JP2021084604A - バッテリブラケット - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリパックの側突安全性、製造工程等の安全性向上、および工程簡便化の要求に応えることができるバッテリブラケットを提供する。【解決手段】バッテリパック20を車両のラダーフレームに懸架する車両用バッテリパック支持装置を構成する、バッテリパック20の側面に設けられるブラケット60であって、ブラケット60は、矩形板61と、矩形板61から車両の前後方向にそれぞれ分岐して延びる複数のサイドフランジ63と、複数のサイドフランジ63の先端部を互いに連結する先端連結部64と、を備え、サイドフランジ63と先端連結部64により囲まれる第1開口部65を少なくとも1対形成し、1対の第1開口部を構成するサイドフランジ63には、第2開口部67がそれぞれ設けられる。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用バッテリパック支持装置に用いるバッテリブラケットに関する。
近年、環境負荷低減の観点から、トラック等の商用車の分野においても、電動モータを主駆動源とする電動トラックの開発が行われている(特許文献1)。
特開2019−026050号公報
乗用車に比べて車両重量が大きい商用車において、電動モータのみによる十分な航続距離を有する電動車両を実用化するためには、搭載されるバッテリ容量を増大すること必要となる。そのため、電動トラックに搭載されるバッテリパックは、乗用車と比較して大型化かつ高重量化する。
このようなバッテリの支持装置は、車両側突時におけるバッテリパックの安全性への要求にも応える必要がある。
また、バッテリパックを搭載する製造・メンテナンス工程においては、大型化・高重量化したバッテリをより安全かつ簡便に搭載または交換したいとの要求もある。
本発明はこのような問題の少なくとも一部を解決するためになされたもので、その目的とするところは、バッテリパックの側突安全性、製造工程等の安全性向上、および工程簡便化の要求に応えることができる車両用バッテリパックの支持装置に用いるバッテリブラケットを提供することとする。
(1)本適用例に係るバッテリブラケットは、バッテリパックを車両のラダーフレームに懸架する車両用バッテリパック支持装置を構成する、前記バッテリパックの側面に設けられるブラケットであって、前記ブラケットは、矩形板と、前記矩形板から前記車両の前後方向にそれぞれ分岐して延びる複数のサイドフランジと、前記複数のサイドフランジの先端部を互いに連結する先端連結部と、を備え、前記サイドフランジと前記先端連結部により囲まれる第1開口部を少なくとも1対形成し、前記1対の第1開口部を構成する前記サイドフランジには、第2開口部がそれぞれ設けられる。
上記適用例に係るバッテリブラケットにおいては、バッテリパックの側面に設けられるブラケットが、矩形板と矩形板から車両の前後方向にそれぞれ分岐して延びる複数のサイドフランジと、複数のサイドフランジの先端部を互いに連結する先端連結部と、を備える構成を採用することができる。そのため、バッテリブラケットがバッテリパックの重量に伴って応力を受ける場合や、車両に対する側突の発生時においてバッテリブラケットが応力を受ける場合に、矩形板から複数のサイドフランジへ当該応力を分散して吸収することができる。したがって、バッテリパックの大型化に対応しながら、バッテリパックの側突安全性を向上させることができる。また、上記適用例に係るバッテリブラケットにおいては、サイドフランジと先端連結部により囲まれる第1開口部は、治具を挿入可能であり、サイドフランジには第2開口部が設けられる構成を採用することができる。そのため、第2開口部に治具に挿通するピンを挿通することが可能となる。したがって、治具をバッテリブラケットに挿入した際に、第2開口部を挿通するピンにより治具をバッテリブラケットに簡便に保持することが可能となり、製造工程等の安全性向上を図ることができる。
(2)また、本適用例に係るバッテリブラケットは、上記(1)において、前記1対の第1開口部を構成する前記サイドフランジにそれぞれ設けられる前記第2開口部は、前記車両の車高方向において互いに同一軸上に位置するしてもよい。これにより、治具を保持するためのピンにかかる力を2つの第2開口部で支えることができ、バッテリブラケットと治具の保持における頑健性を向上させることができる。
