JP2021069343A - 芝刈機 - Google Patents

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大尊 戸田
Hirotaka Toda
大尊 戸田
後藤 廉史
Yasushi Goto
廉史 後藤
和幸 栗田
Kazuyuki Kurita
和幸 栗田
慶多 石川
Keita Ishikawa
慶多 石川
松木 悟志
Satoshi Matsuki
悟志 松木
裕佑 馬場
Yusuke Baba
裕佑 馬場
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】コンパクトに収容することができる芝刈機を提供すること。【解決手段】実施形態の一態様に係る芝刈機100は、走行車体Cと、走行車体Cの後部にエンジンE、前部に運転席20と、前記運転席20の下方に設けられるモアユニット1と、を備え、前記モアユニット1は、草を刈る草刈機構が設けられるデッキ部2と、前記デッキ部2の前方に設けられる前輪部4と、前端側で前記前輪部4と連結するアーム部5と、を有しアーム部5を折りたたむ折りたたみ機構5cを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、芝刈機に関する。
走行車体の後部にエンジン、前部に運転席を備え、運転席の下方にモアユニットを備え、モアユニットは前方に突出したゲージホイールを有し、作業中は接地したゲージホイールに連結するアームに吊り下げられるとともに、吊り下げ位置を変更して刈高さを調整する芝刈機が公知である(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−62402号公報
しかしながら、上述したような従来の芝刈機では、モアユニットが運転席よりも前方にあって芝刈の範囲を調整しやすい反面、モアユニットが前方に突出しているため、芝刈機を倉庫や納屋に収納する場合や、輸送車両や船舶に積み込んで輸送する場合に走行車体の前方にデッドスペースが発生し、コンパクトに収容することが困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、コンパクトに収容できる芝刈機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、実施形態の一態様に係る走行車体(C)と、走行車体(C)の後部にエンジン(E)、前部に運転席(20)と、前記運転席(20)の下方に設けられるモアユニット(1)と、を備え、前記モアユニット(1)は、草を刈る草刈機構が設けられるデッキ部(2)と、前記デッキ部(2)の前方に設けられる前輪部(4)と、前端側で前記前輪部(4)と連結するアーム部(5)と、を有しアーム部(5)を折りたたむ折りたたみ機構(5c)を備える。
実施形態の一態様に係る芝刈機によれば、コンパクトに収容することができる。
図1は、実施形態に係る芝刈機を示す図である。 図2は、実施形態に係るモアユニットの斜視図である。 図3は、実施形態に係るモアユニットの側面図である。 図4は、実施形態に係るモアユニットの側面図である。 図5は、実施形態に係る刈高調整機構を示す図である。 図6は、実施形態に係る刈高調整機構を示す図である。 図7は、実施形態に係るモアユニットの上面図である。
以下、添付図面を参照して本願の開示する芝刈機の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、図1を用いて、実施形態に係る芝刈機100の全体構成について説明する。図1は、実施形態に係る芝刈機100を示す図である。なお、図1では、芝刈機100を模式的に示している。また、以下では、芝刈機100の前後方向、左右方向、上下方向を各部位における前後方向、左右方向、上下方向として説明する。
図1に示すように、実施形態に係る芝刈機100は、走行車体Cと、モアユニット1とを備える。走行車体Cは、例えば、作業者等によって操縦される車両である。走行車体Cは、例えば、図示しないリフトアームによりモアユニット1を昇降させたり、モアユニット1の草刈機構へ動力を供給したりする。また、走行車体Cは、図示しないコレクターを有し、モアユニット1で刈り取られた草を収容する。走行車体Cは前部に操縦席20、後部にエンジンEを備える。
