JP2021061658A - 余長収容ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】シート骨格/サイズが異なっても共通の電線を使用でき、個別設計/評価の工数を削減することができる余長収容ケースを提供する。【解決手段】余長収容ケース5は、シート1のシート台座2と、シート台座2に対して傾動自在に連結されたシートバック3と、の間に配索される電線100の余長を収容する。余長収容ケース5には、シート台座2に設けられたシートバック3との連結軸4が挿入される挿入穴111Aが設けられている。挿入穴111Aにシート台座2の連結軸4が挿入されることによりシート台座2に取り付けられる。【選択図】図5

Description

本発明は、余長収容ケースに関する。
従来、シートのシートバックへの給電を行う電線は、シートバックを前方に倒した時に張り、シートバックを後方に倒した時に弛むように配索されている(特許文献1、2)。
特開2006−192958号公報 特開2010−6179号公報
しかしながら、シートは、車種毎に骨格/サイズが異なり、シートの電線固定位置も異なる。このため、上述した従来の電線の配索方法では、車種毎に弛み量の設計及び電線の耐久性を評価する必要がある、という問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シート骨格/サイズが異なっても共通の電線を使用でき、個別設計/評価の工数を削減することができる余長収容ケースを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る余長収容ケースは、下記[1]〜[5]を特徴としている。
[1]
シート台座と、前記シート台座に対して傾動自在に連結されたシートバックと、の間に配索される電線の余長部分を収容する余長収容ケースであって、
前記シート台座に取り付けられる、
余長収容ケースであること。
[2]
[1]に記載の余長収容ケースにおいて、
前記シート台座に設けられた前記シートバックとの連結軸、が挿入される挿入穴が設けられ、
前記挿入穴に前記連結軸が挿入されることにより前記シート台座に取り付けられる、
余長収容ケースであること。
[3]
[1]又は[2]に記載の余長収容ケースにおいて、
前記シート台座に設けられた前記シートバックとの連結軸、の軸方向に重ねられ、前記軸方向に沿った軸を中心に互いに回転自在に設けられた第1ケース及び第2ケースを備え、
前記電線が前記第1ケース及び前記第2ケース各々に固定されている、
余長収容ケースであること。
[4]
[3]に記載の余長収容ケースにおいて、
前記第1ケースには、第1底壁と、前記第1底壁の周縁から立設する第1立壁と、前記第1立壁に設けられた前記電線を前記余長収容ケース内に導入するための導入口と、前記導入口の周縁から外部に向かって突出する第1突出部と、が設けられ、
前記第2ケースには、第2底壁と、前記第2底壁の周縁から立設する第2立壁と、前記第2立壁に設けられた前記電線を前記余長収容ケース外に導出するための導出口と、前記導出口の周縁から外部に向かって突出する第2突出部と、が設けられ、
前記電線が前記第1突出部及び前記第2突出部各々に固定されている、
余長収容ケースであること。
[5]
[1]又は[2]に記載の余長収容ケースにおいて、
前記電線の余長部分を収容するケース本体と、
前記ケース本体内に収容され、前記シート台座に設けられた前記シートバックとの連結軸、の軸方向に沿った軸を中心に回転自在に設けられた可動部品と、を備え、
前記電線が前記ケース本体及び前記可動部品各々に固定されている、
余長収容ケースであること。
上記[1]の構成の余長収容ケースによれば、シート台座と、シートバックと、の間に配索される電線の余長部分を収容し、シート台座に取り付けられる。これにより、電線に余長を持たせた状態でシート台座とシートバックとの間に電線を配索することができる。よって、シート骨格/サイズが異なっても共通の電線を使用でき、個別設計/評価の工数を削減することができる。
上記[2]の構成の余長収容ケースによれば、シート台座の連結軸を利用して余長収容ケースをシート台座に取り付けることができる。
