JP2021068777A - ワークのストリート位置の検出方法 - Google Patents

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【課題】キーパターンの誤検出によりストリート以外を加工してデバイスを破損させるおそれを低減するためのワークのストリート位置の検出方法を提供する。【解決手段】ワークのストリート位置の検出方法は、第一のワークを撮像し、ストリートに対応したキーパターンT1とターゲットからストリートまでの距離を記憶させるターゲット設定ステップと、ストリートの撮像画像をストリートターゲットT2として記憶させるストリートターゲット設定ステップと、第二のワークを撮像し第一撮像画像とし、第一撮像画像とキーパターンをパターンマッチングしてキーパターンを検出するキーパターン検出ステップと、キーパターンの位置から記憶したターゲットからストリートまでの距離を移動した特定位置で第二のワークを撮像し第二撮像画像を形成し、ストリートターゲットと一致するキーパターンをパターンマッチングにより検出するストリート確認ステップを含む。【選択図】図7

Description

本発明は、半導体ウェーハに形成されたデバイスのキーパターンやストリートを検出する方法に関するものである。
従来、ワークとしての半導体ウェーハを加工するレーザー加工装置や切削装置等の加工装置において、同じ種類のワークを複数加工する場合には、半導体ウェーハに形成されたデバイスの特徴的な領域であるキーパターンを利用して、ワークの角度調整などのアライメントが行われる。
より具体的には、オペレータによる操作により、半導体ウェーハに形成されたデバイスの特徴的な領域であるパターンがキーパターンとして選定され、当該キーパターンがターゲットとして加工装置のコントローラに予め記憶される。また、ターゲットから所定距離の位置に形成されたストリートと当該ターゲットとの「位置関係」もコントローラに記憶される。ストリートは、各デバイス間に位置する分割予定ラインであり、当該ストリートに沿って分割起点を形成することで、チップに個片化されるものである。
以上のように記憶された情報を利用し、加工装置では順次加工対象となるワークについて、ストリートの自動検出を行う。まず、加工装置は、加工するワークを撮像カメラで撮像し、デバイスを含む画像を取得する。次いで、画像内からパターンマッチングによりターゲットと一致する領域を見つけ、当該領域から上記「位置関係」を参照しストリートの位置を求めることで、ストリートが自動検出される。
このように自動検出されたストリートの位置に沿ってレーザービームを集光させて分割起点を形成することや、ストリートの位置に沿って切削ブレードによる切削加工が行われるものである。
特開昭60−244803号公報 特開昭60−177647号公報
しかし、例えば予め記憶されたターゲットに類似したパターンが、加工対象となるワークのキーパターンの周囲に存在する場合には、本来のキーパターンとは異なる位置をキーパターンとして誤検出してしまうおそれがある。
そして、誤検出したキーパターンに基づいて、上記「位置関係」を参照しストリートの位置を確定してしまうと、ストリートではない位置を加工することになり、デバイスを破損させてしまうおそれがある。
以上に鑑み、本発明は、キーパターンの誤検出によりストリートではない位置を加工してデバイスを破損させてしまうおそれを低減するための新規な技術を提案するものである。
本発明の一態様によれば、
複数のストリートを有したワークを保持する保持テーブルと、
該保持テーブルで保持された該ワークに対して該ストリートに沿って加工を施す加工ユニットと、
少なくとも該保持テーブルと該加工ユニットとを制御するコントローラと、
を備える加工装置における、該ワークの該ストリート位置の検出検出方法であって、
該保持テーブルで保持した第一のワークを撮像カメラで撮像し、該ストリートに対応したキーパターンをターゲットとして該コントローラに記憶させるとともに該ターゲットから該ストリートまでの距離を該コントローラに記憶させるターゲット設定ステップと、
該保持テーブルで保持した第一のワークを該撮像カメラで撮像し、該ストリートの撮像画像をストリートターゲットとして該コントローラに記憶させるストリートターゲット設定ステップと、
該ターゲット設定ステップと該ストリートターゲット設定ステップとを実施した後、該保持テーブルで保持した第二のワークを該撮像カメラで撮像し第一撮像画像を形成するとともに該第一撮像画像と該ターゲットとをパターンマッチングして該第二のワーク上で該キーパターンを検出するキーパターン検出ステップと、
