JP2019215710A - カーシェアリングシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の利用開始時にスムーズに利用可能としながら、セキュリティを確保したカーシェアリングシステムを提供することである。【解決手段】予約記憶手段から現在時刻に予約した利用者を読み出す現在時刻予約者読出手段と、免許証情報記憶手段から、前記現在時刻予約者読出手段によって読み出した利用者の前記第1の情報を読み出す第1の情報読出手段と、ICカード免許証から前記第1の情報を読み取る第1の読取手段と、前記第1の情報読出手段によって読み出した前記第1の情報と前記第1の読取手段で読み取った前記第1の情報とを突合する第1の突合手段と、前記第1の突合手段による突合の結果が一致であると判断されたときに、前記車両のロックを解除するロック解除手段と、を備えた。【選択図】図1
Description
本発明は、カーシェアリングシステムに関する。
従来、一台の車両を複数の会員で共有し、各会員は、予約した時間にその車両を利用可能となるカーシェアリングシステムが知られている。従来のカーシェアリングシステムでは、例えば、会員それぞれに非接触ICカードである会員証を提供し、車両の利用時には会員証を車載のカードリーダーにかざすことで車両のロックが解除される仕組みを採用している。
ところで、上述のような従来のカーシェアリングシステムでは、会員は、車両のロック解除のために会員証を携帯していなければ予約した車両を利用することができない。このため、会員証の常時携帯を会員に強いることになり、利用者の利便性に欠けるという問題があった。
これに対して、特許文献1に記載の発明では、車両の運転に欠かせない運転免許証であるICカード免許証を、車載器に接続されたカードリーダーにかざすことで、車両のセキュリティを解除可能なカーシェアリングシステムの認証システムを開示し、会員証の常時携帯を会員に強いることをなくすようにしている。
しかしながら、特許文献1に記載の認証システムでは、車両の利用開始時に、車載器はICカード免許証のICチップに記憶された情報のうち暗証番号を入力せずとも読み取れる情報を入手した後に、この情報をもとにサーバーに問い合わせて会員があらかじめサーバーに登録した暗証番号を入手し、続いて車載器はサーバーから入手した暗証番号を用いてICカード免許証のICチップに記憶された情報のうち暗証番号を入力することで読み取れる情報を読み取り、この読み取った情報をもとにサーバーに問い合わせて予約の確認をするという、何度も通信を行う複雑な処理が必要であるという問題があった。
車載器とサーバーとの通信は無線で行うことになるが、特許文献1に記載の発明のように車載器とサーバーとで何度も通信を行うのでは、特に通信環境が悪い状況では通信時間が長引いてしまうおそれがある。カーシェアリングシステムの会員は、車両の利用開始時に、早く利用したい気持ちが強く、通信時間が長引くことで会員を待たせることは、利用意欲を減退させることになってしまう。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、車両の利用開始時にスムーズに利用可能としながら、セキュリティを確保したカーシェアリングシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、利用者の予約時間に車両の利用を許容するカーシェアリングシステムであって、ICカード免許証に記憶された情報は、暗証番号と、前記暗証番号を入力せずとも読み取り可能な情報である第1の情報と、前記暗証番号を入力することで読み取り可能な情報である第2の情報と、を含み、利用者に対応付けて、利用者のICカード免許証の前記暗証番号、前記第1の情報及び前記第2の情報を記憶する免許証情報記憶手段と、各時刻に対応付けて、各時刻に前記車両を予約した利用者を記憶する予約記憶手段と、前記予約記憶手段から現在時刻に予約した利用者を読み出す現在時刻予約者読出手段と、前記免許証情報記憶手段から、前記現在時刻予約者読出手段によって読み出した利用者の前記第1の情報を読み出す第1の情報読出手段と、ICカード免許証から前記第1の情報を読み取る第1の読取手段と、前記第1の情報読出手段によって読み出した前記第1の情報と前記第1の読取手段で読み取った前記第1の情報とを突合する第1の突合手段と、前記第1の突合手段による突合の結果が一致であると判断されたときに、前記車両のロックを解除するロック解除手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、車両の利用開始時にスムーズに利用可能としながら、セキュリティを確保したカーシェアリングシステムを提供することができる。
