JP4612176B2 - 多機能印刷方法及び多機能印刷システム - Google Patents

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Description

【0001】
本願は下記の出願と内容が関連しており、下記の出願はクロスリファレンスである:Salgado et al.によって出願され「イメージを多帯化する電子写真式複写システムにおけるシステムリソースに関するジョブコンテンション管理方法および管理装置」と題された米国特許出願第09/450,145(代理人整理番号D/99395);Salgado et al.によって出願された米国特許出願第09/450,151(代理人整理番号690−008864−US(PAR))「一式の共用リソースの使用時においてサブジョブに対する多機能処理を可能にする方法および装置」;Salgado et al.によって出願された米国特許出願第09/450,146(代理人整理番号690−008866−US(PAR))「電子写真式複写システムにおけるシステムリソースに対するジョブコンテンションの管理方法および管理装置」;Salgado et al.によって出願された米国特許出願第09/450,150(代理人整理番号690008865−US(PAR))「低優先度ジョブから高優先度ジョブへのリソース移転の最適化方法および装置」;Salgado et al.によって出願された米国特許出願第09/450,148(代理人整理番号690−008862−US(PAR))「特定リソースをジョブの一部分のみに使用することによる、一式の共用リソースの使用時のジョブに対するシステム並行性の向上方法および装置」;および、Salgado et al.によって出願された米国特許出願第09/450,149(代理人整理番号690−008861−US(PAR))「一式の共用リソースに関するジョブストリーミングを可能にする方法および装置」。米国特許出願第09/450,145(代理人整理番号D/99395)以外の上記出願は、本願と同日に出願された。上記出願による開示を、本願に引用して援用する。
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般的に、一つ以上の待ち行列を有する多機能印刷システムに関し、特に、印刷システムのリソースを管理して、高優先度ジョブが実質的に即時に共用リソースにアクセス可能にするジョブコンテンション管理構造に関する。
【0003】
【従来の技術】
電子印刷システムは通常、入力部(イメージ入力端末(IIT)と呼ばれることがある)と、制御部と、出力部(イメージ出力端末(IOT)と呼ばれることがある)または印刷機関とを含む。ドキュテック(登録商標)電子印刷システムとして知られているゼロックス(登録商標)コーポレーション社製の電子印刷システムでは、ネットワークまたはスキャナから、その印刷システムに対してジョブを入力できる。ネットワークおよびスキャナからの両入力を用いる印刷システムの一例は、以下の特許に記載されている:米国特許第5,170,340号、特許権者Prokop et al.、1992年12月8日発行。
【0004】
スキャナを用いてジョブを発生させる場合、イメージを有する文書をスキャンすることでそのイメージをイメージデータに変換し、それを印刷物の作成に使用する。ネットワークを用いてジョブを発生させる場合、ジョブに関連するさまざまな命令とイメージデータとを含みページ記述言語で記されるデータストリームを取得し、それを印刷のために分解および記憶する。周知のとおり、ネットワークジョブは、ワークステーションや、記憶デバイスを含むプリントサーバなどの、リモートのクライアントから得られるものであってもよい。IITに供給されたジョブを、「電子事前照合(precollation)メモリ」と呼ばれることがあるメモリ部に記憶してもよい。事前照合電子メモリの一例は、以下の特許に記載されている:米国特許第5,047,955号、特許権者Shope et al.、1991年9月10日発行。
【0005】
米国特許第5,047,955号は、入力イメージデータをラスター化および圧縮するシステムを開示している。ラスター化および圧縮されたイメージデータは続いて、ジョブイメージバッファ内に照合された状態で記憶される。ジョブがいったんジョブイメージバッファ内に記憶されると、さらなるジョブラスター化を実施することなく、選択した枚数のジョブコピーを復元および印刷できる。
【0006】
電子印刷に関連する分野、すなわちデジタル複写においては、「多機能性」に関する要求が増えつづけている。以下の特許に示されているように、多機能デジタルコピー機は、一つの静電処理プリンタに複数の異なるイメージ入力デバイスが連結された構成を有することができる。それらの複数のデバイスは、プリンタが使用するためのイメージ関連情報を生成するよう構成されている:米国特許第3,957,071号、特許権者Jones、1971年7月27日発行。
【0007】
米国特許第3,957,071号は、イメージ関連情報がたとえば、ビデオファクシミリ信号、マイクロフィルム、データ処理情報、フルサイズ文書のための光スキャニングプラテン、アパチャカード、およびマイクロフィッシュから得られるものであってもよいことを開示している。
【0008】
以下の特許もまた、多機能デジタル複写の分野に関連する:米国特許第4,821,107号、特許権者Naito et al.、1989年4月11日発行;米国特許第5,021,892号、特許権者Kita et al.、1991年6月4日発行;米国特許第5,175,633号、特許権者Saito et al.、1992年12月29日発行;米国特許第5,223,948号、特許権者Sakurai et al.、1993年6月29日発行;米国特許第5,276,799号、特許権者Rivshin、1994年1月4日発行;および、米国特許第5,307,458号、特許権者Freiburg et al.、1994年4月26日発行。
【0009】
多機能複写デバイスは通常、後の時点で印刷できるように複数のジョブを記憶するよう構成されている。一例ではジョブは、「印刷待ち行列」と呼ばれる構成によって、印刷の順序付けがなされる。ゼロックスネットワークシステムでは少なくとも10年来、印刷待ち行列の概念を利用して、ネットワークプリンタにおけるジョブ管理をしている。ネットワーク印刷に関するさらなる教示が、以下の特許に記載されている:米国特許第5,436,730号、特許権者Hube、1995年7月25日発行。
【0010】
印刷待ち行列の概念は、さまざまなデジタル複写システムの動作に組み入れられている。適切な待ち行列管理を通じて、現時点で印刷処理中のジョブを中断ジョブによって中断することが、以下の特許に記載の方法で実施可能である:米国特許第5,206,735号、特許権者Gauronski et al.、1993年4月27日発行。
【0011】
特に‘735特許に関連して説明すると、「ジョブファイル」によって表される特別ジョブをマスメモリから取得し、現在処理中のジョブの「論理ポイント」において、待ち行列内に挿入する。印刷処理が、特別ジョブを挿入した論理ポイントに達すると、現在処理中のジョブは中断され、特別ジョブが処理される。特別ジョブの処理が完了すると、中断されたジョブが再開される。‘735特許に記載の待ち行列は、特別または中断ジョブが待ち行列に挿入された場合以外は、通常は先着順(FIFO)ベースで管理される。‘735特許で説明される実施形態では中断ジョブは、他の中断ジョブが現在処理中の場合以外には、上述のとおりに待ち行列中に挿入される。現時点で中断ジョブを処理中の場合、第二の中断ジョブは、処理中の中断ジョブの後に配置される。第一の中断ジョブを第二の中断ジョブで中断することに関する事項は、以下の特許でも言及されている:米国特許第5,535,009号、特許権者Hansen、1996年7月9日発行。
【0012】
‘735特許の待ち行列管理の構成は、多機能的状況での使用において最適とは言えない。待ち行列の管理のためにジョブの種類を区別しないので、多くの一般的なケースでは、たとえば印刷ジョブをコピージョブより優先させることも、その逆を設定することもできない。多機能印刷システムに特に適したシステムは、下記の参考文献に開示されている:米国特許第4,947,345号、特許権者Paradise et al.、1990年8月7日発行;および、特開昭58−152821、1983年8月22日公開。
【0013】
特に‘345特許では、第一待ち行列を用いてコピーおよび印刷ジョブを記憶し、第一待ち行列と並行して第二待ち行列を用いてファクシミリ(ファックス)ジョブを記憶する。第二待ち行列は、第一待ち行列に接続されている。一つ以上の事前選択された数のファックスジョブが第二待ち行列内に記憶されると、記憶されたジョブが第一待ち行列内のジョブの前に配置される。それにより、その一つ以上のファックスジョブが、現在待ち行列中のコピー/印刷ジョブに先立ってプリントされる。‘345特許の待ち行列管理手法はジョブ区別を実施するが、その区別は限定されたものである。すなわち、ファックス待ち行列をコピー/印刷待ち行列より優先して処理し、一つ以上のファックスジョブをコピー/印刷ジョブに先立ってプリントできる。しかし、所定のコピーまたは印刷ジョブを優先的に処理するための機構は何ら提案されていない。Beaudet et al.の米国特許第5,511,150号(1996年4月23日発行)では、印刷ジョブに対するコピージョブの優先的処理を実施しているが、その実施は、上記の数々の参考文献で説明されるような待ち行列を利用した状況での実施ではない。また‘345特許の手法では、複数のファックスジョブをコピー/印刷ジョブに対して優先的に処理する場合、コピーまたは印刷ジョブがコピー/印刷待ち行列内で「詰まって」しまう可能性がある。
【0014】
米国特許第5,113,355号(特許権者Nomura、1992年5月12日発行)は、異なる印刷ジョブを区別させる待ち行列識別子の分類を可能にするプリンタ制御システムを開示している。その分類を通じて、プリントサーバ内にすでにロードされているフォントを必要とする印刷ジョブであることを示す待ち行列識別子を、印刷リストの先頭に配置し、プリントサーバ内にロードされていないフォントを必要とする印刷ジョブであることを示す待ち行列識別子を、印刷リストの末尾に配置する。続いて、印刷リストが示す待ち行列識別子の順序に従って、印刷ジョブを処理する。処理すべき印刷ジョブがシステム内にロードされていないフォントを必要とする場合、表示ユニット上にメッセージを表示して、どのフォントをロードする必要があるかを操作者に示す。
【0015】
