JP2021061561A - 優先順設定装置 - Google Patents

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喬彦 安藤
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Abstract

【課題】通信接続の利便性の確保を可能にした優先順設定装置を提供する。【解決手段】無線機15のテーブル18には、生体認証から特定されるユーザとそのユーザが所持する端末13とが紐付けて登録されている。取得部22は、生体認証部9による生体認証によってユーザが特定された場合に、その個人特定結果Dkを取得する。設定部23は、複数の端末13が無線機15に登録されている場合、取得部22で取得した個人特定結果Dkを基に、無線機15に通信接続する端末13優先順を設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、無線機に対する端末の通信接続の優先順を設定する優先順設定装置に関する。
従来、車載された機器をユーザの端末で操作できるように、車載された無線機と端末との間の通信にブルートゥース(Bluetooth:登録商標)を用いた通信システムが周知である(特許文献1等参照)。ユーザが所持する端末には、例えば高機能携帯電話がある。端末で操作される機器には、例えば音楽等を出力するオーディオ装置がある。通常、端末で無線機とブルートゥース通信するには、端末と無線機とのペアリングを済ませておく登録作業が必要である。
特開2015−176408号公報
1台の車両を家族間で共用する場合、端末を無線機に登録する者が家族内で複数存在すると、1台の無線機に複数の端末が登録されることになる。仮に、ユーザAの端末を通信接続の最優先に設定してしまった場合、ブルートゥース通信の際、毎回最初にユーザAの端末に通信接続が試みられる。よって、例えばユーザBが車両を運転する際に、自身の端末を無線機に接続しようとしても、ユーザAが優先して接続されるため、ユーザAとの接続を解除し、自身の端末を接続し直すという手間が発生し、不便に感じる問題があった。
本発明の目的は、通信接続の利便性の確保を可能にした優先順設定装置を提供することにある。
前記問題点を解決する優先順設定装置は、生体情報を用いた生体認証によってユーザが特定された場合に、その個人特定結果を取得する取得部と、複数の端末が無線機に登録されている場合、前記取得部で取得した個人特定結果を基に、前記無線機に通信接続する前記端末の優先順を設定する設定部とを備えた。
本発明によれば、通信接続の利便性を確保できる。
一実施形態の優先順設定装置の構成図。 ユーザと端末との紐付けの際に実行されるフローチャート。 (a)、(b)はテーブルの書き込み例を示すメモリ図。 端末の優先順を設定する際に実行されるフローチャート。 (a)、(b)は優先順切り換えられる態様を示すメモリ図。 外部ネットワーク通信可能な無線機の使用例を示す模式図。
以下、優先順設定装置の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1に示すように、車両1は、車両1を使用するユーザを認証する認証システム2を備える。認証システム2は、例えば電子キー3と無線を通じた認証を実行する電子キーシステム4を備える。電子キーシステム4は、例えば電子キー3からの通信を契機に無線による認証を実行するスマートシステムであることが好ましい。スマートシステムは、例えば電子キー3が車両1に近づくと、自動で無線による認証(スマート照合)が実行されるものである。
スマートシステムは、車両1において認証の動作を制御する照合ECU5を備える。照合ECU5は、電子キー3の正否を、無線(スマート通信)を通じて認証する。スマートシステムは、照合ECU5から電子キー3への通信にLF(Low Frequency)帯の電波が使用され、電子キー3から照合ECU5への通信にUHF(Ultra High Frequency)帯の電波が使用されている。照合ECU5は、電子キー3に登録されたキーIDの認証や、認証鍵を用いた暗号認証が成立するか否かを確認することにより、電子キー3を認証する。暗号認証は、例えばチャレンジレスポンス認証であることが好ましい。
