JP2021079701A5 - 造形物及び造形物の製造方法 - Google Patents

造形物及び造形物の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、造形物及び造形物の製造方法に関する。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、熱変換層の色味による影響を低減することが可能な造形物及び造形物の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点に係る造形物は、
電磁波を熱に変換する熱変換材料を含む熱変換層から生じた熱を吸収した量に応じて膨張する熱膨張性材料を含み、基材の一方の面に設けられた熱膨張層を備える熱膨張性シート上に形成された造形物であって、
前記熱膨張性シートは、
前記熱膨張層上と前記基材の他方の面上との少なくともいずれか一方に設けられ、カラー調整剤を含むカラー調整層を更に備え、
前記カラー調整剤は、染料系又は顔料系の着色剤であり、当該着色剤自体が色味を呈し、
記カラー調整層は、前記熱変換層が当該カラー調整層上に設けられた第1の領域と前記熱変換層が当該カラー調整層上に設けられていない第2の領域との間におけるL*a*b*表色系を用いて算出される色差ΔEが6.5以下になるように前記カラー調整剤を含み、
前記熱膨張層の少なくとも一部が隆起することにより、前記熱膨張層の表面に形成された凸若しくは凹凸の高さ及び位置により表現されている、ことを特徴とする。
本発明の第の観点に係る造形物の製造方法は、
熱膨張性シートの熱膨張層の少なくとも一部を、電磁波を熱に変換する熱変換材料を含む熱変換層を用いて膨張させることによる造形物の製造方法であって、
前記熱膨張層上に、カラー調整剤を含む第1のインク受容層を形成する第1のインク受容層形成工程を備え、
前記カラー調整剤は、染料系又は顔料系の着色剤であり、当該着色剤自体に色味を呈し、
前記第1のインク受容層は、前記熱変換層が当該第1のインク受容層上に設けられた第1の領域と前記熱変換層が当該第1のインク受容層上に設けられていない第2の領域との間におけるL*a*b*表色系を用いて算出される色差ΔEが6.5以下になるように、前記カラー調整剤を含む
ことを特徴とする。
本発明によれば、熱変換層の色味による影響を低減することが可能な造形物及び造形物の製造方法を提供することができる。

Claims (9)