以下、本発明に係るカーシェアリングシステムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態は本発明に係るシステムの好適な具体例であり、一般的なハードウェア、ソフトウェア構成に即した種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。また、以下に示す実施形態における構成要素は、適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下に示す実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
図1は、本発明の実施例1に係るカーシェアリングシステムの構成を示すブロック図である。カーシェアリングシステム1は、図1に示すように、カーシェアリングの対象である車両2、5及び6と、システムの制御を行うサーバー3とを、ネットワーク4で接続して構成される。車両2、5及び6は移動体であるため、ネットワーク4の少なくとも一部の区間は無線網で構成される。車両2、5及び6は、同様の構成であるので、以下では、代表して車両2の構成について説明する。なお、図1では、3台の車両を図示しているが、本実施例のカーシェアリングシステム1は、車両の台数を限定するものではない。
車両2は、車載器200を搭載する。車載器200は、車載器200全体の制御を行う制御部201と、制御部201で実行するプログラムや制御に必要なデータを記憶する記憶部202と、ネットワーク4を介してサーバー3と通信する通信部203と、車両の運転免許証であるICカード免許証に記憶された情報を読み取ることができる非接触型のICカードリーダーとしてのカードリーダー204と、車両2に対するロックの実施及び解除を行うロック部205と、を有して構成される。
カードリーダー204は、ICカード免許証の仕様に応じ、例えば、NFC(近距離無線通信)の規格による技術を利用して、ICカード免許証に記憶されたデータを非接触で読み取ることが可能である。カードリーダー204は、例えば、車両2の内部であって、車両2の後部座席横の窓や後ろ側の窓の、運転者の視界を邪魔しない位置に設けられる。
ICカード免許証に記憶された情報は、暗証番号と、暗証番号を入力せずとも読み取り可能な情報である第1の情報と、暗証番号を入力することで読み取り可能な情報である第2の情報と、を含む。暗証番号は、例えば、利用者がICカード免許証の交付を受ける際に設定した番号である。暗証番号としては、数字に限らず、文字、記号、数字のいずれか又はこれらの組み合わせであるパスワードを用いてもよい。なお、複数の暗証番号を設けて、複数の暗証番号のうちのいずれを入力したかによって、ICカード免許証に記憶された情報を段階的に読み取れる構成であってもよい。
ICカード免許証に記憶された第1の情報は、例えば、そのICカード免許証の交付を受けた日の年月日である交付日、及びそのICカード免許証の有効期限を示す更新期限を含む。また、第1暗証番号及び第2暗証番号の二つの暗証番号を設けた構成において、ICカード免許証に記憶された第2の情報は、第1暗証番号のみを入力することで読み取れる情報として、例えば、そのICカード免許証の所有者の氏名、生年月日、住所等の個人情報、免許の種類、免許証番号を含み、第1暗証番号及び第2暗証番号を入力することで読み取れる情報として、例えば、そのICカード免許証の所有者の本籍及び顔写真を含む。
ロック部205によって車両2のロックが実施されている場合には、利用者は、車両2に乗車することができず、車両2を利用することができない。ロック部205によって車両2のロックが解除されている場合には、利用者は、車両2に乗車することができ、車両2を利用することができる。ロック部205による車両2のロックの解除は、例えば、車両2の運転席側のドアのロックの解除であり、ロック部205による車両2のロックの実施は、例えば、車両2のすべてのドアのロックの実施である。
サーバー3は、サーバー3全体の制御を行う制御部301と、制御部301で実行するプログラムや制御に必要なデータを記憶する記憶部302と、ネットワーク4を介して車両2、5及び6と通信する通信部303と、を有して構成される。サーバー3は、例えば、カーシェアリングシステム1を運営する事業者によって提供される。
