JP6874280B2 - ヘッド払拭方法、液体吐出ユニット及び液体を吐出する装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、特許文献1は払拭に使用される部材の消費量を抑えるための提案であり、インクの固着に関するものではない。そのため、定着性の高い液体を使用するヘッドにおいてもノズル面を清浄に保つことのできる技術が求められていた。
また、本発明に係る液体を吐出する装置は本発明に係る液体吐出ユニットを備える。
体のヘッドタンクを備える構成とすることもできる。
なお、洗浄液としては、特に制限されるものではなく、適宜変更することが可能である。
連帳機においては、ヘッドがメディア上に固定された状態で、一度印字を始めるとノズル面を払拭するようなメンテナンスに入ることはできないため、1ロール印字後までメンテナンスできない状態となる。この印字時間によりノズル面に付着したインクの乾燥度合も変わり、それにより洗浄液による浸透速度も変わるため、それに合わせて払拭間隔の時間を変えることで、ノズル面に固着したインクを効率よく払拭することができる。
本実施形態では、液体吐出ヘッドが印字を開始する印字開始時刻と、前記液体吐出ヘッドが印字を終了する印字終了時刻とから印字時間を求め、前記印字時間に応じて前記所定の時間間隔を制御し、前記払拭工程を行うことを特徴とする。また、本実施形態では、ノズルから吐出される液体の種類に応じて前記所定の時間間隔を制御し、前記払拭工程を行うことを特徴とする。
印字時間Tpが小さい値の場合は、ノズル面にあるミストなどからできた液体汚れの量も少なく(汚れの厚みが薄い)、また乾燥も進んでいない粘度の低い汚れであるため、液体汚れに洗浄液が浸透する時間は短時間ですむ。
一方、印字時間Tpが大きな値の場合は、ノズル面にあるミストなどからできた液体汚れの量も多く(汚れの厚みが厚い)、また乾燥がかなり進んでいる可能性があるために、液体汚れに洗浄液が浸透する時間は長くなる。
前記液体は通常カラーバランスを保つために各液体に含有される色材濃度や定着させるための樹脂などの配合比率を色によって変えている場合が多く、そのために、同じ時間印字してもノズル面の液体汚れの状態は、量や乾燥度合いに差異が生じる。
液体の種類の判定は、どのヘッドにどの色が入っているかで判別することが可能である。どのヘッドのノズル面を払拭するかで、どの色のノズル面を払拭することになるのかが決まる。
また、印字中の環境によっても液体の乾燥による粘度上昇速度が変化するため、払拭間隔Twの算出に環境温湿度を考慮することもできる。
なお、ここでの説明は浸透速度について説明を省略しているが、浸透速度も払拭間隔Twの算出に用いられている。
2回目以降の払拭は、状態に応じて適宜変更してもよい。1回目と2回目の払拭間隔Twを2回目以降の払拭に適用してもよいし、都度払拭間隔Twを求めて複数回払拭してもよい。
色材としては、染料・顔料どちらでも良いが、画像の堅牢性の観点で顔料が望ましい。また有機溶剤は乾燥性と保湿性の両立から、様々なものが用いられている。界面活性剤については、炭化水素系界面活性剤やより浸透性の高いフッ素系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤などから所望の浸透特性を持つものが用いられている。樹脂については画像としての堅牢性を満たす膜特性のもの、及び/又は被記録メディアとの密着性を向上させるなどの観点から材料種・添加量が決定される。
実施例1として、液体の種類による待機時間の制御例を説明する。本実施例で使用される各液体(インク)は洗浄液に対し、図10の上段に示すような浸透速度を示す。図10の上段でも示されているように、本実施例で用いるインクKは固形分量が少ないため、乾燥しても洗浄液が浸透しやすい。逆にインクCは固形分が多いため、洗浄液が浸透しにくい特性を持っている。
評価は以下の基準で判断した。
◎:ノズル抜けなし
○:ノズル抜け数1ノズル以上3ノズル以下
△:ノズル抜け数4ノズル以上9ノズル以下
×:ノズル抜け数10ノズル以上
実施例1と同じインク、装置を用いて、同様に所定の印字を行った後に、待機時間(払拭間隔)を一定にして同様の払拭を行った。
その後、実施例1と同様にノズルチェックパターンを打ち出し、吐出曲がりのあるノズル数をチェックした。評価基準は実施例1と同様である。
3 キャリッジ
5 主走査モータ
6 駆動プーリ