米国特許第5,327,526号(特許権者Nomura et al.、1994年7月4日発行)は、印刷要求の処理を通じて、印刷ジョブをプリントする優先順位を設定する、印刷ジョブ制御システムを開示している。印刷ジョブマネージャが、印刷要求をチェックし、どの印刷オプションが選択されているかを検出して、各印刷ジョブに関連する待ち行列識別子を操作し、それらの識別子を印刷待ち行列テーブル内に配置する。この構成による一つの特徴は、指定された印刷オプションを優先させる(overriding)よう印刷順位を変更できる点である。他の特徴としては、その指定された印刷オプションに関わらず低優先度ジョブの優先度を上げて、低優先度ジョブが確実に印刷されるようにできる点が挙げられる。
【0016】
米国特許第5,377,016号(特許権者Kashiwagi et al.、1994年12月27日発行)は、スキャナから供給される所定数のコピージョブを表す事前データと、外部機器から供給される所定数の印刷ジョブを表すデータとを受信する、制御回路を開示している。その制御回路は、待ち行列に配置されるそれらのデータに基づいて各コピージョブおよび印刷ジョブを実行させ、時分割方式および並列方式でジョブを処理させる。制御回路は基本的に、コピージョブの優先度を高くする。優先順位は、ユーザインタフェースからの命令に従って変更できる。現在のジョブを中断した場合、制御回路は後続のジョブを先に処理するようにする。
【0017】
米国特許第5,923,826号(特許権者Grzenda et al.、1999年7月13日発行)は、プリントサーバを通じてリモート文書処理ステーションに接続されるデジタル複写システムを有する、印刷システムを開示している。その印刷システムは、デジタル複写システムが実行すべき第一のジョブを含みプリントサーバに保持される第一待ち行列と、デジタル複写システムが実行すべき第二のジョブを含みデジタル複写システムに保持される第二待ち行列とを含む。印刷システムはさらに、第一および第二の両待ち行列に連結され複合待ち行列を形成する、待ち行列処理部を含む。複合待ち行列は、第一および第二待ち行列に含まれる第一および第二のジョブをデジタル複写システムで実行する際の順序を表す。その複合待ち行列の表記を、リモート文書処理ステーションに設けられたユーザインタフェースに表示する。
【0018】
米国特許出願第(代理人整理番号D/94871Q)号(出願人Salgado et al.、継続中)は、多機能印刷システムのための方法を提供する。その方法では、第一サービスで生成された第一のジョブと、第二サービスで生成された第二のジョブとを、処理のために待ち行列内に配置する。第一のジョブに第一の値を指定し、第二のジョブに第二の値を指定する。第一および第二の値はそれぞれ、第一および第二サービスの関数として大きさが異なる。一例では、第一のジョブが待ち行列に配置され、その一部が処理される。続いて、第二のジョブが待ち行列に配置され、第二の値の大きさが第一の値より大きい場合に、第二のジョブによって第一のジョブの処理が中断される。
【0019】
前述の数々の待ち行列手法は、それらの限定された目的は達成するが、共用リソースを有する多機能印刷システムの生産性の十分な発揮に必要なタイプの効率的な待ち行列管理は実施していない。多機能印刷システムの機能および利用法は、速い速度で増大しつづけている。機能およびリソースのサブジョブレベルでの待ち行列管理を用いることによってシステムの生産性を最大にする、多機能印刷システムを提供することが望ましい。同時に、多機能印刷システムが扱い得るすべてのタイプのジョブの効率的なスループットを促進させる、多機能印刷システムのための待ち行列管理システムを提供することが望ましい。
【0020】
DC240STおよびDC265STから成るゼロックスコーポレーションのデジタルコピー機多機能システムは、基本ジョブサービスレベルでの待ち行列管理を実施するジョブコンテンションマネージャを含む。そのアプローチは、基本リソースレベルで競合しないサブジョブの並列処理を可能にする。たとえば、スキャンサブジョブと印字サブジョブとは、並列して実行できる。しかし、あるサブジョブに関する各基本リソースに関連するすべての機能は、そのサブジョブが完了するまで占領されてしまう。本発明によるさらに生産的なアプローチでは、機能が未使用の場合、あるいは機能がより高い優先度のサブジョブに必要とされていない場合には、その機能を他のサブジョブに解放する。このアプローチは、本発明の好適な実施形態に従って、機能リソース待ち行列および基本リソース待ち行列の両行列を用い、機能ジョブ要求のより低いレベルにおけるジョブコンテンション管理を実施することにより、達成される。
【0021】
上記従来の技術において言及または説明した各特許および出願の記載を、本願に引用して援用する。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明は、多帯イメージの処理のために、多機能印刷システムの基本処理リソースの使用を優先順位付けして、高優先度のジョブが実質的に即時に共用リソースにアクセス可能にする方法および装置を提供する。本発明の好適な態様によれば、印刷システムは、改良されたジョブコンテンションマネージャ(JCM)を有する制御部を用いる。
【0023】
係る工程は、印刷システムの複数の基本リソースの各々に待ち行列を設けるステップを含む。一つ以上のジョブサービスは所望の時点で、JCMに第一信号を送信することで、所定のジョブの多帯イメージサブジョブを実行する。各サブジョブに関する信号は、各サブジョブの優先度に関する情報を含む。JCMは、ジョブサービスからの第一信号に応じて、対応の基本リソースサブジョブを、そのサブジョブの実行に必要な各基本リソースの待ち行列に追加する。これは、当該基本リソースがサブジョブを処理する準備ができていなくても行う。基本リソースは、待ち行列に追加されたサブジョブの優先順位にしたがって、再分配される。追加されたサブジョブが待ち行列内で最高優先順位を有する場合、基本リソースの再分配に応じて、追加されたサブジョブの処理を開始する。
【0024】
本発明の好適な代替形態によれば、一つ以上のジョブサービスによる処理のために少なくとも一つのジョブが入力される多機能印刷システムにおいて、複数ジョブの処理を管理する方法が提供される。係る工程は、印刷システムの基本処理リソースの使用を優先順位付けして、高優先順位のジョブが実質的に即時に共用リソースにアクセスできるようにするジョブコンテンションマネージャ(JCM)を有する制御部を設けるステップを含む。一つ以上のジョブサービスを実行するために、複数の機能ジョブリソースを備える。また、印刷システムの複数の基本ジョブリソースも備える。各機能ジョブリソースは、その機能を実行するのに必要な基本ジョブリソースのリストを含む。各基本ジョブリソースは、自身に依存する機能ジョブリソースのリストを含む。各機能ジョブリソースおよび各基本ジョブリソースに対して、ジョブ待ち行列を設ける。
【0025】
少なくとも一つのジョブサービスは所望の時点で、JCMに第一信号を送信することで、第一ジョブのサブジョブを実行する。第一サブジョブに関する信号は、各サブジョブの優先度(FIFOまたはジョブに基づく優先度)に関する情報を含む。そのような信号に応じてJCMは、当該基本リソースが新たなサブジョブを処理する準備ができていなくても、上記情報を含む機能サブジョブを追加し、その機能サブジョブを、優先度に基づいて各機能リソースの待ち行列に追加する。それに応じてJCMは、該機能サブジョブが必要とする各基本ジョブリソースの待ち行列に、優先度に基づいて基本リソースサブジョブを追加する。JCMは、待ち行列に追加されたサブジョブの優先度にしたがって基本リソースを再分配する。追加されたサブジョブが待ち行列の中で最高の優先度を有する場合、再分配された基本リソースに応じて、追加されたサブジョブの処理を開始する。
【0026】
多帯イメージの処理のために、多機能印刷システムの基本処理リソースの使用を優先順位付けして、高優先度を有するジョブが共用リソースに実質的に即時にアクセスできるようにするための装置が本発明の実施形態にしたがって提供される。該装置は、ジョブコンテンションマネージャ(JCM)を有する制御部を用いる。該装置は、印刷システムの複数の基本リソースを含み、各基本リソースは待ち行列を有する。該装置はまた、一つ以上のジョブサービスが所望の時点で、JCMに第一信号を送信して所定のジョブのサブジョブを実行するための信号手段を含む。各サブジョブに関する信号は、各サブジョブの優先度に関する情報を含む。該装置はさらに、信号手段に応じて対応の基本リソースサブジョブをそのサブジョブの実行に必要な各基本リソースの待ち行列に追加する手段と、待ち行列に追加されたサブジョブの優先度にしたがって基本リソースを再分配する手段と、追加されたサブジョブがその待ち行列において最高の優先度を有する否かを検出する手段とを含む。また該装置は、優先度が最高であるとの検出結果および基本リソースの再分配に応じて、追加されたジョブの処理を開始する手段を含む。
【0027】
一つ以上のジョブサービスによる処理のために少なくとも一つの第一ジョブが入力される多機能印刷システムにおいて、複数ジョブの処理を管理するための、好適な実施形態に従う装置が提供される。該装置は、印刷システムの基本処理リソースを優先順位付けして、高優先度のジョブが共用リソースに実質的に即刻アクセス可能にするジョブコンテンションマネージャ(JCM)を有する制御部と、JCMに関連するデータベースとを有する。データベースは、一つ以上のジョブを実行するための複数の機能ジョブリソースと、印刷システムの複数の基本リソースとを備える。各機能ジョブリソースは、その機能を実行するのに必要な基本ジョブリソースのリストを含む。各基本ジョブリソースは、自身に依存する機能ジョブリソースのリストを含む。データベースはまた、各機能ジョブリソースおよび各基本ジョブリソースに対してサブジョブ待ち行列を含む。さらに、各ジョブサービスが所望の時点で、JCMに信号を送信することで各々の第一ジョブのサブジョブを追加するための信号手段が備えられる。各サブジョブのための信号は、それぞれのジョブとその優先度に関する情報を含む。
【0028】
該装置はまた、信号手段に応じて、基本リソースが第一サブジョブを処理する準備ができていない場合であっても、上記情報を含む機能サブジョブをデータベース内に追加し、その機能サブジョブを優先度に基づいて各機能ジョブリソースの待ち行列に追加する手段を含む。さらに、機能サブジョブ作成手段に応じて、該機能サブジョブが必要とする各基本ジョブリソースの待ち行列に、優先度に基づいてサブジョブを追加する手段が設けられる。また、それらの各サブジョブがアクティブ状態である、すなわち処理準備が整ったことを検出する手段が備えられる。さらに該装置は、待ち行列に追加されたサブジョブの優先度にしたがって、基本リソースを再分配する手段を含む。また、追加されたサブジョブが、待ち行列中で最高の優先度を有するか否かを検出する手段と、最高の優先度を有するとの検出結果に応じて、追加されたサブジョブの処理を開始する手段とを有する。
