JP2021070237A - 画像形成装置および画像形成プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】 実行の優先度が指定されたジョブと、実行の順番に影響する値が指定されなかったジョブとが混在する場合に、利用者の好みに応じた順番でジョブを実行することができる画像形成装置および画像形成プログラムを提供する。【解決手段】 印刷のジョブを受け付け、受け付けたジョブの実行の順番を決定し、決定した順番でジョブを実行する画像形成装置は、実行の順番に影響する値が指定されなかった指定無ジョブの実行の優先度としての指定無ジョブ優先度を管理し、実行の優先度が指定された優先度指定ジョブと、指定無ジョブとを受け付け可能であり、優先度指定ジョブにおいて指定されている優先度に基づいてこの優先度指定ジョブの実行の順番を決定するとともに、指定無ジョブ優先度に基づいて指定無ジョブの実行の順番を決定し、指定無ジョブ優先度の指定を受け付け可能である（Ｓ１０１〜Ｓ１０３）ことを特徴とする。【選択図】 図５

Description

本発明は、印刷のジョブを実行する画像形成装置および画像形成プログラムに関する。

従来、印刷のジョブを優先度順に実行する画像形成装置が知られている（例えば、特許文献１、２参照。）。

特開平１０−２８９０７４号公報 特開平１０−３２０１５６号公報

しかしながら、従来の画像形成装置においては、実行の優先度が指定されたジョブと、実行の優先度が指定されなかったジョブとが混在する場合に、どのように振る舞うのかが不明であるという問題がある。

そこで、本発明は、実行の優先度が指定されたジョブと、実行の順番に影響する値が指定されなかったジョブとが混在する場合に、利用者の好みに応じた順番でジョブを実行することができる画像形成装置および画像形成プログラムを提供することを目的とする。

本発明の画像形成装置は、印刷のジョブを受け付けるジョブ受付部と、前記ジョブ受付部によって受け付けられた前記ジョブの実行の順番を決定する順番決定部と、前記ジョブ受付部によって受け付けられた前記ジョブを、前記順番決定部によって決定された前記順番で実行するジョブ実行部と、前記順番に影響する値が指定されなかった前記ジョブとしての指定無ジョブの実行の優先度としての指定無ジョブ優先度を管理する指定無ジョブ優先度管理部とを備え、前記ジョブ受付部は、実行の優先度が前記値として指定された前記ジョブとしての優先度指定ジョブと、前記指定無ジョブとを受け付け可能であり、前記順番決定部は、前記優先度指定ジョブにおいて指定されている前記優先度に基づいてこの優先度指定ジョブの前記順番を決定するとともに、前記指定無ジョブ優先度管理部によって管理されている前記指定無ジョブ優先度に基づいて前記指定無ジョブの前記順番を決定し、前記指定無ジョブ優先度管理部は、前記指定無ジョブ優先度の指定を受け付け可能であることを特徴とする。

この構成により、本発明の画像形成装置は、実行の優先度が指定された優先度指定ジョブと、実行の順番に影響する値が指定されなかった指定無ジョブとを受け付け可能であり、優先度指定ジョブにおいて指定されている優先度に基づいてこの優先度指定ジョブの実行の順番を決定するとともに、指定無ジョブの実行の優先度である指定無ジョブ優先度に基づいて指定無ジョブの実行の順番を決定し、指定無ジョブ優先度の指定を受け付け可能であるので、優先度指定ジョブの実行の優先度が利用者によって指定無ジョブ優先度より低く指定されることによって、優先的に実行される必要がない優先度指定ジョブの実行の順番が積極的に後にされることが可能である。したがって、本発明の画像形成装置は、優先度指定ジョブと、指定無ジョブとが混在する場合に、利用者の好みに応じた順番でジョブを実行することができる。

本発明の画像形成装置において、前記ジョブ受付部は、直前に実行される既存の前記ジョブと、直後に実行される既存の前記ジョブとの少なくとも一方が前記値として指定された前記ジョブとしての隣接ジョブ指定ジョブを受け付け可能であり、前記順番決定部は、前記隣接ジョブ指定ジョブにおいて指定されている前記既存のジョブの前記順番に基づいてこの隣接ジョブ指定ジョブの前記順番を決定しても良い。

この構成により、本発明の画像形成装置は、ジョブの実行の優先度が指定される場合と比較して、ジョブの実行の順番が高精度に指定されることができる。

本発明の画像形成プログラムは、印刷のジョブを受け付けるジョブ受付部と、前記ジョブ受付部によって受け付けられた前記ジョブの実行の順番を決定する順番決定部と、前記ジョブ受付部によって受け付けられた前記ジョブを、前記順番決定部によって決定された前記順番で実行するジョブ実行部と、前記順番に影響する値が指定されなかった前記ジョブとしての指定無ジョブの実行の優先度としての指定無ジョブ優先度を管理する指定無ジョブ優先度管理部とを画像形成装置に実現させ、前記ジョブ受付部は、実行の優先度が前記値として指定された前記ジョブとしての優先度指定ジョブと、前記指定無ジョブとを受け付け可能であり、前記順番決定部は、前記優先度指定ジョブにおいて指定されている前記優先度に基づいてこの優先度指定ジョブの前記順番を決定するとともに、前記指定無ジョブ優先度管理部によって管理されている前記指定無ジョブ優先度に基づいて前記指定無ジョブの前記順番を決定し、前記指定無ジョブ優先度管理部は、前記指定無ジョブ優先度の指定を受け付け可能であることを特徴とする。

この構成により、本発明の画像形成プログラムを実行する画像形成装置は、実行の優先度が指定された優先度指定ジョブと、実行の順番に影響する値が指定されなかった指定無ジョブとを受け付け可能であり、優先度指定ジョブにおいて指定されている優先度に基づいてこの優先度指定ジョブの実行の順番を決定するとともに、指定無ジョブの実行の優先度である指定無ジョブ優先度に基づいて指定無ジョブの実行の順番を決定し、指定無ジョブ優先度の指定を受け付け可能であるので、優先度指定ジョブの実行の優先度が利用者によって指定無ジョブ優先度より低く指定されることによって、優先的に実行される必要がない優先度指定ジョブの実行の順番が積極的に後にされることが可能である。したがって、本発明の画像形成プログラムを実行する画像形成装置は、優先度指定ジョブと、指定無ジョブとが混在する場合に、利用者の好みに応じた順番でジョブを実行することができる。

