JP2021063620A - 熱源機 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝熱管が一段に設けられた熱交換器を搭載する熱源機において、燃焼させるバーナブロックを切替えても出湯温度のオーバーシュート又はアンダーシュートを抑制することが可能な熱源機を提供する。【解決手段】熱源機は、伝熱管を一段に配設する熱交換器、バーナが伝熱管の給水入口から出湯出口に向かう方向に沿って複数のバーナブロックに分割して並設されている燃焼部、燃焼量に応じて燃焼させるバーナブロックを切替えるバーナ切替手段を備える。制御部は、バーナブロックの切替えが伝熱管の給水入口側に近いバーナブロックから伝熱管の出湯出口側に近いバーナブロックへと切替えられる場合は一定条件が成立するときには一旦燃焼量を下げるバーナブロックへの切替えを経由するバーナ切替え処理を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、伝熱管が一段に設けられた熱交換器を搭載し、燃焼量に応じて燃焼させるバーナブロックが切替えられる熱源機に関する。
熱源機としての給湯装置において、最小燃焼量から最大燃焼量までの最適な燃焼量を確保するために、バーナを複数のバーナブロックに分割し、燃焼させるバーナブロックの切替えを行う技術が知られている。例えば、バーナブロックの切替えを、燃焼量を1段階だけ増減させる場合は燃焼量の昇順、降順で切替える標準切替えを行い、燃焼量を2段階以上増減させる場合は切替え時間を短縮した所定の順番で切替える特殊切替えを行うものが知られている(特許文献1)。
特開2006−329548号公報
前記のような給湯装置において、湯水を流す伝熱管が一段に配設された熱交換器を搭載するものでは、燃焼させるバーナブロックの切替えによって出湯温度のオーバーシュート又はアンダーシュートが発生する場合がある。例えば、切替え前のバーナブロックで加熱された湯水が切替え先のバーナブロックで再度加熱される場合は、バーナブロックの切替え直後に出湯温度のオーバーシュートが発生し、高い温度の湯が出湯されるおそれがあった。また、切替え前のバーナブロックで加熱されなかった水が切替え先のバーナブロックでもほとんど加熱されない場合は、バーナブロックの切替え直後に出湯温度のアンダーシュートが発生し、低い温度の湯が出湯されるおそれがあった。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、伝熱管が一段に設けられた熱交換器を搭載する熱源機において、燃焼させるバーナブロックを切替えても出湯温度のオーバーシュート又はアンダーシュートを抑制することが可能な熱源機を提供することを目的とする。
本発明に係る熱源機は、
燃焼排ガスが流通する胴体内には燃焼排ガスによって加熱される流体を流す伝熱管が燃焼排ガスの流通方向に一段に配設されている熱交換器と、
燃焼排ガスを生成するバーナが熱交換器の伝熱管と対向して配設され且つ当該バーナが伝熱管の給水入口から出湯出口に向かう方向に沿って複数のバーナブロックに分割して並設されている燃焼部と、
燃焼量に応じて燃焼させるバーナブロックを切替えるバーナ切替手段と、
バーナブロックの切替えが、伝熱管の給水入口側に近いバーナブロックから伝熱管の出湯出口側に近いバーナブロックへと切替えられる場合は、切替え信号に応じて、一旦燃焼量を下げるバーナブロックへの切替えを経由するバーナ切替え処理を行う制御部とを備えるものである。
熱交換器の伝熱管が一段に配設されるものにあって、バーナブロックの切替えが伝熱管の給水入口側に近いバーナブロックから伝熱管の出湯出口側に近いバーナブロックへと切替えられる場合は、切替え前のバーナブロックで加熱された流体が切替え先のバーナブロックで再度加熱されてオーバーシュートが発生するおそれがある。
しかるに、本発明の前記構成によれば、一旦燃焼量を下げるバーナブロックへの切替えを経由することにより、切替え前のバーナブロックで加熱された流体は、前記燃焼量を下げたバーナブロックではほとんど加熱されることなく流出されるから、バーナブロックの切替えにより再度加熱されることが抑制される。従って、バーナブロックの切替え直後における出湯温度のオーバーシュートを抑制することができる。その結果、使用者においてバーナブロックの切替え直後に高い温度の流体が供給されて不快に感じることがなく、使い勝手のよい熱源機が得られる。
