JPH08251322A

JPH08251322A - ファクシミリ伝送の待ち時間を最適にするための方法及びシステム

Info

Publication number: JPH08251322A
Application number: JP7319199A
Authority: JP
Inventors: Thomas W Connors; ダブリュ．コナーズトーマス; Andrew J Aikens; ジェイ．エイケンスアンドリュー
Original assignee: Xerox Corp
Current assignee: Xerox Corp
Priority date: 1994-12-14
Filing date: 1995-12-07
Publication date: 1996-09-27
Also published as: US5627658A

Abstract

(57)【要約】【課題】多機能化装置においてファクシミリの伝送を
改善することである。【解決手段】各々がファクシミリ機能を有する複数個
の多機能化装置が、回路網化配列の中で一緒に接続され
る。ファクシミリ機能を要求するジョブの受信と同時
に、かかる装置は最初にその待ち行列をチェックして、
今受信したジョブの伝送を遅らすであろう何らかの現在
のファクシミリ・ジョブが待ち行列内にあるか否かを決
定する。もし無いならば、ジョブは、装置ジョブ優先順
位制御配列に従って伝送される。もし待ち行列内に先の
ファクシミリ・ジョブが存在するならば、装置は、その
回路網接続を介して、そのプログラム化されたリストか
らファクシミリ能力を有する他の回路網化された装置を
チェックして、装置のいくつかがビジーでないか否かを
決定する。この様な場合において、ファクシミリ制御命
令及びデータを有するジョブは、伝送の為にビジーでな
いファクシミリに転送される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、多機能化装置にお
けるファクシミリ伝送の改善に向けられており、特に、
回路網化されたファクシミリ装置からファクシミリ・ド
キュメントを効率的に伝送するための多機能化装置にお
いて有用な自動化された方法及びシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】ファクシミリ装置の増加する信頼性及び
有用性に起因してファクシミリ・ジョブはより長くそし
て莫大な数になっているので、多機能化マシンもしくは
ファクシミリ・マシンのファクシミリ伝送機能は、より
長い期間の間ビジー（使用中）である。使用形態に依存
して、ファクシミリ・ジョブの待ち行列が創設され、ジ
ョブが送られたということをユーザが信じたとしても、
それが待ち行列を通してその道で働いているので、任意
の特定のジョブの伝送に遅れを生ずる。しかしながら、
Ｐａｒａｄｉｓｅ等に与えられたＵＳ−Ａ４，９４７，
３４５は、ファクシミリ・ジョブに高い優先順位が与え
られるということを仮定したとしても、ファクシミリ・
ジョブを送るための長い待ち時間の問題を処理していな
い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】一般に行われているこ
とは、離れた場所のファクシミリにドキュメントを送る
ことを追求するユーザが、どのファクシミリ・マシンを
ドキュメントを送るために用いるべきかを積極的に選択
しなくてはならないというものであった。しかしなが
ら、ユーザは、どのマシンが実際にドキュメントを伝送
しているかについて実際ほとんど興味を示さない。

【０００４】本発明は、複数個の回路網化されたファク
シミリ装置がそれらのそれぞれの待ち行列におけるファ
クシミリ・ジョブを交換して、ファクシミリ・ドキュメ
ントの出ていく伝送を最適化する回路網化されたファク
シミリ・システムに向けられている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の一つの態様によ
れば、ファクシミリ機能を有した装置の回路網システム
において接続されるファクシミリ機能を含んだ装置にお
けるファクシミリ伝送の待ち時間を最適化する方法であ
って、第１の装置においてジョブ・データ及びジョブ命
令を受信し、それらをファクシミリ・ジョブのためのジ
ョブ・メモリに記憶し、ジョブ・メモリに先に記憶され
そして完成されていないジョブの関数としてファクシミ
リ・ジョブの為の伝送時間を決定し、回路網に接続され
た少なくとも１つの他のファクシミリ・マシンに問い合
わせて、前記他のファクシミリ・マシンにおける一層速
い伝送時間の可能性を決定し、一層速い伝送時間の決定
時に前記ファクシミリ・ジョブを前記他のファクシミリ
・マシンに転送する、ようにした方法が提供される。

【０００６】本発明のもう一つの態様によれば、ファク
シミリ伝送機能を有したマシンの回路網システムにおい
て接続されているファクシミリ伝送機能を有したマシン
によりファクシミリ・ドキュメントの最適化された伝送
を提供するシステムであって、ファクシミリ・ジョブの
ためのジョブ・メモリにおけるジョブ・データ及びジョ
ブ命令を受信して記憶するための手段と、ジョブ・メモ
リにおける先に記憶されそして完成されていないジョブ
の関数としてファクシミリ・ジョブの為の伝送時間を決
定するための手段と、回路網に接続された少なくとも１
つの他のファクシミリ・マシンに問い合わせ、前記他の
ファクシミリ・マシンにおける一層速い伝送時間の可能
性を決定するための手段と、一層速い伝送時間の決定時
に、前記他のファクシミリ・マシンに前記ファクシミリ
・ジョブを転送するための手段と、を備えたシステムが
提供される。

