JP2021079348A - 搬送装置および梱包装置 - Google Patents

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【課題】重量が大きい物品の仕分けが可能な搬送装置を実現する。【解決手段】本発明に係る搬送装置は、検査部と、排出部と、仕分部と、制御部と、を備え、仕分部は、排出部から排出された梱包体を受容可能であり、かつ、少なくとも第一方向および第二方向を含む方向群から選択される一つの方向に当該梱包体を搬送可能なコンベアを有し、制御部は、検査部において良品であると判断された梱包体が仕分部に進入するときに、第一方向に梱包体を搬送する正転モードでコンベアを動作させ(S1)、検査部において不良品であると判断された梱包体が仕分部に進入するときに、第二方向に梱包体を搬送する逆転モードでコンベアを動作させる(S5)ことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、良品と不良品との仕分けが可能な搬送装置および梱包装置に関する。
製品を段ボール箱などの梱包材に梱包して流通させる場合に、段ボールブランクシートなどの梱包材原料から箱体を自動的に形成する段ボールケーサー(自動製函機)などの梱包装置が汎用される。梱包装置では、製品としての外観品質を向上させるため、撓み、傷、接着不良などの外観不良を避けることが求められる。たとえば特開2019−38150号公報(特許文献1)および特開2019−55595号公報(特許文献2)では、不良品の発生を防止しうる自動製函機が提案されている。
また、不良品の発生を防止する技術に加えて、不良品の発生を検出する技術も検討されている。たとえば特開2017−154796号公報(特許文献3)では、包装箱のフラップからホットメルト接着剤がはみ出た場合等にも被包装物を不良品として判別できる被梱包物の製造方法が開示されている。特許文献3の方法によれば、紫外線を照射することによりフラップからはみ出したホットメルト接着剤を発光させ、これを検査装置により検出することを容易にしている。また、検査装置において不良品と判断された包装体を系外排出し、製品として外部に流出することを防ぐ。
特開2019−38150号公報 特開2019−55595号公報 特開2017−154796号公報 特開2017−159932号公報 特開2013−209183号公報
しかし、特許文献3では、包装体を系外排出する具体的な手段については開示されていない。検査により不良品と判断された物品を系外に排出する方法としては、たとえば特開2017−159932号公報(特許文献4)に開示されているような圧縮エアーにより不良品を移動させる方法や、特開2013−209183号公報(特許文献5)に開示されているような揺動動作するレバーにより不良品を除去する方法などが公知である。しかし、これらの方法は、いずれも比較的重量が小さい不良品の除去は可能だが、一般的に段ボール箱に梱包されて流通するような比較的重量が大きい不良品の除去は難しかった。
そこで、重量が大きい物品の仕分けが可能な搬送装置および梱包装置の実現が求められる。
本発明に係る搬送装置は、梱包体を検査可能な検査部と、検査後の前記梱包体を排出可能な排出部と、排出された前記梱包体を仕分け可能な仕分部と、前記検査部、前記排出部、および前記仕分部と通信可能な制御部と、を備え、前記仕分部は、前記排出部から排出された前記梱包体を受容可能であり、かつ、少なくとも第一方向および第二方向を含む方向群から選択される一つの方向に当該梱包体を搬送可能なコンベアを有し、前記制御部は、前記検査部において良品であると判断された前記梱包体が前記仕分部に進入するときに、前記第一方向に前記梱包体を搬送する正転モードで前記コンベアを動作させ、前記検査部において不良品であると判断された前記梱包体が前記仕分部に進入するときに、前記第二方向に前記梱包体を搬送する逆転モードで前記コンベアを動作させることを特徴とする。
また、本発明に係る梱包装置は、製品を箱体に梱包して梱包体を送出可能な梱包部と、前記梱包部から送出された前記梱包体を検査可能な検査部と、検査後の前記梱包体を排出可能な排出部と、排出された前記梱包体を仕分け可能な仕分部と、前記検査部、前記排出部、および前記仕分部と通信可能な制御部と、を備え、前記仕分部は、前記排出部から排出された前記梱包体を受容可能であり、かつ、少なくとも第一方向および第二方向を含む方向群から選択される一つの方向に当該梱包体を搬送可能なコンベアを有し、前記制御部は、前記検査部において良品であると判断された前記梱包体が前記仕分部に進入するときに、前記第一方向に前記梱包体を搬送する正転モードで前記コンベアを動作させ、前記検査部において不良品であると判断された前記梱包体が前記仕分部に進入するときに、前記第二方向に前記梱包体を搬送する逆転モードで前記コンベアを動作させることを特徴とする。
