JP2021085810A - 位置検出装置および位置伝達方法 - Google Patents

位置検出装置および位置伝達方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021085810A
JP2021085810A JP2019216240A JP2019216240A JP2021085810A JP 2021085810 A JP2021085810 A JP 2021085810A JP 2019216240 A JP2019216240 A JP 2019216240A JP 2019216240 A JP2019216240 A JP 2019216240A JP 2021085810 A JP2021085810 A JP 2021085810A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
initialization
control unit
microcomputer
mode
phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019216240A
Other languages
English (en)
Inventor
智也 高木
Tomoya Takagi
智也 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2019216240A priority Critical patent/JP2021085810A/ja
Publication of JP2021085810A publication Critical patent/JP2021085810A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

【課題】マイコンの起動後にマイコンへより早くかつ容易に現在位置を伝達する。【解決手段】所定の機械要素の位置を検出する位置伝達システム1であって、制御部12を備える。制御部12は、所定の初期化条件が成立した場合に、初期化モードへ移行し、機械要素の実際の現在位置に関わらずかかる機械要素の原点位置を示す信号を疑似的に出力する。【選択図】図2

Description

開示の実施形態は、位置検出装置および位置伝達方法に関する。
従来、車両やロボット等に搭載され、回転や直動による機械的変位量をパルス信号に変換して出力し、たとえばマイコンなどにかかるパルス信号に基づいて、所定の機械要素の位置を検出させる位置検出装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
かかる位置検出装置の一つとしては、たとえば回転角位置を検出させるロータリーエンコーダが知られている。ロータリーエンコーダには、インクリメンタル形とアブソリュート形とがあり、インクリメンタル形の場合、パルス信号は、A相、B相およびZ相の3種類が出力される。
A相およびB相は、90°の位相差を有しており、かかるA相およびB相のパルス信号により角度の増減が伝えられる。Z相のパルス信号は、原点位置を示す信号であり、回転軸の1回転に1度出力され、いわゆる原点だしに用いられる。
マイコンは、かかるA相、B相およびZ相のパルス信号に基づいて、たとえば角度測定用のカウンタのアップ/ダウン/クリアを実行し、現在の回転角位置を取得することとなる。
特開昭61−265520号公報
しかしながら、従来技術は、マイコンの起動後にマイコンへより早くかつ容易に現在の回転角位置を伝達するうえで、さらなる改善の余地がある。たとえば、従来技術を用いた場合、起動直後のマイコンは、少なくともZ相のパルス信号を受け取るまでは、正確な現在の回転角位置を知ることはできない。
この点、アブソリュート形では即座に現在の回転角位置を知ることができるが、分解能に応じてパラレル信号が必要となり、信号線を減らすためにはA/B/Zとシリアル通信などを併用している。なお、たとえばシリアル通信等の通信手段を別途設けて、かかる通信手段を介し、マイコンの起動後かつ最初のZ相の出力前に、現在の回転角位置を伝えることは可能である。ただし、これを実現するためには、別途ハードウェアおよびソフトウェアが必要となり、煩雑である。
なお、こうした課題は、ロータリーエンコーダに限らず、レゾルバとマイコンとの間にRDC(Resolver to Digital Converter)が介在してマイコンに現在の回転角位置を検出させる場合や、リニアエンコーダが直線的位置を検出させる場合にも共通する課題である。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、マイコンの起動後にマイコンへより早くかつ容易に現在位置を伝達することができる位置検出装置および位置伝達方法を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る位置検出装置は、所定の機械要素の位置を検出する位置検出装置であって、制御部を備える。前記制御部は、所定の初期化条件が成立した場合に、初期化モードへ移行し、前記機械要素の実際の現在位置に関わらず該機械要素の原点位置を示す信号を疑似的に出力する。