また、本発明に係る熱源機は、
燃焼排ガスが流通する胴体内に燃焼排ガスによって加熱される流体を流す伝熱管が燃焼排ガスの流通方向に一段に配設されている熱交換器と、
燃焼排ガスを生成するバーナが熱交換器の伝熱管と対向して配設され且つ当該バーナが伝熱管の給水入口から出湯出口に向かう方向に沿って複数のバーナブロックに分割して並設されている燃焼部と、
燃焼量に応じて燃焼させるバーナブロックを切替えるバーナ切替手段と、
バーナブロックの切替えが、伝熱管の出湯出口側に近いバーナブロックから伝熱管の給水入口側に近いバーナブロックへと切替えられる場合は、切替え信号に応じて、一旦燃焼量を上げるバーナブロックへの切替えを経由するバーナ切替え処理を行う制御部とを備えるものである。
熱交換器の伝熱管が一段に配設されるものにあって、バーナブロックの切替えが伝熱管の出湯出口側に近いバーナブロックから伝熱管の給水入口側に近いバーナブロックへと切替えられる場合は、切替え前のバーナブロックで加熱されなかった流体が切替え先のバーナブロックでもほとんど加熱されなくなってアンダーシュートが発生するおそれがある。
しかるに、本発明の前記構成によれば、一旦燃焼量を上げるバーナブロックへの切替えを経由することにより、切替え前のバーナブロックで加熱されなかった流体は、前記燃焼量を上げたバーナブロックの燃焼により加熱されるから、バーナブロックの切替えによりほとんど加熱されないということが抑制される。従って、バーナブロックの切替え直後における出湯温度のアンダーシュートを抑制することができる。その結果、使用者においてバーナブロックの切替え直後に低い温度の流体が供給されて不快に感じることがなく、使い勝手のよい熱源機が得られる。
前記バーナ切替え処理は、前記切替え信号が伝熱管に供給される流体の流量変化量が所定流量値未満の場合に実行されるようにすることができる。バーナブロックの切替えは、伝熱管に供給される流体流量の変更によって行われる場合がある。前記流量変化量が所定流量値未満の少ない場合は、バーナブロックの切替えが伝熱管の給水入口側に近いバーナブロックから伝熱管の出湯出口側に近いバーナブロックへと切替えられるものでは、切替えの際、伝熱管の出湯出口側付近で流体に対する再加熱量が大きくなる。そのため、バーナブロックの切替え直後に出湯温度のオーバーシュートが大きくなるおそれがある。また、前記流体の流量変化量が所定流量値未満の少ない場合は、バーナブロックの切替えが伝熱管の出湯出口側に近いバーナブロックから伝熱管の給水入口側に近いバーナブロックへと切替えられるものでは、切替えの際、伝熱管の出湯出口側付近で流体に対する加熱量が小さくなる。そのため、バーナブロックの切替え直後に出湯温度のアンダーシュートが大きくなるおそれがある。従って、前記バーナ切替え処理を伝熱管に供給される流体の流量変化量が所定流量値未満の場合に実行することにより、バーナブロックの切替え直後における出湯温度のオーバーシュート又はアンダーシュートを適切に抑制することができる。
前記一定条件は、出湯設定温度の温度変化量が所定温度値未満の場合とすることができる。バーナブロックの切替えは、出湯設定温度の変更によって行われる場合がある。上述のとおり、バーナブロックの切替えが伝熱管の給水入口側に近いバーナブロックと伝熱管の出湯出口側に近いバーナブロックとの間で行われると、バーナブロックの切替え直後に出湯温度のオーバーシュート又はアンダーシュートが発生するおそれがある。この場合、出湯設定温度の温度変化量が所定温度値未満の小さい場合は、変更後の出湯設定温度と対比しても、流量変化が少ないのと同等となり、出湯温度のオーバーシュート又はアンダーシュートが大きい。従って、前記バーナ切替え処理を行う一定条件として、出湯設定温度の温度変化量が所定温度値未満の場合とすることにより、バーナブロックの切替え直後における出湯温度のオーバーシュート又はアンダーシュートを適切に抑制することができる。