【０００７】本発明の一つの態様によれば、各々がファ
クシミリ機能を有する複数個の多機能化装置が回路網配
列内で一緒に接続される。ファクシミリ機能を要求する
ジョブの受信と同時に、かかる装置は最初にその待ち行
列をチェックして、今受信されたドキュメントの伝送を
遅らすであろうなんらかの現在のファクシミリ・ジョブ
が待ち行列内にあるか否かを決定する。もしなければ、
ドキュメントは、装置ジョブ優先順位制御配列に従って
伝送される。もし先のファクシミリ・ジョブが待ち行列
内に存在するならば、装置は、その回路網接続を介し
て、そのプログラム化されたリストからファクシミリ能
力を有する他の回路網化された装置をチェックして、装
置の何れかがビジーでないか否かを決定する。このよう
な場合に、ファクシミリ制御命令及びデータを有するジ
ョブは、伝送のためにビシーでないファクシミリに転送
される。

【０００８】本発明のもう一つの態様によれば、説明さ
れたシステムにおいて、回路網化された装置の全てがビ
シーであるよう決定されたならば、第二のレベルの問い
合わせが行われて、最も短い待ち行列を決定する。任意
の待ち行列が元の装置の待ち行列より短いということが
決定されると、ファクシミリ制御命令及びデータを有す
るジョブは、伝送のためにビジーでないファクシミリに
転送される。

【０００９】

【発明の実施の形態】以後、本発明を好適な実施の形態
に関連して説明するけれども、本発明をその実施の形態
に制限することを意図するものではないことを理解され
たい。反対に、特許請求の範囲によって限定される本発
明の精神及び範囲内に含められるものとして、全ての代
替物、変更及び等価物を包含することを意図している。

【００１０】図１を参照すると、多数機能を有する回路
網適合されたプリンティング・システムが参照数字１０
によって指し示されている。プリンティング・システム
１０は、回路網サービス・モジュール１４と動作的に結
合されたプリンティング機械（マシン）１２を含む。プ
リンティング機械１２は、スキャナ１８、プリンタ２０
及び外部の電話線２１と通信するビデオ制御モジュール
（ＶＣＭ）として言及される電子的サブシステム１６を
含む。一例において、以後一層詳細に説明するであろう
ＶＣＭ１６は、デジタル複写装置におけるスキャナ及び
プリンタの動作を整合させる。一つの可能なスキャニン
グ（走査）配列において、スキャナ１８（イメージ入力
ターミナル（ＩＩＴ）としても言及される）は、ＣＣＤ
全幅アレイを用いることによって元のドキュメント上の
イメージを読み取り、そして集められたアナログ・ビデ
オ信号をデジタル信号に変換する。次に、スキャナ１８
と関連したイメージ処理システム２２（図２）は、信号
修正等を実行し、修正された信号をマルチレベル信号
（例えばバイナリ信号）に変換し、マルチレベル信号を
圧縮し、そして好ましくはそれらを電子的前照合（ＥＰ
Ｃ）メモリ２４に記憶する。

【００１１】再度図１を参照すると、プリンタ２０（イ
メージ出力ターミナル（ＩＯＴ）としても言及される）
は、好ましくは、ゼログラフィのプリント・エンジンを
含んでいる。印刷状況において、マルチレベル・イメー
ジ・データは、印刷のためにＥＰＣメモリ２４（図２）
から読み出される。プリンタは、開示された実施の形態
が基礎をおいている概念を変更することなく、ゼログラ
フィのプリント・エンジン以外の他の形態をとることも
できるということを同業者には理解されるであろう。例
えば、プリンティング・システム１０は、熱インク・ジ
ェットもしくはイオノグラフィ・プリンタで履行され得
る。

【００１２】特に図２を参照して、ＶＣＭ１６を一層詳
細に説明する。ＶＣＭ１６は、種々のＩ／Ｏ、データ転
送及び記憶要素が通信を行うビデオ・バス（ＶＢｕｓ）
２８を含む。好ましくは、ＶＢｕｓは、６４ビットまで
拡張可能な高速の３２ビット・データ・バースト(burs
t) 転送バスである。３２ビットの履行は、約６０メガ
バイト／秒の確認できる最大のバンド幅を有する。一例
においては、ＶＢｕｓのバンド幅は１００メガバイト／
秒と同程度に高い値である。

【００１３】ＶＣＭの記憶要素は、ＥＰＣメモリ部分３
０、マス・メモリ部分もしくは大容量記憶装置部分３２
及び大量（heap) メモリ１１６に存在する。ＥＰＣメモ
リ部分はＥＰＣメモリ２４を含んでおり、該ＥＰＣメモ
リは、ＤＲＡＭコントローラ３３を介してＶＢｕｓと結
合される。好ましくはＤＲＡＭであるＥＰＣメモリは、
二つの高濃度３２ビットＳＩＭＭモジュールを介して６
４メガバイトまでの拡張を提供する。マスメモリ部分３
２は、転送モジュール３６ａを介してＶＢｕｓに結合さ
れるＳＣＳＩハード・ドライブ装置３４を含む。図から
分かるように、他のＩ／Ｏ及び処理要素が、転送モジュ
ール３６を介してＢＶｕｓにそれぞれ結合される。他の
装置（例えばワークステーション）が、適切なインター
フェース及びＳＣＳＩ線の使用により転送モジュール３
６ａを介してＶＢｕｓに結合され得るのを理解するであ
ろう。

