JP2020010236A - 車載システム - Google Patents

車載システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020010236A
JP2020010236A JP2018131094A JP2018131094A JP2020010236A JP 2020010236 A JP2020010236 A JP 2020010236A JP 2018131094 A JP2018131094 A JP 2018131094A JP 2018131094 A JP2018131094 A JP 2018131094A JP 2020010236 A JP2020010236 A JP 2020010236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
signal
command
vehicle system
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018131094A
Other languages
English (en)
Inventor
晃 小田部
Akira Kotabe
晃 小田部
伸也 眞戸原
Shinya Matohara
伸也 眞戸原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2018131094A priority Critical patent/JP2020010236A/ja
Publication of JP2020010236A publication Critical patent/JP2020010236A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Bidirectional Digital Transmission (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Abstract

【課題】単方向の通信プロトコルに従って第1システムが第2システムへ通信を行う期間に、第2システムから第1システムに指令を送ることができる車載システムを提供する。【解決手段】車載システム100は、センサ10(第1システム)及びECU20(第2システム)を備える。センサ10(第1システム)は、SENT信号をSENT(単方向の通信プロトコル)に従って通信ラインDATAに出力する。ECU20(第2システム)は、通信ラインDATAに接続され、SENT信号の振幅をしきい値電圧VREF(第1しきい値)より低下させることによりセンサ10(第1システム)へ指令を送る。【選択図】図1

Description

本発明は、車載システムに関する。
車載用センサとエンジンコントロールユニット(以下、ECUと称する)との通信方式として、SENT(Single Edge Nibble Transmission)がある(例えば、特許文献1参照)。SENT通信は、センサからECUへの単方向通信方式であり、単一信号線で複数のセンサ信号をデジタル化して送ったり、CRCにより誤りを検出したりすることが可能である。また、通信の際、バッテリ電圧を必要としないのでセンサとECUに搭載する通信回路を簡素化できる。
特開2016-076928号公報
上記したSENT通信は、単方向通信方式であるため、センサ(第1システム)の動作をECU(第2システム)が制御できない問題がある。
本発明の目的は、単方向の通信プロトコルに従って第1システムが第2システムへ通信を行う期間に、第2システムから第1システムに指令を送ることができる車載システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、第1システム及び第2システムを備える車載システムであって、前記第1システムは、信号を単方向の通信プロトコルに従って通信ラインに出力し、前記第2システムは、前記通信ラインに接続され、前記信号の振幅を第1しきい値より低下させることにより前記第1システムへ指令を送る。
