JP2020023296A - 車両用バッテリパックの支持装置 - Google Patents

車両用バッテリパックの支持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020023296A
JP2020023296A JP2018149824A JP2018149824A JP2020023296A JP 2020023296 A JP2020023296 A JP 2020023296A JP 2018149824 A JP2018149824 A JP 2018149824A JP 2018149824 A JP2018149824 A JP 2018149824A JP 2020023296 A JP2020023296 A JP 2020023296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
battery
battery pack
width direction
vehicle width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018149824A
Other languages
English (en)
Inventor
直龍 熊谷
Naotatsu Kumagai
直龍 熊谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mercedes Benz Group AG
Original Assignee
Daimler AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daimler AG filed Critical Daimler AG
Priority to JP2018149824A priority Critical patent/JP2020023296A/ja
Publication of JP2020023296A publication Critical patent/JP2020023296A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】バッテリ容量の増大を図りつつ、バッテリパックの側突安全性を確保することができる車両用バッテリパックの支持装置を提供する。【解決手段】フレーム側ブラケットは、ラダーフレームのサイドレールのウェブの車幅方向の外側における端面において、車幅方向外側に突出するように設けられる。バッテリ側ブラケットは、バッテリパックの車幅方向の外側における端面において、車幅方向の外側に突出するように設けられる。弾性連結部は、フレーム側ブラケット、及びバッテリ側ブラケットを弾性的に連結する。支持部は、フレーム側ブラケットの取り付け位置に設けられ、車幅方向の外側の車両下方方向に延在し、車幅方向の外側の端部において第2バッテリ収容部を保護する保護部を支持する。さらに、保護部は、車両側方視において、第2バッテリ収容部とオーバーラップするように配置される。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用バッテリパックの支持装置に関する。
環境負荷低減の観点から、駆動用バッテリを備え、当該駆動用バッテリからモータに電力を供給することにより駆動する電気自動車、並びに当該モータ及びエンジン等の内燃機関を併用するハイブリッド自動車等の電動車両の開発が進んでいる。例えば、下記特許文献1に開示されるように、近年、当該電動車両に関し、トラック等の商用車の分野においても、電動車両の開発が行われている。
特開2016−113063号公報
乗用車に比べて車両重量が大きい商用車において、十分な走行距離を可能とする電動車両を実用化するためには、車両に搭載可能なバッテリ容量を増大することが重要な課題である。また、このようなバッテリパックを搭載する場合、バッテリ容量を増大しつつ、側突安全性を確保することも必要となる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、バッテリ容量の増大を図りつつ、バッテリパックの側突安全性を確保することができる車両用バッテリの支持装置を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様として実現することができる。
本態様に係る車両用バッテリパックの支持装置は、車両のラダーフレーム間に配置される第1バッテリ収容部と、車幅方向において前記第1バッテリ収容部よりも大きな幅を有し、前記第1バッテリ収容部の下方に連結される第2バッテリ収容部と、を備えるものであって、前記ラダーフレームのサイドレールのウェブの車幅方向外側における端面において、車幅方向外側に突出するように設けられるフレーム側ブラケットと、前記車両用バッテリパックの車幅方向外側における端面において、車幅方向外側に突出するように設けられるバッテリ側ブラケットと、前記フレーム側ブラケット、及び前記バッテリ側ブラケットを弾性的に連結する弾性連結部と、前記フレーム側ブラケットの取り付け位置に設けられ、車幅方向外側の車両下方方向に延在し、車幅方向外側の端部において前記第2バッテリ収容部を保護する保護部を支持する支持部と、を含む。さらに、前記保護部は、車両側方視において、前記第2バッテリ収容部とオーバーラップするように配置される。