モアユニット1は、走行車体Cの前方部下方側、すなわち操縦席20の下方に設けられ、例えば上下方向に沿った軸回りに回転する刈刃を有する草刈機構により草を刈る装置である。なお、モアユニット1は、走行車体Cの前方に設けられたが、走行車体Cの後方や、左右側方に設けられてもよい。
ここで、これまでの芝刈機では、モアユニットの刈高調整機構を走行車体に連結する場合、運転席付近に設けられる調整ダイヤル等の調整部材と刈高調整機構とをリンク機構で連結させる必要があった。このため、走行車体の下方から運転席までリンク機構で接続しようとすると比較的大きなリンク機構を必要とし、その分コストも嵩むこととなる。
そこで、実施形態に係る芝刈機100では、刈高調整機構6(図2参照)をモアユニット1の昇降アーム11に連結することとした。つまり、これまでの芝刈機では運転席まで接続するためのリンク機構を必要としたのに対して、実施形態に係る芝刈機100によれば、刈高調整機構6との距離が比較的近い昇降アーム11に連結するため、大きなリンク機構を必要としない。従って、実施形態に係る芝刈機100によれば、必要とするリンク機構を小さくすることができるため、安価かつコンパクトな構成で刈高さを調整できる。
次に、図2〜7を用いて、モアユニット1について詳細に説明する。図2は、実施形態に係るモアユニット1の斜視図である。図2に示すように、モアユニット1は、デッキ部2と、草刈機構3と、前輪部4と、第1アーム部5と、刈高調整機構6(調整部の一例)と、第2アーム部8と、昇降アーム11とを備える。モアユニット1は、前輪部4の地面G(図3参照)からの接地角度の違いによって、デッキ部2の地面Gからの高さ(すなわち、刈高)を調整する。
デッキ部2は、天面の下方側には草刈機構3の刈刃が収容し、天面の上方側には草刈機構3の動力部や、第1アーム部5、刈高調整機構6、第2アーム部8、昇降アーム11等が外部に露出した状態で配置される。
草刈機構3は、例えばモータ等の動力を備え、上記した走行車体Cから供給される動力源によってモータが動作することで、刈刃が回転動作し、草を刈る。
前輪部4は、デッキ部2の前方側に設けられ、草刈時に補助輪41が地面に接することで、後述する第1アーム部5を支持する。また、前輪部4は、上下方向に沿う回動軸が回動自在に設けられる回動機構42を備える。回動機構42は、補助輪41に連結され、走行車体Cの進行方向への走行に従動して回動することで、補助輪41の向きを進行方向へ向ける。
第1アーム部5は、前方側の一端(前端側)が前輪部4と連結され、後方側の他端(後端側)が第2アーム部8と連結される。また、第1アーム部5は、走行車体Cの左右方向に沿う揺動軸を有する第1連結支点7によってデッキ部2に対して揺動する。
具体的には、第1連結支点7は、前輪部4および第2アーム部8の間の第2アーム部8側に寄せて配置される。より具体的には、第1連結支点7は、デッキ部2の前後方向における中央部よりも前方に配置される。
また、第1アーム部5は、刈高調整機構6と第1連結支点7との間において、下方へ延在する延在部5aと、延在部5aの先端に設けられる当接ピン5bとを備える。当接ピン5bは、前輪部4が地面Gに接地した状態において、後述する刈高調整機構6の偏心カム61と当接する。
また、第1アーム部5は、刈高調整機構6において左右側が一対の板状部材15によって挟まれる。板状部材15は、デッキ部2に固定される。なお、板状部材15は、刈高調整機構6の偏心カム61を挟み込む位置に設けられるが、かかる点については後述する。
また、第1アーム部5は、前後に分割されて折りたためる構成になっており、前側が折りたたみ部5f、後側がデッキ部2に連結されるデッキ連結部5rであり、折りたたみ機構5cで連結されている。デッキ連結部5rは一対の板状部材からなる回動基部51を前端に有し、回動基部51は略上下に並んだ2つの孔を有している。折りたたみ部5fの後端は上下に広がる形状になっている回動連結部52を有し、一対の板状部材からなる回動基部51に挟み込まれるように挿入される。回動連結部52は回動基部51と同様に略上下に並んだ2つの孔を有しており、それぞれの上側の孔に棒状の回動支点部53が横方向に挿入される。それぞれの下側の孔には棒状の固定部54が回動支点部53に対して略平行に挿入され、割ピン54aで抜けないように固定される。このように第1アーム部5は回動支点部53と固定部54により、作業姿勢で固定される。また、固定部54はフック54bを有し、工具を使うことなく抜き挿し容易に構成されている。