【0029】
本発明による工程および装置のJCMが使用する優先順位付けの手法は、FIFOまたはFIFOとジョブベース優先との組み合わせの、どちらでも任意でよい。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、好適な実施形態に関連して本発明を説明するが、本発明をその実施形態に限定することは意図しないと理解される。逆に、添付の請求項に規定される本発明の精神および範囲内に含まれ得るすべての代替形態、修正、および同等形態を網羅することを意図する。
【0031】
図1に、本発明の好適な実施形態との使用に適した、既知のタイプのデジタルコピー機システムを示す。図示のとおりシステムは、文書フィーダ1と、操作(および表示)パネル2とを含む。操作パネル2から所望の条件が入力された後、文書フィーダ1は、イメージ読取りデバイス3上の所定の読取り位置まで文書を移送する。文書が読み取られた後、文書フィーダ1は文書を読取り位置から移動させる。イメージ読取りデバイス3は、読取り位置に配置された文書を照射する。それによって得られた文書からの反射を、たとえばCCD(電荷結合素子)イメージセンサなどの固体撮像デバイスが、対応の電気信号、すなわちイメージ信号に変換する。イメージ形成デバイス4は、電子写真式、感熱式、熱転写式、インクジェットなどの従来のシステムを用いて、イメージ信号が表すイメージを普通紙または感熱紙上に形成する。
【0032】
いずれか一つの紙カセット7からイメージ形成デバイス4へ紙が供給されると、デバイス4は紙の一方の面にイメージを形成する。両面コピーユニット5は、一方の面にイメージが形成された紙を裏返して、再度イメージ形成デバイス4へ供給するよう構成されている。その結果、紙の他方の面にイメージが形成され、両面コピーが完成する。両面コピーユニット5は通常、紙を直ちに再供給するか、あるいは、互いに重ねられた複数の紙を、下の紙から順番に再供給するよう設計される。イメージ形成デバイス4から排出された紙または両面コピーは順番に、出力デバイス6によって、ページ順またはページ毎に分類される。
【0033】
概括的に8で示すアプリケーションは、コピー機システムに組込まれたリソースである文書フィーダ1、操作パネル2、イメージ読取りデバイス3、イメージ形成デバイス4、両面コピーユニット5、出力デバイス6、および紙カセット7を共用する。アプリケーションは、コピー機アプリケーション、プリンタ(IOT)アプリケーション、ファクシミリ(ファックス)アプリケーションなどを含む。さらにデジタルコピー機システムは、従来のネットワーク接続9を通じてネットワークに連結されている。
【0034】
図2に、多機能且つネットワーク適合型の印刷システムを符号10で示す。印刷システム10は、ネットワークサービスモジュール14に動作上連結している印刷機12を含む。印刷機12は、電子サブシステム16を含む。電子サブシステム16は、ビデオ制御モジュール(VCM)と呼ばれ、スキャナ18およびプリンタ20と通信する。一例ではVCM16は、以下でさらに詳述するが、デジタルコピー用の構成においてスキャナおよびプリンタの動作を調整する。デジタルコピー用の構成では、スキャナ18(イメージ入力端末(IIT)とも呼ばれる)は、全幅CCD列を用いてオリジナル文書上のイメージを読み取り、得られたアナログビデオ信号をデジタル信号に変換する。それを受けて、スキャナ18と関連するイメージ処理システム(IP)22(図3)は、信号補正などを実施し、補正済み信号をマルチレベル信号(たとえば二進信号)に変換し、マルチレベル信号を圧縮し、それを好ましくは電子事前照合(EPC)メモリ24内に記憶する。
【0035】
再度図2を参照する。プリンタ20(イメージ出力端末(IOT)とも呼ばれる)は、電子写真式印刷機関を含むことが好ましい。一例では印刷機関は、マルチピッチベルト(図示せず)を有する。マルチピッチベルト上には、同期的ソース(たとえばレーザラスタ出力スキャンデバイス)または非同期的ソース(たとえばLEDプリントバー)などのイメージ生成ソースを用いて、イメージを形成する。印刷する場合は、イメージデータに従ってイメージ生成ソースをオンおよびオフにする間に、マルチレベルイメージデータをEPCメモリ24(図3)から読み出し、受光体上に潜像を形成する。潜像は、たとえばハイブリッドジャンピング現像技術を用いて現像され、プリント媒体シート上に転写される。融着後に得られたプリントを、裏返して両面印刷してもよいし、そのまま出力してもよい。本明細書に開示する実施形態の基礎となる概念を変化させることなく、上記プリンタを電子写真式印刷機関以外の他の形態で実施することができると、当業者は認識するであろう。たとえば印刷システム10は、熱インクジェットまたは粒子線写真式プリンタを用いて実施することもできる。
【0036】
特に図3を参照し、VCM16をさらに詳述する。VCM16は、ビデオバス(Vバス)28を含む。Vバス28を通じて、さまざまなI/O、データ転送、および記憶部材が通信する。Vバスは好ましくは、高速32ビットデータバースト転送バスであって、64ビットに拡張可能である。32ビットの形態では、持続的最大バンド幅は約60Mバイト/秒である。一例ではVバスのバンド幅は、100Mバイト/秒にもなる。
【0037】
VCMの記憶部材は、EPCメモリ部30およびマスメモリ部32内に位置する。EPCメモリ部はEPCメモリ24を含む。EPCメモリは、DRAMコントローラ33を通じてVバスに接続される。好ましくはDRAMであるEPCメモリは、2つの高密度32ビットSIMMモジュールを用いて64Mバイトまでの拡張が可能であるが、いずれの所望サイズのメモリを使用することも可能である。マスメモリ部32は、転送モジュール36aを通じてVバスに接続される、SCSIハードドライブデバイス34を含む。図示のとおり、他のI/Oおよび処理部材はそれぞれ、転送モジュール36を通じてVバスに接続される。他のデバイス(たとえばワークステーション)は、適切なインタフェースおよびSCSIラインを用いることで、転送モジュール36を通じてVバスに接続できると認識される。
【0038】
図4を参照し、一つの転送モジュール36の構造を詳述する。図4に示す転送モジュールは、パケットバッファ38と、Vバスインタフェース40と、DMA転送ユニット42とを含む。「VHSIC」ハードウェア記述言語(VHDL)を用いて構築された転送モジュール36は、プログラム可能な構成であり、イメージデータのパケットをVバスに沿って比較的高い転送レートで送信させる。特にパケットバッファは、使用可能なVバスバンド幅に合わせてセグメントまたはパケットを変化させるようプログラム可能である。一例ではパケットバッファは、64バイトまでのパケットを扱うようプログラム可能である。パケットサイズは、Vバスの使用度が比較的高い時は縮小され、バスでの活動が比較的少ない時は増大されることが好ましい。
【0039】
パケットサイズの調節は、Vバスインタフェース40(図4)およびシステムコントローラ44(図6)によって達成される。Vバスインタフェースは実質的に、論理要素から成る構成であり、アドレスカウンタ、デコーダ、状態機械などを含む。Vバスインタフェースが、転送モジュールにおける知能を選択的度合いで実現する。インタフェース40は、システムコントローラと通信することで、要求されるパケットサイズを把握する。そしてその知識を用いて、パケットバッファ38のパケットサイズを、バスの状態に合わせて調節する。すなわちコントローラは、Vバス28の状態に関する知識を用い、それに合わせてインタフェース40がパケットサイズを調節できるようにインタフェース40に指示を出す。以下で、転送モジュール36の動作に関してさらに説明する。
【0040】
より詳細には、従来のDMA転送方法を用いてパケットを転送するDMA転送ユニットによって、イメージ転送は容易に実施される。すなわち、転送ユニットがパケットの先頭アドレスおよび終端アドレスを用いることによって、所定の転送が実行される。転送が完了するとインタフェース40は、システムコントローラ44へ信号を返信し、要求パケットサイズやアドレス指定などのさらなる情報を得られるようにする。
【0041】
図2および図3によれば、3つのI/O部材がVバス28に動作上連結されている。3つの部材とは、FAXモジュール48、スキャナまたはIIT18、およびプリンタまたはIOT20である。ただし、拡張スロット50を通じて多様な部材をVバスに連結できると認識すべきである。図5に、転送モジュール36bを通じてVバス28に連結されたFAXモジュールの実施形態を、さらに詳細に示す。好適な実施形態では、ファクシミリデバイス(FAX)51は一連の部材を含む。それらの部材には、ゼロックス適合型の圧縮/復元を実施するセクション52と、圧縮イメージデータの拡大縮小を実施するセクション54と、CCITT形式から並びにその形式への圧縮イメージデータの変換を実施するセクション56と、モデム58とが含まれる。モデム58は、好ましくはロックウェルコーポレーション社製であり、従来の通信ラインを通じてCCITT形式のデータを電話へまたは電話から送信する。
【0042】
さらに図5を参照する。各セクション52,54,56およびモデム58は、制御ライン60を通じて転送モジュール36bに連結される。それにより、FAXモジュール48宛ておよびそこからの転送は、プロセッサを使用せずに実施できる。理解されるべきであるとおり、転送モジュール36bは、FAXモジュールのマスタまたはスレーブとして機能できる。すなわち転送モジュール36bは、送信のためにFAXへイメージデータを供給し、または着信FAXを受けることが可能である。運転時、転送モジュール36bは、他のいずれのI/O部材に対して動作するのと同様にFAXモジュールに対して動作する。たとえばFAXジョブの送信時には、転送モジュール36bは、DMA転送ユニット42を用いてパケットをセクション52へ供給する。1つのパケットの供給後に転送モジュールは、システムプロセッサ44に対して中断信号を送信して他のパケットを要求する。一つの実施形態では、パケットバッファ38内には2つのパケットが保持され、2つのパケット間で「玉突き(ping-ponging)」が実施されるようになっている。それにより、中断信号の受信時にコントローラが直ちに応答できない場合でも、転送モジュール36bではイメージデータが尽きてしまうことがない。
【0043】
再度図3を参照する。IIT18およびIOT20は、転送モジュール36cおよび36dを通じてVバス28に動作上連結されている。さらに、IIT18およびIOT20はそれぞれ、圧縮器62および復元器64に動作上連結されている。圧縮器および復元器は、ゼロックス適合型圧縮デバイスを用いる単一のモジュールとして設けられることが好ましい。ゼロックス適合型圧縮デバイスは、ゼロックスコーポレーション社のドキュテック(登録商標)印刷システムにおける圧縮/復元動作のために用いられている。実用上は、転送モジュールの少なくともいくつかの機能が、3チャネルDVMAデバイスによって備えられる。そのデバイスは、圧縮/復元モジュールに対するローカルアービトレーションを実施する。