上記[3]の構成の余長収容ケースによれば、互いに回転自在に設けられた第1ケース及び第2ケース各々に電線が固定されている。これにより、シートバックの傾動に伴う電線の移動範囲を規制することができる。また、電線とシートとの接続位置を固定することができる。
上記[4]の構成の余長収容ケースによれば、第1ケースに設けた第1突出部及び第2ケースに設けた第2突出部に電線が各々固定されている。これにより、余長収容ケースの導入口、導出口付近の電線を固定することができ、シートバックの傾動に伴う電線の移動範囲をより一層規制することができる。
上記[5]の構成の余長吸収ケースによれば、ケース本体及び可動部品各々に電線が固定されている。これにより、シートバックの傾動に伴う電線の移動範囲を規制することができる。また、電線とシートとの接続位置を固定することができる。
本発明によれば、シート骨格/サイズが異なっても共通の電線を使用でき、個別設計/評価の工数を削減することができる余長収容ケースを提供する。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の余長収容ケースが取り付けられたシートの一実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1に示すシートのシートバックを前方に倒した時の概略側面図である。 図3は、図1に示すシートのシートバックを後方に倒した時の概略側面図である。 図4は、図1に示すシートを前方に倒したときの第1実施形態における余長収容ケースの斜視図である。 図5は、図4の分解斜視図である。 図6は、図4に示す余長収容ケースのI−I線断面図である。 図7は、図1に示すシートを後方に倒したときの図4に示す余長収容ケースの斜視図である。 図8は、図7の分解斜視図である。 図9は、図1に示すシートを前方に倒したときの第2実施形態における余長収容ケースの斜視図である。 図10は、図9の分解斜視図である。 図11は、図1に示すシートを後方に倒した時の図9に示す余長収容ケースの斜視図である。 図12は、図11の分解斜視図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の余長収容ケース5が取り付けられたシート1の一実施形態を示す斜視図である。図1に示すシート1は、車両に搭載されるリクライニング式のシートである。図中、「上」「下」「左」「右」は運転者から見た方向、「前」は前進側、「後」は後進側を言う。
シート1は、シート台座2と、シートバック3と、連結軸4と、を備えている。シート台座2の後方には、左右方向に延びる連結軸4が取り付けられている。シートバック3は、この連結軸4に連結され、シート台座2に対して連結軸4を中心に傾動自在に連結されている。本実施形態では、シートバック3は、図2に示すように、水平面との成す角度θが例えば105°まで前方に倒すことができる。また、シートバック3は、図3に示すように、水平面と平行になる位置まで後方に倒すことができる。このシートバック3には、例えばサイドエアバックや後部座席用のモニタなどの電子機器が内蔵されている。
本実施形態の余長収容ケース5は、これらシートバック3に内蔵された電子機器に給電するための電線100の余長部分が収容される。本実施形態の余長収容ケース5は、上記連結軸4の端部に取り付けられる。
余長収容ケース5は、図4及び図5に示すように、連結軸4の軸方向(左右方向)に重ねられ、左右方向に沿った軸を中心に互いに回転自在に設けられた第1ケース6及び第2ケース7を備えている。第1ケース6は、合成樹脂により構成され、シート台座2に固定され、シートバック3が傾動しても動かない。第2ケース7は、シートバック3の傾動に応じて第1ケース6に対して回転するように設けられている。
第1ケース6は、図5に示すように、第1底壁61と、第1立壁62と、導入口63と、第1突出部64と、第1筒状部65と、を備えている。
