JP2021075015A - インクジェット記録装置および吐出回復方法 - Google Patents

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佑太 中西
Yuta Nakanishi
佑太 中西
祥司 尾高
Shoji Otaka
祥司 尾高
裕久 新井田
Hirohisa Araida
裕久 新井田
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Abstract

【課題】記録ヘッドの吐出不良ノズルの回復を向上させることが可能なインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】吐出口からインクを吐出する記録ヘッドと、記録ヘッドにおける吐出口の形成面に対してインクを塗付する塗付手段と、記録ヘッドの吐出口をキャッピングするキャッピングユニットと、キャッピングユニットにキャッピングされた記録ヘッドに対して吸引のための圧力を作用させて吸引を行う吸引手段と、吸引手段による吸引を行うとき、吸引動作前に塗付手段によって吐出口の形成面にインクを塗付するよう制御する制御手段と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、インクジェット記録装置および吐出回復方法に関し、詳しくは、記録ヘッドの吐出口の吐出性能を維持するための吸引回復処理に関する。
インクジェット記録装置では、インクを吐出する記録ヘッドの吐出口から増粘したインクを吸引、排出する、吸引回復が行われる。これにより、記録ヘッドの吐出性能を維持、回復することが可能となる。
特許文献1には、記録ヘッドを搭載する記録装置において、ノズル列単位で吐出不良を検出し、検出したノズル列に対し吸引回復を行うことが記載されている。
特開2005−305869号公報
しかしながら、特許文献1に記載のように、単純に吸引を行う構成では、記録ヘッドにおける吐出口の濡れ状態のばらつきによって、ノズル列を形成する複数の吐出口に対して吸引圧力が均等に作用しないことがある。この場合、ノズル列の吐出口全体で十分に吐出不良を回復させることができないことになる。これに対し、吸引圧力を大きくすることにより吐出口全体で良好に吐出不良を解消することも考えられる。しかし、この場合には、大きな吸引圧力を発生するための機構などで装置のコストが増すなどの問題がある。
そこで、本発明は、上記の事情を鑑み、ノズル列の吐出口全体に対して良好に吸引回復を行うことが可能なインクジェット記録装置および吐出回復方法を提供することである。
本発明の一形態は、吐出口からインクを吐出する記録ヘッドと、記録ヘッドにおける吐出口の形成面に対してインクを塗付する塗付手段と、記録ヘッドの吐出口をキャッピングするキャッピングユニットと、キャッピングユニットにキャッピングされた記録ヘッドに対して吸引のための圧力を作用させて吸引を行う吸引手段と、吸引手段による吸引を行うとき、吸引動作前に塗付手段によって吐出口の形成面にインクを塗付するよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、記録ヘッドの吐出口面に対して均一な吸引をすることが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る記録システムの構成を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る記録装置の概念的な構成例の説明図である。 本発明の第1実施形態に係る記録装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る記録装置のパージユニットの構成を示す模式図である。 本発明の第1実施形態に係る記録装置のインク塗付動作を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る記録装置のクリーニング動作を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る記録装置のインク塗付動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る記録装置のクリーニング動作を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る記録装置のクリーニング動作を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る記録装置の吐出不良ノズルを特定するフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る記録装置のクリーニング動作を示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る記録システムの構成を示す模式図である。また、図2は、図1に示すインクジェット記録装置の構成を模式的に示す図である。
