JP2021083563A - 検査用アクセサリを有する内視鏡、及び、内視鏡の検査用アクセサリ - Google Patents
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Abstract
Description
図11を参照する。結腸内視鏡検査に適用される従来の内視鏡70は、内視鏡アクセサリ71及び操作セット72を有する。内視鏡アクセサリ71は、対物光学セット711、屈曲機構712、複数の屈曲角形成ワイヤ713、伝導チューブ714及び中実のシャフト715を有する。対物光学セット711、屈曲機構712、複数の屈曲角形成ワイヤ713及び伝導チューブ714は、中実のシャフト715内に封入される。中実のシャフト715は屈曲するのが困難である。操作セット72は、処理ユニット、ワイヤ操作ユニット721及び視認デバイス722を有する。
図12を参照する。大腸60は、4つの湾曲した部分61、62、63、64を有する。したがって、結腸内視鏡による穿孔は、中実のシャフト715が4つの湾曲した部分61、62、63、64を通るときに、腸60の4つの湾曲した部分61、62、63、64において生じる可能性がある。結腸内視鏡による穿孔は、結腸内視鏡後の1000分の3〜1000分の5の範囲で発生する。
締結構成要素は、操作セットに接続されている。可撓性シャフトは、伸縮式、可撓性及び中空であり、締結構成要素に接続されている第1の端、及び、可撓性シャフトの第1の端とは反対側の、遠位の端部キャップに接続されている第2の端を有する。対物光学セットは、遠位の端部キャップ及び可撓性シャフト内に取り付けられている。屈曲機構は、可撓性シャフト内に配置されており、遠位の端部キャップに接続されている。シースは、可撓性シャフトにスリーブ接続されており、遠位の端部キャップ及び締結構成要素にそれぞれきつく接続されている2つの対向する端を有する。
本体4は、ベース4A、処理ユニット、ディスプレイ4B、ハンドル、接続部分4C及びコネクタを有する。ベース4Aは、前端、後端及び下端を有する。ベース4Aの前端及び後端は、互いに反対側にある。処理ユニットはベース4A内に配置されている。ディスプレイ4Bは、ベース4Aの後端に配置されている。ハンドルは、保持のためにベース4Aの下端に配置されている。接続部分4Cは、ベース4Aの前端に配置されている。コネクタは接続部分4C内に配置されている。コネクタ及びディスプレイ4Bは、処理ユニットに電気的に接続されている。ワイヤ操作ユニット5はノブ5Aを有する。
結腸内視鏡検査に適用される内視鏡の場合、可撓性シャフト30Aの外径は、8ミリメートル以上であり、14ミリメートル以下であり、スレッドの直径は、0.5ミリメートル以上であり、1ミリメートル以下であり、ピッチは、1ミリメートル以上であり、10ミリメートル以下である。検査用アクセサリ2Aの第1の実施形態では、複数のコイルが離れて配置されているため、可撓性シャフト30Aの側面の表面積が低減し、複数のコイルがヒトの身体内で擦れる頻度が低下する。
コネクタ要素は、締結構成要素14A内に配置されており、本体4のコネクタに電気的に接続されている。ケーブルセット13は、対物光学ユニット12のイメージセンサ及び照明ユニットに電気的に接続されており、可撓性シャフト30A内を延在し、締結構成要素14A内に延在し、コネクタ要素に接続する。ケーブルセット13は、信号及び電流を伝達するための信号ケーブル及び電力ケーブルをそれぞれ有する。
対物光学ユニット12によって捕捉された画像は、ケーブルセット13を介して対物光学セット10のコネクタ要素に送信される。次に、画像は、本体4のコネクタを介して本体4の処理ユニットに送信される。最終的に、画像はディスプレイ4B上に示される。
図9及び図10を参照する。ノブ5Aが回転すると、複数の屈曲角形成ワイヤ22がノブ5Aによって駆動され、複数の屈曲角形成ワイヤ22は遠位の端部キャップ11を駆動して検査用アクセサリ2Aを方向付ける。検査用アクセサリ2Aの第1の実施形態では、可撓性シャフト30Aの第2の端は屈曲構成要素21に接続されている。