本発明によれば、単方向の通信プロトコルに従って第1システムが第2システムへ通信を行う期間に、第2システムから第1システムに指令を送ることができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本実施例における通信方法を実現する回路図である。 センサのブロック図である。 レシーバの構成を示す回路図である。 レシーバの別の構成を示す回路図である。 本実施例における通信時のタイミング図であり、ECUからセンサに制御信号を送る場合のタイミング図である。 本実施例における通信時のタイミング図であり、ECUからセンサに制御信号が送られない場合のタイミング図である。 発熱抵抗体への給電を停止させた場合のセンサ出力例を示す表である。 発熱抵抗体への給電を停止させた場合の別のセンサ出力例を示す表である。 流量デジタル値のしきい値を用いた変形例を説明するための図である。 SENT通信の通信波形例を示す図である。 ECUの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
(SENT)
初めに、本実施例で用いられる単方向の通信プロトコルであるSENT(Single Edge Nibble Transmission)について簡単に説明する。
図10は、SENT通信の通信波形例を示す図である。通信波形は、10個のパルスから構成され、各パルスの立下りから次の立下りまでの時間で送信データ値が表現される。図10中のティックはSENT通信における基本時間単位であり、例えば3us(マイクロ秒)に設定される。また、ニブルは4ビットのデータに相当する。図10に示すように、送信するデータの値(0〜15)に応じて、立下がりから次の立下りまでの期間を12〜27ティックまで変化させることで、4ビットのデータを表現する。
同期・調整パルスは、同期信号とティックの値の両方を送信するために用いられる。パルス幅は56ティックで固定であり、ECUは同期・調整パルスの幅からティックの値を算出する。ステータス・コミュニケーションニブルはセンサの状態や更新周期の遅い複数のセンサ信号などをシリアル出力するために用いられる。
データニブル1〜6は、センサ信号を送信するために用いられる。データニブル1〜6で24ビットの情報を表現できるが、例えば、空気流量センサの場合、14ビットで空気流量信号を、残りの10ビットで吸気温度信号を送るのに用いることができる。CRCニブルはデータニブル1〜6に対する巡回冗長検査値を送信するために用いられる。
ステータス・コミュニケーションニブル、データニブル1〜6、CRCニブルのパルス幅はデータの値に応じて変化するので、SENT通信の1メッセージの長さも変化する。ポーズパルスは、1メッセージの長さを、例えば282ティックなど、一定に保つために用いられる。すなわち、ポーズパルスは、メッセージの長さを一定に保つためのパルスである。
(実施例)
本実施例では、センサがSENT信号を出力している途中で、ECUがSENT信号の振幅(信号レベル)を低下させ、センサはこの振幅の低下期間を検出し、その期間に応じた動作を実行する。
図1は、本実施例の通信方法を実現する回路図である。センサ10(センサ回路)とECU20は、電源ライン1、接地電源ライン2、通信ラインDATAによって接続される。電源はECU20からセンサ10に供給される。以下、電源電圧はVCC、接地電源はVSSとする。
本実施例の車載システム100は、センサ10(第1システム)及びECU20(第2システム)を備える。センサ10(第1システム)は、SENT信号をSENT(単方向の通信プロトコル)に従って通信ラインDATAに出力する。ECU20(第2システム)は、通信ラインDATAに接続され、SENT信号の振幅をしきい値電圧VREF(第1しきい値)より低下させることによりセンサ10(第1システム)へ指令を送る。その詳細は、以下の通りである。
センサ10の入出力回路15は、出力MOSトランジスタ11とRCV13(レシーバ)から構成される。出力MOSトランジスタ11のドレインDは通信ラインDATAに、ソースSは接地電源ライン2に、ゲートは制御信号S1(制御線)にそれぞれ接続される。
RCV13は、通信ラインDATAの電圧がしきい値電圧VREFより大きい場合、接地電源VSSの電圧を出力信号O1として出力し、通信ラインDATAの電圧がしきい値電圧VREFより小さい場合、電源電圧VCCを出力信号O1として出力する。なお、接地電源VSS<しきい値電圧VREF<電源電圧VCCの関係が成立する。
タイマ12は制御信号CSの立ち上り回数をカウントし、出力信号O1が電源電圧VCCである期間に対応したnビットからなる出力信号O2を生成する。通信ラインDATAが接続される端子と出力MOSトランジスタ11との間に抵抗素子と容量素子とで構成されるノイズ保護用のフィルタが備えられていても良い。
ECU20の入出力回路25は、プルアップ抵抗21、出力MOSトランジスタ22から構成される。プルアップ抵抗21は電源ライン1と通信ラインDATAの間に接続される。出力MOSトランジスタ22のドレインは通信ラインDATAに、ソースは接地電源ライン2に、ゲートは制御信号S2(制御線)にそれぞれ接続される。