本態様に係る車両用バッテリパックの支持装置によれば、サイドレールの外側面に連結されるフレーム側ブラケット、及びバッテリパックに連結されたバッテリ側ブラケットを弾性連結部によって接続することにより、バッテリパックをサイドレールに弾性的に支持する。これにより、本態様に係る車両用バッテリパックの支持装置は、車両の走行に伴いサイドレールに捩れや撓みに伴う応力が発生した場合であっても、弾性連結部により、当該応力がバッテリパックへ伝達される虞を低減することができる。
また、本態様に係る車両用バッテリパックの支持装置は、サイドレール、及びバッテリパックを車幅方向における双方の側面同士で連結しているため、サイドレール間、及びサイドレールの下方領域からなる一続きのスペースを確保することができ、車両に大型のバッテリパックを配置することができる。
さらに、本態様に係る車両用バッテリパックの支持装置において、保護部は、車両側方視において、第2バッテリ収容部とオーバーラップするように配置される。本態様における支持部は、車両側方視において、第2バッテリ収容部に保護部がオーバーラップするように、保護部を支持する。すなわち、本態様における支持部は、バッテリ収容部の車高方向における延在位置に応じて、当該第2バッテリ収容部に当該保護部がオーバーラップするように、車幅方向の外側の車両下方方向に延在するように設計される。これにより、本態様に係る車両用バッテリパックの支持装置は、保護部により、第2バッテリ収容部を保護することができる。すなわち、本態様に係る車両用バッテリパックの支持装置は、車両の側突安全性を向上することができる。
また、上記支持部は、車両側方視において、第2バッテリ収容部及び保護部がオーバーラップするように、保護部を支持している。例えば、支持部は、車両側方視において、少なくとも第2バッテリ収容部及び保護部がオーバーラップするように、保護部を支持することが好ましい。これにより、本態様に係る車両用バッテリパックの支持装置は、上記保護部だけでなく、支持部でもバッテリ収容部を保護することができる。
かくして、本態様に係る車両用バッテリパックの支持装置は、バッテリ容量の増大を図りつつ、バッテリパックの側突安全性を確保することができる。
本実施形態に係る車両用バッテリパック支持装置が搭載された車両の全体構成を概略的に示す上面図である。 車両に搭載されるバッテリパックの概形を表す斜視図である。 サイドレール、及びバッテリパックを接続する支持装置、並びに保護部の構成を示す斜視図である。 車両前後方向から見た支持装置の構成を模式的に示す側面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る車両用バッテリ支持装置について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態は以下に説明する内容に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において任意に変更して実施することが可能である。また、実施形態の説明に用いる図面は、いずれも構成部材を模式的に示すものであって、理解を深めるべく部分的な強調、拡大、縮小、または省略などを行っており、構成部材の縮尺や形状等を正確に表すものとはなっていない場合がある。
図1は、本実施形態に係る車両用バッテリパックの支持装置を含む車両1の全体構成を概略的に示す上面図である。図1に示すように、本実施形態に係る車両1は、ラダーフレーム10、キャブ20、荷箱30、車輪機構40、駆動ユニット50、駆動電力供給部60、バッテリパック70、及び「車両用バッテリパックの支持装置」としての支持装置80を含む電動トラックである。なお、図1は、車両1の上面からキャブ20及び荷箱30を透過するように見た場合の上面図を示している。
本実施形態において、車両1は、走行用駆動源として電動機(後述するモータ51)を備える電気自動車を想定しているが、エンジンを更に備えるハイブリッド自動車であってもよい。また、車両1は、電動トラックに限定されることなく、電動塵芥車等、車両を駆動するためのバッテリを備える他の商用車であってもよい。
ラダーフレーム10は、サイドレール11、及び複数のクロスメンバ12を有する。また、サイドレール11は、車両1の車両前後方向Xに沿って延在し、互いに車幅方向Yに対して平行に配置される左サイドレール11L及び右サイドレール11Rにより構成される。複数のクロスメンバ12は、左サイドレール11L、及び右サイドレール11Rを連結する。ラダーフレーム10は、キャブ20、荷箱30、駆動ユニット50、駆動電力供給部60、バッテリパック70、及び車両1に搭載されるその他の重量物を支持する。
キャブ20は、図示しない運転席を含む構造体であり、ラダーフレーム10の前部上方に設けられる。一方、荷箱30は、車両1によって搬送される荷物等が積載される構造体であり、ラダーフレーム10の後部上方に設けられる。