次に、図1に示したカーシェアリングシステム1の機能構成について説明する。図2は、図1のカーシェアリングシステム1における車両利用開始時の動作に係る構成を示すブロック図である。カーシェアリングシステム1は、利用者に対応付けて、利用者のICカード免許証の暗証番号、第1の情報及び第2の情報を記憶する免許証情報記憶手段11と、各時刻に対応付けて、各時刻に各車両を予約した利用者を記憶する予約記憶手段12と、予約記憶手段12から現在時刻に予約した利用者を読み出す現在時刻予約者読出手段13と、免許証情報記憶手段11から、現在時刻予約者読出手段13によって読み出した利用者の第1の情報を読み出す第1の情報読出手段14と、ICカード免許証から第1の情報を読み取る第1の読取手段15と、第1の情報読出手段14によって読み出した第1の情報と第1の読取手段15で読み取った第1の情報とを突合する第1の突合手段16と、第1の突合手段16による突合の結果が一致であると判断されたときに、該当する車両のロックを解除するロック解除手段17と、第1の突合手段16による突合の結果が一致であると判断されたときに、利用状態フラグを利用中であることを示す状態に設定する利用状態フラグ設定手段18と、を備えている。
図1に示した車載器200の制御部201は、記憶部202に記憶してあるプログラムを実行することで、詳しくは後述するように、図2に示す各構成として機能する。また、図1に示したサーバー3の制御部301は、記憶部302に記憶してあるプログラムを実行することで、詳しくは後述するように、図2に示す各構成として機能する。利用状態フラグ設定手段18は、例えば、図1に示した制御部301及び記憶部302によって構成される。すなわち、利用状態フラグは記憶部302に記憶される。利用状態フラグ設定手段18は、例えば、図1に示した制御部201及び記憶部202によって構成されてもよい。すなわち、利用状態フラグは記憶部202に記憶されてもよい。利用状態フラグが記憶部302と記憶部202の双方にある場合、値を同期させることが望ましい。利用状態フラグ設定手段18は、ロック解除手段17によって車両のロックが解除されたときに、利用状態フラグを利用中であることを示す状態に設定するものであってもよい。利用状態フラグは、車両ごとに設けられたフラグであり、その車両が利用中であるか否かを示す。
カーシェアリングシステム1を運営する事業者は、カーシェアリングシステム1を用いたカーシェアリングサービスの会員である利用者のそれぞれに対し、各自のICカード免許証の暗証番号、第1の情報及び第2の情報の届け出を依頼し、届け出された暗証番号、第1の情報及び第2の情報を、その利用者に対応付けて、免許証情報記憶手段11にあらかじめ記憶しておく。各利用者は、例えば会員番号である利用者IDによって識別される。免許証情報記憶手段11に記憶されるデータ構成の一例を図3に示す。免許証情報記憶手段11は、利用者ID110ごとに、暗証番号111、第1の情報112及び第2の情報113を記憶する。免許証情報記憶手段11は、例えば、図1に示した記憶部302によって構成される。
カーシェアリングシステム1を用いたカーシェアリングサービスにおいて、利用者による車両の予約は、不図示の予約システムによって行われる。予約システムは、予約結果を予約記憶手段12に記憶する。予約記憶手段12に記憶されるデータ構成の一例を図4に示す。予約システムは、カーシェアリングシステム1を用いたカーシェアリングサービスで提供可能な車両2、5及び6のそれぞれを識別可能に付した車両ID120ごとに、予約時刻121及び、その予約をした利用者を示す利用者ID110を、予約記憶手段12に記憶する。予約記憶手段12は、例えば、図1に示した記憶部302によって構成される。
次に、カーシェアリングシステム1の車両利用開始時の動作についてフローチャートを参照しながら説明する。図5は、カーシェアリングシステム1の車両利用開始時における車載器200の動作を示すフローチャートである。図6は、カーシェアリングシステム1の車両利用開始時におけるサーバー3の動作を示すフローチャートである。ここでは、利用者が車両2を利用する場合について説明する。
まず、図5のステップS51において、車載器200の制御部201及びカードリーダー204は、図2の第1の読取手段15として機能し、ICカード免許証がカードリーダー204にかざされたことにより、ICカード免許証から第1の情報を読み取る。ステップS51で第1の情報を読み取れた場合(ステップS51:Yes)は、ステップS52に進む。ICカード免許証がカードリーダー204にかざされていない場合など第1の情報を読み取れない場合(ステップS51:No)は、ステップS51で待機する。
