JP2021085621A - 電気機器および機器制御装置 - Google Patents

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浩平 森田
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Abstract

【課題】常に、所望する運転モードを適切に実行できる電気機器を実現すること。【解決手段】本発明の空気清浄機(100)は、運転制御部(21)が、温度センサ(13)が検知した温度から、人感センサ(12)の検知が誤検知であることを示す条件を満たしたと判断したとき、人感センサ(12)の検知結果に応じた機器の運転の制御を保留する。【選択図】図1

Description

本発明は、人感センサを備えた空気調和機等の電気機器、機器制御装置に関する。
人感センサを備えた空気調和機が、例えば特許文献1,2に開示されている。
特開2009−2740050号公報 特開2012−57840号公報
ところで、焦電型人感センサの場合、機器設置空間の温度差により誤作動するという問題を生じる。人感センサが誤作動すると、室内に人がいないにもかかわらず電気機器は、人が室内に居ると判断し、人有りの運転モードを実行する。つまり、人感センサが誤作動すると、所望する運転モードが適切に実行されないという問題が生じる。
本発明の一態様は、常に、所望する運転モードを適切に実行できる電気機器を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電気機器は、熱源の温度差から当該熱源が人であると検知する人感センサを備えた電気機器であって、前記電気機器の設置空間の温度を検知する温度センサと、前記人感センサの検知結果に応じて前記電気機器の運転を制御する運転制御部と、を備え、前記運転制御部は、前記温度センサが検知した温度から、前記人感センサの検知が誤検知であることを示す条件を満たしたと判断したとき、前記人感センサの検知結果に応じた機器の運転の制御を保留することを特徴としている。
本発明の一態様によれば、常に、所望する運転モードを適切に実行できる。
本発明の実施形態1に係る空気清浄機の機能ブロック図である。 図1に示す空気清浄機の制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る空気清浄機の機能ブロック図である。 図3に示す空気清浄機の制御の流れを示すフローチャートである。 図3に示す空気清浄機の他の制御の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る空気清浄機の機能ブロック図である。 図6に示す空気清浄機の制御の流れを示すフローチャートである。 図6に示す空気清浄機を含むシステムの機能ブロックである。 図6に示す空気清浄機を含む他のシステムの機能ブロックである。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。本発明の電気機器を空気清浄機に適用した例について説明する。
(空気清浄機)
図1は、室内(設置空間)1に設置された空気清浄機100の機能ブロック図である。なお、図1では、空気清浄機100は、人感センサ12の検知結果に応じた制御を行うことを必須とする電気機器を想定しているため、空気清浄機100が備える一般的な部材については省略している。
空気清浄機100は、図1に示すように、機器全体を制御する制御部11、人感センサ12、温度センサ13、タイマ14を備えている。
人感センサ12は、熱源の温度差により反応する焦電型人感センサであり、空気清浄機100が設置された室内1における人の有無を検知する。温度センサ13は、空気清浄機100が設置された室内1の温度を検出する。
制御部11は、運転制御部21、誤検知判定部22を含んでいる。
運転制御部21は、人感センサ12の検知結果および誤検知判定部22の判定結果に応じて空気清浄機100の運転制御を行う。人感センサ12の検知結果(反応)による運転制御については後述する。
誤検知判定部22は、人感センサ12の検知結果、温度センサ13の検知結果、タイマ14からの時間情報に基づき、人感センサ12が誤検知するであろう条件を満たしたか否かを判定する。誤検知判定部22による判定結果は、運転制御部21に送られる。誤検知判定部22における人感センサ12が誤検知するであろう条件についての詳細は後述する。
(人感センサ12の反応による運転制御)
人感センサ12の反応による運転制御とは、以下の(1)〜(4)の運転制御とする。しかしながら、(1)〜(4)の運転制御に限定されるものではなく、他の運転制御であってもよい。なお、通常、人感センサ12による検知結果から、人多い、人少ない、人無しの3種類を検出可能であるが、今回、人感センサ12による検知結果は、人の有無のみとして説明する。
(1)人無し時:空気清浄機100Aの表示部(図示せず)のLEDを消灯する。これは、空気清浄機100Aの周囲に人がいないため、表示部のLEDを点灯しても無駄だからである。