本発明の画像形成装置および画像形成プログラムは、実行の優先度が指定されたジョブと、実行の順番に影響する値が指定されなかったジョブとが混在する場合に、利用者の好みに応じた順番でジョブを実行することができる。

本発明の一実施の形態に係る画像形成システムのブロック図である。 図１に示す画像形成装置のブロック図である。 図２に示すジョブリストの一例を示す図である。 図１に示すクライアントのブロック図である。 指定無ジョブ優先度を設定する場合の図２に示す画像形成装置の動作のフローチャートである。 印刷の指示を送信する場合の図４に示すクライアントの動作のフローチャートである。 印刷の指示を受信した場合の図２に示す画像形成装置の動作の一部のフローチャートである。 図７に示すフローチャートの続きのフローチャートである。 （ａ）指定無ジョブ優先度が０である場合のジョブリストに含まれるジョブの一例を示す図である。 （ｂ）図９（ａ）に示す状態から新たなジョブが追加された場合のジョブリストに含まれるジョブの一例を示す図である。 （ｃ）図９（ｂ）に示す状態から新たなジョブが追加された場合のジョブリストに含まれるジョブの一例を示す図である。 （ａ）図９（ｃ）に示す状態から新たなジョブが追加された場合のジョブリストに含まれるジョブの一例を示す図である。 （ｂ）図１０（ａ）に示す状態から新たなジョブが追加された場合のジョブリストに含まれるジョブの一例を示す図である。 （ｃ）図１０（ｂ）に示す状態から新たなジョブが追加された場合のジョブリストに含まれるジョブの一例を示す図である。 （ａ）指定無ジョブ優先度が５０である場合のジョブリストに含まれるジョブの一例を示す図である。 （ｂ）図１１（ａ）に示す状態から新たなジョブが追加された場合のジョブリストに含まれるジョブの一例を示す図である。 印刷を実行する場合の図２に示す画像形成装置の動作のフローチャートである。

以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。

まず、本発明の一実施の形態に係る画像形成システムの構成について説明する。

図１は、本実施の形態に係る画像形成システム１０のブロック図である。

図１に示すように、画像形成システム１０は、プロダクションプリンターなどの画像形成装置２０を備えている。画像形成システム１０は、画像形成装置２０と同様な画像形成装置を、画像形成装置２０以外に少なくとも１つ備えることが可能である。画像形成システム１０における画像形成装置は、画像形成装置の識別情報としてのデバイスＩＤによって特定されることが可能である。

画像形成装置は、実行の順番に影響する値が指定された印刷のジョブとしての指定有ジョブと、実行の順番に影響する値が指定されなかった印刷のジョブとしての指定無ジョブとを受け付け可能である。指定有ジョブとしては、実行の順番に影響する値として、実行の優先度が指定されたジョブとしての優先度指定ジョブが存在する。また、指定有ジョブとしては、直前に実行される既存のジョブと、直後に実行される既存のジョブとの少なくとも一方が、実行の順番に影響する値として指定されたジョブとしての隣接ジョブ指定ジョブが存在する。

なお、プロダクションプリンター市場では、見積から受注、売掛、発注、買掛、在庫、原価、印刷工程、管理まで、全てのデータを一元管理することによって、事務処理時間の短縮と手間を削減するようなワークフローソリューション機能を備えた、例えばＪＤＦ（Ｊｏｂ Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ Ｆｏｒｍａｔ）対応ＭＩＳ（Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ Ｓｙｓｔｅｍ）のようなアプリケーションを利用することがある。ここで、利用者の環境によっては、メーカーが異なる複数の画像形成装置が利用されることがある。したがって、ワークフローソリューション機能を備えたアプリケーションは、複数の画像形成装置のそれぞれへの指示や、複数の画像形成装置のそれぞれの状態の管理を行う必要がある。そのインターフェイスとして、国際標準化団体のＣＩＰ４（Ｃｏｏｐｅｒａｔｉｏｎ ｆｏｒ Ｉｎｔｅｇｒａｔｉｏｎ ｏｆ Ｐｒｏｃｅｓｓｅｓ ｉｎ Ｐｒｅｐｒｅｓｓ， Ｐｒｅｓｓ， ａｎｄ Ｐｏｓｔｐｒｅｓｓ）によって、ＸＪＤＦ（Ｅｘｃｈａｎｇｅ Ｊｏｂ Ｄｅｆｉｎｉｔｉｏｎ Ｆｏｒｍａｔ）、ＸＪＭＦ（Ｅｘｃｈａｎｇｅ Ｊｏｂ Ｍｅｓｓａｇｉｎｇ Ｆｏｒｍａｔ）という共通のフォーマットが定義されている。

画像形成システム１０は、印刷の指示をＸＪＭＦメッセージで画像形成装置に送信するコンピューターとしてのクライアント３０を備えている。画像形成システム１０は、クライアント３０と同様なクライアントを、クライアント３０以外に少なくとも１つ備えることが可能である。

画像形成システム１０における画像形成装置と、画像形成システム１０におけるクライアントとは、例えば、ＬＡＮ（Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗｏｒｋ）、インターネットなどのネットワーク１１経由で互いに通信可能である。

図２は、画像形成装置２０のブロック図である。

図２に示すように、画像形成装置２０は、種々の操作が入力される例えばボタンなどの操作デバイスである操作部２１と、種々の情報を表示する例えばＬＣＤ（Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ）などの表示デバイスである表示部２２と、用紙などの記録媒体に画像を印刷する印刷デバイスであるプリンター２３と、ＬＡＮ、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部２４と、各種の情報を記憶する例えば半導体メモリー、ＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）などの不揮発性の記憶デバイスである記憶部２５と、画像形成装置２０全体を制御する制御部２６とを備えている。