(3)また、本適用例に係るバッテリブラケットは、上記(1)又は(2)において、前記第1開口部は、治具を挿入可能であり、前記第2開口部は、前記第1開口部に挿入された前記治具に設けられる穴に挿入するピンを挿通可能に構成されてもよい。これにより、ピンによって治具がバッテリブラケットから抜け落ちることを防止することができる。
(4)また、本適用例に係るバッテリブラケットは、上記(1)又は(3)のいずれかにおいて、前記複数のサイドフランジの前記先端部は、前記車両の車高方向に対して互いに等間隔に配置されてもよい。複数のサイドフランジの先端部が車高方向に対して互いに等間隔に配置されていることから、バッテリブラケットが受ける応力を車高方向に均等に分散することができ、バッテリブラケットの頑健性を向上させることができる。
(5)また、本適用例に係るバッテリブラケットは、上記(1)又は(4)のいずれかにおいて、前記複数のサイドフランジは、前記車両の車高方向の上から第1サイドフランジ、第2サイドフランジ、第3サイドフランジ、第4サイドフランジの4つが、前記車両の前後方向それぞれに構成され、前記第1開口部は、前記第2サイドフランジ及び前記第3サイドフランジと、前記先端連結部により囲まれることで構成され、前記第2開口部は、前記第2サイドフランジ及び前記第3サイドフランジに構成されてもよい。これにより、中央の位置する第2サイドフランジ及び第3サイドフランジにより第1開口部を構成することにより、治具から受ける力に対してバッテリブラケットの頑健性を向上させることができる。
(6)また、本適用例に係るバッテリブラケットは、上記(1)又は(5)のいずれかにおいて、前記矩形板は、一面が前記ラダーフレームにブラケットを弾性的に連結するための弾性連結部が接続される座面であってもよい。これにより、車両の走行に伴いラダーフレームに捩れや撓みに伴う応力が発生した場合であっても、弾性連結部のその緩衝効果により、発生した応力がバッテリパックへ伝達される虞を低減することができる。
本発明の実施例に係る電動車両の全体構成を概略的に示す上面図である。 本発明の実施例に係るバッテリパックの斜視図である。 本発明の実施例に係るバッテリ側ブラケットとバッテリパックの一部を示す斜視図である。 本発明の実施例に係るバッテリ側ブラケットとバッテリパックの一部を示す上面図である。 図4のB−B線に沿ったバッテリ側ブラケット及びバッテリパックの一部の断面を示す断面図である。 図2のA−A線に沿った支持装置及びバッテリパックの断面を示す断面図である。 本発明の実施例に係る治具を示す斜視図である。 本発明の実施例に係るバッテリ側ブラケットに治具が挿入された状態を示す上面図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しつつその構成について詳細に説明する。なお、以下で説明する構成は、基本的には電動車両1の車幅方向Xの中央を中心として左右対称な形状である。そのため、以下の説明では、基本的には左右いずれかの構成についてのみ説明するが、対称となる対となる形状も同様の構成である。
<車両の全体構成>
まず、図1を参照しつつ、本実施例に係る電動車両1の全体構成を説明する。ここで、図1は、本実施例に係る電動車両の全体構成を概略的に示す上面図である。
図1に示すように、本実施例に係る電動車両1は、ラダーフレーム2、キャブ3、荷箱4、車輪機構5、駆動装置10、及びバッテリパック20を備える電動トラックである。なお、図1では、電動車両1の上面からキャブ3及び荷箱4を透過するように見た場合の上面図として表している。
本実施例において、電動車両1は、走行用駆動源としてモータ(電動機)を備える電気自動車として想定されているが、エンジンを更に備えるハイブリッド自動車であってもよい。また、電動車両1は電動トラックに限定されることなく、車両を駆動するためのバッテリを備える他の商用車であってもよい。