該キーパターン検出ステップで検出した該キーパターンの位置から該コントローラで記憶していた該ターゲットから該ストリートまでの該距離を移動した特定位置で該第二のワークを該撮像カメラで撮像し第二撮像画像を形成するとともに該第二撮像画像の中から該ストリートターゲットと一致するパターンをパターンマッチングにより検出するストリート確認ステップと、
を含むワークのストリート位置の検出方法とする。
また、本発明の一態様によれば、
該ストリート確認ステップで該第二撮像画像と該ストリートターゲットをパターンマッチングして所定の閾値を超える相関値が得られなかった場合に該特定位置が該ストリートでないとして警告を発する警告発信ステップを更に含む、こととする。
本発明の構成によれば、ストリート確認ステップにより、キーパターン検出ステップにおいて検出されたパターンが予め設定されたターゲットと一致するキーパターンであるか否かを判定することが可能であり、キーパターンの誤検出を防止することができ、ストリートではない位置を加工してデバイスを破損させてしまうおそれを低減できる。
本発明を実施する加工装置の例について示す斜視図である。 被加工物の一例である半導体ウェーハのワークについて説明する図である。 撮像画像の一例について説明する図である。 相対位置情報について説明する図である。 ターゲット設定ステップにおいて撮像カメラにて撮像する様子について説明する図である。 (A)はキーパターン検出ステップについて説明する図である。(B)はストリート確認ステップについて説明する図である。 キーパターンの検出の手順について示すフローチャート図である。 一つの撮像画像によりキーパターン検出ステップとストリート確認ステップを実施する例について説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明を実施する加工装置の例について示す斜視図である。加工装置2はベース4を有しており、ベース4上には保持テーブル8が図示しない切削送り機構(X軸移動機構)によりX軸方向に往復動可能に配設されている。
ベース4の上面には、図示せぬ被加工物を収容するカセット5を載置するカセット載置部5aと、切削加工後の被加工物を洗浄するための洗浄装置6が設けられている。図示せぬ搬送装置によりカセット5から被加工物が保持テーブル8上に搬入されて切削加工された後、洗浄装置6へ搬送されて洗浄され、洗浄後はカセット5へと搬出される一連のプロセスが実行可能に構成される。
保持テーブル8の周囲は、ウォーターカバー10で囲まれており、このウォーターカバー10には、下部空間を遮蔽するための蛇腹12が連結されている。
保持テーブル8のX軸方向の移動経路において、保持テーブル8よりも上方となる位置には、カセット5から搬入される被加工物を仮置するための一対のガイドレール9,9が配設されている。ガイドレール9,9に仮置された被加工物は、図示せぬ搬送装置によって、保持テーブル8上に搬送されるものである。
ベース4には門型形状のコラム14が立設され、コラム14の側面にはY軸方向に伸長する一対のガイドレール15と、ボールねじ17aとパルスモータ17bとからなるY軸移動機構18と、Y軸移動ブロック16と、が設けられ、Y軸移動機構18を駆動することで、Y軸移動ブロック16がガイドレール15に沿ってY軸方向に移動する。
Y軸移動ブロック16にはZ軸方向に伸長する一対のガイドレール19と、ボールねじ31aとパルスモータ31bとからなるZ軸移動機構32と、Z軸移動ブロック30とが設けられ、Z軸移動機構32を駆動することで、Z軸移動ブロック30がガイドレール19に沿ってZ軸方向に移動する。
Z軸移動ブロック30には加工ユニットとして切削ユニット34が取り付けられており、切削ユニット34のスピンドルハウジング36内に図示せぬスピンドルが回転可能に収容されており、スピンドルの先端部に切削ブレード38が装着されている。切削ブレード38の略上半分はブレードカバー40により覆われている。切削ユニット34のスピンドルハウジング36には撮像カメラ7が取り付けられている。
撮像カメラ7により撮像された被加工物の画像は、加工装置2のコントローラ3により記憶されるとともに、加工装置2のハウジングに設けた表示モニター100に表示される。
なお、本発明が適用される加工装置2は、加工ユニットとして切削ユニット34を備えるものとする他、加工ユニットとしてレーザー加工ユニットを備えるものであって、レーザービームを照射して被加工物に分割起点を形成させるものであってもよい。
図2は、被加工物の一例である半導体ウェーハのワーク20について示すものである。ワーク20は、円盤状の半導体ウェーハであり、表面20aには、デバイス21が配列されている。各デバイス21の間には、加工位置となるストリート22(分割予定ライン)が画成されており、このストリート22に沿って切削ブレード38(図1)による切削加工が施されるものである。