記憶部２５は、画像形成プログラム２５ａを記憶している。画像形成プログラム２５ａは、例えば、画像形成装置２０の製造段階で画像形成装置２０にインストールされていても良いし、ＵＳＢ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ）メモリーなどの外部の記憶媒体から画像形成装置２０に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上から画像形成装置２０に追加でインストールされても良い。

記憶部２５は、指定無ジョブの実行の優先度としての指定無ジョブ優先度を、後述の印刷指示プログラム毎に示す指定無ジョブ優先度情報２５ｂを記憶している。指定無ジョブ優先度は、０から１００までの整数で表され、デフォルトでは０である。

記憶部２５は、ジョブを管理するためのジョブリスト２５ｃを記憶している。

図３は、ジョブリスト２５ｃの一例を示す図である。

図３に示すように、ジョブリスト２５ｃは、ジョブの識別情報としてのジョブＩＤと、ジョブの実行の優先度としての第１の優先度と、第１の優先度が同一のジョブの実行の優先度としての第２の優先度とをジョブ毎に示している。第１の優先度は、０から１００までの整数で表され、数値が大きいほど、優先の度合いが高い。すなわち、第１の優先度は、０が一番低く、１００が一番高い。第２の優先度は、正の整数で表され、数値が小さいほど、優先の度合いが高い。すなわち、第２の優先度は、１が一番高い。

図２に示す制御部２６は、例えば、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）と、制御部２６のＣＰＵの作業領域として用いられるメモリーとしてのＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）とを備えている。制御部２６のＣＰＵは、記憶部２５または制御部２６のＲＯＭに記憶されているプログラムを実行する。

制御部２６は、画像形成プログラム２５ａを実行することによって、指定無ジョブ優先度を管理する指定無ジョブ優先度管理部２６ａと、印刷のジョブを受け付けるジョブ受付部２６ｂと、ジョブ受付部２６ｂによって受け付けられたジョブのＸＪＭＦメッセージを分析するＸＪＭＦ分析部２６ｃと、ＸＪＭＦ分析部２６ｃによる分析の結果に基づいてＸＪＤＦを取得するＸＪＤＦ取得部２６ｄと、ＸＪＤＦ取得部２６ｄによって取得されたＸＪＤＦを分析するＸＪＤＦ分析部２６ｅと、ＸＪＤＦ分析部２６ｅによる分析の結果に基づいて印刷データを取得する印刷データ取得部２６ｆと、ジョブ受付部２６ｂによって受け付けられたジョブの実行の順番を決定する順番決定部２６ｇと、ジョブ受付部２６ｂによって受け付けられたジョブを、順番決定部２６ｇによって決定された順番で実行するジョブ実行部２６ｈとを実現する。

図４は、クライアント３０のブロック図である。

図４に示すように、クライアント３０は、種々の操作が入力される例えばキーボード、マウスなどの操作デバイスである操作部３１と、種々の情報を表示する例えばＬＣＤなどの表示デバイスである表示部３２と、ＬＡＮ、インターネットなどのネットワーク経由で、または、ネットワークを介さずに有線または無線によって直接に、外部の装置と通信を行う通信デバイスである通信部３３と、各種の情報を記憶する例えば半導体メモリー、ＨＤＤなどの不揮発性の記憶デバイスである記憶部３４と、クライアント３０全体を制御する制御部３５とを備えている。

記憶部３４は、画像形成装置に印刷の指示を送信するためのアプリケーションプログラムである印刷指示プログラム３４ａを記憶している。印刷指示プログラム３４ａは、例えば、クライアント３０の製造段階でクライアント３０にインストールされていても良いし、ＣＤ（Ｃｏｍｐａｃｔ Ｄｉｓｋ）、ＤＶＤ（Ｄｉｇｉｔａｌ Ｖｅｒｓａｔｉｌｅ Ｄｉｓｋ）、ＵＳＢメモリーなどの外部の記憶媒体からクライアント３０に追加でインストールされても良いし、ネットワーク上からクライアント３０に追加でインストールされても良い。印刷指示プログラム３４ａは、例えばＪＤＦ対応ＭＩＳである。

記憶部３４は、印刷指示プログラム３４ａと同様な印刷指示プログラムを、印刷指示プログラム３４ａ以外に少なくとも１つ記憶可能である。

制御部３５は、例えば、ＣＰＵと、プログラムおよび各種のデータを記憶しているＲＯＭと、制御部３５のＣＰＵの作業領域として用いられるメモリーとしてのＲＡＭとを備えている。制御部３５のＣＰＵは、記憶部３４または制御部３５のＲＯＭに記憶されているプログラムを実行する。

次に、画像形成システム１０の動作について説明する。

まず、指定無ジョブ優先度を設定する場合の画像形成装置２０の動作について説明する。

図５は、指定無ジョブ優先度を設定する場合の画像形成装置２０の動作のフローチャートである。

画像形成装置２０の制御部２６は、指定無ジョブ優先度の設定の処理の開始の指示が操作部２１または通信部２４を介して入力されると、図５に示す動作を実行する。

図５に示すように、指定無ジョブ優先度管理部２６ａは、利用者が指定無ジョブ優先度の設定を希望する印刷指示プログラムの識別情報と、この印刷指示プログラムに対して利用者が設定を希望する指定無ジョブ優先度との組み合わせの入力を利用者に促す通知を実行する（Ｓ１０１）。指定無ジョブ優先度管理部２６ａは、指定無ジョブ優先度の設定の処理の開始の指示が操作部２１を介して入力された場合には、Ｓ１０１における通知を表示部２２による表示によって実行し、指定無ジョブ優先度の設定の処理の開始の指示が通信部２４を介して入力された場合には、Ｓ１０１における通知を通信部２４経由で実行する。

次いで、指定無ジョブ優先度管理部２６ａは、印刷指示プログラムの識別情報と、指定無ジョブ優先度との組み合わせが入力されたと判断するまで、印刷指示プログラムの識別情報と、指定無ジョブ優先度との組み合わせが操作部２１または通信部２４を介して入力されたか否かを判断する（Ｓ１０２）。