ラダーフレーム2は、左サイドレール2L、右サイドレール2R、及び複数のクロスメンバ2bを有する。左サイドレール2L及び右サイドレール2Rは、電動車両1の前後方向Yに延在し、互いに車幅方向Xに対して平行に配置される。複数のクロスメンバ2bは、左サイドレール2Lと右サイドレール2Rとを連結している。すなわち、ラダーフレーム2は、いわゆる梯子型フレームを構成している。そして、ラダーフレーム2は、キャブ3、荷箱4、駆動装置10、バッテリパック20、及び電動車両1に搭載されるその他の重量物を支持する。以下において、左サイドレール2L及び右サイドレール2Rを総称して、単にサイドレール2aとも称する。
キャブ3は、図示しない運転席を含む構造体であり、ラダーフレーム2の前部上方に設けられている。一方、荷箱4は、電動車両1によって搬送される荷物等が積載される構造体であり、ラダーフレーム2の後部上方に設けられている。
車両前方に位置する車輪機構5は、本実施例において、車両前方に位置する左右の前輪5a、2つの前輪5aの車軸としてのフロントアクスル5bから構成される。また、車両後方に位置する車輪機構5は、車両後方に位置し且つ左右に各2つ配置された後輪5c、これらの後輪5cの車軸としてのリアアクスル5dから構成される。そして、本実施例に係る電動車両1においては、後輪5cが駆動輪として機能するように駆動力が伝達され、電動車両1が走行することになる。なお、車輪機構5は、図示しないサスペンション機構を介してラダーフレーム2に懸架され、電動車両1の重量を支持する。
駆動装置10は、モータユニット11及びギアユニット12を有する。モータユニット11は、モータ11a、及びモータ11aを収容するモータハウジング11bから構成される。ギアユニット12は、複数のギアからなる減速機構12a、減速機構12aから入力される動力を左右の後輪5cに対して振り分ける差動機構12b、並びに減速機構12a及び差動機構12bを収容するギアハウジング12cから構成される。
また、駆動装置10は、減速機構12a及び差動機構12bを介して、モータ11aの駆動トルクを車両の走行に適した回転速度に減速してリアアクスル5dに駆動力を伝達する。これにより駆動装置10は、リアアクスル5dを介して後輪5cを回転させて電動車両1を走行させることができる。ここで、駆動装置10は、本実施例においては、左サイドレール2L及び右サイドレール2Rに対して車幅方向Xの内側(すなわち、サイドレール間のスペース)に配置され、図示しない支持部材によりラダーフレーム2に支持されている。
バッテリパック20は、電動車両1を走行させるためのエネルギー源としてモータ11aに電力を供給する複数のバッテリモジュール(バッテリ)21と、バッテリモジュール21を収容するバッテリハウジング22を有している。バッテリパック20は、電動車両1に必要とされる電力を蓄えるために比較的大型で大容量の二次電池である。ここで、バッテリパック20は、本実施例において、車幅方向Xに対して左サイドレール2Lと右サイドレール2Rとの間、且つ駆動装置10の車両前方に配置される。例えば、バッテリパック20は、後述する懸架装置によりラダーフレーム2に固定又は懸架される。なお、バッテリパック20とサイドレール2aとの具体的な位置関係についても後述する。
<バッテリパックの構成>
次に、図2を参照しつつ、本実施例に係るバッテリパック20の概略の構成を説明する。ここで、図2は、本実施例に係るバッテリパック20の斜視図である。
図2で示すように、バッテリパック20は、電動車両1の前後方向Yに沿って延在するような形状を備えている。バッテリパック20は、第1バッテリハウジング30の車高方向Zの上方に第2バッテリハウジング40を重ねたバッテリハウジング22内にバッテリモジュール(以下バッテリと称する)を配置した構成である。すなわち、バッテリパック20は、車幅方向X及び車高方向Zによって規定される平面における断面形状が略逆T型となる形状を備えている。第1バッテリハウジング30は第1バッテリハウジング筐体31とバッテリ蓋板31dによって略密閉容器として構成される。また、第1バッテリハウジング筐体31の側面は矩形形状のバッテリ側面板31aで構成されている。第2バッテリハウジング40は第2バッテリハウジング筐体41と先に述べたバッテリ蓋板31dによって略密閉容器として構成される。また、バッテリパック20は、第1バッテリハウジング30の外側面であるバッテリ側面板31aにおいて、後述するバッテリ側ブラケット(バッテリブラケットとも称する)60を接続するための複数のブラケット取付領域31bが設けられている。