第1底壁61は、円板状に設けられ、シート台座2側面に重ねて配置される。第1底壁61には、その中央に連結軸4を通すための円形の挿入穴61Aが設けられている。第1立壁62は、円板状の第1底壁61の周縁から第2ケース7側(左側)に向かって立設している。第1立壁62には、内側に左右方向に交差する段差面62A(図5、図6)が設けられ、段差面62Aよりも第2ケース7側(左側)の内径が、段差面62Aよりも第2ケース7から離れた側(右側)の内径よりも大きく形成されている。第1立壁62には、左右方向を軸とする軸回り方向に交差する一対の段差面62B,62B(図5)。この一対の段差面62B,62B間の第1立壁62が、段差面62Bと後述する導入口63間の第1立壁62よりも低く設けられている。
また、第1立壁62には、図5に示すように、電線100を余長収容ケース5内に導入するための導入口63が形成されている。導入口63は、第1立壁62の左側端部を切り欠いて設けられている。第1突出部64は、導入口63の周縁から前後方向に沿って外部に向かって突出して設けられている。本実施形態では、第1突出部64は、右側に向かって凸となる樋状に設けられている。この樋状の第1突出部64の高さは、第1底壁61から段差面62Aまでの高さとほぼ同じに設けられている。このため、第1突出部64と第1立壁62との間には段差が設けられる。
第1突出部64には、後述する結束バンド200の位置決めを行う一対のリブ64A,64Aが設けられている。一対のリブ64A,64Aは、第1突出部64から外側に向かって突出し、第1突出部64の突出方向に間隔を空けて並べて配置されている。
第1筒状部65は、挿入穴61Aの周縁から余長収容ケース5外に向かって突出して設けられている。第1筒状部65は、内側に左右方向に交差する段差面65Aが設けられ、段差面65Aより第2ケース7から離れた側の内径が段差面65Aよりも第2ケース7側の内径よりも小さく設けられている。
第1筒状部65の段差面65Aよりも第2ケース7側には、第2ケース7を係止するための一対の係止孔65B,65Bが設けられている。一対の係止孔65B,65Bは、挿入穴61Aの径方向に対向して設けられる。一対の係止孔65B,65Bは各々、挿入穴61Aの軸回り方向に長尺の長孔に設けられている。
第2ケース7は、合成樹脂により構成され、第1ケース6よりもシート1から離れた側に配置される。第2ケース7は、第2底壁71と、第2立壁72と、導出口73と、第2突出部74と、第2筒状部75と、を備えている。
第2底壁71は、円形に設けられる。第2立壁72は、円形の第2底壁71の周縁から第1ケース6側に向かって立設している。第2立壁72には、図6に示すように、外側に左右方向に交差する段差面72Aが設けられ、段差面72Aよりも第1ケース6から離れた側の外径が段差面72Aよりも第1ケース6側の外径よりも大きく形成されている。また、第1ケース6及び第2ケース7を組付けると、第2立壁72の段差面72Aよりも第1ケース6側が、第1立壁62内に挿入される。そして、第2立壁72の先端面が、段差面62Aに当接し、第1立壁62の先端面が、段差面72Aに当接する。
また、第2立壁72には、電線100を余長収容ケース5外に導出するための導出口73(図3)が形成されている。導出口73は、第2立壁72の第1ケース6側端部を切り欠いて設けられている。第2突出部74は、導出口73の周縁から外部に向かって突出して設けられている。本実施形態では、第2突出部74は、左側に向かって凸となる樋状に設けられている。
第2突出部74には、後述する結束バンド200の位置決めを行う一対のリブ74A,74Aが設けられている。一対のリブ74A,74Aは、第2突出部74から外側に向かって突出し、第2突出部74の突出方向に間隔を空けて並べて配置されている。
第2筒状部75は、第2底壁71の挿入穴61Aと対向する位置から第1ケース6側に向かって突出している。第1ケース6および第2ケース7が組付けられると、図6に示すように、第2筒状部75の先端は、第1筒状部65内に挿入される。
この第2筒状部75の先端には、一対の係止アーム75A,75Aが設けられている。一対の係止アーム75A,75Aは、第2筒状部75の径方向に対向して設けられている。一対の係止アーム75A,75Aは、その両側に切り欠きを設けることにより、径方向に可撓に設けられる。この一対の係止アーム75A,75Aの先端には、第2筒状部75の外側に向かって突出する係止突起75Bが設けられる。第2筒状部75の先端が、第1筒状部65内に挿入されると、係止突起75Bが係止孔65Bに挿入され、第1ケース6及び第2ケース7が左右方向に係止される。また、係止孔65Bの軸回りの幅は、係止アーム75Aの軸回りの幅よりも大きいため、第1ケース6及び第2ケース7は、互いに回転自在に設けられる。
