JPH10320156A - 多機能印刷システム - Google Patents

多機能印刷システム

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JPH10320156A
JPH10320156A JP10098822A JP9882298A JPH10320156A JP H10320156 A JPH10320156 A JP H10320156A JP 10098822 A JP10098822 A JP 10098822A JP 9882298 A JP9882298 A JP 9882298A JP H10320156 A JPH10320156 A JP H10320156A
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jobs
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JP10098822A
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English (en)
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L Salgado David
エル サルガド デヴィッド
W Dawton John
ダブリュ ドートン ジョン
D Robinson Norman Jr
ディー ロビンソン ジュニア ノーマン
F Scrainar Steven
エフ スクライナー スティーブン
Cynthia A Smith
エイ スミス シンシア
S Beck Holy
エス ベック ホリー
Donald J Gusmano
ジェイ ガスマノ ドナルド
D Deebus Jeffrey
ディ ディーブス ジェフリー
J Back Kenneth
ジェイ バック ケネス
W Kassmann Gary
ダブリュ カスマン ゲィリー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多機能印刷システムにおける柔軟なジョブ処
理順序管理を実現する。 【解決手段】 多機能印刷システムのキューには、第1
のサービスにより生成された第1のジョブと、第2のサ
ービスにより生成された第2のジョブが挿入されてい
る。第1のジョブには第1の優先度が、第2のジョブに
は第2の優先度が付与されている。第1のジョブと第2
のジョブは、各々に付与された優先度に従って処理され
る。予めジョブのタイプ(このタイプは、そのジョブを
生成したサービスの種類から決めることもできる)間の
優先順位関係が定められており、この優先順位関係に従
ってジョブに優先度が付与される。例えば、キュー内の
ジョブA、ジョブBには、それぞれジョブのタイプに応
じて30、10などと優先度が付与され、印刷出力装置
はキュー内の各ジョブを優先度の高い順に処理してい
く。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には1つ又
は複数のキューを有する多機能印刷システムに関し、特
に、1又は複数のジョブの1又は複数のキューへの挿入
処理の管理のためにそれらジョブの生成元に基づきそれ
らジョブに優先順位を付ける処理と、ジョブがプログラ
ムされたルールの集合に従って処理されることと、との
両方を考慮した競合管理スキームに関する。
【0002】
【従来の技術】プリントキューの概念は、様々なデジタ
ル複製システムの動作において重要なものである。例え
ば、ガウロンスキ他(Gauronski et al.)による199
3年4月27日発行の米国特許5,206,735号
(以下、735特許と呼ぶ)には、適切なキュー管理に
より、現在印刷処理中のジョブに、割込ジョブを割り込
ませることができることが開示されている。
【0003】この735特許を特に参照すれば、ある特
定のジョブが、大容量メモリから取得され、「ジョブフ
ァイル」として、キューの中の現在処理中のジョブに関
係した「論理ポイント」に挿入される。印刷処理がその
特定のジョブの挿入された論理ポイントに到達すると、
その時処理中のジョブが中断され、その特定のジョブが
処理される。その特定のジョブの処理が完了すると、中
断されたジョブの処理が再開される。
【0004】735特許に開示されたキューは、通常の
場合、特定の(すなわち割込の)ジョブがキューに挿入
された場合を除き、先入れ先出し(“FIFO”)方式
で管理される。735特許に例示された実施例では、割
込ジョブは、割込ジョブが現に印刷処理中の場合を除
き、上述のキューに挿入される。1番目の割込ジョブが
印刷処理中の場合、2番目の割込ジョブは、処理中の割
込ジョブの後の順番になる。本質的に、現に処理中の割
込ジョブに優先権が与えられる。1番目の割込ジョブに
2番目の割込ジョブを割り込ませることに関する事項
は、ハンセン(Hansen)による1996年7月9日発行
の米国特許5,535,009号に書かれている。
【0005】735特許のキュー管理方式は、多機能印
刷システムで用いるのに最適ではない。なぜなら、その
方式はキュー管理のためのジョブタイプの識別を行って
いないからである。したがって、よくある多くの例にお
いて、プリントジョブをコピージョブより優先させるこ
とはできないし、その逆もできない。多機能印刷システ
ムでの使用に特に適したシステムは、パラダイス他(Pa
radise et al.)による1990年8月7日発行の米国
特許4,947,345号(345特許と呼ぶ)、特願
昭58−152821号(1983年8月22日公開)
に開示されている。
【0006】なお、多機能印刷システムは、デジタルス
キャナ及びデジタルプリンタを組み合わせることによ
り、プリンタ、コピー機、ファクシミリ装置などの機能
を併せ持つようにしたシステムであり、デジタル複合
機、マルチファンクション機とも呼ばれる。
【0007】345特許では、第1のキューがコピージ
ョブ及びプリントジョブの格納のために用いられ、第2
のキューが、第1のキューと通信しつつ、第1のキュー
と並列的にファクシミリ(FAX:ファクス)ジョブの
格納のために用いられる。予め定められた数のファクス
ジョブが第2のキューに格納されると、それら格納され
たジョブは、第1のキューのジョブ群の先頭に入れら
れ、それらファクスジョブは、その時キューに格納され
ているコピージョブ、プリントジョブの前に印刷され
る。
【0008】345特許のキュー管理スキームは、ジョ
ブ識別を行っているものの、それは限られたものでしか
ない。例えば、ファクスキューはコピー/プリントキュ
ーに対して優先的な扱いを受けることができ、その結果
ファクスジョブはコピージョブ又はプリントジョブの前
に印刷されることが可能である。しかし、コピージョブ
やプリントジョブを優先的に扱うための仕組みは示され
ていない。ビューデト他(Beaudet et al.)による19
96年4月23日発行の米国特許5,511,150号
は、プリントジョブに対するコピージョブの優先的な扱
いを行っているが、それは上記各先行技術で議論されて
いるキューを用いる場合のものではない。また、345
特許の手法では、多くのFAXジョブに対しコピー/プ
リントジョブよりも優先的な待遇が与えられた場合に
は、コピージョブ又はプリントジョブを、コピー/プリ
ントキューの中に「貼り付ける(固定する)」ことがで
きる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本質的に、345特許
は、限定された目的のために為されたものであり、能力
や利用法が加速度的に増えつつある多機能印刷システム
に必要な、柔軟なキュー管理の手法を示していない。様
々なユーザの個々のニーズとそれらユーザが要求する様
々な種類の利用形態とを両立させうる広範囲のキュー管
理が可能な多機能印刷システムが求められている。ま
た、多機能印刷システムが出くわすであろうすべての種