指定無ジョブ優先度管理部２６ａは、印刷指示プログラムの識別情報と、指定無ジョブ優先度との組み合わせが入力されたとＳ１０２において判断すると、操作部２１または通信部２４を介して入力された組み合わせのうちの識別情報によって特定される印刷指示プログラムに指定無ジョブ優先度情報２５ｂにおいて対応付けられている指定無ジョブ優先度を、操作部２１または通信部２４を介して入力された組み合わせのうちの指定無ジョブ優先度に変更するように、指定無ジョブ優先度情報２５ｂを更新して（Ｓ１０３）、図５に示す動作を終了する。

次に、印刷の指示を送信する場合のクライアント３０の動作について説明する。

図６は、印刷の指示を送信する場合のクライアント３０の動作のフローチャートである。

クライアント３０の制御部３５は、記憶部３４に記憶されているいずれかの印刷指示プログラムの実行が操作部３１を介して指示されると、この印刷指示プログラムを実行することによって図６に示す動作を実行する。

図６に示すように、制御部３５は、印刷の指示の送信先の画像形成装置のデバイスＩＤや、ＸＪＤＦのＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏｒ）などの各種の情報の入力を利用者に促す通知を表示部３２による表示によって実行する（Ｓ１２１）。

ここで、各種の情報には、印刷の指示によって特定されるジョブの実行の順番に影響する値の指定が含まれることが可能である。制御部３５は、ジョブの実行の順番に影響する値が次の２つの方法のいずれかによって指定されることが可能である。

ジョブの実行の順番に影響する値が指定される１つ目の方法は、ジョブの実行の優先度が指定される方法である。この優先度は、０から１００までの整数で表され、数値が大きいほど、優先の度合いが高い。すなわち、この優先度は、０が一番低く、１００が一番高い。

ジョブの実行の順番に影響する値が指定される２つ目の方法は、直前に実行される既存のジョブ、または、直後に実行される既存のジョブが指定される方法である。制御部３５は、先行するジョブのうち、新たなジョブが挿入される位置の基準となるジョブ（以下「基準ジョブ」という。）のジョブＩＤと、基準ジョブの直前および直後のうち、新たなジョブが挿入される方とが指定される。基準ジョブのジョブＩＤは、例えば、後述の図７および図８に示す動作において画像形成装置から送信されてきたものが使用される。

制御部３５は、Ｓ１２１の処理の後、印刷の指示の送信が指示されたと判断するまで、印刷の指示の送信が操作部３１を介して指示されたか否かを判断する（Ｓ１２２）。なお、制御部３５は、ジョブの実行の順番に影響する値が指定されずに、印刷の指示の送信が操作部３１を介して指示されることも可能である。

制御部３５は、印刷の指示の送信が指示されたとＳ１２２において判断すると、今回実行している印刷指示プログラムの識別情報と、操作部３１を介して入力されたＸＪＤＦのＵＲＬとを含むＸＪＭＦメッセージを生成する（Ｓ１２３）。

次いで、制御部３５は、ジョブの実行の順番に影響する値が指定されたか否かを判断する（Ｓ１２４）。

制御部３５は、ジョブの実行の順番に影響する値が指定されたとＳ１２４において判断すると、ジョブの実行の優先度が指定されたか否かを判断する（Ｓ１２５）。

制御部３５は、ジョブの実行の優先度が指定されたとＳ１２５において判断すると、指定された優先度の数値をＰｒｉｏｒｉｔｙというパラメーターの値として含むように、Ｓ１２３において生成したＸＪＭＦメッセージを更新する（Ｓ１２６）。

制御部３５は、ジョブの実行の優先度が指定されなかったとＳ１２５において判断すると、基準ジョブの直前および直後のいずれに新たなジョブが挿入されることが指定されたかを判断する（Ｓ１２７）。

制御部３５は、基準ジョブの直前に新たなジョブが挿入されることが指定されたとＳ１２７において判断すると、操作部３１を介して指示された基準ジョブのジョブＩＤをＰｒｅｖＱｕｅｕｅＥｎｔｒｙＩＤというパラメーターの値として含むように、Ｓ１２３において生成したＸＪＭＦメッセージを更新する（Ｓ１２８）。

制御部３５は、基準ジョブの直後に新たなジョブが挿入されることが指定されたとＳ１２７において判断すると、操作部３１を介して指示された基準ジョブのジョブＩＤをＮｅｘｔＱｕｅｕｅＥｎｔｒｙＩＤというパラメーターの値として含むように、Ｓ１２３において生成したＸＪＭＦメッセージを更新する（Ｓ１２９）。

制御部３５は、ジョブの実行の順番に影響する値が指定されなかったとＳ１２４において判断するか、Ｓ１２６、Ｓ１２８またはＳ１２９の処理が終了すると、現時点のＸＪＭＦメッセージを、操作部３１を介して入力されたデバイスＩＤで特定される画像形成装置宛てに送信して（Ｓ１３０）、図６に示す動作を終了する。

次に、印刷の指示を受信した場合の画像形成装置２０の動作について説明する。

図７は、印刷の指示を受信した場合の画像形成装置２０の動作の一部のフローチャートである。図８は、図７に示すフローチャートの続きのフローチャートである。

画像形成装置２０のジョブ受付部２６ｂは、印刷の指示を受信することによって、受信した指示に対応するジョブを受け付ける。画像形成装置２０の制御部２６は、印刷の指示を受信すると、図７および図８に示す動作を実行する。

図７および図８に示すように、ＸＪＭＦ分析部２６ｃは、受信した指示に対応するジョブ（以下、図７および図８に示す動作の説明において「対象ジョブ」という。）のＸＪＭＦメッセージを分析する（Ｓ１４１）。ここで、ＸＪＭＦ分析部２６ｃは、対象ジョブのＸＪＭＦメッセージに含まれる、ＸＪＤＦのＵＲＬを特定する。

ジョブ受付部２６ｂは、Ｓ１４１の処理の後、いずれのジョブにも未だ付与していない新規のジョブＩＤを対象ジョブに付与して（Ｓ１４２）、ジョブリスト２５ｃに対象ジョブを追加する（Ｓ１４３）。