【００１４】図３を参照して、転送モジュール３６の一
つの構造が一層詳細に説明される。図３の示された転送
モジュールは、パケット・バッファ３８、ＶＢｕｓイン
ターフェース４０及びＤＭＡ転送ユニット４２を含んで
いる。「ＶＨＳＩＣ」ハードウェア・ディスクリプショ
ン・ランゲージ（ＶＨＤＬ）でもって設計された転送モ
ジュール３６は、イメージ・データのパケット（packet
s)が、比較的高い転送速度においてＶＢｕｓに沿って伝
送されるのを許容するプログラム可能な配列である。特
に、パケット・バッファはプログラム可能であり、それ
故、セグメントもしくはパケットは、ＶＢｕｓの得られ
るバンド幅に従って変化され得る。一例において、パケ
ット・バッファは６４バイトまでのパケットを扱うよう
プログラム化され得る。好ましくは、パケットの大きさ
は、ＶＢｕｓが比較的ビジーであるとき４倍減少され、
そしてバス上の活動が比較的低いとき４倍増加されるで
あろう。

【００１５】パケットの大きさの調整はＶＢｕｓインタ
ーフェース４０及びシステム・コントローラ４４（図
５）で達成される。本質的には、ＶＢｕｓインターフェ
ースは、とりわけ、アドレス・カウンタ、デコーダ及び
状態機械を含む論理的要素の配列であり、それはインテ
リジェンスの選択された程度を有した転送モジュールを
提供する。インターフェース４０は、所望のパケットの
大きさのトラックを保つためにシステム・コントローラ
と通信し、次に、この知識は、バス状態に従ってパケッ
ト・バッファ３８のパケットの大きさを調整するために
用いられる。すなわち、ＶＢｕｓ２８上の状態に関する
その知識に鑑みて、コントローラは、インターフェース
４０に指令を通し、それ故、インターフェースはそれに
応じてパケットの大きさを調整することができる。転送
モジュール３６の動作に関する更なる説明を以下に与え
る。

【００１６】特に、ＤＭＡ転送ユニットは、パケットを
転送するために、通常のＤＭＡ転送戦略を用いる。換言
すれば、パケットの最初と終りのアドレスが、与えられ
た転送を履行する際に転送ユニットによって用いられ
る。転送が完了したとき、インターフェース４０は信号
をシステム・コントローラ４４に伝送し戻し、それ故、
所望のパケットの大きさ及びアドレス指定のようなさら
なる情報を得ることができる。

【００１７】図１及び図２を参照すると、３つのＩ／Ｏ
要素がＶＢｕｓ２８に動作的に結合されるものとして示
されており、すなわち、それらはＦＡＸモジュール４
８、スキャナもしくはＩＩＴ１８、及びプリンタもし
くはＩＯＴ２０である。しかしながら、拡張スロット
５０を介して広範な種々の要素がＶＢｕｓに結合され得
るのを認識すべきである。図４を参照して、転送モジュ
ール３６ｂを介してＶＢｕｓ２８に結合されるＦＡＸモ
ジュールのための履行を更に詳細に説明する。好適な実
施の形態においては、ファクシミリ装置（ＦＡＸ）５１
は、一連の要素を含んでおり、すなわちそれらは、Ｘｅ
ｒｏｘ適合の圧縮／非圧縮を行うための部分５２と、圧
縮されたイメージ・データをスケーリングするための部
分５４と、圧縮されたイメージ・データをＣＣＩＴＴフ
ォーマットへまたはＣＣＩＴＴフォーマットから変換す
るための部分５６と、通常の電話線２１を介してＣＣＩ
ＴＴフォーマット化されたデータを電話からもしくは電
話に伝送するためのＲｏｃｋｗｅｌｌＣｏｒｐｏｒａ
ｔｉｏｎによって好ましくは製造されたモデム５８と、
である。

【００１８】図４を更に参照すると、部分５２、５４及
び５６並びにモデム５８の各々は、制御線６０を介して
転送モジュール３６ｂと結合されている。このことは、
プロセッサを含むことなく転送が、ＦＡＸモジュール４
８へ及びＦＡＸモジュール４８からなされるのを許容す
る。理解されるべきであるように、転送モジュール３６
ｂはＦＡＸモジュールに対するマスタもしくはスレーブ
として働くことができ、それにおいて、転送モジュール
は、伝送の目的でイメージ・データをＦＡＸに提供する
ことができ、もしくは入ってくるＦＡＸを受信すること
ができる。動作中、転送モジュール３６ｂは、任意の他
のＩ／Ｏ要素に感応するであろうと同じ態様で、ＦＡＸ
モジュールに感応する（reacts) 。例えば、ＦＡＸジョ
ブを転送するために、転送モジュール３６ｂは、ＤＭＡ
転送ユニット４２の使用により部分５２にパケットを供
給し、そして一度パケットが供給されると、転送モジュ
ールは、もう一つのパケットを要求するシステム・コン
トローラ４４にインターラプト信号を伝送する。一つの
実施の形態においては、二つのパケットがパケット・バ
ッファ３８に維持され、それ故、二つのパケットの間で
ピンポンが生じ得る。この方法で、転送モジュール３６
ｂは、コントローラがインターラプト信号を受信した直
後にそれに戻ることが出来ない場合でさえ、イメージ・
データの外で実行しない。