シート台座2からシートバック3に配索される電線100は、余長部分が上記余長収容ケース内に収容される。電線100は、図4に示すように、第1突出部64の凹面上に配置され、結束バンド200により電線100と第1突出部64とが固定される。結束バンド200は、一対のリブ64A,64A間に配置される。第1突出部64の凹面上に重ねられた電線100は、前後方向に沿っている。その後、電線100は、導入口63から余長収容ケース5内に収容される。電線100は、余長収容ケース5内に突出される第2ケース7の第2筒状部75の周りをまわった後、第2ケース7に設けた導出口73から余長収容ケース5外に導出される。余長収容ケース5に導出された電線100は、第2突出部74の凹面上に配置され、結束バンド200により電線100と第2突出部74とが固定される。結束バンド200は、一対のリブ74A、74A間に配置される。
上記電線100の導入口63側の端部には、コネクタが設けられ、シート台座2に設けられたコネクタに接続される。また、電線100の導出口73の端部には、コネクタが設けられ、シートバック3に設けられたコネクタに接続される。即ち、電線100は、一端がシート台座2に固定され、他端がシートバック3に固定される。
次に、上述した構成の余長収容ケース5の動作について説明する。シートバック3が前側に倒されると、電線100の導出口73側が第2筒状部75を略中心として反時計回り方向に回転する。これに応じて第2ケース7も第1ケース6に対して反時計回りに回転する。図4及び図5に示すように、シートバック3を最も前側に倒した位置で、第2突出部74が第1ケース6の一対の段差面62B,62Bのうち図中上側に当接する。これにより、第2突出部74が段差面62Bを超えて、第2ケース7が反時計回りに回転しないようにしている。また、シートバック3を前側に倒すと、電線100が引っ張られて余長収容ケース5内の第2筒状部75回りに巻かれた電線径R1が小さくなる。また、シートバック3を最も前側に倒した位置では、電線100の導入口63側と、導出口73側と、の成す角度が、シートバック3と水平方向とがなす角度θ(例えば105°)と同じになる。
一方、シートバック3が後側に倒されると、電線100の導出口73側が第2筒状部75を略中心として時計回り方向に回転する。これに応じて第2ケース7も第1ケース6に対して時計回りに回転する。図5及び図6に示すように、シートバック3を最も後側に倒した位置で、第2突出部74が、一対の段差面62B,62Bのうち図中下側(図示せず)に当接する。これにより、第2突出部74が段差面62Bを超えて、第2ケース7が時計回りに回転しないようにしている。また、シートバック3を後側に倒すと、電線100が弛んで余長収容ケース5内の第2筒状部75回りに巻かれた電線径R2は大きくなる。また、シートバック3を最も後側に倒した位置では、電線100の導出口73側は水平方向に沿う。
上述した実施形態によれば、シート台座2と、シートバック3と、の間に配索される電線100の余長部分を収容する余長収容ケース5が、シート台座2に取り付けられる。これにより、電線100に余長を持たせた状態でシート台座2とシートバック3との間に電線100を配索することができる。よって、シート骨格/サイズが異なっても共通の電線100を使用でき、個別設計/評価の工数を削減することができる。
また、上述した実施形態によれば、余長収容ケース5には、連結軸4を挿入するための挿入穴61Aが設けられ、挿入穴61Aに連結軸4が挿入されることにより、余長収容ケース5がシート台座2に取り付けられる。これにより、シート台座2の連結軸4を利用して余長収容ケース5を容易にシート台座2に取り付けることができる。
また、上述した実施形態によれば、互いに回転自在に設けられた第1ケース6及び第2ケース7各々に電線100が固定されている。これにより、シートバック3の傾動に伴う電線100の移動範囲を規制して、電線100がからまないようにすることができる。また、電線100とシート台座2との接続位置を固定することができる。