第1バッテリハウジング30、第2バッテリハウジング40、及びバッテリ蓋板31dの材料は、例えば、アルミニウム等の軽金属である。また、ステンレス等の鉄鋼材料を用いても構わない。このようにバッテリハウジング22の材料として金属材料を用いることで、バッテリパック20自体の重量を低減しつつも、外力に耐えうる強固な構成とすることができる。また、第1バッテリハウジング30、第2バッテリハウジング40、及びバッテリ蓋板31dの各部品は、押出成形により形成することができる。また、各部品は、複数の部品を接合して構成しても構わない。
<バッテリ側ブラケットの構成>
図3は、本発明の実施例に係るバッテリ側ブラケット60とバッテリパック20の一部を示す上面図である。本実施例に係るバッテリ側ブラケット60は、矩形板61、分岐部62、複数のサイドフランジ63及び複数のサイドフランジの先端部を互いに連結する先端連結部64を含み、これらが連続的且つ一体に形成されている。
矩形板61は、本実施例においては、車高方向Zから見た場合に長方形の座面61aを有し、座面61aがXY平面に平行、すなわちバッテリパック20のバッテリ側面板31aに対して垂直となるように、バッテリ側面板31aに接合される。また、矩形板61は、車高方向Zに貫通する連結孔66が形成され、後述するように連結孔66を挿通するボルト等の締結部材によって弾性連結部が座面61aに連結される。
分岐部62は、矩形板61の前後方向Yにおける端部61bから複数のサイドフランジ63を車高方向Zに対して分岐させる部分であり、矩形板61と複数のサイドフランジ63との間に介在する。
複数のサイドフランジ63は、図3に示すバッテリ側ブラケット60においては、矩形板61の前後方向Yにおける両側にそれぞれ4つずつ(合計8つ)配置されるサイドフランジ63a〜63d及びサイドフランジ63e〜63hからなる。便宜上、車高方向Zの上から順に、サイドフランジ63a、63eを第1サイドフランジ63a、63eと、サイドフランジ63b、63fを第2サイドフランジ63b、63fと、サイドフランジ63c、63gを第3サイドフランジ63c、63gと、サイドフランジ63d、63hを第4サイドフランジ63d、63hとする。尚、本実例においては、バッテリ側ブラケット60が8つのサイドフランジ63を有する形態を例示しているが、矩形板61の前後方向Yにおける両側にそれぞれ複数のサイドフランジ63を備えていればよく、その数量はこれに限定されるものではない。
図4に示すように、複数のサイドフランジ63は、矩形板61の前後方向Yにおける前後の端部61bから車高方向Zに分岐し前後方向Yの前後にそれぞれ延びる先端部を互いに連結する先端連結部64を有する。すなわち、複数のサイドフランジ63のそれぞれ先端部は、前後方向Yを向くように配置される。
バッテリ側ブラケット60は、第2サイドフランジ63b、63f及び第3サイドフランジ63c、63gと、先端連結部64により囲まれる空間である第1開口部を備える。また、第2サイドフランジ63b、63f及び第3サイドフランジ63c、63gには、それぞれのサイドフランジの表裏を貫通する第2開口部67a,67b、67c、67dが形成されている。第2サイドフランジ63b、63fは上方には、第1サイドフランジ63a,63eが先端連結部64及び分岐部62を介して接続されており、第2サイドフランジ63b、63fが上方に向けて受ける力に対して補強する構成となっている。同様に、第3サイドフランジ63c、63gは下方には、第4サイドフランジ63d,63hが先端連結部64及び分岐部62を介して接続されており、第3サイドフランジ63c、63gが下方に向けて受ける力に対して補強する構成となっている。そのため、バッテリ側ブラケット60は、中央に位置する第2サイドフランジ63b、63f及び第3サイドフランジ63c、63gにより構成される第1開口部65に挿入される治具から受ける力に対しての頑健性を向上させることができる。
