JP2018108787A - 電動車両のバッテリ保護装置 - Google Patents

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直龍 熊谷
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【課題】バッテリが2本のフレームの両側方に設けられる電動車両において、車両の航続距離を延長しながら、各バッテリを保持する保持ブラケットの強度を確保しつつ、各バッテリの衝突安全性を確保することができる、電動車両のバッテリ保護装置を提供する。【解決手段】車長方向に延在する2本のフレーム5の車幅方向外側にそれぞれ配置したバッテリ9を保護するバッテリ保護装置10であって、各フレーム5の車幅方向外側にて、バッテリ9を各フレーム5にそれぞれ保持する保持ブラケット11と、保持ブラケット11を互いに連結する連結部材12とを備え、連結部材12は、少なくとも一方の保持ブラケット11に作用した衝撃を吸収する衝撃吸収部17を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、電動車両のバッテリ保護装置に関する。
近年、トラック等の商用車においても、環境負荷低減の観点から、エンジンとモータとを駆動源とするハイブリッド自動車(HEV)や、モータのみを駆動源とする電気自動車(EV)などの電動車両が開発されている。このような商用車には、モータを作動させるための大容量のバッテリが搭載されている。例えば特許文献1には、トラックの車長方向に延在する2本のサイドレール(フレーム)の車幅方向外側にバッテリを配置した電動車両のバッテリユニットが開示されている。
特開2015−205629号公報
ところで、近年、車両の航続距離を延長する観点から、複数のバッテリを車両に搭載することが求められている。そこで、バッテリを2本のフレームの車幅方向の両方の外側(両側方)に設けることが考えられる。しかし、この場合には、バッテリを保持する保持ブラケットを各フレームにそれぞれ接続し、それら接続部の強度を確保する必要がある。
加えて、各フレームの両側方にそれぞれバッテリを配置するため、各バッテリには、車両に対する側面衝突時(側突時)における安全性を確保することが求められている。
本発明はこのような問題の少なくとも一部を解決するためになされたもので、その目的とするところは、バッテリが2本のフレームの両側方に設けられる電動車両において、車両の航続距離を延長しながら、各バッテリを保持する保持ブラケットの強度を確保しつつ、各バッテリの衝突安全性を確保することができる、電動車両のバッテリ保護装置を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することができる。
(1)本適用例に係る電動車両のバッテリ保護装置は、車長方向に延在する2本のフレームの車幅方向外側にそれぞれ配置したバッテリを保護するバッテリ保護装置であって、各フレームの車幅方向外側にて、バッテリを各フレームにそれぞれ保持する保持ブラケットと、保持ブラケットを互いに連結する連結部材とを備え、連結部材は、少なくとも一方の保持ブラケットに作用した衝撃を吸収する衝撃吸収部を有する。
連結部材は、通常時、バッテリ保護装置やフレームの一構造部材として機能する一方、車両などの側突時には、衝撃吸収部が容易に変形することで、側突側と反対側、即ち非衝突側のバッテリへの衝撃が吸収される。従って、側突時における衝突側の保持ブラケットひいてはバッテリの変形のみならず、非衝突側の保持ブラケットひいてはバッテリの変形をも防止することができる。
前記適用例を用いる本発明の電動車両のバッテリ保護装置によれば、バッテリが2本のフレームの両側方に設けられる電動車両において、車両の航続距離を延長しながら、各バッテリを保持する保持ブラケットの強度を確保しつつ、各バッテリの衝突安全性を確保することができる。
本発明の一実施形態に係るバッテリ保護装置を備えた電動車両の側面図である。 図1のバッテリ保護装置を上側から見た上面図である。 図1のバッテリ保護装置を前側から見た正面図である。 図3のバッテリ保護装置の車両に対する側突時における衝撃吸収状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係るバッテリ保護装置を備えた電動車両の一例であるハイブリッド(HEV)型のトラック1の側面図である。トラック1は、そのシャーシフレーム2上に、バンボディ(荷箱)3及びキャビン4が架装されて構成されている。シャーシフレーム2は、ラダー型フレーム構造をなし、トラック1の車長方向Xに延在する2本のサイドレール(フレーム)5を備えている。