車輪機構40は、車両前方に位置する左右の前輪41、2つの前輪41の車軸としてのフロントアクスル42、車両後方に位置し且つ左右に各2つ配置された後輪43、及び後輪43の車軸としてのリアアクスル44により構成される。本実施形態に係る車両1において、後輪43が駆動輪として機能するように駆動力が伝達され、車両1が走行することになる。なお、車輪機構40は、図示しないサスペンション機構を介してラダーフレーム10に懸架され、車両1の重量を支持する。
駆動ユニット50は、モータ51、減速機構52、及び差動機構53を有する。モータ51は、後述する駆動電力供給部60から交流電力が供給されることにより、車両1の走行に必要な駆動力を発生させる。減速機構52は、図示しない複数のギアを含み、モータ51から入力される回転トルクを減速して差動機構53に出力する。差動機構53は、減速機構52から入力される動力を左右の後輪43に対して振り分ける。すなわち、駆動ユニット50は、減速機構52及び差動機構53を介して、モータ51の駆動トルクを車両の走行に適した回転速度に減速してリアアクスル44に駆動力を伝達する。これにより、駆動ユニット50は、リアアクスル44を介して後輪43を回転させて車両1を走行させることができる。
駆動電力供給部60は、いわゆるインバータである。駆動電力供給部60は、バッテリパック70から供給される直流電力を交流電力に変換してモータ51へ供給し、車両1に対するアクセル操作に応じてモータ51の回転速度を制御する。
バッテリパック70は、車両1を走行させるための電力の供給源である。例えば、バッテリパック70は、モータ51に電力を供給する二次電池である。バッテリパック70は、車両1に必要とされる電力を蓄えるために比較的大型で大容量のバッテリモジュール(図示せず)を内部に複数備える。バッテリパック70は、図示しない複数の電動補機、及び当該複数の電動補機に電力を供給する配電ユニットが車両1に搭載される場合、当該配電ユニットにも電力を供給できるよう構成されていてもよい。
支持装置80は、バッテリパック70をラダーフレーム10に懸架するための接続部材である。本実施形態に係る支持装置80は、車幅方向Yに対してラダーフレーム10の両側にそれぞれ3つ(合計6つ)設けられる。ただし、支持装置80は、バッテリパック70の重量及び寸法に応じ、その数量を適宜変更することができる。
さらに、本実施形態における支持装置80は、支持部84を有する。支持部84は、サイドレール11に支持され、車両1に含まれるバッテリパック70の側突安全性を確保するために設けられる保護部85を支持する。なお、上記支持部84及び保護部85の構成については、後述する支持装置80の構成の詳細な説明と共に、図面を参照しながら説明する。
図2は、車両1に搭載されるバッテリパック70の概形を表す斜視図である。本実施形態におけるバッテリパック70は、車両前後方向Xに対して、いずれも同じ長さの略直方体形状である第1バッテリ収容部71、及び第2バッテリ収容部72が一体となるように形成される。
また、第1バッテリ収容部71は、車幅方向Yに対して、上記左サイドレール11L、及び右サイドレール11Rの間に収まる幅に設定される。一方、第2バッテリ収容部72は、車幅方向Yの長さが第1バッテリ収容部71よりも大きい幅に設定され、車高方向Zの下方から第1バッテリ収容部71に連結される。
すなわち、バッテリパック70は、車両前後方向Xに垂直な平面における断面形状が逆T型となる形状を備える。そして、バッテリパック70は、第1バッテリ収容部71の幅、及び第2バッテリ収容部72の幅の違いにより生じる段差部分をサイドレール11が通るように配置される。これにより、バッテリパック70は、左サイドレール11L、及び右サイドレール11Rの間、並びにサイドレール11の下方のスペースを有効に利用して、バッテリの収容量を増加させる。また、バッテリパック70には、第2バッテリ収容部72の車幅方向Yの側面において、後述するバッテリ側ブラケット82を接続するための複数の支持装置設置領域73が設けられる。
図3は、サイドレール11、及びバッテリパック70を接続する支持装置80、並びに保護部85の構成を示す斜視図である。図3は、左サイドレール11Lに接続される1つの支持装置80、及び当該支持装置80の支持部84により支持される保護部85について、車両1の左斜め前方から見た場合の斜視図である。ここで、サイドレール11は、車幅方向Yに垂直な平面を形成するウェブ11w、及び車高方向Zに垂直な平面を形成する2つのフランジ11fが連続する形状を有する。また、ウェブ11wには、車両1に各種の重量物を懸架するためのボルトを固定する貫通孔(図示せず)が格子状に形成される。
図3に示すように、支持装置80は、フレーム側ブラケット81、バッテリ側ブラケット82、弾性連結部83、及び支持部84を備える。フレーム側ブラケット81は、サイドレール11の外側面、すなわちウェブ11wに対して連結される金属部材である。また、バッテリ側ブラケット82は、図2に示すバッテリパック70の支持装置設置領域73に固定される金属部材である。また、弾性連結部83は、フレーム側ブラケット81、及びバッテリ側ブラケット82を車高方向Zの上下で弾性的に連結する連結部材である。
本実施形態に係る支持装置80において、フレーム側ブラケット81は、ラダーフレーム10のサイドレール11のウェブ11wの車幅方向Yの外側における端面において、車幅方向Yの外側に突出するように設けられる。バッテリ側ブラケット82は、バッテリパック70の車幅方向Yの外側における端面において、車幅方向Yの外側に突出するように設けられる。