類のジョブについて適切なスループットを約束するキュ
ー管理システムが要望されている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多機能印刷
システムは、第1のサービスにより生成されかつ第1の
サービスに応じた第1の優先度を有する第1のジョブ
と、第2のサービスにより生成されかつ第2のサービス
に応じた第2の優先度を有する第2のジョブと、を所定
の順序に従って記憶するキューを含むメモリを有する多
機能印刷システムであって、前記メモリ内に格納され、
1つのモードとして前記第2の優先度が前記第1の優先
度より優位になるようジョブ優先度の順序関係が設定さ
れたリストと、前記メモリと情報のやり取りを行い、前
記第1のジョブの一部を読み出してその優先度を求め、
求められた第1のジョブの優先度に応じて前記第1のジ
ョブを前記キュー内の第1の位置に挿入し、この後前記
第2のジョブの一部を読み出してその優先度を決定し、
求められた前記第1のジョブ及び第2のジョブの優先度
に応じて前記第2のジョブを前記キュー内の第2の位置
に挿入するコントローラと、前記リストに設定されたジ
ョブ優先度の順序関係に基づき、前記第2のジョブを前
記第1のジョブより先に印刷するプリントエンジンと、
を有する。
【0011】すなわち本発明では、ジョブ優先度の順位
関係をリストに設定し、入力されたジョブから当該ジョ
ブの優先度の情報を取得した上でキューに挿入する。キ
ュー内に保持されたジョブを処理する際には、各ジョブ
のうち、リストに設定された順位関係において最も優位
な優先度を持つジョブを取り出して処理する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
【0013】図1には、本発明の好適な実施形態に適し
たタイプのデジタルコピーシステムが示される。図示の
ように、デジタルコピーシステムは、ドキュメントフィ
ーダ1と操作パネル2を備える。操作パネル2は、表示
機能を備える。ユーザが操作パネル2上で操作条件を入
力すると、ドキュメントフィーダ1は、セットされた文
書を画像読み取り装置3上の所定の読み取り位置まで移
送し、その文書の読み取りが終わると、その文書を読み
取り位置から運び去る。画像読み取り装置3は、読み取
り位置まで運ばれてきた文書に光を照射する。このとき
の文書からの反射光が、CCD(電荷結合素子)イメー
ジセンサなどの固体撮像デバイスにより、電気的な信
号、すなわち画像信号、に変換される。画像形成装置4
は、その画像信号が表す画像を、普通紙あるいは感熱紙
上に、電子写真方式、感熱式、熱転写式、インクジェッ
ト方式などの従来方式で形成する。
【0014】用紙が複数の用紙カセット7のいずれかか
ら画像形成装置4に供給されると、画像形成装置4は、
その用紙の片面に画像形成(すなわち印刷)を行う。両
面コピーユニット5は、片面が印刷された用紙を裏返
し、改めて画像形成装置4に供給する。この結果、用紙
のもう一方の面にも画像が形成され、両面コピー(両面
印刷)が完了する。両面コピーユニット5は、従来より
慣例的に、用紙の再供給を即座に行うように設計される
か、あるいは積み重ねられた複数の用紙を下から上に順
番に再供給するように設計されている。両面コピーされ
た用紙は、画像形成装置4から排出され、ページの順番
に従って、出力装置(ソーター)6にソートして出力さ
れる。
【0015】複数のアプリケーション8(一般にデジタ
ルコピーシステムに備えられる)は、デジタルコピーシ
ステムに組み込まれた資源であるドキュメントフィーダ
1、操作パネル2、画像読み取り装置3、画像形成装置
4、両面コピーユニット5、出力装置6、用紙カセット
7を共用する。アプリケーションには、コピー機アプリ
ケーション、プリンタ(IOT:Image Output Termina
l:画像出力ターミナル)アプリケーション、ファクシ
ミリ(FAX)アプリケーションなどの様々なものが含
まれる。また、デジタルコピーシステムは、周知のネッ
トワーク接続手段9により、ネットワークに接続されて
いる。
【0016】図2には、ネットワーク向けの多機能印刷
システム10が示されている。印刷システム10は、ネ
ットワークサービスモジュール14に機能的に接続され
た印刷装置12を含む。印刷装置12は、電子的サブシ
ステムとしてビデオコントロールモジュール(VCM)
16を含む。VCM16は、スキャナ18及びプリンタ
20と情報のやり取りを行う。例えば、VCM16は、
デジタルコピーにおいて、スキャナ及びプリンタの動作
を調整する。なお、VCM16の詳細については、後に
改めて説明する。デジタルコピーにおいて、スキャナ1
8(IIT(Image Input Terminal:画像入力ターミナ
ル)とも呼ばれる)は、例えばCCDフルウィドス(fu
ll width)アレイ(最大用紙サイズと同幅のアレイ)を
用いて元の文書の画像を読み取り、この結果取得したア
ナログビデオ信号をデジタル信号に変換する。すると、
スキャナ18に接続された画像処理部22(図3参照)
は、信号補正等を実行し、補正された信号をバイナリ信
号等の多段階信号に変換し、その多段階信号を圧縮し、
その多段階信号を電子的プレコレーション(electronic
precollation:EPCと略す)メモリ24に格納す
る。
【0017】図2に戻ると、プリンタ20(IOT:Im
age Output Terminalとも呼ばれる)は、好適にはゼロ
グラフィーを用いたプリントエンジンを有する。このプ
リントエンジンは、例えば、図示しないマルチピッチの
ベルトを有する。マルチピッチベルトは、同期式ソース
(例えばレーザーラスター出力スキャニングデバイス)
や非同期式ソース(例えばLEDプリントバー)等の画
像形成ソース(源)によって書かれる。印刷処理におい
ては、多段階の画像データがEPCメモリ24(図3)
から読み出され、この画像データに従って画像形成ソー
スがオン・オフされる。この結果、感光体上に潜像が形
成される。次に、その潜像は、例えばハイブリッドジャ
ンピング現像法(hybrid jumping development techniq
ue)などにより現像され、印刷媒体シートに転写され
る。転写結果を溶融定着させて印刷結果が生成される
と、その印刷結果は、両面印刷のために裏返されるか、
あるいは単にそのまま出力される。本発明の属する技術
分野において通常の知識を有する者(当業者と呼ぶ)な
らば、プリンタを、本実施形態が依拠するコンセプトを
変更することなく、ゼログラフィープリントエンジン以
外の形式に変更可能なことが容易に理解できるであろ
う。例えば、印刷システム10は、サーマルインクジェ
ットプリンタやイオノグラフィック(ionografic)プリ
ンタを用いて構成することもできる。
【0018】特に図3を参照して、VCM16について
更に詳しく説明する。VCM16は、ビデオバス(「V
バス」と呼ぶ)28を有し、このVバス28により、様
々な入出力機構、データ転送機構、記憶機構などが信号
のやり取りを行う。例えば好適には、Vバス28には、
高速で、64ビットに拡張可能な、32ビットデータバ
ースト転送方式のバスを用いることができる。32ビッ
ト構成によれば、約60メガバイト毎秒の最大帯域幅を
実現することができる。例えば、Vバスの帯域幅は、1
00メガバイト毎秒までにすることもできる。
【0019】VCM16の記憶機構は、EPCメモリ部
30と大容量メモリ部32を含んでいる。EPCメモリ
部30はEPCメモリ24を含み、そのEPCメモリ2
4はDRAMコントローラ33を介してVバス28に接
続されている。EPCメモリ28は、好適にはDRAM
であり、2つの高密度32ビットSIMMモジュールを
用いて64Mバイトまで拡張可能である。大容量メモリ
部32は、Vバス転送モジュール36Aを介してVバス
28に接続されたSCSIハードドライブデバイス34
を含む。ワークステーションなどの他の装置も、適切な