これらの構成によれば、重量が大きい物品であっても、仕分けが可能になる。
以下、本発明の好適な態様について説明する。ただし、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定されるわけではない。
本発明に係る搬送装置は、一態様として、前記排出部は、その出口部分に、前記梱包体の有無を検出可能な排出部検出装置を有し、前記制御部は、前記排出部検出装置が、前記検査部において不良品であると判断された前記梱包体の存在を検出したときに、前記コンベアを前記逆転モードに切り替えることが好ましい。
この構成によれば、不良品がコンベアに進入するときにのみ適時にその運転モードを切り替えることができる。
本発明に係る搬送装置は、一態様として、前記仕分部は、前記コンベアの前記第二方向側の出口部分に、前記梱包体の通過を検出可能な仕分部検出装置を有し、前記制御部は、前記逆転モードで前記コンベアを動作させている最中に、前記仕分部検出装置が前記梱包体の通過を検出した場合は、前記コンベアを前記正転モードに切り替えることが好ましい。
この構成によれば、逆転モードで運転する必要がなくなったときに、自動的に正転モードに復帰できる。
本発明に係る搬送装置は、一態様として、前記コンベアの前記第二方向側の下流に、前記梱包体を貯留可能な貯留部を備えるとともに、前記貯留部の所定の位置に、前記梱包体の通過を検出可能な貯留部検出装置を有し、前記制御部は、前記仕分部検出装置が前記梱包体の通過を検出した後、所定の時間以内に、前記貯留部検出装置が前記梱包体の通過を検出しないときは、前記貯留部が前記梱包体を貯留不能な貯留不能状態にあると判断し、前記貯留部が前記貯留不能状態にある場合に、前記検査部において不良品であると判断された前記梱包体が前記仕分部に進入しようとしたときは、少なくとも前記排出部の運転を停止することが好ましい。
この構成によれば、不良品の貯留ができなくなったときに梱包体の排出が停止されるので、不良品の流出をより効果的に防止しうる。
本発明のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
本発明の実施形態に係る段ボールケーサーの概略図 本発明の実施形態に係る段ボールケーサーの構成図 本発明の実施形態に係る段ボールケーサーにおける判断フロー図 本発明の実施形態に係る段ボールケーサーの貯留不能状態を示す図
本発明に係る搬送装置および梱包装置の実施形態について、図面を参照して説明する。以下では、本発明に係る搬送装置および梱包装置を、飲料ペットボトル製品(製品の例)を段ボール箱(梱包材の例)に梱包する段ボールケーサー1に適用した例について説明する。
〔段ボールケーサーの概要〕
まず、段ボールケーサー1の概要について説明する。段ボールケーサー1は、飲料ペットボトル製品(不図示)と段ボールブランクシート(不図示)とを受け入れて、当該段ボールブランクシートから組み立てた段ボール箱Bに所定量の飲料製品を梱包する装置である。飲料ペットボトル製品を装入して封緘された段ボール箱Bのうち、良品のみが積込工程などの後工程に排出され、不良品は排斥される。
ここで生じうる代表的な不良として、封緘部の接着不良が挙げられる。封緘にあたっては、封緘部分にホットメルト式接着剤を塗布したのちに、段ボール箱Bのフラップ部分を当該塗布面にむけて折り曲げる操作を行うが、このときに、接着剤の塗布量や塗布位置などが所定の管理範囲を逸脱する場合がある。このような不具合が生じると、封緘が不十分だったり、外観が不良であったりするので、製品として流出させるべきではない。
〔段ボールケーサーの構成〕
次に、本実施形態に係る段ボールケーサー1の構成について説明する。段ボールケーサー1は、段ボールブランクシートから組み立てた段ボール箱Bに所定量の飲料製品を梱包可能な梱包部2、飲料製品が梱包された段ボール箱B(梱包体の例)を検査可能な検査部3、検査後の段ボール箱Bを機外に排出可能な排出部4、排出された段ボール箱Bを仕分け可能な仕分部5、仕分部5により排斥された不良品を貯留可能な貯留部6、および、段ボールケーサー1の各部を制御可能なコンピュータを有する制御部7を備える(図1、図2)。また、梱包部2、検査部3、および排出部4にわたって、工程順に段ボール箱Bを運搬可能な運搬装置8が設けられている。ここで、検査部3、排出部4、仕分部5、貯留部6、制御部7、および運搬装置8は、本発明に係る搬送装置の一実施形態を構成し、段ボールケーサー1の全体は、本発明に係る梱包装置の一実施形態を構成する。なおここで、梱包部2は、当分野で公知の梱包装置であるので、詳細な説明を省略する。