プルアップ抵抗21はセンサ10に備えられていても良いし、ECU20とセンサ10の両方に備えられていても良い。
なお、ECU20は、図10に示すように、CPU26(Central Processing Unit)等のプロセッサ、メモリ27等の記憶装置、入出力回路25等から構成される。ECU20のCPU26は、所定のプログラムを実行することにより本実施例の種々の機能を実現する。
図2は、本発明を適用したセンサ10のブロック図である。センサ10は空気流量センサである。センサ10は、出力特性調整回路300、定温度制御ブリッジ40、温度差ブリッジ50、吸気温度センサ60、圧力センサ70、湿度センサ80から構成される。
出力特性調整回路300は、ヒータ制御回路301および演算機能が一体となったLSI(Large Scale Integration)であり、回路全体の同期タイミングを制御する発振器302(以下、OSCと称する)、定温度制御ブリッジ40、温度差ブリッジ50、吸気温度センサ60、圧力センサ70、湿度センサ80、出力特性調整回路300を駆動する電源である定電圧回路303、回路の温度を検出する回路温度センサ304、温度差ブリッジ50で検出された空気流量信号Sig_A/Fを変換するA/D変換器305、回路温度センサ304の出力信号を変換するA/D変換器306、吸気温度センサ60の出力信号Sig_Tinを変換するA/D変換器307、空気流量信号Sig_A/F、吸気温度センサ信号Sig_Tin、圧力センサ信号Sig_P及び湿度センサ信号S_Hの補正を実施するプロセッサとしての演算回路308(ディジタルシグナルプロセッサ、以下DSPと称す)、各センサの特性調整に必要なデータやA/D変換器305の変換レンジを設定するmビットからなる制御信号SETなどが書込まれた記憶回路309(たとえばPROM)、DSP308を制御するプログラムを格納するROM310、DSP308で計算する途中データを一時的に格納するRAM311、電源ライン1に過大なサージが印加された場合に各回路を保護する保護回路312、出力MOSトランジスタ11、RCV13を備える。DSP308は、タイマ12とSENT通信波形を生成する変調器313を含む。
定温度制御ブリッジ40は、発熱抵抗体41(ヒータ)、ブリッジ回路温度測定用の測温抵抗体42、吸気温度補償用の測温抵抗体43、固定抵抗体44〜45より構成される。ヒータ制御回路301は、測温抵抗体42、吸気温度補償用の測温抵抗体43の温度差が一定となるように発熱抵抗体41へ流す電流を制御する。
定温度制御ブリッジ40の発熱抵抗体41の周囲に、発熱抵抗体41から放出される熱量を検出する温度差ブリッジ50が配置される。温度差ブリッジ50は、測温抵抗体51〜54で構成され、空気流量および方向を検出する。
空気温度を測定する吸気温度センサ60は、固定抵抗体61、温度により抵抗値が変化する感温抵抗体62により構成される。
圧力センサ70と湿度センサ80はそれぞれ圧力、湿度を検出するためのセンサであり、DSP308によって制御される。各センサとDSP308との間の通信にはSPIやI2Cなどが用いられる。
温度差ブリッジ50で検出された空気流量信号Sig_A/Fは、個々の回路によりばらつきがあるため、目標の出力特性になるように調整する必要がある。また、吸気温度センサ60、圧力センサ70、湿度センサ80の出力も目標の特性に調整する必要がある。目標出力特性への調整方法としては、2次以上の多項式による調整や、補正マップによる調整が挙げられる。また、調整は外部コンピュータと接続して行う。
図3AはRCV13(レシーバ)の構成を示す回路図であり、図3Bは、RCV13の別の構成を示す回路図である。
図3Aに示すRCV13(レシーバ)は、電源電圧VCCと接地電源VSSの間において直列に接続された、極性の異なる2つのスイッチング素子13H、13Lから構成される。そして、通信ラインDATAの電圧がしきい値電圧VREFより大きい場合、スイッチング素子13Lはオン(導通)となり、スイッチング素子13Hは、オフ(非導通)となる。このとき、出力信号O1の電圧は、接地電源VSSの電圧となる。一方、通信ラインDATAの電圧がしきい値電圧VREFより小さい場合、スイッチング素子13Lはオフ(非導通)となり、スイッチング素子13Hはオン(導通)となる。このとき、出力信号O1の電圧は、電源電圧VCCとなる。