実施形態1による給湯装置の構成を示す模式図である。 実施形態1における熱交換器の伝熱管の構成を示す模式図である。 実施形態1による給湯装置で実行されるバーナ切替え処理の動作を示すフローチャートである。 実施形態2による給湯装置の構成を示す模式図である。 実施形態2による給湯装置で実行されるバーナ切替え処理の動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態について説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1は、熱源機としての給湯装置である。図1に示すように、この給湯装置1Aは、熱交換器2、燃焼部3、制御部4を備える。
熱交換器2は、矩形箱型の胴体21と、胴体21内に配設される伝熱管22とを有する。胴体21内には、燃焼部3からの燃焼排ガスが流通され、燃焼排ガスによって伝熱管22内を流れる水(流体)が加熱される。伝熱管22は、胴体21内において燃焼排ガスの流通方向に一段に配設されている。この伝熱管22は、図2(a)に示すように、胴体21の前側壁21aと後側壁21bとの間を往復するように蛇行して、胴体21の右側壁21cと左側壁21dとの間にわたって延在されている。なお、伝熱管22の蛇行は、図2(b)に示すように、前側壁21aの外側面と後側壁21bの外側面とにそれぞれ設けた連絡管28と接続する構成でもよい。
また、伝熱管22は、一方のパイプ端部である給水入口22aが胴体21の右側壁21cに接続され、他方のパイプ端部である出湯出口22bが胴体21の左側壁21dに接続されている。なお、伝熱管22の給水入口22aと出湯出口22bの一方又は両方が、胴体21の前側壁21a又は後側壁21bに接続されるものでもよい(図2(b)(c)参照)。胴体21の外側面には、給水管23が胴体21の右側壁21cに設けた伝熱管22の給水入口22aに接続され、出湯管24が胴体21の左側壁21dに設けた伝熱管22の出湯出口22bに接続されている。給水管23には、この給水管23内に流れる水の給水流量を検出する流量センサ25が設けられている。給水管23と出湯管24との間には、バイパス管26が連通して接続されている。
この給湯装置1Aでは、給水管23より伝熱管22に供給される水を燃焼部3からの燃焼排ガスによって加熱して出湯管24に供給し、バイパス管26から給水管23に供給される水の一部をバイパス弁27を介して出湯管24に供給することで出湯設定温度に調整した湯を出湯管24の下流の温水利用先に供給する給湯回路を構成している。
燃焼部3は、熱交換器2の胴体21の下部に接続される矩形箱型の燃焼箱31を有し、この燃焼箱31内に燃焼排ガスを生成するバーナ32が熱交換器2の伝熱管22と対向して配設されている。燃焼箱31の底板には、バーナ32に燃焼用空気を供給するファン33が接続されている。バーナ32は、伝熱管22の一方のパイプ端部である給水入口22aから他方のパイプ端部である出湯出口22bに向かう方向に沿って第1〜第3の複数のバーナブロック32a,32b,32cに分割して並設されている。すなわち、複数のバーナブロック32a,32b,32cは、伝熱管22に対して湯水の流れの上流側から下流側に沿って並設されている。
バーナ32には、燃料ガスを供給するガス供給管34が接続されており、ガス供給管34には、燃料ガスの流れの上流側から順に元電磁弁35、比例弁36、切替弁37(バーナ切替手段)が設けられている。切替弁37は、バーナブロック32a,32b,32c毎に第1〜第3の切替弁37a,37b,37cを有する。なお、バーナブロックの分割数及びこれに応じた切替弁37の数は、前記3つに限定されず、3つ以上設けられてもよい。
この給湯装置1Aでは、バーナ32にガス供給管34より燃料ガスを供給するとともにファン33より燃焼用空気を供給し、予め定められたシーケンスに従い燃焼動作が行われる。この際、バーナ32において、給水管23での給水流量、出湯設定温度、入水温度等に基づいて最適な燃焼量となるように燃焼させるバーナブロック32a,32b,32cを第1〜第3の切替弁37a,37b,37cにより切替えるバーナ切替え処理を行う。このバーナ切替え処理の動作は、給湯装置1Aに備える制御部4の指令により行われる。