【0044】
図3にさらに示すとおり、イメージ処理部22を含むスキャナ18は、アノテート(annotate)/併合モジュール66に連結される。イメージ処理部は、一つ以上の専用プロセッサを含むことが好ましい。そのプロセッサは、画質向上、しきい値処理/スクリーニング、回転、解像度変換、およびTRC調節などの、要求されるさまざまな機能を実施するようプログラムされる。しきい値処理およびスクリーニングは、典型的なイメージ生成機能であり、イメージスクリーンを適用することによって画質向上を図るという概念に関連している。これらの各機能の選択的駆動は、システムコントローラ44によってプログラムされる一群のイメージ処理制御レジスタによって調整される。各機能は、「パイプライン」に沿って備えられることが好ましい。「パイプライン」では、パイプの一端からイメージデータが入力され、処理済のイメージデータが他端から出力される。スループットを促進するために、転送モジュール36eがイメージ処理部22の一端に配置され、転送モジュール36cが処理部22の他端に配置される。明らかになるとおり、転送モジュール36cおよび36eをこのように配置することによって、ループバック工程の並列性を大幅に促進できる。
【0045】
さらに図3によれば、VCM16のさまざまなバスマスタのアービトレーションは、Vバスアービタ/バスゲートウェイ71内に設けられたVバスアービタ70を用いて実施する。アービタは、ある一時点でどのバスマスタ(たとえばFAXモジュール、スキャナ、プリンタ、SCSIハードドライブ、EPCメモリ、またはネットワークサービス部材)がVバスにアクセス可能かを決定する。アービタは、2つの主セクションと3つ目の制御部とによって構成される。第一セクションである「ハイパス」セクションは、入力バス要求と、現在の優先度選択とを受信し、最も優先度の高い保留中の要求に対する許可を出力する。現在の優先度選択に関する入力は、アービタの第二セクションからの出力である。第二セクションは「優先度選択」と呼ばれる。このセクションは、優先度ローテーションおよび選択アルゴリズムを実行する。いずれの所定の時点においても、「優先度選択」の論理からの出力が、保留要求をサービス処理する順番を決定する。「優先度選択」への入力は、優先度チェーン上におけるデバイスの初期配置を保持するレジスタである。サービス要求があった時点で、「優先度選択」の論理がデバイスを優先度チェーンに沿って順位を上げたり下げたりすることによって、そのデバイスの次の要求の位置が選択される。制御論理は、要求/許可活動に関する信号を監視することによって、「ハイパス」および「優先度選択」の動作を同期させる。制御論理はまた、競合状態の発生を防止する。
【0046】
図6を参照し、ネットワークサービスモジュール14をさらに詳述する。当業者が認識するとおり、ネットワークサービスモジュールの構成は既知の「PCクローン」の構成に類似する。より詳細には、好適な実施形態においてコントローラ44は、好ましくはサンマイクロシステムズ社製のSPARCプロセッサの形態であり、標準Sバス72に連結されている。図6に示す実施形態では、好ましくはDRAMの形態であるホストメモリ74と、SCSIディスクドライブデバイス76とが、Sバス72に動作上連結されている。図6には図示しないが、記憶部またはI/Oデバイスは、適切なインタフェースチップを用いてSバスに連結することが可能である。さらに図6に示すとおりSバスは、適切なネットワークインタフェース80を通じてネットワーク78に連結されている。一例ではネットワークインタフェースは、コントローラ44のハードウェア/ソフトウェア部材をネットワーク78のハードウェア/ソフトウェア部材に関係させるのに必要なすべてのハードウェアおよびソフトウェアを含む。たとえば、ネットワークサービスモジュール14とネットワーク78とのあいだで多様なプロトコルをインタフェースする場合は、ネットワークインタフェースにノヴェルコーポレーション社のネットウェア(登録商標)などのソフトウェアを備えてもよい。
【0047】
一例ではネットワーク78は、エミッタまたはドライバ84を有するワークステーション82などのクライアントを含む。運転時にはユーザが、複数の電子ページと一式の処理指示とを含むジョブを生成することがある。するとジョブはエミッタによって、ポストスクリプトなどのページ記述言語で表す表記に変換される。続いてそのジョブはコントローラ44に送信され、そこでアドービコーポレーション社が提供するような復元器によって解釈(interpret)される。PDLジョブの解釈の概念の基礎となっているいくつかの原理が、Bonk et al.に発行された米国特許第5,493,634号、およびMensing et al.に発行された米国特許第5,226,112号に開示されている。これらの両参考文献における開示を、本願に引用して援用する。PDLでのジョブ生成技術に関するさらなる詳細は、以下のテキストを参照することによって得られる:PostScript Language Reference Manual,Second Edition,Addison-Wesley Publishing Co.,1990。この文献の関連部分を、本願に引用して援用する。
【0048】
さらに図3によればネットワークサービスモジュール14は、Vバスアービタ/バスゲートウェイ71のバスゲートウェイ88を通じて、VCM16に接続される。一例ではバスゲートウェイは、XILINXコーポレーションが提供する利用者書込み可能ゲート列(field programmable gate array)によって構成される。バスゲートウェイデバイスは、ホストのSバスとVCMのVバスとのあいだをインタフェースする。バスゲートウェイデバイスは、Vバス実アドレス範囲内のアドレス空間へのアクセスに対してVバスアドレスの翻訳(translation)を供給し、ホストアドレス範囲内の仮想アドレスに関しては、仮想アドレスをホストSバスへ送信する。また、メモリからメモリへの転送のためのDMAチャネルも、バスゲートウェイ内で実現される。バスゲートウェイは特に、VバスとSバスとのあいだのシームレスなアクセスを実現し、転送モジュール36の一つなどのバスマスタからの仮想アドレスを復号化することで、対応のスレーブ部材から識別子を得られるようにする。印刷システム10の多くの部材を一つのASICの形態で実施できると、当業者は認識するであろう。
【0049】
図3、図4、および図6を参照し、各転送モジュール36のDMA転送に関してさらに説明する。詳細には、一例においてジョブのイメージは、一連のブロックとしてホストメモリ74内に記憶される。運転時には、コントローラ44は一つの転送モジュール36に対して、ブロックの先頭アドレスとブロックのサイズとを供給する。転送モジュール36はそのブロックに関し、パケット転送を実行し、カウンタをインクリメント/デクリメントする。ブロックの最後のパケットが転送されたことをインタフェース40がカウンタに基づいて検出するまで、この手順をブロックの各パケットに対して繰り返す。通常は、このようなパケット毎の手法で、各記憶イメージに対して数個のブロックを転送する。
【0050】
前述のとおり、DC240STおよびDC265STから成るゼロックスコーポレーションのデジタルコピー機多機能システムは、外部または基本ジョブサービスレベルにおける待ち行列管理を実施するジョブコンテンションマネージャを含む。図7によればそのシステムは、図1に示すようなプリンタ20による処理を受ける準備が完了しているジョブの待ち行列を含む。他の従来の印刷待ち行列と同様に、ウィンドウ202内に現在印刷中のジョブが表示され、ボタン204を用いてジョブのリストをスクロールすることができる。このタイプおよび上述の従来技術の多機能機器では、提供されるさまざまな基本ジョブサービスに対応するために一つ以上の待ち行列が使用されると認識すべきである。たとえば、スキャン処理を待つジョブはスキャン待ち行列内に配置され、ファックス処理を待つジョブはファックス待ち行列内に配置される。図7の印刷または印字待ち行列は実質的に、多機能印刷システムで用いられる複数の基本ジョブサービス待ち行列のうちの一つに過ぎない。また、米国特許第5,206,735号に記載に従う方法でジョブを待ち行列に挿入してもよいと認識すべきである。さらに、待ち行列は、図6のネットワークサービスモジュールまたは図3のVCMなどの位置に保持可能であると認識される。
【0051】
上述の印刷システム10などのいずれの多機能製品(以下、「MF機関」とも呼ぶ)においても、複数のユーザが同時に一つ以上のサブシステムへのアクセスを必要とする可能性が常に存在する。このアクセスコンテンションは、MF機関の数箇所で、たとえばEPCメモリ24(図3)などの一つのリソースに対するコンテンションとして発生する場合もあり、あるいはEPCメモリおよびITTなどの複数のリソースに対するコンテンションとして発生する場合もある。コンテンション状態が発生した場合、印刷システムは、さまざまなユーザを満足させるような予測可能で制御された方法で対処しなければならない。
【0052】
ゼロックスDC240STおよびDC265ST多機能システムでは、少なくとも二つのコンテンション管理方法が構想されている。それに関しては、Salgado et al.の米国特許出願第(代理人整理番号D/94871Q)号でより詳細に説明しており、その出願(以下、「サルガド出願」と呼ぶ)を本願に引用して援用する。
【0053】
1.先入れ先出し(FIFO)ジョブ管理
この方法では、コンテンションは先着順で処理される。他のジョブに先立って提出されたジョブが、必要とする基本ジョブサービスを最初に使用できる。そのサービスを要求する他のジョブは、到着時点によって数値的に順位付けられ、後にそのサービスを使用する機会が与えられる。
【0054】
2.優先的ジョブ管理
この方法では、リソースへのアクセスは、「キー操作者/システム管理者(KO/SA)定義アルゴリズム」によって管理される。そのアルゴリズムを用いればKO/SAは、ジョブタイプ、即時ウォークアップ(現場持ち込みの)要求であるかどうか(immediate walkup need)、中断の履歴、および他の重要な要因に基づいて、ジョブを分類できる。アルゴリズムは、典型的な印刷システムユーザの要求に従ってジョブコンテンションを管理するよう構成され得る。柔軟にプログラム可能であるため、アルゴリズムはFIFOをサポートするように構成可能である。すなわちFIFOは、このアルゴリズムの能力のサブセットである。
【0055】
サルガド出願は、KO/SA優先アルゴリズムが対応する少なくとも5つのジョブタイプを開示している。