トラック1の前輪6と後輪7との間には、車幅方向Yにおけるサイドレール5の両方の外側(両側方)には、右左折時や側突時に車両などの衝突対象物の巻き込みを防止するサイドガード8の他、バッテリ9がそれぞれ設置されている。バッテリ9は、トラック1の駆動源として設けられた図示しない走行用モータに電力を供給する高電圧バッテリである。また、バッテリ9は、例えばリチウムイオンバッテリであり、図示しない複数のバッテリセルを互いに接続したバッテリモジュールとして形成されている。そして、各バッテリ9は、それぞれバッテリ保護装置10で保護されている。
図2はバッテリ保護装置10を上側から見た上面図であり、図3はバッテリ保護装置10を前側から見た正面図である。各サイドレール5は、車幅方向Yの外側に凸となる断面コの字形状をなし、外側面5aと内側面5bとを有している。また、シャーシフレーム2は、各サイドレール5の内側面5b同士を結合する図示しない複数のクロスメンバも備えている。
バッテリ保護装置10は、各バッテリ9を対応するサイドレール5にそれぞれ保持する保持ブラケット11と、各サイドレール5にそれぞれ保持された保持ブラケット11を互いに連結する2本の連結バー(連結部材)12とを備えている。
各保持ブラケット11は、全体として、バッテリ9の脱落を阻止しながら、バッテリ9を支持可能であり、トラック1の走行中の振動による衝撃、ひいてはトラック1への側突の衝撃に耐え得る剛性及び強度を有している。また、各保持ブラケット11は、保持ブラケット11による重量増を極力抑制するべく、バッテリ9を保持して収容するための格子状の筐体態様をなしている。
詳しくは、保持ブラケット11は、サイドブラケット13、アッパーブラケット14、ロウワーブラケット15、及び固定ブラケット16などの金属部材から構成され、これらを溶接又はボルト締結により結合して形成されている。サイドブラケット13は、例えば、車高方向Zに延びる複数本の鉛直バー13aと、車長方向Xに延びる複数本の水平バー13bとを結合した格子状に形成されている。サイドブラケット13は、サイドガード8と車長方向Xに略面一に延在する。
アッパーブラケット14、及びロウワーブラケット15は、例えば、車幅方向Xに延びる2本の水平バー14a、15aからそれぞれ形成されている。各水平バー14a、15aの車幅方向Yにおける外端は、サイドブラケット13に結合され、各水平バー14a、15aの車幅方向Yにおける内端は、車高方向Zに延びる固定ブラケット16に結合される。
詳しくは、固定ブラケット16は、例えば、車長方向Zに延びる2つの鉛直プレート16aから構成され、これら鉛直プレート16aはサイドレール5の外側面5aに溶接又はボルト締結され、これより保持ブラケット11がサイドレール5に結合される。
ここで、固定ブラケット16を構成する各鉛直プレート16aは、車長方向Zにおいて各サイドレール5から下方に突出した延長部16bを有している。即ち、保持ブラケット11は、サイドレール5よりも延長部16bの分だけ下方にはみ出している。そして、本実施形態では、対向するサイドレール5にそれぞれ結合された固定ブラケット16の対向する延長部16bに、上述した2本の連結バー12の両端がそれぞれ結合される。
各連結バー12は、対向する異なる保持ブラケット11の固定ブラケット16、即ち対向する保持ブラケット11を互いに連結する。連結バー12は、それぞれ、車長方向Xにて、ロウワーブラケット15の各水平バー15aの略延長線上に位置付けられている。そして、各連結バー12の車幅方向Yにおける略中央には、図3に示すように車長方向Zにて上方に凸となる湾曲部(衝撃吸収部)17がそれぞれ一体に形成されている。
図4は、バッテリ保護装置10のトラック1に対する側突時における衝撃吸収状態を示す図である。図4の場合には、トラック1に対し、より車高の低い図示しない車両が図4で見て左側からサイドブラケット13の下側に潜り込むような態様で側突した場合を想定している。この場合、車両が側突する側(側突側)の保持ブラケット11は、例えば実線矢印で示す斜め右方向の衝撃力Fを受ける。
この衝撃力Fは、側突側の保持ブラケット11を対向する保持ブラケット11に向けて押し付ける押圧力Faと、側突側の保持ブラケット11を下方に転覆させる転覆力Fbとに分力される。押圧力Faは、側突側の保持ブラケット11及びサイドレール5に順次伝達された後、クロスメンバを介して対向するサイドレール5及び保持ブラケット11に順次伝達される。
一方、転覆力Fbは、側突側の保持ブラケット11を転覆させ、さらにサイドレール5の一部を一時的に図4に示すように下方に撓ませる。そして、これら押圧力Fa及び転覆力Fbに分力される衝撃力Fがトラック1に作用した際、連結バー12の湾曲部17が座屈変形する。これにより、側突側の保持ブラケット11に作用した衝撃力Fは、側突側のサイドレール5から対向するサイドレール5に伝達される際に、湾曲部17の座屈変形に要した荷重の分だけ湾曲部17にて吸収される。