シース40は、可撓性シャフト30Aの動きに干渉することなく、かなり可撓性がある。検査用アクセサリ2Aの第1の実施形態では、シース40の厚さは、0.01ミリメートル以上であり、0.1ミリメートル以下である。シース40は、容易に入手可能で低価格の材料から作られ、汚染を回避するために滅菌環境で作られる。
伝導チューブ50は、検査用アクセサリ2Aの挿入を容易にするように、膨らませるための空気を給送できる。伝導チューブ50は、対物光学セット10によって捕捉される画像の質を促進するために、洗浄又は注水用の水も給送できる。伝導チューブ50は、流体の吸引及び除去のために適用されることもできる。伝導チューブ50は、生検機器が通り、試料細胞又は組織を引き出すことも可能にできる。生検機器は、生検鉗子、生検針又はさらには可撓性の金属ワイヤであり得る。
可撓性シャフト30Aは、検査用アクセサリ2Aが大腸の湾曲した部分を通ることを容易にするだけではなく、検査用アクセサリ2Aが大腸に接触するときに緩衝機能も提供する。中実のシャフト715を有する従来の内視鏡70と比較して、可撓性シャフト30Aを有する検査用アクセサリ2Aは、結腸内視鏡による穿孔の発生をさらに低下させる。
検査用アクセサリ2Aは、締結構成要素14Aによって操作セット3Aに着脱可能に接続されている。検査用アクセサリ2Aが操作セット3Aから取り外されると、対物光学セット10、屈曲機構20、可撓性シャフト30A、シース40及び伝導チューブ50を廃棄できる。シース40は低価格の材料から作られるため、廃棄コストをさらに下げることができる。したがって、本発明による検査用アクセサリ2Aは、消毒の費用を低下させ、廃棄コストを低下させ、細菌及びウイルスによって生じる汚染を防止する。
可撓性シャフト30Cは、螺旋状のシートから構成してもよい。可撓性シャフト30Cの外径は、8ミリメートル以上であり、14ミリメートル以下である。複数の要素ストリップ又は螺旋状のシートのそれぞれは、或る厚さを有する。複数の要素ストリップ又は螺旋状のシートのそれぞれの厚さは、0.5ミリメートル以上であり、0.8ミリメートル以下である。
Claims (9)
- 遠位の端部キャップと、
締結構成要素と、
可撓性シャフトであって、伸縮式、可撓性及び中空であり、前記締結構成要素に接続されている第1の端、該可撓性シャフトの前記第1の端とは反対側の第2の端、及び、順に接続されており、それぞれが互いに対して移動可能な複数の要素パーツ、を有する、可撓性シャフトと、
対物光学セットであって、前記遠位の端部キャップ内に取り付けられている対物光学ユニット、及び、前記対物光学ユニットに電気的に接続されているケーブルセット、を有する、対物光学セットと、
屈曲機構であって、前記遠位の端部キャップに接続されており、屈曲構成要素を有し、前記可撓性シャフトの前記第2の端は、前記遠位の端部キャップ及び前記屈曲構成要素のうちの一方に接続されている、屈曲機構と、
前記可撓性シャフトにスリーブ接続されており、2つの対向する端を有するシースであって、該シースの前記2つの対向する端のうちの一方は、前記遠位の端部キャップに強固に接続されており、該シースの前記2つの対向する端のうちの他方は、前記締結構成要素に強固に接続されている、シースと、
伝導チューブであって、該伝導チューブの前端及び該前端とは反対側の後端を有し、該伝導チューブの前記前端は、前記遠位の端部キャップ内に取り付けられており、前記遠位の端部キャップの外部と連通し、該伝導チューブの前記後端は前記締結構成要素から延出する、伝導チューブと、を備えることを特徴とする、
検査用アクセサリ。 - 前記可撓性シャフトは、圧縮ばねの形態の螺旋状のスレッドから構成され、順に接続され離間して配置されている複数のコイルを有することを特徴とする、請求項1に記載の検査用アクセサリ。
- 前記可撓性シャフトは、引張ばねの形態の螺旋状のスレッドから構成され、順に接続されて隙間なく配置されるとともに互いに当接する複数のコイルを有することを特徴とする、請求項1に記載の検査用アクセサリ。
- 前記可撓性シャフトは、互いに連続して接続されて互いに対して移動可能な複数の要素ストリップを有することを特徴とする、請求項1に記載の検査用アクセサリ。