【0056】
1.コピー印刷またはウォークアップジョブ:IITおよび相当の印字リソースを要するウォークアップユーザのジョブ。
【0057】
2.自動レポート印刷:機器やコピー機の利用、エラーログ、ファックスレポートなどの自動的に印刷されるレポート。SA/KOに指定されるそれらのレポートは、メモリリソースからプリントされ、印字機関の使用を必要とする。
【0058】
3.ネット印刷:このジョブ分類には下記が含まれる:
a)ネットワークサービスモジュール14(図2)を介してネットワークソースから送信され、印字リソースを必要とするジョブ、
b)ウォークアップまたはリモートのユーザによって起動されるネットワークサービスモジュール(ESSとも呼ばれる)のソフトメールボックスジョブ、および
c)ESSまたはネットワークから発生するその他のジョブ。
【0059】
4.ファックスメールボックス:このジョブ分類には下記が含まれる:
a)ユーザの要求時にプリントアウトするようシステムに記憶されている受信ファックス、
b)システム利用またはファックスログなどのローカルレポート、および
c)EPCメモリ24(図3)または印刷システム(MFSYSとも呼ばれる)から発生するその他のジョブ。
【0060】
5.ファックスプリント:即時プリントすべき着信ファックスジョブ。そのようなジョブは、EPCメモリ24内に取得された後、即時プリントされる。
【0061】
サルガド出願のアプローチでは、ユーザが発した作業要求に相当するシステムジョブが設けられる。ユーザの作業要求は、MF機関のユーザインタフェースまたは外部ジョブサービス(EJS)で発せられる。たとえばコピージョブは、ユーザによるコピー動作の実行要求に相当する。各EJSジョブは、複数のサブジョブに分割される。各サブジョブは、基本ジョブ動作を実施するための作業であって、基本ジョブサービス(BJS)によって処理される。コピージョブは、スキャン、イメージ処理、および印字のサブジョブに分割される。
【0062】
基本ジョブサービスによるジョブ処理の実施には、ビデオハードウェアの使用を必要とする。ビデオハードウェアは、圧縮器と、復元器と、ips1ボードと、入力チャネルと、出力チャネルと、ループバックチャネルとを含む。複数のサブジョブが、同じビデオハードウェアの使用を要する場合もある。サルガド出願のジョブコンテンションマネージャは、ビデオハードウェアの使用を管理し、基本ジョブサービスレベルでコンテンション決定が必要な場合に、どのサブジョブがハードウェアを取得するかを上述の優先手法に基づいて決定する。
【0063】
本願の説明をより良く理解するために、下記の用語が有用であろう:
許可ユーザ:臨時ユーザより高い許可レベルを有するが、KO/SAより少ないアクセス権を有するユーザ。VIPユーザのために確保されている許可レベルである。
【0064】
ジョブ優先度:ジョブまたはユーザタイプに合わせて指定される優先度。ジョブタイプに基づく代表的な優先手法が、サルガド出願に記載されている。
【0065】
リソース:ジョブまたはサブジョブの処理に必要な機械的、電子的、またはソフトウェアの部材。
【0066】
印字リソース:所定のタイプの媒体上にジョブをプリントする際に使用するリソース。
【0067】
メモリリソース:たとえばメモリ24、34(図3)、74および76(図6)などの、印刷システムが使用する読込み/書込みメモリの類。
【0068】
印字済みジョブ:プリントされたジョブ。この用語は「印刷済みジョブ」より包括的であり、あるタイプの媒体上への特定の印字方法のいずれも示唆しない。
【0069】
次回プリント物:ジョブの待ち行列の先頭にあり、安定/正常状態にあるジョブの呼称である。次回プリント物は、待ち行列の中から次にプリントされる。
【0070】
復元器:圧縮イメージを元の「未処理」データに復元するビデオハードウェア。
【0071】
圧縮器:従来の圧縮アルゴリズムに基づきイメージを圧縮するビデオハードウェア。
【0072】
ループバックチャネル、入力チャネルおよび出力チャネル:イメージデータを物理的に転送する際に使用するビデオチャネル。
【0073】
ips1:縮小、拡大、濃淡調節、およびコントラスト調節などの数々のイメージ生成機能を実施する物理的部材。
【0074】
本発明によれば、複数のサブジョブによるシステムリソースに対するコンテンションを管理する方法および装置が提供される。本発明の好適な実施形態によれば、以下が実施可能である:1)複数のサブジョブによるリソース要求を処理する;2)コンテンション状態の不在時に並列ジョブ処理を実行する;3)サブジョブに対して、その優先度に基づいて基本リソースを配分する;4)優先度がより高いジョブのために、サブジョブのリソース利用を中断する;5)低優先度サブジョブから高優先度サブジョブへリソースを移転する;6)各イメージに関するBJSのビデオリソースへの要求を迅速に処理する;および7)追加のビデオリソースおよびビデオ機能のために拡張する。
【0075】
図8では、本発明のジョブコンテンションマネージャ(JCM)112は、基本リソースレベルでのリソース配分を制御する。図8に示すとおりJCM112は、BJS110から受信したビデオリソース要求の状況を追跡し、それらの要求を割り振る。JCM112とBJS110とのあいだの要求では、示唆/申込/受諾/受諾不可プロトコルを用いる。表1に、代表的な多機能プリンタ(MFP)に伴う典型的な外部ジョブサービスおよびBJSサブジョブの例を示す。所望され得るように追加のEJSおよびBJS110サービスを設けることは本発明の範囲内であり、表1は単なる例である。
【0076】
【表1】
Figure 0004612176
基本ジョブサービス(BJS)は、表1に示すように、外部ジョブサービス要求を一連のサブジョブ要求に分割する。図8に示すとおり本発明では、BJS110は各サブジョブに関して、ジョブコンテンションマネージャ(JCM)112に対し、ビデオリソースへの「示唆」を発する。表2aおよび表2bに例示するようにJCMには、BJSが利用する一連のビデオ機能または機能リソース(CR)が設けられている。各CRは、特定セットのビデオハードウェアまたは基本リソース(BR)を用いる。
【0077】
【表2】
Figure 0004612176
表2aおよび表2bに、代表的な多機能プリンタ(MFP)における典型的な機能リソース(CR)と、それらが使用する基本リソース(BR)またはビデオリソースとを示す。所望され得るように追加のCRおよびBRを設けることは本発明の範囲内であり、表2aおよび表2bは単なる例である。たとえば表2aおよび表2bに示すように、スキャン機能(CR)は圧縮器と入力チャネルとの基本リソースを用い、ESS入力機能(CR)はループバックチャネルと圧縮器とのBRを用いる。
【0078】
以下、複数のサブジョブ間のシステムリソースに対するコンテンションを管理するための本発明の方法を実施するシステムの基本構成と、リソースがどのようにして共用されるかとを、図8、図9、図10、図11、および図12を参照しながら詳述する。それらの図に示すフローチャートは、本発明の好適な実施形態を表す。
【0079】
図8によれば、基本ジョブサービス110は、サブジョブを処理する準備が完了すると、処理すべき各サブジョブに関して、上述のとおりイメージ「示唆」をジョブコンテンションマネージャ112へ送信する。ジョブコンテンションマネージャ112は、相互接続された少なくとも2レベルを有するデータベース113を保持している。第一レベル114は、機能リソース(CR)に相当する。第二レベル115は、実質的にはビデオリソース(ビデオ)である基本リソース(BR)に相当する。データベース113はいずれの所望数のレベルを有してもよく、単に例として2レベルデータベースを説明する。データベース114内の各機能リソースは、必要とする基本リソースのリストを含む。相応じて、データベース115内の各基本リソースは、自身に依存するCRのリストを保持する。この相互接続データベースは、システム起動時に作成される。
【0080】
ジョブコンテンションマネージャ112はさらに、システムのコンテンションアルゴリズム(SA/KOによって設定可能)を有する。好適な実施形態においてそのアルゴリズムは、本願に引用するサルガド出願(ここで引用して援用する)で提案されるアルゴリズムと実質的に同様であるが、SA/KOが決定するいずれの所望のコンテンションアルゴリズムであってもよい。サルガド出願のコンテンションアルゴリズムは、FIFOまたはジョブサービス優先度ベース、あるいはその両者の組み合わせである。作成されたジョブは、優先度、提出時間、および最終修正時間などの優先順位付けデータ要素を含む。
【0081】
本発明によると、BJS110から「示唆」が出されると、JCM112は直ちにサブジョブをそれぞれの機能リソース待ち行列および基本リソース待ち行列に追加する。これによって、JCM112は、より高い優先度のジョブに基本リソースを移動できる。ジョブを後で行うための「提案」がジョブサービスから出される時には、当該ジョブは既にそれぞれの待ち行列に含まれており、直ちに処理できる状態にある。サブジョブのめにBJSが必要とする機能リソースに対しては、BJSは一度だけ「示唆」を送る。本発明による「示唆」アプローチによれば、リソースを直ちに移動できるので、基本リソースをあるサブジョブから他のサブジョブに移動する間に他の動作(たとえばスキャナの準備)を行うことができる。これは、例えばコピージョブの場合、第一コピー出力時間の遅延を非常に短くできる。これは、ユーザにとって非常に望ましい。
【0082】
本発明によれば、高優先度のジョブが共用基本リソースに即刻アクセスできる。これによって、BRの準備が完了していない場合でも、より高い優先度のサブジョブがBR要求の待ち行列に加わることができる仕組みを提供する。本発明に係るこの方法によれば、「提案」を受理する前にJCM112が基本リソースをセットアップするので、「提案」が受理されると、JCMは「即時割込み」方式でサブジョブを実行できる。
【0083】
図8を参照して、基本ジョブサービス110はサブジョブを処理する準備が完了すると、サブジョブに必要な機能リソースに対する「示唆」要求をJCM112に送る。「示唆」リクエストはジョブ識別子と、優先度情報と、必要なビデオ機能と、要求BJS識別子とを含むことが好適である。例えばスキャンBJSはDADH(ドキュメントハンドラ)からのコピージョブ(id:3−1)を走査しなくてはならない。スキャンBJSはJCM112に対し、「示唆」(例えば、BJS:走査、ジョブ:3−1、ジョブ優先度:XXX、機能:圧縮走査(ScanCompressed)、・・・)を発する。
【0084】