記録システム1は、インクジェット記録装置100(以下、記録装置ともいう)と、ホストコンピュータPC101と、を備えている。
インクジェット記録装置100は、印刷データ(画像データ)の供給をなす外部装置であるホストコンピュータPC101に接続されている。画像データや標準記録画像等を、制御コマンドとしてケーブル102を介して記録装置100に出力する。
記録装置100は、記録媒体である連続紙Pを給紙する給紙ユニット103と、供給された連続紙Pを搬送する搬送部203と、連続紙Pに記録などを行う記録ヘッドユニット200と、を備えている。また、記録ヘッドユニット200は、記録ヘッド201と、吸引クリーニング(吸引回復処理)などを行う機構であるパージユニット202と、を備えている。
記録装置100は、後述する圧力バッファ206への加圧および吸引クリーニングなどに用いる圧力ポンプ204と、パージユニット202から回収したインクを貯留する回収タンク207と、を備えている。また、パージユニット202と回収タンク207との間のチューブには開閉弁205を有している。さらに、開閉弁205と圧力ポンプ204との間には圧力バッファ206を有している。
記録装置100は、連続紙Pに対して画像が記録可能である。103は、連続紙Pを給紙する給紙ユニットであり、連続紙Pをロール状にセットする軸208があり、連続紙Pを用紙ガイド209に沿ってセットでき、その連続紙Pを搬送部に供給する。搬送部203は、図3に記載の搬送モータ303dと、搬送ベルト203aと、用紙先端検知センサ210と、搬送ローラ203b、203c、203dと、を備えており、記録時には、搬送方向Aに連続紙Pを搬送する。本実施形態では、連続紙Pの搬送経路上の給紙ユニット103側を搬送入口、逆側を搬送出口とする。212は記録装置の操作パネルで、いくつかのLED表示ランプや入力キーをもつ。
記録ヘッドユニット200には、連続紙Pに対してフルカラー記録を行うために、ブラック(K)インクを吐出用の記録ヘッド201K、シアン(C)インク吐出用の記録ヘッド201C、マゼンタ(M)インク吐出用の記録ヘッド201Mおよびイエロー(Y)インクを吐出するための記録ヘッド201Yが搭載されている。これらの記録ヘッド201K、201C、201Mおよび201Yは、連続紙Pの幅方向(記録媒体搬送方向Aに直行する方向)に所定密度で所定範囲にわたって配列されたインクの吐出口ないしノズルを有する所謂ラインヘッド形態のものである。所定範囲とは、記録装置100で印刷可能な記録媒体上の最大有効記録幅(紙面に直交する方向の長さ)よりもやや長いものとする。なお、記録ヘッドの個数や、色調(色、濃度)の種類および吐出する液体の種類などはあくまでも例示であることは言うまでもない。
本実施形態では、全ての記録ヘッド201K〜201Yは、連続紙Pに近接した記録位置上で静止状態を保つ。そして、それらの下部を連続紙Pが一定の搬送速度において通過中に各記録ヘッドからK、C、M、Yのインクが吐出されることによってカラー記録される。
記録ヘッド201は、記録ヘッド201を不図示の保持部により保持されるとともに、その保持部とともに鉛直方向に昇降可能である。また、各記録ヘッド201に対応するキャップ部400を有したパージユニット202は水平方向(A方向およびA方向とは逆方向)に移動可能に保持されている。
保管状態もしくは印刷待機中などの非印刷時には、吐出口が形成された記録ヘッド201の面(吐出面)にキャップ部400を施した状態とする。非印刷時に記録ヘッドの吐出面が大気に曝されていると、吐出口付近のインクの溶剤が蒸発してインクの増粘・固化が生じたり、塵埃が付着したりして吐出不良が生じる恐れがあるからである。
連続紙Pは、給紙ユニット103から給紙され、記録装置100に組み込まれた搬送部203によって矢印A方向に搬送される。搬送部203は、連続紙Pを載置して搬送する搬送ベルト203a、この搬送ベルト203aを回転させる搬送モータ303d、搬送ベルト203aに張力を与えるローラ203b、203c、203dなどから構成されている。
図2の構成において、連続紙Pに画像を形成する際には、搬送中の連続紙Pの記録開始位置がブラックK用の記録ヘッドKの下に到達した後に、印刷データ(画像データ)に基づいて記録ヘッド201Kの吐出口からKインクを選択的に吐出する。同様に、記録ヘッド201C、記録ヘッド201M、記録ヘッド201Yの順に、各色のインクを吐出してカラー画像を連続紙Pに形成する。