【００１９】再度図２を参照すると、ＩＩＴ１８及び
ＩＯＴ２０は、転送モジュール３６ｃ及び３６ｄを介
してＶＢｕｓ２８に動作的に結合される。さらに、ＩＩ
Ｔ１８及びＩＯＴ２０は、コンプレッサ（圧縮機）６
２及びデコンプレッサ（非圧縮機）６４にそれぞれ動作
的に結合される。コンプレッサ及びデコンプレッサは好
ましくは、Ｘｅｒｏｘ適合圧縮装置を用いた単一のモジ
ュールを介して提供される。Ｘｅｒｏｘ適合圧縮装置
は、ＸｅｒｏｘＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎによりそのＤ
ｏｃｕＴｅｃｈ^Rプリンティング・システムにおいて圧
縮／非圧縮動作のために用いられてきた。実際上、転送
モジュールの機能性(functionality) の少なくとも幾つ
かは、圧縮／非圧縮モジュールのための局部的な仲裁を
提供する３つのチャネルＤＶＭＡ装置を介して提供され
る。

【００２０】図２により更に示されるように、イメージ
処理部分２２を含むスキャナ１８は注釈／併合モジュー
ル６６と結合される。好ましくは、イメージ処理部分
は、イメージ強化、閾値処理／スクリーン処理、回転、
解像度変換及びＴＲＣ調整のような種々の所望の機能を
行うようにプログラム化される一つ又は二つ以上の専用
のプロセッサを含む。これらの機能の各々の選択的付勢
は、システム・コントローラ４４によってプログラム化
されるイメージ処理制御レジスタのグループによって整
合され得る。好ましくは、機能は、イメージ・データが
パイプの一端に入力され、そしてイメージ処理されたイ
メージ・データがパイプの他端で出力される「パイプラ
イン」に沿って配列される。スループットを促進するた
めに、転送モジュール３６ｅが、イメージ処理部分２２
の一端に位置づけられ、そして転送モジュール３６ｃは
部分２２のもう一つの端に位置づけられる。図から分か
るように、この態様における転送モジュール３６ｃ及び
３６ｅの位置付けは、ループバック・プロセスの同時発
生を大いに促進する。

【００２１】図２を更に参照すると、ＶＣＭ１６の種々
のバス・マスタの仲裁は、ＶＢｕｓアルバイタ／バス・
ゲートウェイ７１に配置されたＶＢｕｓアルバイタ(arb
iter) ７０を介して履行される。アルバイタは、どのバ
ス・マスタ（例えばＦＡＸモジュール、スキャナ、プリ
ンタ、ＳＣＳＩハード・ドライブ、ＥＰＣメモリもしく
はネットワーク・サービス要素）が、与えられた時点に
おいてＶＢｕｓにアクセスすることができるかを決定す
る。アルバイタは、二つの主部分及び第三の制御部分か
らなる。第一の部分、すなわち「Ｈｉ−Ｐａｓｓ」部分
は、入力バス要求及び現在の優先順位選択を受け、そし
て未決の最高優先順位要求に対応する認可もしくはグラ
ント（grant)を出力する。現在の優先順位選択入力はア
ルバイタの第二の選択からの出力であり、「優先順位選
択」として言及される。この選択は、優先順位回転及び
選択アルゴリズムを履行する。任意の与えられた瞬間に
おいて、優先順位選択のための論理（ロジック）の出力
は未決の要求がサービスされる順番を決定する。優先順
位選択に対する入力は、優先順位の連鎖上の装置の最初
の配置を保持するレジスタである。要求をサービスする
際、このロジックは、優先順位連鎖の上下に装置を移動
し、それにより装置の次の要求の位置を選択する。制御
ロジックは要求／認可活動に関する信号をモニタするこ
とにより、優先順位選択及びＨｉ−Ｐａｓｓのタスクを
同期させる。それはまた、レース状態の可能性を避け
る。