検査部3は、梱包部2において段ボール箱Bに塗布されたホットメルト式接着剤の塗布状態を検査する。検査部3は、具体的には複数の温度センサとして実装されており、塗布直後のホットメルト式接着剤が段ボール箱Bより高い温度を有することを利用して、接着剤が塗布された領域の位置および大きさ(すなわち、周囲より温度が高い領域の位置および大きさ)を検出する。検査部3は、梱包部2から順次搬送される段ボール箱Bの一つ一つに対して、接着剤が塗布された領域の位置および大きさが所定の管理範囲内にあるか否かを判断する。ここで、管理範囲を逸脱している段ボール箱Bを、不良品と判断する。検査部3は、各々の段ボール箱Bについての判断結果(良品・不良品の別)を、制御部7に送出する。なお、運搬装置8にはエンコーダ81が設けられており、制御部7は、当該エンコーダ81からの信号を利用して、運搬される段ボール箱Bの一つ一つの位置を追跡できる。したがって、特に不良品と判断された段ボール箱Bの位置を追跡できる。
排出部4は、梱包部2および検査部3が納められた筐体の出口に該当する。梱包部2および検査部3を経た段ボール箱Bは、排出部4から仕分部5へと順次排出される。
排出部4の出口部分には、段ボール箱Bの通過を検出可能な排出センサ41(排出部検出装置の例)が設けられている。排出センサ41は、具体的には光電センサとして実装されており、投光器41aと受光器41bとの間の検出線上の物体の有無を検出できる。筐体内部から運搬された段ボール箱Bが投光器41aと受光器41bとの間に進入すると、排出センサ41は物体(段ボール箱B)の存在を検出する。その後、段ボール箱Bが投光器41aと受光器41bとの間を抜けると、排出センサ41は物体を検出していない状態に戻る。排出センサ41の検出信号は、制御部7に送出される。
仕分部5は、排出部4から排出された段ボール箱Bを受容可能な仕分コンベア51(コンベアの例)を有する。仕分コンベア51は、具体的にはローラーコンベアとして実装されており、段ボール箱Bを図1における左方向(以下、第一方向という。)に搬送するように各ローラーが回転する正転モード、または、段ボール箱Bを図1における右方向(以下、第二方向という。)に搬送するように各ローラーが回転する逆転モード、で動作できる。仕分コンベア51の運転モード(正転モードまたは逆転モード)は、制御部7により制御される。
仕分コンベア51の、第二方向側の出口部分には、段ボール箱Bの通過を検出可能な仕分センサ52(仕分部検出装置の例)が設けられている。仕分センサ52は、排出センサ41と同様に光電センサとして実装されており、投光器52aと受光器52bとの間の検出線上の物体の有無を検出できる。仕分センサ52は、段ボール箱の存在を検出していない状態から、これを検出する状態に遷移し、その後再びこれを検出しない状態に遷移したとき、段ボール箱Bが通過したことを検出する。仕分センサ52の検出信号は、制御部7に送出される。
仕分コンベア51の第一方向側の下流には、良品を次工程に搬送するための搬送コンベアCが設けられている。搬送コンベアCは、段ボール箱Bを仕分コンベア51から離間する方向に搬送するように各ローラーが回転可能なローラーコンベアとして実装されている。搬送コンベアCの運転は、制御部7により制御される。
貯留部6は、仕分コンベア51の第二方向側の下流に配置されている。貯留部6は、その全体がローラーコンベアとして実装されており、仕分部5により不良品として排斥された段ボール箱Bを、順次奥に搬送することにより貯留可能である。本実施形態では、貯留部6が、仕分コンベア51の延長線上に設けられた第一貯留コンベア61と、第一貯留コンベア61と直交するように設けられた第二貯留コンベア62として備えられている。第一貯留コンベア61および第二貯留コンベア62の運転は、制御部7により制御される。なお、以下の説明において、第一貯留コンベア61と第二貯留コンベア62とをまとめて「貯留コンベア61、62」という場合がある。