実施形態の一態様によれば、マイコンの起動後にマイコンへより早く現在位置を伝達することができる。
図1Aは、比較例に係る位置伝達方法の概要説明図(その1)である。 図1Bは、比較例に係る位置伝達方法の概要説明図(その2)である。 図1Cは、比較例に係る位置伝達方法の概要説明図(その3)である。 図1Dは、実施形態に係る位置伝達方法の概要説明図(その1)である。 図1Eは、実施形態に係る位置伝達方法の概要説明図(その2)である。 図1Fは、実施形態に係る位置伝達方法の概要説明図(その3)である。 図2は、実施形態に係る位置伝達システムの構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る角度センサが実行する処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する位置検出装置および位置伝達方法の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
また、以下では、実施形態に係る位置検出装置が、レゾルバ40と、RDC50とを備える角度センサ10である場合を主たる例に挙げて説明を行う。
まず、実施形態に係る位置伝達方法の概要について、図1A〜図1Cを用いて説明する。図1A〜図1Cは、比較例に係る位置伝達方法の概要説明図(その1)〜(その3)である。また、図1D〜図1Fは、実施形態に係る位置伝達方法の概要説明図(その1)〜(その3)である。
実施形態に係る位置伝達方法に先立って、比較例の方から説明する。図1Aに示すように、比較例に係る位置伝達方法では、起動直後のマイコンは、図中のマイコン側カウンタの推移から分かるように、角度センサが少なくとも最初のZ相のパルス信号を出力するまでは(図中のM1部参照)、実際の現在位置(すなわち、ここでは原点位置)を正確に知ることはできない。
そこで、たとえばシリアル通信等の通信手段を別途設けて、かかる通信手段を介し、マイコンの起動後かつ最初のZ相の出力前に、角度センサが実際の現在位置を伝達することは可能である。
かかる場合、たとえば図1Bに示すように、比較例に係る角度センサ10’とマイコン20とはA相、B相およびZ相のデジタル信号線以外に、シリアル通信用の通信線で接続されることとなる。
そして、かかる場合、図1Bおよび図1Cに示すように、角度センサ10’は、マイコン20の起動後かつ最初のZ相の出力前に、シリアル通信を介してマイコン20へ実際の現在位置を伝達する。そして、マイコン20は、かかる現在位置によってマイコン側カウンタをクリアし、後は通常のA相、B相およびZ相の出力に基づいてカウンタのアップ/ダウン/クリアを繰り返し、実際の現在位置と同期することとなる。
ただし、かかる図1Bおよび図1Cに示す比較例の場合、シリアル通信用のハードウェアが必要となるし、マイコン20は、シリアル通信を介した現在位置の受け取り、および、これによるカウンタのクリアというソフトウェア的な対応が必要となる。したがって、煩雑である。
そこで、実施形態に係る位置伝達方法では、角度センサ10に対し、所定の初期化条件が成立した場合に、実際の現在位置に関わりなくマイコン側カウンタをクリアさせるとともに、実際の現在位置に一致するようにマイコン側カウンタをカウントさせる疑似的なZ相、A相およびB相のパルス出力を行う初期化モードを設けることとした。
具体的には、まず図1Dに示すように、実施形態に係る角度センサ10は、初期化用カウンタを有する。また、角度センサ10は、実際の現在位置を保持する。
そのうえで、図1Eに示すように、角度センサ10は、マイコン20の起動後、所定の初期化条件が成立した場合に、初期化モードへ移行する。所定の初期化条件は、たとえば電源が投入され、所定時間が経過したタイミング、たとえばマイコン20が準備段階を経て正常に立ち上がったタイミング等である。
初期化モードでは、角度センサ10は、まず実際の現在位置に関わらず、疑似的にZ相のパルス信号を出力する(図中のM2部参照)。すると、これを受けてマイコン20は、通常モード時と同様に、マイコン側カウンタをクリアする。一方で、角度センサ10は、自身が有する初期化用カウンタをクリアしてマイコン側カウンタに同期させる。
つづいて、初期化モードでは、角度センサ10は、マイコン側カウンタが実際の現在位置に一致するまで疑似的にA相およびB相のパルス信号を高速で出力し、通常モード時と同様に、マイコン20に、マイコン側カウンタをカウントさせる。
このとき、角度センサ10は、自身が有する初期化用カウンタをマイコン側カウンタと同期してカウントし、図1Dに示すように、初期化用カウンタと現在位置とを比較して、マイコン側カウンタが実際の現在位置に一致したか否かを判定する。
そして、マイコン側カウンタが実際の現在位置に一致したならば、角度センサ10は通常モードへ移行し、実際の現在位置に応じつつA相、B相およびZ相のパルス信号を出力する。