本実施形態に係る車両1において、バッテリパック70は、バッテリ側ブラケット82、弾性連結部83、及びフレーム側ブラケット81により構成される支持装置80を介して、サイドレール11に懸架される。これにより、車両1の走行に伴いサイドレール11に捩れや撓みに伴う応力が発生した場合であっても、弾性連結部83は、その緩衝効果により、当該応力がバッテリパック70へ伝達される虞を低減することができる。
さらに、本実施形態における支持装置80において、支持部84は、フレーム側ブラケット81の取り付け位置に設けられる。さらに、支持部84は、車幅方向Yの外側の車両下方方向に延在し、後述する保護部85を支持する。例えば、本実施形態における支持部84は、コの字断面を有し、各々の凹部を互いに向かい合うように設置した2つの金属部材により構成される。本実施形態における支持部84は、支持部84を車両1に設置した場合の車幅方向Yのサイドレール11側の端部、かつ支持部84の車両前後方向Xの端面において、ボルトB1及び図示しないナットにより、フレーム側ブラケット81に締結される。
また、本実施形態における保護部85は、車両1の車幅方向Yの外側の端部においてバッテリパック70の第2バッテリ収容部72を保護するプロテクタである。本実施形態における保護部85は、角筒形状を有する。また、保護部85は、保護部85の長手方向に沿って設けられる中間板Pにより補強される。なお、保護部85は、図3に示すものに限らず、保護部85の設計に応じて適宜形態を変更可能である。
ここで、支持部84及び保護部85を接続する上記接続部材86は、L字形状を有する。接続部材86は、保護部85の長手方向及び車両1の車両前後方向Xを略一致させて保護部85を車両1に設置した場合の当該保護部85の車幅方向Yの端面に、ボルトB2及び図示しないナットにより締結される。また、接続部材86は、支持部84を車両1に設置した場合の車幅方向Yの外側の端部、かつ支持部84の車両前後方向Xの端面に、ボルトB2及び図示しないナットにより締結される。また、接続部材86は、コーナー部の中段に補強リブRを有する。これにより、車両1の側突安全性をさらに向上させることができる。
図4は、車両前後方向Xから見た支持装置80の構成を模式的に示す側面図である。図4は、車両前後方向Xの前方から支持装置80を見た場合のフレーム側ブラケット81の構成を透過的に示している。図4に示すように、保護部85は、車両側方視(例えば、図4に示す車両1を車幅方向Yの左側から見た視点)αにおいて、バッテリパック70の第2バッテリ収容部72とオーバーラップするように配置される。言い換えれば、本実施形態における支持部84は、車両側方視αにおいて、バッテリパック70の第2バッテリ収容部72に保護部85がオーバーラップするように、保護部85を支持する(図4に示す破線部分)。すなわち、本実施形態における支持部84は、バッテリパック70の第2バッテリ収容部72の車高方向Zにおける延在位置に応じて、当該第2バッテリ収容部72に当該保護部85がオーバーラップするように、車幅方向Yの外側の車両下方方向に延在するように設計される。これにより、本実施形態に係る支持装置80は、上記保護部85により、バッテリパック70を保護することができる。
ここで、上記支持部84は、車両側方視αにおいて、バッテリパック70の第2バッテリ収容部72及び保護部85がオーバーラップするように、保護部85を支持している。例えば、支持部84は、車両側方視αにおいて、少なくとも第2バッテリ収容部72の車高方向Zの下部に保護部85がオーバーラップするように、保護部85を支持することが好ましい。これにより、本実施形態に係る支持装置80は、上記保護部85だけでなく、支持部84でもバッテリパック70の第2バッテリ収容部72を保護することができる。
(総括)
上述の通り、本実施形態に係る車両用バッテリパックの支持装置80は、車両1のラダーフレーム10の間に配置される第1バッテリ収容部71と、車幅方向において第1バッテリ収容部71よりも大きな幅を有し、第1バッテリ収容部71の下方に連結される第2バッテリ収容部72と、を備えるものであり、フレーム側ブラケット81、バッテリ側ブラケット82、弾性連結部83、及び支持部84を含む。フレーム側ブラケット81は、ラダーフレーム10のサイドレール11のウェブ11wの車幅方向Yの外側における端面において、車幅方向Yの外側に突出するように設けられる。バッテリ側ブラケット82は、バッテリパック70の車幅方向Yの外側における端面において、車幅方向Yの外側に突出するように設けられる。弾性連結部83は、フレーム側ブラケット81、及びバッテリ側ブラケット82を弾性的に連結する。支持部84は、フレーム側ブラケット81の取り付け位置に設けられ、車幅方向Yの外側の車両下方方向に延在し、車幅方向Yの外側の端部においてバッテリパック70の第2バッテリ収容部72を保護する保護部を支持する。さらに、保護部85は、車両側方視αにおいて、バッテリパック70の第2バッテリ収容部72とオーバーラップするように配置される。言い換えれば、支持部84は、車両側方視αにおいて、第2バッテリ収容部72に保護部85がオーバーラップするように保護部85を支持する。