インタフェースとSCSIケーブルを用いることによ
り、転送モジュール36Aを介してVバス28に接続す
ることができる。
【0020】図4を参照して、Vバス転送モジュール3
6の構成について更に詳細に説明する。図4に示された
転送モジュール36は、パケットバッファ38、Vバス
インタフェース40、及びDMA転送ユニット42を備
えている。転送モジュール36は、“VHSIC”ハー
ドウエア記述言語(VHDL:VHSIC Hardware Descrip
tion Language)を用いて設計され、画像データのパケ
ットをVバスに沿って比較的高い転送レートで転送する
ことを可能とするものであり、プログラム可能に構成さ
れている。特に、パケットバッファ38は、セグメント
又はパケットをVバス28の使用可能な帯域幅に合わせ
て変更できるよう、プログラムすることができる。例え
ば、パケットバッファは、64バイトまでのパケットを
扱えるようにプログラムされる。好適には、パケットサ
イズは、Vバスが比較的混んでいるときには縮小され、
Vバスが比較的空いているときには拡大される。
【0021】パケットサイズの調整は、Vバスインタフ
ェース40(図4)とシステムコントローラ(図6)に
より行われる。本質的に、Vバスインタフェース40
は、複数の論理要素から構成されており、アドレスカウ
ンタ、デコーダ、状態機械(ステートマシン)その他を
含んでいる。Vバスインタフェースにより、所望の程度
までインテリジェントな転送モジュールを構成すること
ができる。インタフェース40は、システムコントロー
ラ44と通信して望ましいパケットサイズを逐次求め、
求めた結果は、バスの状態に応じて、パケットバッファ
38のパケットサイズの調整に用いられる。すなわち、
コントローラ44は、Vバス28の状態に関する情報を
考慮してインタフェース40に対して指令を発し、これ
に応じてインタフェース40はパケットサイズを調整す
ることができる。転送モジュールに関する更なる説明
は、後ほど改めて行う。
【0022】更に、画像転送は、従来公知のDMA転送
方式を用いてパケットを転送するDMA転送ユニット4
2によって実行される。すなわち、パケットの開始アド
レスと終了アドレスが、転送を行うために転送ユニット
42により利用される。転送が完了すると、インタフェ
ース40はシステムコントローラ44に対して信号を返
し、望ましいパケットサイズやアドレス宛先などの更な
る情報を取得する。
【0023】図2及び図3には、3つの入出力機構が、
Vバス28に機能的に接続されていることが示されてい
る。その入出力機構とは、すなわち、FAXモジュール
48、スキャナ(IIT)18、及びプリンタ(IO
T)20である。ただし、Vバスに接続される装置がこ
れらに限られないことは言うまでもなく、拡張スロット
50を介して様々な装置がVバス28に接続可能であ
る。図5を参照して、転送モジュール36Bを介してV
バス28に接続されたFAXモジュール48の構成につ
いて更に詳しく説明する。好適な構成では、ファクシミ
リ装置(FAX)51は、ゼロックス対応(Xerox adap
tive)のデータ圧縮・伸張を行う圧縮/伸張セクション
52と、圧縮された画像データをスケーリング(すなわ
ちデータ量算出)するスケーラセクション54と、圧縮
された画像データのCCITTフォーマットへの変換や
その逆変換を行うCCITTセクション56と、CCI
TTフォーマットのデータを従来公知の通信回線を介し
て電話に伝送したり、その逆に電話から受け取ったりす
るモデム58(米国のロックウェルコーポレーション(R
ockwell Corporation)製が好適である)を含む。
【0024】図5において、セクション52、54、5
6及びモデム58は、制御ライン60によって転送モジ
ュール36Bに接続されている。これにより、プロセッ
サがなくても、FAXモジュール48からの転送及びF
AXモジュール48への転送が可能になる。明らかなよ
うに、転送モジュール36BはFAXモジュールのマス
タ又はスレーブとして機能することができ、その転送モ
ジュールは、FAXに対して送信のための画像データを
供給したり、入力されるファクシミリデータを受信した
りする。転送モジュール36Bは、他の入出力機構に対
する反応の仕方と同様の方式で、FAXモジュール48
に対して反応する。例えば、FAXジョブを送信する場
合、転送モジュール36Bは、DMA転送ユニット42
によってセクション52にパケット群を供給し、1つの
パケットを供給するごとに、その転送モジュールは、シ
ステムコントローラ44に割込信号を送信し、次のパケ
ットを要求する。1つの態様では、2つのパケットがパ
ケットバッファ38内に保持され、それら2つのパケッ
ト間でデータを「ピンポン処理(ping-ponging)」する
こともできる。この態様によれば、コントローラ44が
割込信号を受信したときすぐに転送モジュール36Bに
対して対応できない場合でも、転送モジュール36Bに
おいて画像データがなくなってしまうことがない。
【0025】再び図3を参照して説明すると、IIT1
8及びIOT20は、転送モジュール36C及び36D
をそれぞれ介して、Vバス28に機能的に接続されてい
る。また、IIT118及びIOT20は、圧縮モジュ
ール62及び伸張モジュール64にそれぞれ接続されて
いる。圧縮モジュール及び伸張モジュールは、好適に
は、ゼロックス対応の圧縮デバイスを採用した単一モジ
ュールとして構成される。ゼロックス対応の圧縮デバイ
スは、これまで、ゼロックスコーポレーションにより、
同社のDocuTech(登録商標)印刷システムにお
けるデータ圧縮・伸張処理のために利用されてきた。実
際には、転送モジュール36の少なくともいくつかの機
能は、3チャネルDVMAデバイスにより提供される。
このデバイスは、圧縮・伸張モジュールにおけるローカ
ルな競合調停(アービトレーション)の機能を提供す
る。
【0026】また、図3を参照して、スキャナ18は、
画像処理部22を含み、アノテート/マージ(付注)モ
ジュール66に接続される。好適には、画像処理部22
は、必要とされる様々な機能をプログラムした1又は複
数の専用プロセッサを含んでいる。これら機能には、例
えば、画像強調、閾値化/スクリーン化(スレッショル
ディング/スクリーニング:Thresholding/Screenin
g)、回転、解像度変換、TRC調整などがある。一群
の画像処理コントロールレジスタにより、これらの機能
が選択的に起動される。これらレジスタは、システムコ
ントローラ44により調整される。好適には、それら各
機能は「パイプライン」として接続構成され、画像デー
タは、そのパイプラインの一方端から入力され、画像処
理された画像データがパイプラインの他方端から出力さ
れる。スループットを向上させるために、転送モジュー
ル36Eが画像処理部22の一方端に接続され、転送モ
ジュール36Cが画像処理部22の他方端に接続され
る。転送モジュール36C及び36Eをこのように接続
することにより、折り返し(ループバック)処理の同時
実行を効率的に行えるようになる。
【0027】また、図3において、VCM16内の様々
なバスマスタの競合調停は、Vバスアービター/バスゲ
ートウエイ部71に配置されたVバスアービター70に
よって行われる。バスアービター70は、与えられた時
間に、どのバスマスタ(例えばFAXモジュール、スキ
ャナ、プリンタ、SCSIハードドライブ、EPCメモ
リ、ネットワークサービス部)がVバス28にアクセス
できるかを決定する。アービター70は、2つのメイン
セクションと1つの制御セクションから構成される。第
1のセクション、すなわち「ハイパス(Hi-Pass)」セ
クションは、入力されるバスリクエストとカレント優先
度選択を受け取り、処理待ちのリクエストの中で最も優
先度の高いリクエストに対して許可を出す。カレント優
先度選択は、アービター70の第2のセクションの出力
であり、このセクションを「優先度選択」セクションと