また、貯留部6(第一貯留コンベア61)には、貯留センサ63(貯留部検出装置の例)が設けられている。貯留センサ63は、排出センサ41および仕分センサ52と同様に光電センサとして実装されており、投光器63aと受光器63bとの間の検出線上における物体の有無および物体の通過を検出できる。ここで、貯留センサ63は、仕分センサ52との離間距離が、第一貯留コンベア61の搬送方向に沿って段ボール箱B一つ分より大きくなる位置に設置されている。貯留センサ63の検出信号は、制御部7に送出される。
〔段ボールケーサーの制御〕
最後に、本実施形態に係る段ボールケーサー1の制御について説明する(図3)。平常時は、仕分コンベア51は正転モードで連続的に運転している(S1〜S2)。なおこのとき、貯留コンベア61、62は停止しており、搬送コンベアCは運転している。
制御部7は、検査部3における各々の段ボール箱Bについての判断結果と、エンコーダ81からの信号とに基づいて、一つ一つの段ボール箱Bの位置を追跡するとともに、運搬装置8上の各位置の段ボール箱Bが良品および不良品のいずれであるかを認識している。これによって、段ボール箱Bが排出部4から排出される時点において、当該段ボール箱Bが良品および不良品のいずれであるかを認識できる。したがって、排出センサ41が段ボール箱Bの存在を検出したときに、検出された段ボール箱Bが良品および不良品のいずれであるかを判断できる(S3〜S4)。
良品である段ボール箱Bが排出部4から仕分コンベア51に排出されたとき(S4:はい)は、当該段ボール箱Bは、正転モードで運転する仕分コンベア51によって第一方向に搬送され、搬送コンベアCを経て次工程に搬送される。
排出センサ41が、不良品と判断された段ボール箱Bの存在を検出したとき(S4:いいえ)、制御部7は、仕分コンベア51の運転モードを逆転モードに変更するとともに、貯留コンベア61、62の運転を開始させる(S5〜S7)。仕分コンベア51が逆転モードに変更されるため、不良品である段ボール箱Bは、排出部4から仕分コンベア51に排出された後、仕分コンベア51によって第二方向に搬送される。
第二方向に搬送された段ボール箱Bは、やがて仕分センサ52の検出線を通過する。仕分センサ52が段ボール箱Bの通過を検出すると(S8:はい)、制御部7は、仕分コンベア51の運転モードを正転モードに変更する(S9〜S10)。
仕分センサ52の検出線を通過した段ボール箱Bは、第一貯留コンベア61によって引き続き搬送され、やがて貯留センサ63の検出線を通過する。貯留センサ63が段ボール箱Bの通過を検出すると(S12:はい)、制御部7は、貯留コンベア61、62の運転を停止させる(S13)。
以上の手順により、検査部3において不良品と判断された段ボール箱Bが、仕分部5において排斥され、貯留部6に貯留される。段ボールケーサー1の運転者は、貯留部6に貯留された段ボール箱Bを貯留部6から取り除き、手直しして良品として次工程に送る、手直し不能の不良品として廃棄する、などの処理を行う。
ところで、貯留部6に貯留された段ボール箱Bが運転者によって適時に取り除かれない場合、貯留部6に段ボール箱Bが順次貯留されていく。貯留された段ボール箱Bの数量が一定の量に達すると、最後尾の段ボール箱B1が貯留センサ63の検出線上を横切る位置より先に進めない状態になる(図4)。このとき貯留センサ63は、段ボール箱B1を検出した状態のまま維持され、これを検出しない状態に遷移しないので、段ボール箱B1の通過を検出しない(S12:いいえ)。
そこで、仕分センサ52が段ボール箱Bの通過を検出した後、あらかじめ定められた所定時間を経過しても貯留センサ63が通過を検出するに至らない場合、制御部7は、貯留部6がさらなる段ボール箱Bを貯留することができない貯留不能状態にあると判断する(S11:はい、S14)。ここで、所定時間は、排出部4から段ボール箱Bが排出される時間間隔より短い時間にしてある。
貯留不能状態と判断した後も、通常時(S2)と同様の待機状態に入る(S2´)。この状態であっても、良品と判断された段ボール箱Bについては、通常時(S3、S4:はい)と同様に処理される(S3´、S4´:はい)。しかし、貯留不能状態において、排出センサ41が不良品と判断された段ボール箱Bの存在を検出したとき(S4´:いいえ)は、段ボールケーサー1を構成する全ての装置の運転が停止する(S15)。このようにして、不良品が製品として流出することを防止するとともに、仕分コンベア51上に滞留した不良品が良品と干渉することにより良品に傷が生じるなどの二次的な不具合が発生することを防止する。
〔その他の実施形態〕
最後に、本発明に係る搬送装置および梱包装置のその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