(2)人無し時:空気清浄の効果を増大させるために、大風量で運転する。これは、空気清浄機100Aの周囲に人がいないため、騒音の大きい大風量で運転しても問題無いためである。
(3)人無し時:加湿を止める。これは、人がいない場合、加湿しても、時間経過と共に乾燥してしまい無駄な加湿となるためである。
(4)人有り時:空気清浄機100Aが備える汚れ度センサ(図示せず)の感度を上げる。これは、人がいるときには、空気が汚れるため、すぐに汚れ度センサが反応してほしいからである。
ここで、通常であれば、人無し状態から人感センサ12によって人が検知された場合、上記(1)では表示部のLEDを点灯し、上記(2)では風量を下げ、上記(3)では加湿OFF状態から加湿ON状態にする。しかしながら、人感センサ12による検知が誤検知か否かを考慮すれば、人感センサ12の反応による運転の制御を保留にする必要がある。例えば、人無し状態から人感センサ12によって人が検知されたとき、1分間遅延させたのち、この1分間の間での温度変化(±5℃以上)を検知した場合には、人の動きではなく、冷房または暖房による急減な温度変化であると判定する。この場合、人感センサ12による検知は誤検知であるとし、人感センサ12の反応による運転制御は行わずに、人無し時の運転制御を継続する。
(運転制御)
図2は、図1に示す空気清浄機100の運転制御の流れを示すフローチャートである。この運転制御は、運転制御部21および誤検知判定部22によって実行される。ここでは、誤検知判定部22における人感センサ12が誤検知するであろう条件として、室内1における温度差が所定時間内に予め設定した温度差以上になることを考える。
具体的には、人感センサ12により人を検知した時に温度センサ13が検知した第1の温度T1と、当該第1の温度T1を検知してから一定時間経過後に温度センサ13が検知した第2の温度T2との差が、所定の範囲を超えていることを条件とする。
まず、ステップS11において、人感センサ12によって人検知されると、温度センサ13が検出した温度T1を取得する(ステップS12)。この場合、取得する温度T1は、空気清浄機100が設置された室内1の温度である。また、取得した温度T1は、一時的に記憶する。
続いて、ステップS13において、タイマ14によって所定時間経過したと判定すると、温度センサ13が検出した温度T2を取得する(ステップS14)。
次に、取得した温度T1と温度T2との差が所定範囲外であるか否かを判定する(ステップS15)。ここで、所定範囲とは、人感センサ12の感度によって設定され、本実施形態では、±5℃とする。所定範囲は、これに限定されるものではなく、人感センサ12の感度が変われば、変わるので、人感センサ12の感度に合わせて適宜設定すればよい。
従って、ステップS15において、温度T1と温度T2との差が所定範囲外(YES)なら、温度差に伴う誤検知と判断し、人感センサ12の反応(検知)による制御を保留する(ステップS16)。一方、ステップS16において、温度T1と温度T2との差が所定範囲内(NO)なら温度差ではなく、人移動による温度差と判断し、人感センサ12の反応による制御を実行する(ステップS17)。
すなわち、上記運転制御では、温度センサ13が検知した温度から、人感センサ12の検知が誤検知であることを示す条件を満たしたと判断したとき、人感センサ12の検知結果に応じた機器の運転の制御を保留する。ここで、人感センサ12の検知結果に応じた機器の運転の制御を保留する、すなわち人感センサ12の反応による制御を保留するとは、以下のことを示す。機器の運転を制御する場合に、例えば人感センサ12の出力を無視する、人感センサ12の感度を弱くする、人感センサ12をOFFする等である。
(効果)
上記構成の空気清浄機100によれば、一定時間内での温度差によって、人感センサ12による検知が誤検知か否かを判断しているため、人感センサ12の誤検知に伴う運転制御が実行されない。従って、人感センサ12による検知が正しい場合のみ、人感センサ12による検知に伴う制御が実行できるので、常に、所望する運転モードを適切に実行することができる。
なお、本実施形体では、人感センサ12が人を検知して所定時間(T2−T1)内に所定範囲外の温度差になったときに、人感センサ12の検知が誤検知であることを示す条件を満たしていると判定している例について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、空気清浄機100の運転開始から所定時間内に、当該空気清浄機100の設置空間における温度差が所定時間内に予め設定した温度差以上になったときを、前記条件を満たしたと判定してもよい。この場合、空気清浄機100の設置空間における温度差とは、当該設置空間内の複数箇所の温度差の平均であってもよいし、予め設定した位置での温度差であってもよい。この場合、空気清浄機100が設置された空間が無人であり、当該空気清浄機100を遠隔で操作した場合であって、同時にエアコンも遠隔で操作した場合、急な室温の変化により、当該空気清浄機100が人有り運転するのを防ぐことができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(空気清浄機)