認証システム2は、ユーザを生体認証する生体認証システム8を備える。生体認証は、ユーザの指の指紋を確認する指紋認証であることが好ましい。生体認証システム8は、生体認証の作動を制御する生体認証部9と、ユーザの生体情報DLを入力する入力部10とを備える。入力部10は、ユーザが車両1を作動させる際に操作する操作部11に設けられている。操作部11は、例えば車載されたエンジンスイッチ11aのノブ(図示略)であることが好ましい。入力部10は、生体認証が指紋認証の場合、指紋センサであることが好ましい。
生体認証部9は、車内の通信線12を通じて照合ECU5と接続されている。生体認証部9は、入力部10に生体情報DLが入力された場合、この生体情報DLと、生体認証部9のメモリ等に予め登録された生体認証の解とを比較することにより、生体認証を実行する。
認証システム2は、電子キー3が車外に位置する場合、スマートシステムの認証(スマート照合)として、車外スマート照合を実行する。このとき、電子キー3は、車両1から車外にLF送信される電波によって起動して、スマート照合の通信を開始し、自身に登録されたキーID等をUHF送信する。照合ECU5は、電子キー3から受信したキーIDの正否を確認するキーID照合や、認証鍵を用いたチャレンジレスポンス認証を電子キー3との間で実行する。照合ECU5は、車外スマート照合が成立することを確認すると、車両ドアの施解錠を許可又は実行する。
認証システム2は、電子キー3が車内に位置する場合、スマートシステムの認証(スマート照合)として、車内スマート照合を実行する。このとき、電子キー3は、車両1から車内にLF送信される電波によって起動して、車外のときと同様のスマート照合を実行する。
また、ユーザは、車両1のエンジンを始動させる際、運転席のエンジンスイッチ11aを操作する。このとき、入力部10は、エンジンスイッチ11aのノブに触れるユーザの指から指紋を検出し、その生体情報DLを生体認証部9に出力する。生体認証部9は、入力部10から取得した生体情報DLと、自身に予め登録された生体認証の解とを比較し、これらが一致すれば生体認証を成立とする。
照合ECU5は、車内スマート照合及び生体認証の両方が成立することを確認すると、車両電源の遷移操作を許可する。よって、ブレーキペダルを踏み込みながら、正規ユーザによってエンジンスイッチ11aが操作されると、エンジンが始動する。
車両1は、端末13との間で近距離無線を通じた通信を実行する近距離無線システム14を備える。近距離無線システム14は、車載された無線機15を備え、この無線機15が端末13と近距離無線を実行する。無線機15は、車両1のどこに配置されていてもよい。近距離無線の通信は、例えばブルートゥース(Bluetooth:登録商標)であることが好ましい。端末13は、例えば高機能携帯電話であることが好ましい。また、本例の場合、無線機15が搭載された対象物7は、車両1である。
車両1は、無線機15に対する端末13の通信接続の優先順を設定する優先順設定装置16を備える。無線機15には、無線機15に新たな端末13が接続される度、この端末13の情報(例えば、ブルートゥース通信のIDや暗号鍵等)を無線機15のメモリ17に書き込むことにより、端末13及び無線機15のペアリングを行って、端末13が逐次登録されていく。本例の優先順設定装置16は、無線機15に複数の端末13が登録されている場合に、どの端末13を最優先で通信接続するのかを設定する。
本例の場合、無線機15のメモリ17には、無線機15に登録される端末13の管理に用いるテーブル18が設けられている。このテーブル18には、無線機15に登録された端末13の情報が書き込まれる端末情報書き込み欄18aと、各端末13と組をなすユーザの情報が書き込まれるユーザ書き込み欄18bと、端末13の通信接続の優先順が書き込まれる優先順書き込み欄18cとが設けられている。端末情報書き込み欄18aには、例えば端末13のブルートゥース通信に係るIDや暗号鍵等が書き込まれ、本例では便宜上、数字の番号で記すこととする。ユーザ書き込み欄18bには、端末13と紐付いたユーザに係る情報が書き込み保存され、本例では便宜上、数字の番号で記すこととする。優先順書き込み欄18cには、無線機15に登録された複数の端末13において通信接続の確立の優先順が書き込まれている。