ＸＪＤＦ取得部２６ｄは、Ｓ１４３の処理の後、Ｓ１４１において特定したＵＲＬからＸＪＤＦを取得する（Ｓ１４４）。ここで、Ｓ１４４において取得されるＸＪＤＦには、例えばＰＤＦ（Ｐｏｒｔａｂｌｅ Ｄｏｃｕｍｅｎｔ Ｆｏｒｍａｔ）ファイルなどの印刷データのＵＲＬが含まれている。

ＸＪＤＦ分析部２６ｅは、Ｓ１４４の処理の後、Ｓ１４４において取得したＸＪＤＦを分析する（Ｓ１４５）。ここで、ＸＪＤＦ分析部２６ｅは、Ｓ１４４において取得したＸＪＤＦに含まれる、印刷データのＵＲＬを特定する。

印刷データ取得部２６ｆは、Ｓ１４５の処理の後、Ｓ１４５において特定したＵＲＬから印刷データを取得する（Ｓ１４６）。

印刷データ取得部２６ｆは、Ｓ１４６の処理の後、Ｓ１４６において取得した印刷データを対象ジョブに関連付ける（Ｓ１４７）。

次いで、順番決定部２６ｇは、対象ジョブが指定無ジョブであるか否かを判断する（Ｓ１４８）。ここで、順番決定部２６ｇは、対象ジョブのＸＪＭＦメッセージにＰｒｉｏｒｉｔｙ、ＰｒｅｖＱｕｅｕｅＥｎｔｒｙＩＤおよびＮｅｘｔＱｕｅｕｅＥｎｔｒｙＩＤのいずれのパラメーターの値も含まれていない場合、対象ジョブが指定無ジョブであると判断する。一方、順番決定部２６ｇは、対象ジョブのＸＪＭＦメッセージにＰｒｉｏｒｉｔｙ、ＰｒｅｖＱｕｅｕｅＥｎｔｒｙＩＤおよびＮｅｘｔＱｕｅｕｅＥｎｔｒｙＩＤのいずれかのパラメーターの値が含まれている場合、対象ジョブが指定無ジョブではないと判断する。

順番決定部２６ｇは、対象ジョブが指定無ジョブであるとＳ１４８において判断すると、対象ジョブのＸＪＭＦメッセージに含まれる識別情報によって特定される印刷指示プログラムに対して指定無ジョブ優先度情報２５ｂに示されている指定無ジョブ優先度を第１の優先度として対象ジョブに付与する（Ｓ１４９）。

順番決定部２６ｇは、対象ジョブが指定無ジョブではないとＳ１４８において判断すると、対象ジョブのＸＪＭＦメッセージにＰｒｉｏｒｉｔｙパラメーターの値が含まれているか否かを判断する（Ｓ１５０）。

順番決定部２６ｇは、対象ジョブのＸＪＭＦメッセージにＰｒｉｏｒｉｔｙパラメーターの値が含まれているとＳ１５０において判断すると、この値を第１の優先度として対象ジョブに付与する（Ｓ１５１）。

順番決定部２６ｇは、Ｓ１４９またはＳ１５１の処理の後、第１の優先度が対象ジョブと同一であるジョブが対象ジョブ以外にジョブリスト２５ｃに存在するか否かを判断する（Ｓ１５２）。

順番決定部２６ｇは、第１の優先度が対象ジョブと同一であるジョブが対象ジョブ以外にジョブリスト２５ｃに存在しないとＳ１５２において判断すると、対象ジョブに第２の優先度として１を付与する（Ｓ１５３）。

順番決定部２６ｇは、第１の優先度が対象ジョブと同一であるジョブが対象ジョブ以外にジョブリスト２５ｃに存在するとＳ１５２において判断すると、ジョブリスト２５ｃに存在する、第１の優先度が対象ジョブと同一であるジョブの最大の第２の優先度を特定し（Ｓ１５４）、Ｓ１５４において特定した第２の優先度の数値に１を加算した数値を第２の優先度として対象ジョブに付与する（Ｓ１５５）。

順番決定部２６ｇは、対象ジョブのＸＪＭＦメッセージにＰｒｉｏｒｉｔｙパラメーターの値が含まれていないとＳ１５０において判断すると、対象ジョブのＸＪＭＦメッセージにＰｒｅｖＱｕｅｕｅＥｎｔｒｙＩＤパラメーターおよびＮｅｘｔＱｕｅｕｅＥｎｔｒｙＩＤパラメーターのいずれの値が含まれているかを判断する（Ｓ１５６）。

順番決定部２６ｇは、対象ジョブのＸＪＭＦメッセージにＰｒｅｖＱｕｅｕｅＥｎｔｒｙＩＤパラメーターの値が含まれているとＳ１５６において判断すると、ＰｒｅｖＱｕｅｕｅＥｎｔｒｙＩＤの値であるジョブＩＤによって特定されるジョブに対してジョブリスト２５ｃに示されている第１の優先度および第２の優先度を特定し（Ｓ１５７）、Ｓ１５７において特定した第１の優先度および第２の優先度と同一の第１の優先度および第２の優先度を対象ジョブに付与する（Ｓ１５８）。

順番決定部２６ｇは、対象ジョブのＸＪＭＦメッセージにＮｅｘｔＱｕｅｕｅＥｎｔｒｙＩＤパラメーターの値が含まれているとＳ１５６において判断すると、ＮｅｘｔＱｕｅｕｅＥｎｔｒｙＩＤの値であるジョブＩＤによって特定されるジョブに対してジョブリスト２５ｃに示されている第１の優先度および第２の優先度を特定し（Ｓ１５９）、Ｓ１５９において特定した値を第１の優先度として対象ジョブに付与し（Ｓ１６０）、Ｓ１５９において特定した第２の優先度の数値に１を加算した数値を第２の優先度として対象ジョブに付与する（Ｓ１６１）。

次いで、順番決定部２６ｇは、ジョブリスト２５ｃに存在する、第１の優先度が対象ジョブと同一である、対象ジョブ以外のジョブのうち、第２の優先度の数値が対象ジョブ以上であるジョブが存在するか否かを判断する（Ｓ１６２）。