図3は、室内1Aに設置された空気清浄機100Aの機能ブロック図である。なお、図3に示す空気清浄機100Aは、前記実施形態1の空気清浄機100に対して、指示受付部15、温度設定部16が新たに加わっている。
指示受付部15は、空気清浄機100Aの外部の機器(室内1Aに設置されたエアコン等の機器)からの指示、あるいはインターネット等の通信ネットワークを介して、室内1Aの外部のサーバからの指示を受付ける。指示受付部15は、受付けた指示に関する情報を制御部11内の誤検知判定部22に送る。指示に関する情報としては、例えば空気清浄機100Aの電源のON/OFFを指示する情報、運転モードの変更等を指示する情報等である。
外部から空気清浄機100Aに指示する方法としては、例えばユーザが持ち運ぶスマートフォン等の端末に備えられたGPSを用いることが考えられる。この場合、ユーザが自宅から遠ざかると、指示受付け部15は電源OFFを指示する情報を受付け、ユーザが自宅に近づくと、指示受付部15は電源ONを指示する情報を受付ける。つまり、ユーザが自宅から遠ざかったり、近づいたりすることで、自宅内に設置された電気機器(空気清浄機100A)の電源をON/OFFすることになる。
また、外部から空気清浄機100Aに指示する他の方法としては、例えば空気清浄機100Aの運転を行うというボタンをユーザが押すことである。
温度設定部16は、空気清浄機100Aを設置した室内1Aを所望する室温になるように温度を設定する。温度設定部16は、設定した温度情報を誤検知判定部22に送る。設定した温度情報としては、空気清浄機100Aに設定指示した目標温度を示す情報等である。
従って、誤検知判定部22は、指示受付部15からの指示を示す情報、温度設定部16から設定した温度を示す情報の少なくとも一方の情報に基づき、人感センサ12が誤検知するであろう条件を満たしたか否かを判定する。誤検知判定部22の判定結果は、運転制御部21に送られる。
以下に、温度設定部16からの設定した温度を示す情報に基づく運転制御(1)と、指示受付部15からの指示を示す情報に基づく運転制御(2)について説明する。
(運転制御(1))
図4は、図3に示す空気清浄機100Aの運転制御の流れを示すフローチャートである。この運転制御は、運転制御部21および誤検知判定部22によって実行される。ここでは、誤検知判定部22における人感センサ12が誤検知するであろう条件として、温度センサ13が検出した室内1Aの温度と、温度設定部16によって設定された目標温度との差が、所定の範囲を超えていることとして説明する。
まず、温度設定部16によって所定の温度に設定された後、ステップS21において、温度センサ13によって空気清浄機100A周囲の温度を実温度として測定する。
次に、実温度と設定温度との温度差が所定範囲外か否かを判定する(ステップS22)。ここで、所定範囲は例えば±5℃とする。この所定範囲は、人感センサ12の性能に応じて変わる。
ステップS22において、温度差が所定範囲外であれば(YES)、ステップS23に移行し、人感センサ12の反応による制御を保留して、ステップS21に移行し、実温度を測定する。
一方、ステップS22において、温度差が所定範囲外でなければ(NO)、人感センサ12の反応による制御を実行するため、ステップS24に移行し、人感センサ12によって人検知されると、人感センサ12の反応による制御を実行する(ステップS25)。
上記の運転制御によれば、空気清浄機100Aの運転時、実温度と当該空気清浄機100A設定温度との温度差が所定範囲外であれば一定の温度差になるまで人感センサ12の反応による制御を無効にすることになる。これにより、人感センサ12の誤検知に伴う運転制御が実行されないため、人感センサ12による検知が正しい場合のみ、人感センサ12の反応による制御が実行できる。
(運転制御(2))
図5は、図3に示す空気清浄機100Aの運転制御の流れを示すフローチャートである。この運転制御は、運転制御部21および誤検知判定部22によって実行される。
まず、ステップS31において、指示受付部15によって外部からの指示を受付けると、人感センサ12の反応による制御を保留する(ステップS32)。
その後、所定時間経過すると(ステップS33)、ステップS34において、人感センサ12によって人検知されると、人感センサ12の反応による制御を実行する(ステップS35)。
上記の運転制御によれば、運転制御部21は、指示受付部15が外部からの操作を受付けたとき、一定時間、人感センサ12の検知結果に応じた機器の運転の制御を保留する。これにより、外部から空気清浄機100Aを操作した場合、温度差検出しなくても一定時間は人感センサ12の反応による制御を停止させることになる。これにより、人感センサ12の誤検知に伴う運転制御が実行されないため、人感センサ12による検知が正しい場合のみ、人感センサ12の反応による制御が実行できる。
