JP2021180623A - 芝刈機 - Google Patents

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大尊 戸田
Hirotaka Toda
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Abstract

【課題】モアユニットが昇降アーム等と接触して破損することを防止した芝刈機を提供する。【解決手段】走行車体Cと、走行車体CにリフトアームLを介して昇降自在に設けられるモアユニット1とを備え、モアユニット1の上面かつリフトアームLの下方に、緩衝材24aを有しリフトアームLが当接する緩衝当接部24を設けた。また、リフトアームLは昇降アーム11とこの昇降アーム11端を挿通固定するL型ブラケット18とからなり、L型ブラケット18が緩衝当接部24に当接する構成とした。【選択図】 図8

Description

本発明は、芝刈機に関する。
従来、走行車体前部の下方にモアユニットを備え、昇降アームにより上下に昇降する乗用芝刈機が公知である(特許文献1)。
特開2019−080547号公報
しかしながら、モアユニットを非作業姿勢に上昇するとき、走行の揺れによってモアユニットと昇降アーム等が接触して騒音の原因になったり、破損する恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、モアユニットが他の部材と接触して破損することを防止した芝刈機を提供することを目的とする。
上記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、走行車体Cと、走行車体CにリフトアームLを介して昇降自在に設けられるモアユニット1とを備え、モアユニット1の上面かつリフトアームLの下方に、緩衝材24aを有しリフトアームLが当接する緩衝当接部24を設けた。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、リフトアームLは昇降アーム11とこの昇降アーム11端を挿通固定するL型ブラケット18とからなり、L型ブラケット18が緩衝当接部24に当接する構成とした。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、緩衝当接部24はモアユニット1のデッキ部2の後部左右に配置し、デッキ部2上面に補強リブ体26a,26b,26cを設け、補強リブ体26a,26b,26cの左右幅が左右一対の緩衝当接部24間隔よりも大寸法となるよう設けた。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、補強リブ体26a,26b,26cは前後に複数設けられ、少なくとも最前に設けられた補強リブ体26aは左右中心部を前位として側方に至るにしたがって後退角を呈する形状とした。
請求項1に記載の発明によれば、モアユニット1とリフトアームLの接触による破損を防止できる。
請求項2に記載の発明によると、請求項1に記載の効果に加え、リフトアームLを構成する高強度のL型ブラケット18が緩衝当接部24に当接するものであるから、変形破損を防止できる。
請求項3に記載の発明によると、請求項1又は請求項2に記載の効果に加え、前記補強リブ体26a,26b,26cの左右幅が左右一対の緩衝当接部24間隔よりも大寸法となるよう設けることより、緩衝当接部24近傍の変形を効率的に防止できる。
請求項4に記載の発明によると、請求項3に記載の効果に加え、刈草は補強リブ体26aによりデッキ部2上面に刈草が溜まることがない。また堆積による刈草の重みでデッキ部2が変形する恐れもない。
本発明の実施の形態にかかる芝刈機を示す概要側面図である。 同芝刈機のモアユニットの斜視図である。 同モアユニットの側面図である。 同モアユニットの側面図である。 同芝刈機の刈高調整機構を示す図である。 同刈高調整機構を示す図である。 同芝刈機のモアユニットの平面図である。 同芝刈機のモアユニットの側面図である。 同芝刈機のデッキ部の斜視図である。 同芝刈機のリフトアームの斜視図である。
本発明の芝刈機の実施形態を図面に基づき説明する。
まず、図1を用いて、実施形態に係る芝刈機の全体構成について説明する。図1は、実施形態に係る芝刈機を示す図である。なお、図1では、芝刈機を模式的に示している。また、以下では、芝刈機の前後方向、左右方向、上下方向を各部位における前後方向、左右方向、上下方向として説明する。