実施形態1では、バーナ32の燃焼量として、図1中の点線で示すように、小燃焼、中小燃焼、中燃焼、中大燃焼、大燃焼の5段階の燃焼形態を有する。小燃焼の場合は、第1切替弁37aだけを開弁し、第1バーナブロック32aだけを燃焼させる。中小燃焼の場合は、第2切替弁37bだけを開弁し、第2バーナブロック32bだけを燃焼させる。中燃焼の場合は、第3切替弁37cを閉弁し、第1切替弁37aと第2切替弁37bとを開弁し、第1バーナブロック32aと第2バーナブロック32bとを燃焼させる。中大燃焼の場合は、第2切替弁37bを閉弁し、第1切替弁37aと第3切替弁37cとを開弁し、第1バーナブロック32aと第3バーナブロック32cとを燃焼させる。大燃焼の場合は、第1〜第3のすべての切替弁37a,37b,37cを開弁し、第1〜第3のすべてのバーナブロック32a,32b,32cを燃焼させる。これより、実施形態1では、小燃焼、中小燃焼、中燃焼の場合は、伝熱管22の給水入口22a側に近い第2、第1バーナブロック32b,32aで燃焼が行われ、中大燃焼の場合は、伝熱管22の出湯出口22b側に近い第3、第1バーナブロック32c,32aで燃焼が行われる。
次に、制御部4によるバーナ切替え処理動作について説明する。以下では、一例として、中燃焼から中大燃焼へと燃焼量を増加させるバーナ切替えを行う場合について説明する。
図3のフローチャートに示すように、中燃焼でバーナ燃焼が開始されると(ステップS1)、給水管23での給水流量データを記憶開始する(ステップS2)。この給水流量データの記憶は、所定のデータ取得時間(例えば、常時5秒間)での給水流量が記憶される。この中燃焼の間にバーナ切替えの条件が成立すると(ステップS3で「YES」)、動作をステップS4へ移行する。バーナ32切替え条件として、例えば、給水管23での給水流量、出湯設定温度、入水温度等の変化に伴って、現在の燃焼量(例えば、中燃焼)では、目的の出湯設定温度の湯が得られない状態となった場合である。
ステップS4では、中燃焼を開始してからこの中燃焼の状態が所定の滞在時間t以上であるか否か判断する。この滞在時間tは、前記給水流量データのデータ取得時間と整合させることができ、実施形態1では、例えば、5秒間に設定される。中燃焼状態が滞在時間tに達しないうちにバーナ切替え条件が成立した場合は(ステップS4で「NO」)、直ちに中大燃焼(ステップS8)へとバーナ切替えを行う。この場合は、中燃焼の状態が極わずかな時間(例えば、5秒未満)しか継続されていないため、伝熱管22に流入した給水入口22a付近の水は、この給水入口22a側に近い第2、第1バーナブロック32b,32aによっては未だ十分に加熱されていない。従って、給水入口22a側に近い第2、第1バーナブロック32b,32aから直接に出湯出口22b側に近い第3、第1バーナブロック32c,32aへとバーナ燃焼を切替えて中大燃焼を行うことにより、伝熱管22の出湯出口22b付近で再度加熱されても出湯温度の大きなオーバーシュートが発生することがない。
ステップS4で中燃焼状態が所定の滞在時間t以上の場合は(ステップS4で「YES」)、動作を次のステップS5へ移行する。ステップS5では、給水流量の流量変化量が所定流量値ΔQ(例えば、4.5L/min)未満であるか否か判断する。この流量変化量は、先のステップS2で記憶した直近のデータ取得時間における最大給水流量値と最小給水流量値との差として求められる。この実施形態1では、中燃焼から中大燃焼へと大きい燃焼量に切替える場合であるから、給水流量が増大された場合となる。流量変化量が所定流量値ΔQ以上の場合は(ステップS5で「NO」)、直ちに中大燃焼(ステップS8)へとバーナ切替えを行う。この場合は、伝熱管22内を流れる湯水の流量が変化前より大きく増加するため、給水入口22a側に近い第2、第1バーナブロック32b,32aから直接に出湯出口22b側に近い第3、第1バーナブロック32c,32aへとバーナ燃焼を切替えて中大燃焼を行うことにより、伝熱管22の出湯出口22b付近で再度加熱されても湯水の温度上昇が少なく出湯温度の大きなオーバーシュートが発生することもない。また、伝熱管22の出湯出口22b付近で再度加熱されるから、伝熱管22内の湯水の流量が増加しても出湯温度のアンダーシュートを抑制することができる。