【００２２】図５を参照して、回路網サービス・モジュ
ール１４を一層詳細に説明する。好適な実施の形態にお
いて、ＳｕｎＭｉｃｒｏｓｙｓｔｅｍｓ，Ｉｎｃ．に
よって製造されたＳＰＡＲＣプロセッサの形態を好まし
くはとるコントローラ４４は標準のＳＢｕｓ７２と結合
される。図５の示された実施の形態において、ＤＲＡＭ
の形態を好ましくはとるホスト・メモリ７４、及びＳＣ
ＳＩディスク・ドライブ装置７６は、ＳＢｕｓ７２に動
作的に結合される。図５には示されていないけれども、
記憶装置もしくはＩ／Ｏ装置が、適切なインターフェー
ス・チップとともにＳＢｕｓと結合され得る。図５に更
に示されるように、ＳＢｕｓは、適切な回路網インター
フェース８０を介して回路網７８と結合される。一例に
おいて、回路網インターフェースは、コントローラ４４
のハードウェア／ソフトウェア要素を回路網７８のハー
ドウェア／ソフトウェア要素と関係づけるために必要な
ハードウェア及びソフトウェアの全てを含む。例えば、
回路網サービス・モジュール１４と回路網７８との間の
種々のプロトコルをインターフェースするために、回路
網インターフェースには、他のソフトウェアの中でも特
に、ＮｏｖｅｌｌＣｏｒｐ．からのＮｅｔｗａｒｅ^Rが
提供され得る。この配列は回路網を介してジョブ及びス
テイタス（状況）の情報の転送を可能とする。

【００２３】一例において、回路網７８は、エミッタも
しくはドライバ８４を有するワークステーション８２の
ようなクライアント（client）を含む。動作中、ユーザ
は、複数の電子的ページ及び一セットの処理命令を含む
ジョブを発生し得る。次に、ジョブは、エミッタで、Ｐ
ｏｓｔＳｃｒｉｐｔのようなページ記述言語で書かれた
表示に変換される。ジョブは次にコントローラ４４に伝
送され、そこで、ＡｄｏｂｅＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ
により提供されるもののようなデコンポーザ（ｄｅｃ
ｏｍｐｏｓｅｒ）で解釈される。ＰＤＬジョブを解釈す
る概念の基礎をなす原理の幾つかは、Ｂｏｎｋ等によっ
て１９９２年６月１２日に出願された、マルチステージ
／マルチプロセス分析のための装置及び方法という名称
の米国特許出願シリアル番号０７／８９８，７６１、及
びＭｅｎｓｉｎｇ等に与えられた米国特許第５，２２
６，１１２号に与えられており、これらの双方の参考文
献の関連部分は参照によりここに組み込まれる。ＰＤＬ
におけるジョブを発生するための技術に関する更なる詳
細は、以下のテキストを参照することにより得られるこ
とが出来、その関連部分は参照によりここに組み込まれ
る。「ＰｏｓｔＳｃｒｉｐｔ^RＬａｎｇｕａｇｅＲｅ
ｆｅｒｅｎｃｅＭａｎｕａｌ」第二版、発行者Ａｄｄ
ｉｓｏｎ−ＷｅｓｌｅｙＰｕｂｌｉｓｈｉｎｇＣ
ｏ．（１９９０）。

【００２４】再度図２を参照すると、回路網サービス・
モジュール１４は、ＶＢｕｓアルバイタ／バス・ゲート
ウェイ７１のバス・ゲートウェイ８８を介して、ＶＣＭ
１６と結合される。一例において、バス・ゲートウェイ
は、ＸＩＬＩＮＸコーポレイションによって提供される
フィールド・プログラム可能なゲートアレイを含む。バ
ス・ゲートウェイ装置は、ホストＳＢｕｓ及びＶＣＭ
ＶＢｕｓとの間のインターフェースを提供する。それ
は、ＶＢｕｓ実アドレス領域におけるアドレス空間への
アクセスの為のＶＢｕｓアドレス変換を提供し、そして
ホスト・アドレス領域における仮想アドレスのためにホ
ストＳＢｕｓへ仮想アドレスを通す。メモリー転送への
メモリーの為のＤＭＡチャネルもまたバス・ゲートウェ
イにおいて履行される。他のものの中でも取り分け、バ
ス・ゲートウェイは、ＶＢｕｓ及びＳＢｕｓの間の継ぎ
目のないアクセスを提供し、そして転送モジュール３６
の一つのようなバス・マスタから仮想アドレスを解読
し、それにより、対応のスレーブ要素から識別子を得る
ことができる。プリンティング・システムもしくは印刷
システム１０の多くの構成要素が、単一のＡＳＩＣの形
態で履行されるということを同業者なら理解するであろ
う。

【００２５】図２、図３及び図５を参照して、転送モジ
ュール３６の各々のＤＭＡ転送に関して更に説明する。
特に、一例において、ジョブのイメージが一連のブロッ
クとしてホスト・メモリ７４に記憶される。好ましく
は、各ブロックは複数のパケットを有する。動作中、転
送モジュール３６の一つには、コントローラ４４によ
り、ブロックの開始アドレス及びブロックの大きさが与
えられる。次に、そのブロックに対して、転送モジュー
ル３６はパケット転送を行ない、そしてカウンタを増分
／減分する。この手続は、カウンタを参照することによ
り、ブロックの最後のパケットが転送されてしまったと
いうことをインターフェース４０が決定するまで、ブロ
ックの各パケット毎に繰り返される。代表的には、各記
憶されたイメージ毎に、幾つかのブロックが、すぐ上で
説明したように、パケット毎の態様で転送される。