上記構成によれば、本実施形態に係る車両用バッテリパックの支持装置80は、サイドレール11の外側面に連結されるフレーム側ブラケット81、及びバッテリパック70に連結されたバッテリ側ブラケット82を弾性連結部83によって接続することにより、バッテリパック70をサイドレール11に弾性的に支持する。これにより、本実施形態に係る車両用バッテリパックの支持装置80は、車両1の走行に伴いサイドレール11に捩れや撓みに伴う応力が発生した場合であっても、弾性連結部83により、当該応力がバッテリパック70へ伝達される虞を低減することができる。
また、本実施形態に係る車両用バッテリパックの支持装置80は、サイドレール11、及びバッテリパック70を車幅方向Yにおける双方の側面同士で連結しているため、左サイドレール11L、及び右サイドレール11Rの間、並びにサイドレール11の下方領域からなる一続きのスペースを確保することができ、車両1に大型のバッテリパック70を配置することができる。
さらに、本実施形態に係る車両用バッテリパックの支持装置80において、支持部84は、車両側方視αにおいて、バッテリパック70の第2バッテリ収容部72及び保護部85がオーバーラップするように、保護部85を支持する。すなわち、本実施形態における支持部84は、バッテリパック70の第2バッテリ収容部72の車高方向Zにおける延在位置に応じて、当該第2バッテリ収容部72に当該保護部85がオーバーラップするように、車幅方向Yの外側の車両下方方向に延在するように設計される。これにより、本実施形態に係る車両用バッテリパックの支持装置80は、保護部85により、バッテリパック70の第2バッテリ収容部72を保護することができる。すなわち、本実施形態に係る車両用バッテリパックの支持装置80は、車両1の側突安全性を向上することができる。
ここで、上記支持部84は、車両側方視αにおいて、バッテリパック70の第2バッテリ収容部72及び保護部85がオーバーラップするように、保護部85を支持している。例えば、支持部84は、車両側方視αにおいて、少なくとも第2バッテリ収容部72の車高方向Zの下部及び保護部85がオーバーラップするように、保護部85を支持することが好ましい。これにより、本実施形態に係る車両用バッテリパックの支持装置80は、上記保護部85だけでなく、支持部84でもバッテリパック70の第2バッテリ収容部72を保護することができる。
かくして、本実施形態に係る車両用バッテリパックの支持装置80は、バッテリ容量の増大を図りつつ、バッテリパック70の側突安全性を確保することができる。
なお、本実施形態に係る車両用バッテリパックの支持装置80において、支持部84は、フレーム側ブラケット81を介して、サイドレール11に接続されている。しかしながら、本実施形態に係る車両用バッテリパックの支持装置80は、これに限定されない。例えば、本実施形態に係る車両用バッテリパックの支持装置80において、支持部84を直接サイドレール1に接続してもよい。
また、本実施形態に係る車両用バッテリパックの支持装置80において、支持部84は、接続部材86を介して、保護部85を支持している。しかしながら、本実施形態に係る車両用バッテリパックの支持装置80は、これに限定されない。例えば、本実施形態に係る車両用バッテリパックの支持装置80において、支持部84の車幅方向Yの外側の端部に、支持部84を車両1に設置した場合に車両前後方向Xに延在するフランジを設け、当該フランジにより保護部85を支持してもよい。
また、本実施形態における支持部84、並びにフレーム側ブラケット81及び接続部材のうちの少なくとも1つを一体物として形成し、当該一体物により、保護部85をサイドレール11に支持してもよい。
また、本実施形態における支持部84は、コの字断面を有し、各々の凹部を互いに向かい合わせるように設置した2つの金属部材により構成される。しかしながら、本実施形態における支持部84は、これに限定されない。例えば、本実施形態における支持部84は、1つの角筒部材により構成されてもよい。また、本実施形態における支持部84は、角柱部材であってもよい。
また、車両1の下部への他の車両等の物体の巻き込みを防止するサイドガード等、車両1の車幅方向Yの外側の端部、かつ車高方向Zの下方に設置される他の構成の配置を考慮して、支持部84の設計を変更して、保護部85の設置位置を変更してもよい。
また、本実施形態における支持装置80は、サイドレール11、及びフレーム側ブラケット81の互いの接続面が離間している場合に、両者の間に介在するスペーサを有していてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 車両
10 ラダーフレーム
11 サイドレール
11L 左サイドレール
11R 右サイドレール
11w ウェブ
11f フランジ
12 クロスメンバ
20 キャブ
30 荷箱
40 車輪機構
41 前輪
42 フロントアクスル
43 後輪
44 リアアクスル
50 駆動ユニット
51 モータ
52 減速機構
53 差動機構
60 駆動電力供給部
70 バッテリパック
71 第1バッテリ収容部
72 第2バッテリ収容部
73 支持装置設置領域
80 支持装置
81 フレーム側ブラケット