記録装置100には、上述の各部の他、記録ヘッド201K、201C、201Mおよび201Yにそれぞれ供給される各色のインクを貯留するインクタンク211K、211C、211Mおよび211Y(以下、特定しない場合には、符号211で総括的に参照する)を備えている。また、画像品位維持のために記録ヘッド201のノズルから吸引したインクや、予備吐出で吐出したインクは、圧力ポンプ204によりパージユニット202から回収タンク207に移される。
圧力ポンプ204は、上述のようにパージユニット202から回収タンク207に移すために吸引するほか、圧力バッファ206内を加圧状態にすることもできる。
開閉弁205は、パージユニット202と圧力バッファ206との間に設けられており、ソレノイドによって弁を開閉することができる。
圧力バッファ206は、圧力ポンプ204と開閉弁205との間に設けられており、圧力を蓄積可能であり、例えば、開閉弁205を閉状態にし、圧力ポンプ204によって加圧することで圧力バッファ206内を加圧状態にすることができる。
圧力ポンプ204、開閉弁205および圧力バッファ206によって、パージユニット202に対して圧力を供給することが可能である。
図3は、本発明の第1実施形態に係る記録装置100の制御系ブロック図である。ホストコンピュータPC101から送信される記録データやコマンドなどの情報は、USBインターフェイスコントローラ300を介してCPU301に受信される。CPU301は、記録装置100の記録データの受信、記録動作、記録媒体の搬送等の記録装置における制御の全般を掌る演算処理装置である。また、CPU301は、記録媒体の検出に同期して、イメージRAM302から対応する色の記録データを順次に読み出し、この読み出したデータを各記録ヘッド201に転送する。さらにCPU301は、プログラムROM311に記憶された処理プログラムを実行することで各制御を行う。また、記録装置100は、記録データのイメージデータ展開するイメージRAM302と、各種モータ303(ヘッドモータ303a、ブレードモータ303b、ポンプモータ303cおよび搬送モータ303dなど)を駆動するモータドライバ304と、開閉弁205を制御するソレノイドドライバ305と、を備えている。さらに、記録装置100は、各種センサ306(ヘッドDiセンサ306a、温度計306b湿度計306cなど)の検出値を入力するためのI/O307と、該記録装置全体を制御するASIC308と、イメージRAM302に展開されたイメージを記録媒体上に記録する記録ヘッド201と、を備えている。ASIC308は、例えばクリーニング動作において、I/O307から入力する検出結果を用いてソレノイドドライバ305またはモータドライバ304を制御する。
記録ヘッド201およびインクタンク211にはそれぞれヘッドEEPROM309と、インクタンクEEPROM310と、が備えられており、それぞれの固有データが保持されている。インクタンクEEPROM310には、インクの色や種類を示すIDやシリアルナンバーが書込まれている他、インクの残量などを保持することができる。記録装置100は、外部からの入力を受け付けるオペレーションパネル212をユーザが操作することで制御が行われる。オペレーションパネル212には記録装置100からユーザへ状態を報知するためのLCD313やブザー314、ユーザから記録装置100へ指示を行うためのキー315が備えられている。
プログラムROM311には、制御フローに対応する処理プログラム及びテーブルなどが記憶されている。また、作業用のメモリとしてワークRAM312を使用する。記録ヘッド201のクリーニング動作時に、CPU301は、モータドライバ304を介して、各種センサ306をモニタしながら、各種モータ303を駆動し、インクの加圧や吸引等の制御を行う。
図4(a)は、本発明の第1実施形態に係る記録装置100のパージユニット202の模式的斜視図であり、図4(b)は、本発明の第1実施形態に係る記録装置100のパージユニット202の模試的断面図であり、例えば、図4(a)のキャップ部400kのIVb−IVb断面図である。パージユニット202は、記録ヘッド201から吐出したインクを受けるためのキャップ部400と、記録ヘッド201の吐出面に付着したインクを拭き取るためのブレード401と、ブレード401に付着したインクを回収するためのブレードクリーナ402と、を備えている。また、キャップ部400は、インク吸収体403を備えており、記録装置100の揺れなどによってインクがキャップ部400からこぼれないようしている。インク吸収体403は、キャップ部400の底面との間に空間を設けるように配置されており、これにより回収タンク207へインクを流れやすくしている。