順番決定部２６ｇは、Ｓ１５８の処理が終了するか、ジョブリスト２５ｃに存在する、第１の優先度が対象ジョブと同一である、対象ジョブ以外のジョブのうち、第２の優先度の数値が対象ジョブ以上であるジョブが存在するとＳ１６２において判断すると、ジョブリスト２５ｃに存在する、第１の優先度が対象ジョブと同一である、対象ジョブ以外のジョブのうち、第２の優先度の数値が対象ジョブ以上であるジョブの第２の優先度を１ずつ加算する（Ｓ１６３）。

ジョブ受付部２６ｂは、Ｓ１５３またはＳ１５５の処理が終了するか、ジョブリスト２５ｃに存在する、第１の優先度が対象ジョブと同一である、対象ジョブ以外のジョブのうち、第２の優先度の数値が対象ジョブ以上であるジョブが存在しないとＳ１６２において判断するか、Ｓ１６３の処理が終了すると、Ｓ１４２において付与したジョブＩＤを印刷の指示の送信元宛てに送信して（Ｓ１６４）、図７および図８に示す動作を終了する。

以下、ジョブリスト２５ｃに含まれるジョブの変化の例について説明する。

図９（ａ）は、指定無ジョブ優先度が０である場合のジョブリスト２５ｃに含まれるジョブの一例を示す図である。図９（ｂ）は、図９（ａ）に示す状態から新たなジョブが追加された場合のジョブリスト２５ｃに含まれるジョブの一例を示す図である。図９（ｃ）は、図９（ｂ）に示す状態から新たなジョブが追加された場合のジョブリスト２５ｃに含まれるジョブの一例を示す図である。図１０（ａ）は、図９（ｃ）に示す状態から新たなジョブが追加された場合のジョブリスト２５ｃに含まれるジョブの一例を示す図である。図１０（ｂ）は、図１０（ａ）に示す状態から新たなジョブが追加された場合のジョブリスト２５ｃに含まれるジョブの一例を示す図である。図１０（ｃ）は、図１０（ｂ）に示す状態から新たなジョブが追加された場合のジョブリスト２５ｃに含まれるジョブの一例を示す図である。

なお、ジョブリスト２５ｃには、図９および図１０に示す「印刷の順番」という情報は含まれていない。図９および図１０において、「印刷の順番」は、理解の容易化のために示している。

指定無ジョブ優先度が０である場合に、ジョブリスト２５ｃにジョブが含まれていないとき、画像形成装置２０の制御部２６は、指定無ジョブに対応する印刷の指示を受信すると、受信した指示に対応する対象ジョブにジョブＩＤとして例えば１を付与して（Ｓ１４２）、対象ジョブをジョブリスト２５ｃに追加した後（Ｓ１４３）、指定無ジョブ優先度である０を第１の優先度として対象ジョブに付与し（Ｓ１４９）、第２の優先度として１を対象ジョブに付与する（Ｓ１５３）。次いで、制御部２６は、指定無ジョブに対応する印刷の指示を受信すると、受信した指示に対応する対象ジョブにジョブＩＤとして例えば２を付与して（Ｓ１４２）、対象ジョブをジョブリスト２５ｃに追加した後（Ｓ１４３）、指定無ジョブ優先度である０を第１の優先度として対象ジョブに付与し（Ｓ１４９）、第２の優先度として２を対象ジョブに付与する（Ｓ１５５）。次いで、制御部２６は、指定無ジョブに対応する印刷の指示を受信すると、受信した指示に対応する対象ジョブにジョブＩＤとして例えば３を付与して（Ｓ１４２）、対象ジョブをジョブリスト２５ｃに追加した後（Ｓ１４３）、指定無ジョブ優先度である０を第１の優先度として対象ジョブに付与し（Ｓ１４９）、第２の優先度として３を対象ジョブに付与する（Ｓ１５５）。以上の動作の終了の時点で、ジョブリスト２５ｃに含まれるジョブは、図９（ａ）に示す状態になる。

制御部２６は、ジョブリスト２５ｃに含まれるジョブが図９（ａ）に示す状態である場合に、Ｐｒｉｏｒｉｔｙパラメーターの値として１０が含まれるＸＪＭＦメッセージで印刷の指示を受信すると、受信した指示に対応する対象ジョブにジョブＩＤとして例えば４を付与して（Ｓ１４２）、対象ジョブをジョブリスト２５ｃに追加した後（Ｓ１４３）、Ｐｒｉｏｒｉｔｙパラメーターの値である１０を第１の優先度として対象ジョブに付与し（Ｓ１５１）、第２の優先度として１を対象ジョブに付与する（Ｓ１５３）。以上の動作の終了の時点で、ジョブリスト２５ｃに含まれるジョブは、図９（ｂ）に示す状態になる。

制御部２６は、ジョブリスト２５ｃに含まれるジョブが図９（ｂ）に示す状態である場合に、Ｐｒｉｏｒｉｔｙパラメーターの値として５が含まれるＸＪＭＦメッセージで印刷の指示を受信すると、受信した指示に対応する対象ジョブにジョブＩＤとして例えば５を付与して（Ｓ１４２）、対象ジョブをジョブリスト２５ｃに追加した後（Ｓ１４３）、Ｐｒｉｏｒｉｔｙパラメーターの値である５を第１の優先度として対象ジョブに付与し（Ｓ１５１）、第２の優先度として１を対象ジョブに付与する（Ｓ１５３）。以上の動作の終了の時点で、ジョブリスト２５ｃに含まれるジョブは、図９（ｃ）に示す状態になる。

制御部２６は、ジョブリスト２５ｃに含まれるジョブが図９（ｃ）に示す状態である場合に、Ｐｒｉｏｒｉｔｙパラメーターの値として１０が含まれるＸＪＭＦメッセージで印刷の指示を受信すると、受信した指示に対応する対象ジョブにジョブＩＤとして例えば６を付与して（Ｓ１４２）、対象ジョブをジョブリスト２５ｃに追加した後（Ｓ１４３）、Ｐｒｉｏｒｉｔｙパラメーターの値である１０を第１の優先度として対象ジョブに付与し（Ｓ１５１）、第２の優先度として２を対象ジョブに付与する（Ｓ１５５）。以上の動作の終了の時点で、ジョブリスト２５ｃに含まれるジョブは、図１０（ａ）に示す状態になる。