各デバイス21には、撮像カメラ7(図1)の撮像画像70に示すようにパターンが形成されている。撮像画像70は、表示モニター100(図1)に表示される。そして、図3に示すように、オペレータによるマニュアル操作により、撮像画像70の中に現れるパターンの中から特徴的な部分(キーパターン)がターゲットT1として登録され、ストリート22の特徴的な部分(キーストリート)もストリートターゲットT2として登録される。ターゲットT1や、ストリートターゲットT2の画像は、コントローラ3(図1)に記憶される。
図4に示すように、撮像画像70の平面座標軸Xa,Yaにおいて、ターゲットT1の指定枠W1の縦横寸法x1,y1と、ストリートターゲットT2の指定枠W2の縦横寸法x2,y2は、それぞれ規定の値に設定されており、各指定枠W1,W2の中心C1,C2の相対位置ΔX,ΔYがコントローラ3(図1)により自動計算される。
次に、キーパターンの誤検出防止に関する内容について説明する。以下では適宜図7に示すフローチャートが参照される。
まず、キーパターンの自動検出をするための事前準備として、ターゲット設定ステップS1、ストリートターゲット設定ステップS2、特定位置情報登録ステップS3が実行される。
<ターゲット設定ステップ:S1>
図5に示すように、ワーク20は、裏面がテープ24に貼着されて環状フレーム26と一体化されてハンドリングされるものであり、環状フレーム26が保持テーブル8のクランプ8aにより保持される。そして、撮像カメラ7の下方にワーク20を位置付けるように保持テーブル8を移動させた後、撮像カメラ7にてワーク20の表面を撮像し、図3に示す撮像画像70が取得される。
ここで保持テーブル8にて保持させるワーク20は、一枚目に加工されるワーク20であり、当該ワーク20により取得されるターゲットT1等(図3)の情報は、二枚目以降のワークを加工する際のストリートの自動検出において利用されるものである。
図2に示すように、オペレータは、表示モニター100(図1)を参照し、撮像画像70に現れるパターンの中で特徴的な部分をキーパターンとして決める。そして、表示モニター100(図1)を操作して指定枠W1内にキーパターンを収めた状態で確定操作をすることで、指定枠W1内の画像をターゲットT1としてコントローラ3(図1)に記憶させる。また、この際、指定枠W1の位置(中心C1)も同時にコントローラ3(図1)に記憶される。なお、オペレータの操作に関し、表示モニター100(図1)が例えばタッチパネル式で構成され、入力手段としても機能する構成(表示手段と入力手段の兼用)とする他、表示モニターとは別途設けられる入力手段により操作がされる構成としてもよい。
<ストリートターゲット設定ステップ:S2>
同様に、図2に示すように、オペレータは、表示モニター100(図1)において、撮像画像70に現れるストリート22の中で特徴的な部分をキーストリートとして決める。そして、表示モニター100(図1)を操作して指定枠W2内にキーストリートを収めた状態で確定操作をすることで、指定枠W2内の画像をストリートターゲットT2としてコントローラ3(図1)に記憶させる。また、この際、指定枠W2の位置(中心C2)も同時にコントローラ3(図1)に記憶される。
<特定位置情報登録ステップ::S3>
図4に示すように、コントローラ3は、指定枠W1,W2の位置関係、つまり、中心C1,C2の位置関係から、相対位置ΔX,ΔYを算出し、これを特定位置を定義するための特定位置情報として記憶する。これにより、例えば、「ターゲットT1からΔX,ΔY移動した位置にストリートターゲットT2が存在する」、あるいは、「ターゲットT1とストリートターゲットT2はΔX,ΔYだけ離れている」、という情報がコントローラ3で登録され、後の自動検出において当該情報を参照することが可能となる。
上記の3つステップを実施した上で、後のワークにおいてキーパターンの誤検出を防ぐことが可能となる。以下、キーパターンの自動検出に関する内容について説明する。
<キーパターン検出ステップ:S4>
まず、ストリートを自動検出するためのワーク20(例えば、二枚目以降のワーク)を、図5に示すように保持テーブル8で保持するとともに、撮像カメラ7により撮像して図6(A)に示す第一撮像画像81を取得する。そして、撮像画像81の中から、ターゲットT1(図3)と一致するパターンK1がパターンマッチングにより検出された場合には(ステップS5)、次のストリート確認ステップS6に移行する。なお、パターンK1の枠の大きさは、指定枠W1(図3,図4)と同一である。このパターンマッチングでは、相関値が所定の閾値を超えた場合に、パターンK1がターゲットT1と一致するものと認定される。