ステップS5で給水流量の流量変化量が所定流量値ΔQ未満であった場合は(ステップS5で「YES」)、動作をステップS6へ移行する。ステップS6では、出湯設置温度の温度変化量が所定温度値ΔT(例えば、6℃)未満であるか否か判断する。この出湯設定温度変化量は、使用者がリモコン等で現在の出湯設定温度から新たな出湯設定温度に変更したときの変更前後の温度差である。この実施形態1では、中燃焼から中大燃焼へと大きい燃焼量に切替える場合であるから、出湯設定温度が現在より高い温度に変更された場合となる。出湯設定温度変化量が所定温度値ΔT以上の場合は(ステップS6で「NO」)、直ちに中大燃焼(ステップS8)へとバーナ切替えを行う。この場合は、出湯設定温度が変更前より高く設定されるため、給水入口22a側に近い第2、第1バーナブロック32b,32aから直接に出湯出口22b側に近い第3、第1バーナブロック32c,32aへとバーナ燃焼を切替えて中大燃焼を行うことにより、伝熱管22の出湯出口22b付近で再度加熱されても新たに設定された出湯設定温度より高い出湯温度のオーバーシュートが発生することもない。
そして、ステップS6で出湯設定温度の温度変化量が所定温度値ΔQ未満であった場合は(ステップS6で「YES」)は、動作をステップS7へ移行する。ステップS7では、中燃焼から小燃焼へとバーナ切替えを行う。この小燃焼を短時間(例えば、1.5秒)だけ行った後に、目的の燃焼量である中大燃焼へとバーナ切替えを行い(ステップS8)、本処理を終了する。
ステップS7で行うバーナ切替え処理は、伝熱管22の給水入口22a側に近い第2、第1バーナブロック32b,32a(中燃焼)から伝熱管22の出湯出口22b側に近い第3、第1バーナブロック32c,32a(中大燃焼)へと切替える際、給水流量変化量が少なく且つ出湯設定温度変化量が小さい場合は、切替え前の燃焼量(中燃焼)よりも、一旦燃焼量を下げる第1バーナブロック32a(小燃焼)への切替えを経由する。このように、中燃焼から中大燃焼へと燃焼量を切替える際、一旦小燃焼を経由することで、中燃焼のときに伝熱管22の給水口22a側に近い第2、第1バーナブロック32b,32aで加熱された伝熱管22内の湯水が、目的の切替先である伝熱管22の出湯出口22b側に近い第3、第1バーナブロック32c,32aにより再度加熱されることが抑制される。従って、バーナブロックの切替え直後における出湯温度のオーバーシュートを抑制することができる。その結果、使用者は、温水利用先でバーナ切替え直後に高い温度の湯が供給されて不快に感じることがなく、使い勝手のよい給湯装置1Aが得られる。
また、実施形態1によれば、図1に示すバーナブロック構成より、中燃焼(第2、第1バーナブロック32b,32a)から中大燃焼(第3、第1バーナブロック32c,32a)へと切替える際、切替え前の中燃焼より低い燃焼量として、中小燃焼ではなく小燃焼(第3バーナブロック32cの隣りの第1バーナブロック32aでの燃焼)を経由することで、中大燃焼を行う第3バーナブロック32cへの火移りを円滑に行うことができる。
なお、実施形態1におけるバーナ切替え処理は、小燃焼(最小燃焼量)からの切替えを含まず、中燃焼から大燃焼へと切替える場合、中小燃焼から中大燃焼又は大燃焼へと切替える場合も、図3に示したバーナ切替え処理にならって適用することができる。
(実施形態2)
図4に示すように、実施形態2の給湯装置1Bは、熱交換器2に接続する給水管23と出湯管24とが、図1の給湯装置1Aの場合と逆に接続されているものである。すなわち、伝熱管22の一方のパイプ端部である給水入口22aが胴体21の左側壁21dに接続され、伝熱管22の他方のパイプ端部である出湯出口22bが胴体21の右側壁21cに接続されている。胴体21の外側では、給水管23が胴体21の左側壁21dに設けた伝熱管22の給水入口22aに接続され、出湯管24が胴体21の右側壁21cに設けた伝熱管22の出湯出口22bに接続されている。従って、この実施形態2では、小燃焼、中小燃焼、中燃焼の場合は、伝熱管22の出湯出口22b側に近い第2、第1バーナブロック32b,32aで燃焼が行われ、中大燃焼の場合は、伝熱管22の給水入口22a側に近い第3、第1バーナブロック32c,32aで燃焼が行われる。その他の構成は、図1の給湯装置1Aと同様である。