制御部２６は、ジョブリスト２５ｃに含まれるジョブが図１０（ａ）に示す状態である場合に、ＮｅｘｔＱｕｅｕｅＥｎｔｒｙＩＤパラメーターの値として５が含まれるＸＪＭＦメッセージで印刷の指示を受信すると、受信した指示に対応する対象ジョブにジョブＩＤとして例えば７を付与して（Ｓ１４２）、対象ジョブをジョブリスト２５ｃに追加した後（Ｓ１４３）、ジョブＩＤが５であるジョブの第１の優先度である５を第１の優先度として対象ジョブに付与し（Ｓ１６０）、対象ジョブに第２の優先度として２を付与する（Ｓ１６１）。以上の動作の終了の時点で、ジョブリスト２５ｃに含まれるジョブは、図１０（ｂ）に示す状態になる。

制御部２６は、ジョブリスト２５ｃに含まれるジョブが図１０（ｂ）に示す状態である場合に、ＰｒｅｖＱｕｅｕｅＥｎｔｒｙＩＤパラメーターの値として５が含まれるＸＪＭＦメッセージで印刷の指示を受信すると、受信した指示に対応する対象ジョブにジョブＩＤとして例えば８を付与して（Ｓ１４２）、対象ジョブをジョブリスト２５ｃに追加した後（Ｓ１４３）、ジョブＩＤが５であるジョブの第１の優先度、第２の優先度である５、１をそれぞれ第１の優先度、第２の優先度として対象ジョブに付与し（Ｓ１５８）、第１の優先度が対象ジョブと同一の５である、対象ジョブ以外のジョブのうち、第２の優先度の数値が対象ジョブの１以上であるジョブの第２の優先度を１ずつ加算する（Ｓ１６３）。以上の動作の終了の時点で、ジョブリスト２５ｃに含まれるジョブは、図１０（ｃ）に示す状態になる。

図１１（ａ）は、指定無ジョブ優先度が５０である場合のジョブリスト２５ｃに含まれるジョブの一例を示す図である。図１１（ｂ）は、図１１（ａ）に示す状態から新たなジョブが追加された場合のジョブリスト２５ｃに含まれるジョブの一例を示す図である。

なお、ジョブリスト２５ｃには、図１１に示す「印刷の順番」という情報は含まれていない。図１１において、「印刷の順番」は、理解の容易化のために示している。

指定無ジョブ優先度が５０である場合に、ジョブリスト２５ｃにジョブが含まれていないとき、画像形成装置２０の制御部２６は、指定無ジョブに対応する印刷の指示を受信すると、受信した指示に対応する対象ジョブにジョブＩＤとして例えば１を付与して（Ｓ１４２）、対象ジョブをジョブリスト２５ｃに追加した後（Ｓ１４３）、指定無ジョブ優先度である５０を第１の優先度として対象ジョブに付与し（Ｓ１４９）、第２の優先度として１を対象ジョブに付与する（Ｓ１５３）。次いで、制御部２６は、指定無ジョブに対応する印刷の指示を受信すると、受信した指示に対応する対象ジョブにジョブＩＤとして例えば２を付与して（Ｓ１４２）、対象ジョブをジョブリスト２５ｃに追加した後（Ｓ１４３）、指定無ジョブ優先度である５０を第１の優先度として対象ジョブに付与し（Ｓ１４９）、第２の優先度として２を対象ジョブに付与する（Ｓ１５５）。次いで、制御部２６は、指定無ジョブに対応する印刷の指示を受信すると、受信した指示に対応する対象ジョブにジョブＩＤとして例えば３を付与して（Ｓ１４２）、対象ジョブをジョブリスト２５ｃに追加した後（Ｓ１４３）、指定無ジョブ優先度である５０を第１の優先度として対象ジョブに付与し（Ｓ１４９）、第２の優先度として３を対象ジョブに付与する（Ｓ１５５）。以上の動作の終了の時点で、ジョブリスト２５ｃに含まれるジョブは、図１１（ａ）に示す状態になる。

制御部２６は、ジョブリスト２５ｃに含まれるジョブが図１１（ａ）に示す状態である場合に、Ｐｒｉｏｒｉｔｙパラメーターの値として１０が含まれるＸＪＭＦメッセージで印刷の指示を受信すると、受信した指示に対応する対象ジョブにジョブＩＤとして例えば４を付与して（Ｓ１４２）、対象ジョブをジョブリスト２５ｃに追加した後（Ｓ１４３）、Ｐｒｉｏｒｉｔｙパラメーターの値である１０を第１の優先度として対象ジョブに付与し（Ｓ１５１）、第２の優先度として１を対象ジョブに付与する（Ｓ１５３）。以上の動作の終了の時点で、ジョブリスト２５ｃに含まれるジョブは、図１１（ｂ）に示す状態になる。

次に、印刷を実行する場合の画像形成装置２０の動作について説明する。

図１２は、印刷を実行する場合の画像形成装置２０の動作のフローチャートである。

画像形成装置２０のジョブ実行部２６ｈは、ジョブリスト２５ｃにジョブが存在する場合、図１２に示す動作を実行する。

図１２に示すように、ジョブ実行部２６ｈは、ジョブリスト２５ｃに存在するジョブのうち、第１の優先度の数値が最も大きく、第２の優先度の数値が最も小さいジョブのみを対象にする（Ｓ１８１）。

次いで、ジョブ実行部２６ｈは、現在の対象のジョブの印刷を実行する（Ｓ１８２）。ここで、ジョブ実行部２６ｈは、現在の対象のジョブに対してＳ１４７において関連付けられた印刷データを使用する。

ジョブ実行部２６ｈは、Ｓ１８２の処理の後、現在の対象のジョブをジョブリスト２５ｃから削除する（Ｓ１８３）。

次いで、ジョブ実行部２６ｈは、第１の優先度が現在の対象のジョブと同一であったジョブが現在の対象のジョブ以外にジョブリスト２５ｃに存在するか否かを判断する（Ｓ１８４）。