また、複数のサイドフランジ63の水平部であるそれぞれ先端部は、車高方向Zに対して、いずれも矩形板61と異なる高さにおいて互いに等間隔になるように、矩形板61を境として対称に配置されている。複数のサイドフランジ63の先端部が車高方向Zに対して互いに等間隔に配置されていることから、バッテリ側ブラケット60が受ける応力を車高方向Zに均等に分散することができ、バッテリ側ブラケット60の頑健性を向上させることができる。
図4は、本発明の実施例に係るバッテリ側ブラケットとバッテリパックの一部を示す上面図である。
図4に見られるように、バッテリ側ブラケット60は、バッテリパック20のバッテリ側面板31aに対して車幅方向Xの外側から接合されている。このとき、バッテリ側ブラケット60は、矩形板61、分岐部62、サイドフランジ63、及び先端連結部64が、溶接によりバッテリ側面板31aに連続的に接合されている。
また、バッテリ側ブラケット60は、それぞれのサイドフランジ63が矩形板61よりも車幅方向Xの長さが短く設定されている。特に、本実施形態におけるバッテリ側ブラケット60は、矩形板61の端部61bからサイドフランジ63の先端部にかけて、車幅方向Xの長さが連続的に短くなる形状を有している。このため、サイドフランジ63は、バッテリ側面板31aからの車幅方向Xにおける長さが矩形板61よりも短いため、電動車両1に対する側突事故が発生した場合であっても、バッテリ側ブラケット60は、まずは矩形板61において側突の衝撃入力を受けることにより、確実に周囲に延在して配置された複数のサイドフランジ63に当該衝撃を分散させることができる。これにより、側突時の衝撃入力がサイドフランジ63のみに直接入力されることを防ぐことができることから、個々のサイドフランジ63だけが損傷する虞を低減することができる。
なお、バッテリ側ブラケット60の材料は、例えば、アルミニウム等の軽金属である。また、ステンレス等の鉄鋼材料を用いても構わない。このようにバッテリ側ブラケット60の材料として金属材料を用いることで、後述する支持装置50自体の重量を低減しつつも、外力に耐えうる強固な構成とすることができる。
図5は、図4のB−B線に沿ったバッテリ側ブラケット及びバッテリパックの一部の断面を示す断面図である。
バッテリ側ブラケット60は、バッテリ側面板31aに接合された複数のサイドフランジ63の先端部のうち、車高方向Zの最下方に配置された最下方先端部、すなわち本実施形態における第4サイドフランジ63d及び63hの先端部がバッテリ側面板31aの下端領域に配置されている。
より具体的には、第4サイドフランジ63d及び63hの先端部は、車高方向Zにおける高さが、バッテリパック20のバッテリ底面板31cに相当する高さに配置されている。このため、バッテリ側ブラケット60は、電動車両1への側突の衝撃により車幅方向Xの外側からラダーフレーム2の下方へ向けて矩形板61に応力が発生した場合であっても、図5の矢印Fで示すように、サイドフランジ63d及び63hの先端部を介して、バッテリ底面板31cで当該応力を受けることができる。これにより、バッテリ側ブラケット60は、バッテリパック20の中でも剛性の高い部分において衝撃を吸収することができ、また、当該衝撃からバッテリパック20の収容物を保護することができる。
<バッテリ側ブラケットを含む支持装置とバッテリとの接合構成>
図6は、図2のA−A線に沿った断面図であって、図2では示していない支持装置50を含めたバッテリパック20の断面図である。図6には、バッテリパック20が車両に搭載されている状態における左サイドレール2Lと右サイドレール2Rの断面も併せて示している。
図6に示すように、図2でも説明したようにバッテリパック20の構成部材であるバッテリハウジング22は、第1バッテリハウジング30、第2バッテリハウジング40、バッテリ蓋板31dを備えている。第1バッテリハウジング30及び第2バッテリハウジング40は、バッテリを収納するための開口が設けられた箱型の筐体である。第1バッテリハウジング30と第2バッテリハウジング40とは、バッテリ蓋板31dを介して互いの開口が向かい合うように配置されている。第1バッテリハウジング30、第2バッテリハウジング40及びバッテリ蓋板31dは、ボルト等の接合部材や、溶接等によって連結されている。