呼ぶ。このセクションは、優先度のローテーション・選
択アルゴリズムを用いる。優先度選択のためのロジック
の出力により、処理待ちのリクエストが処理される順序
が決定される。「優先度選択」に対する入力は、優先度
チェイン(連鎖)におけるデバイス群の初期配置を保持
したレジスタである。リクエスト群の処理に当たり、こ
のロジックは、優先度チェインにおいてデバイス群を上
下させ、デバイスの次のリクエストの位置を選択する。
制御ロジック(セクション)は、ハイパスセクションと
優先度選択セクションのタスクを、リクエスト/許可の
動作に関する信号をモニタリングすることにより、同期
制御する。これにより、レース状態の生起を防止するこ
とができる。
【0028】図6を参照して、ネットワークサービスモ
ジュール14について更に詳しく説明する。当業者なら
ば分かるように、ネットワークサービスモジュール14
のアーキテクチャは、公知の“PCクローン(IBM社
製パーソナルコンピュータのコンパチブル機)”のアー
キテクチャに類似している。更に詳細には、好適な態様
では、コントローラ44(好適には米国のサン・マイク
ロシステムズ社(SunMicrosystems,Inc.)が製造するS
PARCプロセッサの形態をとる)は、標準的なSバス
72に接続されている。図6の例において、好適にはD
RAMの形態をとるホストメモリ74と、SCSIディ
スクドライブ76とが、Sバス72に機能的に接続され
ている。図6には示していないが、記憶装置又は入出力
デバイスを、適切なインタフェースチップを用いてSバ
ス72に接続することもできる。また、図6に示すよう
に、Sバス72は、適切なネットワークインタフェース
(I/F)80を介してネットワーク78に接続されて
いる。1つの例では、ネットワークI/F80は、コン
トローラ44のハードウエア/ソフトウエア部品及びネ
ットワーク78のハードウエア/ソフトウエア部品と接
続するのに必要なすべてのハードウエア及びソフトウエ
アを有している。例えば、ネットワークサービスモジュ
ール14とネットワーク78との間で様々なプロトコル
をインタフェースするために、ネットワークI/F80
は、米国のノベル社(Novell Corp.)のNetware
(登録商標)を用いることができる。もちろん、I/F
80は、これ以外の他のソフトウエアを用いてもよい。
【0029】ある例では、ネットワーク78は、エミッ
タ(すなわちドライバ)84を備えたワークステーショ
ン82のような、クライアントを含む。例えば、ユーザ
は、複数の電子的なページと処理命令群を含んだジョブ
を生成する。すると、そのジョブは、エミッタ84によ
り、PostScript(登録商標)のようなページ
記述言語の表現に変換される。そしてジョブは、コント
ローラ44に向けて送信され、コントローラ44にて、
米国のアドビ社(Adobe Corporation)によって提供さ
れるようなデコンポーザ(ページ記述言語のインタプリ
タ)で解釈される。
【0030】再び図3を参照するとネットワークサービ
スモジュール14はVCM16に、Vバスアービター/
バスゲートウエイ部71のバスゲートウエイ88を介し
て接続される。例えば、バスゲートウエイ88は、米国
のザイリンクス社(XILINX Corporation)によって提供
されるフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイを
含む。バスゲートウエイデバイスは、ホストのSバスと
VCM16のVバスとをインタフェースを提供する。バ
スゲートウエイは、Vバスの実アドレス範囲のアドレス
空間にアクセスするためのVバスアドレス変換機能を提
供する。バスゲートウエイには、メモリからメモリへの
データ転送のためのDMAチャネルも設けられる。バス
ゲートウエイは、SバスとVバスとの間の継ぎ目のない
(シームレスな)アクセスを可能とし、対応するスレー
ブユニットから識別子を取得することができるよう、転
送モジュール36などのバスマスタからの仮想アドレス
をデコードする。当業者ならば、印刷システム10の多
くの構成要素が、1つのASICの形で実装できること
が容易に理解できるであろう。
【0031】図3、4及び6を参照して、各転送モジュ
ール36のDMA転送に関して更に説明する。例えば、
ジョブの画像群はホストメモリ74に一連のブロックと
して格納される。好適には、各ブロックはそれぞれ複数
のパケットを含む。この機構の動作においては、転送モ
ジュール36の一つに対し、コントローラ44から、ブ
ロックの開始アドレスとそのブロックのサイズが与えら
れる。すると、そのブロックについて、転送モジュール
36はパケット転送を実行し、カウンタをインクリメン
ト又はデクリメントする。この手順は、インタフェース
40がカウンタを参照して最後のパケットを転送したこ
とを検出するまで、そのブロックの各パケットごとに繰
り返される。典型的には、記憶された各画像について、
数個のブロックが上述の如くパケット単位で転送され
る。
【0032】図7には、図2のプリンタ20で処理され
るのを待っているジョブ群200のキューが示されてい
る。従来のプリントキューと同様に、現在印刷中のジョ
ブがウインドウ202に表示され、ボタン204はジョ
ブのリストを上下にスクロールするのに用いられる。発
明の背景として説明したタイプの多機能印刷システムで
は、好適には、1より多いキューが、提供する様々なサ
ービスのために用いられる。例えば、スキャニングを待
っているジョブはスキャンキューに入れられ、ファクシ
ミリ送信を待っているジョブはFAXキューに入れられ
る。図7に示す印刷キュー(マークキューとも呼ぶ)
は、印刷システム10で用いられる複数のキューの中の
一つである。また、ジョブは、米国特許第5,206,
735号に示された方法に相当する方法で、キューに挿
入される。また、キューは、図3に示したVCM16や
図6に示したネットワークサービスモジュール14その
他様々な箇所に設けることもできる。
【0033】上述した印刷システム10などのいずれの
多機能製品(以下では、MFエンジンと呼ぶこともあ
る)においても、複数ユーザが同時に1又は複数のサブ
システムにアクセス要求することが潜在的にあり得る。
このアクセス競合は、MFエンジンの様々な領域で起こ
りうる。アクセス競合は、図3のEPCメモリ24など
の単一の資源に対する競合、あるいはEPCメモリ24
とIIT(スキャナ)などのような複数種類の資源に対
する競合として起こる。競合状態になると、印刷システ
ム10は、様々なユーザが満足するよう、予想可能な制
御された方法でそれに対応しなければならない。
【0034】好適な例では、次の少なくとも2つの競合
管理法が考慮される。
【0035】1.先入れ先出し(FIFO)ジョブ管理 この方法では、競合は、「最初に入ってきたものを最初
に処理する」という方式で扱われる。他のジョブより前
に入力されたジョブは、必要な資源を最初に利用する。
同じサービスを要求する他のジョブは、各々の到着時刻
の順番に並べられ、最終的にはそのサービスを利用する
機会を得る。
【0036】2.別の方法における資源へのアクセス
は、キーオペレータ又はシステムアドミニストレータ
(“KO/SA”(Key Operator/System Administrato
r)と略す)が規定したアルゴリズムに従って管理され
る(後で説明する図11参照)。このアルゴリズムによ
れば、KO/SAは、ジョブのタイプ、即座のウォーク
アップ(装置のところまで歩いてくることの必要性(im
mediate walkup need)、割込履歴及びその他の関連要
因に従って規定されたジョブを扱うことができる。その
アルゴリズムは、典型的な印刷システムユーザの要望に
応じてジョブ競合を管理するように構成されている。そ
のアルゴリズムは、柔軟に調整(プログラム)すること
ができるので、FIFO機能を提供することもできる。
言い換えれば、FIFOはこのアルゴリズムの能力の中
の1つと言える。