また、実施形態2では、制御部4によるバーナ切替え処理として、例えば、中燃焼から中大燃焼へと燃焼量を増加させるバーナ切替えを行う場合、図5のフローチャートに従った処理が行われる。この図5のフローチャートは、実施形態1における図3のフローチャートと対応するが、図3のフローチャートのステップS7では小燃焼へのバーナ切替えを行うのに対して、図5のフローチャートのステップS17では大燃焼へとバーナ切替えを行う。すなわち、実施形態2では、バーナブロックの切替えが、伝熱管22の出湯出口22b側に近い第2、第1バーナブロック32b,32a(中燃焼)から伝熱管22の給水入口22a側に近い第3、第1バーナブロック32c,32a(中大燃焼)へと切替えられる場合は、一定条件が成立するときには、切替え後の燃焼量よりも、一旦燃焼量を上げる第1〜第3バーナブロック32a,32b,32c(大燃焼)への切替えを経由するバーナ切替え処理を行う。
前記一定条件は、給水流量の流量変化量が少なく(所定流量値ΔQ未満)且つ出湯設定温度の温度変化量が小さい(所定温度値ΔT未満)場合であり、この場合に、バーナブロックの切替え直後に一時的に出湯温度のアンダーシュートが発生して低い温度の湯が出湯されると、使用者は不快に感じ得る。しかるに、前記のように、中燃焼(第1、第2バーナブロック32a,32bの燃焼)から中大燃焼(第1、第3バーナブロック32a,32cの燃焼)へと燃焼量を切替える際、一旦大燃焼(第1〜第3のすべてのバーナブロック32a,32b,32cの燃焼)を経由することで、中燃焼のときに伝熱管22の出湯出口22b側に近い第2、第1バーナブロック32b,32aで加熱されるはずであった伝熱管22内の湯水が、バーナ切替えに伴ってこの出湯出口22b側の第2バーナブロック32bの燃焼停止によりほとんど加熱されずに出湯されることが防止される。従って、バーナブロックの切替え直後における出湯温度のアンダーシュートを抑制することができる。その結果、使用者は、温水利用先でバーナブロックの切替え直後に低い温度の湯が供給されて不快に感じることがなく、使い勝手のよい給湯装置1が得られる。
なお、図5のフローチャートのステップS14、S15、S16は、それぞれ図3のフローチャーのステップS4、S5、S6と動作は同じであるが、「NO」へ移行する理由は異なる。すなわち、図4に示す実施形態2の給湯装置1Bでは、熱交換器2の伝熱管22が一段に配設されるものにあって、バーナブロックの切替えが伝熱管22の出湯出口22b側に近い第2、第1バーナブロック32b,32aから伝熱管22の給水入口22a側に近い第3、第1バーナブロック32c,32aへと切替えられる場合は、切替え前のバーナブロック(32b,32a)で加熱されなかった湯水が切替え先のバーナブロック(32c,32a)でもあまり加熱されずアンダーシュートが発生するおそれがある。そこで、図5のフローチャートの処理(実施形態2)では、主に出湯温度のアンダーシュートを抑制させる。
ステップS14では、中燃焼状態が所定の滞在時間tに達しないうちにバーナ切替え条件が成立した場合は(ステップS14で「NO」)、直ちに中大燃焼(ステップS18)へとバーナ切替えを行う。この場合は、中燃焼の状態が極わずかな時間(例えば、5秒未満)しか継続されていないため、伝熱管22内の出湯出口22b付近の水は、この出湯出口22b側に近い第2、第1バーナブロック32b,32aによっては未だ十分に加熱されていない。従って、バーナ燃焼を、出湯出口22b側に近い第2、第1バーナブロック32b,32aから直接に給水入口22a側に近い第3、第1バーナブロック32c,32aへとバーナ燃焼を切替えて中大燃焼を行うことで、伝熱管22の出湯出口22b付近で湯水があまり加熱されずに出湯されても、出湯温度の大きなアンダーシュートが発生することもない。