上記の実施形態では、光電センサとして実装された排出センサ41の検出信号に基づいて仕分コンベア51を逆転モードに変更する構成を例として説明した。しかし、本発明に係る搬送装置および梱包装置において、仕分部を逆転モードに変更する方法は上記に限定されない。たとえば、不良品と判断された段ボール箱が検査部から仕分部に到達するまでに要する時間に基づいて当該段ボール箱が仕分部に到達する時刻に仕分部を逆転モードに変更する方法や、検査部において不良品と判断された段ボール箱に不良品であることを示す符号を印刷し、排出部に設けた画像認識装置により当該符号を認識することにより不良品を識別して仕分部を逆転モードに変更する方法、などを採用しうる。したがって、本発明に係る搬送装置および梱包装置は、必ずしも排出部検出装置を備えない。
上記の実施形態では、仕分センサ52の検出信号に基づいて仕分コンベア51を逆転モードから正転モードに変更する構成を例として説明した。しかし、本発明に係る搬送装置および梱包装置において、コンベアを逆転モードから正転モードに変更する方法は、特に限定されない。たとえば、コンベアが段ボール箱を受け入れてからこれを排出するまでに要する時間に基づいて、コンベアを逆転モードに変更してから所定の時間が経過したときに正転モードに戻す方法や、次の段ボール箱が仕分部に進入するときにコンベアを正転モードに変更する方法、などを採用しうる。したがって、本発明に係る搬送装置および梱包装置は、必ずしも仕分部検出装置を備えない。
上記の実施形態では、段ボールケーサー1が貯留部6を備え、仕分コンベア51が第二方向側に搬送した段ボール箱Bが貯留部6に貯留される構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明に係る搬送装置および梱包装置は、貯留部を備えなくてもよい。したがって、本発明に係る搬送装置および梱包装置のコンベアから一方向側に搬送された段ボール箱が、たとえば直接に廃棄口に送られてもよい。
上記の実施形態では、貯留センサ63の検出信号に基づいて貯留不能状態を判断する構成を例として説明した。しかし、本発明に係る搬送装置および梱包装置は、必ずしも貯留部検出装置を備えない。
上記の実施形態では、貯留不能状態において、排出センサ41が不良品と判断された段ボール箱Bの存在を検出したときに、段ボールケーサー1を構成する全ての装置の運転が停止する構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明に係る搬送装置および梱包装置は、貯留不能状態において、少なくとも前記排出部の運転を停止するように構成されうる。
上記の実施形態では、貯留部6が第一貯留コンベア61と第二貯留コンベア62とを備え、貯留部6が中途で折れ曲がっている構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明に係る搬送装置または梱包装置が貯留部を備える場合、当該貯留部は一直線上に構成されていてもよい。
上記の実施形態では、仕分コンベア51が段ボール箱Bを第一方向または第二方向に搬送できる構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明に係る搬送装置および梱包装置において、コンベアが選択可能な搬送方向は、二方向以上の任意の数でありうる。たとえば、本発明に係る搬送装置および梱包装置のコンベアを、良品を送る第一方向、不良品を送る第二方向、および目視確認による判断を要する要確認品をおくる第三方向、の三方向のいずれか一方向に段ボール箱を搬送可能であるように構成してもよい。
上記の実施形態では、平常時において仕分コンベア51が正転モードで連続的に運転している構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明に係る搬送装置および梱包装置において、コンベアは、平常時において停止しており、段ボール箱が仕分部に進入する都度、正転モードまたは逆転モードで始動されるように構成されてもよい。
上記の実施形態では、仕分センサ52が段ボール箱Bの通過を検出した後、所定時間を経過しても貯留センサ63が通過を検出するに至らない場合に、貯留不能状態にあると判断する構成を例として説明した。しかし、本発明に係る搬送装置および梱包装置において、貯留不能状態にあると判断する基準は上記に限定されない。たとえば、検査部において不良品であると判断された段ボール箱が仕分部に進入してから、所定時間を経過しても仕分部検出装置が当該段ボール箱の通過を検出しないときに、貯留不能状態にあると判断するようにしてもよい。なお、貯留不能状態にあると判断する基準は、単数または複数設けられうる。