【0037】印刷システム10においては、KO/SA
により少なくとも5つのジョブタイプが扱われる。
【0038】1.コピー印刷ジョブ(すなわちウォーク
アップジョブ):IITとこれに対応するマーキング資
源を必要とするウォークアップユーザ(装置のところま
でやって来てジョブや指示を入力するユーザ)のジョ
ブ。ここで、マーキングあるいはマーク処理は、「印
刷」処理を含む概念であり、対象となる媒体の種類(紙
など)やその媒体への処理(印刷)の具体的な方法に依
存しない包括的な概念を表すものである。
【0039】2.自動レポート印刷:FAXレポートや
エラーログ、装置又はコピー利用のレポートなどの、自
動的に印刷されるレポート。KO/SAにより規定され
たレポートは、メモリ資源から印刷され、マーキング
(印刷)エンジンの使用を必要とする。
【0040】3.ネットワーク印刷:このジョブカテゴ
リに入るのは次のようなものである。
【0041】a)ネットワークサービスモジュール14
を介して、ネットワーク上のソースから到着するジョ
ブ。このジョブは、マーキング資源を必要とする。
【0042】b)ウォークアップユーザ又はリモートユ
ーザによって起動されるネットワークサービスモジュー
ル14(以下では“ESS”とも呼ぶ)のソフトウエア
的なメールボックスジョブ。なお、メールボックスは、
印刷システムが備える各出力ビン(排紙トレイ)を、そ
れぞれ各ユーザの印刷結果や受信FAXの専用出力先と
して割り当てたシステムのことである。
【0043】c)ESS又はネットワークに起因するそ
の他すべてのジョブ。
【0044】4.FAXメールボックス:このジョブカ
テゴリには以下のものが含まれる。
【0045】a)ユーザが要求したときに印刷出力する
ためにシステム内に蓄積されている受信FAX(確
保)。
【0046】b)システム使用やFAXログなどのロー
カルレポート。
【0047】c)EPCメモリ24(図3)や印刷シス
テム10(“MFSYS”とも呼ぶ)に起因するその他
のジョブ。
【0048】5.FAX印刷:すぐに印刷出力すべき受
信FAXジョブ。このようなジョブはEPCメモリ24
内に記憶され、即座に印刷される。
【0049】以下の用語は、本実施形態の説明をよりよ
く理解するために有用であろう。
【0050】許可ユーザ:一般ユーザより高い許可レベ
ルを得ているが、KO/SAよりもアクセス権が制限さ
れているユーザ。これはVIPユーザのために用意され
た許可レベルである。
【0051】割込レベル:資源(リソース)は、資源が
現在実行中のジョブに対して割込を受ける場合がある。
これは、第1レベル割込又は割込レベル1と呼ばれる。
もし割込状態のジョブ自体が割り込まれた場合、これは
第2レベル割込すなわち割込レベル2である。
【0052】ジョブタイプ優先度:ジョブタイプ又はユ
ーザタイプに応じて優先度が付与される。ジョブタイプ
に基づく優先度付与の例については、後に説明する。
【0053】資源(リソース):ジョブを処理するのに
必要とされるあらゆる機械的要素、電子的要素、ソフト
ウエア要素。
【0054】マーキング(印刷)資源:与えられた種類
の媒体に対してジョブを印刷するために用いられる資
源。
【0055】メモリ資源:印刷システム10により用い
られる各種の読出し/書込みメモリ。例えば図3のメモ
リ24、34、図6のメモリ74、76など。すなわ
ち、半導体メモリ等の高速メモリと、ハードディスク装
置などの大容量記憶装置の両方を含む。
【0056】マーク済みジョブ:既に印刷が終わったジ
ョブ。この用語は、「印刷済みジョブ」よりも包括的な
意味で用い、媒体に書き込むのに用いられる特定の方法
を示唆するものではない。
【0057】次印刷候補:ジョブキューの先頭にあるジ
ョブであって、安定した/正常な状態においてはキュー
から「次に印刷される」ジョブを示す術語である。
【0058】本実施形態では、競合優先処理アルゴリズ
ムの設定値を含んだ図11に示す表を用いて、競合管理
を最適化する。
【0059】図11に示した表は以下の説明に関係する
ものであり、KO/SAはこの表により、ある状況が生
じたときにシステムがどのように動作すべきかを設定す
ることができる。この表は、システム内にどのタイプの
ジョブが存在し、生じた競合状況がどのように管理され
るべきか、を設定するために用いられる。当業者なら
ば、上記の表の見出し項目は、以下に出てくる他の同等
の表と同様、システムアーキテクチャの機能に応じて変
更することができ、例えば、ESS_MB(メールボッ
クス:mailbox)のようなウォークアップジョブをネッ
トワーク印刷ジョブとして見ることもできることを理解
できるであろう。
【0060】図11において、表の列(縦)は、印刷装
置に生じうる(競合が起こりうる)ユーザジョブを列挙
したものである。表の行(横)は、起こりうる競合のタ
イプを列挙したものである。列と行の交差するセルに
は、当該ジョブタイプが特定の競合状況にあるときの装
置の振る舞いが規定される。
【0061】以下の競合管理手法に関する説明は、上記
図11を参照するとよく理解できるであろう。
【0062】許可ユーザ優先:この設定により、許可ユ
ーザ(AUと呼ぶ。Authorized Userの略)は、IOT
上の他のジョブに割込を行うことができる。AUは、す
べてのタイプのジョブに対し優先して割込を行うことが
できる。割り込まれるジョブが既に割込上限を超えてい
るような場合(例えば割込上限が4回に設定された印刷
ジョブが、他のジョブ群により既に4回割り込まれてお
り、かつ現在マーキング資源を利用しているような場合
など。この上限については後に説明する)でさえ、AU
はそのジョブに割込を行うことができる。
【0063】AUのタグが付けられたジョブ(すなわち
AUにより生成されたジョブ)は、優先度1(最高優先
度)である。ここで、もし表の設定値が‘Y’ならば、
そのAUジョブは、常に自分より優先度の低い他のジョ
ブに割込を行うことができる。一方表の設定値が‘N’
ならば、そのジョブは、現在印刷中のジョブのジョブタ
イプについての第4行(図11)のエントリ内容に従
う。すなわち、‘N’の場合は、AUジョブの優先権は
認められず、AUジョブも通常ジョブと同様に扱われ、
現在処理中のジョブが自分より高優先度のジョブの割込
を認めるか否か(これは表の第4行の設定により決ま
る)により、そのAUジョブの割込可否が決定される。
ここで、AUジョブの割込が認められなかったとして
も、AUジョブには最高の優先度が与えられているの
で、AUジョブはキューにおいて他の一般ジョブ(AU
ジョブ以外)よりも前に位置することになる。
【0064】ジョブタイプについての最大割込許容回数
(以下では、“Max”又は“MAX”と略すこともあ
る):これは、ジョブに対して何回まで割込が可能かを
規定する。ジョブについて設定された割込許容回数に達
すると、そのジョブに対してそれ以上割込を行うことが
できず、そのジョブはその時利用している資源を利用し
て最後まで処理を行うことを許される。このルールに対
する例外があるとしたら、それは例えば上述のAU優先
の場合である。ジョブが割り込まれた回数は、他のジョ
ブ群がそのジョブに対して割込を行った回数の総和であ
る。例えば、コピージョブが1つのFAXジョブと4つ
の異なる印刷ジョブによって異なったときに割り込ま
れ、このときそのコピージョブの最大割込許容回数が4
回に設定されていたとしたら、その最大割込許容回数を
超過したことになる。
【0065】「すぐに割込」(Y)又は「次に処理」
(N)(割込ボタン・イネーブル/ディスエーブル)
印刷装置12(図2)の割込用のハードウエアのボタン
がイネーブル(使用可能)である場合、「割込ボタンジ
ョブ」としてタグ付けされたジョブは、レベル2の優先
度が与えられる。あるジョブタイプについて図11に示
した表の第3行が‘Y’にセットされていれば、そのジ
ョブタイプは、図11の第4行の‘N’の設定を無視し
て、自分より優先度の低い他のジョブに割込を行うこと