ここで、第1バッテリハウジング30に収容されたバッテリモジュール21が第1バッテリに該当し、第2バッテリハウジング40に収容されたバッテリモジュール21が第2バッテリに該当し、これらのバッテリモジュール21は、図示しない配線によって電気的に接続されている。なお、当該数量については限定されず、電動車両1に要求される電力量や、バッテリモジュール21の寸法及び特性等に応じて適宜変更することができる。
また、複数のバッテリモジュール21は、第1バッテリハウジング30及び第2バッテリハウジング40に台座部34を介して支持、固定される。具体的には図7で示すように台座部34にバッテリモジュール21が搭載され、ボルトが台座部34に締結されることにより、台座部34とバッテリモジュール21が固定される。他の個所も同様である。
バッテリパック20を構成する第2バッテリハウジング40は、電動車両1に搭載する際に、図6で示すように、ラダーフレーム2の2本の左サイドレール2L及び右サイドレール2R間のスペースに配置される。
支持装置50は、フレーム側ブラケット51、バッテリ側ブラケット60、弾性連結部52、及びスペーサ53を備える。
フレーム側ブラケット51は、サイドレール2a(左サイドレール2L、右サイドレール2R)の外側面に対して連結される金属部材である。弾性連結部52は、フレーム側ブラケット51とバッテリ側ブラケット60とを車高方向Zの上下で弾性的に連結する連結部材である。スペーサ53は、サイドレール2aとフレーム側ブラケット51との互いの接続面が離間している場合に、両者の間に介在する金属部材である。バッテリ側ブラケット60とフレーム側ブラケット51は、弾性連結部52を介してボルト58とナット59が螺合し締結されることで固定される。なお、サイドレール2aとフレーム側ブラケット51とが離間していない場合には、スペーサ53が不要となる。
このように、バッテリパック20は、バッテリ側ブラケット60、弾性連結部52、フレーム側ブラケット51、及びスペーサ53からなる支持装置50を介してサイドレール2aに懸架される。このため、電動車両1の走行に伴いサイドレール2aに捩れや撓みに伴う応力が発生した場合であっても、弾性連結部52は、その緩衝効果により、応力がバッテリパック20へ伝達されるおそれを低減することができる。
ここで、バッテリ側ブラケット60は、上述したように矩形板61の座面61aにおいて車高方向Zの上方から弾性連結部52に連結されと共に、バッテリパック20に対して車幅方向Xからバッテリ側面板31aに接合される。そのため、バッテリ側ブラケット60の矩形板61は、バッテリパック20の重量に伴って、バッテリ側面板31aとの接合部分を支点としつつ座面61aとバッテリ側面板31aとの角度を小さくするような方向の応力を受けることになる。
しかしながら、本発明に係るバッテリ側ブラケット60は、複数のサイドフランジ63がバッテリ側面板31aに接合しつつ矩形板61から分岐するように形成されている。このため、本発明に係るバッテリ側ブラケット60は、バッテリパック20の重量に伴う矩形板61への上記した応力を、前後方向Y及び車高方向Zに分散しながら吸収することができ、電動車両1に大型且つ高重量のバッテリパック20を搭載する場合であっても、当該バッテリパック20を安定的に支持することができる。
また、本発明に係るバッテリ側ブラケット60は、車幅方向Xにおけるラダーフレーム2の外側に配置され、電動車両1に対する側突に伴う衝撃を受けた場合であっても、矩形板61から分岐して延びる複数のサイドフランジ63に応力を分散しつつ、バッテリ側面板31aのより広い範囲において当該応力を吸収しやすく構成されている。これにより、バッテリ側ブラケット60は、側突に対して頑健であると共に、側突による応力によりバッテリパック20の収容物が破損する虞を低減することができる。
以上のように、本発明に係る支持装置50は、フレーム側ブラケット51、弾性連結部52、及びバッテリ側ブラケット60を介してバッテリパック20をラダーフレーム2に懸架すると共に、バッテリ側ブラケット60がバッテリパック20の重量に伴う応力と、電動車両1に対する側突に伴う応力との両方に対して頑健な構成を有している。従って、本発明に係る支持装置50に用いるバッテリ側ブラケット60によれば、バッテリパック20の大型化に対応しながら、バッテリパック20の側突安全性を向上させることができる。