図8および図11を参照して、FIFOまたはジョブベース優先度またはその両方を用いて、複数のサブジョブ間でのシステムリソースのコンテンションを管理するための本発明に係る方法および装置の実施形態の構成を詳述する。本発明の実施形態では、リソースへのアクセスは「キー操作者/システム管理者(KO/SA)定義アルゴリズム」によって管理される。このアルゴリズムはサルガド出願において述べたアルゴリズムと類似する。このアルゴリズムによれば、KO/SAは、ジョブタイプ、即時ウォークアップ要求であるかどうか、中断の履歴、および他の重要な要因に基づいて、ジョブを分類できる。このアルゴリズムは、典型的な印刷システムユーザの要求に従ってジョブコンテンションを管理するよう構成され得る。柔軟にプログラム可能であるため、このアルゴリズムはFIFOをサポートするように構成可能である。すなわちFIFOは、このアルゴリズムの能力のサブセットである。この発明は、基本リソースの段階で優先順位付けすることで、これらのリソースをより効率的に使用する。サブジョブの優先度はサルガド出願と同様に決定されることが好適であるが、任意の所望の従来の優先順位付けアプローチによって行ってもよい。
【0085】
特定のサブジョブ要求において、機能ジョブリソース(CJR)と基本ジョブリソース(BJR)とに共通な一式のデータを、ジョブリソースと称する。あるリソースのジョブリストとは、その機能または基本リソースを必要とする要求中のサブジョブのリストまたは待ち行列である。基本リソースの待ち行列にBJRを追加すると、BJRはジョブ優先度に基づいた位置に配置される。待ち行列の先頭は最も優先度の高いジョブであり、その後ろに順に、優先度がより低いジョブが続く。
【0086】
サブジョブに関してBJS110から「示唆」要求を受信すると、JCM112は、上記のデータを含む機能ジョブリソース(CJR)を形成する。要素118は、データベース114内の機能リソースのジョブリストまたは待ち行列にCJRを追加する。次にJCM112は、機能リソースが必要とする各基本リソースに関して、機能リソースに必要な基本リソース(表2aおよび2bを参照)のリストをウォークまたは走査する。これは、要素120,122,124,300を繰り返すことで実行する。要素120によって検出された、機能リソースが必要とする各基本リソースに関して、基本ジョブリソース(BJR)が要素122によって形成され、データベース115内の各基本リソースのジョブリストまたは待ち行列に追加される。
【0087】
要素300は、サブジョブがBRの待ち行列の先頭であるか、すなわち最高優先度ジョブであるかを検出する。そうでない場合、要素300は要素124に通知する。要素300は、該サブジョブが待ち行列の先頭であると検出すると、要素302に通知する。要素302は、その待ち行列内に「bjsアクティブ」ジョブがあるかを検出する。「bjsアクティブ」ジョブが存在しない場合、要素302は要素124に通知する。待ち行列内に「bjsアクティブ」ジョブがあると検出した場合、要素302は要素304に通知する。それにより要素304は、すべての「bjsアクティブ」ジョブを「bjs中断中」に設定し、要素306に対し、中断中BJRの親CJRを「bjs中断中」に設定するよう通知する。続いて要素306は、要素124に通知する。最後の構成要素BJRがすでに追加された場合、要素124は要素126に通知する。要素126は、CJRがサブジョブの実行に必要とするすべてのBJRを取得したかを検出する。
【0088】
要素300〜306によって高優先度ジョブ(SA/KOアルゴリズムによって規定される)は、その高優先度ジョブの完了時まで、アクティブジョブを中断させることが可能になる。新しいサブジョブ「示唆」要求によって他のサブジョブ要求を中断させる必要が生じた場合、JCM112は、現存するサブジョブのCJRの状態を「cjs中断中」に設定する。中断中サブジョブに関する次の申込の際に(図11および図12,13を参照しながら以下で述べる)JCMは、中断中サブジョブから取得中サブジョブへ基本リソースを移転する。中断中サブジョブに関して申込をしたBJSは、JCM112Aから「受諾不可」を受信する。BJSが一つのサブジョブの処理を完了すると、BJSはJCM112に対して「サブジョブ完了」を通知する。「サブジョブ完了」を受信すると、JCM112はサブジョブの情報(CJRおよびBJR)を削除する。そのサブジョブが使用していた各構成要素BJRに関連して、JCM112は基本リソースを、BRジョブ待ち行列内の次のサブジョブに配分する(状態はまず「bjsアクティブ」にされる)。続いてJCM112は、それらのBJRの親CJRの状態を再検出する。BJSがリソースを申し込んだ場合に、ジョブがユーザによって削除された時、あるいはシステムによって終了された時に、BJSは「サブジョブ終了」を指示する。
【0089】
この時点でJCM112Aは、BJS「示唆」要求の全体的状態(本発明では、CJRの状態)を検出する必要がある。すべての構成要素BJRが「bjsアクティブ」であると要素126が検出すると、要素128がすべてのBJRの状態を「bjsアクティブ」に設定する。続いて要素130が、CJRの状態を「cjsアクティブ」に設定する。
【0090】
上述のようにしてJCM112は、追加された各基本ジョブリソースの状態を検出する。基本リソースのジョブリスト内で該BJRが最高優先度ジョブである(待ち行列の先頭である)場合に、もしリスト内に他に「bjsアクティブ」がなければ、状態は「bjsアクティブ」である。他の「bjsアクティブ」がある場合は、追加された基本ジョブリソースの状態は「bjs取得中」である。追加された基本ジョブリソースが待ち行列の先頭でない場合は、状態は「bis待機中」である。BJSの構成要素BJRが、「bjsアクティブ」と「bjs取得中」との状態の組み合わせである場合は、CJRの状態は「cjs取得中」である。その他の場合は、CJRの状態は「cjs待機中」である。続いてJCM112は、全体的状態を反映させるように、該CJRのすべての各BJRの状態を更新する。すなわち、機能ジョブリソース(CJR)の状態が「cjs待機中」である場合、構成要素であるすべての基本ジョブリソース(BJR)の状態を「bjs待機中」に設定する。
【0091】
CJRの状態が「cjs取得中」または「cjs待機中」であって、必要とするすべてのBJRをCJRが取得していないと要素126が検出した場合、要素126は要素308に通知する。要素308は、必要とするすべての基本リソースを該サブジョブが取得しているかを検出する。必要とするすべてのBJRをCJRが取得していないと要素308が検出した場合、要素310がCJRを「bjs待機中」に設定し、JCM112Aは、申込をしたBJSに対して「受諾不可」を送信する。CJRの状態が「bjs待機中」であると要素308が検出すると、要素308は要素136に、BJSに対して「受諾不可」を送信するよう合図する。前述の実施形態と同様にBJS110は、「受諾不可」を受信後、タイミング信号に基づく後の時点で再度申込をする。
【0092】
JCM112は更に機能リソースの状態も管理する。機能リソースの状態は、該機能リソースが必要とする基本リソースの状態に基づく。機能ソースは「準備」または「内部ペンディング」状態にあるかもしれない。CRに必要なBRがすべて使用可能な状態にあれば、該CRは「準備」状態にある。CRのサブジョブが基本リソースを取得すれば、機能リソースの状態が修正される。このBRを使用する全てのCRについて、取得CR以外のCRは全てその状態が「内部ペンディング」に変移する。取得CRは「準備」状態のままである。基本リソースが解放されると、これに従属する機能リソースの状態が再計算される。BJS110はそれが使用する全ての機能にCRの状態が変化した旨を登録する。
【0093】
上記のクロスレフェレンスの出願では、基本ジョブサービスは、CRの状態が「準備」の時に「提案」のみ行う。このため、サービスは、現在アクティブであるサブジョブよりも優先度が高いジョブに対して基本リソースを取得できない。したがって、「即時割込み」サブジョブであってもCRが「準備」状態に変わるまで待機しなければならない。
【0094】
本発明が提供するしくみによれば、BJS110はCRの使用を事前に要求する。したがって、BJS110がCRを使用する準備ができれば、CRの使用に対する「示唆」を発する。この示唆を受信するとJCM112は、それぞれのCJRおよびBJRを行列待ちする。次に、上述のようにJCM112は、基本リソースを中断しシフトできる。優先度がより高いサブジョブに対して示唆が発せられると、その結果BRがシフトすることによって所望のCRの状態を「準備」に変化させる。この時、BJS110はCRに対して「提案」を発することができる。「示唆」の受信、続けて「提案」の受信に応じてBRが変移するので、サブジョブの状態は「アクティブ」であり、状態変化またはセットアップによる遅延無く処理される。これにより「即時割込み」要求を満たす。
【0095】
本発明が提供するしくみによると、CRの状態が「準備」状態でない場合でも、優先度がより高いサブジョブがリソースを獲得できる。これによって、サブジョブの要求(示唆)が待ち状態になることができ、続いてCRの状態が変化して、基本リソースが実際に使用開始される。
【0096】
基本ジョブサービス110がサブジョブ処理の準備ができると、BJS110は、処理する必要がある各イメージに関して、図8で示すイメージ「提案」要求をJCM112に対して発する。この「提案」要求は、ジョブ識別子、その優先度情報、必要なビデオ性能、要求BJS識別子を有することが好適である。例えば、スキャン基本ジョブサービスはDADH(ドキュメントハンドラ)からのコピージョブ(id:3−1)を走査しなくてはならない。スキャンBJSはJCM112に対し、「示唆」(例えば、BJS:走査、ジョブ:3−1、ジョブ優先度:XXX、機能:圧縮走査(ScanCompressed)、・・・)を発する。
【0097】
図10のフローチャートは、示唆が発せられた後の処理を示す。BJS110は「示唆」500をJCM112に転送する。要素502はCRが「準備」状態に有るか否かを検出する。準備状態にあれば、BJS110は要素504において所望のサブジョブに対して提案する。要素506では、ビデオ111が提案されたサブジョブを完了したか否かを検出する。未完了であれば、提案されたサブジョブが完了するまで繰り返す。提案が完了していれば、要素506が要素508に通知し、要素508は全てのイメージが終了したか否かを検出する。終了していれば、要素508はJCM112にサブジョブ完了510を通知する。完了しちないイメージが残っていれば、要素508から要素504に戻る。要素504では追加のイメージサブジョブに対する新たな提案を発する。
【0098】