ジョブ実行部２６ｈは、第１の優先度が現在の対象のジョブと同一であったジョブが現在の対象のジョブ以外にジョブリスト２５ｃに存在するとＳ１８４において判断すると、第１の優先度が現在の対象のジョブと同一であった、現在の対象のジョブ以外のジョブの第２の優先度を１ずつ減算する（Ｓ１８５）。

ジョブ実行部２６ｈは、第１の優先度が現在の対象のジョブと同一であったジョブが現在の対象のジョブ以外にジョブリスト２５ｃに存在しないとＳ１８４において判断するか、Ｓ１８５の処理が終了すると、現在の対象のジョブの印刷の終了を現在の対象のジョブの印刷の指示の送信元に通知する（Ｓ１８６）。

次いで、ジョブ実行部２６ｈは、ジョブリスト２５ｃにジョブが存在するか否かを判断する（Ｓ１８７）。

ジョブ実行部２６ｈは、ジョブリスト２５ｃにジョブが存在するとＳ１８７において判断すると、Ｓ１８１の処理を実行する。

ジョブ実行部２６ｈは、ジョブリスト２５ｃにジョブが存在しないとＳ１８７において判断すると、図１２に示す動作を終了する。

以上に説明したように、画像形成装置２０は、実行の優先度が指定された優先度指定ジョブと、実行の順番に影響する値が指定されなかった指定無ジョブとを受け付け可能であり、優先度指定ジョブにおいて指定されている優先度に基づいてこの優先度指定ジョブの実行の順番を決定する（Ｓ１５１、Ｓ１５３およびＳ１５５）とともに、指定無ジョブの実行の優先度である指定無ジョブ優先度に基づいて指定無ジョブの実行の順番を決定し（Ｓ１４９、Ｓ１５３およびＳ１５５）、指定無ジョブ優先度の指定を受け付け可能である（Ｓ１０１〜Ｓ１０３）ので、優先度指定ジョブの実行の優先度が利用者によって指定無ジョブ優先度より低く指定されることによって、優先的に実行される必要がない優先度指定ジョブの実行の順番が積極的に後にされることが可能である。したがって、画像形成装置２０は、優先度指定ジョブと、指定無ジョブとが混在する場合に、利用者の好みに応じた順番でジョブを実行することができる。

画像形成装置２０は、直前に実行される既存のジョブと、直後に実行される既存のジョブとの少なくとも一方が指定される場合に、ジョブの実行の優先度が指定される場合と比較して、ジョブの実行の順番が高精度に指定されることができる。

なお、ＸＪＭＦメッセージに含まれる、ＸＪＤＦのＵＲＬは、クライアント３０内の場所を指していても良い。同様に、ＸＪＤＦに含まれる、印刷データのＵＲＬは、クライアント３０内の場所を指していても良い。

２０ 画像形成装置
２５ａ 画像形成プログラム
２５ｂ 指定無ジョブ優先度情報（指定無ジョブ優先度を示す情報）
２５ｃ ジョブリスト（ジョブのリスト）
２６ａ 指定無ジョブ優先度管理部
２６ｂ ジョブ受付部
２６ｇ 順番決定部
２６ｈ ジョブ実行部

Claims (3)

1. 印刷のジョブを受け付けるジョブ受付部と、
   前記ジョブ受付部によって受け付けられた前記ジョブの実行の順番を決定する順番決定部と、
   前記ジョブ受付部によって受け付けられた前記ジョブを、前記順番決定部によって決定された前記順番で実行するジョブ実行部と、
   前記順番に影響する値が指定されなかった前記ジョブとしての指定無ジョブの実行の優先度としての指定無ジョブ優先度を管理する指定無ジョブ優先度管理部と
   を備え、
   前記ジョブ受付部は、実行の優先度が前記値として指定された前記ジョブとしての優先度指定ジョブと、前記指定無ジョブとを受け付け可能であり、
   前記順番決定部は、前記優先度指定ジョブにおいて指定されている前記優先度に基づいてこの優先度指定ジョブの前記順番を決定するとともに、前記指定無ジョブ優先度管理部によって管理されている前記指定無ジョブ優先度に基づいて前記指定無ジョブの前記順番を決定し、
   前記指定無ジョブ優先度管理部は、前記指定無ジョブ優先度の指定を受け付け可能であることを特徴とする画像形成装置。
2. 前記ジョブ受付部は、直前に実行される既存の前記ジョブと、直後に実行される既存の前記ジョブとの少なくとも一方が前記値として指定された前記ジョブとしての隣接ジョブ指定ジョブを受け付け可能であり、
   前記順番決定部は、前記隣接ジョブ指定ジョブにおいて指定されている前記既存のジョブの前記順番に基づいてこの隣接ジョブ指定ジョブの前記順番を決定することを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
3. 印刷のジョブを受け付けるジョブ受付部と、
   前記ジョブ受付部によって受け付けられた前記ジョブの実行の順番を決定する順番決定部と、
   前記ジョブ受付部によって受け付けられた前記ジョブを、前記順番決定部によって決定された前記順番で実行するジョブ実行部と、
   前記順番に影響する値が指定されなかった前記ジョブとしての指定無ジョブの実行の優先度としての指定無ジョブ優先度を管理する指定無ジョブ優先度管理部と
   を画像形成装置に実現させ、
   前記ジョブ受付部は、実行の優先度が前記値として指定された前記ジョブとしての優先度指定ジョブと、前記指定無ジョブとを受け付け可能であり、
   前記順番決定部は、前記優先度指定ジョブにおいて指定されている前記優先度に基づいてこの優先度指定ジョブの前記順番を決定するとともに、前記指定無ジョブ優先度管理部によって管理されている前記指定無ジョブ優先度に基づいて前記指定無ジョブの前記順番を決定し、
   前記指定無ジョブ優先度管理部は、前記指定無ジョブ優先度の指定を受け付け可能であることを特徴とする画像形成プログラム。

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