前記実施形態1,2では、電気機器(空気清浄機100、100A)に、人感センサ12、温度センサ13の両方を内蔵し、自機内で人感センサ12の検知が誤検知であることを示す条件を満たしているから否かを判定する例について説明した。しかしながら、本発明は、電気機器に少なくとも人感センサ12を内蔵していればよく、温度センサ13は無くてもよい。以下の実施形態3では、温度センサ13が検出する温度に関する情報(温度情報)を電気機器の外部から取得する例について説明する。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(空気清浄機)
図6は、室内1Bに設置された空気清浄機100Bの機能ブロック図である。
空気清浄機100Bは、図6に示すように、人感センサ12の誤検知を判定するための温度情報を、外部から取得するようになっている。ここで、外部とは、インターネット等の通信ネットワークを介して接続されているサーバであってもよいし、空気清浄機100Bが設置されている室内1Bに設置された他の機器(エアコン等の温度センサを備えた機器)であってもよい。なお、外部を空気清浄機100Bの筐体表面と考えた場合には、当該空気清浄機100Bが備える温度センサも温度情報の取得先として含まれる。
制御部11の誤検知判定部22は、当該空気清浄機100Bの外部から取得した当該空気清浄機100Bの設置空間の温度情報から、人感センサ12の検知が誤検知であることを示す条件を満たしているか否かを判定する条件判定部として機能する。誤検知判定部22の判定結果は、運転制御部21に送られる。ここで、外部から取得した温度情報は、空気清浄機100Bが設置された室内1Bの実温度と設定温度との差(温度差)である。
(運転制御)
図7は、図6に示す空気清浄機100Bの運転制御の流れを示すフローチャートである。この運転制御は、運転制御部21および誤検知判定部22によって実行される。
まず、ステップS41において、人感センサ12によって人検知されると、外部から取得した温度情報から温度差が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS42)。
ステップS42において、温度差が所定値以上である(YES)と判定されれば、人感センサ12の反応に応じた制御を保留する(ステップS43)。
一方、ステップS42において、温度差が所定以上でない(NO)と判定されれば、人感センサ12の反応に応じた制御を実行する(ステップS44)。
このように、上記構成の空気清浄機100Bでは、温度センサを備えていなくても、外部から空気清浄機100Bが設置された室内1Bの実温度と設定温度との差(温度差)を示す温度情報を取得できる。これにより、空気清浄機100Bは、外部から取得した温度情報に基づき人感センサ12の反応に応じた制御を保留する否かを判定できる。
以下に、温度情報を取得する外部の例を示した実施例について説明する。
(実施例1)
図8は、図6に示す空気清浄機100Bの運転制御を実現するシステムの機能ブロックである。
図8に示すように、室内1Cに、空気清浄機100Bとエアコン200Aとが設置され、それぞれインターネットを介してサーバ300に接続されている。
エアコン200Aは、室内1Cの温度を検出する温度センサ201、室内1Cの室温を設定する温度設定部202を含んでいる。温度センサ201が検出した温度、温度設定部202により設定された温度は、サーバ300に送られる。
空気清浄機100Bは、サーバ300からエアコン200Aの温度センサ201が検出した温度と、温度設定部202が設定した温度との差を温度情報として取得する。取得した温度情報を用いて、空気清浄機100Bは人感センサ12の誤検知判定を行う。
上記システムの場合、サーバ300が人感センサ12を内蔵している空気清浄機100Bに指示をするようになっているため、室内1C内おいて、エアコン200Aと空気清浄機100Bとは直接信号のやり取りを行わなくてもよい。
(実施例2)
図9は、図6に示す空気清浄機100Bの運転制御を実現する他のシステムの機能ブロックである。
図9に示すように、室内1Dに、空気清浄機100Bとエアコン200Bとが設置されている点で、図8に示すシステムと同様であるが、これらはサーバに接続されていない点で異なる。本実施例では、室内1D内において、空気清浄機100Bとエアコン200Bとが直接信号のやり取りができるように接続されている。
エアコン200Bは、室内1Dの温度を検出する温度センサ201、室内1Dの温度を設定する温度設定部202を含んでいる。温度センサ201が検出した温度、温度設定部202により設定された温度は、空気清浄機100Bに送られる。
空気清浄機100Bは、エアコン200Bの温度センサ201が検出した温度、温度設定部202が設定した温度を温度情報として取得する。取得した温度情報を用いて、空気清浄機100Bは人感センサ12の誤検知判定を行う。