優先順設定装置16は、ユーザが所持する端末13とそのユーザとを紐付けて登録する登録部21を備える。登録部21は、無線機15に設けられている。登録部21は、例えばユーザによる登録開始操作を入力すると、これをトリガにして入力部10に生体情報DLを入力させ、生体認証部9による生体認証を通じてユーザを識別する。登録部21は、ユーザ識別後、このユーザに紐付けるべき端末13をユーザに選択させ、端末13及びユーザの紐付けの関係をメモリ17のテーブル18に書き込んで保存する。
優先順設定装置16は、生体認証システム8の生体認証を通じて得られる個人特定結果Dkを取得する取得部22を備える。取得部22は、無線機15に設けられている。本例の場合、取得部22は、ユーザが車両1を使用(運転)しようとして生体認証が実行された際、生体認証部9で生体認証を通じたユーザの特定が行われた場合に、このユーザ特定の結果である個人特定結果Dkを、通信線12を通じて取得する。
優先順設定装置16は、取得部22で取得した個人特定結果Dkから端末13の通信接続の優先順を設定する設定部23を備える。設定部23は、無線機15に設けられている。設定部23は、複数の端末が無線機15に登録されている場合に、取得部22で取得した個人特定結果Dkを基に、無線機15に通信接続する端末13の優先順を設定する。本例の場合、設定部23は、生体認証によって特定されたユーザの端末13が通信接続の最優先の端末13となるように、テーブル18の優先順書き込み欄18cの順番(順位)を書き換える。
次に、図2〜図6を用いて、本実施形態の優先順設定装置16の作用について説明する。
[ユーザと端末13との紐付け]
図2に示すように、ステップ101において、登録部21は、ユーザと端末13との紐付けの登録開始操作を入力する。この登録開始操作は、例えば車載されたカーナビゲーションシステムで画面を所定モードや所定画面に遷移させる操作でもよいし、外部のツール(図示略)を用いた操作のいずれでもよい。ユーザは、この登録開始操作を行った後、入力部10に身体の一部(例えば指等)を当てるなどして、生体情報DLの入力操作を実行する。
ステップ102において、登録部21は、登録開始操作の際、生体認証部9にユーザ設定を実行させる。本例の場合、生体認証部9は、入力した生体情報DLとユーザとの関連付けを実行し、どの生体情報DLがどのユーザのものであるのかを設定する。これにより、生体認証部9は、ユーザによる車両1の使用(運転)時においてユーザを生体認証した場合、いまどのユーザが車両1を使用(運転)しようとしているかを認識すること、すなわち個人特定が可能となる。
ステップ103において、登録部21は、生体認証部9による個人の特定後、このユーザと、該ユーザが使用する端末13とを連携させる。本例の場合、登録部21は、ユーザの個人特定後、例えばカーナビゲーションシステム等の画面に端末13(又は端末13に関係する各種情報)の一覧を表示し、これらの中から所望の端末13をユーザに選択させる。登録部21は、端末13の選択後、組に設定されたユーザと端末13とをテーブル18に書き込む。すなわち、ユーザによって選択された端末13の情報(例えば、ブルートゥース通信に必要なIDや暗号鍵等)を端末情報書き込み欄18aに書き込み、その組となったユーザ書き込み欄18bに、生体認証の個人特定によって識別されたユーザ、すなわち端末13を所持者(例えば、ユーザ番号等)の情報を書き込む。こうして、ユーザと端末13とを連携させる。
また、登録部21は、これ以外の連携の取り方として、生体認証部9による個人の特定後、まず端末13とのブルートゥース通信を実行し、このときに通信接続された端末13を、カーナビゲーションシステムの画面等に表示する。このとき、ユーザは、この表示を見て自身の端末13であることが確認できれば、その端末13の登録確定操作を実行する。登録部21は、このときに選択された端末13とユーザとの各情報を組にしてテーブル18(端末情報書き込み欄18a、ユーザ情報書き込み欄18b)に書き込む。このような方法で、ユーザ及び端末13を連携させてもよい。
図3(a)、(b)に、テーブル18の書き込み状態の一例を図示する。図3(a)に示すように、あるユーザ(同図では、簡易的に番号「1」と記す)が、自身の端末13(同図では、簡易的に番号「1」と記す)を紐付けする操作を行った場合、これら情報がテーブル18に書き込まれる。すなわち、テーブル18の端末情報書き込み欄18aに番号「1」の端末13が書き込まれ、これと同組のユーザ書き込み欄18bに番号「1」のユーザが書き込まれる。