【００２６】図６を参照すると、参照数字１００で示さ
れるファクシミリ動作のモデルが与えられる。取得し、
ジョブ属性情報及びイメージ・データを含むジョブを処
理し、そしてそのジョブをファクシミリ・フォーマット
で伝送する為に適切なファクシミリ・システム１００
は、ジョブ取得部分１０２と、イメージ処理サービス１
０４と、ビデオ・サービス１０６と、ファックス・サー
ビス１０８とを含む。システムの構成要素１０２、１０
４、１０６及び１０８の各々は、ジョブ・マネージャ
（もしくはジョブ管理器）もしくはジョブ・プロセス１
１０と通信する。ジョブ・マネージャ１１０はジョブ・
データベース（ｄｂ）１１２と通信する。ジョブ取得は
好ましくは、ジョブの属性を提供するためのユーザ・イ
ンターフェース（ＵＩ）１１４（図２）と、他のソース
の中でも取り分け、スキャナ１８（図１）、ワークステ
ーション８２（図５）、ファックス・モジュール５１
（図４）、もしくはジョブのイメージ・データを提供す
るためのフロッピ・ディスクもしくはＣＤ−ＲＯＭ（い
ずれも図示しない）のような他の適切な入力ソースのう
ちの一つとを含む。

【００２７】好ましくは、ジョブ・レベル命令（例え
ば、転送先電話番号）、ページ・レベル命令（例えば、
ｐｌｅｘ及び処理関連の命令）及び他の特徴（シートの
大きさ、照合、機密保護）のようなジョブの属性は、Ｕ
Ｉ１１４（図２）でプログラム化され、ＵＩは適切な
ＵＩインターフェース１１６を介してＶＢｕｓ２８と結
合される。ＤｏｃｕＴｅｃｈ^Rプリンティング・システ
ムと共に使用されるＵＩのような任意の適切なＵＩが、
ＵＩ１１４としての使用のために適当であろう。Ｄｏ
ｃｕＴｅｃｈ^Rによって用いられるもののようなＵＩで
もって、ジョブ属性は、キーボード入力もしくはカーソ
ル（例えばＭｏｕｓｅ）技術を介してダイヤローグもし
くはジョブ・チケット（ticket）でセットされる。本実
施の形態に用いるに適したジョブ・チケットは、Ｒｏｕ
ｒｋｅ等へのＵＳ−Ａ５，２７１，０６５に開示されて
おり、その関連部分は参照によりここに組み込まれる。

【００２８】イメージ処理サービス１０４は、イメージ
処理部分２２（図２）及びイメージ処理参照システム１
２０を含む。好ましくは、参照システムは、与えられた
イメージに対して解像度変換もしくはイメージ回転のよ
うな与えられたイメージ処理動作を行う為に必要とされ
る時間を見積もるために必要な複数のツールのうちの一
つを含む。一例において、参照システム１２０は、複数
のイメージ処理動作のうちの一つでもって、イメージの
大きさをマッピングするルック・アップ・テーブルを備
える。もう一つの例においては、インテリジェントもし
くは先に行われたイメージ処理動作に対しプリンティン
グ・システムにより集められた経験的なデータを利用す
るヒューリスティックもしくは発見的アルゴリズムが用
いられて、イメージ処理部分２２においてイメージ処理
されるべき各ページのためのエスティメイトもしくは見
積りを提供する。

【００２９】ビデオ・サービス１０６は、圧縮サービス
６２と、非圧縮サービス６４と、参照システム１２２と
を含む。参照システム１２０の場合と同様に、参照シス
テム１２２は、他の方法の中でも取り分け、圧縮された
量に対する非圧縮されたイメージ・データの量をマッピ
ングするルックアップ・テーブルを用いることができる
か、もしくは、比較し得る大きさの圧縮された先のペー
ジをビデオ・サービスが有する程度に基づいて、与えら
れたページの圧縮された大きさを参照システムが決定す
るインテリジェント・アルゴリズムを用いることができ
る。

【００３０】ファクシミリ・サービス１０８はファクシ
ミリ機能５１を含む。付随するプリンティング属性を有
するローカル・エリア・ネットワーク上のそれぞれのフ
ァクシミリ・マシーンを表すためにアイコン（icons)を
用いる概念は、他の構成要素の中でも取り分け、６０８
５又はＳｕｎＳｐａｒｃ^Rワークステイション、Ｖｉｅ
ｗｐｏｉｎｔ^Rソフトウエア及び適切な回路網ファクシ
ミリ・マシーンを組み込んだＸｅｒｏｘ^R回路網プリン
ティング・システムで、実施される。さらに、ファクシ
ミリ・サービスは、一つ又は二つ以上の適切なプリント
・エンジンのファクシミリ・プロセスを制御するための
ファクシミリ・マネージャを含む。