さらに、キャップ部400は、各記録ヘッド201の色ごとに分けられており、記録ヘッド201Kに対応するキャップ部400K、記録ヘッド201Cに対応するキャップ部400C、記録ヘッド201Mに対応するキャップ部400Mおよび記録ヘッド201Yに対応するキャップ部400Yを構成している。
なお、本実施形態のパージユニット202は、記録ヘッド201の吸引クリーニングの他に、詳細が後述されるように、記録ヘッドの吐出口面に対してインクの塗付を行う。インク塗付は、少なくとも吐出口およびその近傍を濡れた状態とする動作である。すなわち、以下で説明されるように、キャップ部内に堆積しているインクを吐出口面に向けて噴射して濡れ状態を作ること、およびインク吐出に至らない程度の圧力で記録ヘッド内を加圧して吐出口からインクを排出しそれによって濡れ状態を作ること、のいずれかである。
図5は、本発明の第1実施形態に係る記録装置のインク塗付動作について示す説明図である。記録装置100は、連続紙Pに対して記録を行うため、記録ヘッド201に対して定期的にクリーニングを行う。その際、パージユニット202のキャップ部400には、インクが堆積する。キャップ部400内に規定量以上のインクが堆積している場合、インクの再利用可能として、クリーニング動作を吸引クリーニングだけでなく、インク塗付動作へと変更する。なお、各キャップ部400のインク量が異なる場合には、インク量が最小の色のインクを基準として制御する。
クリーニング動作がインク塗付動作に変更されると、記録装置100は、記録ヘッド201にパージユニットを接触させ、図5(a)に示すように、開閉弁205を閉状態にして圧力ポンプ204を駆動することによって、圧力バッファ206内の圧力を高めていき、圧力バッファ206内の圧力が規定値以上の高圧状態になったら圧力ポンプ204を停止する。そして、図5(b)に示すように、開閉弁205を開状態に開放することで圧力バッファ206内の圧力が流路を介してパージユニット202にかかり、キャップ部400内に堆積しているインクが記録ヘッド201の吐出口面に向けて噴射される。これにより、吐出口およびその近傍に濡れ状態を作ることができる。
一方、キャップ部400内に規定量以上のインクが堆積していない場合、圧力ポンプ204を駆動して吐出に至らない程度の圧力で記録ヘッド201内を加圧する。これにより、ノズルに形成されたメニスカスを破壊して吐出口からインクを押し出しそのインクによってその吐出口およびその近傍に濡れ状態を作る。
以上のいずれかの塗付動作によって、記録ヘッド201の吐出口面に対してインクの濡れ状態を作ることができる。そして、この濡れた状態の吐出口面に対して吸引のための圧力を作用させるとき、濡れを介してノズル内のインクが排出されることからその排出の抵抗を小さくすることができる。その結果、比較的小さい圧力であっても複数の吐出口全体に対して均一な吸引を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る記録装置のクリーニング動作について図6および図7を用いて説明する。記録装置100において、クリーニング動作が開始されると、まず、ユーザによるクリーニング指示があるかを判定する(S601)。ユーザによる指示がなければ(S601NO)、クリーニング動作を終了する。一方、ユーザによる指示があれば(S601YES)、インク塗付動作を開始する(S602)ために、図7に示すインク塗付動作制御を開始する。インク塗付動作制御が開始されると、記録装置100のパージユニット202内のインク量が3,000dot/nozzle以上であるかを判定する(S701)。パージユニット202内のインク量が3,000dot/nozzle未満であれば、記録ヘッド201にパージユニット202を接触させ、圧力ポンプ204を駆動し、記録ヘッド201内を5sec加圧し(S707)、図6へ戻る。記録ヘッド201内を5sec加圧することで、記録ヘッド201の吐出口からインクを排出させ、吐出口面に濡れ状態を作ることができる。これによって、後述するステップS603のノズル吸引動作の際に、記録ヘッド201の吐出口面を均一な吸引を可能にする。
一方、インク量が3,000dot/nozzle以上の場合は、開閉弁205を閉状態にし(S702)、圧力ポンプ204を駆動し、圧力バッファ206内を加圧し(S703)、圧力バッファ206内が30kPaに到達すれば(S704)、ステップS705へ進む。一方、ステップS704において、圧力バッファ206内が30kPaに未到達であれば達成するまで圧力ポンプ204を駆動させる。ステップS705に進むと、記録ヘッド201にパージユニット202を接触させる。その後、開閉弁205を開状態にし(S706)、パージユニット202内のインクを記録ヘッド201に対して噴射して、記録ヘッド201の吐出口面にインクを塗り付け、吐出口面に濡れ状態を形成することができる。