ができる。
【0066】自分より高い優先度のジョブタイプの割込
を認めるか:これが‘Y’にセットされているジョブタ
イプは、当該ジョブタイプより高優先度のジョブタイプ
により、または資源超過状態(下記図12の表を参照)
により、割り込まれる可能性がある。
【0067】ジョブタイプ優先度指定:これは、ジョブ
タイプに基づくジョブの優先度を規定する。ジョブの基
本タイプは、図11に示す表に列挙されている。これら
包括的なジョブカテゴリは、例示的なものであり、様々
な個別のジョブタイプを包含し、したがって表には必ず
しも個別具体的なすべてのジョブタイプが示されている
わけではない。
【0068】動作:1つの例として、ジョブは、印刷シ
ステムへの入力に応じてキューに挿入される。あるジョ
ブのタイプが別のジョブのタイプより優先度が高い場
合、前者のジョブはキューにおいて後者のジョブより前
に挿入される。もし2つのジョブに割り当てられた優先
度が同じ場合、それらはキューに入ってきたときのタイ
ムスタンプに従ってキューに挿入される(すなわちFI
FO管理される)。ジョブがキューに挿入されているの
に、マーキングエンジンが持っているのが不適切な媒体
であったり、その他類似の理由でキューの中にジョブ群
がたまっていたりするために、ジョブをマーク処理でき
ない場合は、そのジョブは、マーキングエンジンを利用
することのできる他のジョブにより追い抜かれる。ジョ
ブがいったんキューの先頭に来ると、そのジョブが現在
印刷中のジョブよりも高い優先度をもち、かつ“より高
い優先度のジョブの割込”が可能(イネーブル)設定さ
れている場合には、そのより高い優先度を持つジョブ
(キューの先頭のジョブ)は、現在印刷中のジョブに割
込を行う。
【0069】キュー内のジョブのタイマー:これによ
り、ジョブが、自分より高い優先度を持つジョブ群によ
りジョブキューの中でせき止められてしまうのを防止で
きる。キュー内に所定の最大割当て時間の間居続けたジ
ョブは、以下に示す手法で優先度が上げられる。ただ
し、優先度を上げられたジョブは、図11に示した表に
設定されたルールに従う。複数のジョブが割り当てられ
た制限時間(最大割当て時間)に達した場合は、それら
はキューの先頭でFIFO処理される。
【0070】なお、図11の表の各セルの設定値は、あ
くまで一例であり、KO/SAは、システム構成その他
の事情に応じて、所望の設定値を設定することができ
る。
【0071】図12に示した表に示すように、例えば資
源超過状態に対してKO/SAにより設定がなされる。
【0072】図12の表に示した状態又はパラメータ
は、FAX印刷のために用いられるメモリの記憶量が所
定のしきい値を超えたときに生じる。もし、FAXジョ
ブの受信時にFAXメモリ資源(受信FAXデータ蓄積
用のメモリやディスク装置)がいっぱいであり、IOT
が他のジョブを印刷していれば、これにより現在印刷中
のジョブに対し割込が行われ、受信したFAXジョブが
印刷される。このパラメータによれば、結局、受信した
FAXジョブをすぐにキューからIOTへと移動させ、
FAXメモリ資源を開放するためにマーキングエンジン
に割込を行うことになる。
【0073】顧客のシステム構成のための時間の節約の
ために、構成(コンフィギュレーション)テンプレート
群が用意されており、KO/SAの選択に供される。テ
ンプレートは、KO/SAにより選択されると、競合表
(例えば図11)を、顧客のニーズを最適にサポートす
る設定状態に、自動設定する。例えばシステムは、ユー
ザの選択のために6つのテンプレートを用意している。
これらテンプレートにより、FIFO構成のシステムか
らFAX中心又は印刷中心のシステムまで、様々なシス
テム構成に関する定義が提供される。製造時のデフォル
ト設定は、6つのテンプレートのうちの1つとして含ま
れる。このテンプレートは、デフォルト設定テンプレー
ト又は“FIFO”テンプレートとラベル付けされてい
る。ジョブ優先度割込を含まないキュー管理のためのテ
ンプレートも設けられる。
【0074】以下に、6つのテンプレートの例を挙げ
る。
【0075】1)優先度に基づく割込を行わない基本的
なFIFO方式(デフォルトテンプレート):自動的な
割込の設定がすべて禁止されている基本的なFIFO方
式管理のテーブルである。割込ボタンは使用可能(イネ
ーブル)である(図11の表の第3行が‘Y’に設定さ
れている)。このテンプレートにより設定されたジョブ
は、すべて同じ優先度として扱われ、エラー処理のため
のマーキング処理を除き、マーキング処理は先入れ先出
し(FIFO)方式で行われる。
【0076】2)優先度に基づくコピー優先方式(ただ
し、優先度に基づく割込は行わない):コピー、スキャ
ンその他のウォークアップ操作を優先する優先度ベース
のテンプレートであり、このテンプレートでもIOTジ
ョブ割込管理の利用は認められない。
【0077】3)優先度に基づくFAX優先方式(ただ
し、優先度に基づく割込は行わない):FAX受信ジョ
ブを優先する優先度ベースのテンプレートである。FA
X受信ジョブの後にはウォークアップジョブ、そして印
刷ジョブが行われる。このテンプレートでは、好適に
は、ジョブ管理において割込制御を行わない。
【0078】4)優先度に基づくネットワーク印刷優先
方式(ただし、優先度に基づく割込は行わない):ネッ
トワーク印刷ジョブを優先する優先度ベースのテンプレ
ートである。ネットワーク印刷ジョブのあとにはウォー
クアップジョブが行われ、その後FAX直接印刷ジョブ
が行われる。このテンプレートでは、好適には、ジョブ
管理において割込制御を行わない。
【0079】5)ジョブタイプに基づく割込が可能な優
先度ベースのコピー/スキャン優先方式:優先度に基づ
きコピー/スキャンその他のウォークアップジョブが優
先されるテンプレートであり、割込設定が可能である。
【0080】6)ジョブタイプに基づく割込が可能な優
先度ベースの印刷優先方式:優先度に基づき印刷ジョブ
が優先されるテンプレートであり、割込設定が可能であ
る。
【0081】前述の従来技術には、割込ジョブに対し他
の割込ジョブを割り込ませるアイデアが、あるタイプの
ジョブ(例えばコピージョブ)を別のタイプのジョブ
(例えば印刷ジョブ)の前に印刷するというアイデアと
共に示されていたが、システムが多くのジョブタイプの
多数のジョブに優先順位を付けようとすると問題が生じ
る。図8を参照して、システムの資源を取得する次のジ
ョブを決定するための優先度に基づくキュー管理スキー
ムを説明する。図8に示す例では、ジョブの優先度は、
当該ジョブを生成したサービスに基づき決定されてい
る。好適には、SA/KO(システムアドミニストレー
タ又はキーオペレータ)は、各サービス(このサービス
からキューにジョブが入れられる)の相対的な優先度を
設定する。
【0082】概略的に言えば、あるジョブがスキャナ、
プリンタ等のシステム資源を必要としたとき、そのジョ
ブは、対応する資源のジョブキューに挿入される。その
資源がジョブの処理を始められるようになったとき、そ
の資源は自分のキューから最高の優先度のジョブを取得
する。
【0083】優先度に基づくキュー管理スキームは、特
にジョブ割込の領域において有用である。図8に示した
テーブルは、あるサービスのジョブが別のサービスのジ
ョブに割込みできる場合を示している(図11も参照の
こと)。図8に示す関係を、「割込可能性」と呼ぶ。K
O/SAは、図8の割込可能性マトリクスを作成する。
このマトリクスは、複数のサービスタイプのジョブ同士
の間の割込可能性の関係を示す。本実施形態の割込可能
性スキームは、以下のコンセプトを含む。
【0084】1)SA/KOは、サービスによって生成
される各ジョブ(上記図11参照)の相対的な優先度を
指定する(例えば図8の「リモートファイル」の優先度
は、相対的に高い。なぜなら他の6つのジョブタイプに
対して割り込みできるからである)。
【0085】2)SA/KOは、それらジョブについて