【００３１】ジョブ・マネージャ１１０はファクシミリ
・ジョブＥＴＣを得るために必要とされる能力を提供す
る。ジョブ・マネージャは、各ページ毎にＥＴＣを計算
することのできるプロセスを備える。ジョブ（ＥＴＣ）
を得るためにジョブ・マネージャによって用いられる方
法論を以下に一層詳細に説明する。ジョブ・マネージャ
は、またデータベース１１２を維持するために責任があ
る。ＤｏｃｕＴｅｃｈプリンティング・システムの場合
と同様に、イメージは、ＥＰＣメモリ２４／ＳＣＳＩ
Ｄｉｓｋ３４のようなメモリに記憶され、そして対応の
イメージ識別子は、データベース１１２に記憶される。
又、ＤｏｃｕＴｅｃｈプリンティング・システムの場合
と同様に、イメージ識別子は選択されて記憶されたイメ
ージを検索するためにプリンティング中に用いられる。
以下に更に説明するように、データベース１１２は、ペ
ージ及びジョブＥＴＣを記憶するために用いられる。

【００３２】本発明の見積り技術 (estimating techniq
ue) は、ジョブＥＴＣを表示するための少なくとも二つ
の方法を意図している。一つの方法においては、プロセ
スにおける或るディフォルトはジョブＥＴＣが、選択さ
れたイベントの後に表示されるようにする。例えば、上
で示したように、ジョブＥＴＣは、イメージ処理／ビデ
オ・サービスに相談することに鑑みて、ＥＴＣデータベ
ースが更新された後自動的に表示される。しかしなが
ら、ある場合においては、ユーザは、現在のジョブＥＴ
Ｃが周期的に表示されるようにすることを望むかもしれ
ない。この場合には、更新タイマ（図示せず）が付勢さ
れ得、それにより現在のジョブＥＴＣが、ＵＩ１１４
（図２）と関連したスクリーン上に周期的に表示され
る。タイマは、ディフォルト・ディスプレイ（例えば、
ディフォルト・ディスプレイ）だけが提供されるように
消勢され得る。

【００３３】イメージ処理もしくは圧縮動作が行われる
ということを仮定して、参照システム１２０、１２２の
一方又は双方が相談され、そしてこのような相談に応答
してジョブＥＴＣは更新される。一つの例において、ジ
ョブの選択されたページは、イメージ処理されそして圧
縮されるべきである。選択されたページの各々の一つに
対して、適切なルックアップ・テーブルもしくはアルゴ
リズムが参照され、そして関連のページＥＴＣが更新さ
れる。各ページＥＴＣが更新された後、ジョブＥＴＣは
更新され、そしてもし更新されたジョブＥＴＣを見るこ
とが所望されたならば、現在のジョブＥＴＣのディスプ
レイが、ＵＩ１１４（図２）と関連したスクリーンを
介して与えられる。

【００３４】代替的には、ＥＴＣはファクシミリ待ち行
列に入るジョブの数の関数としてのみ計算されうる。待
ち行列に入ると、ジョブＥＴＣは増分それ、それによ
り、ＥＴＣが一層大きいということを示す。

【００３５】システム１０は、待ち行列を介して多数の
ジョブを記憶することができる。特に、図２を参照する
と、各記憶されたジョブに関する情報は、ジョブもしく
はヒープ（heap) メモリ１６４に好ましくは記憶され、
ヒープ・メモリは、適切なヒープ・メモリ制御もしくは
インターフェース１６６を介してＶＢｕｓ２８に結合さ
れる適切な不揮発性メモリーを備えている。デジタル・
プリンティング・システムにおける使用に適した待ち行
列システムに関する更なる詳細は、ＵＳ−Ａ−５，２０
６，７３５に対する参照により得られ得る。実際、各記
憶されたジョブのためのジョブＥＴＣと、累積時間、す
なわち記憶されたジョブを処理するために必要なシステ
ムＥＴＣとの少なくとも二つの型の情報を含む待ち行列
は、ＵＩ１１４と関連したスクリーン上に表示される。
これらの時間は、ＵＳ−Ａ−５，２０６，７３５で論じ
られた型のジョブ・インターラプトに従って適当に調整
されるであろうことが理解されるであろう。プロセスと
いう用語は、特定のシステム装置への出力のために与え
られたソースから受信されるドキュメントを準備するた
めに、そして実際にそのドキュメントを出力するために
必要とされる処理に言及している。例えば、ファクシミ
リ・ジョブの場合、これは、ファクシミリ伝送にとって
適切なビット・マップへのＰＤＬ記述によるドキュメン
トを分解するために必要な時間の見積りと、外部の受信
ファクシミリ装置とのハンドシェークを創設するための
見積りと、最適な圧縮比における見積もられた伝送時間
とを含み得る。