図6を再び参照すると、ステップS603のノズル吸引動作を行い、その後、記録ヘッド201の吐出口面をパージユニット202のワイパー401によってワイピングし(S604)、クリーニング動作を終了する。
以上の動作を行うことにより、記録ヘッド201の吸引クリーニング動作において、記録ヘッド201の吐出口面に均一な吸引をすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る記録装置について説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1実施形態と同様のであるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
本実施形態では、記録ヘッドの吐出口面の両端部が高い吸引抵抗の傾向にあるため、全体ではなく記録ヘッドの吐出口面の両端部のみにインクを塗付する動作の制御について説明する。図8は、第2実施形態に係る記録装置のクリーニング動作を示す説明図である。また、図9は、第2実施形態に係る記録装置のクリーニング動作のフローチャートである。記録装置のクリーニング動作が開始されると、第1実施形態で説明した記録ヘッドの吐出口面に対して、インク塗付動作が開始される(S901)。インク塗付動作が終了すると、記録装置100は、図8(a)に示すように、記録ヘッド200をB方向に上昇させ(S902)、パージユニット202のブレード401をインク払拭開始位置に移動させる(S903)。そして、記録装置100は、図8(b)に示すように、記録ヘッド201をB方向に下降させてブレード401と接触させ(S904)、ブレード401をインク払拭終了位置まで移動させながら、ブレード401に記録ヘッド201の吐出口面をワイピングさせる(S905)。これによって、記録ヘッド201の吐出口面の両端部にインクの塗付させることができる。ブレード401がインク払拭終了位置に到達すると、図8(c)に示すように、記録ヘッド201を再びB方向に上昇させ(S906)、ブレード初期位置と対抗する位置にあるブレードクリーナ402までブレード401を移動させ(S907)、ブレード401によってワイピングされたインクをブレードクリーナ402でクリーニングする。そして、記録装置100は、ブレード401をクリーニングしたあとは、図8(d)に示すように、ブレード401をブレードクリーナの位置から初期位置に戻す(S908)。その後、記録装置100は、第1実施形態と同様に、記録ヘッド201をB方向に下降させ、パージユニット202と接触させて、ノズル吸引動作を行う(S909)。そして、再び記録ヘッド201をブレードと接触する位置まで上昇させて、ワイピング動作を行い(S910)、クリーニング動作を終了する。
以上のように、記録ヘッド201の吐出口面に対してインク塗付動作を行い、所望以外の位置をワイピングすることにより、吸引抵抗が高いとされる記録ヘッドの吐出口面の両端部のみにインクの濡れ状態とし、ノズル吸引動作によって、記録ヘッドの両端部に対して均一な吸引することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係る記録装置について説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1実施形態と同様のであるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
本実施形態では、出力結果と記録データを比較し、吐出不良ノズルを特定し、特定したノズルにインクを塗付する動作の制御について説明する。図10は、本実施形態に係る記録装置による出力結果と印刷データとを比較を示すフローチャートである。図11は、本実施形態に係る記録装置のクリーニング動作のフローチャートである。
記録装置100の連続紙Pに記録ヘッド201からインクが吐出され、記録された出力結果を記録装置100に備えられているCCDカメラによって読み込まれる(S1001)。読み込まれた出力結果と記録データを比較し、不一致であればステップS1003に進み、吐出不良ノズルを記憶させて、記録を終了する。一方、出力結果と記録データが一致していれば、記録を終了する。その後、クリーニング動作を開始し、第1実施形態のインク塗付動作を行う(S1101)。そして、図10のステップS1003で記憶した吐出不良ノズルを読み込み、吐出不良ノズルがあるか否かを判定する(S1103)。吐出不良ノズルがなければ、ノズル吸引動作を行い(S1111)、ワイピング動作を行い(S1112)、クリーニング動作を終了する。