図3Bに示すRCV13(レシーバ)は、コンパレータから構成される。そして、通信ラインDATAの電圧がしきい値電圧VREFより大きい場合、出力信号O1の電圧は、接地電源VSSの電圧となる。一方、通信ラインDATAの電圧がしきい値電圧VREFより小さい場合、出力信号O1の電圧は、電源電圧VCCとなる。
図4は、本実施例における通信時のタイミング図であり、ECU20からセンサ10に制御信号S_fromECUを送る場合のタイミング図である。なお、通信ラインDATA、制御信号S1、S2、CSと出力信号O1は電圧波形を示している。一方、出力信号O2はタイマ12の出力デジタル値を示している。
通信ラインDATAは、制御信号S1とS2により制御され、信号レベルは電源電圧VCCから接地電源VSSの間を振幅する。一方、制御信号S1、S2、CSの信号レベルも電源電圧VCCから接地電源VSSの間を振幅する。もちろん、センサ10とECU20に搭載される定電圧回路(たとえば、303)の出力電圧と接地電源VSSの間を振幅させても良い。
制御信号S1がDSP308(変調器313)によりLレベルからHレベルに変化すると、出力MOSトランジスタ11がオン(導通)となり、通信ラインDATAは電源電圧VCC(Hレベル)から接地電源VSS(Lレベル)に変化する。一方、制御信号S1がDSP308(変調器313)によりHレベルからLレベルに変化すると、出力MOSトランジスタ11がオフ(非導通)となり、通信ラインDATAは接地電源VSS(Lレベル)から電源電圧VCC(Hレベル)に変化する。これにより、SENT信号が通信ラインDATAに出力される。
ECU20は同期・調整パルスの立下げを検出した後、制御信号S2をLレベルからHレベルに変化させ、Hレベルを維持する。制御信号S2がHレベルになると、出力MOSトランジスタ22がオン(導通)となり、通信ラインDATAの電圧(SENT信号の振幅)が低下する。図4の例では、ECU20は、ステータス・コミュニケーションニブルからデータニブル4までの期間において通信ラインDATAの電圧(SENT信号の振幅)を低下させている。
ECU20(第2システム)は、SENT信号(信号)の振幅がしきい値電圧VREF(第1しきい値)より低下する期間を示す振幅低下期間をしきい値DT(第2しきい値)より長くすることによりSENT信号に指令を重畳する。
DSP308は、同期・調整パルスを立ち下げると同時に制御信号CSを活性化する。
通信ラインDATAの電圧がしきい値電圧VREFより大きい場合、RCV13により出力信号O1の電圧は、接地電源VSSの電圧となる。通信ラインDATAの電圧がしきい値電圧VREFより小さい場合、RCV13により出力信号O1の電圧は、電源電圧VCCとなる。
出力信号O2は、出力信号O1が電源電圧VCCである期間にタイマ12によってカウントされた制御信号CSの立ち上り回数を示す。計測時間の時間刻みTUは、OSC302の出力波形またはその分周波形の周期により決まる。
出力信号O1のデジタル値NCTがしきい値DTを超える場合に、DSP308は制御信号S_fromECUを受信したと判断する。一方、デジタル値NCTがしきい値DTを超えない場合は、DSP308は制御信号S_fromECUを受信しなかったと判断する。
すなわち、センサ10(第1システム)は、SENT信号(信号)の振幅低下期間に対応するデジタル値NCTがしきい値DT(第2しきい値)より長くなった場合、ECU20(第2システム)から制御信号S_fromECU(指令)が送信されたと判定する。センサ10(第1システム)は、例えば、ECU20(第2システム)から制御信号S_fromECU(指令)が送信されたと判定した場合、ヒータ制御回路301を停止することで発熱抵抗体41(ヒータ)を停止する。
DSP308はデジタル値NCTがしきい値DTを超えている場合と、しきい値DTより大きいしきい値DT2を超えている場合で実行する動作を変えることもできる。しきい値を複数持つことにより、ECU20からセンサ10に送ることができる制御信号S_fromECUの種類を増やすことが可能である。
すなわち、ECU20(第2システム)は、SENT信号の振幅低下期間の長さで制御信号S_fromECU(指令)の内容を設定する。例えば、振幅低下期間の長さに対応するデジタル値NCTがしきい値DTを超える場合、制御信号S_fromECUはヒータ制御回路301を停止する指令を意味し、振幅低下期間の長さに対応するデジタル値NCTがしきい値DT2を超える場合、制御信号S_fromECUは圧力センサ70を停止する指令を意味するようにしてもよい。一方、センサ10(第1システム)は、振幅低下期間の長さに応じて所定の処理(ヒータ制御回路301の停止、圧力センサ70の停止等)を実行する。