の割込可能性マトリクスを特定するする(例えばコピー
ジョブは印刷ジョブに割り込みできる)。
【0086】3)印刷システム10(図2)においてジ
ョブが生成されると、そのジョブに対してサービスタイ
プに基づき優先度が付与される。
【0087】4)各システム資源は、自分用のジョブキ
ューを有している(例えば、各々のキューの中のジョブ
は、ジョブ優先度に従って並べられている)。
【0088】5)システム資源がジョブを処理可能にな
ると、その資源は自分のキューの中の優先度が最高のジ
ョブを処理する。
【0089】6)もしある資源がジョブを処理してお
り、新たなジョブがその資源を要求している場合、次の
ように処理する。
【0090】(a)(新たなジョブの優先度が現在のジ
ョブの優先度より高い)かつ(現在のジョブが割込ジョ
ブでない)、が満たされるか判定し、(a)が満たされ
るならば、更に(b)(新たなジョブのサービスが現在
のジョブのサービスに割込できる)が満足されるか否か
を調べ、(b)が満足される場合は(新たなジョブは現
在のジョブに割込を行う) (b)が満足されない場合は、(その資源のジョブキュ
ーに新たなジョブを追加する) (a)が満足されない場合は、(その資源のジョブキュ
ーに新たなジョブを追加する)。
【0091】もしその資源において割込みされたジョブ
があり、かつその資源がそのジョブより優先度の高いす
べての割込ジョブ(割り込んでいるジョブ)を処理し終
わった場合には、その資源は、割り込まれたジョブの処
理を再開する。
【0092】再び図8を参照し、図8のテーブルに関し
て補足説明する。まず、図8のマトリクスは、あるサー
ビスのジョブが別のサービスのジョブにより割り込まれ
る可能性(割込可能性)を示している。割込可能性の判
定は、ジョブがシステム資源を使用しており、かつ別の
より高い優先度のジョブがそのリソースを要求している
ときに発生する。次に、テーブルにおいて“Yes”
は、各サービスの現在処理中のジョブ(列)が、そのジ
ョブより優先度の高い各サービスの新たなジョブ(行)
によって割り込まれることを示している。図8のマトリ
クスは、キュー内においてジョブに順番づけする際に特
に有用である。そのキュー内では、ジョブタイプの相対
的優先度は、直接そのマトリクスに従って決まる。例え
ば図8の例では、「リモートファイル」は最高の優先度
を有し、コピージョブよりも高い優先度が与えられる。
【0093】次に、図9及び図10を参照して、キュー
内のジョブに対する優先順位付けの別の例を説明する。
この例では、3つのコンセプトを用いる。
【0094】第1のコンセプトは、既に説明したコンセ
プトであり、ジョブの優先度を、そのジョブの入力元
(ソースすなわちジョブ生成元のサービス。例えばスキ
ャナアプリケーション、ESS又はネットワークソー
ス、マーキングサービスなど)に基づき決めるというコ
ンセプトである。各サービス/アプリケーション/入力
元について、KO/SAは優先度の値を割り当てる(例
えば0から50までの値)。この第1のコンセプトの一
例では、システムは3つの入力(スキャナ、ネットワー
ク、FAX)を有する。スキャナジョブに対し、FAX
ジョブやネットワークジョブよりも高い優先度を設定す
る場合にには、KO/SAは、例えば次のようにそれら
入力に値を付与する。
【0095】「FAX:10、ネットワーク:10、ス
キャナ30」第2のコンセプトは、ジョブを生成した理
由又はジョブを生成した方法に基づいて、そのジョブの
優先度を上げる(上記第1のコンセプトにより付与した
優先度より高くする)というものである。このコンセプ
トのある態様では、印刷システム10は、割込に対し、
2レベルの優先権を付与する。すなわち、「割込1」、
「割込2」の2つのレベルである。例えば、「すぐ印
刷」と指示されたスキャン又はコピージョブは、「割込
1」のジョブとして扱われ、割込優先権を持つネットワ
ークジョブは「割込2」のジョブとして扱われる。ネッ
トワークからのジョブに高い優先権を付与するアプロー
チでは、ネットワークジョブは「割込1」のジョブに指
定されるであろう。1つの例では、「割込1」のジョブ
に相対的に高い値(例えば50)を付与し、「割込2」
のジョブに相対的に低い値(例えば20)を付与する。
第1のコンセプト及び第2のコンセプトに従い、例え
ば、割込スキャンジョブ、スキャンジョブ、割込ネット
ワークジョブ、ネットワークジョブに対し、50、3
0、20、10の値がそれぞれ与えられる。
【0096】第3のコンセプトは、キュー内の各ジョブ
の優先度値に対し、予め定められた時間間隔が過ぎると
予め定められた増分値を加えるというものである。ま
た、上記図11を参照すると分かるように、第3のコン
セプトでは、ジョブが別のジョブにより割り込まれるご
とに、そのジョブの値を所定の増分値だけインクリメン
トすることもできる。第3のコンセプトでは、ユーザは
2つの値、すなわち時間による優先度の増分(例えば0
〜50)と時間間隔(例えば1〜30分)、を指定す
る。優先度のインクリメントが不要の場合、KO/SA
は時間による優先度の増分を0に設定すればよい。この
第3のコンセプトの例では、ジョブの優先度値は予め定
められた上限値(例えば100)を超えることはない。
【0097】図9及び10には、上記3つのコンセプト
を説明するための例が示されている。この例では、ジョ
ブCは、優先度インクリメント処理により、最終的に、
それより優先度の高いジョブによってすら割込が為され
ないようなレベルに達することになる。図9及び図10
から明らかなように、マークキュー内では、ジョブは優
先度の順に配列され、最高優先度のジョブがキューの先
頭に来る。また、ジョブがキューに入ってから所定時間
(図では5分)経過するごとに、そのジョブの優先度が
所定増分値(図では10)ずつ上げられている。
【0098】当業者ならば、以上説明した実施形態の数
多くの特徴が理解できるであろう。
【0099】まず、上記実施形態によれば、ジョブ優先
度やユーザ優先度に応じて変更可能なキュー管理を実現
できる。1つの例では、ジョブを最初に生成したサービ
ス又はジョブを生成したユーザに基づき、そのジョブに
値(優先度値)が付与される。この方法では、ジョブ
は、予め付与された優先度すなわちジョブ生成元の許可
レベルに従って、キューに挿入される。ジョブ生成元の
許可レベルを考慮することにより、リモートからの割込
を開始させることができる。すなわち、リモートのユー
ザ又はリモートのサービスは、十分に高い許可レベルを
有していれば、リモートの印刷装置に対して、自分のジ
ョブをすぐに印刷するよう要求することができる。
【0100】また、上記実施形態によれば、ジョブタイ
プの他のジョブタイプに対する相対的な優先度が、ジョ
ブの生成元のサービスに応じて設定されたジョブ優先度
テーブル(すなわちマトリクス)を用いることにより、
キュー管理を効率化することができる。そのマトリクス
により、サービス種類間の割込可能性についての配慮を
表現することができる。例えば、マトリクスは、第1の
ジョブタイプが第2のジョブタイプの処理に割込できる
か否か、の判定に用いることができる。
【0101】また、上記実施形態によれば、ジョブが、
その生成元のサービスに起因してキュー内で停止したま
まになることを防止することができる。好適なアプロー
チでは、キュー内の各ジョブにはそれぞれ値(優先度
値)が付与される。ジョブがキュー内で固定されると、
そのジョブの値が、そのジョブの最初の優先度にかかわ
らず、予め定めれられた期間内にそのジョブが処理され
るような程度に上げられる。あるいは、優先度値をジョ
ブが他のジョブに割り込まれるごとに上げることもでき
る。
【0102】最後に、上記実施形態のシステムは、入っ
てきたジョブがあるメモリ空間を要求し、かつ現在の使
用可能なメモリ空間がその要求を満たすことができない
ときに、現在処理中のジョブに自動的に割込を行うよう
に構成することもできる。この構成は、現在処理してい
る1又は複数のジョブに起因するメモリ不足により、入