刈高調整機構6は、第1アーム部5の揺動角を調整する。具体的には、刈高調整機構6は、前輪部4および第2アーム部8の間の前輪部4側に寄せて配置され、第1アーム部5の当接ピン5bと当接することで第1アーム部5の揺動角度を固定するが、刈高調整機構6の詳細については、図3〜図6で後述する。
第2アーム部8は、第1アーム部5の前後方向における後方延長線上に配置される。具体的には、第2アーム部8は、回動連結部9において、前端側が第1アーム部5の後端側と連結する。
また、第2アーム部8は、前端側より後方の第2連結支点10でデッキ部2と揺動可能に連結する。また、第2アーム部8は、後端側が左右方向を回動軸として回動可能に昇降アーム11に連結される。これにより、第2アーム部8は、第1アーム部5の揺動に連動して揺動する。
また、回動連結部9は、長穴9a(図3および図4参照)にピン等が挿入されることで、第1アーム部5と第2アーム部8とを連結する。これにより、回動連結部9において、別途リンク機構を設けることなく、第1アーム部5および第2アーム部8を連動させることができる。
昇降アーム11は、走行車体Cに連結され、走行車体Cから供給される動力によってデッキ部2を昇降する。具体的には、昇降アーム11は、前端部12がデッキ部2と回動可能に連結され、後方側の水平機構13を介して第2アーム部8に対して回動可能に連結される。これにより、昇降アーム11の昇降に伴ってデッキ部2が昇降する。
そして、昇降アーム11が昇降すると、デッキ部2の前方が持ち上がるとともに、前輪部4が地面Gから離れる。この時、第1アーム部5および第2アーム部8は、回動連結部9において上に凸となるような姿勢となり、第1アーム部5の当接ピン5bは、刈高調整機構6(偏心カム61)から離れる。
一方、かかる状態から、昇降アーム11を降下すると、まず、前輪部4が地面Gに接地する。そして、前輪部4が地面Gに接地すると同時に、第1アーム部5および第2アーム部8の凸形状が緩やかになっていき、第1アーム部5の当接ピン5bが刈高調整機構6に近づいていく。
そして、当接ピン5bが刈高調整機構6に当接すると、第1アーム部5の揺動角が固定され、結果、デッキ部2の高さが固定される。そして、デッキ部2の高さが固定された後、さらに昇降アーム11が降下した場合、水平機構13および昇降アーム11の前端部12それぞれが回動することで、降下によってデッキ部2に発生するエネルギーを逃がす。この時、水平機構13がネジ式の場合、ネジの締結度合いによってデッキ部2の地面Gに対する角度が決定する。
具体的には、水平機構13は、例えば、ネジ式のロッド等で構成され、草刈時におけるデッキ部2の地面Gに対する角度を調整する。具体的には、水平機構13は、昇降アーム11と第2アーム部8との間隔をネジの締結度合いによって調整する。例えば、ネジを締めるほど、昇降アーム11と第2アーム部8との間隔が狭くなり、結果、デッキ部2の後方の位置が地面Gから離れ、高さが高くなる。
一方、ネジを緩めるほど、昇降アーム11と第2アーム部8との間隔が広くなり、結果、デッキ部2の後方の位置が地面Gに近くなり、高さが低くなる。このように、水平機構13をネジ式にすることで、作業者が容易にデッキ部2を任意の高さに調整できるため、例えば、デッキ部2を地面Gに対して平行にしたり、あるいは、負荷の大きい箇所(長い草等)を刈る際には、デッキ部2の後方を前方よりも高くして2度刈りの負荷を防ぐこともできる。
次に、図3および図4を用いて、モアユニット1についてさらに説明する。図3および図4は、実施形態に係るモアユニット1の側面図である。図3では、デッキ部2と地面Gとが最も接近する(刈高が最も低い)場合を示し、図4では、デッキ部2と地面Gとが最も離れる(刈高が最も高い)場合を示す。
まず、図3を用いて、刈高が最も低い場合のモアユニット1について説明する。図3に示すように、刈高が最も低い場合、デッキ部2と地面Gとの間隔が最も小さくなる。具体的には、第1アーム部5は、地面Gに対する角度が最も大きくなる。図3に示す例では、第1アーム部5の前端側が上下方向において最も高くなる。換言すれば、第1アーム部5のデッキ部2に対する揺動角が最大となる。