これにより、マイコン20の起動後にマイコン20へより早くかつ容易に現在位置を伝達することが可能となる。なお、所定の初期化条件は、たとえば電源が投入され、マイコン20が準備段階を経て正常に立ち上がったタイミングを例に挙げたが、図1DのO1部に示すように、マイコン20からの初期化要求があった場合に初期化条件成立としてもよい。
また、かかる場合、初期化状態であることを示す応答を返すようにしてもよい。かかるO1部を実現する場合、通信線を設ける必要があるが、Hi/Lo状態が識別できればよいので、デジタル信号線で足りる。また、O1部は、オプション的な構成であってもよい。
なお、ここで、実施形態に係る位置伝達システム1の構成の概要について述べておく。図1Fに示すように、位置伝達システム1は、レゾルバ40と、RDC50と、マイコン20とを含む。レゾルバ40およびRDC50は、角度センサ10を構成し、レゾルバ40はRDC50に対し、励磁信号、Sin信号およびCos信号を出力する。
RDC50は、これらの信号に基づき、マイコン20に対し、A相、B相およびZ相のパルス信号を出力する。また、RDC50は、上述した初期化モードを有しており、初期化条件が成立した場合に、これまで説明した初期化モードで動作することとなる。
このように、実施形態に係る位置伝達方法では、角度センサ10に対し、所定の初期化条件が成立した場合に、実際の現在位置に関わりなくマイコン側カウンタをクリアさせるとともに、実際の現在位置に一致するようにマイコン側カウンタをカウントさせる疑似的なZ相、A相およびB相のパルス出力を行う初期化モードを設けることとした。
したがって、実施形態に係る位置伝達方法によれば、マイコン20の起動後にマイコン20へより早くかつ容易に現在位置を伝達することができる。
以下、上述した実施形態に係る位置伝達方法を適用した位置伝達システム1の構成例について、より具体的に説明する。
図2は、実施形態に係る位置伝達システム1の構成例を示すブロック図である。なお、図2では、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。例えば、各ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
また、図2を用いた説明では、既に説明済みの構成要素については、説明を簡略するか、説明を省略する場合がある。
図2に示すように、実施形態に係る位置伝達システム1は、角度センサ10と、マイコン20とを含む。
角度センサ10は、記憶部11と、制御部12と、角度検出機構13とを備える。上述のRDC50は、記憶部11および制御部12に相当する。また、レゾルバ40は、角度検出機構13に相当する。
記憶部11は、たとえば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子等によって実現され、図2の例では、現在位置11aと、初期化用カウンタ11bとを記憶する。
現在位置11aは、角度センサ10自身が保持する実際の現在位置である。初期化用カウンタ11bは、図1Dおよび図1Eの初期化用カウンタに相当する。
制御部12は、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、角度センサ10内部の記憶デバイスに記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部12は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現することができる。
制御部12は、取得部12aと、モード制御部12bと、生成部12cとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
取得部12aは、初期化条件の成立に関するイベントの発生を取得する。たとえば取得部12aは、角度センサ10の電源が投入されたことを取得する。また、取得部12aは、初期化条件の成立がマイコン20からの初期化要求に基づく場合、かかる初期化要求を取得する。
モード制御部12bは、取得部12aの取得結果に基づいて初期化条件が成立したか否かを判定し、初期化条件が成立していなければ通常モードで角度センサ10を動作させる。また、モード制御部12bは、初期化条件が成立していれば角度センサ10を初期化モードで動作させる。また、モード制御部12bは、初期化モードの動作が終了すれば、通常モードで角度センサ10を動作させる。
モード制御部12bは、通常モード制御部12baと、初期化モード制御部12bbとを有する。通常モード制御部12baは、通常モードで動作するように角度センサ10を制御する。すなわち、通常モード制御部12baは、入力軸Sへ接続された角度検出機構13を制御し、角度検出機構13に、入力軸Sの実際の回転に応じた機械的変位量を出力させる。
また、通常モード制御部12baは、角度検出機構13から出力された実際の機械的変位量に基づき、生成部12cに、A相、B相およびZ相のパルス信号を生成してマイコン20へ出力させる。また、通常モード制御部12baは、実際の現在位置を現在位置11aへセットする。