また、図3(b)に示すように、番号「1」のユーザの登録後、別のユーザが端末13の登録を実行したとする。この場合、そのユーザ(同図では、簡易的に番号「2」と記す)が、自身の端末13(同図では、簡易的に番号「2」と記す)と紐付けする操作を行った場合、これら情報がテーブル18に書き込まれる。すなわち、テーブル18で空いている端末情報書き込み欄18aに番号「2」の端末13が書き込まれ、これと同組のユーザ書き込み欄18bに番号「2」のユーザが書き込まれる。
図2に示す通り、ステップ104において、登録部21は、ユーザと端末13とを連携する登録が完了すると、その旨をユーザに通知する。登録完了の通知は、例えばカーナビゲーションシステムの画面上でその旨を表示したり、音声で終了の旨を報知したりすることが好ましい。
[端末13の優先順の設定]
図4に示すように、ユーザが車両1を運転する場合、ユーザは車両1に乗車して、ブレーキペダルを踏み込み操作しながら、エンジンスイッチ11aのノブをプッシュ操作する。本例の場合、エンジンスイッチ11aのノブに生体情報DLの入力部10が設けられているので、エンジンスイッチ11aのノブをプッシュ操作しながら、特に意識することなく入力部10で生体情報DLが入力される。
このとき、生体認証部9は、入力部10で得た生体情報DLを基に、ユーザの個人特定を実行する。すなわち、生体認証部9は、入力部10で得た生体情報DLを基に、いまどのユーザが車両1を運転しようとしているかを識別する。そして、生体認証部9は、個人特定ができると、その個人特定結果Dkを、通信線12を通じて無線機15に出力する。
ステップ201において、取得部22は、生体認証部9から出力された個人特定結果Dkを取得する。
ステップ202において、設定部23は、取得部22で取得した個人特定結果Dkを基に、無線機15に複数登録されている端末13の無線接続の優先順を設定する。本例の設定部23は、個人特定結果Dkから割り出されたユーザに紐付く端末13を、最優先に無線接続すべき端末13として設定する。
図5(a)、(b)に、設定部23による端末13の優先順設定の具体例を示す。同図に示されるように、設定部23は、個人特定結果Dkからユーザを特定し、このユーザと紐付く端末13を、無線接続の最優先の端末13として設定する。ここで、例えば優先順設定前は、番号「1」の端末13の優先順が「1番目」、番号「2」の端末13の優先順が「2番目」、番号「3」の端末13の優先順が「3番目」とする(図5(a)参照)。このとき、番号「3」のユーザが生体認証によって個人特定された場合には、このユーザに紐付く番号「3」の端末13が1番目の優先順となり、他の端末13の優先順が1つずつ繰り下がる。本例の場合、番号「3」の端末13が「1番目」の優先順に変更され、番号「1」の端末13が「2番目」の優先順に変更され、番号「2」の端末13が「3番目」の優先順に変更される(図5(b)参照)。
無線機15は、設定部23によって優先順が1番目に設定された端末13を最優先の接続先とした通信を実行する。まず、無線機15は、周囲に通信接続できる端末13が存在するか否かを探索するために、アドバタイズを定期的に繰り返し送信する。端末13は、無線機15から送信されたアドバタイズを受信すると、自身との通信接続を要求するコネクトリクエストを無線機15に送信する。
無線機15は、アドバタイズの応答であるコネクトリクエストを端末13から受信すると、端末13とペアリングを実行する。本例の場合、生体認証を通じて特定されたユーザ、すなわち運転席に着座するユーザが所持する端末13が通信接続最優先の端末13として設定されている。このため、無線機15は、運転席のユーザの端末13とペアリングを行った際には、直ちにペアリングを成立に移行でき、端末13とのブルートゥース通信を確立できる。よって、運転席のユーザの端末13と無線機15とは、ブルートゥース通信を通じた各種情報のやり取りが可能となる。
一方、例えば助手席に乗車した他ユーザの端末13が運転席のユーザの端末13よりも先にアドバタイズを受信して、無線機15とペアリングを行ってしまうことも想定される。しかし、本例の場合、生体認証を通じて特定されたユーザの端末13が通信接続最優先に設定されているので、他ユーザの端末13からコネクトリクエストが送信されても、この端末13とはペアリングが成立に移行せず、ブルートゥース通信が確立しない。よって、ユーザの端末13に先駆けて他ユーザの端末13が無線機15と通信接続されてしまうことがない。