また、図3に示すように、第2アーム部8は、第1アーム部5に対して直線状(略平行)の姿勢となる。具体的には、第2アーム部8と第1アーム部5との回動連結部9におけるなす角(下方側)が最小(図3では、0)となる。つまり、モアユニット1は、第1アーム部5の揺動角が最大の場合、第1アーム部5と第2アーム部8との下方側のなす角が最小となる。
また、第1アーム部5は、固定部54を引き抜くと、回動支点部53まわりに回動自在となる。これにより、作業姿勢から上方に回動させると、折りたたみ姿勢にできる。折りたたみ姿勢においては、折りたたみ部5fの前輪部4と連結する前輪連結部5dの上面と、デッキ連結部5rの上面が当接する姿勢で安定する。前輪連結部5dの上面には緩衝材55が設けられており、当接によるキズ等を防止している。折りたたみ機構5cはデッキ部2の前端2eよりも後方にあり、このように折りたたみ姿勢にすると、前輪部4がデッキ部2の前方に突出しなくなるため、芝刈機100を倉庫や納屋に収納する場合や、輸送車両や船舶に積み込んで輸送する場合に走行車体Cの前方にあったデッドスペースが解消され、コンパクトに収容することが可能になる。なお、緩衝材55は前輪連結部5dが当接するデッキ連結部5rの上面側に設けても良い。
次に、図4を用いて、刈高が最も高い場合のモアユニット1について説明する。図4に示すように、刈高が最も高い場合、デッキ部2と地面Gとの間隔が最も大きくなる。具体的には、第1アーム部5は、地面Gに対する角度が最も小さくなる。図4に示す例では、第1アーム部5の前端側が上下方向において最も低くなる。換言すれば、第1アーム部5の揺動角が最小となる。
また、図4に示すように、第2アーム部8は、第1アーム部5に対して上方向への凸となる姿勢をとる。具体的には、第2アーム部8と第1アーム部5との回動連結部9におけるなす角(下方側)が最大となる。つまり、モアユニット1は、第1アーム部5の揺動角が最小の場合、第1アーム部5と第2アーム部8との下方側のなす角が最大となる。
次に、図5および図6を用いて、刈高調整機構6の詳細について説明する。図5および図6は、実施形態に係る刈高調整機構6を示す図である。図5では、第1アーム部5の揺動角が最大となる場合を示し、図6では、第1アーム部5の揺動角が最小となる場合を示す。
図5および図6に示すように、刈高調整機構6は、偏心カム61と、連結部62と、ストッパピン63とを備える。偏心カム61は、一対の板状部材15に挟まれるとともに、回転軸64を中心に回動可能に設けられる。また、偏心カム61は、周縁部が凹凸形状となっており、凹凸形状のうち凹部に当接ピン5bが係合する。
連結部62は、偏心カム61とストッパピン63とを連結する。連結部62は、板状部材15よりも左右方向の外側に配置され、ストッパピン63が作業者によって回動されると、回転軸64が回動し、回転軸64の回動に連動して偏心カム61を回動させる。
ストッパピン63は、板状部材15の調整孔15a−1〜10に抜き差しされることで、偏心カム61の回動位置を固定または解除する部材である。具体的には、ストッパピン63は、走行車体Cの左右方向へ往復移動可能に設けられ、往復移動することで回動位置を固定または解除する。
より具体的には、ストッパピン63は、板状部材15に設けられた10個の調整孔15a−1〜10のいずれかに挿入することで偏心カム61を固定する。また、板状部材15の調整孔15a−1〜10の数は、偏心カム61の凹部の数に対応する。つまり、図5および図6に示す偏心カム61の凹部は10箇所となる。
また、第1アーム部5は、上記したように、下方へ延在する延在部5aと、延在部5aの先端に設けられる当接ピン5bとを有する。当接ピン5bは、昇降アーム11の昇降に従って軌道O上を移動する。例えば、当接ピン5bは、昇降アーム11が最も上昇した位置で、前輪部4が地面Gから離れた状態の場合、偏心カム61とは当接せず、最も下側の位置となる(図5の当接ピン5bの位置)。
一方、当接ピン5bは、昇降アーム11が最も降下した位置で、前輪部4の補助輪41が地面Gに接地した状態の場合、昇降アーム11の降下量に応じて軌道O上を上側に移動し、偏心カム61の凹部に係合する。これにより、昇降アーム11がさらに降下しても当接ピン5bが偏心カム61によって係止されるため、第1アーム部5の揺動角度が固定される。