CRCニブルを立ち下げるため制御信号S1をLレベルからHレベルにする動作と同時に、DSP308は制御信号CSを非活性化する。ポーズパルスを立ち下げるため制御信号S1をLレベルからHレベルにする動作と同時に、タイマ12も非活性化され、出力信号O1のデジタル値は0にリセットされる。
図5は、本実施例における通信時のタイミング図であり、ECU20からセンサ10に制御信号S_fromECUが送られない場合のタイミング図である。ECU20がセンサ10に制御信号を送信しない場合は、ECU20は、制御信号S2をLレベルに保持する。このため、デジタル値NCTはしきい値DTを超えることがないので、DSP308は制御信号S_fromECUが送られていないと判断する。
次に、センサ10が制御信号S_fromECUを受信した場合に行う動作を説明する。例えば、DSP308は、A/D変換器305の変換レンジを設定する制御信号SETによりA/D変換器305の入力レンジを変更しても良い。すなわち、ECU20(第2システム)から制御信号S_fromECU(指令)が送信されたと判定した場合、センサ10(第1システム)は、制御信号S_fromECUに応じてA/D変換器305の入力レンジを変更してもよい。
A/D変換器305が入力にプリアンプを備えている場合、DSP308は、プリアンプのゲインを制御信号SETにより変更しても良い。これらにより、温度差ブリッジ50の出力信号が小さい状況においても、A/D変換器305の出力デジタル値の分解能を維持・向上することができる。
DSP308は、圧力センサ70、湿度センサ80に供給するクロックを停止したり、圧力センサ70、湿度センサ80をスタンバイ状態にするための制御信号を圧力センサ70、湿度センサ80へ送信したりしても良い。すなわち、ECU20(第2システム)から制御信号S_fromECU(指令)が送信されたと判定した場合、センサ10(第1システム)は、圧力センサ70と湿度センサ80へ供給するクロックを停止する又は圧力センサ70と湿度センサ80をスタンバイ状態にしてもよい。
また、湿度センサ80が発熱抵抗体を備えている場合は、DSP308は、発熱抵抗体への給電を停止させる制御信号を湿度センサ80へ送信しても良い。これらの動作により、センサ10の消費電流を低減することができる。
DSP308は、ヒータ制御回路301を停止させて、発熱抵抗体41への電流給電を停止させても良い。汚損物に対する特性変化(熱泳動力による発熱抵抗体41の汚損)を軽減することができる。発熱抵抗体41への給電を停止させたことがわかるようにセンサ出力を固定しても良い。図6と図7は発熱抵抗体41への給電を停止させた場合のセンサ出力例を示す表である。
図6はステータス・コミュニケーションニブルの0ビット目(最下位ビット)を1(0x1)に固定する例を示している。もちろん、1ビット目を1に固定しても良いし、0ビット目と1ビット目の両方を1(0x1)に固定しても良い。なお、0xは16進数を意味する。図7は空気流量信号Sig_A/Fがデータニブル1から4の16ビットに割り当てられている場合において、各データニブルの値を0xFに固定する例を示している。
すなわち、SENT信号(信号)は、空気流量を示す空気流量信号Sig_A/Fが割り当てられる複数のデータニブル(データ)を含む。センサ10(第1システム)は、例えば、発熱抵抗体41(ヒータ)を停止した後、少なくとも1つのデータニブル(データ)を所定値に固定する。
センサ10が制御信号S_fromECUを受信した場合にセンサ出力の一部を固定することで、ECU20は正しく制御信号S_fromECUが送信されていると判断することができる。
(変形例)
図8は、流量デジタル値のしきい値を用いた変形例を説明するための図である。
センサ10(第1システム)は、SENT信号の振幅低下期間に対応するデジタル値NCTがしきい値DT(第2しきい値)より長く、かつ、空気流量センサによって検出される空気流量がアイドル状態に対応する範囲内である場合、ECU20(第2システム)から制御信号S_fromECU(指令)が送信されたと判定してもよい。具体的には、センサ10は、車両のエンジン(動力源)がアイドル状態のときの空気流量(略0kg/h)のデジタル値がしきい値DTLとしきい値DTHの間にある場合に、空気流量がアイドル状態に対応する範囲内であると判定する。なお、しきい値DTHはしきい値DTLよりも大きい。