次に、ステップS52では、車載器200の制御部201及び通信部203は、ステップS51で読み取った第1の情報、及び車載器200が搭載されている車両2の車両IDを、サーバー3に送信する。この後、車載器200では、サーバー3からの突合結果を待つ(ステップS53)。
図6のステップS61において、サーバー3の制御部301は、車載器200からの第1の情報を待つ。車載器200からの第1の情報を受信した場合(ステップS61:Yes)は、ステップS62に進む。車載器200からの第1の情報を受信していない場合(ステップS62:No)は、ステップS61で待機する。
ステップS62では、サーバー3の制御部301は、図2の現在時刻予約者読出手段13として機能し、ステップS61で受信した第1の情報とともに送信されてきた車両IDと現在時刻をキーにして、予約記憶手段12に記憶されている情報を検索し、現在時刻を予約時刻121とし、受信した車両IDに該当する車両2を予約している利用者の利用者ID110を取得する。
続いて、ステップS63では、サーバー3の制御部301は、図2の第1の情報読出手段14として機能し、ステップS62で取得した利用者ID110をキーにして、免許証情報記憶手段11に記憶されている情報を検索し、当該利用者ID120の利用者の第1の情報112を取得する。
続いて、ステップS64では、サーバー3の制御部301は、図2の第1の突合手段16として機能し、ステップS61で受信した第1の情報と、ステップS63で取得した第1の情報112と、を突合する。ステップS65では、サーバー3の制御部301は、ステップS64の突合結果が一致(ステップS65:Yes)であれば、ステップS66に進む。ステップS65において、ステップS64の突合結果が一致ではない場合(ステップS65:No)は、ステップS61に戻る。なお、ステップS65において、ステップS64の突合結果が一致ではない場合には、その旨をログとして記憶部302に記憶してもよいし、現在時刻に予約している利用者のものではないICカード免許証がカードリーダー204にかざされた旨を、サーバー3の不図示の表示部や、車載器200の不図示の表示部に表示するようにしてもよい。
続いて、ステップS66では、サーバー3の制御部301及び通信部303は、一致であるという突合結果を車載器200に送信する。続いて、ステップS67では、サーバー3の制御部301及び記憶部302は、図2の利用状態フラグ設定手段18として機能し、利用状態フラグを利用中であることを示す状態に設定する。なお、図6のフローチャートでは、ステップS65の突合結果が一致であるときに利用状態フラグ設定手段18が利用状態フラグを利用中であることを示す状態に設定しているが、利用状態フラグ設定手段18は、ロック解除手段17によって車両のロックが解除されたときに、利用状態フラグを利用中であることを示す状態に設定するものであってもよい。また、利用状態フラグ設定手段18によって設定される利用状態フラグは、記憶部302に記憶するものであってもよいし、記憶部202に記憶するものであってもよい。
図5のステップS53に戻り、車載器200の制御部201及び通信部203によってサーバー3からの突合結果を受信し、突合結果が一致であった場合(図6のステップS65及びS66において突合結果が一致でない場合も突合結果を送信するようにしてもよい)には(ステップS53:Yes)、ステップS54に進む。ステップS53において、突合結果が一致でない場合やあらかじめ定めた時間経過しても突合結果を受信できない場合には(ステップS53:No)、ステップS51に戻る。
続いて、ステップS54では、車載器200の制御部201及びロック部205は、図2のロック解除手段17として機能し、車両2のロックを解除する。
次に、カーシェアリングの利用を終了し、車両2を返却する際のカーシェアリングシステム1の動作について説明する。図7は、図1のカーシェアリングシステム1における車両返却時の動作に係る構成を示すブロック図である。カーシェアリングシステム1は、第1の突合手段16による突合の結果が一致であると判断されたときに、利用状態フラグを利用中であることを示す状態に設定する利用状態フラグ設定手段18と、免許証情報記憶手段11から、現在時刻予約者読出手段13によって読み出した利用者の暗証番号111を読み出す暗証番号読出手段19と、免許証情報記憶手段11から、現在時刻予約者読出手段13によって読み出した利用者の第2の情報113を読み出す第2の情報読出手段20と、暗証番号読出手段19によって読み出した暗証番号111をICカード免許証に入力し、ICカード免許証から第2の情報を読み取る第2の読取手段21と、第2の情報読出手段20によって読み出した第2の情報113と第2の読取手段21で読み取った第2の情報とを突合する第2の突合手段22と、利用状態フラグが現在利用中であることを示す状態であるときに、第2の突合手段22による突合の結果が一致であると判断されたときに、車両2をロックするロック手段23と、を備えている。また、利用状態フラグ設定手段18は、第2の突合手段16による突合の結果が一致であると判断されたときに、利用状態フラグを利用中ではないことを示す状態に設定する。