上記システムの場合、エアコン200Bが直接空気清浄機100Bに指示をしているため、エアコン200Bと空気清浄機100Bとはサーバに接続されている必要はない。エアコン200Bの場合、通常、温度センサ201を備えているが、エアコン200B以外の電気機器を空気清浄機100Bに温度情報を提供する外部機器とした場合、温度センサ201は必須である。
また、空気清浄機100Bが取得するのが温度情報でなくてもよい。例えば、前記実施形態2で説明したように、空気清浄機100Bの電源のON/OFFを指示する情報、運転モードの変更を指示する情報等の指示情報であってもよい。この場合、空気清浄機100Bに指示情報を提供する外部機器は、温度センサの内蔵は必須ではない。
なお、前記実施形態1〜3においては、本発明の電気機器として空気清浄機を例に説明したが、空気清浄機に限定されるものでない。焦電型人感センサを備えた他の電気機器、例えば、エアコン、照明装置、複写機、防犯センサ等にも適用できる。ここで、照明装置、複写機、防犯センサ等において、温度センサを備えていれば、自機完結で人感センサ12が誤検出するであろう条件を判定することが可能であるが、温度センサを備えていなければ、外部から温度情報を取得する必要がある。
また、人感センサ12としては、焦電型人感センサを例について説明したが、これに限定されるものではなく、温度差によって人を検知するものであればどのようなセンサであってもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
空気清浄機100、100A、100Bの制御ブロック(特に運転制御部21および誤検知判定部22)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、空気清浄機100、100A、100Bは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る電気機器は、熱源の温度差から当該熱源が人であると検知する人感センサ12を備えた電気機器(空気清浄機100)であって、前記電気機器(空気清浄機100)の設置空間(室内1)の温度を検知する温度センサ13と、前記人感センサ12の検知結果に応じて前記電気機器(空気清浄機100)の運転を制御する運転制御部21と、前記温度センサ13が検知した温度から、前記人感センサ12の検知が誤検知であることを示す条件を満たしたか否かを判定する条件判定部(誤検知判定部22)と、を備え、前記運転制御部21は、前記条件判定部(誤検知判定部22)が前記条件を満たしたと判定したとき、前記人感センサ12の検知結果に応じた機器の運転の制御を保留することを特徴とする。
上記の構成によれば、運転制御部は、人感センサの検知が誤検知であることを示す条件を満たした場合に、人感センサの検知結果に応じた機器の運転の制御を保留しているので、人感センサの誤検知に伴う運転が行われない。これにより、電気機器は、人感センサが誤作動することによって、室内に人がいないにもかかわらず、人が室内に居ると判断し、人有りの運転モードを実行するとういうことはない。従って、人感センサの誤検知により運転モードが切り替るような不具合がないため、所望する運転モードが適切に実行され続けることになる。つまり、常に、所望する運転モードを適切に実行できるという効果を奏する。
本発明の態様2に係る電気機器は、上記態様1において、前記条件は、前記電気機器(空気清浄機100)の設置空間(室内1)における温度差が、前記電気機器の運転開始から所定時間内に予め設定した温度差以上になることであってもよい。
上記の構成によれば、電気機器の運転開始時の急な室温の変化により、当該電気機器が人有り運転するのを防ぐことができる。
本発明の態様3に係る電気機器は、上記態様1において、前記条件は、前記人感センサ12により人を検知した時に前記温度センサ13が検知した第1の温度T1と、当該第1の温度T1を検知してから一定時間経過後に前記温度センサ13が検知した第2の温度T2との差が、所定の範囲を超えていてもよい。
上記の構成によれば、電気機器の設置空間の温度差を監視するだけで、人感センサが誤検知するであろう条件を満たしたか否かを判定できる。
本発明の態様4に係る電気機器は、上記態様1において、前記設置空間(室内1A)の温度を設定する温度設定部16を備え、前記条件は、前記温度センサ13が検出した当該設置空間(室内1A)内の温度と、前記温度設定部16によって設定された温度との差が、所定範囲外であればよい。
上記の構成によれば、電気機器の設置空間の温度差を監視するだけで、人感センサが誤検知するであろう条件を満たしたか否かを判定できる。
本発明の態様5に係る電気機器は、熱源の温度差から当該熱源が人であることを検知する人感センサ12を備えた電気機器(空気清浄機100A)であって、前記人感センサ12の検知結果に応じて機器の運転を制御する運転制御部21と、前記電気機器(空気清浄機100A)の外部からの操作指示を受付ける受付部(指示受付部15)と、を備え、前記運転制御部21は、前記受付部(指示受付部15)が外部からの操作を受付けたとき、一定時間、前記人感センサ12の検知結果に応じた機器の運転の制御を保留することを特徴としている。