SENT信号の振幅(信号レベル)は、車両で発生する種々のノイズにより低下することがあるが、上記の判定方法によれば、ECU20(第2システム)から制御信号S_fromECU(指令)が送信されたと誤判定することを抑制することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、単方向の通信プロトコルに従ってセンサ10(第1システム)がECU20(第2システム)へ通信を行う期間に、ECU20からセンサ10に指令を送ることができる。これにより、ECU20からセンサ10を制御することが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
上記実施例では、センサ10(第1システム)は、空気流量センサであるが、圧力センサ、温度センサ等、その他のセンサであってもよい。上記実施例では、トランジスタとして、出力MOSトランジスタ11、22を用いているが、バイポーラトランジスタ等のその他のトランジスタ(スイッチ)を用いてもよい。上記実施例では、ECU20は、エンジンコントロールユニットであるが、別の機器を制御する電子制御装置であってもよい。
上記実施例では、ECU20は、ステータス・コミュニケーションニブルからデータニブル4までの期間において通信ラインDATAの電圧(SENT信号の振幅)を低下させているが、SENT信号の任意のパルスからそれに続く複数のパルスに対応する期間において通信ラインDATAの電圧(SENT信号の振幅)を低下させてもよい。
また、上記の各構成、機能等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
1…電源ライン
2…接地電源ライン
10…センサ
11…出力MOSトランジスタ
12…タイマ
13…RCV
13H…スイッチング素子
13L…スイッチング素子
15…入出力回路
20…ECU
21…プルアップ抵抗
22…出力MOSトランジスタ
25…入出力回路
26…CPU
27…メモリ
100…車載システム
300…出力特性調整回路
301…ヒータ制御回路
302…発振器
303…定電圧回路
304…回路温度センサ
305…A/D変換器
306…A/D変換器
307…A/D変換器
308…DSP
309…PROM
310…ROM
311…RAM
312…保護回路
40…定温度制御ブリッジ
41…発熱抵抗体
42…測温抵抗体
43…測温抵抗体
44…固定抵抗体
45…固定抵抗体
50…温度差ブリッジ
51…測温抵抗体
52…測温抵抗体
53…測温抵抗体
54…測温抵抗体
60…吸気温度センサ
61…固定抵抗体
62…感温抵抗体
70…圧力センサ
80…湿度センサ

Claims (11)

  1. 第1システム及び第2システムを備える車載システムであって、
    前記第1システムは、
    信号を単方向の通信プロトコルに従って通信ラインに出力し、
    前記第2システムは、
    前記通信ラインに接続され、
    前記信号の振幅を第1しきい値より低下させることにより前記第1システムへ指令を送る
    ことを特徴とする車載システム。
  2. 請求項1に記載の車載システムであって、
    前記第2システムは、
    前記信号の振幅が前記第1しきい値より低下する期間を示す振幅低下期間を第2しきい値より長くすることにより前記信号に前記指令を重畳する
    ことを特徴とする車載システム。
  3. 請求項2に記載の車載システムであって、
    前記第2システムは、
    前記振幅低下期間の長さで前記指令の内容を設定する
    ことを特徴とする車載システム。
  4. 請求項2に記載の車載システムであって、
    前記第1システムは、
    前記振幅低下期間が前記第2しきい値より長くなった場合、前記第2システムから前記指令が送信されたと判定する
    ことを特徴とする車載システム。
  5. 請求項4に記載の車載システムであって、
    前記第1システムは、
    ヒータを有する空気流量センサであり、
    前記第1システムは、
    前記第2システムから前記指令が送信されたと判定した場合、前記ヒータを停止する
    ことを特徴とする車載システム。
  6. 請求項5に記載の車載システムであって、
    前記振幅低下期間が前記第2しきい値より長く、かつ、前記空気流量センサによって検出される空気流量がアイドル状態に対応する範囲内である場合、前記第2システムから前記指令が送信されたと判定する
    ことを特徴とする車載システム。
  7. 請求項4に記載の車載システムであって、
    前記第1システムは、
    前記振幅低下期間の長さに応じて所定の処理を実行する
    ことを特徴とする車載システム。
  8. 請求項6に記載の車載システムであって、