つまり、図5では、偏心カム61と当接ピン5bとの当接位置が回転軸64に最も近くなるため、第1アーム部5の揺動角が最大となり、図6では、偏心カム61と当接ピン5bとの当接位置が回転軸64から最も離れるため、第1アーム部5の揺動角が最小(第1アーム部5が地面Gに対して略平行)となる。
また、図5および図6に示すように、当接ピン5bの軌道Oは、回転軸64を通る。これにより、当接ピン5bの押圧力で偏心カム61の回動方向に力が加わることを防止できるため、ストッパピン63の差替えを容易に行うことができる。
提案書水平リンク機構(1)(2)
次に、図7を用いて、実施形態に係るモアユニット1の上面視について説明する。図7は、実施形態に係るモアユニット1の上面図である。図7に示すように、モアユニット1は、前輪部4や、第1アーム部5、刈高調整機構6、第2アーム部8、昇降アーム11等が左右に一対設けられる。
そして、一対の刈高調整機構6は、一対の第1アーム部5のうち、一方の第1アーム部5の揺動角を調整することで、他方の第1アーム部5も連動して揺動角を調整する。図7に示す例では、左側の刈高調整機構6には、偏心カム61a、連結部62、ストッパピン63が設けられ、右側の刈高調整機構6には、偏心カム61bのみ設けられる。
また、一対の偏心カム61a,61bは、回転軸64によって接続される。換言すれば、回転軸64は、偏心カム61aおよび偏心カム61bを連動させる連動軸となる。すなわち、作業者が左側のストッパピン63を操作して偏心カム61aの回動位置を変更した場合、連動軸となる回転軸64によって偏心カム61bの回動位置も同時に変更される。
これにより、作業者は、左右それぞれの偏心カム61a,61bを1箇所で同時に操作できるため、作業効率を向上させることができる。
さらに、ストッパピン63がモアユニット1の左側面(右側面でもよい)に設けられる。これにより、作業者が運転席を降りてから最短距離で刈高を調整することが可能となる。
また、一対の刈高調整機構6の間において、回転軸64を保護するカバー14が設けられる。これにより、外部と接触することによる回転軸64の変形や、回転軸64の回転による作業者の衣服の巻き込み等が発生することを防止できる。このため、デッキ部2をステップ台や荷物置きとして使用することができる。
また、板状部材15は、左右それぞれにおいて、第1アーム部5を挟み込むように一対設けられる。一対の板状部材15それぞれは、両端が第1アーム部5から左右方向へ離れる向きのU字(コの字でもよい)状の形状を有する。これにより、板状部材15の左右方向への剛性を高めることができる。
さらに、板状部材15は、上記したようにデッキ部2に固定されている。このため、板状部材15が第1アーム部5を挟み込むように配置されることで、草刈時のデッキ部2のブレを第1アーム部5に吸収させることができるため、刈り跡をきれいに仕上げることができる。
また、図7に示すように、偏心カム61a,61bそれぞれは、第1アーム部5を挟み込むように2枚設けられる。さらに、2枚の偏心カム61a,61bは、当接ピン5b(図5参照)の一部を挟み込むように配置される。これにより、旋回時等の左右の揺れによるずれを解消できるため、刈り跡をきれいに仕上げることができる。
また、図7に示すように、ストッパピン63は、左側(右側に配置された場合、右側)に突出する突出部を有し、かかる突出部が左右方向へ移動することで、偏心カム61の回動位置を固定または解除する。図7に示す例では、作業者がストッパピン63の突出部を左側へ真直ぐ引くことで、回動位置の固定が解除される。一方、回動位置の固定が解除された状態で、突出部を右側へ真直ぐ押し、調整孔15a−1〜10(図5参照)に挿入することで、回動位置が固定される。
さらに、図7に示すように、突出部は、前後方向へ屈曲することでL字型の形状を有する。これにより、作業者は、屈曲部分に指等を引っかけて引くことができるため、ストッパピン63の抜き挿しを容易に行うことができる。
また、図7に示すように、刈高調整機構6は、例えば、ばね等の弾性部材631がコの字状の連結部62の内部に設けられる。具体的には、弾性部材631は、ストッパピン63に装着された状態で連結部62に設けられる。これにより、ストッパピン63が常に差し込む方向(図7では右方向)に弾性部材631の力を受けるため、走行時の振動等によりストッパピン63が外れることを防止できる。