即ち、湾曲部17は、連結バー12において、一方の保持ブラケット11に作用した衝撃力Fを他方の保持ブラケット11に伝達される前に吸収して低減させる衝撃吸収機能を有している。湾曲部17の座屈荷重は、連結バー12ひいては湾曲部17の剛性や形状に依存する。従って、側突によって想定し得る衝撃力Fの大きさや作用方向に応じて、連結バー12ひいては湾曲部17の厚み、形状、材質、構造などが適宜設定される。
なお、図4は連結バー12の衝撃吸収機能を説明するために記載し、サイドレール5の撓み状況や保持ブラケット11の転覆状況を強調しており、実際の衝突態様とは異なるものである。また、実際には、衝撃力Fの伝達経路は、シャーシフレーム2を構成する図示しないクロスメンバも含まれるのは勿論である。
以上のように本実施形態では、2本のサイドレール5の車幅方向Yの両方の外側にバッテリ9をそれぞれ設けたトラック1において、各サイドレール5にてそれぞれバッテリ9を保持する保持ブラケット11を設け、さらに各保持ブラケット11を連結する連結バー12を設ける。これにより、連結バー12は、通常時、バッテリ保護装置10やシャーシフレーム2の一構造部材として機能する一方、車両の側突時には、湾曲部17が容易に座屈変形することで、側突側と反対側、即ち非衝突側のバッテリ9への衝撃を吸収する衝撃吸収部として機能する。
従って、側突時における衝突側の保持ブラケット11ひいてはバッテリ9の変形のみならず、非衝突側の保持ブラケット11ひいてはバッテリ9の変形をも防止することができる。従って、出来るだけ多くのバッテリ9が搭載可能となるため、トラック1の航続距離を延長しながら、各バッテリ9を保持する保持ブラケット11の強度を確保しつつ、バッテリ9の変形、ひいては当該変形に伴う感電などを確実に防止することができ、各バッテリ9における側突時の衝突安全性を確保することができる。
以上で本発明に係るバッテリ保護装置10の実施形態についての説明を終えるが、実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態の保持ブラケット11は、上述した構造に限定されるものではなく、バッテリ9の脱落を阻止しながら、バッテリ9を支持可能であり、トラック1の走行中の路面からの振動入力、ひいてはトラック1への側突の衝撃に耐え得る剛性及び強度を有していれば、種々の構造が想定可能である。
また、上記実施形態の連結バー12に設ける衝撃吸収部は、車高方向Zの上方に凸となる湾曲部17に限らず、側突によって想定し得る衝撃力Fの大きさや作用方向に応じて適宜設定されるものである。従って、連結バー12の衝撃吸収部は、通常時には一構造部材として機能し、衝撃力Fの入力により容易に変形して衝撃を吸収可能であれば、下方に凸となる湾曲部であっても良いし、波状の凹凸部であっても良い。また、連結バー12の一部を低強度の材料、例えば樹脂部材で形成しても良い。また、連結バー12は、棒状に限らず、パイプ状であっても良いし、平板状であっても良いし、断面コの字状などの形状であっても良い。
また、上記実施形態では、本発明をハイブリッド型のトラック1に適用した場合について説明したが、ハイブリッド型のバスや乗用車に適用しても良いし、走行用動力源としてモータのみを備えた電気自動車に適用しても良い。
1 トラック(電動車両)
5 サイドレール(フレーム)
9 バッテリ
10 バッテリ保護装置
11 保持ブラケット
12 連結バー(連結部材)
17 湾曲部(衝撃吸収部)

Claims (1)

  1. 車長方向に延在する2本のフレームの車幅方向外側にそれぞれ配置したバッテリを保護する電動車両のバッテリ保護装置であって、
    前記各フレームの車幅方向外側にて、前記各バッテリを前記各フレームにそれぞれ保持する保持ブラケットと、
    前記各保持ブラケットを互いに連結する連結部材と
    を備え、
    前記連結部材は、少なくとも一方の前記保持ブラケットに作用した衝撃を吸収する衝撃吸収部を有する、電動車両のバッテリ保護装置。
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EP3617039A1 (de) * 2018-08-30 2020-03-04 MAN Truck & Bus SE Vorrichtung zum tragen mindestens einer batterie für ein kraftfahrzeug
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