また、上述した実施形態によれば、第1ケース6に設けた第1突出部64及び第2ケース7に設けた第2突出部74に電線100が各々固定されている。これにより、余長収容ケース5の導入口63、導出口73付近の電線100に容易に固定することができ、シートバック3の傾動に伴う電線100の移動範囲をより一層規制して、電線100がからまないようにすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態における余長収容ケース8について図9〜図12を参照して説明する。余長収容ケース8は、図10に示すように、電線100の余長部分を収容するケース本体9と、可動部品10と、を備えている。ケース本体9は、合成樹脂により構成され、左右方向に組付けられる第3ケース11及び第4ケース12を有している。
第3ケース11は、第3底壁111と、2つの第3立壁112A、112Bと、導入口113と、導出口114と、電線規制壁115A、115Bと、第1軸部116と、第3円筒部117と、電線固定部118と、を備えている。第3底壁111は、円板状に設けられ、シート台座2側面に重ねて配置される。第3底壁111には、その中央に連結軸4を挿入する挿入穴111Aが設けられている。第3立壁112A、112Bは、円形の第3底壁111の周縁から第4ケース12側(左側)に向かって突出している。
第3立壁112A、112Bは、第3底壁111の上側と下側とにそれぞれ設けられている。互いに離間している第3立壁112A、112Bの前側端部間に、導入口113が形成される。また、互いに離間している第3立壁112A、112Bの後ろ側端部間に、導出口114が形成されている。電線規制壁115A、115Bは、第3底壁111から第4ケース12側に向かって立設し、余長収容ケース8内での電線100の移動範囲を規制する。また、第3立壁112A、112Bには、径方向に貫通する係止孔112Cがそれぞれ設けられている。
電線規制壁115A、115Bは、上下に2つ設けられている。上側の電線規制壁115Aは、両端が上側の第3立壁112Aの中央と導出口114側の端部とにそれぞれ連結されている。上側の電線規制壁115Aは、中央から導出口114に向かうに従って、上側に凸となる曲面が設けられた後、下側に凹となる形状に設けられている。電線規制壁115Aの下側に凹となる形状の底面は平面状に設けられている。下側の電線規制壁115Bは、両端が下側の第3立壁112Bの両端に連結される。下側の電線規制壁115Bは、導入口113から導出口114に向かうに従って、上側に凸となる曲面が設けられた後、下側に凹となる曲面が設けられている。電線100は、この電線規制壁115A、115間の範囲内で移動する。
第1軸部116は、第3底壁111の挿入穴111Aよりも導出口114側に設けられ、第4ケースに12向かって突出する円筒状に設けられる。第1軸部116には、後述する可動部品10の貫通孔103に挿入され、可動部品10が回転自在に取り付けられる。また、この第1軸部116の第3底壁111側には、径方向に貫通する係止孔116Aが設けられている。本実施形態では、3つの係止孔116Aが設けられている。
第3円筒部117は、挿入穴111Aの周縁から余長収容ケース8外に向かって突出して設けられる。この第3円筒部117内に上記連結軸4が挿入されて固定される。電線固定部118は、下側の第3立壁112Bから径方向に突出して設けられ、上下方向に延びる凹溝118Aが形成されている。また、電線固定部118には、左右方向に貫通する貫通孔118Bが形成されている。この凹溝118A内に電線100を配置した状態で、結束バンド200を貫通孔118Bに通して電線100に巻き付けることにより、電線100を第3ケース11に固定することができる。