なお、無線機15は、接続最優先の端末13との一定時間内に接続が完了できなければ、次に優先順が高い端末13(優先順が2番目の端末)を通信相手とする通信を実行する。そして、無線機15は、通信接続が確立できるまで、通信相手の優先順を順に繰り下げて、通信が可能な端末13を探す作業を繰り返し、ブルートゥース通信を接続させる。
図6に示すように、無線機15が外部とネットワーク通信可能な場合、無線機15は、自身を通じて端末13を外部にネットワーク接続してもよい。ネットワークは、汎用的なインターネット通信が挙げられる。無線機15は、外部ネットワークとWi−Fi(登録商標)等を通じて接続される。無線機15が外部ネットワークと接続可能となれば、無線機15を通じて端末13を外部接続して、端末13で個人決済を行ったり、外部から道路状況や事故状況等のガイドを端末13に提供したりすることも可能になる。
上記実施形態の優先順設定装置16によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)優先順設定装置16には、生体情報DLを用いた生体認証によってユーザが特定された場合に、その個人特定結果Dkを取得する取得部22が設けられる。優先順設定装置16には、複数の端末13が無線機15に登録されている場合、取得部22で取得した個人特定結果Dkを基に、無線機15に通信接続する端末13の優先順を設定する設定部23が設けられる。
本例の構成によれば、無線機15に複数の端末13が登録されている場合に、生体認証によって個人特定されたユーザの端末13を、通信接続を最優先する端末13として設定する。このため、無線機15に複数の端末13が登録されていても、生体認証が実施されたユーザの端末、すなわち、いま無線機15に繋げたい可能性が高い端末13を、通信接続の最優先の端末13として設定することが可能となる。よって、無線機15及び端末13の通信接続の可能性を確保することができる。ひいては、ユーザビリティ性能を向上することができる。
(2)ユーザから生体情報DLを取り込む入力部10は、無線機15が搭載された対象物7において、その対象物7に電源を投入する際に操作する操作部11に設けられている。この場合、無線機15が搭載された対象物7の電源を入れる操作を行った際に、その操作の過程で、入力部10から生体情報DLを取り込むことが可能となる。よって、生体情報DLを入力する操作の手間を省くことができる。
(3)無線機15が搭載された対象物7は、車両1である。操作部11は、車両1で電源状態の切り換えを行う際に操作するエンジンスイッチ11aである。電源状態は、例えば電源オフ、ACCオン、イグニッションオン等がある。この場合、端末13を所持したユーザが車両1に乗車する場合に、車両1を運転するユーザの端末13を、最優先に車両1の無線機15に通信接続することが可能となる。よって、端末13を車両1の無線機15に繋げたいニーズの高い運転者の端末13を、真っ先に車両1の無線機15に通信接続することができる。
(4)優先順設定装置16には、生体認証から特定されるユーザと端末13とを紐付けて登録する登録部21が設けられる。よって、ユーザと端末13との紐付けを、必要に応じて適宜実施することができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
[生体認証及び生体情報DLについて]
・生体認証の実施タイミングは、エンジンスイッチ11aを押すタイミング、すなわちエンジンをかけるタイミングに限定されない。例えば、運転者が車両ドアを開けるタイミングや、運転席のシートに着座したタイミングなどに変更してもよい。
・生体認証は、指紋認証に限定されず、例えば顔認証、虹彩認証、静脈認証、手の平認証、声紋認証等の種々の認証を用いることができる。
・生体情報DLは、生体認証の種類に応じた種々のデータに変更してもよい。
[入力部10について]
・入力部10は、指紋センサに限らず、生体認証の種類に応じた種々のセンサが使用可能である。
・入力部10は、車両1に配置されたものに限らず、例えば端末13の指紋センサ等の機能が存在していれば、これを入力部10として用いてもよい。
・入力部10は、エンジンスイッチ11aに設けられることに限らず、例えば車両ドアのノブ、肘掛け、ステアリングホイールの把持部など、他の位置に配置されてもよい。