他方、撮像画像81の中から、ターゲットT1(図3)と一致するパターンK1がパターンマッチングにより検出されなかった場合には(ステップS5)、撮像カメラによる撮像位置を変更してキーパターン検出ステップS4を所定回数実施し(ステップS6)、なおも検出がされなかった場合には、後述するように、警告発信ステップS11を実行する。
<ストリート確認ステップ:S7>
次いで、コントローラ3(図1)で記憶していたターゲットT1とストリートターゲットT2の相対位置ΔX,ΔYを参照し、撮像カメラ7をキーパターン検出ステップで検出したパターンK1の位置からΔX,ΔYだけ移動した特定位置に移動させ、図6(B)に示す第二撮像画像82を取得する。そして、第二撮像画像82の中からストリートターゲットT2と一致するパターンK2をパターンマッチングにより検出する。なお、パターンK2の枠の大きさは、指定枠W2(図3,図4)と同一である。このパターンマッチングでは、相関値が所定の閾値を超えた場合に、パターンK2がストリートターゲットT2と一致するものと認定される。
パターンK2と、ストリートターゲットT2が一致する場合には(ステップS8)、コントローラ3(図1)は、図6(A)において自動検出したパターンK1は、ターゲットT1と正確に一致するものであるとして、誤検出されていないものと判定し、ストリート確認ステップを完了する(S10)。つまり、パターンK1とターゲットT1が一致することに加え、パターンK2とストリートターゲットT2が一致した際に、初めて、パターンK1がターゲットT1として認定されるものである。換言すれば、パターンK1とターゲットT1のパターンマッチングを、パターンK2とストリートターゲットT2のパターンマッチングにより保障するものである。
なお、このストリート確認ステップでのパターンマッチングで設定される相関値の閾値は、キーパターン検出ステップでのパターンマッチングで設定される相関値の閾値よりも高く設定されることが好ましい。これによれば、ストリート確認ステップによるキーパターン検出ステップの保障をより確実なものとすることができる。
パターンK2と、ストリートターゲットT2が一致しない場合には、パターンK2とストリートターゲットT2が一致すると判定されるまで、キーパターン検出ステップ及びストリート確認ステップが所定回数実施される(ステップS9)。
<警告発信ステップ:S11>
以上のキーパターン検出ステップのストリート確認ステップは所定回数実施(リトライ)され、なおもパターンK2とストリートターゲットT2が一致しない場合には、「ターゲットT1と一致するパターンK1が検出できない」、あるいは、「ストリートターゲットT2と一致するパターンK2が検出できない」、として、警告が発信される。この警告は、表示モニター100に表示する他、表示灯50の発光、ブザー音の発報などにより行うことができる。
なお、「ストリートターゲットT2と一致するパターンK2が検出できない場合」とは、以下の2つの状況である。
(1)キーパターン検出ステップにおいてパターンK1がターゲットT1と一致するとしてキーパターンを誤検出してしまった場合
(2)ストリートにTEG(Test Element Group)などが配置され、パターンK2がストリートターゲットT2と一致しない場合。
上記の(2)の場合には、仮に、キーパターン(パターンK1)が正確に検出されていたとしても、パターンK2とストリートターゲットT2のパターンは一致しないことになるため、ストリート確認ステップを完了できないことになる。
したがって、上記の(2)の状況が生じることを考慮し、再検索、及び、再検索後のストリート確認ステップを所定回数実施(リトライ)してもなおストリート確認ステップが完了できない場合には(ステップS9)、警告発信することとするものである(ステップS11)。
以上に説明した実施例では、図6(A)(B)に示すように、撮像カメラ7を移動して第一、第二撮像画像81,82を取得してパターンマッチングを行うこととしたが、図8に示すように、一つの撮像画像83において、キーパターン検出ステップとストリート確認ステップを実施することとしてもよい。
この場合、キーパターン検出ステップで検出したパターンK1の位置からΔX,ΔYだけ移動した特定位置におけるパターンK2と、ストリートターゲットT2とをパターンマッチングし、一致するか否かを確認すればよい。
以上のようにして本発明を実現することができる。
即ち、図1乃至図6に示すように、
複数のストリート22を有したワークを保持する保持テーブル8と、
保持テーブル8で保持されたワークに対してストリート22に沿って加工を施す加工ユニット(切削ユニット34)と、
少なくとも保持テーブル8と加工ユニットとを制御するコントローラ3と、
を備える加工装置における、ワークのストリート位置の検出方法であって、