- 前記対物光学セットは、前記締結構成要素内に配置されて前記ケーブルセットに電気的に接続されているコネクタ要素を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の検査用アクセサリ。
- 前記検査用アクセサリは、前記締結構成要素に接続されており、連結構成要素、及び、該連結構成要素に接続されて回転可能なノブを有するワイヤ操作ユニット、を有し、前記屈曲機構は、前記可撓性シャフトに沿って延在する複数の屈曲角形成ワイヤを有し、前記複数の屈曲角形成ワイヤのそれぞれは2つの対向する端を有し、前記複数の屈曲角形成ワイヤのそれぞれの前記2つの対向する端のうちの一方は、前記対物光学ユニットに接続されており、前記複数の屈曲角形成ワイヤのそれぞれの前記2つの対向する端のうちの他方は、前記連結構成要素内に延在し、前記ワイヤ操作ユニットの前記ノブに接続されており、前記対物光学セットは、前記締結構成要素内に配置されて前記ケーブルセットに電気的に接続されているコネクタ要素を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の検査用アクセサリ。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の前記検査用アクセサリであって、前記対物光学セットは、前記締結構成要素内に配置されて前記ケーブルセットに電気的に接続されているコネクタ要素を有する、前記検査用アクセサリ、を備え、
操作セットであって、前記検査用アクセサリに着脱可能に接続されており、本体であって、互いに対して反対側にある前端及び後端を有するベース、前記ベース内に配置されている処理ユニット、前記ベースの前記後端に配置されて前記処理ユニットに電気的に接続されているディスプレイ、前記ベースの前記前端に配置されて前記締結構成要素に接続されている接続部分、並びに、前記接続部分内に配置されて、前記処理ユニット、及び、前記締結構成要素内の前記コネクタ要素に電気的に接続されているコネクタ、を有する本体、並びに、前記本体の前記接続部分に取り付けられてノブを有するワイヤ操作ユニット、を有する、操作セット、を有し、
前記屈曲機構は、前記可撓性シャフトに沿って延在して前記ノブに接続されている複数の屈曲角形成ワイヤを有することを特徴とする、
内視鏡。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の前記検査用アクセサリであって、前記対物光学セットは、前記締結構成要素内に配置されているコネクタ要素を有する、前記検査用アクセサリ、を備え、
操作セットであって、前記検査用アクセサリに着脱可能に接続されており、ワイヤ操作ユニットであって、前記締結構成要素に接続されている連結構成要素、前記連結構成要素に接続されているノブ、及び、前記連結構成要素の後端に配置されて前記ケーブルセットに電気的に接続されているアダプタ、を有する、ワイヤ操作ユニット、を有する、操作セット、を有し、
前記屈曲機構は、前記可撓性シャフトに沿って延在する複数の屈曲角形成ワイヤを有し、
前記複数の屈曲角形成ワイヤのそれぞれは2つの対向する端を有し、
前記複数の屈曲角形成ワイヤのそれぞれの前記2つの対向する端のうちの一方は、前記対物光学ユニットに接続されており、
前記複数の屈曲角形成ワイヤのそれぞれの前記2つの対向する端のうちの他方は、前記連結構成要素内に延在し、前記ノブに接続されており、
前記操作セットは、本体であって、互いに対して反対側にある前端及び後端を有するベース、前記ベース内に配置されている処理ユニット、前記ベースの前記後端に配置されて前記処理ユニットに電気的に接続されているディスプレイ、前記ベースの前記前端に配置されて前記連結構成要素に接続されている接続部分、並びに、前記接続部分内に配置されて、前記処理ユニット及び前記コネクタ要素に電気的に接続されているコネクタ、を有する、本体、をさらに有することを特徴とする、
内視鏡。 - 前記可撓性シャフトは鋼から作られることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の検査用アクセサリ。
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