    前記信号は、
    空気流量を示す空気流量信号が割り当てられる複数のデータを含み、
    前記第1システムは、
    前記ヒータを停止した後、少なくとも1つの前記データを所定値に固定する
    ことを特徴とする車載システム。
  9. 請求項4に記載の車載システムであって、
    前記第1システムは、
    A/D変換器を含み、
    前記第2システムから前記指令が送信されたと判定した場合、前記指令に応じて前記A/D変換器の入力レンジを変更する
    ことを特徴とする車載システム。
  10. 請求項4に記載の車載システムであって、
    前記第1システムは、
    圧力センサと湿度センサを含み、
    前記第2システムから前記指令が送信されたと判定した場合、
    前記圧力センサと前記湿度センサへ供給するクロックを停止する又は
    前記圧力センサと前記湿度センサをスタンバイ状態にする
    ことを特徴とする車載システム。
  11. 請求項1に記載の車載システムであって、
    前記通信プロトコルは、
    SENTである
    ことを特徴とする車載システム。
JP2018131094A 2018-07-10 2018-07-10 車載システム Pending JP2020010236A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018131094A JP2020010236A (ja) 2018-07-10 2018-07-10 車載システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018131094A JP2020010236A (ja) 2018-07-10 2018-07-10 車載システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020010236A true JP2020010236A (ja) 2020-01-16

Family

ID=69152351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018131094A Pending JP2020010236A (ja) 2018-07-10 2018-07-10 車載システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020010236A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101452370B (zh) Oob(带外)检测电路及串行ata系统
JP6832777B2 (ja) 半導体装置
JP4745679B2 (ja) 多重データ出力を有するセンサ
JPS58189571A (ja) 超音波測距装置
CN109951407B (zh) 使用计时器与多个从设备进行基于边沿的通信
KR101874584B1 (ko) 전압 방식 구동기
WO1999004226A1 (fr) Capteur dote d'une fonction de reglage
WO2013108505A1 (ja) 物理量検出装置
JP6997857B2 (ja) 車載システム
JP6699480B2 (ja) 信号処理装置
JP2020010236A (ja) 車載システム
US7928742B2 (en) Digital measurement transmitter with current signal
JP6585977B2 (ja) 半導体装置および発振回路の制御方法
US11750182B2 (en) Integrated circuit
JP2007069741A (ja) 車載用電子制御装置
JP2015142152A (ja) トリガ検出回路及びトリガ検出icチップ
US20230236071A1 (en) Semiconductor device and physical quantity sensor device
JP6088189B2 (ja) 温度補償型発振回路
JP2008124406A (ja) 半導体集積回路
JP4382652B2 (ja) センサ装置
JP3552371B2 (ja) 波形整形回路
CN113330686A (zh) 借助经脉宽调制的信号来传输值
JP2013246693A (ja) 制御装置
KR0174166B1 (ko) 차속 신호 입력장치
CN115694488A (zh) 可用于信号转换器的控制电路与校正方法