保持テーブル8で保持した第一のワークを撮像カメラ7で撮像し、ストリート22に対応したキーパターンをターゲットT1としてコントローラ3に記憶させるとともにターゲットT1からストリート22までの距離をコントローラ3に記憶させるターゲット設定ステップと、
保持テーブル8で保持した第一のワークを撮像カメラ7で撮像し、ストリート22の撮像画像をストリートターゲットT2としてコントローラ3に記憶させるストリートターゲット設定ステップと、
ターゲット設定ステップとストリートターゲット設定ステップとを実施した後、保持テーブル8で保持した第二のワークを撮像カメラ7で撮像し第一撮像画像81を形成するとともに第一撮像画像81とターゲットT1とをパターンマッチングして第二のワーク上でキーパターン(パターンK1)を検出するキーパターン検出ステップと、
キーパターン検出ステップで検出したキーパターン(パターンK1)の位置からコントローラ3で記憶していたターゲットT1からストリート22までの距離を移動した特定位置で第二のワークを撮像カメラ7で撮像し第二撮像画像82を形成するとともに第二撮像画像82の中からストリートターゲットT2と一致するパターンK2をパターンマッチングにより検出するストリート確認ステップと、ワークのストリート位置の検出方法とするものである。
以上の検出方法によれば、ストリート確認ステップにより、キーパターン検出ステップにおいて検出されたパターンが予め設定されたターゲットと一致するキーパターンであるか否かを判定することが可能であり、キーパターンの誤検出を防止することができ、ストリートではない位置を加工してデバイスを破損させてしまうおそれを低減できる。
また、ストリート確認ステップで第二撮像画像82とストリートターゲットT2をパターンマッチングして所定の閾値を超える相関値が得られなかった場合に、特定位置がストリート22でないとして警告を発する警告発信ステップを更に含む、こととするものである。
これにより、ストリートにTEG(Test Element Group)などが配置される場合において、ストリート確認ステップが完了できない場合に警告発信をすることができる。
2 加工装置
3 コントローラ
7 撮像カメラ
20 ワーク
20a 表面
21 デバイス
22 ストリート
50 表示灯
70 撮像画像
81 第一撮像画像
82 第二撮像画像
100 表示モニター
K1 パターン
K2 パターン
T1 ターゲット
T2 ストリートターゲット
W1 指定枠
W2 指定枠

Claims (2)

  1. 複数のストリートを有したワークを保持する保持テーブルと、
    該保持テーブルで保持された該ワークに対して該ストリートに沿って加工を施す加工ユニットと、
    少なくとも該保持テーブルと該加工ユニットとを制御するコントローラと、
    を備える加工装置における、該ワークの該ストリート位置の検出検出方法であって、
    該保持テーブルで保持した第一のワークを撮像カメラで撮像し、該ストリートに対応したキーパターンをターゲットとして該コントローラに記憶させるとともに該ターゲットから該ストリートまでの距離を該コントローラに記憶させるターゲット設定ステップと、
    該保持テーブルで保持した第一のワークを該撮像カメラで撮像し、該ストリートの撮像画像をストリートターゲットとして該コントローラに記憶させるストリートターゲット設定ステップと、
    該ターゲット設定ステップと該ストリートターゲット設定ステップとを実施した後、該保持テーブルで保持した第二のワークを該撮像カメラで撮像し第一撮像画像を形成するとともに該第一撮像画像と該ターゲットとをパターンマッチングして該第二のワーク上で該キーパターンを検出するキーパターン検出ステップと、
    該キーパターン検出ステップで検出した該キーパターンの位置から該コントローラで記憶していた該ターゲットから該ストリートまでの該距離を移動した特定位置で該第二のワークを該撮像カメラで撮像し第二撮像画像を形成するとともに該第二撮像画像の中から該ストリートターゲットと一致するパターンをパターンマッチングにより検出するストリート確認ステップと、
    を含むワークのストリート位置の検出方法。
  2. 該ストリート確認ステップで該第二撮像画像と該ストリートターゲットをパターンマッチングして所定の閾値を超える相関値が得られなかった場合に該特定位置が該ストリートでないとして警告を発する警告発信ステップを更に含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載のワークのストリート位置の検出方法。
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