図1に示すように、実施形態に係る芝刈機は、走行車体Cと、モアユニット1とを備える。走行車体Cは、前輪20と後輪30を有し、車体C前部は操縦部31に構成され、作業者等によって操縦される車両である。走行車体Cは、リフトアームLによりモアユニット1を昇降させたり、モアユニット1の草刈機構へ動力を供給したりする。また、走行車体Cは、図示しないコレクターを有し、モアユニット1で刈り取られた草を収容する。
モアユニット1は、走行車体Cの前方部下方側に設けられ、例えば上下方向に沿った軸回りに回転する刈刃を有する草刈機構により草を刈る装置である。なお、モアユニット1は、走行車体Cの前方に設けられたが、走行車体Cの後方や、左右側方に設けられてもよい。
刈高調整機構6(図2参照)をモアユニット1の昇降アーム11に連結する。つまり、これまでの芝刈機では運転席まで接続するためのリンク機構を必要としたのに対して、実施形態に係る芝刈機によれば、刈高調整機構6との距離が比較的近い昇降アーム11に連結するため、大きなリンク機構を必要としない。従って、必要とするリンク機構を小さくすることができるため、安価かつコンパクトな構成で刈高さを調整できる。
次に、図2〜7を用いて、モアユニット1について詳細に説明する。図2に示すように、モアユニット1は、デッキ部2と、草刈機構3と、ゲージ輪4と、第1アーム部5と、刈高調整機構6(調整部の一例)と、第2アーム部8と、昇降アーム11とを備える。モアユニット1は、ゲージ輪4の地面G(図3参照)からの接地角度の違いによって、デッキ部2の地面Gからの高さ(すなわち、刈高)を調整する。
デッキ部2は、天面の下方側には草刈機構3の刈刃が収容し、天面の上方側には草刈機構3の動力部や、第1アーム部5、刈高調整機構6、第2アーム部8、昇降アーム11等が外部に露出した状態で配置される。
草刈機構3は、例えばモータ等の動力を備え、上記した走行車体Cから供給される動力源によって中間軸を経由して伝動されることで、刈刃が回転動作し、草を刈る。
ゲージ輪4は、デッキ部2の前方側に設けられ、草刈時に車輪部41が地面に接することで、後述する第1アーム部5を支持する。また、ゲージ輪4は、上下方向に沿う回動軸が回動自在に設けられる回動機構42を備える。回動機構42は、車輪部41に連結され、走行車体Cの進行方向への走行に従動して回動することで、車輪部41の向きを進行方向へ向ける。
第1アーム部5は、前方側の一端(前端側)がゲージ輪4と連結され、後方側の他端(後端側)が第2アーム部8と連結される。また、第1アーム部5は、走行車体Cの左右方向に沿う揺動軸を有する第1連結支点7によってデッキ部2に対して揺動する。
具体的には、第1アーム部5の第1連結支点7は、第2アーム部8側に寄せて配置される。そして第1連結支点7は、デッキ部2の前後方向における中央部よりも前方に配置される。
また、第1アーム部5は、刈高調整機構6と第1連結支点7との間において、下方へ延在する延在部5aと、延在部5aの先端に設けられる当接ピン5bとを備える。当接ピン5bは、ゲージ輪4が地面Gに接地した状態において、後述する刈高調整機構6の偏心カム61と当接する。
また、第1アーム部5は、刈高調整機構6において左右側が一対の板状部材15によって挟まれる。板状部材15は、デッキ部2に固定される。なお、板状部材15は、刈高調整機構6の偏心カム61を挟み込む位置に設けられるが、かかる点については後述する。
刈高調整機構6は、第1アーム部5の揺動角を調整する。具体的には、刈高調整機構6は、ゲージ輪4および第2アーム部8の間のゲージ輪4側に寄せて配置され、第1アーム部5の当接ピン5bと当接することで第1アーム部5の揺動角度を固定するが、刈高調整機構6の詳細については、図3〜図6で後述する。
第2アーム部8は、第1アーム部5の前後方向における後方延長線上に配置される。具体的には、第2アーム部8は、回動連結部9において、前端側が第1アーム部5の後端側と連結する。
また、第2アーム部8は、前端側より後方の第2連結支点10でデッキ部2と揺動可能に連結する。また、第2アーム部8は、後端側が左右方向を回動軸として回動可能に昇降アーム11に連結される。これにより、第2アーム部8は、第1アーム部5の揺動に連動して揺動する。
また、回動連結部9は、長穴9a(図3および図4参照)にピン等が挿入されることで、第1アーム部5と第2アーム部8とを連結する。これにより、回動連結部9において、別途リンク機構を設けることなく、第1アーム部5および第2アーム部8を連動させることができる。
