル閾値の間にある場合は、前記センサから前記信号を受信できなかったものとする
    ことを特徴とする請求項5記載の物理量検出装置。
  8. 前記演算器は、
    前記センサから前記信号を受信する際に、同じ値に対するサンプリングを、互いに異なるタイミングで複数回実施する
    ことを特徴とする請求項1記載の物理量検出装置。
  9. 前記演算器は、
    前記センサが送信したHiレベル信号をサンプリングする際の前記タイミングと、前記センサが送信したLoレベル信号をサンプリングする際の前記タイミングを、互いに異なるタイミングとする
    ことを特徴とする請求項8記載の物理量検出装置。
  10. 前記演算器は、
    各回の前記サンプリングによって取得した前記信号間の差分が所定値以上である場合は、前記タイミングを一時的に遅らせ、または前記サンプリングの周波数を一時的に下げて前記サンプリングを再試行する
    ことを特徴とする請求項8記載の物理量検出装置。
  11. 前記演算器は、前記複数回のサンプリングの結果が互いに異なる場合は、前記センサから前記信号を受信できなかったものとする
    ことを特徴とする請求項8記載の物理量検出装置。
  12. 前記論理回路は、前記A/D変換器の入力端子と、前記論理回路の動作電源との間に接続されたプルアップ抵抗器を備えており、
    前記減圧回路は、一端が前記プルアップ抵抗器に接続され、他端が接地されている
    ことを特徴とする請求項1記載の物理量検出装置。
  13. 前記減圧回路は、前記センサと前記論理回路の間に配置された分圧抵抗として構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の物理量検出装置。
  14. 前記論理回路は、I2C方式を用いて前記センサとの間で通信する
    ことを特徴とする請求項1記載の物理量検出装置。
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