上記の実施形態では、梱包体が、飲料ペットボトル製品が梱包された段ボール箱である構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、本発明に係る搬送装置および梱包装置において、梱包体は、プラスチックケース、金属ケース、袋体などの公知の梱包材に製品が梱包されたものでありうる。
その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、たとえば飲料製品を段ボール箱に梱包する段ボールケーサーに利用できる。
1 :段ボールケーサー
2 :梱包部
3 :検査部
4 :排出部
41 :排出センサ
41a :投光器
41b :受光器
5 :仕分部
51 :仕分コンベア
52 :仕分センサ
52a :投光器
52b :受光器
6 :貯留部
61 :第一貯留コンベア
62 :第二貯留コンベア
63 :貯留センサ
63a :投光器
63b :受光器
7 :制御部
8 :運搬装置
81 :エンコーダ
B :段ボール箱
C :搬送コンベア

Claims (5)

  1. 梱包体を検査可能な検査部と、検査後の前記梱包体を排出可能な排出部と、排出された前記梱包体を仕分け可能な仕分部と、前記検査部、前記排出部、および前記仕分部と通信可能な制御部と、を備え、
    前記仕分部は、前記排出部から排出された前記梱包体を受容可能であり、かつ、少なくとも第一方向および第二方向を含む方向群から選択される一つの方向に当該梱包体を搬送可能なコンベアを有し、
    前記制御部は、
    前記検査部において良品であると判断された前記梱包体が前記仕分部に進入するときに、前記第一方向に前記梱包体を搬送する正転モードで前記コンベアを動作させ、
    前記検査部において不良品であると判断された前記梱包体が前記仕分部に進入するときに、前記第二方向に前記梱包体を搬送する逆転モードで前記コンベアを動作させる搬送装置。
  2. 前記排出部は、その出口部分に、前記梱包体の有無を検出可能な排出部検出装置を有し、
    前記制御部は、前記排出部検出装置が、前記検査部において不良品であると判断された前記梱包体の存在を検出したときに、前記コンベアを前記逆転モードに切り替える請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記仕分部は、前記コンベアの前記第二方向側の出口部分に、前記梱包体の通過を検出可能な仕分部検出装置を有し、
    前記制御部は、前記逆転モードで前記コンベアを動作させている最中に、前記仕分部検出装置が前記梱包体の通過を検出した場合は、前記コンベアを前記正転モードに切り替える請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 前記コンベアの前記第二方向側の下流に、前記梱包体を貯留可能な貯留部を備えるとともに、前記貯留部の所定の位置に、前記梱包体の通過を検出可能な貯留部検出装置を有し、
    前記制御部は、
    前記仕分部検出装置が前記梱包体の通過を検出した後、所定の時間以内に、前記貯留部検出装置が前記梱包体の通過を検出しないときは、前記貯留部が前記梱包体を貯留不能な貯留不能状態にあると判断し、
    前記貯留部が前記貯留不能状態にある場合に、前記検査部において不良品であると判断された前記梱包体が前記仕分部に進入しようとしたときは、少なくとも前記排出部の運転を停止する請求項3に記載の搬送装置。
  5. 製品を梱包材に梱包して梱包体を送出可能な梱包部と、前記梱包部から送出された前記梱包体を検査可能な検査部と、検査後の前記梱包体を排出可能な排出部と、排出された前記梱包体を仕分け可能な仕分部と、前記検査部、前記排出部、および前記仕分部と通信可能な制御部と、を備え、
    前記仕分部は、前記排出部から排出された前記梱包体を受容可能であり、かつ、少なくとも第一方向および第二方向を含む方向群から選択される一つの方向に当該梱包体を搬送可能なコンベアを有し、
    前記制御部は、
    前記検査部において良品であると判断された前記梱包体が前記仕分部に進入するときに、前記第一方向に前記梱包体を搬送する正転モードで前記コンベアを動作させ、
    前記検査部において不良品であると判断された前記梱包体が前記仕分部に進入するときに、前記第二方向に前記梱包体を搬送する逆転モードで前記コンベアを動作させる梱包装置。
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