一方、ステップS1103において、吐出不良ノズルが有れば、吐出不良ノズル以外のノズルについてブレード401によってワイピングを行う。まず、記録装置100は、ブレード401と接触する位置まで記録ヘッド201を下降させる(S1104)。そして、吐出不良ノズルの10pulse前までワイピングを行い(S1105)、再び記録ヘッド201をブレード401と接触しないように上昇させる(S1106)。ブレード401を吐出不良ノズルの10pulse後まで移動させ(S1107)、ブレード401がワイピング動作終了位置まで到達するまでステップ1104からステップ1107を繰り返す。ステップS1108において、ブレード401がワイピング動作終了位置に到達すると、ブレード401をブレードクリーナ402と接触する位置に移動させ(S1109)、クリーニングする。ブレード401のクリーニング動作を終了すると、ブレード401を初期位置に戻し(S1110)、ノズル吸引動作を行い(S1111)、その後ブレード401によってワイピングを行い(S1112)、クリーニング動作を終了する。
以上のように、本発明の構成では、記録ヘッドの吐出口面に対してパージユニットに堆積しているインクを噴射する、または、記録ヘッド内を加圧してインクを排出する、ことで吐出口面にインクの濡れ状態を作ることで、ノズル吸引動作時に均一な吸引をすることができる。また、ノズル吸引動作の際に、低い吸引力でも、を低下させても、同様の効果を得ることができる。さらに、記録ヘッドのノズル全体に限らず、部分的に行うことができ、より均一な吸引をすることができ、吐出不良を解消することができる。
100 記録装置
101 ホストコンピュータPC
200 記録ヘッドユニット
201 記録ヘッド
202 パージユニット
204 圧力ポンプ
205 開閉弁
206 圧力バッファ

Claims (8)

  1. 吐出口からインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドにおける吐出口の形成面に対してインクを塗付する塗付手段と、
    前記記録ヘッドの吐出口をキャッピングするキャッピングユニットと、
    前記キャッピングユニットにキャッピングされた前記記録ヘッドに対して吸引のための圧力を作用させて吸引を行う吸引手段と、
    前記吸引手段による吸引を行うとき、吸引動作前に前記塗付手段によって前記吐出口の形成面にインクを塗付するよう制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記塗付手段は、圧力ポンプを備え、前記塗付手段は、前記記録ヘッド内を前記圧力ポンプによって加圧し、インクを排出して前記吐出口の形成面にインクを塗付することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記塗付手段は、圧力ポンプを備え、前記塗付手段は、前記記録ヘッドの前記吐出口の形成面に対して、前記キャッピングユニット内に堆積したインクを噴射して塗付することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記塗付手段は、前記キャッピングユニット内に規定量以上のインクが堆積した場合に塗付を行うことを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記インクジェット記録装置は、さらにワイピング手段を備え、前記吸引手段による吸引を行うとき、前記記録ヘッドにおける複数の前記吐出口に関してワイピングする位置を制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記ワイピングする位置は、前記記録ヘッドの両端部以外であることを特徴する請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記ワイピングする位置は、前記記録ヘッドの所定の範囲以外であることを特徴と請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  8. 記録ヘッドの吐出口からインクを吐出することで記録を行うインクジェット記録装置で行われる前記記録ヘッドの吐出回復方法であって、
    前記記録ヘッドの吐出口の形成面に対してインクを塗付する塗付工程と、
    前記吐出口の形成面にインクを塗付された前記記録ヘッドに対して吸引のための圧力を作用させて吸引を行う吸引工程と、
    を有することを特徴とする吐出回復方法。
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