【００３６】さて、図７を参照すると、本発明の動作の
例示的方法がフローチャートの形態で示されている。ス
テップ３００において、ファクシミリ・ジョブが、シス
テムにアクセスしうる任意のソースに対して受信され
る。ファクシミリ・ジョブがアージェントもしくは緊急
であるという仮定の下で、動作しているとすると、ステ
ップ３０２において、ファックス・ジョブ、及び特定の
ファクシミリ・ジョブに影響を与える他の機能に対する
ＥＴＣの合計が決定されて、ファックス・ジョブに対す
る適当な伝送時間を提供する入力ファクシミリ・マシン
の為の待ち行列時間（ＱＴ₁）を発見する。ステップ３
０４においてＱＴ₁が、あらかじめセットされた所望の
最大の待ち行列時間よりも少ないという決定がなされた
ならば、次に、ステップ３０６において、ファクシミリ
・ジョブは正常な動作に対する待ち行列におかれる。も
し、ＱＴ₁が、待ち行列にあるべきファクシミリ伝送の
ための最大の時間としてユーザによって選択されたあら
かじめセットされた値よりも大きいならば、次に、ステ
ップ３０８において、活動報告が他のＬＡＮ接続された
ファクシミリ・マシンに対して要求される。ステップ３
１０において、各ファクシミリ・マシンJ 毎に、ＱＴ_J
がＱＴ₁と比較される。もしJ ファクシミリ・マシンの
いずれも元のマシンよりも少ない待ち行列時間を有さな
いならば、次に、ファクシミリ・ジョブは、入力ファク
シミリ・マシーンの待ち行列（ステップ３０６）に置か
れる。しかしながら、もしＱＴ₁よりも少ないＱＴ_Jが
あるならば、次に、ＱＴ_Jは、ステップ３１２におい
て、ＱＴ_Jの最小値を見つけるために記憶され、そして
ファクシミリ・ジョブは、ステップ３１４において、回
路網を介してそのファクシミリ・マシンに向けられる。

【００３７】変形例が存在する。一つの変形例におい
て、ＥＴＣは、待ち行列におけるジョブの有無だけを示
すように単純化される。もし待ち行列内にジョブがある
ならば、次に、ネット接続されたマシンのための活動状
況がチェックされ、そしてもしノンビジー・マシンもし
くは不使用のマシンが発見されたならば、ジョブは転送
される。ノンビジー・マシンが発見されない場合には、
それは元のマシーンにおいて維持される。

【００３８】上述のことに加えて、任意の特定の時点に
おいて、ファクシミリ・マシンの所有者は、特定のマシ
ーンがもう一つのマシーンから受信されたジョブの転送
において関連づけられるようにすることを望まないかも
しれないということを意図すべきである。このような場
合には、特定のファクシミリ・マシンは、ＱＴ_Jに対す
る不自然に高い値もしくは得ることの出来ない信号でも
って応答するようプログラム化され得る。

【００３９】ファクシミリ・マシンをオリジネータ（or
iginator）のジョブに関連させることの近隣の部位に対
する不都合を最小にするために、関連される時間は、転
送に先立ってファクシミリ伝送のためのジョブを予めフ
ォーマットすることにより最小とされ得る。このような
場合、ＰＤＬフォーマット化されたジョブの分解及びラ
スター化（rasterization ）は、近隣のマシンのリソー
スの相当な使用を避けるために、開始している(origina
ting) マシンで生じ得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】多数機能の回路網適合プリンティング・マシン
を示すブロック図である。

【図２】図１のプリンティング・マシンのためのビデオ
制御モジュールを示すブロック図である。

【図３】図２のプリンティング・マシンと共に用いられ
る転送モジュールのブロック図である。

【図４】図２のプリンティング・マシンと共に用いられ
るファクシミリ・カードのブロック図である。

【図５】図１のプリンティング・マシンのための回路網
コントローラを示すブロック図である。

【図６】図２のプリンティング・マシンのサブシステム
を表すブロック図である。

【図７】本発明の好適な動作モードを示すフローチャー
トである。

【符号の説明】

１０プリンティング・システム１２プリンティイング機械１４回路網サービス・モジュール１６ビデオ制御モジュール１８スキャナ２０プリンタ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ファクシミリ機能を有した装置の回路網
システムにおいて接続されるファクシミリ機能を含んだ
装置におけるファクシミリ伝送の待ち時間を最適化する
方法であって、第１の装置においてジョブ・データ及びジョブ命令を受
信し、それらをファクシミリ・ジョブのためのジョブ・
メモリに記憶し、ジョブ・メモリに先に記憶されそして完成されていない
ジョブの関数としてファクシミリ・ジョブの為の伝送時
間を決定し、回路網に接続された少なくとも１つの他のファクシミリ
・マシンに問い合わせて、前記他のファクシミリ・マシ
ンにおける一層速い伝送時間の可能性を決定し、一層速い伝送時間の決定時に前記ファクシミリ・ジョブ
を前記他のファクシミリ・マシンに転送する、ようにし
た方法。
【請求項２】ファクシミリ伝送機能を有したマシンの
回路網システムにおいて接続されているファクシミリ伝
送機能を有したマシンによりファクシミリ・ドキュメン
トの最適化された伝送を提供するシステムであって、ファクシミリ・ジョブのためのジョブ・メモリにおける
ジョブ・データ及びジョブ命令を受信して記憶するため
の手段と、ジョブ・メモリにおける先に記憶されそして完成されて
いないジョブの関数としてファクシミリ・ジョブの為の
伝送時間を決定するための手段と、回路網に接続された少なくとも１つの他のファクシミリ
・マシンに問い合わせ、前記他のファクシミリ・マシン
における一層速い伝送時間の可能性を決定するための手
段と、一層速い伝送時間の決定時に、前記他のファクシミリ・
マシンに前記ファクシミリ・ジョブを転送するための手
段と、を備えたシステム。