昇降アーム11は、走行車体Cに連結され、走行車体Cから供給される動力によってデッキ部2を昇降する。具体的には、昇降アーム11は、前端部12がデッキ部2と回動可能に連結され、後方側の水平機構13を介して第2アーム部8に対して回動可能に連結される。これにより、昇降アーム11の昇降に伴ってデッキ部2が昇降する。
そして、昇降アーム11が昇降すると、デッキ部2の前方が持ち上がるとともに、ゲージ輪4が地面Gから離れる。この時、第1アーム部5および第2アーム部8は、回動連結部9において上に凸となるような姿勢となり、第1アーム部5の当接ピン5bは、刈高調整機構6(偏心カム61)から離れる。
一方、かかる状態から、昇降アーム11を降下すると、まず、ゲージ輪4が地面Gに接地する。そして、ゲージ輪4が地面Gに接地すると同時に、第1アーム部5および第2アーム部8の凸形状が緩やかになっていき、第1アーム部5の当接ピン5bが刈高調整機構6に近づいていく。
そして、当接ピン5bが刈高調整機構6に当接すると、第1アーム部5の揺動角が固定され、結果、デッキ部2の高さが固定される。そして、デッキ部2の高さが固定された後、さらに昇降アーム11が降下した場合、水平機構13および昇降アーム11の前端部12それぞれが回動することで、降下によってデッキ部2に発生するエネルギーを逃がす。この時、水平機構13がネジ式の場合、ネジの締結度合いによってデッキ部2の地面Gに対する角度が決定する。
具体的には、水平機構13は、例えば、ネジ式のロッド等で構成され、草刈時におけるデッキ部2の地面Gに対する角度を調整する。具体的には、水平機構13は、昇降アーム11と第2アーム部8との間隔をネジの締結度合いによって調整する。例えば、ネジを締めるほど、昇降アーム11と第2アーム部8との間隔が狭くなり、結果、デッキ部2の後方の位置が地面Gから離れ、高さが高くなる。
一方、ネジを緩めるほど、昇降アーム11と第2アーム部8との間隔が広くなり、結果、デッキ部2の後方の位置が地面Gに近くなり、高さが低くなる。このように、水平機構13をネジ式にすることで、作業者が容易にデッキ部2を任意の高さに調整できるため、例えば、デッキ部2を地面Gに対して平行にしたり、あるいは、負荷の大きい箇所(長い草等)を刈る際には、デッキ部2の後方を前方よりも高くして2度刈りの負荷を防ぐこともできる。
次に、図3および図4を用いて、モアユニット1についてさらに説明する。図3および図4は、実施形態に係るモアユニット1の側面図である。図3では、デッキ部2と地面Gとが最も接近する(刈高が最も低い)場合を示し、図4では、デッキ部2と地面Gとが最も離れる(刈高が最も高い)場合を示す。
まず、図3を用いて、刈高が最も低い場合のモアユニット1について説明する。図3に示すように、刈高が最も低い場合、デッキ部2と地面Gとの間隔が最も小さくなる。具体的には、第1アーム部5は、地面Gに対する角度が最も大きくなる。図3に示す例では、第1アーム部5の前端側が上下方向において最も高くなる。換言すれば、第1アーム部5のデッキ部2に対する揺動角が最大となる。
また、図3に示すように、第2アーム部8は、第1アーム部5に対して直線状(略平行)の姿勢となる。具体的には、第2アーム部8と第1アーム部5との回動連結部9におけるなす角(下方側)が最小(図3では、0)となる。つまり、モアユニット1は、第1アーム部5の揺動角が最大の場合、第1アーム部5と第2アーム部8との下方側のなす角が最小となる。
次に、図4を用いて、刈高が最も高い場合のモアユニット1について説明する。図4に示すように、刈高が最も高い場合、デッキ部2と地面Gとの間隔が最も大きくなる。具体的には、第1アーム部5は、地面Gに対する角度が最も小さくなる。図4に示す例では、第1アーム部5の前端側が上下方向において最も低くなる。換言すれば、第1アーム部5の揺動角が最小となる。
また、図4に示すように、第2アーム部8は、第1アーム部5に対して上方向への凸となる姿勢をとる。具体的には、第2アーム部8と第1アーム部5との回動連結部9におけるなす角(下方側)が最大となる。つまり、モアユニット1は、第1アーム部5の揺動角が最小の場合、第1アーム部5と第2アーム部8との下方側のなす角が最大となる。
次に、図5および図6を用いて、刈高調整機構6の詳細について説明する。図5および図6は、実施形態に係る刈高調整機構6を示す図である。図5では、第1アーム部5の揺動角が最大となる場合を示し、図6では、第1アーム部5の揺動角が最小となる場合を示す。