<治具の構成>
次に、バッテリ側ブラケット60が接合されたバッテリパック20を、バッテリパック20を電動車両1に載せたり取り外したりする製造・メンテナンス工程において使用する治具70について説明する。図7は、本発明の実施例に係る治具70を示す斜視図である。
治具70は、製造・メンテナンス工程において、バッテリ側ブラケット60に挿入、固定され、治具70に製造・メンテナンス工程におけるクレーンのフック等を引っ掛けることにより、バッテリ側ブラケット60やバッテリパック20に不必要な穴等を設けることなく、製造・メンテナンス工程の工程簡便化を図るために用いるものである。
治具70は、背面板71と2本のフォーク73により構成される。2本のフォーク73は、背面板71に垂直となるように溶接により接合されている。背面板71には、製造・メンテナンス工程におけるクレーンのフック等を引っ掛けるための貫通孔である背面板部穴72が形成されている。また、フォーク73は、後述するピン80を挿通可能なフォーク部穴74が形成されている。
図8は、本発明の実施例に係るバッテリ側ブラケット60に治具70が挿入された状態を示す上面図である。
バッテリ側ブラケット60の第1開口部65は、治具70のフォーク73が挿入される。より詳しくは、治具70は、バッテリ側ブラケット60の第2サイドフランジ63b、63fに形成されている第2開口部67a、67cと及び第3サイドフランジ63c、63gに形成されている第2開口部67b、67dに対して、フォーク部穴74が同軸となる位置となるように挿入される。そして、ピン80は、第2開口部67a、67cから、フォーク部穴74を挿通し、第2開口部67b、67dに挿通される。ピン80は、ピン80の自重によって、バッテリ側ブラケット60に保持される。なお、ピン80に変えてボルトを用いて、第2開口又はフォーク部穴74と螺合するように、バッテリ側ブラケット60に保持されるようにしても構わない。以上により、バッテリ側ブラケット60に対して治具を保持することができる。
ここで、バッテリ側ブラケット60が接合されたバッテリパック20を、クレーンのフックで釣り上げることを考える。治具70の背面板部穴72にクレーンのフックを引っ掛け釣り上げる。その場合、治具70とともにフォーク73が持ち上げられ、フォーク73が第2サイドフランジ63b、63fに接触し、クレーンの釣り上げる力が伝達される。また、それにともない治具70は回転するが、フォーク73が第3サイドフランジ63c、63gに接触することで回転が抑制される。また、ピン80によって、治具70がバッテリ側ブラケット60から抜け落ちることを防止することができる。そのため、治具70を用いて、安全にバッテリパック20を釣り上げることができる。このように、治具をバッテリ側ブラケット60に挿入した際に、第2開口部67a、67b及び67c、67dを挿通するピン80により、治具70をバッテリ側ブラケット60に簡便に保持することが可能となり、製造工程等の安全性向上を図ることができる。
このように、本発明の実施例に係るバッテリ側ブラケット60をバッテリパック20に用いることで、バッテリパックの側突安全性、製造工程等の安全性向上、および工程簡便化の要求に応えることができる。
なお、以上の説明では、バッテリ側ブラケット60は、第2サイドフランジ63b、63f及び第3サイドフランジ63c、63gにより第1開口部65が形成されているが、これに限らず、例えば、第3サイドフランジ63c、63gと第4サイドフランジ63d、63hにより第1開口部65を形成してもよい。
また、第2開口部57は、第2サイドフランジ63b、63f及び第3サイドフランジ63c、63gに形成される必要はなく、第1サイドフランジ63a、63eや第4サイドフランジ63d、63hに形成されていても構わない。