ってくるFAXジョブの一部が失われてしまうような場
合に、特に有効である。
【0103】[付記1] 複数のタイプのジョブを受け
入れ可能で、入力されたジョブをキューに一時的に保持
し、このキューからジョブを順に取り出して処理する多
機能印刷システムであって、ジョブのタイプ間の優先順
位関係が設定されるリストと、入力されたジョブからそ
のタイプを識別し、前記キューに挿入するジョブ受付手
段と、キュー内の各ジョブを、前記リストに設定された
優先順位関係に従って、順に処理する処理制御手段と、
を有するシステム。
【0104】[付記2] 前記ジョブのタイプは、ジョ
ブの生成元のサービスにより決定されることを特徴とす
る付記1記載のシステム。
【0105】[付記3] 前記リストに設定されるジョ
ブタイプの優先順位関係は、ジョブの生成元の各サービ
ス間の相対的な優先関係を設定したテーブルに基づき決
定されることを特徴とする付記2記載のシステム。
【0106】[付記4] 複数のタイプのジョブを受け
入れ可能で、入力されたジョブをキューに一時的に保持
し、このキューからジョブを順に取り出して処理する多
機能印刷システムにおけるジョブ処理順序の制御方法で
あって、ジョブの各タイプ間の処理順序の優先順位関係
を設定し、入力されたジョブから当該ジョブのタイプを
識別した上でキューに挿入し、キュー内のジョブ群のう
ち、最も優先順位の高いタイプのジョブから処理するこ
とを特徴とする方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る方法において生成されたジョブ
を受け取るのに適した、ネットワーク接続されたデジタ
ルコピー機を示す図である。
【図2】 ネットワークに適用可能な多機能印刷装置を
示すブロック図である。
【図3】 図2の印刷装置に用いるビデオコントロール
モジュールの構成を示すブロック図である。
【図4】 図3のビデオコントロールモジュールに関連
して用いられる転送モジュールの構成を示すブロック図
である。
【図5】 図3のビデオコントロールモジュールと関連
して用いられるファクシミリカードの構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】 図2の印刷装置に用いるネットワークコント
ローラの構成を示すブロック図である。
【図7】 ジョブ処理のためにジョブを格納するキュー
の説明のための図である。
【図8】 ジョブを生成したサービス同士の関係に基づ
くジョブの割込可能性を設定するテーブルを示す図であ
る。
【図9】 実施形態において行われる競合制御によるキ
ュー内のジョブの変化の様子を説明するための図であ
る。
【図10】 実施形態において行われる競合制御による
キュー内のジョブの変化の様子を説明するための図であ
る。
【図11】 競合優先処理アルゴリズムの設定値が登録
される表を示す図である。
【図12】 資源超過状態になったときの各ジョブタイ
プについての処理内容の設定が登録される表を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ドキュメントフィーダ、2 操作パネル、3 画像
読み取り装置、4 画像形成装置、5 両面コピーユニ
ット、6 出力装置、7 用紙カセット、8アプリケー
ション、9 ネットワーク接続手段、10 印刷システ
ム、12 印刷装置、14 ネットワークサービスモジ
ュール、16 ビデオコントロールモジュール(VC
M)、18 スキャナ、20 プリンタ、22 画像処
理部、24 EPCメモリ、28 Vバス、34 SC
SIハードドライブ、36 Vバス転送モジュール、4
4 コントローラ、51 FAX、74 メモリ、76
ディスク。
フロントページの続き (72)発明者 ノーマン ディー ロビンソン ジュニア アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェ スター ケープ コッド ウェイ 124 (72)発明者 スティーブン エフ スクライナー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ペンフ ィールド ポンド ヴァレー サークル 39 (72)発明者 シンシア エイ スミス アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェ スター アーヴィング ロード 99 (72)発明者 ホリー エス ベック アメリカ合衆国 ニューヨーク州 カナン ダイガ キア ロード 4566 (72)発明者 ドナルド ジェイ ガスマノ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ヘンリ エッタ ウッドリッジ クロッシング 124 (72)発明者 ジェフリー ディ ディーブス アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェ スター ウィルミントン ストリート 80 (72)発明者 ケネス ジェイ バック アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ウェブ スター クリスティ レーン 1082 (72)発明者 ゲィリー ダブリュ カスマン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェ スター リッジビュー ドライブ 62

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のサービスにより生成されかつ第1
    のサービスに応じた第1の優先度を有する第1のジョブ
    と、第2のサービスにより生成されかつ第2のサービス
    に応じた第2の優先度を有する第2のジョブと、を所定
    の順序に従って記憶するキューを含むメモリを有する多
    機能印刷システムであって、 前記メモリ内に格納され、1つのモードとして前記第2
    の優先度が前記第1の優先度より優位になるようジョブ
    優先度の順序関係が設定されたリストと、 前記メモリと情報のやり取りを行い、前記第1のジョブ
    の一部を読み出してその優先度を求め、求められた第1
    のジョブの優先度に応じて前記第1のジョブを前記キュ
    ー内の第1の位置に挿入し、この後前記第2のジョブの
    一部を読み出してその優先度を決定し、求められた前記
    第1のジョブ及び第2のジョブの優先度に応じて前記第
    2のジョブを前記キュー内の第2の位置に挿入するコン
    トローラと、 前記リストに設定されたジョブ優先度の順序関係に基づ
    き、前記第2のジョブを前記第1のジョブより先に印刷
    するプリントエンジンと、 を有する多機能印刷システム。
JP10098822A 1997-04-14 1998-04-10 多機能印刷システム Withdrawn JPH10320156A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US4381397P 1997-04-14 1997-04-14
US60/043,813 1997-04-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10320156A true JPH10320156A (ja) 1998-12-04

Family

ID=21929022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10098822A Withdrawn JPH10320156A (ja) 1997-04-14 1998-04-10 多機能印刷システム

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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