・入力部10は、操作部11に設けられることに限らず、操作部11以外の他の箇所に配置されてもよい。
・入力部10は、一連の運転操作の際にユーザが触れる部材に設けられることに限定されず、この操作とは関係のない位置に配置されてもよい。
[操作部11について]
・操作部11は、エンジンスイッチ11aに限定されず、車両1を用いる際に操作する部分であればよい。
・操作部11は、車内外のどちらに設けられた部材でもよい。
[無線機15について]
・無線機15及び端末13の間の通信は、ブルートゥースに限定されず、他の方式の通信としてもよい。また、電波の周波数も適宜変更できる。
・無線機15は、車両1に複数配置されてもよい。また、無線機15は、コントローラ部分が1つで、アンテナが複数設けられたものでもよい。
[登録部21、紐付け登録について]
・端末13に指紋センサ等の入力部10が設けられている場合、生体情報DLを端末13で取り込み、この生体情報DLを無線機15に送信することにより、端末13及び生体情報DLの紐付けを行ってもよい。
・紐付け登録は、専用のツールを使用した態様でもよい。
・登録部21は、無線機15に設けられることに限らず、他の部材に設けられてもよい。
・登録部21は、装置の構成要素から省略してもよい。
[取得部22、設定部23、個人特定結果Dkについて]
・取得部22及び設定部23は、無線機15に設けられることに限定されず、他のECUや装置に配置されてもよい。
・個人特定結果Dkは、生体認証を通じて個人特定においてユーザを判別できる情報であればよく、ユーザ名を表すデータ、ユーザを識別できるビット信号など、種々のデータ列が適用できる。
・個人特定結果Dkは、例えば無線機15に生体認証機能が設けられていれば、無線機15で生成されてもよい。
[その他]
・車両1のキーは、電子キー3に限定されず、端末13としてもよい。この場合、端末13が無線機15に通信された際、端末13が無線機15との通信を通じて照合ECU5と認証を行い、認証が成立すれば車両1の作動が許可又は実行される。
・優先順設定装置16の機能のオンオフを切り換えるスイッチを設け、このスイッチがオンに操作されている場合には、優先順設定装置16を有効にし、同スイッチがオフに操作されている場合には、優先順設定装置16を無効にしてもよい。
・無線機15が搭載された対象物7は、車両1に限定されず、他の機器や装置に変更してもよい。
・優先順設定装置16は、車両1に適用されることに限定されず、車両1以外の機器や装置に使用されてもよい。
次に、上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)生体情報を用いた生体認証によってユーザが特定された場合に、その個人特定結果を取得部によって取得するステップと、複数の端末が無線機に登録されている場合、前記取得部で取得した個人特定結果を基に、前記無線機に通信接続する前記端末の優先順を設定部によって設定するステップとを備えた優先順設定方法。
1…車両、10…入力部、11…操作部、11a…エンジンスイッチ12…対象物、13…端末、15…無線機、21…登録部、22…取得部、23…設定部、DL…生体情報、Dk…個人特定結果。

Claims (4)

  1. 生体情報を用いた生体認証によってユーザが特定された場合に、その個人特定結果を取得する取得部と、
    複数の端末が無線機に登録されている場合、前記取得部で取得した個人特定結果を基に、前記無線機に通信接続する前記端末の優先順を設定する設定部と
    を備えた優先順設定装置。
  2. ユーザから前記生体情報を取り込む入力部は、前記無線機が搭載された対象物において、前記対象物に電源を投入する際に操作する操作部に設けられている
    請求項1に記載の優先順設定装置。
  3. 前記対象物は、車両であり、
    前記操作部は、前記車両で電源状態の切り換えを行う際に操作するエンジンスイッチである
    請求項2に記載の優先順設定装置。
  4. 生体認証から特定されるユーザと前記端末とを紐付けて登録する登録部を備える
    請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の優先順設定装置。
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