なお、以上の説明ではバッテリパック20は、バッテリパック20は、第1バッテリハウジング30の車高方向Zの上方に第2バッテリハウジング40を重ねたバッテリハウジング22内にバッテリを配置した構成である略逆T型となる形状としたが、必ずしも本構成に限られるものではない。例えば、第1バッテリハウジング30のみの1段の構成としてもよいし、第1バッテリハウジング30と第2バッテリハウジング40の車幅方向Xの幅が同じに構成されていても構わない。
以上、本発明の実施例を説明したが、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施例やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
1…電動車両
2…ラダーフレーム
2a…サイドレール
2L…左サイドレール
2R…右サイドレール
2b…クロスメンバ
3…キャブ
4…荷箱
5…車輪機構
5a…前輪
5b…フロントアクスル
5c…後輪
5d…リアアクスル
10…駆動装置
11…モータユニット
12…ギアユニット
11a…モータ
11b…モータハウジング
12a…減速機構
12b…差動機構
12c…ギアハウジング
20…バッテリパック
21…バッテリモジュール
22…バッテリハウジング
30…第1バッテリハウジング
31…第1バッテリハウジング筐体
31a…バッテリ側面板
31b…ブラケット取付領域
31c…バッテリ底面板
31d…バッテリ蓋板
34…台座部
40…第2バッテリハウジング
41…第2バッテリハウジング筐体
50…支持装置
51…フレーム側ブラケット
52…弾性連結部
53…スペーサ
58…ボルト
59…ナット
60…バッテリ側ブラケット
61…矩形板
61a…座面
61b…端部
62…分岐部
63…サイドフランジ
64…先端連結部
65…第1開口部
66…連結孔
67…第2開口部
70…治具
71…背面板
72…背面板部穴
73…フォーク
74…フォーク部穴
80…ピン
X…車幅方向
Y…前後方向
Z…車高方向

Claims (6)

  1. バッテリパックを車両のラダーフレームに懸架する車両用バッテリパック支持装置を構成する、前記バッテリパックの側面に設けられるブラケットであって、
    前記ブラケットは、矩形板と、前記矩形板から前記車両の前後方向にそれぞれ分岐して延びる複数のサイドフランジと、前記複数のサイドフランジの先端部を互いに連結する先端連結部と、を備え、
    前記サイドフランジと前記先端連結部により囲まれる第1開口部を少なくとも1対形成し、前記1対の第1開口部を構成する前記サイドフランジには、第2開口部がそれぞれ設けられるバッテリブラケット。
  2. 前記1対の第1開口部を構成する前記サイドフランジにそれぞれ設けられる前記第2開口部は、前記車両の車高方向において互いに同一軸上に位置する請求項1に記載のバッテリブラケット。
  3. 前記第1開口部は、治具を挿入可能であり、
    前記第2開口部は、前記第1開口部に挿入された前記治具に設けられる穴に挿入するピンを挿通可能に構成される請求項1又は2に記載のバッテリブラケット。
  4. 前記複数のサイドフランジの前記先端部は、前記車両の車高方向に対して互いに等間隔に配置される請求項1から3のいずれか一項に記載のバッテリブラケット。
  5. 前記複数のサイドフランジは、前記車両の車高方向の上から第1サイドフランジ、第2サイドフランジ、第3サイドフランジ、第4サイドフランジの4つが、前記車両の前後方向それぞれに構成され、
    前記第1開口部は、前記第2サイドフランジ及び前記第3サイドフランジと、前記先端連結部により囲まれることで構成され、前記第2開口部は、前記第2サイドフランジ及び前記第3サイドフランジに構成される請求項1から4のいずれか一項に記載のバッテリブラケット。
  6. 前記矩形板は、一面が前記ラダーフレームにブラケットを弾性的に連結するための弾性連結部が接続される座面である請求項1から5のいずれか一項に記載のバッテリブラケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023120509A1 (ja) * 2021-12-24 2023-06-29 株式会社小松製作所 電動作業機械

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