図1に示した車載器200の制御部201は、記憶部202に記憶してあるプログラムを実行することで、詳しくは後述するように、図7に示す各構成として機能する。また、図1に示したサーバー3の制御部301は、記憶部302に記憶してあるプログラムを実行することで、詳しくは後述するように、図7に示す各構成として機能する。利用状態フラグ設定手段18は、ロック手段23によって車両2がロックされたときに、利用状態フラグを利用中ではないことを示す状態に設定するものであってもよい。
次に、カーシェアリングシステム1の車両返却時の動作についてフローチャートを参照しながら説明する。図8は、カーシェアリングシステム1の車両返却時における車載器200の動作を示すフローチャートである。図9は、カーシェアリングシステム1の車両返却時におけるサーバー3の動作を示すフローチャートである。ここでは、利用者が車両2の利用を終了し、返却する場合について説明する。
まず、図8のステップS81において、車載器200の制御部201は、利用状態フラグが利用中であることを示す状態であるかを判断する。利用状態フラグがサーバー3の記憶部302に記憶してある場合には、車載器200の制御部201はサーバー3から利用状態フラグを受信する。利用状態フラグが利用中であることを示す状態ではない場合(ステップS81:No)には、ステップS81で待機する。利用状態フラグが利用中であることを示す状態である場合(ステップS81:Yes)には、ステップS82に進む。
ステップS82では、車載器200の制御部201及び通信部203は、暗証番号111をサーバー3から受信するのを待つ。一方、図9のステップS91では、サーバー3の制御部301は、図7の暗証番号読出手段19として機能し、車両2を現在予約している利用者のICカード免許証に係る暗証番号111を、あらかじめ登録してある免許証情報記憶手段11から読み出して取得する。
ステップS91に続くステップS92では、サーバー3の制御部301及び通信部303は、ステップS91で取得した暗証番号111を車載器200に送信する。ステップS93では、サーバー3の制御部301及び通信部303は、第2の情報を車載器200から受信するのを待つ。一方、図8のステップS82では、車載器200の制御部201及び通信部203は、図9のステップS92で送信された暗証番号を受信し、ステップS83に進む。
ステップS83では、車載器200の制御部201及びカードリーダー204は、図7の第2の読取手段21として機能し、ステップS82でサーバー3から受信した暗証番号を、カードリーダー204にかざされたICカード免許証に入力し、ICカード免許証から第2の情報を読み取る。このステップS83において、暗証番号違いなどによりICカード免許証から第2の情報を読み取れなかった場合は、暗証番号異常処理として、車載器200でエラー表示、暗証番号異常をサーバー3に通知するようにしてもよい。暗証番号異常の通知を受けたサーバー3では、暗証番号異常処理として、暗証番号異常の旨を記憶部302に記録する、今回の車両2の利用が予約者による利用ではない可能性があるので予約者に対する車両2の利用費用の請求を行わない、今回の車両2の予約者を今後の監視対象とする要監視者として記憶部302に記録する、などの処理のいずれか又は組み合わせを行うようにしてもよい。
ステップS83に続くステップS84では、車載器200の制御部201及び通信部203は、ステップS83で読み取った第2の情報をサーバー3に送信する。続くステップS85では、車載器200の制御部201及び通信部203は、サーバーからの突合結果を待つ。一方、図9のステップS93では、サーバー3の制御部301及び通信部303は、ステップS84で車載器200が送信した第2の情報を受信し(ステップS93:Yes)、ステップS94へ進む。
ステップS94では、サーバー3の制御部301は、図7の第2の情報読出手段20として機能し、車両2を現在予約している利用者のICカード免許証に係る第2の情報113を、あらかじめ登録してある免許証情報記憶手段11から読み出して取得する。
