JP2021079711A - 成形型およびシートパッドの製造方法、シートパッド - Google Patents
成形型およびシートパッドの製造方法、シートパッド Download PDFInfo
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Abstract
Description
軸で支持されて相対的に開閉する第1型と第2型とを備え、発泡体からなるシートパッドを成形する成形型であって、
前記第1型は、
発泡体の成形時に前記シートパッド内に埋設するインサート材が接するように配置され、型開きに際して前記第2型と共に相対的に移動する該シートパッドから離れる第1型面と、
前記第1型面に配置された前記インサート材から離れるように、該第1型面と交差する方向へ延在し、型開きに際して前記第2型と共に相対的に移動する前記シートパッドと干渉する第2型面と、
前記第2型面から突出するように形成され、型開きに際して前記第2型と共に相対的に移動する前記シートパッドから前記インサート材が露出するように、該第2型面と該インサート材との間で成形された前記発泡体を剥ぎ取る剥離部とを備えていることを要旨とする。
軸で支持されて相対的に開閉する第1型と第2型を備える成形型によって成形する発泡体からなるシートパッドの製造方法であって、
発泡体の成形時に前記シートパッド内に埋設するインサート材を、前記第1型の第1型面に接するように配置すると共に、該第1型において前記第1型面と交差する方向へ延在し、型開きに際して前記第2型と共に相対的に移動する該シートパッドと干渉する第2型面から離して配置し、
前記第1型と前記第2型との間に画成されるキャビティで発泡体原料を発泡および硬化させて、前記シートパッドを成形し、
前記第2型と共に前記シートパッドを前記第1型から相対的に離すように型開きする際に、前記第2型面から突出する剥離部により該第2型面と前記インサート材との間で成形された前記発泡体を剥ぎ取ることを要旨とする。
請求項1および請求項5に係る発明によれば、型開き時に剥離部によってインサート材に付着した発泡体を剥ぎ取ることができ、インサート材をシートパッドの表面に露出させることができる。これにより、シートパッドを成形した後にインサート材を覆う発泡体を剥ぎ取る後処理や、シートパッドを成形する前にインサート材をマスキングする前処理を省略または簡易にすることができる。従って、インサート材が露出するシートパッドを、効率よく製造することができる。
請求項2および請求項6に係る発明によれば、インサート材を露出させたい範囲のみから、剥離部によって発泡体を簡単、かつ選択的に剥ぎ取ることができる。
請求項3および請求項7に係る発明によれば、型開き時のインサート材の移動軌跡に合わせて剥離部を設定することで、インサート材から発泡体をより確実に剥ぎ取ることができる。
請求項4および請求項8に係る発明によれば、型開き時のインサート材の移動方向に並べて設けられた複数の剥離部によって、インサート材から発泡体をより確実に剥ぎ取ることができる。
前述した構成に限定されず、例えば以下のようにも変更することができる。
(1)剥離部の数は、実施例の構成に限らず、1条であっても、3条以上であってもよい。また、複数の剥離部が互いに離れて配置されていても、複数の剥離部が互いに連なるように配置されていてもよい。複数の剥離部を配置する場合、複数の剥離部は、干渉型面からの突出寸法を全て同じに設定してもよく、複数の剥離部のうちの一部を同じ突出寸法とすると共に複数の剥離部のうちの残部を異なる突出寸法としてもよく、複数の剥離部を全て異なる突出寸法としてもよい。
(2)剥離部の形状は、線状に延びる実施例の構成に限らず、点状の突起形状であってもよい。例えば、剥離部としては、やすりのように、点状の突起形状が第2型面(干渉型面)から複数突出していてもよい。
(3)剥離部の断面形状は、三角形である実施例の構成に限らず、針状や板状など、その他形状であってもよい。
(4)剥離部の突出寸法は、インサート材の移動時にインサート材の表面に近接しない関係であってもよく、シートパッドの成形時に余剰発泡体に食い込み、シートパッドの脱型時に余剰発泡体に抵抗を与えればよい。
(5)剥離部は、設置部に配置されたインサート材に接するように設定してもよい。このようにすることで、剥離部によって干渉型面とインサート材との間に発泡体原料が入り難くすることができ、余剰発泡体の形成を抑えることができる。
26 キャビティ,28 軸,30 第1型面,30a 設置型面(第1型面),
32 第2型面,32a 干渉型面(第2型面),36 第1剥離部(剥離部),
38 第2剥離部(剥離部)
Claims (8)
- 軸で支持されて相対的に開閉する第1型と第2型とを備え、発泡体からなるシートパッドを成形する成形型であって、
前記第1型は、
発泡体の成形時に前記シートパッド内に埋設するインサート材が接するように配置され、型開きに際して前記第2型と共に相対的に移動する該シートパッドから離れる第1型面と、
前記第1型面に配置された前記インサート材から離れるように、該第1型面と交差する方向へ延在し、型開きに際して前記第2型と共に相対的に移動する前記シートパッドと干渉する第2型面と、
前記第2型面から突出するように形成され、型開きに際して前記第2型と共に相対的に移動する前記シートパッドから前記インサート材が露出するように、該第2型面と該インサート材との間で成形された前記発泡体を剥ぎ取る剥離部とを備えている
ことを特徴とする成形型。 - 前記剥離部は、型開きに際して前記第2型と共に相対的に移動する前記シートパッドの移動方向と交差して、前記発泡体を剥離する範囲に合わせて延びる凸形状である請求項1記載の成形型。
- 前記剥離部は、型開きに際して前記第2型と共に相対的に移動する前記シートパッドにおける前記インサート材の表面が、該剥離部の突出端に接する、または、該インサート材の表面が、該剥離部の突出端に近接する位置を通るように形成されている請求項2記載の成形型。
- 前記剥離部は、型開きに際して前記第2型と共に相対的に移動する前記シートパッドの移動方向に並べて複数設けられている請求項2または3記載の成形型。
- 軸で支持されて相対的に開閉する第1型と第2型を備える成形型によって成形する発泡体からなるシートパッドの製造方法であって、
発泡体の成形時に前記シートパッド内に埋設するインサート材を、前記第1型の第1型面に接するように配置すると共に、該第1型において前記第1型面と交差する方向へ延在し、型開きに際して前記第2型と共に相対的に移動する該シートパッドと干渉する第2型面から離して配置し、
前記第1型と前記第2型との間に画成されるキャビティで発泡体原料を発泡および硬化させて、前記シートパッドを成形し、
前記第2型と共に前記シートパッドを前記第1型から相対的に離すように型開きする際に、前記第2型面から突出する剥離部により該第2型面と前記インサート材との間で成形された前記発泡体を剥ぎ取る
ことを特徴とするシートパッドの製造方法。 - 型開きに際して前記第2型と共に相対的に移動する前記シートパッドの移動方向と交差して、前記発泡体を剥離する範囲に合わせて延びる凸形状に形成された前記剥離部によって、該発泡体を剥離する請求項5記載のシートパッドの製造方法。
- 型開きに際して前記第2型と共に相対的に移動する前記シートパッドにおける前記インサート材の表面が、前記剥離部の突出端に接する、または、該インサート材の表面が、該剥離部の突出端に近接する位置を通るように設定されている請求項6記載のシートパッドの製造方法。
- 型開きに際して前記第2型と共に相対的に移動する前記シートパッドの移動方向に並べて複数設けられている前記剥離部によって、前記発泡体を剥ぎ取る請求項6または7記載のシートパッドの製造方法。
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