図11において、BJS110はJCM112の要素138に対して「提案」要求を行う。JCM112は、サブジョブのCJRに対して「示唆」されたジョブ状態が「cjsアクティブ」であるか否かを検出する。もしそうであれば、要素138は要素140に通知し、JCM112は、BJS申込を処理のために基本サービス部材(ビデオ111)へ転送する。ビデオ111は要求を通常通り要求を処理し、JCMを通じてBJSに受諾を送信する。BJSは、JCMにサブジョブ完了を送信する。それによりJCMは314で、BRおよびCRジョブ待ち行列からそのサブジョブを削除する。反対に、CJRのジョブ状態がアクティブではないと要素138が検出した場合、要素138は要素144に通知する。要素144は、サブジョブ状態が「cjs待機中停止」であるかを検出する。そうである場合、要素144は要素316に、サブジョブ要求を削除するよう合図し、要素146は「受諾不可停止」を返信する。
【0099】
ジョブ状態が「cjs待機中停止」ではないと要素144が検出した場合、要素144は要素318に通知する。要素318は、ジョブ状態が「cjs中断中」であるかを検出する。そうである場合、要素318は要素320に通知する。要素320は、該サブジョブがイメージの第一帯であるかを検出する。イメージの第一帯ではない場合、要素320は要素140に通知し、JCM112Bは、BJS申込を処理のために基本サービス部材(ビデオ)へ転送する。ビデオは要求を通常通りに処理し、JCMを通じてBJSに受諾を送信する。BJSは、JCMに「サブジョブ完了」を送信する。それによりJCMは314で、BRおよびCRジョブ待ち行列からそのサブジョブを削除する。反対に、CJRのジョブ状態が「cjsアクティブ」ではないと要素138が検出した場合、要素138は要素144に通知する。要素144はサブジョブ状態が「cjs待機中」であるかを検出する。
【0100】
サブジョブがイメージの第一帯であると要素320が検出した場合、要素320は要素322に通知して、CJR状態を「cjs待機中停止」に設定する。これによって、要素324がBJR部材の状態を「bjs待機中」に設定する。次に、要素326がジョブ要求を削除して、JCMは328で「受諾不可停止」をBJSに返信する。
【0101】
サブジョブが中断中ではないと要素318が検出した場合、要素318は要素330に通知し、要素330はCJRの最新状態を検出する。続いて要素332が、CJRを新状態に設定し、その状態を要素334に転送する。要素334は、新状態が「cjsアクティブ」であるかを検出する。そうである場合、要素336が構成要素BJRを「bjsアクティブ」に設定する。続いてJCM112Bは338で、BJSの申込を処理のために基本サービス部材(ビデオ111)へ転送する。ビデオ111は、要求を通常通りに処理し、JCMを通じてBJS110へ「受諾」を送信する。サブジョブ完了時には、BJS110がJCMへ「サブジョブ完了」を通知し、要素340が、CRおよびBRジョブ待ち行列からジョブ要求を削除する。
【0102】
新状態が「cjsアクティブ」ではないと要素334が検出した場合、要素334は要素342に通知し、要素342は新状態が「cjs待機中停止」であるかを検出する。そうである場合、要素344がジョブ要求を削除し、JCM112は346で、「受諾不可停止」をBJS110に返信する。新状態が「cjs待機中停止」でない場合、要素342は要素348に通知する。要素348は、BJSの「申込」を処理のために基本サービス部材(ビデオ111)へ転送する。ビデオ111は、要求を通常通りに処理し、JCM112を通じてBJS110へ受諾を送信する。サブジョブ完了時には、BJS110がJCMへ「サブジョブ完了」を通知し、要素350が、CRおよびBRジョブ待ち行列からジョブ要求を削除する。
【0103】
図12,13に、ジョブベース優先オプションにおけるサブジョブの削除に関連する、ジョブコンテンションマネージャ112の部分を示す。多機能プリンタの操作者がジョブを削除したい場合、操作者は外部ジョブサービスにおいて削除または中止命令を入力する。中止信号はJCM112の要素360に供給され、データベース114のCRジョブ待ち行列内にそのジョブが存在するかどうかが検出される。もし検出されなければ、JCM112からの退出によって、要素362がこの問い合わせを終了させる。
【0104】
反対に、中止するジョブがCRジョブ待ち行列内にある場合は、データベース114内の機能リソース待ち行列から、要素364がそのジョブを除去する。続いて要素366が、その中止CJRが必要としていた各基本ジョブリソースを検索する。JCM112は、該当する各BR内を検索し、対応の各BRジョブ待ち行列から中止サブジョブを除去する。この工程は、JCM112の要素368〜380によって実施される。要素368が、次の各BRジョブ待ち行列から中止サブジョブを除去する。BRジョブ待ち行列からのサブジョブの除去時に、要素368は要素370に通知する。要素370は、削除したジョブが各BRジョブ待ち行列内の先頭ジョブであったかを検出する。待ち行列の先頭であった場合は、要素372が、各待ち行列内に他のサブジョブが残存しているかを検出する。残存サブジョブがある場合は要素374は、新しい先頭ジョブが「bjsアクティブ」であるかを検出する。そうでない場合は要素376が、次のサブジョブを待ち行列の先頭へ移動する。続いて要素376は要素378に対し、BRジョブ待ち行列から中止サブジョブを削除するよう通知する。
【0105】
中止BJRサブジョブが待ち行列の先頭でなかった場合は、要素370が要素378に対し、BRジョブ待ち行列からサブジョブを削除するよう通知する。中止BRサブジョブが待ち行列の先頭であったが、その待ち行列内に他のサブジョブが残存していない場合は、要素372が要素378に対し、BRジョブ待ち行列からサブジョブを削除するよう通知する。中止BRサブジョブが待ち行列の先頭であり、その待ち行列内に他のサブジョブが残存しており、新しい先頭ジョブが「bjsアクティブ」であると要素374が検出した場合は、要素374は要素378に対し、BRジョブ待ち行列から中止サブジョブを削除するよう通知する。
【0106】
中止BJSサブジョブに関わる最後のBJRサブジョブをデータベース115内のBRジョブ待ち行列から除去した後、要素380が、JCM112の待ち行列再設定部分112Bに対して信号を送信する。中止サブジョブの最後の基本リソースを対応のBRジョブ待ち行列から除去した後、JCM112の部分112の要素380は要素382に通知する。要素382は、データベース114内のCRジョブ待ち行列内に残存する各サブジョブを識別する。続いて要素384が、CRジョブ待ち行列内の各サブジョブの状態を検出し、要素386に通知する。すると要素386は、その新状態が旧状態と同じであるかを検出する。同じである場合に要素388は、そのサブジョブがCRジョブ待ち行列からの最後のジョブであるかを検出する。最後のジョブでなければJCM112は、要素388から要素386に信号を返信してサイクルを繰り返すことにより、CRジョブ待ち行列内の残りのすべてのサブジョブを検索する。CRジョブ待ち行列からの最後のジョブである場合は、要素388は要素390に対して、CJRを削除するよう通知する。続いて要素400が「サブジョブ完了」を指示し、402でJCMから退出する。
【0107】
新状態が旧状態と同じではないと要素386が検出した場合、要素386は要素404に通知し、要素404はCJRの状態を新状態に設定する。要素404は要素406に通知し、要素406は、新状態が「cjsアクティブ」であるかを検出する。新状態が「cjsアクティブ」である場合に要素408は、該当するすべての基本ジョブ状態を「bjsアクティブ」に設定する。新状態が「cjsアクティブ」ではない場合に要素410は、新状態が「cjs取得中」であるかを検出する。そうである場合は要素412は、旧状態が「cjs待機中停止」であったかを検出する。そうであった場合は要素414が、クライアントに停止を除去するよう(すなわち再度申込をするよう)指示する。
【0108】
要素408がすべての基本ジョブ状態を「bjsアクティブ」に設定した場合、要素408は要素412に通知する。要素412は旧状態が「cjs待機中停止」であったかを検出し、そうであった場合は要素414が、クライアントに停止を除去するよう(すなわち再度申込をするよう)指示する。
【0109】
旧状態が「cjs待機中停止」でなかった場合は要素414または要素412によって、あるいは新状態が「cjs取得中」でない場合は要素410によって、要素388に対して信号が送信される。要素388は、そのサブジョブがCRジョブ待ち行列からの最後のジョブであるかを検出する。最後のジョブでなければJCM112は、要素388から要素386に信号を返信してサイクルを繰り返すことにより、CRジョブ待ち行列内の残りのすべてのサブジョブを検索する。CRジョブ待ち行列からの最後のジョブである場合は、要素388は要素390に対して、CJRを削除するよう通知する。続いて要素400が「サブジョブ完了」を指示し、402でJCMから退出する。
【0110】
多機能プリンタの利用を優先順位付けする本方法および装置では、所望のいずれの数の機能も使用できる。上記に記載したものは、単に一例である。さらなる例として下記の表に、上述より多数の使用可能な機能を示す。ただし、さらに他の機能も同様に使用できる。
【0111】
【表3】
Figure 0004612176
多機能プリンタの利用を優先順位付けする本発明の方法および装置では、サブジョブの実行時に、待ち行列工程を基本リソースのレベルにまで拡張することを通じて、従来のアプローチに対して重要な改良が達成される。そのような拡張によって、基本リソースが利用可能になった時に即座にその基本リソースを他のサブジョブに再配分することが可能であり、従来の機器の場合のように、基本ジョブサービスがその動作を完了するまで待つ必要がない。共用基本リソースを用いるMFPにおいては、基本リソースレベルでコンテンションが存在しない場合に、プリンタの基本共用ビデオリソースが複数のサブジョブを実行できるようになるため、スループットが向上される。
【0112】
本発明の向上した性能をよりわかりやすく示すために、以下の例を挙げる。コンテンションアルゴリズムは、「優先度ベース」である。この例では、コピージョブは優先度8であり、テストパターン印刷ジョブは優先度5である。したがってコピージョブが、テストパターン印刷ジョブより高い優先度を有する。留意点:ジョブは、4つのイメージが入力された後に出力を開始できるとする。
【0113】
まず、ユーザがテストパターン印刷ジョブを印刷するために選択する。優先度5のテストパターン印刷ジョブTJ1が、EJS(外部ジョブサービス)から入力される。外部ジョブサービスはテストパターン印刷ジョブ1を、内部イメージGenおよび印字サブジョブに分割する。内部イメージGenサービスは、IPS1および入力チャネル基本リソースを使用するII内部イメージ(IllnternalImage)性能を必要とする。印字サービスは出力チャネルと復元器基本リソースとを使用する「印字出力」機能を必要とする。BJS110は、「II内部イメージ」性能のために、内部イメージgenサブジョブTJ1に対する「示唆」をJCM112に送信する。JCM112は、TJ1サブジョブを、II内部イメージCRジョブ待ち行列内に追加する。