次に、実施形態に係る芝刈機100における効果について説明する。
実施形態に係る芝刈機100は、走行車体Cと、走行車体Cの後部にエンジンE、前部に運転席20と、前記運転席20の下方に設けられるモアユニット1と、を備え、前記モアユニット1は、草を刈る草刈機構が設けられるデッキ部2と、前記デッキ部2の前方に設けられる前輪部4と、前端側で前記前輪部4と連結するアーム部5と、を有しアーム部5を折りたたむ折りたたみ機構5cを備える。これにより、アーム部5を折りたたんでコンパクトに収容することができる。
また、実施形態に係る芝刈機100において、前記折りたたみ機構5cは前記デッキ部2の前端2eとほぼ同等または前記デッキ部2の前端2eよりも後方に設ける。これにより、アーム部5を折りたたむと、アーム部5はデッキ部2の前方に突出しなくなり、コンパクトに収容することができる。
また、実施形態に係る芝刈機100において、前記折りたたみ機構5cは回動支点部53と作業姿勢で固定する固定部54を有する。これにより、アーム部5を作業姿勢の状態から一部を回動させて折りたたむことができるため、コンパクトに収容することができる。
また、実施形態に係る芝刈機100において、前記回動支点部53は、前記走行車体Cの前後方向に対して左右方向に回動支点軸を有するように設けられ、前記回動支点部53と前記固定部54は略上下方向に並んで設けられる。これにより、アーム部5を上下方向に回動させて折りたたむことができ、コンパクトに収容することができる。
また、実施形態に係る芝刈機100において、前記アーム部5は回動される折りたたみ部5fとデッキ部2に連結されるデッキ連結部5rとに分割され、折りたたみ姿勢において、前記前輪部4と連結する前記アーム部5の前輪連結部5dの上面とデッキ連結部5rの上面が当接するとともに、前記前輪連結部5dの上面またはデッキ連結部5rの上面に緩衝材55を設ける。これにより、折りたたんだ時に当接によるキズを防止しつつ、コンパクトに収容することができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 モアユニット
2 デッキ部
2e 前端
3 草刈機構
4 前輪部
5 第1アーム部(アーム部)
5c 折りたたみ機構
5d 前輪連結部
5f 折りたたみ部
5r デッキ連結部
20 運転席
53 回動支点部
54 固定部
55 緩衝材
100 芝刈機
C 走行車体
E エンジン

Claims (5)

  1. 走行車体と、
    走行車体の後部にエンジン、前部に運転席と、
    前記運転席の下方に設けられるモアユニットと、を備え、
    前記モアユニットは、
    草を刈る草刈機構が設けられるデッキ部と、
    前記デッキ部の前方に設けられる前輪部と、
    前端側で前記前輪部と連結するアーム部と、を有し
    アーム部を折りたたむ折りたたみ機構
    を備えることを特徴とする芝刈機。
  2. 前記折りたたみ機構は前記デッキ部の前端とほぼ同等または前記デッキ部の前端よりも後方に設ける
    ことを特徴とする請求項1に記載の芝刈機。
  3. 前記折りたたみ機構は回動支点部と
    作業姿勢で固定する固定部を有すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の芝刈機。
  4. 前記回動支点部は、前記走行車体の前後方向に対して左右方向に回動支点軸を有するように設けられ、
    前記回動支点部と前記固定部は略上下方向に並んで設けられること
    を特徴とする請求項3に記載の芝刈機。
  5. 前記アーム部は回動される折りたたみ部とデッキ部に連結されるデッキ連結部とに分割され、折りたたみ姿勢において、前記前輪部と連結する前記アーム部の前輪連結部の上面とデッキ連結部の上面が当接するとともに、
    前輪連結部の上面またはデッキ連結部の上面に緩衝材を設けること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の芝刈機。
JP2019199310A 2019-10-31 2019-10-31 芝刈機 Pending JP2021069343A (ja)

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