第4ケース12は、第4底壁121と、一対の係止アーム122と、2つの電線規制壁123A、123Bと、第2軸部124と、が設けられている。第4底壁121は、第3底壁111とほぼ同じ大きさ同じ形の円状に設けられている。一対の係止アーム122は、第3ケース11に向かって突出し、その先端に係止突起122Aが設けられている。第3ケース11及び第4ケース12が組付けられると、一対の係止アーム122が第3立壁112A、112Bの内側に配置され、第3立壁112A、112Bに設けられた係止孔112Cに係止突起122Aが挿入される。これにより、第3ケース11及び第4ケース12は、左右方向に係止される。また、係止孔112Cの軸回り方向の幅と、係止突起122Aの軸回り方向の幅と、がほぼ同じであるため、第3ケース11及び第4ケース12は、軸回り方向にも係止される。
第2軸部124は、第4底壁121から第3ケース11に向かって突出する円筒状に設けられる。第3ケース11及び第4ケース12を組付けると、第2軸部124が第1軸部116内に挿入される。また、第2軸部124には、先端に係止アーム(図示せず)が設けられている。図示しない係止アームは、その両側に切り欠きを設けることにより、径方向に可撓に設けられる。第2軸部124を第1軸部116内に挿入すると、図示しない係止アームの先端に設けた図示しない係止突起が、第1軸部116に設けられた係止孔116Aに挿入されて、第3ケース11及び第4ケース12が係止する。
可動部品10は、ケース本体9に左右方向に沿った軸回りに回転自在に取り付けられる。可動部品10は、円板部101と、円板部101から突出した突出部102と、が設けられている。円板部101の中央に上記第1軸部116、第2軸部124を通す貫通孔103が設けられている。円板部101の外側面には、電線100を挿入する凹溝101Aが形成されている。突出部102は、シートバック3を前方に倒した状態で円板部101から上側に突出して設けられている。突出部102の後側の側面には、円板部101に設けた凹溝101Aに連なる凹溝102Aが設けられている。また、突出部102には、左右方向に貫通する貫通孔103が設けられている。凹溝101A、102Aに電線100を配置した状態で結束バンド200を貫通孔102Bに通して電線を巻き付けることにより、電線100を可動部品10に固定することができる。
シート台座2からシートバック3に配索される電線100は、余長部分が上記余長収容ケース8内に収容される。電線100は、図9に示すように、第3ケース11に設けた導入口113からケース本体9内に収容される。導入口113より外側の電線100が電線固定部118の凹溝118A上に配置され、結束バンド200に第3ケース11に固定されている。凹溝118A上に搭載された電線100は、上下方向に沿っている。導入口113から導入された電線100は、一端上側に凸となるようにたるませた後、可動部品10の円板部101及び突出部102の側面に設けた凹溝101A、102A内に配置される。
凹溝101A、102A内に配置された電線100は、結束バンド200により固定される。本実施形態では、電線100を2か所、結束バンド200により固定している。1か所は、結束バンド200を貫通孔103に通して電線100を巻き付けることにより固定している。また、もう1か所は、結束バンド200を貫通孔102Bに通して電線100を巻き付けることにより固定している。その後、電線100は導出口114からケース本体9外に導出される。
次に、上述した構成の余長収容ケース8の動作について説明する。シートバック3が前側に倒されると、電線100の導出口114側が第1軸部116及び第2軸部124を中心に反時計回りに回転する。これに応じて可動部品10もケース本体9に対して反時計回りに回転する。図9及び図10に示すように、シートバック3を最も前側に倒した位置で、可動部品10の全部が、ケース本体9内に収容され、突出部102が電線規制壁115Aに当接する。これにより、可動部品10が電線規制壁115Aを超えて、反時計回りに回転しないようにしている。また、シートバック3を前側に倒すと、電線100が引っ張られてケース本体9内に収容される電線100のうち、上に凸となる部分のたるみ量が小さくなる。