上記構成によれば、人感センサの検知結果に応じた機器の運転の制御を保留するのが、電気機器の外部から指示を受付けたときであるため、温度情報は不要である。従って、人感センサを備えた電気機器にも、温度センサは不要である。
本発明の態様6に係る機器制御装置は、熱源の温度差から当該熱源が人であることを検知する人感センサ12を備えた電気機器(空気清浄機100B)を制御する制御装置であって、前記人感センサ12の検知結果に応じた機器の運転の制御を行う運転制御部21と、外部から取得した当該電気機器(空気清浄機100B)の設置空間(室内1B)の温度情報から、前記人感センサ12の検知が誤検知であることを示す条件を満たしているか否かを判定する条件判定部(誤検知判定部22)と、を備え、前記運転制御部21は、前記条件判定部(誤検知判定部22)が条件を満たしていると判定したとき、前記人感センサ12の検知結果に応じた機器の運転の制御を保留することを特徴とする。
上記構成によれば、外部から取得した温度情報は、空気清浄機が設置された室内の実温度と設定温度との差(温度差)であるので、機器制御装置側には温度センサを設ける必要がない。
本発明の各態様に係る空気清浄機100、100A、100Bは、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記空気清浄機100、100A、100Bが備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記空気清浄機100、100A、100Bをコンピュータにて実現させる空気清浄機100、100A、100Bの運転制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1、1A、1B、1C、1D 室内
11 制御部(機器制御装置)
12 人感センサ
13、201 温度センサ
14 タイマ
15 指示受付部
16、202 温度設定部
21 運転制御部
22 誤検知判定部(条件判定部)
100、100A、100B 空気清浄機(電気機器)
200A、200B エアコン
300 サーバ
T1 第1の温度
T2 第2の温度

Claims (6)

  1. 熱源の温度差から当該熱源が人であると検知する人感センサを備えた電気機器であって、
    前記電気機器の設置空間の温度を検知する温度センサと、
    前記人感センサの検知結果に応じて前記電気機器の運転を制御する運転制御部と、
    前記温度センサが検知した温度から、前記人感センサの検知が誤検知であることを示す条件を満たしたか否かを判定する条件判定部と、を備え、
    前記運転制御部は、
    前記条件判定部が前記条件を満たしたと判定したとき、前記人感センサの検知結果に応じた機器の運転の制御を保留することを特徴とする電気機器。
  2. 前記条件は、
    前記電気機器の設置空間における温度差が、前記電気機器の運転開始から所定時間内に予め設定した温度差以上になることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記条件は、
    前記人感センサにより人を検知した時に前記温度センサが検知した第1の温度と、当該第1の温度を検知してから一定時間経過後に前記温度センサが検知した第2の温度との差が、所定範囲外であることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  4. 前記設置空間の目標温度を設定する温度設定部を備え、
    前記条件は、
    前記温度センサが検出した当該設置空間内の温度と、前記温度設定部によって設定された温度との差が、所定範囲外であることを特徴とする請求項1に記載の電気機器。
  5. 熱源の温度差から当該熱源が人であることを検知する人感センサを備えた電気機器であって、
    前記人感センサの検知結果に応じて機器の運転を制御する運転制御部と、
    前記電気機器の外部からの操作指示を受付ける受付部と、を備え、
    前記運転制御部は、
    前記受付部が外部からの操作を受付けたとき、一定時間、前記人感センサの検知結果に応じた機器の運転の制御を保留することを特徴とする電気機器。
  6. 熱源の温度差から当該熱源が人であることを検知する人感センサを備えた電気機器を制御する機器制御装置であって、
    前記人感センサの検知結果に応じた機器の運転の制御を行う運転制御部と、
    外部から取得した当該電気機器の設置空間の温度情報から、前記人感センサの検知が誤検知であることを示す条件を満たしているか否かを判定する条件判定部と、を備え、
    前記運転制御部は、
    前記条件判定部が前記条件を満たしていると判定したとき、前記人感センサの検知結果に応じた機器の運転の制御を保留することを特徴とする機器制御装置。
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