図5および図6に示すように、刈高調整機構6は、偏心カム61と、連結部62と、ストッパピン63とを備える。偏心カム61は、一対の板状部材15に挟まれるとともに、回転軸64を中心に回動可能に設けられる。また、偏心カム61は、周縁部が凹凸形状となっており、凹凸形状のうち凹部に当接ピン5bが係合する。
連結部62は、偏心カム61とストッパピン63とを連結する。連結部62は、板状部材15よりも左右方向の外側に配置され、ストッパピン63が作業者によって回動されると、回転軸64が回動し、回転軸64の回動に連動して偏心カム61を回動させる。
ストッパピン63は、板状部材15の調整孔15a−1〜10に抜き差しされることで、偏心カム61の回動位置を固定または解除する部材である。具体的には、ストッパピン63は、走行車体Cの左右方向へ往復移動可能に設けられ、往復移動することで回動位置を固定または解除する。
より具体的には、ストッパピン63は、板状部材15に設けられた10個の調整孔15a−1〜10のいずれかに挿入することで偏心カム61を固定する。また、板状部材15の調整孔15a−1〜10の数は、偏心カム61の凹部の数に対応する。つまり、図5および図6に示す偏心カム61の凹部は10箇所となる。
また、第1アーム部5は、上記したように、下方へ延在する延在部5aと、延在部5aの先端に設けられる当接ピン5bとを有する。当接ピン5bは、昇降アーム11の昇降に従って軌道O上を移動する。例えば、当接ピン5bは、昇降アーム11が最も上昇した位置で、ゲージ輪4が地面Gから離れた状態の場合、偏心カム61とは当接せず、最も下側の位置となる(図5の当接ピン5bの位置)。
一方、当接ピン5bは、昇降アーム11が最も降下した位置で、ゲージ輪4の車輪部41が地面Gに接地した状態の場合、昇降アーム11の降下量に応じて軌道O上を上側に移動し、偏心カム61の凹部に係合する。これにより、昇降アーム11がさらに降下しても当接ピン5bが偏心カム61によって係止されるため、第1アーム部5の揺動角度が固定される。
つまり、図5では、偏心カム61と当接ピン5bとの当接位置が回転軸64に最も近くなるため、第1アーム部5の揺動角が最大となり、図6では、偏心カム61と当接ピン5bとの当接位置が回転軸64から最も離れるため、第1アーム部5の揺動角が最小(第1アーム部5が地面Gに対して略平行)となる。
また、図5および図6に示すように、当接ピン5bの軌道Oは、回転軸64を通る。これにより、当接ピン5bの押圧力で偏心カム61の回動方向に力が加わることを防止できるため、ストッパピン63の差替えを容易に行うことができる。
また、実施形態に係る芝刈機において、第1アーム部5および刈高調整機構6は、走行車体Cの前後方向に対して左右に一対設けられる。一対の刈高調整機構6は、一対の第1アーム部5のうち、一方の第1アーム部5の揺動角を調整することで、他方の第1アーム部5も連動して揺動角を調整する。これにより、一方の刈高調整機構6を操作するだけで、左右の第1アーム部5の揺動角を同時に変更することができる。
また、実施形態に係る芝刈機において、第1アーム部5の揺動角が最大の場合、第1アーム部5と第2アーム部8との下方側のなす角が最小となり、第1アーム部5の揺動角が最小の場合、第1アーム部5と第2アーム部8とのなす角が最大となる。これにより、第1アーム部5と第2アーム部8とが逆折れしない(つまり、下方側のなす角が180°以下)ため、例えば、逆折れによる不具合(刈高が合わない等)の発生を低減することができる。
次に、図7を用いて、実施形態に係るモアユニット1の上面視について説明する。図7は、実施形態に係るモアユニット1の上面図である。図7に示すように、モアユニット1は、ゲージ輪4や、第1アーム部5、刈高調整機構6、第2アーム部8、昇降アーム11等が左右に一対設けられる。
図8、図10において、昇降アーム11の後端は、L型ブラケット18の前端部に形成した挿通部18aに挿通しロックピン19で固定される。L型ブラケット18の途中部は、走行車体C側の前輪20を支持する車軸ケース21に横支軸22を介して揺動自在に連結される。そして、L型ブラケット18の上端部18bには、油圧シリンダ機構23のピストン部23aの端部を連結し、油圧シリンダ機構23の前後方向の伸縮動に伴い、L型ブラケット18を介して、昇降アーム11を上下揺動連動するもので、これらL型ブラケット18と昇降アーム11によってモアユニット1のリフトアームLを構成するものである。