ステップS94に続くステップS95では、サーバー3の制御部301は、図7の第2の突合手段22として機能し、ステップS93で車載器200から受信した第2の情報と、ステップS94で取得した第2の情報113と、を突合する。ステップS96では、サーバー3の制御部301は、ステップS95の突合結果が一致(ステップS96:Yes)であれば、ステップS97に進む。ステップS96において、ステップS95の突合結果が一致ではない場合(ステップS96:No)は、ステップS93に戻る。なお、ステップS96において、ステップS95の突合結果が一致ではない場合には、第2の情報異常処理として、サーバー3でエラー表示、第2の情報異常を車載器200に通知、車載器200でエラー表示するようにしてもよい。第2の情報異常(ステップS96の突合結果が不一致)を検知したサーバー3では、第2の情報異常処理として、第2の情報異常の旨を記憶部302に記録する、今回の車両2の利用が予約者による利用ではない可能性があるので予約者に対する車両2の利用費用の請求を行わない、今回の車両2の予約者を今後の監視対象とする要監視者として記憶部302に記録する、などの処理のいずれか又は組み合わせを行うようにしてもよい。
続いて、ステップS97では、サーバー3の制御部301及び通信部303は、一致であるという突合結果を車載器200に送信する。続いて、ステップS98では、サーバー3の制御部301及び記憶部302は、図7の利用状態フラグ設定手段18として機能し、利用状態フラグを利用中ではないことを示す状態すなわち非利用中であることを示す状態に設定する。なお、図9のフローチャートでは、ステップS96の突合結果が一致であるときに利用状態フラグ設定手段18が利用状態フラグを非利用中であることを示す状態に設定しているが、利用状態フラグ設定手段18は、ロック手段23によって車両のロックが実施されたときに、利用状態フラグを非利用中であることを示す状態に設定するものであってもよい。
図8のステップS85に戻り、車載器200の制御部201及び通信部203によってサーバー3からの突合結果を受信し、突合結果が一致であった場合(図9のステップS96及びS97において突合結果が一致でない場合も突合結果を送信するようにしてもよい)には(ステップS85:Yes)、ステップS86に進む。ステップS85において、突合結果が一致でない場合やあらかじめ定めた時間経過しても突合結果を受信できない場合には(ステップS85:No)、ステップS81に戻る。
続いて、ステップS86では、車載器200の制御部201及びロック部205は、図7のロック手段23として機能し、車両2のロックを実施する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。本発明の目的は、上述の実施例の機能を実現するプログラムコード(コンピュータプログラム)を格納した記憶媒体をシステムあるいは装置に供給し、供給されたシステムあるいは装置のコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施例の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、上述した実施形態では、コンピュータがプログラムを実行することにより、各処理部として機能するものとしたが、処理の一部または全部を専用の電子回路(ハードウェア)で構成するようにしても構わない。本発明は、説明された特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 カーシェアリングシステム
2、5、6 車両
3 サーバー
4 ネットワーク
200 車載器
201 制御部
202 記憶部
203 通信部
204 カードリーダー
205 ロック部
2、5、6 車両
3 サーバー
4 ネットワーク
200 車載器
201 制御部
202 記憶部
203 通信部
204 カードリーダー
205 ロック部
Claims (4)
- 利用者の予約時間に車両の利用を許容するカーシェアリングシステムであって、
ICカード免許証に記憶された情報は、暗証番号と、前記暗証番号を入力せずとも読み取り可能な情報である第1の情報と、前記暗証番号を入力することで読み取り可能な情報である第2の情報と、を含み、
利用者に対応付けて、利用者のICカード免許証の前記暗証番号、前記第1の情報及び前記第2の情報を記憶する免許証情報記憶手段と、
各時刻に対応付けて、各時刻に前記車両を予約した利用者を記憶する予約記憶手段と、
前記予約記憶手段から現在時刻に予約した利用者を読み出す現在時刻予約者読出手段と、
前記免許証情報記憶手段から、前記現在時刻予約者読出手段によって読み出した利用者の前記第1の情報を読み出す第1の情報読出手段と、