82 バッテリ側ブラケット
83 弾性連結部
84 支持部
85 保護部
86 接続部材
B1,B2 ボルト
R 補強リブ

Claims (1)

  1. 車両のラダーフレーム間に配置される第1バッテリ収容部と、車幅方向において前記第1バッテリ収容部よりも大きな幅を有し、前記第1バッテリ収容部の下方に連結される第2バッテリ収容部と、を備える車両用バッテリパックの支持装置であって、
    前記ラダーフレームのサイドレールのウェブの車幅方向外側における端面において、車幅方向外側に突出するように設けられるフレーム側ブラケットと、
    前記車両用バッテリパックの車幅方向外側における端面において、車幅方向外側に突出するように設けられるバッテリ側ブラケットと、
    前記フレーム側ブラケット、及び前記バッテリ側ブラケットを弾性的に連結する弾性連結部と、
    前記フレーム側ブラケットの取り付け位置に設けられ、車幅方向外側の車両下方方向に延在し、車幅方向外側の端部において前記第2バッテリ収容部を保護する保護部を支持する支持部と、を含み、
    前記保護部は、車両側方視において、前記第2バッテリ収容部とオーバーラップするように配置される、車両用バッテリパックの支持装置。
JP2018149824A 2018-08-09 2018-08-09 車両用バッテリパックの支持装置 Pending JP2020023296A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018149824A JP2020023296A (ja) 2018-08-09 2018-08-09 車両用バッテリパックの支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018149824A JP2020023296A (ja) 2018-08-09 2018-08-09 車両用バッテリパックの支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020023296A true JP2020023296A (ja) 2020-02-13

Family

ID=69618129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018149824A Pending JP2020023296A (ja) 2018-08-09 2018-08-09 車両用バッテリパックの支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020023296A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022049939A1 (ja) * 2020-09-04 2022-03-10 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 車両用バッテリパックの支持装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022049939A1 (ja) * 2020-09-04 2022-03-10 ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト 車両用バッテリパックの支持装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN112292278B (zh) 车辆用电池组支撑装置
EP3778278B1 (en) Vehicle having a support device of a battery pack
JP7477686B2 (ja) 電動トラック用フレーム
WO2019208749A1 (ja) 車両用バッテリハウジング、車両用バッテリパック、及び電動車両
WO2021106391A1 (ja) 車両用バッテリパック支持装置
WO2021010080A1 (ja) 電動トラック
WO2020003836A1 (ja) 車両用バッテリパック支持装置
JP7283006B2 (ja) 電動トラック
JP2020090208A (ja) 車両用バッテリパック支持装置
JP2020023296A (ja) 車両用バッテリパックの支持装置
JP2021084604A (ja) バッテリブラケット
JP2020001554A (ja) 車両用バッテリパック支持装置
JP2021133863A (ja) 電動車両
JP2018108787A (ja) 電動車両のバッテリ保護装置
JP2019217908A (ja) 車両用バッテリパック支持装置
WO2019244858A1 (ja) 車両用バッテリパック支持装置
WO2022113509A1 (ja) 電動トラック
JP2022038552A (ja) 電動トラック
WO2022049939A1 (ja) 車両用バッテリパックの支持装置
WO2022191264A1 (ja) 車台
JP2020083267A (ja) 車両用バッテリパック支持装置、及びその製造方法
JP2021011212A (ja) 車両用バッテリハウジング、及び電動車両
JP2021008221A (ja) 電動トラック