なお、L型ブラケット18の前端部18aは、例えば断面コ字型に形成する本体部の開放部を覆うように別途板材を組み合わせて矩形断面を形成している。この矩形断面を所定長さに形成して前記昇降アーム11の後端を挿通する構成である。
ところで、モアユニット1のデッキ部2の後上部左右には、夫々一対のリフトアームLの下方に対応して緩衝当接部24を設けている。詳細には、昇降アーム11とL型ブラケット18が各挿通する箇所のぞれぞれの下方に緩衝当接部24を設けるもので、緩衝当接部24は、硬質ゴム等の緩衝材24aを、デッキ部2の後上部に固定したブラケット部材25にボルト24bで固定する構成である。このように構成すると、油圧シリンダ機構23を伸長させてモアユニット1を非作業姿勢に上昇させるとき、緩衝当接部24の存在により、デッキ部2は昇降アーム11やL型ブラケット18との当接による損傷を防止できる。緩衝材24の当接箇所は昇降アーム11側又はL型ブラケット18のいずれにあってもよいが、特に、昇降アーム11とL型ブラケット18の挿通する補強構造箇所に設定することでL型ブラケット18側の変形を防止できる。
図7,図9に示すように、デッキ部2の上面には、複数の補強リブ体26a,26b,26cを有する。補強リブ体の構成としては、デッキ部2の板金加工の際にリブ出し加工する場合や別途準備した帯板材を溶着する場合等であるが、図例では帯板材を事前に準備して溶着する構成としている。デッキ部2の上面前部に溶着する第1の補強リブ体26aは、左右中心部を前方位置として側方に至るにしたがって緩やかに後退角を呈し左右端部は急な後退角を呈する形状として第1アーム部5付近に達する形状としている。デッキ部2の前後中央に溶着する第2の補強リブ体26bは、略直線状で左右端部に後退角を呈して刈刃軸メタル27を貫通する一対のメタル孔2b,2b間にわたる長さに形成されている。またデッキ部2の後上部に溶着する第3の補強リブ体26cは、第2の補強リブ体26bと略並行でデッキ部2中央に一体成型する刈草排出部2aをまたいで上記一対のメタル孔2b,2b間にわたる長さに形成されている。これら第1〜第3の補強リブ体26a,26b,26cによって、デッキ部2を補強でき、緩衝当接部24への当接の際にもデッキ部2の変形を防止できる。前記補強リブ体26a,26b,26cの左右幅が左右一対の緩衝当接部24間隔よりも大寸法となるよう設けることより、緩衝当接部24近傍の変形を効率的に防止できる。
なお、第1の補強リブ体26aは、最前に位置しかつ左右中心部から左右にわたり後退角を呈するものであるから刈草を左右に排出案内できてデッキ部2上面に刈草が溜まることがなく、また堆積する刈草の重みでデッキ部2の変形を防止できる。
前記昇降アーム11に昇降用ステップ28を設けている。この昇降ステップ28の上面には凹凸形状のすべり止め28aを形成している。
1モアユニット
11昇降アーム
18L型ブラケット
24緩衝当接部
24a緩衝材
26a補強リブ体
26b補強リブ体
26c補強リブ体
C走行車体
Lリフトアーム

Claims (4)

  1. 走行車体(C)と、走行車体(C)にリフトアーム(L)を介して昇降自在に設けられるモアユニット(1)とを備え、モアユニット(1)の上面かつリフトアーム(L)の下方に、緩衝材(24a)を有しリフトアーム(L)が当接する緩衝当接部(24)を設けたことを特徴とする芝刈機。
  2. リフトアーム(L)は昇降アーム(11)とこの昇降アーム(11)端を挿通固定するL型ブラケット(18)とからなり、L型ブラケット(18)が緩衝当接部(24)に当接する構成とした請求項1に記載の芝刈機。
  3. 緩衝当接部(24)はモアユニット(1)のデッキ部(2)の後部左右に配置し、デッキ部(2)上面に補強リブ体(26a,26b,26c)を設け、補強リブ体(26a,26b,26c)の左右幅が左右一対の緩衝当接部(24)間隔よりも大寸法となるよう設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の芝刈機。
  4. 補強リブ体(26a,26b,26c)は前後に複数設けられ、少なくとも最前に設けられた補強リブ体(26a)は左右中心部を前方位置として側方に至るにしたがって後退角を呈する形状とした請求項3に記載の芝刈機。
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