初期化モード制御部12bbは、初期化モードで動作するように角度センサ10を制御する。すなわち、初期化モード制御部12bbはまず、入力軸Sの実際の回転角位置に関わりなく、生成部12cに、疑似的なZ相のパルス信号を生成してマイコン20へ出力させる。このとき初期化モード制御部12bbは、あわせて初期化用カウンタ11bをクリアする。
また、初期化モード制御部12bbは、生成部12cに疑似的なZ相のパルス信号を出力させた後、生成部12cに、疑似的にA相およびB相のパルス信号を通常モード時よりも高速で生成してマイコン20へ出力させる。
このとき、初期化モード制御部12bbは、疑似的なA相およびB相のパルス信号に応じて初期化用カウンタ11bをカウントし、現在位置11aと比較して一致するまで、生成部12cに、疑似的にA相およびB相のパルス信号を出力させる。
そして、初期化モード制御部12bbは、初期化用カウンタ11bと現在位置11aとが一致したならば初期化モードを終了させ、以降は通常モード制御部12baが、通常モードで動作するように角度センサ10を制御する。
なお、疑似的にA相およびB相のパルス信号を出力させる際、初期化用カウンタ11bが現在位置11aへ一致するまでの到達時間が短くなるように、たとえば0°〜180°ならカウントアップ、180°〜360°ならカウントダウンされるように出力させるとよい。
生成部12cは、モード制御部12bからの指示に基づいて、実際のあるいは疑似的なA相、B相およびZ相のパルス信号を生成し、マイコン20へ出力する。
マイコン20は、記憶部21と、制御部22とを備える。記憶部21は、たとえば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図2の例では、カウンタ21aを記憶する。カウンタ21aは、図1A〜図1Eのマイコン側カウンタに相当する。
制御部22は、制御部12と同様に、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPUやMPU等によって、マイコン20内部の記憶デバイスに記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部22は、たとえば、ASICやFPGA等の集積回路により実現することができる。
制御部22は、取得部22aと、カウント部22bと、要求部22cとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
取得部22aは、生成部12cから出力されるA相、B相およびZ相のパルス信号を取得する。
カウント部22bは、取得部22aによって取得された各パルス信号に基づいてカウンタ21aをアップ/ダウン/クリアさせる。
要求部22cは、角度センサ10における初期化条件の成立がマイコン20からの初期化要求に基づく場合、かかる初期化要求を角度センサ10へ出力する。また、かかる場合、取得部22aは、角度センサ10からの応答を取得することとなる。
次に、実施形態に係る角度センサ10が実行する処理手順について、図3を用いて説明する。図3は、実施形態に係る角度センサ10が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、図3には、初期化モード時の処理手順を示している。
図3に示すように、まず、モード制御部12bが、初期化条件が成立したか否かを判定する(ステップS101)。ここで、初期化条件が成立していなければ(ステップS101,No)、図示は略するがモード制御部12bは角度センサ10を通常モードで動作させつつ、ステップS101からの処理を繰り返す。
また、初期化条件が成立していれば(ステップS101,Yes)、モード制御部12bは、角度センサ10を初期化モードへ移行させ、生成部12cに疑似的なZ相のパルス信号を生成して出力させるとともに、初期化用カウンタ11bをクリアする(ステップS102)。
そして、モード制御部12bは、初期化用カウンタ11bが現在位置11aに近づくように、生成部12cに疑似的なA相およびB相のパルス信号を生成して出力させるとともに、かかるパルス信号に応じて初期化用カウンタ11bをアップ/ダウンする(ステップS103)。
そして、初期化用カウンタ11bと現在位置11aとが一致したか否かが判定される(ステップS104)。ここで、一致していなければ(ステップS104,No)、ステップS103からの処理を繰り返す。一方、一致していれば(ステップS104,Yes)、初期化モードとしての処理を終了する。
上述してきたように、実施形態に係る角度センサ10(「位置検出装置」の一例に相当)は、入力軸S(「所定の機械要素」の一例に相当)の回転角位置(「位置」の一例に相当)を検出する角度センサ10であって、制御部12を備える。制御部12は、所定の初期化条件が成立した場合に、初期化モードへ移行し、入力軸Sの実際の現在位置に関わらずZ相のパルス信号(「機械要素の原点位置を示す信号」の一例に相当)を疑似的に出力する。
したがって、実施形態に係る角度センサ10によれば、マイコン20の起動後にマイコン20へより早くかつ容易に現在位置を伝達することができる。
また、制御部12は、Z相のパルス信号を疑似的に出力した後、原点位置から上記現在位置に近づくように、A相およびB相のパルス信号(「機械要素の位置の増減を示す信号」の一例に相当)を疑似的に出力する。