  1. 電磁波を熱に変換する熱変換材料を含む熱変換層から生じた熱を吸収した量に応じて膨張する熱膨張性材料を含み、基材の一方の面に設けられた熱膨張層を備える熱膨張性シート上に形成された造形物であって、
    前記熱膨張性シートは、
    前記熱膨張層上と前記基材の他方の面上との少なくともいずれか一方に設けられ、カラー調整剤を含むカラー調整層を更に備え、
    前記カラー調整剤は、染料系又は顔料系の着色剤であり、当該着色剤自体が色味を呈し、
    記カラー調整層は、前記熱変換層が当該カラー調整層上に設けられた第1の領域と前記熱変換層が当該カラー調整層上に設けられていない第2の領域との間におけるL*a*b*表色系を用いて算出される色差ΔEが6.5以下になるように前記カラー調整剤を含み、
    前記熱膨張層の少なくとも一部が隆起することにより、前記熱膨張層の表面に形成された凸若しくは凹凸の高さ及び位置により表現されている、
    ことを特徴とする造形物
  2. 電磁波を熱に変換する熱変換材料を含む熱変換層から生じた熱を吸収した量に応じて膨張する熱膨張性材料を含み、基材の一方の面に設けられた熱膨張層を備える熱膨張性シート上に形成された造形物であって、
    前記熱膨張性シートは、
    前記熱膨張層上に設けられ、カラー調整剤を含む第1のインク受容層を更に備え、
    前記カラー調整剤は、染料系又は顔料系の着色剤であり、当該着色剤自体が色味を呈し、
    前記第1のインク受容層は、前記熱変換層が当該第1のインク受容層上に設けられた第1の領域と当該第1のインク受容層上に前記熱変換層が設けられていない第2の領域との間におけるL*a*b*表色系を用いて算出される色差ΔEが6.5以下になるように前記カラー調整剤を含み
    前記熱膨張層の少なくとも一部が隆起することにより、前記熱膨張層の表面に形成された凸若しくは凹凸の高さ及び位置により表現されている、
    ことを特徴とする造形物
  3. 電磁波を熱に変換する熱変換材料を含む熱変換層から生じた熱を吸収した量に応じて膨張する熱膨張性材料を含み、基材の一方の面に設けられた熱膨張層を備える熱膨張性シート上に形成された造形物であって、
    前記熱膨張層は、更にカラー調整剤を含み、
    前記カラー調整剤は、染料系又は顔料系の着色剤であり、当該着色剤自体が色味を呈し、
    前記熱膨張層は、前記熱変換層が当該熱膨張層上に設けられた第1の領域と前記熱変換層が当該熱膨張層上に設けられていない第2の領域との間におけるL*a*b*表色系を用いて算出される色差ΔEが6.5以下になるように前記カラー調整剤を含み
    前記熱膨張層の少なくとも一部が隆起することにより、前記熱膨張層の表面に形成された凸若しくは凹凸の高さ及び位置により表現されている、
    ことを特徴とする造形物
  4. 電磁波を熱に変換する熱変換材料を含む熱変換層から生じた熱を吸収した量に応じて膨張する熱膨張性材料を含み、基材の一方の面に設けられた熱膨張層を備える熱膨張性シート上に形成された造形物であって、
    前記基材は、カラー調整剤を更に含み、
    前記カラー調整剤は、蛍光増白剤であり、
    前記基材は、前記熱変換層が前記基材の他方の面上に設けられた第1の領域と前記熱変換層が前記基材の他方の面上に設けられていない第2の領域との間におけるL*a*b*表色系を用いて算出される色差ΔEが6.5以下になるように前記カラー調整剤を含み
    前記熱膨張層の少なくとも一部が隆起することにより、前記熱膨張層の表面に形成された凸若しくは凹凸の高さ及び位置により表現されている、
    ことを特徴とする造形物
  5. 電磁波を熱に変換する熱変換材料を含む熱変換層から生じた熱を吸収した量に応じて膨張する熱膨張性材料を含み、基材の一方の面に設けられた熱膨張層を備える熱膨張性シート上に形成された造形物であって、
    前記熱膨張性シートは、
    前記基材の他方の面に設けられ、カラー調整剤を含む第2のインク受容層を更に備え、
    前記カラー調整剤は、染料系又は顔料系の着色剤であり、当該着色剤自体が色味を呈し、
    前記第2のインク受容層は、前記熱変換層が当該第2のインク受容層上に設けられた第1の領域と前記熱変換層が当該第2のインク受容層上に設けられていない第2の領域との間におけるL*a*b*表色系を用いて算出される色差ΔEが6.5以下になるように、前記カラー調整剤を含み
    前記熱膨張層の少なくとも一部が隆起することにより、前記熱膨張層の表面に形成された凸若しくは凹凸の高さ及び位置により表現されている、
    ことを特徴とする造形物
  6. 熱膨張性シートの熱膨張層の少なくとも一部を、電磁波を熱に変換する熱変換材料を含む熱変換層を用いて膨張させることによる造形物の製造方法であって、
    前記熱膨張層上に、カラー調整剤を含む第1のインク受容層を形成する第1のインク受容層形成工程を備え、
    前記カラー調整剤は、染料系又は顔料系の着色剤であり、当該着色剤自体に色味を呈し、
    前記第1のインク受容層は、前記熱変換層が当該第1のインク受容層上に設けられた第1の領域と前記熱変換層が当該第1のインク受容層上に設けられていない第2の領域との間におけるL*a*b*表色系を用いて算出される色差ΔEが6.5以下になるように、前記カラー調整剤を含む、
    ことを特徴とする造形物の製造方法。
  7. 熱膨張性シートの熱膨張層の少なくとも一部を、電磁波を熱に変換する熱変換材料を含む熱変換層を用いて膨張させることによる造形物の製造方法であって、
    前記熱膨張層は、更にカラー調整剤を含み、
    前記カラー調整剤は、染料系又は顔料系の着色剤であり、当該着色剤自体に色味を呈し、
    前記熱膨張層は、前記熱変換層が当該熱膨張層上に設けられた第1の領域と前記熱変換層が当該熱膨張層上に設けられていない第2の領域との間におけるL*a*b*表色系を用いて算出される色差ΔEが6.5以下になるように、前記カラー調整剤を含む、
    ことを特徴とする造形物の製造方法。
  8. 基材と前記基材の一方の面に設けられた熱膨張層とを備える熱膨張性シートの前記熱膨張層の少なくとも一部を、電磁波を熱に変換する熱変換材料を含む熱変換層を用いて膨張させることによる造形物の製造方法であって、
    前記基材は、カラー調整剤を更に含み、
    前記カラー調整剤は、蛍光増白剤であり、
    前記基材は、前記熱変換層が当該基材の他方の面上に設けられた第1の領域と前記熱変換層が当該基材の他方の面上に設けられていない第2の領域との間におけるL*a*b*表色系を用いて算出される色差ΔEが6.5以下になるように、前記カラー調整剤を含む、
    ことを特徴とする造形物の製造方法。
  9. 基材と前記基材の一方の面に設けられた熱膨張層とを備える熱膨張性シートの前記熱膨張層の少なくとも一部を、電磁波を熱に変換する熱変換材料を含む熱変換層を用いて膨張させることによる造形物の製造方法であって、
    前記基材の他方の面に、カラー調整剤を含む第2のインク受容層を形成する第2のインク受容層形成工程を備え、
    前記カラー調整剤は、染料系又は顔料系の着色剤であり、当該着色剤自体に色味を呈し、
    前記第2のインク受容層は、前記熱変換層が当該第2のインク受容層上に設けられた第1の領域と前記熱変換層が当該第2のインク受容層上に設けられていない第2の領域との間におけるL*a*b*表色系を用いて算出される色差ΔEが6.5以下になるように、前記カラー調整剤を含む、
    ことを特徴とする造形物の製造方法。
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