ステップS15では、給水流量変化量が所定流量値ΔQ以上の場合は(ステップS15で「NO」)、直ちに中大燃焼(ステップS18)へとバーナ切替えを行う。この場合は、変更後の給水流量は、変更前の給水流量に比べて大きく増加し、この給水流量を増加させる変更は使用者の意思により行われている。従って、バーナブロックの切替え前の中燃焼のときに給水入口22a側で加熱されなかった湯水が中大燃焼を行うためバーナブロックを切替えることにより出湯出口22b側でもあまり加熱されず、切替え直後に一時的に低い温度の湯が出湯されても、変更後の給水流量が大きく増加しているため、使用者は違和感を感じることが少ない。
ステップS16では、出湯設定温度変化量が所定温度値ΔT以上の場合は(ステップS16で「NO」)、直ちに中大燃焼(ステップS18)へとバーナ切替えを行う。この場合は、変更後の出湯設定温度は、変更前の出湯設定温度に比べてかなり高い温度であり、この出湯設定温度を高くする変更は使用者の意思により行われている。従って、バーナブロックの切替え前の中燃焼のときに給水入口22a側で加熱されなかった湯水が中大燃焼を行うためバーナブロックを切替えることにより出湯出口22b側でもあまり加熱されず、切替え直後に一時的に低い温度の湯が出湯されても、変更前の出湯設定温度がかなり低い温度であったから、使用者は違和感を感じることが少ない。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。実施形態では、中燃焼から中大燃焼へと燃焼量を1つ上の燃焼段階に上げる場合であるが、本発明は、切替えられる燃焼段階数、燃焼量を上げる場合、燃焼量を下げる場合等にかかわらず、適用することができる。また、本発明は、給湯単能器に限らず、ふろ給湯器、給湯暖房機等の様々な熱源機に適用することができる。
1A,1B 給湯装置
2 熱交換器
3 燃焼部
4 制御部
21 胴体
22 伝熱管
21a 前測壁
21b 後側壁
21c 右側壁
21d 左側壁
22a 給水入口
22b 出湯出口
23 給水管
24 出湯管
25 流量センサ
26 バイパス管
27 バイパス弁
28 連絡管
31 燃焼箱
32 バーナ
33 ファン
32a 第1バーナブロック
32b 第2バーナブロック
32c 第3バーナブロック
34 ガス供給管
35 元電磁弁
36 比例弁
37 切替弁
37a 第1切替弁
37b 第2切替弁
37c 第3切替弁

Claims (4)

  1. 燃焼排ガスが流通する胴体内には燃焼排ガスによって加熱される流体を流す伝熱管が燃焼排ガスの流通方向に一段に配設されている熱交換器と、
    燃焼排ガスを生成するバーナが熱交換器の伝熱管と対向して配設され且つ当該バーナが伝熱管の給水入口から出湯出口に向かう方向に沿って複数のバーナブロックに分割して並設されている燃焼部と、
    燃焼量に応じて燃焼させるバーナブロックを切替えるバーナ切替手段と、
    バーナブロックの切替えが、伝熱管の給水入口側に近いバーナブロックから伝熱管の出湯出口側に近いバーナブロックへと切替えられる場合は、切替え信号に応じて、一旦燃焼量を下げるバーナブロックへの切替えを経由するバーナ切替え処理を行う制御部とを備える熱源機。
  2. 燃焼排ガスが流通する胴体内に燃焼排ガスによって加熱される流体を流す伝熱管が燃焼排ガスの流通方向に一段に配設されている熱交換器と、
    燃焼排ガスを生成するバーナが熱交換器の伝熱管と対向して配設され且つ当該バーナが伝熱管の給水入口から出湯出口に向かう方向に沿って複数のバーナブロックに分割して並設されている燃焼部と、
    燃焼量に応じて燃焼させるバーナブロックを切替えるバーナ切替手段と、
    バーナブロックの切替えが、伝熱管の出湯出口側に近いバーナブロックから伝熱管の給水入口側に近いバーナブロックへと切替えられる場合は、切替え信号に応じて、一旦燃焼量を上げるバーナブロックへの切替えを経由するバーナ切替え処理を行う制御部とを備える熱源機。
  3. 請求項1又は2に記載の熱源機において、
    前記バーナ切替え処理は、前記切替え信号が伝熱管に供給される流体の流量変化量が所定流量値未満の場合に実行される熱源機。
  4. 請求項1又は2に記載の熱源機において、
    前記バーナ切替え処理は、前記切替え信号が出湯設定温度の温度変化量が所定温度値未満の場合に実行される熱源機。
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