したがって、実施形態に係る角度センサ10によれば、疑似的に伝達した原点位置に基づいて正確にマイコン20へ現在位置を伝達することができる。
また、制御部12は、初期化モードにおいて、A相およびB相のパルス信号を、初期化モード以外のモードである通常モード時よりも高速に出力する。
したがって、実施形態に係る角度センサ10によれば、マイコン20へより早く現在位置を伝達することができる。
また、制御部12は、角度センサ10の電源投入後、所定時間が経過した場合に、初期化モードへ移行する。
したがって、実施形態に係る角度センサ10によれば、マイコン20が正常に立ち上がった後、迅速に現在位置を伝達することが可能となる。
また、制御部12は、マイコン20から所定の初期化要求を受け付けた場合に、初期化モードへ移行する。
したがって、実施形態に係る角度センサ10によれば、マイコン20からの要求に応じた適切なタイミングで現在位置を伝達することが可能となる。
また、入力軸Sは、車両に搭載される電動機の回転軸であり、角度センサ10は、かかる回転軸の回転角位置を検出する。
したがって、実施形態に係る角度センサ10によれば、車両に搭載された電動機の回転角位置をより早くかつ容易に伝達することが可能となる。
なお、上述した各実施形態では、位置検出装置が回転角位置を検出する場合を例に挙げたが、リニアエンコーダのような直線的位置を検出する位置検出装置に適用してもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 位置伝達システム
10 角度センサ
11 記憶部
11a 現在位置
11b 初期化用カウンタ
12 制御部
12a 取得部
12b モード制御部
12ba 通常モード制御部
12bb 初期化モード制御部
12c 生成部
13 角度検出機構
20 マイコン
21 記憶部
21a カウンタ
22 制御部
22a 取得部
22b カウント部
22c 要求部
40 レゾルバ
50 RDC

Claims (7)

  1. 所定の機械要素の位置を検出する位置検出装置であって、
    所定の初期化条件が成立した場合に、初期化モードへ移行し、前記機械要素の実際の現在位置に関わらず該機械要素の原点位置を示す信号を疑似的に出力する制御部
    を備えることを特徴とする位置検出装置。
  2. 前記制御部は、
    前記原点位置を示す信号を疑似的に出力した後、前記原点位置から前記現在位置に近づくように、前記機械要素の位置の増減を示す信号を疑似的に出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
  3. 前記制御部は、
    前記初期化モードにおいて、前記機械要素の位置の増減を示す信号を、前記初期化モード以外のモードである通常モード時よりも高速に出力する
    ことを特徴とする請求項2に記載の位置検出装置。
  4. 前記制御部は、
    前記位置検出装置の電源投入後、所定時間が経過した場合に、前記初期化モードへ移行する
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の位置検出装置。
  5. 前記制御部は、
    外部から所定の初期化要求を受け付けた場合に、前記初期化モードへ移行する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の位置検出装置。
  6. 前記機械要素は、車両に搭載される電動機の回転軸であり、
    前記回転軸の回転角位置を検出する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の位置検出装置。
  7. 所定の機械要素の位置を検出する位置検出装置を用いた位置伝達方法であって、
    所定の初期化条件が成立した場合に、初期化モードへ移行し、前記機械要素の実際の現在位置に関わらず該機械要素の原点位置を示す信号を疑似的に出力する制御工程
    を含むことを特徴とする位置伝達方法。
JP2019216240A 2019-11-29 2019-11-29 位置検出装置および位置伝達方法 Pending JP2021085810A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019216240A JP2021085810A (ja) 2019-11-29 2019-11-29 位置検出装置および位置伝達方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019216240A JP2021085810A (ja) 2019-11-29 2019-11-29 位置検出装置および位置伝達方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021085810A true JP2021085810A (ja) 2021-06-03

Family

ID=76087384