7 従動プーリ
8 タイミングベルト
4、4a、4b、4c、4d 液体吐出ヘッド
5、5a、5b、5c、5d ヘッドタンク
4n ノズル
12 搬送ベルト
13 搬送ローラ
14 テンションローラ
16 副走査モータ
17 タイミングベルト
18 タイミングプーリ
20 維持回復機構
21、22 キャップ
40a、40b ノズル列
41 ノズル面
42 ノズル板
50、50y、50m、50c、50k メインタンク
51 カートリッジホルダ
52 送液ポンプ部
56 供給チューブ
81 空吐出受け
123 エンコーダスケール
124 エンコーダセンサ
125 コードホイール
126 エンコーダセンサ
200 払拭機構
201 払拭部材
204 押圧部材
205 洗浄液付与ノズル
206、207 巻き取りローラ
301、301a、301b インク
302、302a、302b インク(硬くなっている部分)
303、303a、303b インク(硬くなっていない部分)
304、304a、304b 洗浄液
500 制御部
Claims (6)
- 液体をノズルから吐出する液体吐出ヘッドのノズル面を払拭するヘッド払拭方法であって、
洗浄液を付与した払拭部材で前記ノズル面を複数回払拭する払拭工程を有し、
前記払拭工程は、前記ノズル面を複数回払拭する際に、前記ノズル面を払拭した後、所定の時間待機をして次の払拭を行い、
前記所定の時間は、前記液体中の固形分量が少ないほど短いことを特徴とするヘッド払拭方法。 - 液体をノズルから吐出する液体吐出ヘッドのノズル面を払拭するヘッド払拭方法であって、
洗浄液を付与した払拭部材で前記ノズル面を複数回払拭する払拭工程を有し、
前記払拭工程は、前記ノズル面を複数回払拭する際に、前記ノズル面を払拭した後、所定の時間待機をして次の払拭を行い、
前記液体は、液体中の固形分量が第一の固形分量である第一の液体と、液体中の固形分量が前記第一の固形分量よりも少ない第二の固形分量である第二の液体と、を含み、
前記第二の液体に対する前記所定の時間は、前記第一の液体に対する前記所定の時間よりも短いことを特徴とするヘッド払拭方法。 - 前記液体吐出ヘッドが印字を開始する印字開始時刻と、前記液体吐出ヘッドが印字を終了する印字終了時刻とから印字時間を求め、前記印字時間に応じて前記所定の時間を制御し、前記払拭工程を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッド払拭方法。
- 液体をノズルから吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドのノズル面を払拭する払拭部材と、
前記払拭部材に洗浄液を付与する洗浄液付与手段と、
前記払拭部材を前記ノズル面に押圧する押圧手段と、
前記払拭部材と前記押圧手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記払拭部材が前記ノズル面を複数回払拭するように制御し、前記ノズル面を複数回払拭する際に、前記ノズル面を払拭した後、所定の時間待機をして次の払拭を行うように制御するとともに、
前記所定の時間は、前記液体中の固形分量が少ないほど短いことを特徴とする液体吐出ユニット。 - 液体をノズルから吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドのノズル面を払拭する払拭部材と、
前記払拭部材に洗浄液を付与する洗浄液付与手段と、
前記払拭部材を前記ノズル面に押圧する押圧手段と、
前記払拭部材と前記押圧手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記払拭部材が前記ノズル面を複数回払拭するように制御し、前記ノズル面を複数回払拭する際に、前記ノズル面を払拭した後、所定の時間待機をして次の払拭を行うように制御するとともに、
前記液体は、液体中の固形分量が第一の固形分量である第一の液体と、液体中の固形分量が前記第一の固形分量よりも少ない第二の固形分量である第二の液体と、を含み、
前記第二の液体に対する前記所定の時間は、前記第一の液体に対する前記所定の時間よりも短いことを特徴とする液体吐出ユニット。 - 請求項4又は5に記載の液体吐出ユニットを備えたことを特徴とする液体を吐出する装置。
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