ICカード免許証から前記第1の情報を読み取る第1の読取手段と、
前記第1の情報読出手段によって読み出した前記第1の情報と前記第1の読取手段で読み取った前記第1の情報とを突合する第1の突合手段と、
前記第1の突合手段による突合の結果が一致であると判断されたときに、前記車両のロックを解除するロック解除手段と、
を備えたことを特徴とするカーシェアリングシステム。 - 請求項1に記載のカーシェアリングシステムであって、
前記ロック解除手段によって前記車両のロックが解除されたときに、利用状態フラグを利用中であることを示す状態に設定する利用状態フラグ設定手段と、
前記免許証情報記憶手段から、前記現在時刻予約者読出手段によって読み出した利用者の前記暗証番号を読み出す暗証番号読出手段と、
前記免許証情報記憶手段から、前記現在時刻予約者読出手段によって読み出した利用者の前記第2の情報を読み出す第2の情報読出手段と、
前記暗証番号読出手段によって読み出した前記暗証番号をICカード免許証に入力し、ICカード免許証から前記第2の情報を読み取る第2の読取手段と、
前記第2の情報読出手段によって読み出した前記第2の情報と前記第2の読取手段で読み取った前記第2の情報とを突合する第2の突合手段と、
前記利用状態フラグが現在利用中であることを示す状態であるときに、前記第2の突合手段による突合の結果が一致であると判断されたときに、前記車両をロックするロック手段と、
を備え、
前記利用状態フラグ設定手段は、前記ロック手段によって前記車両がロックされたときに、前記利用状態フラグを利用中ではないことを示す状態に設定する、
ことを特徴とするカーシェアリングシステム。 - 請求項2に記載のカーシェアリングシステムであって、
前記第2の読取手段は、前記暗証番号読出手段によって読み出した前記暗証番号をICカード免許証に入力し、ICカード免許証から前記第2の情報を読み取ることができなかった場合、暗証番号異常処理を行う
ことを特徴とするカーシェアリングシステム。 - 請求項2又は3に記載のカーシェアリングシステムであって、
前記第2の突合手段は、前記利用状態フラグが現在利用中であることを示す状態であるときに、前記第2の突合手段による突合の結果が不一致であると判断された場合、第2の情報異常処理を行う
ことを特徴とするカーシェアリングシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018112625A JP2019215710A (ja) | 2018-06-13 | 2018-06-13 | カーシェアリングシステム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018112625A JP2019215710A (ja) | 2018-06-13 | 2018-06-13 | カーシェアリングシステム |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019215710A true JP2019215710A (ja) | 2019-12-19 |
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ID=68918736
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11932166B2 (en) | 2020-03-03 | 2024-03-19 | Koito Manufacturing Co., Ltd. | Road surface drawing system, lamp system, and vehicle display system |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015069584A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 株式会社日立製作所 | カーシェアリングサービスシステム及びカーシェアリングサービス提供方法 |
JP2017151501A (ja) * | 2016-02-22 | 2017-08-31 | 株式会社サージュ | 車両予約システム、車両予約方法、プログラムおよびコンピューター読み取り可能な記録媒体 |
-
2018
- 2018-06-13 JP JP2018112625A patent/JP2019215710A/ja active Pending
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