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019216240A Pending JP2021085810A (ja) 2019-11-29 2019-11-29 位置検出装置および位置伝達方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021085810A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62263600A (ja) * 1986-05-12 1987-11-16 株式会社安川電機 アブソリユ−ト式エンコ−ダ
JP2008116291A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Ntn Corp 回転検出装置および回転検出装置付き軸受
JP2014194384A (ja) * 2013-03-29 2014-10-09 Hitachi Automotive Systems Ltd 診断装置
JP2015096005A (ja) * 2013-11-14 2015-05-18 株式会社デンソー モータ制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62263600A (ja) * 1986-05-12 1987-11-16 株式会社安川電機 アブソリユ−ト式エンコ−ダ
JP2008116291A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Ntn Corp 回転検出装置および回転検出装置付き軸受
JP2014194384A (ja) * 2013-03-29 2014-10-09 Hitachi Automotive Systems Ltd 診断装置
JP2015096005A (ja) * 2013-11-14 2015-05-18 株式会社デンソー モータ制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8803510B2 (en) Rotation detecting device and bearing having rotation detecting device
US20080157705A1 (en) Magnetic Absolute Encoder
US20150123589A1 (en) Encoder, motor with encoder, servo system, and signal processing method for encoder
JP5317568B2 (ja) 移動情報を伝送するためのエンコーダ及び方法
JP2014240790A (ja) 計測装置、計測方法、および処理装置
US9823646B2 (en) Device and method for generating a trigger signal in a position-measuring device and corresponding position-measuring device
CN104218865A (zh) 一种永磁电机转子位置计算方法
US9869547B2 (en) Position-measuring device and method for testing a clock signal
US9014842B2 (en) Method and monitoring unit for checking position values
US9134143B2 (en) Absolute position detector with abnormality detection function
JP2021085810A (ja) 位置検出装置および位置伝達方法
JP6947524B2 (ja) 角度を測定するための装置及び方法
JP4782434B2 (ja) 回転検出装置の信号処理装置
US11015959B2 (en) Encoder and control system
JP5082481B2 (ja) 回転角度位置算出装置及びモータ
JP4797096B2 (ja) ステッピングモータの回転角検出装置
JP2018160980A (ja) モータ制御システム、制御方法、エンコーダ及びモータ制御装置
JP6157772B1 (ja) サーボ制御診断システム
JPWO2019123594A1 (ja) モータ制御装置
JP7395731B2 (ja) 監視制御装置及び監視制御方法
CN110823261B (zh) 编码器以及数据发送方法
TWI733951B (zh) 馬達編碼器的動態取樣方法
JPH04172203A (ja) シリアルエンコーダ
JP2004198285A (ja) 回転検出装置の診断装置
KR101174472B1 (ko) 타이어 프로파일 측정 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230530

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231121