【0114】
【表4】
Figure 0004612176
続いてJCM112は、BRであるIPS1および入力チャンネルに、TJ1サブジョブを追加する。機能サブジョブは自らのリソースを取得するので、その状態はアクティブになる。
【0115】
【表5】
Figure 0004612176
内部イメージサービスが第一イメージを処理する準備が整うと、II内部イメージ性能に対する申込をJCMに対して発する。II内部イメージサブジョブがアクティブなので、処理のために申込がビデオに転送される。
【0116】
あるユーザがデバイスまで来て、オリジナル文書を文書ハンドラ内に載置し、コピージョブの実行を(スタートを選択することで)指示する。
【0117】
優先度8を有するコピージョブ1が、EJSから入力される。外部ジョブサービスはコピージョブ1を、スキャンおよび印字サブジョブに分割する。スキャンサービスは、圧縮器と、IPS1と、入力チャネルとの基本リソースを使用する「スキャンオリジナル」機能を必要とする。印字サービスは、出力チャネルと復元器との基本リソースを使用する「印字出力」機能を必要とする。BJS110は、スキャンサブジョブCJ1のために、機能「スキャンオリジナル」への「示唆」をJCM112に直ちに送信する。JCM112は、CJ1サブジョブを、「スキャンオリジナル」CRジョブ待ち行列に先頭ジョブとして追加する。JCMは自らの動作を行うので、走査サービスは、走査のためにスキャナの準備をする。
【0118】
【表6】
Figure 0004612176
続いてJCM112は、圧縮器、IPS1、および入力チャネルのBRジョブ待ち行列に、CJ1サブジョブを追加する。コピージョブがテストパターン印刷ジョブより高い優先度を有するため、スキャンオリジナルサブジョブは、II内部イメージサブジョブより前に配置される。
【0119】
【表7】
Figure 0004612176
JCMがII内部イメージサブジョブの状態を中断中に設定し、走査サブジョブを待ち状態に設定する。
【0120】
【表8】
Figure 0004612176
(ジョブTP1からの)第一イメージがビデオサービスによって完了すると、内部イメージサービスは、第二イメージに対する申込(II内部イメージ機能に対して)をJCMに送信する。JCMはII内部画像サブジョブ状態を待機中停止に設定し、走査サブジョブ状態をアクティブに設定する。JCMは「受諾不可停止」から「内部イメージサービス」に戻る。
【0121】
【表9】
Figure 0004612176
スキャナのセットアップが終了すると、走査サービスによってジョブの処理が開始できる。機能走査オリジナルを使用するCJ1に対する申込をJCMに送信する。走査オリジナルサブジョブの状態がアクティブなので、この申込は処理のためにビデオに送信される。
【0122】
図8〜図13のように実現された前述のアルゴリズムは、それらの図に示す機能を実施するソフトウェアを含むものであれば、所望のいずれのコンピュータ処理およびMFPハードウェアによっても実行できる。
【0123】
待ち行列を有する2つのレベルのリソース、すなわちCRおよびBRに関連して本発明を説明したが、本発明は、待ち行列を伴うリソースのレベルと、対応のデータベースレベルとを、所望のいずれの数量にて含んでもよい。たとえば、生産性を向上させるために、BRをさらにサブBRレベルまたは複数のレベルに分割することが可能である。
【0124】
本明細書では示唆、申込、受諾、受諾不可、受諾不可停止、サブジョブ完了、およびイメージ完成の用語は、信号、ソフトウェア要求、またはソフトウェア通知を一般的に表す。また、アクティブ、待機中、待機中停止、および中断中の用語は、サブジョブまたは申込の状態を表す。それらの用語は一般的な意味で使われており、それらの機能や使用の名称として他の用語を代わりに用いることもできる。
【0125】
本明細書では用語ESSは、ネットワーク接続性およびイメージ復元のために使用する電子サブシステムを表す。本明細書では用語SCSは、デジタルコピー機制御のプラットフォームを成す戦略的制御システムを表す。ESSおよびSCSは、MFPの電子システムの一部である。
【0126】
表3の機能に用いた名称は都合上用いたものであり、機能の名称として所望のいずれの名称を使用してもよい。一般的に表3の機能名称は、単に機能の説明を略したものである。名称が直観的に自明でない場合もあるので、表3の機能の簡単な説明を表10に示す。
【0127】
【表10】
Figure 0004612176
上記の説明が、本発明を単に例示するものであると理解すべきである。本発明の精神から逸れることなく、多様な代替形態および修正を考案することが、当業者によって可能である。したがって、添付の請求項の精神および範囲内に含まれるそのような代替形態、修正、および変形を、本発明に含むことを意図する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従って生成されたジョブの受信に適する、ネットワーク接続されたデジタルコピー機を示す斜視図である。
【図2】 多機能且つネットワーク適応型の印刷機を示すブロック図である。
【図3】 図2の印刷機のビデオ制御モジュールを示すブロック図である。
【図4】 図2の印刷機と共に使用する転送モジュールを示すブロック図である。
【図5】 図3のビデオ制御モジュールと共に使用されるファクシミリカードを示すブロック図である。
【図6】 図2の印刷機のネットワーク制御部を示すブロック図である。
【図7】 ジョブをその処理に従って記憶する際に使用する待ち行列を示す立面図である。
【図8】 基本ジョブサービス(BJS)とJCMとのあいだの信号交信を示す略図である。
【図9】 本発明に従って実施されるコンテンション管理法の他の好適な態様の作用として、ジョブがFIFOおよびジョブベース優先アプローチで処理される様子を示す略フローチャートである。
【図10】 本発明に従って実施されるコンテンション管理法の他の好適な態様の作用として、ジョブがFIFOおよびジョブベース優先アプローチで処理される様子を示す略フローチャートである。
【図11】 本発明に従って実施されるコンテンション管理法の他の好適な態様の作用として、ジョブがFIFOおよびジョブベース優先アプローチで処理される様子を示す略フローチャートである。
【図12】 本発明に従って実施されるコンテンション管理法の他の好適な態様の作用として、ジョブがFIFOおよびジョブベース優先アプローチで処理される様子を示す略フローチャートである。
【図13】 本発明に従って実施されるコンテンション管理法の他の好適な態様の作用として、ジョブがFIFOおよびジョブベース優先アプローチで処理される様子を示す略フローチャートである。
【符号の説明】
110 基本ジョブサービス、111 ビデオリソース(基本リソース)、112 ジョブコンテンションマネージャ、113 データベース、114 機能ジョブリソース、115 基本ジョブリソース。

Claims (2)

  1. 多機能印刷システムが有する基本リソースの使用を優先順位付けして、高優先度のジョブが実質的に即時に共有される前記基本リソースにアクセスできるようにするジョブコンテンションマネージャ(JCM)を有する制御部と、
    前記多機能印刷システムが提供する機能リソースであって1又は複数の前記基本リソースを用いることにより実現される機能リソースの各々に対応させて設けられ、ジョブを機能リソース単位に分割することにより形成されたサブジョブが追加される機能リソース待ち行列と、
    前記基本リソース各々に対応させて設けられ、前記サブジョブが追加される基本リソース待ち行列と、
    を有する前記多機能印刷システムにおいて実施され、
    前記ジョブコンテンションマネージャは、
    第1のサブジョブの実行要求に応じて、受け付けたジョブが分割されて形成された前記サブジョブを、対応する前記機能リソース待ち行列に追加すると共に、前記サブジョブが追加された前記機能リソース待ち行列に対応する機能リソースが用いる基本リソースそれぞれに対応して設けられた前記基本リソース待ち行列に追加するステップと、
    前記基本リソース待ち行列における前記追加されたサブジョブの優先度にしたがって前記基本リソースを再分配するステップと、
    前記基本リソース待ち行列に追加されたサブジョブの全てが最高の優先度を有することが検出された後、前記第1のサブジョブの実行要求に続く第2のサブジョブの実行要求に応じて、前記各基本リソース待ち行列に追加されたサブジョブの全ての処理を開始させることによって当該機能リソース待ち行列に追加されたサブジョブを実行するステップと、
    を含むことを特徴とする多機能印刷方法。
  2. 多機能印刷システムにおいて、
    前記多機能印刷システムが有する基本リソースの使用を優先順位付けして、高優先度のジョブが実質的に即時に共有される前記基本リソースにアクセスできるようにするジョブコンテンションマネージャ(JCM)を有する制御部と、
    前記多機能印刷システムが提供する機能リソースであって1又は複数の前記基本リソースを用いることにより実現される機能リソース各々に対応させて設けられ、ジョブを機能リソース単位に分割することにより形成されたサブジョブが追加される機能リソース待ち行列と、
    前記基本リソース各々に対応させて設けられ、前記サブジョブが追加される基本リソース待ち行列と、
    を有し、
    前記ジョブコンテンションマネージャは、
    第1のサブジョブの実行要求に応じて、受け付けたジョブを機能リソース単位に分割することによりサブジョブを形成する手段と、
    形成された前記サブジョブを、対応する前記機能リソース待ち行列に追加する手段と、
    形成された前記サブジョブが追加された前記機能リソース待ち行列に対応する機能リソースが用いる基本リソースそれぞれに対応して設けられた前記基本リソース待ち行列に追加する手段と、
    前記基本リソース待ち行列における前記追加されたサブジョブの優先度にしたがって前記基本リソースを再分配する手段と、
    前記基本リソース待ち行列に追加されたサブジョブの全てが最高の優先度を有することが検出された後、前記第1のサブジョブの実行要求に続く第2のサブジョブの実行要求に応じて、前記各基本リソース待ち行列に追加されたサブジョブの全ての処理を開始させることによって当該機能リソース待ち行列に追加されたサブジョブを実行する手段と、
    を有することを特徴とする多機能印刷システム。
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