一方、シートバック3が後側に倒されると、電線100の導出口114側が第1軸部116及び第2軸部124を中心に時計回りに回転する。これに応じて可動部品10もケース本体9に対して時計回りに回転する。図11及び図12に示すように、シートバック3を最も後側に倒した位置では、可動部品10の突出部102の先端が導出口114からケース本体9外に突出し、第3立壁112Bに当接する。これにより、可動部品10が第3立壁112Bを超えて、時計回りに回転しないようにしている。また、シートバック3を後ろ側に倒すと、電線100が弛んでケース本体9内に収容される電線100のうち、上に凸となる部分のたるみ量が大きくなる。
上述した実施形態によれば、ケース本体9及び可動部品10各々に電線100が固定されている。これにより、シートバック3の傾動に伴う電線100の移動範囲を規制して、電線100がからまないようにすることができる。また、電線100とシート台座2との接続位置を固定することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上述した実施形態によれば、余長収容ケース5、8は、連結軸4の端部に取り付けられていたが、これに限ったものではない。余長収容ケース5、8を連結軸4の中央に取り付けてもよい。また、連結軸4とは別のシート台座2に取り付けるようにしてもよい。
また、上述した実施形態によれば、電線100は、余長収容ケース5、8に固定されていたが、これに限ったものではない。余長収容ケース5、8は、電線100の余長部分を収容するものであればよく、電線100が固定されていなくてもよい。
上述した第2実施形態によれば、可動部品10は、連結軸4に沿ってはいるが、連結軸とは異なる軸を中心に回転自在に設けられていたが、これに限ったものではない。可動部品10は、連結軸4を中心に回転自在に設けられていてもよい。
1 シート
2 シート台座
3 シートバック
4 連結軸
5 余長収容ケース
6 第1ケース
7 第2ケース
8 余長収容ケース
9 ケース本体
10 可動部品
61A 挿入穴
61 第1底壁
62 第1立壁
63 導入口
64 第1突出部
71 第2底壁
72 第2立壁
73 導出口
74 第2突出部
100 電線
111A 挿入穴

Claims (5)

  1. シート台座と、前記シート台座に対して傾動自在に連結されたシートバックと、の間に配索される電線の余長部分を収容する余長収容ケースであって、
    前記シート台座に取り付けられる、
    余長収容ケース。
  2. 請求項1に記載の余長収容ケースにおいて、
    前記シート台座に設けられた前記シートバックとの連結軸、が挿入される挿入穴が設けられ、
    前記挿入穴に前記連結軸が挿入されることにより前記シート台座に取り付けられる、
    余長収容ケース。
  3. 請求項1又は2に記載の余長収容ケースにおいて、
    前記シート台座に設けられた前記シートバックとの連結軸、の軸方向に重ねられ、前記軸方向に沿った軸を中心に互いに回転自在に設けられた第1ケース及び第2ケースを備え、
    前記電線が前記第1ケース及び前記第2ケース各々に固定されている、
    余長収容ケース。
  4. 請求項3に記載の余長収容ケースにおいて、
    前記第1ケースには、第1底壁と、前記第1底壁の周縁から立設する第1立壁と、前記第1立壁に設けられた前記電線を前記余長収容ケース内に導入するための導入口と、前記導入口の周縁から外部に向かって突出する第1突出部と、が設けられ、
    前記第2ケースには、第2底壁と、前記第2底壁の周縁から立設する第2立壁と、前記第2立壁に設けられた前記電線を前記余長収容ケース外に導出するための導出口と、前記導出口の周縁から外部に向かって突出する第2突出部と、が設けられ、
    前記電線が前記第1突出部及び前記第2突出部各々に固定されている、
    余長収容ケース。
  5. 請求項1又は2に記載の余長収容ケースにおいて、
    前記電線の余長部分を収容するケース本体と、
    前記ケース本体内に収容され、前記シート台座に設けられた前記シートバックとの連結軸、の軸方向に沿った軸を中心に回転自在に設けられた可動部品と、を備え、
    前記電線が前記ケース本体及び前記可動部品各々に固定されている、
    余長収容ケース。
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